JP6350859B2 - 太陽光発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電を行う太陽電池パネルの周縁部にフレームが固定された太陽電池モジュールを架台上に設置して構成される太陽光発電装置に関する。
近年、太陽光を光電変換し電力を取り出す太陽電池モジュールが広く利用されている。太陽電池モジュールは、積雪による荷重、風圧等の様々な環境負荷に耐えるために、太陽電池を含む太陽電池パネルの端部にアルミニウム材などの金属で形成されたフレームが取り付けられている。
このような太陽電池モジュールでは、ガラス等の表面部材だけでなくフレームによっても強度が確保されるため、太陽電池モジュールを大型化した際にも表面部材を厚くする必要がなく、重量増加を抑えることができ、取り扱いが容易になる。さらに、表面部材の厚みを薄くすることにより、透過する光量を多くして発電効率を向上させることができる利点もある。
しかし、太陽光発電システムを普及拡大するためには、発電性能の向上だけでなく、設置上の制約を緩和することも必要である。特に、雪の多い地域において設置される太陽光発電装置では、太陽電池パネル上に積もった雪の重量で太陽電池パネルが撓むことがある。この場合、太陽電池モジュールを屋根に設置するために屋根上に固定される架台に、雪の重量によって撓んだ太陽電池パネルの裏面が接触すると、太陽電池パネルの破損や絶縁性低下を招くおそれがある。
これを防止するため、太陽電池モジュールのフレームと架台との間にスペーサを設けて太陽電池モジュールおよび架台の間の空間を大きくした状態で設置することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−251304号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されるように太陽電池モジュールをスペーサでかさ上げして設置すると、太陽光発電装置の見映えが悪くなり、意匠性が悪化することになる。
また、太陽電池モジュールのパネルやフレームの強度を大きくして積雪による太陽電池パネルの撓みを抑制することも考えられるが、製造コストが高くなり、その結果、太陽光発電装置のコストが増加することになる。
本発明の目的は、意匠性の悪化およびコスト増加を抑制しながら、太陽電池モジュールの耐荷重性能を向上させることができる太陽光発電装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る太陽光発電装置は、太陽電池パネルおよび該太陽電池パネルの周縁部に固定されるフレームを含む太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールの設置面上に固定される架台と、該架台上に載置されたフレームを架台に固定する固定部材とを備える太陽光発電装置であって、太陽電池パネルの裏面側において太陽電池モジュールの両側に配置されたフレーム間に位置して架台に固定される補強部材を更に備え、前記架台は上部にガイドレール部を有する長尺状の部材であり、前記補強部材は前記ガイドレール部に係合した状態で前記架台に沿ってスライドして固定位置まで移動するものである。
本発明に係る太陽光発電装置によれば、太陽電池モジュールの両側フレーム間において架台に固定した補強部材によって、例えば積雪等で撓んだ太陽電池パネルを裏面から支持する構成とした。これにより、架台と太陽電池モジュールとの間の空間を広げることによる太陽光発電装置の意匠性悪化、および、太陽電池モジュール自体の強化増大によるコスト増加を抑制しながら、太陽電池モジュールの耐圧荷重性能を向上させることができる。
屋根上に設置された太陽光発電装置の一例を示す斜視図である。 図1中のA−A断面図である。 架台と、架台にスライド可能に取り付けられる固定部材とを示す斜視図である。 図2中のB−B断面図である。 補強部材の全体斜視図である。 図5の補強部材(クッション性のある絶縁部材を除く)の端面形状を示す拡大図である。 補強部材の別の例を示す全体斜視図である。 図7の補強部材(クッション性のある絶縁部材を除く)の端面形状を示す拡大図である。 積雪によって撓んだ太陽電池パネルを補強部材で支持する様子を、架台の長手方向と直交する方向から見た状態で示す図である。 積雪によって撓んだ太陽電池パネルを補強部材で支持する様子を、架台の長手方向から見た状態で示す図である。 補強部材の変形例を示す、図2と同様の図である。 補強部材の別の変形例を示す、図6と同様の図である。
以下に、本発明に係る実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
以下では、2枚の太陽電池モジュールを棟軒方向に並べて設置する場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、1枚でも良いし、3枚以上の太陽電池モジュールが棟軒方向に並んで設置される場合に適用されても良いし、2枚以上の太陽電池モジュールが棟軒方向に並んで設置される太陽電池モジュール列が棟軒方向と直交する方向に複数列設けられる場合に適用されてもよい。
図1は、屋根100上に設置された本実施形態の太陽光発電装置10を示す図である。図2は、図1中のA−A線断面図である。本実施形態では、屋根100が太陽光発電装置10に含まれる太陽電池モジュールの設置面である。ただし、太陽電池モジュールの設置面は地面であってもよい。
図1では、屋根100の棟軒方向が矢印Xで示され、これと直交する方向が矢印Yで示されている。また、図1において、右上側が「棟側」、左下側が「軒側」として示されており、屋根100は棟側から軒側に向かって下り傾斜している。なお、太陽光発電装置10が設置される屋根100は、例えば、瓦屋根、スレート屋根、金属板屋根等の種々のタイプであってもよい。
図1に示すように、本実施形態の太陽光発電装置10は、屋根100上に図示しない取付金具によって固定された2本の架台12と、架台12上に設置された2枚の太陽電池モジュール1a,1bとを備える。この例では、2枚の太陽電池モジュール1a,1bが棟軒方向に並んで設置されている。
太陽電池モジュール1a,1bは、それぞれ、複数の正方形状の太陽電池セルがガラス板等の保護部材で挟持された太陽電池パネルSPと、太陽電池パネルSPの周縁部に設置されたフレーム2とを有する。
本実施形態では、太陽電池モジュール1a,1bは、平面視で長方形状をなしている。ここで、「平面視」とは、太陽電池パネルSPの表面である受光面に対し垂直方向から観た方向をいう。太陽電池モジュール1a,1bは、短辺方向が棟軒方向と平行に設置されている。ただし、太陽電池モジュールは、長方形以外の平面視形状を有してもよく、例えば正方形等の他の形状であってもよい。
太陽電池モジュール1a,1bのフレーム2は、太陽電池パネルSPの周縁部を保護すると共に、太陽電池モジュール1a,1bを架台12に取り付けるための部材として機能する。
太陽電池モジュール1a,1b上に雪が積もったとき、太陽電池モジュール1a,1bの太陽電池パネルSPには積雪重量によって下方へ押す荷重が作用する。本実施形態ではこれを正圧荷重という。逆に、強風が太陽電池モジュールの裏側に入り込むことによって太陽電池パネルSPに上方へ向かう荷重が作用することがある。このような荷重を負圧荷重という。太陽電池パネルSPの周縁部に取り付けられたフレーム2は、これらの正圧荷重や負圧荷重が加わったときに太陽電池パネルSPの撓みを抑制して太陽電池パネルSPを破損しにくくする機能も有している。
フレーム2は、例えば、アルミニウム等の金属材料を押出成形して形成される長尺状の部材である。フレーム2は、図2に示すように、縦長の略矩形状をなす断面を有し、上部に太陽電池パネルSPの周縁部を収納する内側溝部3が形成されている。内側溝部3は、フレーム2の長手方向に沿って延伸して形成されている。この内側溝部3内に太陽電池パネルSPの周縁部が挿入されて接着剤等で固定されている。
また、フレーム2は、内側溝部3に隣接して管状部分4を有する。この管状部分4によって、フレーム2の剛性が高められるとともに、中空状とすることで軽量化が図られている。そして、管状部分4の下部には、太陽電池パネルSPと反対側に開口する外側溝部5が形成されている。
外側溝部5は、フレーム2の長手方向に沿って延伸して形成されている。外側溝部5は、太陽電池モジュール1a,1bを架台12に固定するための固定部材20a,20bの突出部22が挿入される空間であり、この奥行深さは固定部材20a,20bの突出部を完全に収容できる程度に形成されている。
図1を再び参照すると、太陽電池モジュール1a,1bは、例えば2本の架台12によって屋根100上に設置されている。架台12は、屋根100の棟軒方向に沿って設置される長尺状の部材である。太陽電池モジュール1a,1bは、矢印Y方向に所定間隔を開けて屋根100上に固定された架台12に載せられて固定されている。
図3は、架台12と、架台12にスライド可能に取り付けられる固定部材20bとを示す斜視図である。図3では、架台12の軒側端部に固定される固定部材20aの図示が省略されている。
架台12は、太陽電池モジュール1a,1bを載置して支持する長尺状の部材である。架台12は、上述したように取付金具によって屋根100上に固定される。また、架台12は、例えば、アルミニウム合金等の金属材料を押出成形することで好適に形成される。なお、架台12は、ロールフォーミング等によって金属板を連続的に曲げ加工して長尺状の部材を形成してもよい。
架台12は、例えば略長方形状の横断面および端面形状をなす管状部分16を有する。このように管状をなすことで、架台12の剛性が高くなるという利点がある。また、架台12の上部には、ガイドレール部13が形成されている。ガイドレール部13は、架台12の幅方向両側から略水平方向に張り出した張出部14a,14bと、管状部分16の上壁に相当するレール底面15によって構成されている。そして、ガイドレール部13は、張出部14a,14bの間で開口するとともに、架台12の長手方向両端において開口している。これにより、図3に示すように固定部材20bのベース部24の両側縁部がガイドレール部13に係合した状態で架台12の長手方向にスライド移動可能に取り付けることができる。
固定部材20bは、互いに隣接して設置される2枚の太陽電池モジュール1a,1bの間に配置されて、各太陽電池モジュール1a,1bを架台12に固定する部材である。また、図2に示すように、架台12の軒側端部(左側)に配置される固定部材20aは、軒側に設置される太陽電池モジュール1aの軒側端部を架台12に固定する部材である。
各固定部材20a,20bは、図2に示すように、ベース部24と、立壁部26と、突出部22とを有する。固定部材20a,20bは、それぞれ、例えばアルミニウム合金等の金属材料により一体に形成されるのが好適である。
各固定部材20a,20bのベース部24は、架台12のガイドレール部13に挿入される部分であり、板状に形成されている。立壁部26は、ベース部24に対して略垂直に立設されている。立壁部26の幅wは、架台12のガイドレール部13の上方開口部の幅よりも狭く形成されており、ガイドレール部13の張出部14a,14bと干渉しないようになっている。また、各固定部材20a,20bは、ベース部24に上方からねじ込まれる例えばドリルネジ等の固定手段によって架台12に固定されてもよい。
図2に示すように、軒側に配置される固定部材20aの立壁部26の一方側面、すなわち架台12への取付け状態で棟側に向けられる側面には、突出部22が突設されている。突出部22は、太陽電池モジュール1aのフレーム2に形成される外側溝部5に挿入されて、立壁部26と共に太陽電池モジュール1aを位置決めおよび支持する部分である。
これに対し、図2および図3に示すように、太陽電池モジュール1a,1bに挟まれた状態で架台12に配置される固定部材20bの立壁部26には、軒側および棟側の両方の側面に突出部22がそれぞれ形成されている。固定部材20bは、両側に形成された突出部22が各太陽電池モジュール1a,1bのフレーム2の外側溝部5にそれぞれ嵌合した状態で、架台12に固定される。これにより、太陽電池モジュール1aの棟側端部、および、太陽電池モジュール1bの軒側端部が、架台12に固定されている。
図2に示すように、太陽電池モジュール1aの太陽電池パネルSPの裏面(すなわち、屋根100に対向する面)には、端子ボックス6が取り付けられている。端子ボックス6は、太陽光を受けて太陽電池パネルSPで発電された電力が集約される集電部分である。この端子ボックス6から延出する図示しないケーブルを介して上記電力を太陽光発電装置10から取り出すことができる。
端子ボックス6は、例えば樹脂等の絶縁材料からなる筐体によって形成されるのが好適である。端子ボックス6は、太陽電池パネルSPの裏面から下方に突出した状態で接着固定されてもよい。
本実施形態の太陽光発電装置10は、図2に示すように、補強部材30を更に備える。補強部材30は、例えば積雪による重量が作用することで、太陽電池パネルSPが下方(すなわち屋根100側)に撓んだときに太陽電池パネルSPを裏面から支持することにより太陽電池モジュールを補強する機能を有する。換言すれば、補強部材30は、太陽電池パネルSPを含む太陽電池モジュール1a,1bの正圧荷重に対する耐荷重性能を向上させる機能を有する。
より詳しくは、補強部材30は、各太陽電池モジュール1a,1bに対応してそれぞれ設けられている。補強部材30は、太陽電池パネルSPの裏面側において、各太陽電池モジュール1a,1bの両側に配置されたフレーム2間に位置して架台12に固定されている。以下においては、太陽電池モジュール1aに対応する補強部材30を例に説明する。
図4は、図2中のB−B断面図である。図5は、補強部材30の斜視図である。また、図6は、図5の補強部材30(ただし、クッション性のある絶縁部材を除く)の端面形状を示す拡大図である。
図4〜6を参照すると、補強部材30は、「H」を横にしたような端面形状を有する。補強部材30の長手方向と直交する横断面形状も同様である。補強部材30は、例えば、アルミニウム合金等の金属材料を押出成形することで好適に形成される長尺状の部材として構成されてもよい。補強部材30は、ベース部32、立壁部34、および、支持部36が一体となって構成されている。
ベース部32は、架台12の長手方向に延在する平板状をなし、上記固定部材20a,20bと同様に架台12のガイドレール部13に係合するよう構成される。これにより、補強部材30は、架台12の端部からガイドレール部13にベース部32を挿入して、太陽電池モジュール1aの太陽電池パネルSPに対向する位置までスライドさせることができる。そして、ベース部32の上方から例えばドリルネジ等の固定手段を貫通させることによって、架台12に補強部材30を固定することができる。
なお、本実施形態では、補強部材30も固定部材20a,20bと同様に架台12のガイドレール部13にスライド可能に係合して固定される例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、補強部材30のベース部32と架台12のレール底面15とにボルト挿通穴をそれぞれ形成し、各ボルト挿通穴にボルトを貫通させてナットをねじ込むことにより補強部材30を架台12に固定するようにしてもよい。この場合、少なくとも一方のボルト挿通穴を長穴として形成すれば、架台12の長手方向に関する補強部材30の固定位置を所定範囲で調整することが可能になる。
補強部材30の立壁部34は、ベース部32に立設されている。立壁部34は、後述するように下方に湾曲変形した太陽電池パネルSPの裏面に接触して押されることで、立壁部34の上側部分が横方向(すなわち立壁部34と直交する方向)に若干倒れるか又は座屈するように弾性変形可能な厚みに設定されている。
補強部材30の支持部36は、上記立壁部34の上部に連設され、太陽電池パネルSPの裏面にほぼ沿って延在している。支持部36は、下方に湾曲変形した太陽電池パネルSPの裏面と面接触して支持する部分である。支持部36の上面には、クッション性のある絶縁部材38が例えば接着等によって付設されている。この場合、支持部36および絶縁部材38によって補強部材30の上部40が構成されている。これにより、補強部材30の支持部36は絶縁部材38を介して太陽電池パネルSPに裏面に接触することになる。絶縁部材38の材料は、例えば、ゴム、ウレタン、スポンジ等が好適に用いられる。
なお、本実施形態では、補強部材30の上部が金属製の支持部36とクッション性のある絶縁部材38とによって構成されると説明したが、これに限定されるものではない。例えば、補強部材30を弾力性がある絶縁材料(例えば樹脂等)で一体形成された場合などは、上記絶縁部材38を省略してもよい。この場合には、補強部材30自身が、太陽電池パネルSPに対する絶縁性と、太陽電池パネルSPの撓み変形に追従して変形する弾力性を備えることができる。
図2に示すように、太陽電池パネルSPが常態にあるとき、補強部材30の上面(すなわち絶縁部材38)は太陽電池パネルSPの裏面に所定の隙間を介して対向している。このように隙間を設けることで、太陽電池モジュール1a,1bを設置する際に、太陽電池パネルSPと補強部材30とが非接触になることで施工性が悪くならないようにしている。この隙間は、太陽電池モジュールの常態時の撓み量にもよるが、例えば数mm程度に設定される。
また、補強部材30には、図2および図5に示すように、長手方向の中間領域において支持部36から立壁部34にかけて切込部42が形成されている。この切込部42内に太陽電池モジュール1aの端子ボックス6を収容することで、太陽電池モジュール1aを補強部材30に干渉することなく設置することができる。
なお、補強部材30の切込部42の形状および位置は、端子ボックス6に応じて適宜に変更可能である。また、端子ボックス6が架台12から離れた位置にある場合、切込部42を省略してもよい。さらに、補強部材を少なくとも2つに分割し、端子ボックス6を避けた位置に補強部材を配置することで端子ボックス6との干渉を回避してもよい。
図6に示すように、補強部材30の支持部36の上面は、一点鎖線で示す中心線Cの両側で緩やかに湾曲して下り傾斜するように形成するのが好ましい。これにより、太陽電池パネルSPが図10に示すように湾曲して撓んだ太陽電池パネルSPの裏面に沿って接触し易くなる利点がある。
本実施形態では、補強部材30の支持部36は中心線Cに対して対称形状に形成されるが、中心線Cの両側で厚みを異ならせることによって弾性変形のしやすさを異ならせてもよい。これにより、太陽電池パネルSPの裏面の湾曲形状が補強部材30の中心線Cの両側で異なる場合等に、より柔軟に追従して弾性変形することができる。
図7は、上記補強部材30とは別の例である補強部材30aを示す全体斜視図である。また、図8は、図7の補強部材(クッション性のある絶縁部材を除く)の端面形状を示す拡大図である。
この補強部材30aは、例えばロールフォーミング等により1枚の金属板を折り曲げ形成して構成される。補強部材30aは、長尺状の部材であること、および、中間領域に切込部42が形成されることは、上記補強部材30と同様である。
補強部材30aは、端部が斜め上方にそれぞれ折れ曲がった2つのベース部32a,32bと、ベース部32a,32bから上方へ略垂直に折れ曲がって連続する立壁部34a,34bと、各立壁部34a,34bの上端からそれぞれ外側へ一旦折れ曲がってから互いに連なった略矩形管状の支持部36とを有する。この場合、略矩形管状をなす支持部36がつぶれるように弾性変形して太陽電池パネルSPの撓み変形を支持することができる。これに代えて又は加えて、2つの立壁部34a,34bが座屈するように弾性変形することで、太陽電池パネルSPの撓み変形を支持するように構成してもよい。
図9は、積雪によって撓んだ太陽電池パネルSPを補強部材30で支持する様子を、架台12の長手方向と直交する方向から見た状態で示す図である。また、図10は、積雪によって撓んだ太陽電池パネルSPを補強部材30で支持する様子を、架台12の長手方向から見た状態で示す図である。図9及び図10では、理解を容易にするために太陽電池パネルSPの湾曲変形を誇張して描いてある。
図9および図10に示すように、太陽電池モジュール1a,1b上に積もった雪7の重量が作用することで、太陽電池パネルSPが下方に撓んで湾曲変形することがある。太陽電池パネルSPの撓み量が太陽電池パネルSPと補強部材30の上面をなす絶縁部材38との間の隙間以上になると、太陽電池パネルSPの裏面が補強部材30に接触する。
この場合、補強部材30の上部はクッション性のある絶縁部材38によって構成されるため、絶縁部材38がつぶれるように弾性変形することによって太陽電池パネルSPに対して広く面接触することになる。これにより、下方に撓んだ太陽電池パネルSPが補強部材30に接触する領域での接触圧が低減され、その結果、太陽電池パネルSPの破損を抑制できる。加えて、太陽電池パネルSPと架台12との間の絶縁性能も向上する。
また、積雪による太陽電池パネルSPの撓み量が大きくなると、立壁部34が横方向に倒れるように変形することで図9に示すように支持部36も太陽電池パネルSPの裏面に沿って湾曲変形して、太陽電池パネルSPを支持することができる。このように太陽電池パネルSPが裏面から支持(および補強)されることで、太陽電池パネルSPの耐荷重性能が向上する。加えて、上記のように支持部36が太陽電池パネルSPに沿って湾曲変形することで接触面積がより一層広くなり、接触圧がより低減されて太陽電池パネルSPの破損を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の太陽光発電装置10では、上述したように架台12に取り付けた補強部材30によって太陽電池モジュール1a,1bの正圧荷重に対する耐圧性能を向上させることができる。したがって、太陽電池モジュール1a,1b自体の強度を増大させる場合に比べて、コスト増加を抑制しながら積雪による太陽電池モジュールの破損を防止することができる。
さらに、本実施形態では、積雪による正圧荷重で下方に撓んだ太陽電池パネルSPを太陽電池モジュール1a,1bの両側縁部にあるフレーム2の間に配置した補強部材30で支持する構成とした。したがって、架台12と太陽電池モジュール1a,1bのフレーム2との間にスペーサを介在させて太陽電池モジュール1a,1bをかさ上げした場合のように太陽光発電装置10の意匠性を悪化させることもない。
なお、本発明に係る太陽光発電装置は、上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲で種々の変更や改良が可能である。
例えば、図11に示すように、補強部材30には、太陽電池パネルSPによって発電された電力を取り出すためのケーブルを保持する凹部44が形成されてもよい。このようにケーブル保持用の凹部44を形成しておくことで、下方に撓んだ太陽電池パネルSPと補強部材30の上部40とを間に挟まって損傷または破断するのを抑制することができる。
また、図12に示すように、補強部材30bの立壁部34から二股に分岐した各上端に2つの支持部36a,36bが互いに離隔して設けられてもよい。この場合、二点鎖線円で示すように二股部の間に上記ケーブル8を配索してもよい。これにより、ケーブル8の配索状態を安定して維持することが可能になる。
1a,1b 太陽電池モジュール、2 フレーム、3 内側溝部、4 管状部分、5 外側溝部、6 端子ボックス、7 雪、8 ケーブル、10 太陽光発電装置、12 架台、13 ガイドレール部、14a,14b 張出部、15 レール底面、16 管 状部分、20a,20b 固定部材、22 突出部、24 ベース部、26 立壁部、 30,30a,30b 補強部材、32,32a,32b ベース部、34,34a, 34b 立壁部、36,36a,36b 支持部、38 絶縁部材、40 (補強部材 の)上部、42 切込部、44 凹部、100 屋根、C 中心線、SP 太陽電池パ ネル。

Claims (8)

  1. 太陽電池パネルおよび該太陽電池パネルの周縁部に固定されるフレームを含む太陽電池モジュールと、前記太陽電池モジュールの設置面上に固定される架台と、該架台上に載置された前記フレームを前記架台に固定する固定部材とを備える太陽光発電装置であって、
    前記太陽電池パネルの裏面側において前記太陽電池モジュールの両側に配置されたフレーム間に位置して前記架台に固定される補強部材を更に備え
    前記架台は上部にガイドレール部を有する長尺状の部材であり、前記補強部材は前記ガイドレール部に係合した状態で前記架台に沿ってスライドして固定位置まで移動する、太陽光発電装置。
  2. 請求項1に記載の太陽光発電装置において、
    前記補強部材の上部は前記太陽電池パネルの裏面に対して所定の隙間を介して対向する、太陽光発電装置。
  3. 請求項1または2に記載の太陽光発電装置において、
    前記補強部材の上部にはクッション性のある絶縁部材が設けられている、太陽光発電装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の太陽光発電装置において、
    前記補強部材は、前記架台に固定されるベース部と、該ベース部に立設された立壁部と、前記立壁部に連設されて前記太陽電池パネルの裏面にほぼ沿って延在している支持部とを有する、太陽光発電装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の太陽光発電装置において、
    前記補強部材は、1枚の金属板を折り曲げ形成して構成されており、前記架台に固定される2つのベース部と、各ベース部から上方へ折れ曲がって連続する2つの立壁部と、各立壁部の上端から折れ曲がってから互いに連なって形成される略管状の支持部とを有する、太陽光発電装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の太陽光発電装置において、
    前記補強部材は、前記太陽電池パネルの撓んだ裏面に沿って湾曲変形可能に構成されている、太陽光発電装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の太陽光発電装置において、
    前記太陽電池パネルの裏面には端子ボックスが設置されており、前記補強部材には前記端子ボックスとの干渉を避ける切込部が形成されている、太陽光発電装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の太陽光発電装置において、
    前記補強部材には、前記太陽電池パネルによって発電された電力を取り出すためのケーブルを保持する凹部が形成されている、太陽光発電装置。
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