JP6351983B2 - 推定装置、x線診断装置及び推定プログラム - Google Patents

推定装置、x線診断装置及び推定プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、推定装置、X線診断装置及び推定プログラムに関する。
X線診断装置によるX線画像撮影時に、被検体の表面が被曝するX線量を皮膚被曝線量として管理する線量管理システムがある。例えば、線量管理システムは、X線診断装置による照射条件から被検体の被曝量を算出する。また、線量管理システムは、擬似的な人体モデルを被検体の身体情報に基づいて生成し、人体モデルに被曝量を関連付けてモニタに表示する。
また近年、X線CT装置によるCT検査とX線診断装置による治療とが併用される場合がある。例えば、医師等の術者(以下、「操作者」と称す)は、X線CT装置による診断を行った後、X線診断装置による支援を得て血管内の治療を行う。
特開2000−152924号公報
本発明が解決しようとする課題は、X線診断装置による被曝量とX線CT装置による被曝量とを一元管理することができる推定装置、X線診断装置及び推定プログラムを提供することである。
実施形態の推定装置は、記憶部と、特定部と、導出部と、表示制御部とを備える。記憶部は、X線CT装置のX線管から照射されたX線によるファントム表面上の被曝量の実測値と、当該X線CT装置のX線管からX線が照射されたときの照射条件とを関連付けて記憶する。特定部は、前記X線CT装置のX線管からX線が照射された被検体の部位を、当該被検体を模式的に表現した人体モデル上で特定する。導出部は、前記X線CT装置による撮影時にて前記被検体が配置された位置に前記人体モデルを想定し、前記記憶部から取得した前記撮影時の照射条件に対応する実測値と、前記X線CT装置による撮影時の照射条件と、前記撮影時における前記X線管から前記人体モデルまでの距離とに基づいて、当該人体モデルで前記特定部が特定した部位の表面でのX線の被曝量を皮膚被曝線量として導出する。表示制御部は、前記導出部により導出された皮膚被曝線量と、前記特定部により特定された人体モデル上の部位とを対応付けた情報を表示部に表示させる。前記実測値は、複数の管球位相それぞれで測定され、前記導出部は、前記撮影時の照射条件に対応する実測値として前記記憶部から取得した前記複数の管球位相それぞれの実測値の中で、前記撮影時でX線が照射された管球位相に対応する実測値を前記人体モデルで前記特定部が特定した部位の表面に分散投影して投影値を算出する処理を、前記撮影時でX線が照射された各管球位相で行い、各管球位相の投影値を積算して皮膚被曝線量を導出する。
図1は、第1の実施形態に係るX線循環器診断システムの構成例を示す図である。 図2は、線量管理装置が管理する情報の一例を示す図である。 図3は、体内被曝線量を示す図である。 図4は、実測値記憶部が記憶するデータ構造の一例を示す図である。 図5は、実測値の測定方法の一例を示す図である。 図6は、実測値IDに対応付けられる情報の一例を示す図である。 図7は、算出部による被曝量を算出する処理の一例を示す図である。 図8は、算出部による被曝量を算出する処理の一例を示す図である。 図9は、X線の照射経路上に天板が存在する場合の算出部による被曝量を算出する処理の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係る推定装置による処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、第1の実施形態の変形例を説明するための図である。 図12は、第1の実施形態の変形例の別例を説明するための図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る推定装置、X線診断装置及び推定プログラムを説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、X線循環器診断システム10を例に説明する。図1は、第1の実施形態に係るX線循環器診断システム10の構成例を示す図である。第1の実施形態に係るX線循環器診断システム10は、モニタ20と、寝台30と、Cアーム保持装置40と、X線診断システム制御装置50と、CT装置ガントリ60と、CTシステム制御装置70と、線量管理装置80とを有する。なお、被検体Pは、X線循環器診断システム10には含めない。また、以下の説明では、Cアーム保持装置40とX線診断システム制御装置50とを統合してX線診断装置200と称し、CT装置ガントリ60とCTシステム制御装置70とを統合してX線CT装置300と称する場合がある。
このようなX線循環器診断システム10では、X線CT装置300によるCT検査とX線診断装置200による治療とが併用される。例えば、医師等の術者(以下、「操作者」と称す)は、X線CT装置300により撮影されたX線CT画像(断層像)を参照して、心臓の狭窄部位の特定を行う。そして、操作者は、例えば、X線診断装置200により撮影される狭窄部位のX線画像(透視画像)を参照しながら、カテーテルによる血管内インターベンション治療を行う。
次に、X線循環器診断システム10が有する各部について説明する。モニタ20は、例えばX線診断装置200により撮影された透視画像などのX線画像や、X線CT装置300により撮影された断層像データに基づく断層像を表示する。寝台30は、被検体Pが載置される天板31を有し、垂直方向及び水平方向に移動可能である。また、寝台30は、天板31を長手方向、又は、長手方向及び短手方向に移動可能である。寝台30は、自装置や天板31を移動して、X線診断装置200の撮影領域や、X線CT装置300の撮影領域に、被検体Pを移動させる。なお、X線循環器診断システム10において、寝台30は、X線診断装置200とX線CT装置300とで共有される。
Cアーム保持装置40は、Cアーム41を支持する。Cアーム41は、X線管42及びX線検出器43を対向して支持する。X線管42は、X線を照射する。X線検出器43は、X線管42から照射され、被検体Pを透過したX線を検出する。X線管42及びX線検出器43の対は、幾何学的な回転中心の周りに回転するように構成されている。
X線診断システム制御装置50は、Cアーム保持装置40を制御し、被検体PのX線画像データを収集する。例えば、X線診断システム制御装置50は、操作部51と、X線画像データ記憶部52と、制御部53と、Cアーム制御部54と、X線画像データ収集部55と、表示制御部56と備える。
操作部51は、コントロールパネル、フットスイッチ、ジョイスティック等であり、X線診断装置200に対する各種操作の入力を操作者から受付ける。例えば、操作部51は、被検体P内の観察対象を画面中央に移動させるための寝台30に対する操作を操作者から受付ける。これにより、制御部53は、寝台30を操作者の操作に応じて移動させる。また、操作部51は、Cアーム41を回転させる操作を操作者から受付ける。これにより、Cアーム制御部54は、Cアーム41を操作者の操作に応じて回転させる。また、操作部51は、撮影条件の設定を操作者から受付ける。例えば、操作部51は、心臓冠状動脈を観察対象に設定する操作を操作者から受付ける。また、例えば、操作部51は、SID(Source-Isocenter Distance)、FOV(Field Of View)等の情報を操作者から受付ける。なお、SIDやFOV等の値は、X線診断装置200が事前に保持してもよい。また、操作部51は、X線画像データの収集指示を操作者から受付ける。
X線画像データ記憶部52は、X線画像データなどを記憶する。制御部53は、操作部51の指示に基づいて、X線診断システム制御装置50の全体制御を行う。Cアーム制御部54は、X線画像データ収集部55による制御の下、Cアーム41の回転などを制御する。
X線画像データ収集部55は、操作者から操作部51を介してX線画像データの収集指示を受け付けると、X線管42、X線検出器43、及びCアーム制御部54を制御し、X線画像データを収集する。ここで、X線画像データ収集部55は、被検体Pに照射したX線がX線検出器43において投影される画像を収集する。X線画像データ収集部55は、収集したX線画像データを、表示制御部56に送る。
CT装置ガントリ60は、X線管61と、X線検出器62と、データ収集部63とを内蔵する。X線管61は、図示しない高電圧発生部によって印加される所定の管電圧と管電流に基づいてX線を発生し、被検体Pの周囲を回転移動しながら、寝台30に載置される被検体Pに向けてこのX線を照射する。X線検出器62は、回動可能な支持体によってX線管61に対向する位置に支持されており、被検体Pを透過したX線ビームのX線量を検出する。このX線検出器62は、複数のX線検出チャネルを2次元マトリクス状に配置した複数チャネルおよび複数列の多列化した検出器の構成とされている。検出された透過X線量のデータは、データ収集部63に出力される。
データ収集部63は、X線検出器62で検出された透過X線量のデータを収集する。データ収集部63は、収集した透過X線量のデータに対して増幅処理やA/D(Analog to Digital)変換処理等を施した後、CTシステム制御装置70に出力する。
CTシステム制御装置70は、断層像データ記憶部71と、操作部72と、制御部73と、撮影制御部74と、画像再構成部75と、表示制御部76とを備える。断層像データ記憶部71は、断層像データ等を記憶する。操作部72は、操作者の入力を受付ける。例えば、操作部72は、キーボードやマウス等であり、操作者の入力に対する信号を撮影制御部74に出力する。制御部73は、操作部72の指示に基づいて、CTシステム制御装置70の全体制御を行う。
撮影制御部74は、CT装置ガントリ60の各部の動作制御を行う。例えば、撮影制御部74は、操作部72からの入力信号に基づいて、支持体の回転動作の制御、X線管61の動作制御、X線検出器62の動作制御、およびデータ収集部63の動作制御などを実行する。
画像再構成部75は、CT装置ガントリ60により収集されたデータに基づく画像データの生成処理や各種の画像処理を行う。例えば、画像再構成部75は、再構成領域サイズ、再構成マトリクスサイズ、および関心部位を抽出するための閾値等の所定の再構成パラメータに基づいて、データ収集部63から送信されてきた投影データを再構成処理し、所定のスライス分の断層像データを生成する。画像再構成部75は、生成した断層像データに基づく断層像を、表示制御部76に出力する。また画像再構成部75は、データ収集部63から送信されてきた投影データおよび生成した断層像データを断層像データ記憶部71に記憶させる。
表示制御部76は、画像再構成部75で生成された断層像データに基づく断層像をモニタ20に表示させる。
線量管理装置80は、X線循環器診断システム10において被検体Pが被曝した線量を皮膚被曝線量(被曝量)で管理する。例えば、線量管理装置80は、操作部81と、出力部82と、人体モデル生成部83と、データ生成部84と、推定部100とを有する。
操作部81は、被検体Pが被曝した線量の管理を行う操作者から、各種指示を受付ける。例えば、操作部81は、被検体が被曝した線量の表示指示を操作者から受付ける。具体的には、操作部81は、被検体が被曝した1分間当たりの線量の表示指示を操作者から受付ける。また、操作部81は、撮影時において、被検体Pが被曝した線量の総量の表示指示を操作者から受付ける。
出力部82は、例えばモニタであり、データ生成部84により生成された被曝量の分布を表示する。
人体モデル生成部83は、操作部81から入力された被検体Pの個人情報(性別、年齢、身長、体重、大まかな体系分類等)やX線画像データ記憶部52に格納されたX線画像に付帯する付帯情報に基づいて、被検体P又は診断対象部位の人体モデルを生成する。なお、人体モデル生成部83は、楕円や球等によって被検体P等を近似的に表す人体モデルを生成してもよいし、人体等を忠実に表現する人体モデルを生成してもよい。また、人体モデル生成部83は、被検体Pの身体情報に基づいて、複数の人間身体断層プロファイルから当該被検体Pに最も近いプロファイルを自動的に選択し、当該選択されたプロファイルを使って全身の人体モデルを作成する。
データ生成部84は、人体モデル生成部83によって生成された人体モデルと、X線診断装置200から得られる撮影条件とに基づいて被曝量を算出し、被検体Pについての被曝量の分布を生成する。例えば、データ生成部84は、X線画像データ収集部55から得られる撮影条件と、Cアーム制御部54から得られるCアーム41の位置、寝台30の位置、X線検出器43の位置から得られる各種情報(SID、X線管42とX線検出器43とを結ぶ軸と被検体体軸又は任意の基準軸とのなす角度等)と、生成された人体モデルから得られる各位置の被検体Pの厚みとに基づいて、人体モデルの画素ごとの被曝量を求め、被曝量の分布を生成する。
図2を用いてX線診断装置200により撮影された被検体Pの被曝量の管理用に表示される画面を説明する。図2は、X線診断装置200により撮影された被検体Pの被曝量の管理用に表示される画面の一例である。例えば、図2に示す画面領域2aには、X線診断装置200によるX線画像データ撮影時における撮影条件が表示される。また、例えば、図2に示す画面領域2bには、X線診断装置200による撮影時における被検体Pの1分間当たりの被曝量の値が表示される。また、例えば、図2に示す画面領域2cには、X線診断装置200による撮影時における被検体Pの被曝量の総量(時間積分値)の値が表示される。
また、線量管理装置80は、被曝量と、人体モデル上の部位とを対応付けた情報を生成し、モニタ20に表示させる。具体的には、線量管理装置80は、図2に示す画面領域2dに、人体モデル上の画素ごとに、被曝量に応じた色調を割当てた画像データを表示させる。
ここで、X線CT装置300によるCT検査では、被検体Pの被曝量は、「体内被曝線量」で算出される。図3を用いて、体内被曝線量について説明する。図3は、体内被曝線量を示す図である。図3に示すように、X線CT装置300により測定される被曝量は、被検体Pの内部が被曝する線量で算出される。一方、X線診断装置200は、被曝量を被検体Pの表面における被曝量である「皮膚被曝線量」で管理する。このため、従来の線量管理装置80は、CT検査による被曝量を管理することができなかった。そこで、第1の実施形態に係るX線循環器診断システム10では、CT検査による皮膚被曝線量を推定する。具体的には、図1に示す推定部100が、このCT検査での皮膚被曝線量を推定する処理を実行する。
推定部100は、CT検査での皮膚被曝線量を推定する処理を実行する。例えば、推定部100は、実測値記憶部101と、特定部102と、算出部103と、出力制御部104とを備える。
実測値記憶部101は、X線CT装置300のX線管61からX線が照射された水ファントムの表面上のX線の被曝量の実測値と、X線CT装置300のX線管61からX線が照射された照射条件とを関連付けて記憶する。水ファントムは、X線CT装置200のキャリブレーション用に用いられるファントムである。通常、キャリブレーション時には、大きさの異なる複数の水ファントムが用いられる。水ファントムの大きさは、X線CT装置200の撮影時に設定可能なFOV(Field Of View)の大きさに設計されている。FOVは、X線CT画像の撮影時に、撮影対象の大きさに応じて、設定される。本実施形態では、X線CT装置200で用いられる大きさの異なる複数のFOVそれぞれに対応する大きさの異なる複数の水ファントムそれぞれの実測値が、実測値記憶部101に格納される。なお、本実施形態で用いられる水ファントムの形状は、例えば、正円柱である。実測値の測定時には、水ファントムは、正円柱の中心軸とFOVの中心軸とが一致するように配置される。
図4を用いて実測値記憶部101が記憶するデータ構造の一例を説明する。図4は、実測値記憶部101が記憶するデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、実測値記憶部101は、「FOV」と、「kV」と、「mA」と、「実測値ID」とを対応付けた情報を記憶する。ここで、図4に示す「FOV」は、測定に用いられた水ファントムの大きさを示す。「FOV」は、例えば、正円柱の正円の直径(単位:mm)である。また、図4に示す「kV」は、X線管61に供給される管電圧(単位:kV)であり、図4に示す「mA」は、X線管61に供給される管電流(単位:mA)である。管電圧及び管電流は、測定時におけるX線の照射条件となる。
本実施形態では、各水ファントムで複数の照射条件それぞれの実測値が計測される。照射条件の数は、X線CT装置200で調整可能な管電圧及び管電流の組み合わせの数であることが望ましい。通常、管電圧は、例えば、3種類の値が用いられるが、管電流の値は、例えば、連続的に調整可能である。このため、全ての組合せで、実測値を推測する事は困難である。この点については、後に詳述する。なお、回転角度によって管電流を変化させる場合は、その組み合わせも考慮して実測する。
また、図4に示す「実測値ID」は、X線CT装置300のX線管61からX線が照射された水ファントムの表面上のX線の被曝量の実測値を示す情報の識別子を示す。例えば、「実測値ID」には、「0001−1」や「0002−1」等のデータ値が格納される。
一例をあげると、図4に示す実測値記憶部101は、「FOV」が「500」であり、「kV」が「220」であり、「mA」が「I1」である場合、水ファントムの表面上のX線の被曝量の実測値が「0001−1」で識別される情報に対応付けられることを示す。
続いて、実測値IDに対応付けられる情報について説明する。ここでは、まず図5を用いて、実測値の測定方法の一例について説明する。図5は、実測値の測定方法の一例を示す図である。図5は、X線CT装置300において、寝台30がCT装置ガントリ60に移動した場合を示す。また、図5において、寝台30にはフォルダ5aに水ファントム5bが固定されている。この水ファントム5bには、X線検出センサー5cが備え付けられている。そして、X線検出センサー5cは、例えばX線CT装置300によるキャリブレーション時に、所定の照射条件で照射されたX線の線量を記録する。すなわち、X線検出センサー5cに記録された線量が所定の照射条件における実測値である。
続いて、図6を用いて実測値IDに対応付けられる情報の一例について説明する。図6は、実測値IDに対応付けられる情報の一例を示す図である。なお、図6は、実測値IDが「0001−1」に対応する情報を示す。言い換えると、図6は、照射条件が「FOV」が「500」であり、「kV」が「220」であり、「mA」が「I1」である場合の実測値を示す。
図6に示すように、水ファントム5bに備え付けられたX線検出センサー5cは、所定の単位で複数の領域に分割されて2次元に配置されている。すなわち、実測値IDに対応付けられる情報は、2次元で管理される。なお、各領域の位置は一意に特定される。なお、図6では、水ファントム5b上に備えられたX線検出センサー5cの一部を拡大して示す。図6に示すように、実測値は、水ファントム5bの表面上を所定の単位で分割した複数の領域ごとに測定される。一例をあげると、図6に示す2次元領域は、座標(Yi,Zi)の線量の実測値が380であり、座標(Yi+1,Zi+2)の線量の実測値が450であることを示す。なお、計測時には、実測値は水ファントムの全周囲でのCTスキャンが実行される。実測値IDに対応付けられる情報は、CTスキャンが行なわれた全管球位相での実測値を記憶する。例えば、実測値ID「0001−1」に対応付けられる情報は、各管球位相での複数領域それぞれの実測値を記憶する。すなわち、実測値は、水ファントムの全周囲でX線照射が行われることで、複数の管球位相それぞれで測定される。
図1に戻り、特定部102は、X線CT装置300による撮影時における照射条件において、X線が照射された被検体Pの部位を、当該被検体Pを模式的に表現した人体モデル上で特定する。言い換えると、特定部102は、X線CT装置300によるCT検査で撮影した範囲を人体モデル上で位置のマッチングをする。
ここで、X線循環器診断システム10では、X線CT装置300やX線診断装置200の各診断に基準位置を設けることで、作成した人体モデルが寝台上のどの位置に相当するかを対応付けている。したがって、特定部102は、Cアーム41又はX線検出器43の検出面中心位置の配置位置と基準位置とを比較することで、作成した人体モデルと寝台30(又は実際の被検体P)とを対応付ける。また、特定部102は、断層像データの付帯情報に含まれる天板31の移動情報と基準位置とを比較することで、作成した人体モデルと寝台(又は実際の被検体P)とを対応付ける。天板31の移動情報は、X線CT装置300による撮影時の被検体Pの位置情報となる。
算出部103は、X線CT装置300による撮影時にて被検体Pが配置された位置に人体モデルを仮想的に配置し、当該撮影時の照射条件に対応する実測値を実測値記憶部101から取得する。そして、算出部103は、取得した実測値と、撮影時の照射条件と、撮影時におけるX線管61から人体モデルまでの距離とに基づいて、当該人体モデルで特定部102が特定した部位の表面でのX線の被曝量を算出する。
例えば、算出部103は、撮影時の照射条件に対応する実測値として実測値記憶部101から取得した複数の管球位相それぞれの実測値の中で、撮影時でX線が照射された管球位相に対応する実測値を人体モデルで特定部102が特定した部位の表面に分散投影して投影値を算出する処理を、撮影時でX線が照射された全管球位相で行い、全管球位相分の投影値を積算して被曝量を算出する。
図7から図8を用いて、算出部103による被曝量を算出する処理について説明する。なお、図7及び図8では水ファントムを楕円で示すが、実際の水ファントムは、正円である。図7は、算出部103による被曝量を算出する処理の一例を示す図である。図7に示すように、算出部103は、人体モデルがX線CT装置300のFOV中心部に配置されるようにし、水ファントムの表面を人体モデルの表面に投影する。図7に示す例では、水ファントムをFOVと同じ破線で示す。算出部103は、水ファントムの表面のうち実線で示した投影領域7aを人体モデルの表面の領域7bに投影する。また、算出部103は、水ファントムの表面のうち実線で示した投影領域7cを人体モデルの表面の領域7dに投影する。なお、図7に示すウェッジは、X線管61から照射されるX線の照射範囲やX線管61から照射されるエネルギーを調整するために用いられるフィルターであり例えばアルミ等で構成される。
図8は、算出部103による被曝量を算出する処理の一例を示す図である。算出部103は、1つの管球位相で、水ファントム上での被曝量を人体モデル上の該当領域に均等に加算する。なお、算出部103は、撮影時の照射条件に対応する実測値が実測値記憶部101に記憶されていない場合には、当該照射条件に類似する実測値を用いて、当該照射条件に対応する実測値を推定し、推定した実測値を用いる。言い換えると、算出部103は、データ使用時、管電流の値が未実測である場合、補間処理で代用する。例えば、管電圧が「150」、管電流が「I(m)」に撮影条件が設定されている場合に、撮影時の照射条件に対応する実測値がない場合には、管電圧が「150」であり管電流が「I(m−1)」である実測値と、管電圧が「150」であり管電流が「I(m+1)」である実測値とを用いた補間処理を行うことで撮影時の照射条件に対応する実測値を推定する。なお、I(m−1)<I(m)<I(m+1)である。
図8に示す例では、算出部103は、水ファントム8aの表面において、X線管61が位置する側の実線で示した投影領域8bの実測値を、X線管61から人体モデルまでの距離に基づいて当該人体モデルに割当てる。ここで投影領域8bに、領域8b1〜領域8b5が含まれる場合を説明する。算出部103は、領域8b1を人体モデル上の領域8c1に投影して投影値を算出する。ここで、算出部103は、領域8b1における被曝量がα1であり、領域8b1が投影される人体モデル上の8c1からX線管61までの距離が水ファントム上の領域8b1からX線管61までの距離の2倍である場合、人体モデル上の領域8c1の画素あたりにα1/4の線量を割当てることで投影値を算出する。より具体的には、図8に示す例では、領域8b1は線として表現されているが、実際は面である。同様に、領域8c1も実際は面である。また、領域8b1に入射する総線量と領域8c1に入射する総線量とは等しい。このため、単位面積あたりの線量は、X線管61との距離の2乗に反比例する。すなわち、領域8c1における単位面積あたりの線量は、X線管61からの距離が2倍になれば、線量は1/4となる。このように、算出部103は、実測した領域8b1のサンプリング面積と、人体モデル上の領域8c1の画素面積の大きさとを考慮して、領域8c1の投影値を算出する。
また、算出部103は、水ファントム8aの表面において、X線検出器62が位置する側の実線で示した投影領域8dの実測値を、X線管61から人体モデルまでの距離に基づいて当該人体モデルに割当てる。ここで投影領域8dに、領域8d1〜領域8d5が含まれる場合を説明する。算出部103は、領域8d1を人体モデル上の領域8e1に投影して投影値を算出する。ここで、算出部103は、領域8d1における被曝量がα2であり、領域8d1が投影される人体モデル上の8e1からX線管61までの距離が水ファントム上の領域8d1からX線管61までの距離の1/2倍である場合、人体モデル上の領域8e1の画素あたりに4×α2の線量を割当てることで投影値を算出する。より具体的には、図8に示す例では、領域8d1は線として表現されているが、実際は面である。同様に、領域8e1も実際は面である。また、領域8d1に入射する総線量と領域8e1に入射する総線量とは等しい。このため、単位面積あたりの線量は、X線管61との距離の2乗に反比例する。すなわち、単位面積あたりの線量は、距離が1/2になれば、線量は4倍となる。このように、算出部103は、実測した領域8d1のサンプリング面積と、人体モデル上の領域8e1の画素面積の大きさとを考慮して、領域8e1の投影値を算出する。なお、X線は、領域8e1から領域8d1を透過する場合、領域8d1と領域8e1との間の水によって減衰する。このため、領域8d1を領域8e1に対応させる場合、厳密には領域8d1と領域8e1との間の水によるX線の減衰分を考慮する必要がある。しかし、ここでは説明の便宜上、領域8d1と領域8e1との間の水によるX線の減衰分を無視可能であるものとする。また、これに対して領域8b1を領域8c1に対応させる場合は、水によるX線の減衰を考慮する必要は無い。
同様にして、算出部103は、領域8b2〜領域8b5の各領域が投影される人体モデル上の領域の画素あたりに被曝量を割り当てる。また、算出部103は、領域8d2〜領域8d5の各領域が投影される人体モデル上の領域の画素あたりに被曝量を割り当てる。続いて、算出部103は、被曝量を全ての管球位相で積算する。言い換えると、算出部103は、位相ごとに人体モデルの表面の画素あたりの被曝量の投影値を算出する。そして、算出部103は、各管球位相で算出した投影値を積算して、被曝量を算出する。なお、算出部103は、X線の照射条件によってX線検出器62が位置する側の投影領域8dの被曝量を無視できる場合には、X線検出器62が位置する側の投影領域8dの実測値を人体モデルに割当てず、X線管61が位置する側の投影領域8bの実測値を人体モデルに割当てるようにしてもよい。
ここで、算出部103は、撮影時でX線が照射された照射経路において天板31を透過したX線が被検体Pに照射する管球位相においては、天板31の厚みによって減衰する被曝量を補正した実測値を用いて、人体モデル上の部位の表面に照射されたX線の被曝量を算出する。言い換えると、算出部103は、X線の照射経路上に天板31が存在する場合、天板31の厚みに応じて、分散投影する実測値を補正する。
図9を用いて、X線の照射経路上に天板31が存在する場合の算出部103による被曝量を算出する処理について説明する。図9は、X線の照射経路上に天板31が存在する場合の算出部103による被曝量を算出する処理の一例を示す図である。図9に示すように、算出部103は、水ファンム上の領域を人体モデルに投影する場合、照射経路上に存在する天板31の体積を算出する。そして、算出部103は、算出した天板31の体積に応じて決定される減衰量に応じて分散投影する実測値を補正する。一例をあげると、算出部103は、水ファントム上での領域Aにおける被曝量がα1であり、X線管61から領域Aが投影される人体モデルまでの距離がX線管61からファントムまでの距離の2倍であり、減衰量がαxである場合、領域Aが投影される人体モデルの表面の画素あたりに(α1−αx)/4の線量を割当てる。すなわち、算出部103は、実測した水ファントム上での領域Aのサンプリング面積と、人体モデル上の領域の画素面積の大きさと、天板31による減衰量αxとを考慮して、人体モデル上の領域の投影値を算出する。なお、算出部103は、X線の照射経路上に天板31が存在する場合、天板31の厚みによって減衰する被曝量を補正せずに投影値を算出した後に、天板31の体積に応じて決定される減衰量に応じて算出した投影値を補正してもよい。
なお上記では、位相ごとにデータを実測し、実際の撮影時の管球位相ごとにデータを用いる場合を説明した。ただし、本実施形態は、1つの管球位相でのデータを実測し、このデータを管球位相に応じて回転させて用いてもよい。ただし、管球位相によっては、照射されるX線量が一定でない場合がある。この照射量の変化を無視できる場合には、1つの管球位相でのデータを用いることが有効であるが、管球位相に応じて照射量の変化を無視できない場合には、360°全ての管球位相からのデータを実測することが望ましい。
図1に戻り、出力制御部104は、算出部103により算出された被曝量と、特定部102により特定された人体モデル上の部位とを対応付けた情報を出力部82に出力させる。例えば、出力制御部104は、算出された被曝量と、人体モデル上の部位とを対応付けた情報を、出力部82に出力する。この被曝量は、皮膚被曝線量である。これにより、線量管理装置80は、X線CT装置300による撮影時において、被検体Pに照射されたX線の被曝量と人体モデル上の部位とを対応付けた情報を、出力部82に出力する。すなわち、線量管理装置80は、X線CT装置300による撮影時において、図2に示したX線診断装置200による撮影時と同様に、被検体Pの被曝量と人体モデル上の部位とを対応付けた情報を、出力部82に出力することができる。
また、出力制御部104は、算出された被曝量と、人体モデル上の部位とを対応付けた情報を、図示しない、インターフェースを介して、外部装置に出力することも可能である。ここで、外部装置は、例えば、モニタ20やプリンタ、記憶媒体等であってもよい。これにより、出力制御部104は、算出された被曝量と、人体モデル上の部位とを対応付けた情報を再現可能な状態で外部装置に受渡しすることができる。
次に、図10を用いて第1の実施形態に係る推定部100による処理の手順を説明する。図10は、第1の実施形態に係る推定部100による処理の手順を示すフローチャートである。図10に示すように、第1の実施形態に係る推定部100は、X線CT装置300による撮影条件を取得する(ステップS101)。例えば、推定部100は、撮影条件としてkVとmAとFOVとをX線CT装置300から取得する。
続いて、推定部100は、X線CT装置300による撮影範囲を人体モデル上で位置のマッチングを行う(ステップS102)。例えば、推定部100は、X線CT装置300による撮影時の被検体Pの位置情報と基準位置とを比較することで、作成した人体モデルと寝台30(又は実際の被検体)とを対応付ける。
そして、推定部100は、水ファントムの表面を人体モデルの表面に投影する(ステップS103)。例えば、推定部100は、人体モデルがX線CT装置300のFOV中心部に配置されるようにし、水ファントムの表面を人体モデルの表面に投影する。また、推定部100は、1つの管球位相で水ファントム上での被曝量を人体モデル上の該当領域に均等に分散投影する(ステップS104)。
また、推定部100は、天板31の影響を無視できるか否かを判定する(ステップS105)。ここで、推定部100は、天板31の影響を無視できると判定しなかった場合(ステップS105、No)、天板31の厚みによって減衰する線量を補正する(ステップS106)。なお、推定部100は、天板31の影響を無視できると判定した場合(ステップS105、Yes)、あるいはステップS106の処理を実行後、ステップS107に移行する。
推定部100は、全ての管球位相で積算したか否かを判定する(ステップS107)。ここで、推定部100は、全ての管球位相で積算したと判定しなかった場合(ステップS107、No)、ステップS104に移行して、1つの管球位相で水ファントム上での被曝量を人体モデル上の該当領域に均等に加算する処理を実行する。一方、推定部100は、全ての管球位相で積算したと判定した場合(ステップS107、Yes)、人体モデル上に被曝量を対応付けて表示する(ステップS108)。推定部100は、ステップS108の処理を実行後、処理を終了する。
上述したように、第1の実施形態によれば、X線診断装置による被曝量とX線CT装置による被曝量とを一元管理することができる。すなわち、第1の実施形態によれば、従来は管理することが出来なかったCT検査での皮膚被曝線量を推定し、管理することを可能とする。このため、CT検査およびX線装置における被曝量を一元的に管理することが可能となり、被検査者の被曝低減を図るうえで役立つ。
(被曝量の算出の変形例)
なお、上述した実施形態では、算出部103は、ファントム表面上の被曝量の実測値を用いて被曝量を算出するものとして説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、算出部103は、ファントム表面上の被曝量の実測値を用いるのではなく、X線の減衰率に基づいて被曝量を算出するようにしてもよい。図11は、第1の実施形態の変形例を説明するための図である。
図11では、体表面A点及び体表面B点における被曝量をX線の減衰率に基づいて算出する場合について説明する。X線管61から照射されたX線は、図11に示す体表面A点に到達するまでに、ウェッジによる減衰を受ける。このため、例えば、算出部103は、ウェッジによるX線減衰率を予め保持する場合、このウェッジのX線減衰率を用いて、体表面A点でのX線強度を計算可能である。なお、説明の便宜上、図11に示す例では、空気中でのX線の減衰を無視できるものとし、X線は単一エネルギー成分のみを持つと仮定する。また、図11に示す例では、ウェッジの材料が例えばアルミであり、算出部103がアルミの単位長さあたりのX線減衰率を保持している場合を説明する。また、X線が透過するウェッジ内のパス長は、ウェッジの形状から予め分かる。また、推定部100が、X線の強度と、皮膚被曝量とを関連付けて記憶する記憶部を更に備えるものとする。
算出部103は、ウェッジによる単位長さあたりのX線減衰率と、X線が透過するウェッジ内のパス長とに基づいて、ウェッジを透過することで減衰するX線強度を算出する。また、算出部103は、撮影時の照射条件から決定されるX線の強度と、ウェッジを透過することで減衰するX線の強度とに基づいて、体表面A点に到達するX線の強度を算出する。そして、算出部103は、推定部100が備える記憶部を参照し、体表面A点に到達するX線の強度から体表面A点における皮膚被曝量を算出する。ここで、算出部103は、単位面積あたりのX線の強度は、X線管(X線源)からの距離の2乗に反比例することを考慮して体表面A点での皮膚被曝量を計算する。
また、X線管61から照射されたX線は、図11に示す体表点B点に到達するまでに、ウェッジによる減衰と、被検者体内での減衰とを受ける。このため、例えば、算出部103は、ウェッジによるX線減衰率と、人体モデルのX線減衰率とを予め保持する場合、このウェッジのX線減衰率と人体モデルのX線減衰率とを用いて、体表面B点でのX線強度を計算可能である。
より具体的には、算出部103は、ウェッジによる単位長さあたりのX線減衰率と、X線が透過するウェッジ内のパス長とに基づいて、ウェッジを透過することで減衰するX線強度を算出する。また、算出部103は、人体モデルの単位長さあたりのX線減衰率と人体モデルのパス長(体表面A点と体表面B点との長さ)とに基づいて、人体モデルを透過することで減衰するX線の強度を算出する。また、算出部103は、撮影時の照射条件から決定されるX線の強度と、ウェッジを透過することで減衰するX線の強度と、人体モデルを透過することで減衰するX線の強度とに基づいて、体表面B点に到達するX線の強度を算出する。そして、算出部103は、推定部100が備える記憶部を参照し、体表面B点に到達するX線の強度から体表面B点における皮膚被曝量を算出する。ここで、算出部103は、単位面積あたりのX線の強度は、X線管(X線源)からの距離の2乗に反比例することを考慮して体表面B点での皮膚被曝量を計算する。
なお、X線が複数のエネルギー帯の成分を含んでいる場合には、エネルギー帯毎に上記の計算を行えば、各体表面での皮膚被曝線量を計算により推定できる。また、体表面B点での被曝量を無視できる場合には、算出部103は、体表面A点での被曝量のみを算出するようにしてもよい。
なお、ウェッジによるX線減衰率と、X線が透過するウェッジ内のパス長とは、X線CT装置300のウェッジの形状から事前に決定可能である。このため、推定部100は、X線CT装置300のウェッジの形状に基づいて、人体モデルの種類ごとに、X線CT装置300のX線管から照射されたX線の強度と、体表面A点での皮膚被曝量と、体表面B点での皮膚被曝量とを関連付けて記憶部に記憶してもよい。かかる場合、算出部103は、X線CT装置300による撮影時の照射条件に基づいて、人体モデルで特定した体表面A点でのX線の被曝量を導出する。例えば、算出部103は、撮影時の照射条件から決定されるX線の強度を特定する。そして、算出部103は、推定部100が備える記憶部を参照し、特定したX線の強度に関連づけられた体表面A点における皮膚被曝量を導出する。また、算出部103は、推定部100が備える記憶部を参照し、特定したX線の強度に関連づけられた体表面B点における皮膚被曝量を導出する。なお、算出部103のことを「導出部」とも言う。
また、図11に示す例では、天板の影響を無視している。実用に耐えれば、算出部103は、天板の影響を無視して皮膚被曝量を計算してもよい。一方で、算出部103は、天板による減衰が無視できない場合には、天板によるX線減衰を考慮し、図11で説明した体表面A点や体表面B点における皮膚被曝量の算出と同様の計算を行う。図12は、第1の実施形態の変形例の別例を説明するための図である。
例えば、各管球角度における各X線ビームの天板内の透過パス長は計算により求めることが可能である。このため、算出部103は、天板の材質を均一と仮定し、単位長さあたりのX線減衰率が設定されていれば、天板によるX線減衰を考慮しつつ体表面A点での皮膚被曝量及び体表面B点での皮膚被曝量を算出する。
(X線診断装置の変形例)
なお、上述した実施形態では、線量管理装置80が、X線CT装置300による撮影時において、被検体Pに照射されたX線の皮膚被曝線量と人体モデル上の部位とを対応付けた情報(「第1の皮膚被曝情報」と称する)を出力部82に出力するものとして説明した。また、上述した実施形態では、線量管理装置80が、X線診断装置200による撮影時において、被検体Pに照射されたX線の皮膚被曝線量と人体モデル上の部位とを対応付けた情報(「第2の皮膚被曝情報」と称する)を出力部82に出力するものとして説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、X線CT装置300による診断を行った後、X線診断装置200による支援を得て血管内の治療を行う場合がある。このようなことから、X線診断装置200において、表示制御部56が、第1の皮膚被曝情報と第2の皮膚被曝情報とを、モニタ20などの所定の表示部に表示させてもよい。
かかる場合、X線診断システム制御装置50は、第1の皮膚被曝情報と、第2の皮膚被曝情報とを線量管理装置80から取得する。そして、表示制御部56は、取得した第1の皮膚被曝情報及び第2の皮膚被曝情報をモニタ20に表示する。ここで、表示制御部56は、モニタ20の表示領域を分割し、一方の表示領域に第1の皮膚被曝情報を表示させ、他方の表示領域に第2の皮膚被曝情報を表示させる。
或いは、表示制御部56は、モニタ20の表示領域を分割せずに第1の皮膚被曝情報と第2の皮膚被曝情報とを表示させてもよい。かかる場合、表示制御部56は、例えば、第1の皮膚被曝情報が示す皮膚被曝線量と第2の皮膚被曝情報が示す皮膚被曝線量とを人体モデル上の部位ごとに積算し、部位ごとに積算した皮膚被曝線量の積算値を一つの人体モデル上の部位に対応付けて表示させる。
また、X線画像データ収集部55は、第1の皮膚被曝情報及び第2の皮膚被曝情報のうち少なくともいずれか一方に基づいて、Cアーム41を回転移動させるようにCアーム制御部54を制御してもよい。かかる場合には、X線診断装置200は、被検体の表面での被曝量における所定の閾値を設定する設定部を更に備えるようにしてもよい。そして、X線画像データ収集部55は、第1の皮膚被曝情報及び第2の皮膚被曝情報のうち少なくともいずれか一方に基づいた被検体の表面での被曝量が閾値を超過したときに、Cアーム41を回転移動させる。
より具体的には、X線画像データ収集部55は、人体モデル上のある部位における皮膚被曝線量の積算値が所定の閾値を超過した場合に、Cアーム41を回転移動させる。或いは、X線画像データ収集部55は、人体モデル上のある部位において第2の皮膚被曝情報が示す皮膚被曝線量が所定の閾値を超過した場合に、Cアーム41を回転移動させる。これにより、X線CT装置によるCT検査とX線診断装置による治療とが併用される場合に、被検体のある部位において被曝量が高くなることを防止することが可能となる。なお、X線診断装置200は、所定の閾値の設定を操作者から受付けるようにしてもよい。また、X線画像データ収集部55は、第1の皮膚被曝情報及び第2の皮膚被曝情報のうち少なくともいずれか一方に基づいた被検体の表面での被曝量が閾値を超過したときに、被検体へのX線の照射を停止させてもよい。
また、図示した各構成部は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のごとく構成されていることを要しない。例えば、X線診断装置200と線量管理装置80とがX線診断装置として統合されてもよい。この場合、X線診断装置は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続する外部のX線CT装置から撮影条件と撮影された画像データとを受信することが可能である。これによって、X線診断装置は、X線CT装置300から取得した被曝量だけの管理ではなく、同じ被検体Pが異なるX線CT装置によって検査された場合であっても、被曝量を管理することができる。
また、推定部100が有する機能を推定装置として独立させてもよい。この場合、推定装置は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続する外部の装置(X線診断装置、X線CT装置及び画像サーバ装置等)から撮影条件と撮影された画像データとを受信することが可能である。これによって、推定装置は、X線診断装置200やX線CT装置300から取得した被曝量だけの管理ではなく、同じ被検体Pが異なるX線診断装置やX線CT装置によって検査された場合であっても、被曝量を管理することができる。
また、X線診断装置200が、線量管理装置80が有する人体モデル生成部83とデータ生成部84とを備え、X線CT装置300が、線量管理装置80が有する推定部100を備えるようにしてもよい。
さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上、説明したとおり、第1の実施形態によれば、X線診断装置による被曝量とX線CT装置による被曝量とを一元管理することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 X線循環器診断システム
80 線量管理装置
100 推定部
101 実測値記憶部
102 特定部
103 算出部
104 出力制御部

Claims (7)

  1. X線CT装置のX線管から照射されたX線によるファントム表面上の被曝量の実測値と、当該X線CT装置のX線管からX線が照射されたときの照射条件とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記X線CT装置のX線管からX線が照射された被検体の部位を、当該被検体を模式的に表現した人体モデル上で特定する特定部と、
    前記X線CT装置による撮影時にて前記被検体が配置された位置に前記人体モデルを想定し、前記記憶部から取得した前記撮影時の照射条件に対応する実測値と、前記X線CT装置による撮影時の照射条件と、前記撮影時における前記X線管から前記人体モデルまでの距離とに基づいて、当該人体モデルで前記特定部が特定した部位の表面でのX線の被曝量を皮膚被曝線量として導出する導出部と、
    前記導出部により導出された皮膚被曝線量と、前記特定部により特定された人体モデル上の部位とを対応付けた情報を表示部に表示させる表示制御部と、
    を備え、
    前記実測値は、複数の管球位相それぞれで測定され、
    前記導出部は、前記撮影時の照射条件に対応する実測値として前記記憶部から取得した前記複数の管球位相それぞれの実測値の中で、前記撮影時でX線が照射された管球位相に対応する実測値を前記人体モデルで前記特定部が特定した部位の表面に分散投影して投影値を算出する処理を、前記撮影時でX線が照射された各管球位相で行い、各管球位相の投影値を積算して皮膚被曝線量を導出することを特徴とする推定装置。
  2. 前記導出部は、前記撮影時の照射条件に対応する実測値が前記記憶部に記憶されていない場合には、当該照射条件に類似する実測値を用いて、当該照射条件に対応する実測値を推定し、推定した実測値を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  3. 前記導出部は、前記撮影時でX線が照射された照射経路において天板を透過したX線が前記被検体に照射する管球位相においては、当該天板の厚みによって減衰する被曝量を補正した実測値を用いて、前記人体モデル上の部位の表面に照射されたX線の被曝量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  4. X線を発生するX線源と、前記X線源からのX線を検出するX線検出部とを保持するアーム部を回転させて、所定の照射条件で前記X線源からX線を被検体に照射させて前記X線検出部が検出したX線のデータを収集するデータ収集部と、
    X線CT装置のX線管から照射されたX線による前記被検体の表面での被曝量である第1の皮膚被曝線量であって、X線CT装置のX線管から照射されたX線によるファントム表面上の被曝量の実測値と、当該X線CT装置のX線管からX線が照射されたときの照射条件とを関連付けて記憶する記憶部から取得した撮影時の照射条件に対応する実測値と、前記X線CT装置による撮影時の照射条件と、前記撮影時における前記X線管から前記被検体を模式的に表現した人体モデルまでの距離とに基づいて導出される第1の皮膚被曝線量と、前記人体モデル上の部位とを対応付けた第1の皮膚被曝情報、及び、前記データを収集する際に前記X線源から照射されたX線に基づく前記被検体の表面での被曝量である第2の皮膚被曝線量と、前記人体モデル上の部位とを対応付けた第2の皮膚被曝情報を表示部に表示させる表示制御部と、
    を備え、
    前記実測値は、複数の管球位相それぞれで測定され、
    前記第1の皮膚被曝線量は、前記撮影時の照射条件に対応する実測値として前記記憶部から取得した前記複数の管球位相それぞれの実測値の中で、前記撮影時でX線が照射された管球位相に対応する実測値を前記人体モデルで特定した部位の表面に分散投影して投影値を算出する処理を、前記撮影時でX線が照射された各管球位相で行い、各管球位相の投影値を積算して導出されることを特徴とするX線診断装置。
  5. 前記データ収集部は、前記第1の皮膚被曝情報及び前記第2の皮膚被曝情報のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記アーム部を移動させる
    ことを特徴とする請求項に記載のX線診断装置。
  6. 前記被検体の表面での被曝量における所定の閾値を設定する設定部を更に有し、
    前記データ収集部は、前記第1の皮膚被曝情報及び前記第2の皮膚被曝情報のうち少なくともいずれか一方に基づいた前記被検体の表面での被曝量が前記閾値を超過したときに、前記アーム部を移動させる
    ことを特徴とする請求項に記載のX線診断装置。
  7. X線CT装置のX線管から照射されたX線によるファントム表面上の被曝量の実測値と、当該X線CT装置のX線管からX線が照射されたときの照射条件とを関連付けて記憶部に記憶する記憶手順と、
    前記X線CT装置のX線管からX線が照射された被検体の部位を、当該被検体を模式的に表現した人体モデル上で特定する特定手順と、
    前記X線CT装置による撮影時にて前記被検体が配置された位置に前記人体モデルを想定し、前記記憶部から取得した撮影時の照射条件に対応する実測値と、前記X線CT装置による撮影時の照射条件と、前記撮影時における前記X線管から前記人体モデルまでの距離とに基づいて、当該人体モデルで前記特定手順が特定した部位の表面でのX線の被曝量を皮膚被曝線量として導出する導出手順と、
    前記導出手順により導出された皮膚被曝線量と、前記特定手順により特定された人体モデル上の部位とを対応付けた情報を表示部に表示させる表示制御手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記実測値は、複数の管球位相それぞれで測定され、
    前記導出手順は、前記撮影時の照射条件に対応する実測値として前記記憶部から取得した前記複数の管球位相それぞれの実測値の中で、前記撮影時でX線が照射された管球位相に対応する実測値を前記人体モデルで前記特定手順が特定した部位の表面に分散投影して投影値を算出する処理を、前記撮影時でX線が照射された各管球位相で行い、各管球位相の投影値を積算して皮膚被曝線量を導出することを特徴とする推定プログラム。
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