JP6351165B2 - ヘッドレスト - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートのシートバックなどに設けられるヘッドレストに関する。
シートクッションと、シートクッションの後部にその下部が連結されたシートバックとを具備し、シートバック上端部に保持されるヘッドレストを設けたシートが車両用シートなどとして広く知られている。
ヘッドレストは、シートバック上端に設けられたステーと、ステーに取付けられて、着座者の頭部を弾性支持するヘッドレスト本体とを備え、ヘッドレスト本体は、発泡ウレタン等から成形されたパッドをトリムカバー(表皮)で被覆して形成されている。
一般的に、ステーは、左右の脚と、左右の脚の上端を連結する上端の中央部(連結部)とを一体的に有してなる逆U形状に成形されている。たとえば、ステーの中央部はヘッドレスト本体の内部に連結され、ヘッドレスト本体はステーの中央部を中心に前後方向に回動可能に取付けられている。そして、ヘッドレスト本体、つまりはヘッドレストが前方向に回動して前に倒れ込むことにより、着座者の頭部、ヘッドレスト本体の前面間の隙間を少なくする可倒式のヘッドレストが、車両用シートなどのシートに広く採用されている。
ヘッドレスト本体が前後方向に回動するヘッドレスト(可倒式のヘッドレスト)においては、前後方向に延びた一対の長孔がヘッドレスト本体の下部(底面)に左右方向に離反して形成されている。そして、ステーの左右の脚が対応するヘッドレスト本体底面の長孔を貫いて延びることにより、長孔の前後の端がステーの脚に当接するまで前後方向のヘッドレスト本体の回動が許容される。そのため、ヘッドレスト本体、つまりはヘッドレストが前に倒れ込むことができる。なお、ヘッドレストは前に倒れ込んだ位置にロックされ、ロックが解除されると、初期位置(後方位置)に、たとえば、リターンばねのばね力のもとで戻される。
ここで、ステーは、通常、円形断面の棒材から成形され、ヘッドレスト本体底面の一対の前後方向の長孔は、ヘッドレスト本体の回動を許容するように、ステーの脚の直径よりも長く形成されている。そのため、ステーの脚の貫かない部分が開口、すなわち、隙間(空所)としてステーの脚の前後で長孔に残される。そして、開口が長孔に残されると、開口を介してヘッドレスト本体の内部が覗かれて外観意匠が低下する。また、ヘッドレストを前に倒すときや、ロックを解除してヘッドレストが初期位置にばね力のもとで戻されるとき、開口、つまり、長孔に指を挟むおそれがある。
そのため、板状の一対の閉塞部材がヘッドレスト本体底面の対応する長孔をそれぞれ覆ってヘッドレスト本体底面に設けられ、ヘッドレスト本体の動きに追従してヘッドレスト本体底面上を前後方向に移動(摺動)する構成が提案されている。ここで、ヘッドレスト本体が前後方向に回動して長孔に対するステーの脚の位置が相対的に変化しても、閉塞部材は、長孔を覆って塞いだまま移動するため開口が長孔に生じない。
たとえば、特開2007−167379号公報には、閉塞部材のほぼ中央に挿通孔が形成され、この挿通孔をステーの脚が挿通して延び、閉塞部材が長孔を塞いだまま前後方向に移動する構成が記載されている。カム面が閉塞部材の外周面に形成され、係合ピンがヘッドレスト本体底面に突設されて閉塞部材のカム面に係合している。
なお、支持部材がヘッドレスト本体の内部上面に設けられて、ステーの中央部を相対的に回動自在に支持している。そのため、ヘッドレスト本体はステーの中央部を回動軸として前後方向に回動可能にステーの中央部に支持される。
ヘッドレスト本体がステーの中央部を回動軸として前後方向に回動されると、閉塞部材は、カム面をヘッドレスト本体底面の係合ピンに係合させながらステーの脚を回転中心として閉塞部材は回転する。そして、回転しながら、長孔の前後の端がステーの脚に当接するまで閉塞部材が長孔を塞いだまま前後方向に移動するため、ヘッドレスト本体底面の長孔に開口が生じない。
カム面、係合ピンの組合せ以外に、ピニオン、ラックの組合せなどを利用した実施例も記載されている。しかし、いずれの実施例においても、閉塞部材が、ステーの脚を回転中心として回転しながら長孔の前後の端がステーの脚に当接するまで長孔を覆って塞いだまま前後方向に移動する構成となっている。
また、特開平07−039431号公報には、閉塞部材が回転することなくヘッドレスト本体の動きに伴って移動する構成が記載されている。
すなわち、ヘッドレストのステーの左右の脚を下から支持する略箱形状のハウジングがシートバックの前面上部に設けられ、上下方向(縦方向)に垂直に延びた一対の長孔がハウジングの前面に形成されている。そして、ステーの左右の脚がハウジング前面の垂直の長孔を貫いて延び、ヘッドレストが前倒し可能にハウジングに取付けられている。
閉塞部材が左右方向(横方向)に移動可能にハウジング前面に取付けられ、ハウジング前面の上下方向の垂直の長孔に対して傾斜した一対の長孔が閉塞部材に形成されている。そして、ステーの左右の脚は、対応するハウジング前面の垂直の長孔と閉塞部材の傾斜した長孔とが交差する部分で2つの長孔を貫いてそれぞれ延びている。
閉塞部材の傾斜した長孔と交差してステーの脚が延びる部分を除いて、ハウジング前面の垂直の長孔はハウジング前面上の閉塞部材で覆われて塞がれ、閉塞部材の傾斜した長孔は閉塞部材背後のハウジングで覆われて塞がれる。そのため、ハウジング前面の垂直の長孔、閉塞部材の傾斜した長孔のいずれにおいても開口(隙間)が存在しない。
ヘッドレスト本体はステーの中央部に固定されてステーと一体化されており、ヘッドレスト本体が前傾されると、ステーの脚はハウジング前面の垂直の長孔を下降する。ここで、ステーの脚は、ハウジング前面の垂直の長孔だけでなく閉塞部材の傾斜した長孔も貫いて延びている。そのため、ハウジング前面の垂直の長孔を下降するステーの脚は、閉塞部材の傾斜した長孔内も下降し、それによって、閉塞部材を押圧してハウジング前面上で閉塞部材を左右方向に移動(摺動)させる。
ここで、ステーの脚が閉塞部材を押圧して左右方向に移動させることにより、ステーの脚が貫いて延びる2つの長孔の交差する位置は変動する。しかし、ステーの脚が貫いて延びる部分を除いて、ハウジング前面の垂直の長孔がハウジング前面上の閉塞部材で覆われて塞がれる。そのため、ヘッドレスト本体が前傾して、ステーの脚がハウジング前面の垂直の長孔を下降しても、ハウジング前面の垂直の長孔、閉塞部材の傾斜した長孔のいずれにおいても開口が生じない。
特開2007−167379号公報 特開平07−039431号公報
特開2007−167379号公報では、ヘッドレスト本体底面の前後方向の長孔に沿って移動する閉塞部材によって長孔が常に覆われて塞がれ、長孔に開口が生じない。そのため、開口を介してヘッドレスト本体の内部が覗かれず、外観意匠が低下しない。また、長孔が常に覆われて塞がれるため、ヘッドレストを前に倒すときや初期位置に戻すとき、長孔に指を挟むおそれがない。
しかしながら、閉塞部材が回転しながら前後方向に延びた長孔に沿って移動するため、閉塞部材が移動する方向(前後方向)でのスペースに加えて、閉塞部材の回転を許容するスペースが長孔と直交する方向(左右方向)でヘッドレスト本体底面に必要とされる。そのため、長孔と直交する方向(左右方向)での部材の配置が制限され、設計の自由度が制約される。
特開平07−039431号公報では、ヘッドレスト本体が前傾して、ステーの脚がハウジング前面の垂直の長孔を下降しても、ハウジング前面の垂直の長孔、閉塞部材の傾斜した長孔のいずれにおいても開口が生じない。しかしながら、ステーの左右の脚の上下方向の動きを許容するために、上下方向に垂直な2つの切り溝がハウジング前面の対応する長孔に整列してシートバックの前面上部でトリムカバーに形成される。そして、トリムカバーの2つの切り溝が視認されるため、切り溝の存在による外観品質の低下は避けられない。
さらに、切り溝がトリムカバーに形成されているため、着座者のスカーフや着衣の襟などがトリムカバーの切り溝に入り込むことがある。そして、スカーフなどが切り溝に入り込んだ状態で、ステーの脚がハウジング前面の垂直の長孔を下降して閉塞部材がハウジング前面上で左右方向に移動すると、スカーフなどが2つの長孔(ハウジング前面の垂直の長孔、閉塞部材の傾斜した長孔)に巻き込まれるおそれがある。
本発明は、閉塞部材がスカーフなどを巻き込むことなく長孔を覆って塞ぎながら移動し、設計の自由度を制約しないヘッドレストの提供を目的としている。
本発明では、閉塞部材はヘッドレスト本体底面上を回転することなく長孔の延びる方向、すなわち前後方向に移動する。そして、閉塞部材はヘッドレスト本体の回動に連動して前後方向に移動するメインプレートと、メインプレートと一体的に移動可能なサブプレートとを有して形成され、メインプレート、サブプレートがヘッドレスト本体下面の長孔を協働して塞ぎながら前後方向に移動する。
すなわち、請求項1に係る本発明によれば、左右の脚を有するステーと、前後方向へ回動可能にステーに取付けられたヘッドレスト本体とを備え、アンダーカバーがヘッドレスト本体に下方から装着されてヘッドレスト本体底面を構成し、前後方向に延びた一対の長孔がアンダーカバーに左右方向に離反して形成され、ステーの左右の脚が対応する長孔を貫いて延びることにより前後方向でのヘッドレスト本体の回動が許容され、一対の閉塞部材が、アンダーカバーの対応する長孔をそれぞれ覆って前後方向に移動可能にヘッドレスト本体の底面上に配置され、それぞれの閉塞部材はメインプレート、サブプレートを有して形成され、ステーの対応する脚の挿通される挿通孔がメインプレートに形成されている。そして、メインプレートはヘッドレスト本体の回動に連動して前後方向に移動し、サブプレートはメインプレートに追従して移動可能にメインプレートの下にメインプレートと重複してアンダーカバー上に設けられ、メインプレート、サブプレートがアンダーカバーの長孔を覆って塞ぎながらアンダーカバー上を移動し、サブプレート上でのメインプレートの移動を規制しガイドするメインの規制手段が、メインプレート、サブプレートの間に設けられている。
請求項1に係る本発明では、閉塞部材は、ヘッドレスト本体底面上を回転することなく前後方向に移動しているため、閉塞部材の回転を許容するスペースをヘッドレスト本体底面の長孔と直交する方向でヘッドレスト本体底面に設ける必要がない。そのため、長孔と直交する方向において部材の配置が制限されず、設計の自由度が制約されない。
ヘッドレスト本体底面の長孔がメインプレート、サブプレートを有して形成された閉塞部材で常に覆われて塞がれるため、長孔に指が挟まれるおそれがない。もちろん、シートバックに切り溝が形成されないため、閉塞部材が移動するとき、着座者のスカーフや着衣の襟などが切り溝に入りこんで長孔に巻き込まれることもない。
本発明の一実施例に係るヘッドレストがシートバックの上端に取付けられた車両用シートの斜視図を示す。 (A−1)(A−2)は初期位置(後方位置)でのヘッドレスト本体の側面図、下方からの斜視図、(B−1)(B−2)は前倒れ位置(前倒し角度21°)でのヘッドレストの側面図、下方からの斜視図をそれぞれ示す。 (A)はヘッドレスト本体の初期位置(前倒し角度0°)におけるヘッドレスト本体内部の一部破断の縦断面図、(B)(C)はヘッドレスト本体の初期位置、7°の前倒し位置における(A)からフレームを省略したヘッドレスト本体内部の側面図をそれぞれ示す。 (A)(B)(C)(D)は、ヘッドレスト本体(ヘッドレスト)の前倒し角度が0°(初期位置)、7°、14°、21°におけるラッチ、ロックプレートのギヤの噛合の概念図をそれぞれ示す。 (A)はアンダーカバー、閉塞部材の斜視図、(B)はアンダーカバーの右半部におけるアンダーカバー、閉塞部材の分解斜視図を示す。 (A−1)はメインプレートの平面図、(A−2)はサブプレートの平面図、(A−3)はアンダーカバーの右半部の平面図、(B−1)は(A−1)の線B1−B1に沿ったメインプレートの断面図、(B−2)は(A−2)の線B2−B2に沿ったサブプレートの断面図、(B−3)は(A−3)の線B3−B3に沿ったアンダーカバーの断面図をそれぞれ示す。 (A)(B)(C)(D)は、ヘッドレスト本体の初期位置(前倒し角度0°)、2つの前倒し中間位置、最大前倒し位置(前倒し角度21°)におけるアンダーカバー、メインプレート、サブプレートの平面図をそれぞれ示す。 (A)(B)(C)(D)は、図7(A)(B)(C)(D)からアンダーカバーを省略したメインプレート、サブプレートの平面図をそれぞれ示す。 (A)(B)(C)はヘッドレスト本体の初期位置(前倒し角度0°)、図7の(B)に対応する前倒し中間位置、最大前倒し位置(前倒し角度21°)におけるヘッドレスト本体の部分縦断面図をそれぞれ示す。
一対の閉塞部材が、ヘッドレスト本体の底面の対応する長孔をそれぞれ覆って前後方向に移動可能にヘッドレスト本体の底面上に配置されている。
それぞれの閉塞部材はメインプレート、サブプレートを有して形成され、ステーの対応する脚の挿通される挿通孔がメインプレートに形成されている。メインプレートはヘッドレスト本体の回動に連動して前後方向に移動し、サブプレートはメインプレートに追従して移動可能にメインプレートと重複してヘッドレスト本体底面に設けられている。そして、メインプレート、サブプレートがヘッドレスト本体の底面の長孔を覆って塞ぎながらヘッドレスト本体底面上を移動している。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るヘッドレストがシートバックの上端に取付けられた車両用シートの斜視図、図2(A−1)(A−2)は初期位置(後方位置)でのヘッドレストの側面図、下方からの斜視図、(B−1)(B−2)は前倒れ位置(前倒し角度21°)でのヘッドレストの側面図、下方からの斜視図をそれぞれ示す。なお、前後はドライバーシートに着座したドライバーから見た方向をいい、Fr、Rrで示す。
図1に示すように、シート10は、シートクッション12と、シートクッションの後端にその下端が連結されたシートバック14とを具備し、本発明の一実施例に係るヘッドレスト20がシートバックの上端に取付けられている。たとえば、シート10は、シートクッション12が車両室内に配置され、シートバックの下端がシートクッションの後端に傾動可能に連結された車両用シートとされる。シート10は、公知のものであり、本発明の要旨でないため、詳細な説明は省略する。
ヘッドレスト20は、シートバック上端に設けられたステー22と、ステーに取付けられて、着座者の頭部を弾性支持するヘッドレスト本体30とを備えている。
ステー22は、左右の脚(ピラー)22aと、左右の脚の上端を連結する中央部(連結部)22bとを一体的に有してなる正面視略逆U形状に、たとえば円形断面の棒材(鋼管)から折曲成形されている。
たとえば、ヘッドレスト本体30は前半部、後半部に2分割された基材(フレーム)の外側に発泡ウレタン等の発泡材からなるパッドを充填し、パッドを表皮(トリムカバー)で被覆して成形され、フレームの内側は空所となっている。そして、フレーム内側の空所に、ブラケットを介してステーの中央部22bが位置し、ヘッドレスト本体を回動可能に保持している。つまり、ヘッドレスト本体30、ステー20の相互の関係についていえば、ヘッドレスト本体は可動部材、ステーは非可動部材(固定部材)となる。
なお、ステー22は、正面視略逆U形状に限定されず、ヘッドレスト底部から2本の脚が延び、ヘッドレスト本体30を回動可能に保持するものであればその形状は問わない。
ヘッドレスト本体30は、ステーの中央部22bの回りで初期位置(後方位置)から前方に回動することによって、前倒し可能に構成されている。たとえば、図2(A−1)に示すように、前倒し角度は7°ずつ3段階とされ、前倒し角度0°の初期位置から7°ずつ3段階(最大21°)にヘッドレスト本体が前倒しされ、それぞれの前倒し位置においてロック機構でロックされる。
図3(A)はヘッドレスト本体の初期位置(前倒し角度0°)におけるヘッドレスト本体内部の一部破断の縦断面図、(B)(C)はヘッドレスト本体の初期位置、7°の前倒し位置における(A)からフレームを省略したヘッドレスト本体内部の側面図をそれぞれ示す。
図3(A)に示すように、ロック機構24は、ブラケット25、ラッチ26、ロックプレート27を有し、ブラケットは左右にフランジを持つ平面視コ形状とされ、左右のフランジが前の基材(フレーム)31にボルト止めされている。ピン(支軸)25aがブラケットの左右の側壁25bの間に架設され、このピンによってラッチ26はブラケットに前後方向に回動可能(揺動可能)に支持されている。
ロックプレート27は平面視コ形状とされ、ステーの中央部22bに左右の側壁27bの下端が溶着されている。そして、左右の側壁の間に架設されたピン(支軸)27aによってブラケット25がロックプレート27に前後方向に回動可能に支持されている。
ラッチ26はロックプレート27の真上に位置し、その先端にギヤ26gの形成されたレバー(掛け金)とされ、ラッチのギヤ26gに対向してギヤ27gがロックプレートの上縁に形成されている。ねじりばね(図示しない)がピン25aに巻装され、このピンの回りで時計方向のばね力がラッチ26に加えられて、ラッチ、ロックプレートのギヤが噛合している。
実施例では、前倒し角度0°の初期位置から7°ずつ3段階(最大21°)に前倒し可能となっている。そのため、初期位置を入れると4つの位置で複数のギヤが対応するギヤに同時に噛合するように、ラッチの先端に3つ(3山)、ロックプレートの上縁に5つ(5山)のギヤが7°ずつ離反してそれぞれ形成されている。
図4(A)(B)(C)(D)は、ヘッドレスト本体(ヘッドレスト)の前倒し角度が0°(初期位置)、7°、14°、21°におけるラッチ、ロックプレートのギヤの噛合の概念図をそれぞれ示す。便宜上、ラッチのギヤ26aを右から1〜3、ロックプレートのギヤ27gを右から1’〜5’として図上に表記している。
前倒し角度0°のヘッドレスト本体30の初期位置(ヘッドレスト20の初期位置)においては、図4(A)に示すように、たとえば、ラッチの3つのギヤのうちの2山目、3山目のギヤ2、3が、ロックプレートの5つのギヤのうちの1山目、2山目のギヤ1’、2’にそれぞれ噛合している。
ラッチのギヤ26g、ロックプレートのギヤ27gは、ギヤ27gに対してギヤ26gが前方に移動可能で、噛合を解除しない限り後方に移動不能な形状に形成されていることはいうまでもない。
なお、リターンばねによって、ブラケット25はヘッドレスト本体30の初期位置方向に偏倚されており、たとえば、リターンばねはピン27aに巻装されたねじりばねとされる。ロックプレート27はレバー状のストッパ27cをその後縁に一体に有しており、ヘッドレスト本体30は初期位置ではリターンばねのばね力のもとでストッパに押圧されている。
リターンばねのばね力がヘッドレスト本体30に加えられているにも拘らず、ギヤ26g、27gの噛合によって、ステー側のロックプレート27にヘッドレスト本体側のラッチ26がロックされる。そのため、ヘッドレスト本体30(ヘッドレスト20;可動部材)がステー22(固定部材)に対して前倒し角度0°の初期位置にロックされる(図2(A−1)参照)。
ヘッドレスト本体30を前方に押したり、手前に引くことによって、ロックが解除されて、ヘッドレスト本体はステーの中央部22bの回りで前方に回動し、前倒しされる。
すなわち、図3(B)に示す初期位置(前倒し角度0°)において、ヘッドレスト本体30を前方に押したり、手前に引くと、(ヘッドレスト本体に固定された)ブラケット25がピン27aの回りで矢視のように反時計方向に回動する。
ブラケット25がピン27aの回りで反時計方向に回動すると、ブラケット上のラッチ26は、ロックプレートのギヤ27gからギヤ26gを逃がす方向に、つまり、矢視のようにラッチ26がピン25aの回りで反時計方向に揺動してギヤ26g、27gの噛合が解除される。そのため、前方へのヘッドレスト本体30の回動が許容され、ヘッドレスト本体が前倒しされる。
ここで、ピン25aに巻装されたねじりばねによって、ピン25aの回りで時計方向に回動させる偏倚力がラッチ26を加えられている。そのため、ラッチのギヤ26gがロックプレートのギヤ27gの1つの山を越えると、図3(C)に示すように、ラッチ26はピン25aの回りで矢視のように時計方向に揺動して、ギヤ26gはギヤ27gに再び噛合される。すなわち、図4(B)に示すように、ラッチのギヤ1、2、3(右から1山目、2山目,3山目のギヤ)が、ロックプレートのギヤ1’、2’、3’(右から1山目、2山目、3山目のギヤ)に噛合し、7°の前倒し位置にヘッドレスト本体30がロックされる。
ヘッドレスト本体30がさらに回動されると、同様にして、図4(C)に示すように、ラッチのギヤ1、2、3がロックプレートのギヤ2’、3’、4’に噛合して14°の前倒し位置にヘッドレスト本体がロックされる。
そして、ヘッドレスト20がなおも回動されると、図4(D)に示すように、ラッチのギヤ1、2、3がロックプレートのギヤ3’、4’、5’に噛合して21°の前倒し位置(最大前倒し位置)にヘッドレスト本体30がロックされる。
このように、ヘッドレスト本体30は、前倒し角度0°の初期位置から7°、14°、21°の前倒し位置に順次ロックされる。しかし、ヘッドレスト本体30を継続的に回動することによって初期位置から14°、または21°の前倒し位置に一気に前倒して、ロックすることもできる。
ロック解除のためのボタン30aがヘッドレスト本体30の側面に設けられている。そして、このボタン30aを押すと、ピン25aに巻装されたねじりばねのばね力に抗してラッチ26がピン25aの回りで反時計方向に揺動して、ラッチのギヤ26g、ロックプレートのギヤ27gの噛合が解除される。つまり、ロック機構24によるヘッドレスト本体30のロックが解除される。そのため、ピン27aに巻装されたリターンばねのばね力のもとでストッパ27cに当接するまでブラケット25がピン27aの回りで時計方向に、つまりは、ヘッドレスト本体30が後方に回動する。そして、ラッチのギヤ2、3がロックプレートのギヤ1’、2’に噛合してロックされたその初期位置(図2(A−1)、図4(A)参照)に、どの前倒し位置にあってもヘッドレスト本体30は直ちに戻される。
ボタン30aを押すと、ギヤ26g、27gの噛合を解除する構成は、本発明の要旨でないため詳細な説明は省略する。たとえば、図3(A)に示すように、ピン26aがラッチ26の側面に突設され、ボタン30aの押圧による左右方向の動きを上方の動きに変換して、ピン26aを押し上げればラッチ26がピン25aの回りで反時計方向に揺動して、ギヤ26g、27gの噛合が解除される。
ロック機構24は、所定の前倒し位置にヘッドレスト本体30をロックするものであれば足り、上記の構成に限定されないことはいうまでもない。
図2(A−2)(B−2)に示すように、前後方向に延びた一対の長孔34がヘッドレスト本体30の底面に左右方向に離反して形成され、ステーの左右の脚22aが対応する長孔を貫いて上下方向に延びている。そのため、ヘッドレスト本体(可動部材)の長孔34の前後の端がステー(非可動部材)の脚22aに当接するまで前後方向でのヘッドレスト本体30の回動が許容される。実施例では、上記のようにヘッドレスト本体は最大で21°前倒し可能となっている。
ヘッドレスト本体の長孔34の前後の端がステーの脚22aに当接する範囲で、ヘッドレスト本体30は前後方向に回動できる。しかしながら、ヘッドレスト本体30の前倒し範囲(前倒し角度0°の初期位置と前倒し角度21°の最大の前倒し位置との間隔)はロック機構24によるヘッドレスト本体のロックによって決められる。すなわち、通常、ヘッドレスト本体30の初期位置は長孔34の後端がステーの脚22aに当接する前の位置に、最大前倒し位置は長孔の前端が脚に当接する前の位置にそれぞれ設定される。
板状の一対の閉塞部材36が対応する長孔34をそれぞれ塞いで(覆って)ヘッドレスト本体30の底面上に前後方向に移動可能に配置されている。そして、閉塞部材36がヘッドレスト本体30の回動に連動してヘッドレスト本体底面上を長孔34に沿って長孔を塞ぎながら(覆いながら)前後方向に移動(摺動)する。そのため、ヘッドレスト本体30がどの前倒し位置にあっても、閉塞部材36によって長孔34が常に塞がれる。つまり、図2(A−2)(B−2)からわかるように、ヘッドレスト本体30の初期位置(後方位置)、前倒れ位置のいずれにおいても、長孔34は閉塞部材36で塞がれ、長孔に開口(隙間)は存在しない。
実施例では、ヘッドレスト本体30の下面は開放され、アンダーカバー38がヘッドレスト本体の開放面(下面)に下方から取付けられてヘッドレスト本体底面に構成している。アンダーカバー38には左右一対の長孔34が形成され、一対の閉塞部材36が対応する長孔を覆い長孔に沿って前後方向に移動可能(摺動可能)にアンダーカバー上に配置されている。アンダーカバー38、閉塞部材36は、たとえば、合成樹脂、好ましくは、ポリプロピレンのような熱可塑性合成樹脂からいずれも成形される。通常、アンダーカバー38は左右対称形状、左右2つの閉塞部材36は同一形状に成形されるが、アンダーカバーを左右非対称形状、2つの閉塞部材を異なる形状としてもよい。
図5(A)はアンダーカバー、閉塞部材の斜視図、(B)はアンダーカバーの右半部におけるアンダーカバー、閉塞部材の分解斜視図を示す。
図5(A)(B)に示すように、板状の閉塞部材36は、板状の2つの部材、たとえば、メインプレート36−1、サブプレート36−2を有して形成されている。そして、メインプレート36−1、サブプレート36−2は、サブプレートを下にしてアンダーカバー(ヘッドレスト本体底面)38の上に重複して設けられ、前後方向に一体的に移動可能となっている。
図6(A−1)はメインプレートの平面図、(A−2)はサブプレートの平面図、(A−3)はアンダーカバーの右半部の平面図、(B−1)は(A−1)の線B1−B1に沿ったメインプレートの断面図、(B−2)は(A−2)の線B2−B2に沿ったサブプレートの断面図、(B−3)は(A−3)の線B3−B3に沿ったアンダーカバーの断面図をそれぞれ示す。
図5、図6に示すように、挿通孔36−1aがメインプレート36−1に、長孔(補助の長孔)36−2aがサブプレート36−2にそれぞれ形成され、ステーの対応する脚22aは僅かな隙間を残して挿通孔を挿通するとともに、十分な隙間を残して長孔を貫通して延びている。長孔36−2aは隅部を円弧形状とした前後方向に延びた矩形形状とされ、その横幅、(前後方向の)長さはアンダーカバーの長孔34よりもいずれも小さく、たとえば、その長さは長孔34の約60%とされる。
サブプレート36−2の上でのメインプレート36−1の動きはメインの規制手段41によって、アンダーカバー38の上でのサブプレート36−2の動きはサブの規制手段42によってそれぞれ規制され、ガイドされている。
メインの規制手段41はメインプレート36−1、サブプレート36−2の間に、サブの規制手段42はサブプレート、アンダーカバー38の間にそれぞれ設けられている。
メインの規制手段41は規制溝、規制突起の組合せを1組ずつ、挿通孔36−1a、長孔36−2aを挟んでその左右に有している。すなわち、前後方向に延びた長孔形状の2つの規制溝41a−1、41a−2が挿通孔36−1aを挟んでメインプレート36−1に形成され、前後方向に延びた2つの規制突起41b−1、41b−2が長孔36−2aを挟んでサブプレート36−2に突設されて対応する規制溝に遊嵌されている。
サブプレート側の規制突起41b−1、41b−2がメインプレート側の長孔形状の規制溝41a−1、41a−2に遊嵌しているため、規制溝の前後の端が規制突起に当接するまで、メインプレート36−1はサブプレート36−2の上を移動(摺動)する。
通常、2つの規制溝41a−1、41a−2は左右対称に位置し、規制突起41b−1、41b−2も左右対称に位置するように形成される。つまり、規制突起41b−1、41b−2は同一長で前後方向の同じ位置に設けられ、規制突起41b−1、41b−2も同一長で前後方向の同じ位置に設けられている。そのため、左右の規制溝41a−1、41a−2の前後の端が対応する規制突起41b−1、41b−2に同時に当接し、サブプレート36−2の上でのメインプレート36−1の移動がガタなく規制されガイドされる。
なお、図6(B−2)に示すように、内側(図6(B−2)の左側)に面したフック41b−1’が、内側の規制突起41b−1の先端に形成されている。
実施例では、メインの規制手段41は、左右の規制溝41a−1、41a−2の前後の端が対応する規制突起41b−1、41b−2に同時に当接して、左右の規制溝がサブプレート36−2の上でのメインプレート36−1の移動を規制しガイドする構成となっている。しかし、メインプレート36−1の移動を規制しガイドするメインの規制手段41の構成はこれに限定されない。たとえば、左右の規制溝41a−1、41a−2のいずれか一方の前後の端を規制突起41b−1、41b−2に当接させて、メインプレート36−1の移動を規制しガイドする構成としてもよい。また、左右の規制溝41a−1、41a−2のいずれか一方の前端と他方の後端とを規制突起41b−1、41b−2に当接させて、メインプレート36−1の移動を規制しガイドしてもよい。
サブの規制手段42は、サブプレート36−2の左右の側端に対向してアンダーカバーに突設されて前後方向に延びた、つまり長孔34と平行に延びた一対の側壁42a、42bを有している。そして、側壁42a、42bはサブプレート36−2を部分的に覆って長孔34に面する側に突出する庇42a’、42b’を持っている。外側の側壁の庇42a’は、サブプレート36−2だけでなくメインプレート36−1も同時に覆い得る距離だけアンダーカバー38の面から離反して位置している(図6(B−3)参照)。
サブの規制手段42は、側壁42aに対向してサブプレート36−2に突設されて前後方向に延びた突壁42cをさらに有しており、この突壁は内側の規制突起41b−1と側端との間に位置している。
なお、内外(左右)は2つの同種の部材を区別するために便宜上使用しているにすぎず、その位置を何ら限定しない。
アンダーカバー上の側壁42a、42bの先端に、長孔34に面してフック42a’’、42b’’がそれぞれ形成されている。フック42a’’、42b’’は、図5(A)に示すように、アンダーカバーの右半部、左半部の双方に1組ずつ設けられている。2組のフック42a’’、42b’’はアンダーカバー38をヘッドレスト本体30の下面に取付けるためのものであり、ヘッドレスト本体30の設けられた、たとえば、対応する係合孔にフックが係合されてアンダーカバーがヘッドレスト本体に取付けられる。
アンダーカバーの内側の側壁42bの前後の端は長孔方向に直角に折曲しており、前後方向に離反した一対の折曲片はアンダーカバー上でのサブプレート36−2の移動範囲を限定するストッパ43−1を構成している。そして、側壁42bに対向するサブプレート36−2の左の側縁の前後端が肩状に形成されてストッパとの当接縁43−1’となっている。また、前後方向に延びた一対のリブが、前後方向に離反して周壁と一体に2つ1組に成形され、このリブもアンダーカバー38の上でのサブプレート36−2の移動範囲を限定するストッパ43−2となっている。
メインプレート36−1、サブプレート36−2を有して形成された閉塞部材36は、たとえば、以下のようにしてアンダーカバー38に組み込まれ、内蔵される。
たとえば、サブプレートの規制突起41b−1のフック41b−1’の下にメインプレートの規制溝41a−1を横から滑り込ませる。そして、反対側の規制突起41b−2が規制溝41a−2に入り込むように、サブプレート36−2の上にメインプレート36−1を被せれば、サブプレートにメインプレートが組み込まれる。
それから、アンダーカバーの側壁42aの庇42a’の下にメインプレート36−1、サブプレート36−2を横から滑り込ませ、サブプレートを側壁42bの庇42b’に被せて押し込む。すると、庇42b’が弾性変形のもとで逃げて庇の下にサブプレート36−2が入り込んでメインプレート36−1、サブプレートがアンダーカバー38に組み込まれる。
アンダーカバー38へのメインプレート36−1、サブプレート36−2の上記の組み込みは一例であり、これに限定されない。
上記状態のもとでは、サブプレートの規制突起41b−1がメインプレート36−1の規制溝41a−1に入り込んで規制突起のフック41b−1’が規制溝に係止されている。また、サブプレート36−2とともにメインプレート36−1がアンダーカバーの庇42a’の下に入り込んでいる。そのため、メインプレート36−1はサブプレートの規制突起のフック41b−1’、アンダーカバーの庇42a’によって左右から覆われ、さらに、規制突起のフック41b−1’が規制溝41a−1に係止され、サブプレート36−2からのメインプレート36−1の浮き上がり、離脱が防止される。
また、サブプレート36−2は、アンダーカバーの側壁42aの庇42a’の下にメインプレート36−1とともに入り込むとともに、反対側の側壁42bの庇42b’の下には単独で入りこんでいる。そのため、サブプレート36−2はアンダーカバーの庇42a’、42b’によって左右から覆われ、アンダーカバー38からのサブプレートの浮き上がり、離脱が防止される。
上記のように、メインの規制手段41、サブの規制手段42は、メインプレート36−1、サブプレート36−2の移動(動き)を規制しガイドするだけでなく、メインプレート、サブプレートの離脱を防止している。また、メインプレート36−1がサブプレート36−2に組み込まれ、サブプレートがアンダーカバー38に組み込まれることによって、メインプレート、サブプレートはアンダーカバーに離脱不能に一体的に組み込まれ、内蔵される。そのため、アンダーカバー38はメインプレート36−1、サブプレート36−2を内蔵してユニット化される。そして、側壁のフック42a’’が、たとえば、ヘッドレスト本体30の対応する係合孔に係合されることにより、アンダーカバー38がヘッドレスト本体にワンタッチで、つまり、迅速かつ容易に取付けられる。
アンダーカバー38の上における閉塞部材36、つまりはメインプレート36−1、サブプレート36−2の(前後方向の)動きを以下に説明する。
本発明では、メインプレート36−1はヘッドレス本体30、つまりは、ヘッドレスト20の前倒しの初期段階においてはサブプレート36−2の上を前後方向に(単独で)移動し、所定距離移動するとそれ以後は、サブプレート36−2を伴ってアンダーカバーの上を移動する構成となっている。
図7(A)(B)(C)(D)は、ヘッドレス本体の初期位置(前倒し角度0°)、2つの前倒し中間位置、最大前倒し位置(前倒し角度21°)におけるアンダーカバー、メインプレート、サブプレートの平面図をそれぞれ示す。図8(A)(B)(C)(D)は、図7(A)(B)(C)(D)からアンダーカバーを省略したメインプレート、サブプレートの平面図をそれぞれ示す。図9(A)(B)(C)はヘッドレス本体の初期位置(前倒し角度0°)、図7の(B)に対応する前倒し中間位置、最大前倒し位置(前倒し角度21°)におけるヘッドレストの部分縦断面図をそれぞれ示す。
図2(A−1)、図9(A)に示すように、初期位置における前倒し角度は0°であり、ヘッドレスト本体30はほぼ直立状態にある。
初期位置では、図7(A)、図8(A)、図9(A)に示すように、メインプレートの挿通孔36−1aはステーの脚22aとほぼ同心位置にあり、挿通孔の前縁はステーの脚に押し付けられていない。
また、メインプレート36−1は、メインプレートの規制溝41a−1、41a−2の前端がサブプレートの規制突起41b−1、41b−2に当接したサブプレート上の最後退位置(最後方位置)にある。
そして、サブプレート36−2は、後の側縁の当接縁43−1’がアンダーカバーの側壁42bの後のストッパ(折曲片)43−1に、サブプレートの後の側縁がアンダーカバーの後のストッパ(リブ)43−2にそれぞれ当接したアンダーカバー上の後退位置(後方位置)にある。
アンダーカバー38の上でのメインプレート36−1の後退位置はメインプレートの初期位置、アンダーカバー上でのサブプレート36−2の後退位置(最後方位置)はサブプレートの初期位置に相当する。
ヘッドレスト本体30がステーの中央部22bの回りで前方に回動されて前倒しされると、図9(B)に示すように、前倒しの開始直後に、メインプレートの挿通孔36−1aの前端がステーの脚22aに当接し、メインプレート、ステーの脚が干渉する。図9(B)では、星形の吹き出しでその干渉を過度に表示している。
ヘッドレスト本体30がさらに前倒しされると、挿通孔36−1aの前縁がステーの脚22aに押し付けられ、押圧される。そして、挿通孔36−1aの前縁をステーの脚22aに押圧させながら、メインプレート36−1は、サブプレートの規制突起41b−1、41b−2に規制溝41a−1、41a−2を摺接させて規制突起、規制溝の規制、ガイドのもとでサブプレート上を前方に移動する。いいかえれば、メインプレート36−1はサブプレート36−2を介在してアンダーカバー38の上を前方に移動する。
サブプレート上でのメインプレートの移動は、図7(B)、図8(B)に示すように、規制溝41a−1、41a−2の後端が規制突起41b−1、41b−2に当接するまで継続する。
規制溝41a−1、41a−2の後端が規制突起41b−1、41b−2に当接した後もヘッドレスト本体30がさらに前倒しされると、挿通孔36−1aの前縁をステーの脚22aに押し付け、押圧させて、メインプレート36−1はさらに前方に移動しようとする。ここで、メインプレート36−1は、その規制溝41a−1、41a−2の後端がサブプレートの規制突起41b−1、41b−2に当接して前方への動きを拘束されている。そのため、図7(C)、図8(C)に示すように、規制溝41a−1、41a−2の後端をサブプレートの規制突起41b−1、41b−2を押し付け、押圧させながら、メインプレート36−1はサブプレート36−2を伴ってアンダーカバー上を前方に移動する。
すなわち、メインプレートの規制溝41a−1、41a−2の後端がサブプレートの規制突起41b−1、41b−2に当接するまで、メインプレート36−1のみが(サブプレート上を)移動する(図7(A)(B)、図8(A)(B)参照)。そして、規制溝41a−1、41a−2の後端がサブプレートの規制突起41b−1、41b−2に当接した後は、メインプレートはサブプレートを伴って移動し、メインプレート、サブプレートが(アンダーカバー上を)一体的に移動する(図7(C)、図8(C)参照)。
サブプレートを伴ったメインプレート36−1の移動は、サブプレートの側縁の前の当接縁43−1’がアンダーカバーの側壁42bの前のストッパ(折曲片)43−1に、サブプレートの前縁がアンダーカバーの前のストッパ(リブ)43−2にそれぞれ当接するまで継続する(図7(D)、図8(D)参照)。サブプレートの側縁の前の当接縁43−1’がアンダーカバーの側壁42bの前のストッパ(折曲片)43−1に、サブプレートの前縁がアンダーカバーの前のストッパ(リブ)43−2にそれぞれ当接すると、ヘッドレス本体30は21°前倒しされたその最大前倒し位置に至る(図2(B−1)参照)。
実施例では、屈曲片からなるストッパ43−1と、リブからなるストッパ43−2とのダブルストッパでアンダーカバー上でのサブプレート36−2(およびメインプレート36−1)の移動を規制している。しかし、アンダーカバー上でのサブプレート36−2(およびメインプレート36−1)の移動を規制する構成はこれに限定されない。たとえば、ストッパ(屈曲片)43−1、ストッパ(リブ)43−2のいずれか一方でサブプレート36−2(およびメインプレート36−1)の移動を規制する構成としてもよい。
また、ストッパは屈曲片、リブに限定されず、サブプレート36−2(およびメインプレート36−1)の移動を規制するものであればよい。たとえば、アンダーカバー38にピンを突設させてストッパとしてもよい。
上記のように、メインプレート36−1は図7(A)、図8(A)に示す初期位置から図7(B)、図8(B)に至る位置まで(サブプレート上を)単独で移動し、図7(B)、図8(B)の位置から図7(C)、図8(C)を経て図7(D)、図8(D)に至る位置までサブプレート36−2を伴って(アンダーカバー38上を)移動する。
ここで、アンダーカバーの長孔34は、ヘッドレスト本体30(ヘッドレスト20)の初期位置(前倒し角度0°)、前倒し中、最大前倒し位置(前倒し角度21°)のいずれにおいても閉塞部材(メインプレート、サブプレート)によって常に塞がれ(覆われ)ている。
すなわち、ヘッドレスト本体30の初期位置においては、図9(A)に示すように、アンダーカバーの長孔34はサブプレート36−2によって覆われ、サブプレートの長孔36−2aはメインプレート36−1によって覆われている。そして、ステーの脚22aが挿通するメインプレート36−1の挿通孔36−1aとステーの脚との隙間は僅かであり、アンダーカバーの長孔34はメインプレート36−1、サブプレート36−2によって覆われているといえる。つまり、メインプレート36−1、サブプレート36−2はアンダーカバーの長孔34を協働して塞いでいる。
ヘッドレスト本体30(ヘッドレスト20)が初期位置(前倒し角度0°)から前倒しされると、メインプレート36−1が図7(A)、図8(A)から図7(B)、図8(B)に至る位置まで単独で移動しサブプレート上を移動する。このメインプレート36−1のみの移動中においては、サブプレート36−2は移動しないため、アンダーカバーの長孔34はサブプレート36−2によって塞がれたままとなる(図9(A)参照)。
また、図9(A)(B)からわかるように、メインプレート36−1は、サブプレートの長孔36−2aを塞ぎ(覆い)ながらサブプレート36−2の上を移動している。そのため、メインプレート36−1のみの移動中においても、メインプレート36−1、サブプレート36−2はアンダーカバーの長孔34を協働して覆い続ける。
さらに、メインプレート36−1がサブプレート36−2を伴ってアンダーカバー38の上を前後方向に移動しても、サブプレートはアンダーカバーの長孔34を塞いだまま移動する。そして、サブプレートがアンダーカバー上のストッパ43−1、43−2に当接して、21°前倒しされたヘッドレスト本体30の最大前倒し位置においても、アンダーカバーの長孔を塞ぐ形状にサブプレート36−2は形成されている(図9(C)参照)。つまり、ヘッドレスト本体30が最大前倒し位置に至るまでのメインプレート36−1、サブプレート36−2の一体的な移動中、最大前倒し位置のいずれにおいても、メインプレート36−1、サブプレート36−2はアンダーカバーの長孔34を協働して塞いでいる。
メインプレート36−1が単独で、または、サブプレート36−2を伴ってアンダーカバー38の上を移動するとき、7°、14°の前倒し角度でロック機構によってヘッドレスト本体30(ヘッドレスト20)がロック可能となり、21°の前倒し角度でロックされる。しかし、7°、14°、21°のどの前倒し位置にロックされても、ヘッドレスト本体側面のボタン30aを押せば、ロックが解除されて、ヘッドレスト本体30は初期位置(前倒し角度0°)にリターンばねによって戻される。
閉塞部材36が連動して移動可能な2枚のプレート(メインプレート36−1、サブプレート36−2)から形成されることによって、ヘッドレスト本体底面の長孔34を常に塞ぐ閉塞部材の構成を簡単化できる。
また、ヘッドレスト本体底面(カバープレート38)の長孔34をサブプレート36−2が塞ぎ、サブプレートの長孔(補助の長孔)36−2aをメインプレート36−1が塞ぎ、前倒しの初期の段階では、サブプレートは移動していない。そのため、サブプレートに相当する部材だけがヘッドレスト本体30の底面の長孔を塞ぎながら移動する場合に比較して、その移動距離を短縮化でき、ヘッドレスト本体、つまりは、ヘッドレスト20を前後方向で小型化できる。
閉塞部材36を構成するメインプレート36−1、サブプレート36−2は、いずれも、回転することなく移動している。そのため、回転のためのスペースをヘッドレスト本体30の底面(カバープレート)の長孔34と直交する方向(左右方向)でヘッドレスト本体に設ける必要がなく、長孔34と直交する方向において部材の配置が制限されず、設計の自由度が制約されない。
閉塞部材36がメインプレート36−1とメインプレートに追従して移動するサブプレート36−2とから構成され、メインプレート、サブプレートがヘッドレスト本体底面の長孔34を協働して塞ぎながらヘッドレスト本体底面上を移動している。つまり、メインプレート36−1が塞ぎきれない長孔34の範囲をサブプレート36−2が塞ぐ構成となっている。この構成では、メインプレート36−1を前後方向で大型化することなく、メインプレート、サブプレートの組合せによってヘッドレスト本体底面の長孔34を確実に塞ぐことができる。そのため、閉塞部材36が小型化でき、設計の自由度が増加する。
ヘッドレスト本体30が前倒しされない初期位置、メインプレートのみの移動中、メインプレートがサブプレートを伴った移動中、ヘッドレスト本体の最大前倒し位置のいずれにおいても、メインプレート36−1、サブプレート36−2はアンダーカバーの長孔34を協働して常に塞いでいる。そのため、アンダーカバーの長孔34に開口(隙間)が生じる余地はなく、ヘッドレスト本体を前倒しするときなどに長孔に指が挟まれるおそれがない。
アンダーカバーの長孔34がメインプレート36−1、サブプレート36−2によって常に塞がれるため、長孔からヘッドレスト20の内部が覗かれることがなく、良好な外観品質が保たれる。
シートバックの前面上部でトリムカバーに切り溝を形成する構成でないため、着座者のスカーフや着衣の襟などが切り溝を介して長孔に巻き込まれることもなく、さらに、切り溝による外観品質の低下もない。
アンダーカバー38がヘッドレスト本体に下方から取付けられてヘッドレスト本体底面を構成している。そして、メイン、サブの規制手段41、42が、メインプレート36−1、サブプレート36−2の(前後方向の)移動を規制、ガイドするだけでなく、メインプレート、サブプレートを離脱することなくアンダーカバー38の上に保持している。そのため、ヘッドレスト本体底面を構成するアンダーカバー38に、閉塞部材36(メインプレート36−1、サブプレート36−2)が組み込まれ、閉塞部材を内蔵してアンダーカバー38がユニット化される。そのため、ヘッドレスト本体30へのアンダーカバー38の取付けが迅速かつ容易に行える。
上記のように本発明によれば、閉塞部材が回転しないため、閉塞部材の回転を許容するスペースをヘッドレスト本体底面の長孔と直交する方向でヘッドレスト本体底面に設ける必要がない。そのため、長孔と直交する方向において部材の配置が制限されず、設計の自由度が制約されない。
ヘッドレスト本体底面の長孔が閉塞部材で塞がれるため、長孔に指が挟まれるおそれがない。もちろん、閉塞部材が移動するとき、着座者のスカーフや着衣の襟などが長孔に巻き込まれることもない。
上述した実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明を何等限定するものでなく、本発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全て本発明に包含されることはいうまでもない。
本発明は、バス、電車、自動車、航空機などの車両用シートのヘッドレストに応用されるが、車両用シートに限定されず、事務で使用されるシート(事務用椅子)、公民館、劇場、映画館、スポーツ施設などに設置されるシート、家庭で使用されるシートなどにも応用できる。
10 シート(車両用シート)
12 シートクッション
14 シートバック
20 ヘッドレスト
22 ステー
22a 脚
22b 中央部
30 ヘッドレスト本体
34 長孔(ヘッドレスト本体底面の長孔)
36 閉塞部材
36−1 メインプレート
36−1a 挿通孔
36−2 サブプレート
36−2a 長孔(補助の長孔)
41 メインの規制手段
41a−1、41a−2 規制溝
41b−1、41b−2 規制突起
42 サブの規制手段
42a、42b 側壁
42a’、42b’ 庇
43−1 ストッパ(折曲片)
43−2 ストッパ(リブ)

Claims (6)

  1. 左右の脚を有するステーと、前後方向へ回動可能にステーに取付けられたヘッドレスト本体とを備え、
    アンダーカバーがヘッドレスト本体に下方から装着されてヘッドレスト本体底面を構成し、
    前後方向に延びた一対の長孔がアンダーカバーに左右方向に離反して形成され、ステーの左右の脚が対応する長孔を貫いて延びることにより前後方向でのヘッドレスト本体の回動が許容され、
    一対の閉塞部材が、アンダーカバーの対応する長孔をそれぞれ覆って前後方向に移動可能にヘッドレスト本体の底面上に配置され、
    それぞれの閉塞部材はメインプレート、サブプレートを有して形成され、
    ステーの対応する脚の挿通される挿通孔がメインプレートに形成され、
    メインプレートはヘッドレスト本体の回動に連動して前後方向に移動し、サブプレートはメインプレートに追従して移動可能にメインプレートの下にメインプレートと重複してアンダーカバー上に設けられ、
    メインプレート、サブプレートがアンダーカバーの長孔を覆って塞ぎながらアンダーカバー上を移動し、
    サブプレート上でのメインプレートの移動を規制しガイドするメインの規制手段が、メインプレート、サブプレートの間に設けられたヘッドレスト。
  2. 前記ステーの脚が貫いて延びる前後方向の補助の長孔が、前記サブプレートに形成され、
    前記サブプレートが前記ヘッドレスト本体底面の長孔を覆って塞ぎ、前記メインプレートが前記サブプレートの補助の長孔を覆って塞ぎ、前後方向にそれぞれ移動する請求項1記載のヘッドレスト。
  3. 前記メインの規制手段は、前記メインプレートに形成されて前後方向に延びた長孔形状の規制溝と、前記サブプレートに突設されて規制溝に遊嵌された規制突起との組合せを有し、
    前記規制溝の後端が前記規制突起に当接するまで、前記メインプレートが前記サブプレー上を移動し、
    前記規制溝の後端が前記規制突起に当接すると、前記メインプレートが前記サブプレートを伴って一体的にアンダーカバー上を移動する請求項1または2記載のヘッドレスト。
  4. 前記メインの規制手段は、前記サブプレート上での前記メインプレートの移動を規制しガイドするのに加えて、前記サブプレートからの前記メインプレートの離脱を防止して前記メインプレートを保持し、
    前記メインプレートの移動に伴った前記アンダーカバー上での前記サブプレートの移動を規制しガイドするとともに、前記アンダーカバーからの前記サブプレートの離脱を防止して前記サブプレートを保持するサブの規制手段が、前記サブプレート、前記アンダーカバーの間に設けられ、
    前記サブプレートの移動範囲を限定する一対のストッパが前後方向に離反して前記アンダーカバーに突設され、
    前記メイン、前記サブの規制手段に保持されて、前記メインプレート、前記サブプレートが前記アンダーカバーに組み込まれて、前記閉塞部材、前記アンダーカバーがユニット化された請求項記載のヘッドレスト。
  5. 前記メインの規制手段は、前記規制溝、前記規制突起の組合せを前記挿通孔の左右に1組ずつ有し、
    前記サブの規制手段は、前記サブプレートの左右の端に対向して前記アンダーカバーに突設されて前後方向に延びた一対の側壁を有し、
    一方の側壁は、前記サブプレートを部分的に覆って前記アンダーカバーからの前記サブプレートの浮き上がりを防止し、他方の側壁は前記メインプレート、前記サブプレートの双方を部分的に覆って前記アンダーカバーから双方の浮き上がりを防止し、
    フックが前記一方の側壁に面して前記メインの規制部材の前記規制突起の先端に形成されて、前記サブプレートからの前記メインプレートの浮き上がりを防止する請求項記載のヘッドレスト。
  6. ヘッドレストは、シートクッションが車両室内に配置され、シートクッションの後端にその下端が連結されたシートバックの上端部に保持された車両用シートのヘッドレストである請求項1〜5のいずれか記載のヘッドレスト。
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