JP7314996B2 - 無線通信システム、無線通信方法、無線局装置および無線局装置の制御装置 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法、無線局装置および無線局装置の制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線LAN(Local Area Network)の稠密環境において、各無線局のCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)制御に起因するスループットの低下を改善する無線通信システム、無線通信方法無線局装置および無線局装置の制御装置に関す
る。
近年、ノートパソコンやスマートフォン等の持ち運び可能で高性能な無線端末の普及により企業や公共スペースだけではなく、一般家庭でもIEEE802.11標準規格の無線LANが広く使われるようになっている。IEEE802.11標準規格の無線LANには、 2.4GHz帯を用いるIEEE802.11b/g/n 規格の無線LANと、5GHz帯を用いるIEEE802.11a/n/ac規格の無線LANがある。
IEEE802.11b規格やIEEE802.11g規格の無線LANでは、2400MHzから2483.5MHz間に5MHz間隔で13チャネルが用意されている。ただし、同一場所で複数のチャネルを使用する際は、干渉を避けるためスペクトルが重ならないようにチャネルを使用すると最大で3チャネル、場合によっては4チャネルまで同時に使用できる。
IEEE802.11a規格の無線LANでは、日本の場合は、5170MHzから5330MHz間と、5490MHzから5710MHz間で、それぞれ互いに重ならない8チャネルおよび11チャネルの合計19チャネルが規定されている。なお、IEEE802.11a規格では、チャネル当たりの帯域幅が20MHzに固定されている。
無線LANの最大伝送速度は、IEEE802.11b規格の場合は11Mbps であり、IEEE802.11a規格やIEEE802.11g規格の場合は54Mbps である。ただし、ここでの伝送速度は物理レイヤ上での伝送速度である。実際にはMAC(Medium Access Control )レイヤでの伝送効率が50~70%程度であるため、実際のスループットの上限値はIEEE802.11b規格では5Mbps 程度、IEEE802.11a規格やIEEE802.11g規格では30Mbps 程度である。また、伝送速度は、情報を送信しようとする無線局が増えればさらに低下する。
一方で、有線LANでは、Ethernet(登録商標)の100Base-T インタフェースをはじめ、各家庭にも光ファイバを用いたFTTH(Fiber to the home)の普及から、 100Mbps ~1Gbps 級の高速回線の提供が普及しており、無線LANにおいても更なる伝送速度の高速化が求められている。
そのため、2009年に標準化が完了したIEEE802.11n規格では、これまで20MHzと固定されていたチャネル帯域幅が最大で40MHzに拡大され、また、空間多重送信技術(MIMO:Multiple input multiple output)技術の導入が決定された。IEEE802.11n規格で規定されているすべての機能を適用して送受信を行うと、物理レイヤでは最大で 600Mbps の通信速度を実現可能である。
さらに、2013年に標準化が完了したIEEE802.11ac規格では、チャネル帯域幅を80MHzや最大で 160MHz(または80+80MHz)まで拡大することや、空間分割多元接続(SDMA:Space Division Multiple Access)を適用したマルチユーザMIMO(MU-MIMO)送信方法の導入が決定している。IEEE802.11ac規格で規定されているすべての機能を適用して送受信を行うと、物理レイヤでは最大で約 6.9Gbps の通信速度を実現可能である。
また、現在策定中のIEEE802.11ax規格では、上記の20MHz,40MHz,80MHz,160 MHz,80+80MHzのチャネルを細かいサブチャネルに分け、フレームの送受信ができるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access )が規定される見込みである。OFDMAを用いると、上記チャネルを細かいサブチャネルに分けてリソースユニット単位で複数の無線局による同時送信が可能となる。さらに、IEEE802.11ax規格では、キャリアセンス閾値(CCA閾値)制御により周辺の他セルからの干渉を抑えつつ通信機会を増大する機能が規定される見込みである。
IEEE802.11規格の無線LANは、 2.4GHz帯または5GHz帯の免許不要な周波数帯で運用するため、IEEE802.11規格の無線基地局は、無線LANセル(BSS:Basic Service Set )を形成する際に、自無線基地局で対応可能な周波数チャネルの中から1つの周波数チャネルを選択して運用する。
自セルで使用するチャネル、帯域幅およびそれ以外のパラメータの設定値および自無線基地局において対応可能なその他のパラメータは、定期的に送信するBeaconフレームや、無線端末から受信するProbe Request フレームに対するProbe responseフレーム等に記載し、運用が決定された周波数チャネル上でフレームを送信し、配下の無線端末および周辺の他無線局に通知することで、セルの運用を行っている。
無線基地局において、周波数チャネルや帯域幅およびその他のパラメータの選択および設定方法には、次の4つの方法がある。
(1) 無線基地局の製造メーカで設定されたデフォルトのパラメータ値をそのまま使用する方法
(2) 無線基地局を運用するユーザが手動で設定した値を使用する方法
(3) 各無線基地局が起動時に自局において検知する無線環境情報に基づいて自律的にパラメータ値を選択して設定する方法
(4) 無線LANコントローラなどの集中制御局で決定されたパラメータ値を設定する方法
また、同一場所で同時に使えるチャネル数は、通信に用いるチャネル帯域幅によって、 2.4GHz帯の無線LANでは3つ、5GHz帯の無線LANでは2つ,4つ,9つ,または19のチャネルになるので、実際に無線LANを導入する際には無線基地局が自BSS内で使用するチャネルを選択する必要がある(非特許文献1)。
チャネル帯域幅を40MHz、80MHz、 160MHzまたは80+80MHzと広くする場合、5GHz帯において同一場所で同時に使えるチャネル数は、チャネル帯域幅が20MHzで19チャネルだったものが、9チャネル、4チャネル、2チャネルと少なくなる。すなわち、チャネル帯域幅が増加するにつれて、使えるチャネル数が低減することになる。
使用可能なチャネル数よりもBSS数が多い無線LANの稠密環境では、複数のBSSが同一チャネルを使うことになる(OBSS:Overlapping BSS )。そのため無線LANでは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を用いて、キャリアセンスによりチャネルが空いているときにのみデータの送信を行う自律分散的なアクセス制御が使われている。
具体的には、送信要求が発生した無線局は、まず所定のセンシング期間(DIFS:Distributed Inter-Frame Space )だけキャリアセンスを行って無線媒体の状態を監視し、この間に他の無線局による送信信号が存在しなければ、ランダム・バックオフを行う。無線局は、引き続きランダム・バックオフ期間中もキャリアセンスを行うが、この間にも他の無線局による送信信号が存在しない場合に、チャネルの利用権を得る。なお、他の無線局による送受信は、予め設定されたキャリアセンス閾値よりも大きな信号を受信するか否かで判断される。チャネルの利用権を得た無線局は、同一BSS内の他の無線局にデータを送信し、またそれらの無線局からデータを受信できる。このようなCSMA/CA制御を行う場合、同一チャネルを使用する無線LANの稠密環境では、キャリアセンスによりチャネルがビジーになる頻度が高くなるためスループットが低下する。したがって、周辺環境をモニタリングし、適切なチャネルを選択し、同時送受信を可能とする送信電力値およびキャリアセンス閾値を選択することが重要となる。
守倉正博、久保田周治監修、「802.11高速無線LAN教科書」改訂三版、インプレスR&D、2008年3月.
無線基地局の運用周波数帯である 2.4GHz/5GHz種別や、運用周波数帯における利用チャネルの選択などの上記パラメータの選択方法は、IEEE802.11標準規格で定まっていないため、各ベンダーが独自の方法を採用している。
また、各無線局は自律分散的に上記パラメータを選択するため、システム全体としても最適化はできなく、特に無線局数が多い環境ではユーザ品質が大きく劣化する問題がある。
さらに、近年では、複数の無線モジュールが搭載された無線局が増えてきている。同一筐体の中に複数の無線モジュールを搭載し、周波数帯や利用チャネルを済み分けることで使用帯域を広くしサービスエリア内のユーザスループットを高めるのが狙いである。
しかし、搭載各無線モジュールの利用周波数帯や利用チャネルを適切に設定しなければ、周辺他無線局だけではなく、互いの無線モジュールが干渉してしまい、想定するサービス提供をできなくなる。
本発明は、無線局が搭載する複数の無線モジュールの運用周波数チャネルを適切に設定することで、システム全体としてスループットの改善を図り、各ユーザに対して品質の高い無線環境を実現することができる無線通信システム、無線通信方法無線局装置および無線局装置の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、共用周波数帯上で運用される複数の無線モジュールが搭載された無線局が送信する無線通信システムにおいて、無線局は、自局能力情報および周辺の無線環境情報を含む環境情報を制御装置に通知し、複数の無線モジュールに該制御装置から通知された周波数チャネルを設定する手段を備え、制御装置は、各無線局より収集した環境情報を基に、予め定められた制御指針に基づいて各無線局の各無線モジュールの周波数チャネルを算出し、無線局に通知する手段を備える。
第2の発明は、共用周波数帯上で運用される複数の無線モジュールが搭載された無線局が送信する無線通信方法において、無線局は、自局能力情報および周辺の無線環境情報を含む環境情報を制御装置に通知し、複数の無線モジュールに該制御装置から通知された周波数チャネルを設定し、制御装置は、各無線局より収集した環境情報を基に、予め定められた制御指針に基づいて各無線局の各無線モジュールの周波数チャネルを算出し、無線局に通知する。
第3の発明は、共用周波数帯上で運用される複数の無線モジュールが搭載された無線局装置において、自局能力情報および周辺の無線環境情報を含む環境情報を制御装置に通知する手段と、制御装置が各無線局より収集した環境情報を基に、予め定められた制御指針に基づいて算出した複数の無線モジュールの周波数チャネルを入力して設定する手段とを備える。
本発明は、無線局が搭載する複数の無線モジュールの運用周波数チャネルを適切に設定することができるので、システム全体としてスループットの改善を図り、各ユーザに対して品質の高い無線環境を実現することができる。
本発明における無線通信システムの構成例を示す図である。 無線基地局(AP)10の構成例を示す図である。 制御装置20の構成例を示す図である。 本発明による制御例を示す図である。 本発明における制御装置20の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の実施例を説明する図である。
図1は、本発明における無線通信システムの構成例を示す。ここでは、共用周波数帯上で運用される複数の無線モジュール(RF)を搭載した無線局として、無線基地局(APの周波数チャネル制御を例に説明する。
図1において、無線通信システムは、複数の無線基地局(AP)10-1~10-2が制御装置20に接続される構成である。各AP10-1~10-2は、それぞれ1または複数の無線モジュール(RF)を備え、それぞれ配下の無線端末(図示せず)と通信する。各AP10-1~10-2は、制御装置20に環境情報を通知し、制御装置20から通知された運用パラメータ情報を基に各RFを運用する。ここでの運用パラメータ情報は、各RFで運用する周波数チャネルである。
図2は、無線基地局(AP)10の構成例を示す。
図2において、AP10は、搭載する各RFの能力情報を保持する自局能力情報保持部11と、周辺の無線環境情報を収集する周辺無線環境情報収集部12と、これらの能力情報や周辺無線環境情報を含む環境情報を制御装置20に通知する環境情報通知部13と、制御装置20から通知される運用パラメータ情報を基に、各RFの運用パラメータ(周波数チャネル)を設定する運用パラメータ設定部14と、RFを含む無線通信部15-1,15-2と、制御装置20と有線または無線により通信を行う制御装置通信部16より構成される。
図3は、制御装置20の構成例を示す。
図3において、制御装置20は、各AP10から通知される環境情報を収集する環境情報収集部21と、収集した環境情報を保持する環境情報保持部22と、収集・保持された環境情報を基に各AP10が搭載する各RFの運用パラメータ(周波数チャネル)を決定する運用パラメータ算出部23と、決定した運用パラメータ(周波数チャネル)を通知する運用パラメータ通知部24と、各AP10と有線または無線により通信を行うAP通信部25より構成される。
図5は、本発明における制御装置20の制御フローを示す。なお、本制御フローは、制御装置20の運用パラメータ算出部23で実行される。
図5において、本制御フローが開始すると、各無線基地局(AP)から環境情報として通知された各APの各無線モジュール(RF)のスループット情報に基づいて、スループットが最も劣化しているAPを1つ選択する(S1)。そして、当該APに搭載された複数のRFの中で、最もスループットが劣化しているRFを1つ選択する(S2)。当該RFのスループットが最大となる周波数チャネルを探索し(S3)、当該RFの新周波数チャネルを仮決定する(S4)。以上のステップS1~S4の処理を繰り返し、各RFのスループットが収束したと判断できたときに繰り返し処理を終了し(S5)、各AP搭載の各RFのスループットが最大となる周波数チャネルを確定する(S6)。
ここで、本制御フローの実施前と実施後における周波数チャネルの制御例を図4に示す。AP10-0~10-3はそれぞれ2つのRFを搭載し、AP10-0とAP10-1~10-3がそれぞれ干渉関係(図中に破線で示す)にあるものとする。本制御フローの実施前は、2つのRFが同一の周波数チャネルで運用しているAP10-0,10-2のスループットが劣化しており、本制御フローの実施により、AP10-0の2つのRFにch1,ch3を割り当て、AP10-1~10-3の各2つのRFにch2,ch4を割り当てることによりスループットを改善する。
図6は、本発明の実施例を示す。本実施例では、図5のステップS3におけるRFのスループットを以下のように定義する。
スループット=(1/干渉RF台数)×重みw
ここで、重みwは以下のように定義する。
w=1(干渉RFが同一筐体ではない場合)
w=チャネル間距離/周波数チャネル数(干渉RFが同一筐体の場合)
ここで、チャネル間距離とは、干渉源となる同一筐体内の他のRFが使用している周波数チャネルと、当該RFに割り当てようとする周波数チャネルとがどの程度離れているかを表す数字である。
この定義によれば、自APの各RFのスループットは、他のAPの干渉RF台数に応じて低下し、自APの干渉RFとのチャネル間距離に応じて増加する。よって、各APの各RFに設定する周波数チャネルは、できるだけ離せばよいことになる。
図6において、2台のAP1,AP2がそれぞれ2つのRF1,RF2を搭載し、互いに干渉する環境を想定し、使用可能チャネルを36ch、100ch 、104ch とする。合計4つのRFに対するチャネル割当の組合せ数は、使用可能チャネル数が3であるため、43 =64パタンある。ここで、AP1および/またはAP2において、同一筐体内のRF1,RF2に対して同一周波数チャネルの組合せは、チャネル間距離が0で重みwが0になり、その結果スループットが0になるので不可である。
よって、(AP1のRF1,AP1のRF2,AP2のRF1,AP2のRF2)について、次の組合せによる周波数チャネルを割り当てた場合のスループットを計算する。なお、AP内のRF1,RF2に割り当てる周波数チャネルの順番を変えてもスループットの計算値は同じであるので、以下の9パタンで検証する。
パタン1:( 36, 100, 36, 100)
パタン2:( 36, 100, 36, 104)
パタン3:( 36, 100, 100, 104)

パタン4:( 36, 104, 36, 100)
パタン5:( 36, 104, 36, 104)
パタン6:( 36, 104, 100, 104)

パタン7:( 100, 104, 36, 100)
パタン8:( 100, 104, 36, 104)
パタン9:( 100, 104, 100, 104)
以上の9パタンの中で、チャネル間距離が最大になるのは36chと104ch の組合せになるので、パタン5が最適となる。次にスループットが高いのは、一方のAPが36chと104ch の組合せ、他方のAPが36chと100ch の組合せになり、パタン2、パタン4が対象となる。
10 無線基地局(AP)
11 自局能力情報保持部
12 周辺無線環境情報収集部
13 環境情報通知部
14 運用パラメータ設定部
15 無線通信部
16 制御装置通信部
20 制御装置
21 環境情報収集部
22 環境情報保持部
23 運用パラメータ算出部
24 運用パラメータ通知部
25 AP通信部

Claims (8)

  1. 共用周波数帯上で運用される複数の無線モジュールが搭載された無線局が送信する無線通信システムにおいて、
    前記無線局は、自局能力情報および周辺の無線環境情報を含む環境情報を制御装置に通知し、前記複数の無線モジュールに該制御装置から通知された周波数チャネルを設定する手段を備え、
    前記制御装置は、各無線局より収集した前記環境情報を基に、予め定められた制御指針に基づいて各無線局の各無線モジュールの周波数チャネルを算出し、前記無線局に通知する手段を備え
    前記制御指針は、前記制御装置に接続されている前記無線局の中でスループットが最も劣化している無線局を選択し、当該無線局に搭載された複数の無線モジュールの中で、スループットが最小の無線モジュールに対してスループットが高くなる周波数チャネルを仮決定のために再選択するものであり、
    前記制御装置は、前記各無線局の前記各無線モジュールのスループットが収束するまで前記再選択を繰り返し、前記各無線モジュールのスループットが収束したと判断できたときに繰り返し処理を終了し、前記各無線局に搭載された前記各無線モジュールの周波数チャネルを確定する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記制御指針は、前記無線局に搭載された他の無線モジュールの使用周波数チャネルおよび周辺の他の無線局の周波数チャネルに基づき、予め決められた重みwを用いて得られるスループットを予測する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 共用周波数帯上で運用される複数の無線モジュールが搭載された無線局が送信する無線通信方法において、
    前記無線局は、自局能力情報および周辺の無線環境情報を含む環境情報を制御装置に通知し、前記複数の無線モジュールに該制御装置から通知された周波数チャネルを設定し、 前記制御装置は、各無線局より収集した前記環境情報を基に、予め定められた制御指針に基づいて各無線局の各無線モジュールの周波数チャネルを算出し、前記無線局に通知する
    前記制御指針は、前記制御装置に接続されている前記無線局の中でスループットが最も劣化している無線局を選択し、当該無線局に搭載された複数の無線モジュールの中で、スループットが最小の無線モジュールに対してスループットが高くなる周波数チャネルを仮決定のために再選択するものであり、
    前記制御装置は、前記各無線局の前記各無線モジュールのスループットが収束するまで前記再選択を繰り返し、前記各無線モジュールのスループットが収束したと判断できたときに繰り返し処理を終了し、前記各無線局に搭載された前記各無線モジュールの周波数チャネルを確定する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 請求項に記載の無線通信方法において、
    前記制御指針は、前記無線局に搭載された他の無線モジュールの使用周波数チャネルおよび周辺の他の無線局の周波数チャネルに基づき、予め決められた重みwを用いて得られるスループットを予測する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  5. 共用周波数帯上で運用される複数の無線モジュールが搭載された無線局装置において、 自局能力情報および周辺の無線環境情報を含む環境情報を制御装置に通知する手段と、 前記制御装置が各無線局より収集した前記環境情報を基に、予め定められた制御指針に基づいて算出した前記複数の無線モジュールの周波数チャネルを入力して設定する手段と を備え
    前記制御指針は、前記制御装置に接続されている前記無線局の中でスループットが最も劣化している無線局を選択し、当該無線局に搭載された複数の無線モジュールの中で、スループットが最小の無線モジュールに対してスループットが高くなる周波数チャネルを仮決定のために再選択するものであり、
    前記制御装置は、前記各無線局の前記各無線モジュールのスループットが収束するまで前記再選択を繰り返し、前記各無線モジュールのスループットが収束したと判断できたときに繰り返し処理を終了し、前記各無線局に搭載された前記各無線モジュールの周波数チャネルを確定する
    ことを特徴とする無線局装置。
  6. 請求項5に記載の無線局装置において、
    前記制御指針は、前記無線局に搭載された他の無線モジュールの使用周波数チャネルおよび周辺の他の無線局の周波数チャネルに基づき、予め決められた重みwを用いて得られるスループットを予測する
    ことを特徴とする無線局装置。
  7. 共用周波数帯上で運用される複数の無線モジュールが搭載された複数の無線局の制御装置であって、
    各無線局からの、自局能力情報および周辺の無線環境情報を含む環境情報の通知を受け取る処理と、
    前記各無線局からの前記環境情報を基に、予め定められた制御指針に基づいて前記複数の無線モジュールの周波数チャネルを算出する処理と、
    前記各無線局に、当該無線局に搭載された前記複数の無線モジュールそれぞれが用いるべき周波数チャネルを通知する処理と、
    を実行するように構成され、
    前記制御指針は、前記複数の無線局の中でスループットが最も劣化している無線局を選択し、当該無線局に搭載された複数の無線モジュールの中で、スループットが最小の無線モジュールに対してスループットが高くなる周波数チャネルを仮決定のために再選択するものであり、
    前記周波数チャネルを算出する処理は、
    前記各無線局の前記各無線モジュールのスループットが収束するまで前記再選択を繰り返す処理と、
    前記各無線モジュールのスループットが収束したと判断できたときに繰り返し処理を終了し、前記各無線局に搭載された前記各無線モジュールの周波数チャネルを確定する処理とを含む
    ことを特徴とする無線局の制御装置。
  8. 請求項7に記載の制御装置において、
    前記制御指針は、前記無線局に搭載された他の無線モジュールの使用周波数チャネルおよび周辺の他の無線局の周波数チャネルに基づき、予め決められた重みwを用いて得られるスループットを予測する
    ことを特徴とする無線局の制御装置。
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