JP7260004B2 - 無線通信システム、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

無線通信システム、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、通信制御方法及び通信制御プログラムに関する。
近年、ノートパソコンやスマートフォン等の持ち運び可能で高性能な無線端末の普及により、企業や公共スペースだけではなく、一般家庭でもIEEE802.11標準規格の無線LAN(Local Area Network)が広く使われるようになっている。
IEEE802.11標準規格の無線LANには、2.4GHz帯を用いるIEEE802.11b/g/n規格の無線LANと、5GHz帯を用いるIEEE802.11a/n/ac規格の無線LANがある。
IEEE802.11b規格やIEEE802.11g規格の無線LANでは、2400MHzから2483.5MHzの間に5MHz間隔で13チャネルが用意されている。ただし、同一場所で複数のチャネルを使用する場合には、干渉を避けるためにスペクトルが重ならないようにチャネルを使用することにより、最大で3チャネル、又は4チャネルまで同時に使用することができる。
IEEE802.11a規格の無線LANは、日本では、5170MHzから5330MHzの間と、5490MHzから5710MHzの間で、それぞれ互いに重ならない8チャネル及び11チャネルの合計19チャネルが規定されている。なお、IEEE802.11a規格では、チャネル当たりの帯域幅が20MHzに固定されている。
無線LANの最大伝送速度は、IEEE802.11b規格では11Mbpsであり、IEEE802.11a規格やIEEE802.11g規格では54Mbpsである。ただし、ここでの伝送速度は、物理レイヤ上での伝送速度である。
実際には、MAC(Medium Access Control)レイヤでの伝送効率が50~70%程度であるため、スループットの上限値は、IEEE802.11b規格では5Mbps程度、IEEE802.11a規格やIEEE802.11g規格では30Mbps程度である。また、伝送速度は、情報を送信しようとする無線局が増えればさらに低下する。
一方、有線LANでは、Ethernet(登録商標)の100Base-Tインタフェースをはじめ、各家庭にも光ファイバを用いたFTTH(Fiber to the home)が普及し、100Mbps~1Gbps級の高速回線が提供されている。このため、無線LANにおいても、更なる伝送速度の高速化が求められている。
2009年に標準化が完了したIEEE802.11n規格では、これまで20MHzと固定されていたチャネル帯域幅が最大で40MHzに拡大され、空間多重送信技術(MIMO:Multiple input multiple output)の導入が決定された。IEEE802.11n規格で規定されているすべての機能を適用して送受信を行うと、物理レイヤでは最大で600Mbpsの通信速度を実現可能である。
さらに、2013年に標準化が完了したIEEE802.11ac規格では、チャネル帯域幅を80MHzや最大160MHz(又は80+80MHz)まで拡大することや、空間分割多元接続(SDMA:Space Division Multiple Access)を適用したマルチユーザMIMO(MU-MIMO)の送信方法を導入することが決定している。IEEE802.11ac規格で規定されているすべての機能を適用して送受信を行うと、物理レイヤでは最大で約6.9Gbpsの通信速度を実現可能である。
また、現在策定中のIEEE802.11ax規格では、上述した20MHz,40MHz,80MHz,160MHz,80+80MHzのチャネルを細かいサブチャネルに分け、フレームの送受信をすることができるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が規定される見込みである。OFDMAを用いると、上述したチャネルを細かいサブチャネルに分け、リソースユニット単位で複数の無線局による同時送信が可能となる。さらに、IEEE802.11ax規格では、キャリアセンス閾値(CCA閾値)制御により、周辺の他セルからの干渉を抑えつつ通信機会を増大する機能が規定される見込みである。
IEEE802.11規格の無線LANは、2.4GHz帯又は5GHz帯の免許不要な周波数帯で運用される。このとき、IEEE802.11規格の基地局は、無線LANセル(BSS:Basic Service Set)を形成する場合、自局で対応可能な周波数チャネルの中から1つの周波数チャネルを選択して運用する。
自セルで使用するチャネル、帯域幅及びそれ以外のパラメータの設定値、並びに自局において対応可能なその他のパラメータは、定期的に送信するBeaconフレームや、無線端末から受信するProbe Requestフレームに対するProbe responseフレーム等に記載される。そして、基地局は、運用を決定した周波数チャネル上でフレームを送信し、配下の無線端末及び周辺の他無線局に通知することにより、セルの運用を行う。
基地局において、周波数チャネル、帯域幅及びその他のパラメータの選択と、その設定方法には、次の4つの方法がある。
(1)基地局に予め設定されたデフォルトのパラメータ値をそのまま使用する方法
(2)基地局を運用するユーザが手動で設定した値を使用する方法
(3)各基地局が起動時に検知する無線環境情報に基づいて自律的にパラメータ値を選択して設定する方法
(4)無線LANコントローラ等の集中制御局が決定したパラメータ値を設定する方法
また、同一場所で同時に使えるチャネル数は、通信に用いるチャネル帯域幅に応じて、2.4GHz帯の無線LANでは3つ、5GHz帯の無線LANでは2つ,4つ,9つ,又は19のチャネルになる。よって、実際に無線LANを導入するときには、基地局が自BSS内で使用するチャネルを選択する必要がある(例えば、非特許文献1参照)。
チャネル帯域幅を40MHz、80MHz、160MHz又は80+80MHzと広くする場合、5GHz帯において同一場所で同時に使えるチャネル数は、チャネル帯域幅が20MHzでは19チャネルであったが、9チャネル、4チャネル、2チャネルと少なくなる。すなわち、チャネル帯域幅が増加するにつれて、使えるチャネル数が低減することになる。
使用可能なチャネル数よりもBSS数が多い無線LANの稠密環境では、複数のBSSが同一チャネルを使うことになる(OBSS:Overlapping BSS)。そのため、無線LANでは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を用いて、キャリアセンスによりチャネルが空いているときにのみデータの送信を行う自律分散的なアクセス制御が使われている。
具体的には、送信要求が発生した無線局は、まず所定のセンシング期間(DIFS:Distributed Inter-Frame Space)だけキャリアセンスを行って無線媒体の状態を監視し、この間に他の無線局による送信信号が存在しなければ、ランダム・バックオフを行う。無線局は、引き続きランダム・バックオフ期間中もキャリアセンスを行うが、この間にも他の無線局による送信信号が存在しない場合に、チャネルの利用権を得る。
なお、他の無線局による送受信は、予め設定されたキャリアセンス閾値よりも大きな信号を受信するか否かで判断される。チャネルの利用権を得た無線局は、同一BSS内の他の無線局にデータを送信することができ、これらの他の無線局からデータを受信することができる。
このようなCSMA/CA制御を行う場合、同一チャネルを使用する無線LANの稠密環境では、キャリアセンスによりチャネルがビジーになる頻度が高くなるため、スループットが低下する。したがって、周辺環境をモニタリングし、適切なチャネルを選択し、同時送受信を可能とする送信電力値及びキャリアセンス閾値を選択することが重要となる。
また、基地局の運用周波数帯である2.4GHz又は5GHzの種別や、運用周波数帯における利用チャネルの選択などの上述したパラメータの選択方法は、IEEE802.11標準規格では定められていないため、基地局を供給する各ベンダーが独自の方法を採用している。
守倉正博、久保田周治監修、「802.11高速無線LAN教科書」改訂三版、インプレスR&D、2008年3月
しかしながら、各無線局が自律分散的に上述のパラメータを選択するため、システム全体としても最適化はできなく、特に無線局数が多い環境では、ユーザ品質が大きく劣化することがあった。
さらに、近年では、複数の無線モジュールが搭載された無線局が増えてきている。同一筐体の中に複数の無線モジュールを搭載し、周波数帯や利用チャネルを使い分けることにより、使用帯域を広くして、サービスエリア内のユーザスループットを高めるためである。
また、複数の無線局又は無線モジュールが運用されている環境下では、端末局は、適切な接続先無線局を選択して接続する必要があるが、環境変化等によって接続中の無線局を切り替えることがある。
本発明は、端末局が自律分散的に接続先を決定することによって無線通信の効率が低下することを抑制することができる無線通信システム、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる無線通信システムは、端末局が接続可能な複数の基地局と、前記基地局それぞれを制御する基地局制御装置を備えた無線通信システムにおいて、前記基地局制御装置は、前記基地局及び前記端末局の周囲の無線環境を示す無線環境情報を前記基地局それぞれから収集する情報収集部と、前記情報収集部が収集した無線環境情報に基づいて、前記基地局と前記端末局とを接続するためのポリシーを算出するポリシー算出部とを有し、前記基地局それぞれは、前記ポリシー算出部が算出したポリシーを受信する受信部と、前記受信部が受信したポリシーに基づいて、収容できない端末局が接続すべき移行先を算出する移行先算出部と、前記受信部が受信したポリシー、及び前記移行先算出部が算出した移行先を前記端末局に対して送信する送信部とを有し、前記端末局それぞれは、前記基地局が送信したポリシー及び移行先に基づいて、接続先を決定することを特徴とする。
また、本発明の一態様にかかる通信制御方法は、端末局が接続可能な複数の基地局それぞれを制御する通信制御方法において、前記基地局及び前記端末局の周囲の無線環境を示す無線環境情報を前記基地局それぞれから収集する情報収集工程と、収集した無線環境情報に基づいて、前記基地局と前記端末局とを接続するためのポリシーを算出するポリシー算出工程と、算出したポリシーに基づいて、前記基地局が収容できない端末局が接続すべき移行先を算出する移行先算出工程と、算出したポリシー及び移行先を前記端末局に対して送信する送信工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、端末局が自律分散的に接続先を決定することによって無線通信の効率が低下することを抑制することができる。
一実施形態にかかる無線通信システムの構成例を示す図である。 端末局が有する機能を例示する機能ブロック図である。 基地局が有する機能を例示する機能ブロック図である。 一実施形態にかかる基地局制御装置が有する機能を例示する機能ブロック図である。 一実施形態にかかる無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 一実施形態にかかる基地局制御装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、図面を用いて無線通信システムの一実施形態を説明する。図1は、一実施形態にかかる無線通信システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、無線通信システム1は、例えば、n台の基地局(AP)2-1~2-nと、基地局制御装置4とがネットワーク10を介してそれぞれ接続されることによって構成されている。基地局2-1~2-nの周囲には、例えばm台の端末局6-1~6-mが位置している。
なお、無線通信システム1は、例えばIEEE802.11ax規格に準拠して動作する場合を例に説明するが、これに限定されることなく、他の通信規格に準拠して動作するシステムであってもよい。以下、基地局2-1~2-nのように複数ある構成のいずれかを特定しない場合には、単に基地局2などと略記する。
まず、端末局6について説明する。図2は、端末局6が有する機能を例示する機能ブロック図である。図2に示すように、端末局6は、例えば複数の無線通信部60、収集部62、記憶部64、及び制御部66を有する。
無線通信部60は、受信部(取得部)600及び送信部(通知部)602を有し、基地局2及び他の端末局6との間で無線通信を行う。
受信部600は、例えば基地局2及び他の端末局6が送信する信号を受信して情報を取得し、収集部62に対して出力する。送信部602は、例えば記憶部64が記憶している情報を示す信号を基地局2及び他の端末局6に対して送信(通知)する。なお、無線通信部60は、使用する周波数帯や通信方式がそれぞれ異なるものであってもよいし、同一の通信方式によって通信を行うものであってもよい。
収集部62は、例えば基地局2及び他の端末局6の周囲の無線環境を示す無線環境情報等を、無線通信部60を介して収集し、記憶部64に対して出力する。無線環境情報は、例えばRSSI(Received Signal Strength Indicator)の強度などの基地局2と端末局6との接続に関する接続情報も含むものとする。記憶部64は、収集部62が収集した無線環境情報等を記憶する。
制御部66は、設定部660を有し、端末局6を構成する各部を制御する。設定部660は、無線通信部60が基地局2から取得した情報に基づいて当該端末局6の動作に対する設定を行う。例えば、設定部660は、基地局2が送信した後述するポリシー及び移行先に基づいて、接続先となる基地局2を決定する設定を行う。すなわち、端末局6は、自律分散的に接続先を決定するだけでなく、基地局2が送信したポリシー及び移行先に基づいて、接続先となる基地局2を決定する。
次に、基地局2について説明する。図3は、基地局2が有する機能を例示する機能ブロック図である。図3に示すように、基地局2は、例えば複数の無線通信部20、収集部21、記憶部22、自局情報保持部23、ネットワーク通信部24、移行先算出部25、及び制御部26を有する。
無線通信部20は、受信部(取得部)200及び送信部(通知部)202を有し、他の基地局2及び端末局6との間で無線通信を行う。
受信部200は、例えば他の基地局2及び端末局6が送信する信号を受信して情報を取得し、収集部21に対して出力する。送信部202は、例えば記憶部22が記憶している情報、自局情報保持部23が保持している自局情報(後述)、及びネットワーク通信部24が基地局制御装置4から取得した情報等を示す信号を他の基地局2及び端末局6に対して送信(通知)する。例えば、送信部202は、後述するポリシー、移行先及びパラメータ等を端末局6へ送信する。
なお、無線通信部20は、使用する周波数帯や通信方式がそれぞれ異なるものであってもよいし、同一の通信方式によって通信を行うものであってもよい。ここでは、基地局2-1~2-nの少なくともいずれかの無線通信部20は、5GHz,2.4GHz,920MHz(IEEE802.11ah:サブGHz)の周波数帯によって無線通信を可能であるとする。
収集部21は、例えば他の基地局2及び端末局6の周囲の無線環境等を示す複数の情報項目を含む無線環境情報等を、無線通信部20を介して他の基地局2及び端末局6から収集し、記憶部22に対して出力する。なお、無線環境情報には、例えば基地局2と端末局6との間の通信・接続に関する情報、及び基地局2の動作状態に関する情報を含んでいるものとする。記憶部22は、収集部21が収集した無線環境情報等(接続情報を含む)を記憶する。
自局情報保持部23は、当該基地局2に関する情報を保持する。例えば、自局情報保持部23は、当該基地局2が使用する周波数帯や通信方式、接続可能な端末局数、及び無線通信部20の数など、自局の仕様・機能等を含む自局情報を保持する。
ネットワーク通信部24は、送信部(通知部)240及び受信部(取得部)242を有し、ネットワーク10を介して基地局制御装置4との間で有線通信又は無線通信を行う。
送信部240は、例えば記憶部22が記憶している情報、及び自局情報保持部23が保持している自局情報を示す信号を基地局制御装置4に対して送信(通知)する。受信部242は、基地局制御装置4が送信する信号を受信して情報(例えば後述するポリシー及びパラメータ等)を取得し、移行先算出部25及び無線通信部20に対して出力する。
移行先算出部25は、受信部242が受信した情報(例えば後述するポリシー等)に基づいて、当該基地局2が収容できない端末局6が接続すべき移行先となる基地局2(移行先AP:移行先)を算出し、算出結果を無線通信部20に対して出力する。
ここで、移行先算出部25は、信号強度が最も高い他の基地局2、又は最も近くに位置する他の基地局2を移行先として算出してもよい。移行先算出部25は、最も近くに位置する他の基地局2を特定する場合には、下式(1)を用いて自局(自AP)と他の基地局2(周辺APa)との距離d(m)を算出する。
Figure 0007260004000001
例えば、TxPwr=23dBm、RxPwr=-50dBm、f=52000MHz(40ch)である場合、距離dは20.37mとなる。
さらに、移行先算出部25は、移行先の候補とした基地局2において、基地局制御装置4が送信したポリシーにより特定された周波数帯で通信を行う無線通信部20の有無を確認する。
移行先算出部25は、移行先の候補とした基地局2において、ポリシーにより特定された周波数帯で通信を行う無線通信部20がある場合には、当該無線通信部20を移行先とする。
移行先算出部25は、移行先の候補とした基地局2において、ポリシーにより特定された周波数帯で通信を行う無線通信部20がない場合には、他の基地局2を移行先の候補とする算出を繰り返す。
また、移行先算出部25は、移行先の候補となる基地局2が複数ある場合には、移行先の候補とされている数が最も少ない移行先を選択する算出を行う。
制御部26は、設定部260を有し、基地局2を構成する各部を制御する。例えば、設定部260は、ネットワーク通信部24が基地局制御装置4から取得した情報、及び無線通信部20が端末局6から取得した情報等に基づいて、当該基地局2の動作に対する設定を行う。例えば、設定部260は、基地局制御装置4が送信したポリシーを設定する。
なお、設定部260は、移行先算出部25が移行先の候補とした全ての基地局2において、ポリシーにより特定された周波数帯で通信を行う無線通信部20がない場合、ポリシーの設定を行わず、次の契機を待つ。
次に、基地局制御装置4について説明する。図4は、一実施形態にかかる基地局制御装置4が有する機能を例示する機能ブロック図である。図4に示すように、基地局制御装置4は、例えば入力部40、出力部41、ネットワーク通信部42、情報収集部43、記憶部44、パラメータ算出部45、ポリシー算出部46及び制御部47を有する。
入力部40は、基地局制御装置4に対する作業者の入力(指示・設定等)を受け入れる。出力部41は、基地局制御装置4が処理した結果等を作業者に対して示すように出力する。
ネットワーク通信部42は、受信部(取得部)420及び送信部(通知部)422を有し、ネットワーク10を介して基地局2-1~2-nとの間で有線通信又は無線通信を行う。
受信部420は、基地局2-1~2-nがそれぞれ送信する情報を受信し、受信した情報を情報収集部43に対して出力する。例えば、受信部420は、基地局2-1~2-nそれぞれが収集した無線環境情報等(接続情報を含む)を受信し、情報収集部43に対して出力する。送信部422は、基地局制御装置4が処理した情報等を基地局2-1~2-nに対して送信する。例えば、送信部422は、パラメータ算出部45が算出したパラメータ、及びポリシー算出部46が算出したポリシーを基地局2-1~2-nそれぞれに対して送信する。
情報収集部43は、受信部420が受信した情報を収集し、記憶部44に対して出力する。例えば、情報収集部43は、各基地局2及び各端末局6の周囲の無線環境・接続状態を示す複数の情報項目を含む運用ログなどの無線環境情報(接続情報を含む)を、基地局2-1~2-nそれぞれから収集し、収集した結果を記憶部44に記憶させる。
無線環境情報に含まれる情報項目には、例えばRSSIの強度、トラヒック、基地局2に対して接続している端末局6の数(接続端末数)、チャネル利用率、データレート、チャネル遷移ログなどがある。
パラメータ算出部45は、例えば記憶部44が記憶している無線環境情報、及び基地局2-1~2-nに対して予め設定された優先度に基づいて、基地局間の電波干渉関係を補正するパラメータを算出し、算出したパラメータをネットワーク通信部42に対して出力する。
例えば、パラメータ算出部45は、優先度が高い基地局における通信を、優先度が低い基地局における通信よりも優先させるようにパラメータを算出する。
ポリシー算出部46は、例えば記憶部44が記憶している無線環境情報等に基づいて、基地局2と端末局6とを接続するためのポリシーを算出し、算出したポリシーをネットワーク通信部42に対して出力する。
例えば、ポリシー算出部46は、端末局6それぞれが有する機能(例えば対応通信規格)、又は所定条件(例えばRSSI閾値)を満たしているか否かに応じて、基地局2それぞれが収容する端末局6を限定するポリシーを算出する。
また、ポリシー算出部46は、上述したように基地局2が無線通信を行う複数の無線通信部20を備えている場合には、当該基地局内の他の無線通信部20のみを移行先として許可するポリシー、他の基地局2も移行先として許可するポリシー、又は移行先の周波数帯(5GHz,2.4GHz,920MHz)を特定するポリシーなどの組合せ等を算出してもよい。
さらに、ポリシー算出部46は、基地局2が複数の無線通信部20備え、無線通信部20のいずれかがUHF帯の通信を可能である場合、UHF帯よりも高い周波数帯で移行先を特定するポリシーを算出することができないときに、UHF帯の通信を可能である無線通信部20を移行先とするポリシーを算出してもよい。
制御部47は、設定部470を有し、基地局制御装置4を構成する各部を制御する。また、制御部47は、基地局制御装置4を構成する各部が情報を処理した結果を記憶部44に対して記憶させる。
設定部470は、基地局制御装置4を構成する各部に対する設定を行う。例えば、設定部470は、入力部40を介して作業者が入力した設定に基づいて、情報収集部43、パラメータ算出部45及びポリシー算出部46に対する設定を行う。
次に、無線通信システム1の動作例について説明する。図5は、無線通信システム1の動作例を示すフローチャートである。図5に示すように、基地局制御装置4は、各基地局(AP)2から無線環境情報等を収集する(S100)。
次に、基地局制御装置4は、各基地局2に対して設定するポリシーを算出する(S102)。そして、基地局制御装置4は、算出したポリシーを各基地局2に対して送信する(S104)。
各基地局2は、ポリシー運用時に接続不可となる端末局6に対して、移行先を算出する(S106)。次に、各基地局2は、端末局6に対してポリシー及び移行先を送信する(S108)。
そして、各端末局6は、送信されたポリシー及び移行先に基づいて、接続先を決定する設定を行い、通信を実施する(S110)。
このように、無線通信システム1は、基地局制御装置4が算出したポリシーと、基地局2が算出した移行先に基づいて、端末局6が接続先を決定するので、端末局6が自律分散的に接続先を決定することによって無線通信の効率が低下することを抑制することができる。
なお、基地局2、基地局制御装置4、及び端末局6が有する各機能は、それぞれ一部又は全部がPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアによって構成されてもよいし、CPU等のプロセッサが実行するプログラムとして構成されてもよい。
例えば、本発明にかかる基地局制御装置4は、コンピュータとプログラムを用いて実現することができ、プログラムを記憶媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
図6は、一実施形態にかかる基地局制御装置4(基地局2、端末局6)のハードウェア構成例を示す図である。図6に示すように、例えば基地局制御装置4は、入力部500、出力部510、通信部520、CPU530、メモリ540及びHDD550がバス560を介して接続され、コンピュータとしての機能を備える。また、基地局制御装置4は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体570との間でデータを入出力することができるようにされている。
入力部500は、例えばキーボード及びマウス等である。出力部510は、例えばディスプレイなどの表示装置である。通信部520は、例えば有線又は無線のネットワークインターフェースであり、複数の無線通信を行うことができるようにされている。
CPU530は、基地局制御装置4を構成する各部を制御し、上述した計算等を行う。メモリ540及びHDD550は、データを記憶する上述した記憶部44を構成する。特に、メモリ540は、上述した計算に用いる各データを記憶する。記憶媒体570は、基地局制御装置4が有する機能を実行させる無線通信プログラム等を記憶可能にされている。なお、基地局制御装置4(基地局2、端末局6)を構成するアーキテクチャは図6に示した例に限定されない。
すなわち、ここでいう「コンピュータ」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するものや、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータ内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含んでもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明してきたが、上述の実施形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明が上述の実施形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で、構成要素の追加、省略、置換、その他の変更が行われてもよい。
1・・・無線通信システム、2-1~2-n・・・基地局、4・・・基地局制御装置、6-1~6-m・・・端末局、20・・・無線通信部、21・・・収集部、22・・・記憶部、23・・・自局情報保持部、24・・・ネットワーク通信部、25・・・移行先算出部、26・・・制御部、40・・・入力部、41・・・出力部、42・・・ネットワーク通信部、43・・・情報収集部、44・・・記憶部、45・・・パラメータ算出部、46・・・ポリシー算出部、47・・・制御部、60・・・無線通信部、62・・・収集部、64・・・記憶部、66・・・制御部、200,242,420,600・・・受信部(取得部)、202,240,422,602・・・送信部(通知部)、260,470,660・・・設定部、500・・・入力部、510・・・出力部、520・・・通信部、530・・・CPU、540・・・メモリ、550・・・HDD、560・・・バス、570・・・記憶媒体

Claims (6)

  1. 端末局が接続可能な複数の基地局と、前記基地局それぞれを制御する基地局制御装置を備えた無線通信システムにおいて、
    前記基地局制御装置は、
    前記基地局及び前記端末局の周囲の無線環境を示す無線環境情報を前記基地局それぞれから収集する情報収集部と、
    前記情報収集部が収集した無線環境情報に基づいて、前記基地局と前記端末局とを接続するためのポリシーを算出するポリシー算出部と
    を有し、
    前記基地局それぞれは、
    前記ポリシー算出部が算出したポリシーを受信する受信部と、
    前記受信部が受信したポリシーに基づいて、収容できない端末局が接続すべき移行先を算出する移行先算出部と、
    前記受信部が受信したポリシー、及び前記移行先算出部が算出した移行先を前記端末局に対して送信する送信部と
    を有し、
    前記端末局それぞれは、
    前記基地局が送信したポリシー及び移行先に基づいて、接続先を決定すること
    を特徴とする無線通信システム。
  2. 前記ポリシー算出部は、
    前記基地局が無線通信を行う複数の無線通信部を備えている場合には、当該基地局内の他の無線通信部のみを移行先として許可するポリシー、他の基地局も移行先として許可するポリシー、又は移行先の周波数帯を特定するポリシーを算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記移行先算出部は、
    信号強度が最も高い他の基地局、又は最も近くに位置する他の基地局を移行先として算出すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 前記ポリシー算出部は、
    前記基地局が無線通信を行う複数の無線通信部を備え、前記無線通信部のいずれかがUHF帯の通信を行う場合、UHF帯よりも高い周波数帯で移行先を特定するポリシーを算出することができないときに、UHF帯の通信を行うことができる前記無線通信部を移行先とするポリシーを算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 端末局が接続可能な複数の基地局それぞれを制御する通信制御方法において、
    前記基地局及び前記端末局の周囲の無線環境を示す無線環境情報を前記基地局それぞれから収集する情報収集工程と、
    収集した無線環境情報に基づいて、前記基地局と前記端末局とを接続するためのポリシーを算出するポリシー算出工程と、
    算出したポリシーに基づいて、前記基地局が収容できない端末局が接続すべき移行先を算出する移行先算出工程と、
    算出したポリシー及び移行先を前記端末局に対して送信する送信工程と
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
  6. 請求項1~4のいずれか1項に記載の無線通信システムの各部としてコンピュータを機能させるための通信制御プログラム。
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