JP6807551B2 - 架台、太陽電池モジュール、太陽電池システム - Google Patents

架台、太陽電池モジュール、太陽電池システム Download PDF

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Description

本発明は、架台、太陽電池モジュール、太陽電池システム、特に太陽電池パネルが含まれる架台、太陽電池モジュール、太陽電池システムに関する。
太陽電池モジュールの各辺には、枠体が配置されるとともに、枠体が屋根の野地板等に設置される。このような太陽電池モジュールの表面に積雪した場合、太陽電池モジュールの表面側から裏面に向かって積雪荷重が作用し、太陽電池モジュールが破損する場合がある。そのために、例えば、太陽電池モジュールの裏面側中央部が、太陽電池モジュールと屋根上の間に設けられた圧縮変形可能な弾性部材で支持される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−105940号公報
弾性体は、一般的に時間の経過とともに弾性が劣化する。さらに、太陽電池モジュールが設置される場所は、直射日光の影響で高温になりやすいので、弾性体の弾性がさらに劣化しやすい。劣化した弾性体を定期的に交換する場合、太陽電池パネルの撓みによる損傷を簡易に防止するとはいえない。そのため、太陽電池パネルの撓みによる損傷を簡易に防止することが求められる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、太陽電池パネルの撓みによる損傷を簡易に防止する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の架台は、互いに反対を向いた透光性基板バックシートとを含み、透光性基板とバックシートとの間において封止部材が複数の太陽電池セルを封止する太陽電池パネルの周縁部にフレームが配置される太陽電池モジュールを設置するための架台であって、太陽電池モジュールにおいて対向したフレームのそれぞれを固定する複数の固定部と、複数の固定部の間で、かつ太陽電池パネルのバックシートに対向した位置に配置される接触用部材とを備える。太陽電池パネルのバックシートから透光性基板への方向において、接触用部材の厚みは、複数の固定部の少なくとも一方から太陽電池パネルのバックシートまでの距離よりも小さく、接触用部材の全体は、太陽電池パネルが本架台の方向に撓んだ場合に、太陽電池セル間を接続するための配線材と、太陽電池セルのストリング間を接続するための配線材とを避けた部分であって、かつ太陽電池パネルのバックシートの部分に接触可能な位置に配置され、接触用部材の一部は、太陽電池パネルが本架台の方向に撓んだ場合に、当該接触用部材が隣り合う太陽電池セルを跨がるようにして当該隣り合う太陽電池セルと重なる部分であって、かつ太陽電池パネルのバックシートの部分に接触可能な位置に配置される。
本発明の別の態様は、太陽電池モジュールである。この太陽電池モジュールは、互いに反対を向いた透光性基板バックシートとを含み、透光性基板とバックシートとの間において封止部材が複数の太陽電池セルを封止する太陽電池パネルと、太陽電池パネルの周縁部に配置されるフレームと、太陽電池パネルのバックシートに取りつけられる接触用部材とを備える。太陽電池パネルのバックシートから透光性基板への方向において、接触用部材の厚みは、フレームの下端から太陽電池パネルのバックシートまでの距離よりも小さく、接触用部材の全体は、太陽電池パネルのバックシートのうち、太陽電池セル間を接続するための配線材と、太陽電池セルのストリング間を接続するための配線材とを避けた部分に取りつけられ、接触用部材の一部は、太陽電池パネルのバックシートのうち、当該接触用部材が隣り合う太陽電池セルを跨がるようにして当該隣り合う太陽電池セルと重なる部分に取りつけられる。
本発明のさらに別の態様は、太陽電池システムである。この太陽電池システムは、互いに反対を向いた透光性基板バックシートとを含み、透光性基板とバックシートとの間において封止部材が複数の太陽電池セルを封止する太陽電池パネルの周縁部にフレームが配置される太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールにおいて対向したフレームのそれぞれを固定する複数の固定部を含む架台とを備える。架台は、複数の固定部の間で、かつ太陽電池パネルのバックシートに対向した位置に配置される接触用部材とを備える。太陽電池パネルのバックシートから透光性基板への方向において、接触用部材の厚みは、複数の固定部の少なくとも一方から太陽電池パネルのバックシートまでの距離よりも小さく、接触用部材の全体は、太陽電池パネルが本架台の方向に撓んだ場合に、太陽電池セル間を接続するための配線材と、太陽電池セルのストリング間を接続するための配線材とを避けた部分であって、かつ太陽電池パネルのバックシートの部分に接触可能な位置に配置され、接触用部材の一部は、太陽電池パネルが本架台の方向に撓んだ場合に、当該接触用部材が隣り合う太陽電池セルを跨がるようにして当該隣り合う太陽電池セルと重なる部分であって、かつ太陽電池パネルのバックシートの部分に接触可能な位置に配置される。
本発明のさらに別の態様もまた、太陽電池システムである。この太陽電池システムは、互いに反対を向いた透光性基板バックシートとを含み、透光性基板とバックシートとの間において封止部材が複数の太陽電池セルを封止する太陽電池パネルの周縁部にフレームが配置される太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールにおいて対向したフレームのそれぞれを固定する複数の固定部を含む架台とを備える。太陽電池モジュールは、太陽電池パネルのバックシートに取りつけられる接触用部材をさらに備える。太陽電池パネルのバックシートから透光性基板への方向において、接触用部材の厚みは、フレームの下端から太陽電池パネルのバックシートまでの距離よりも小さく、接触用部材の全体は、太陽電池パネルのバックシートのうち、太陽電池セル間を接続するための配線材と、太陽電池セルのストリング間を接続するための配線材とを避けた部分に取りつけられ、接触用部材の一部は、太陽電池パネルのバックシートのうち、当該接触用部材が隣り合う太陽電池セルを跨がるようにして当該隣り合う太陽電池セルと重なる部分に取りつけられる。
本発明によれば、太陽電池パネルの撓みによる損傷を簡易に防止できる。
本発明の実施例1に係る太陽電池システムの構成を示す斜視図である。 図2(a)−(b)は、図1の太陽電池システムの構成を示す断面図である。 図1の太陽電池モジュールの構成を示す平面図である。 本発明の実施例2に係る太陽電池システムの構成を示す斜視図である。 図5(a)−(b)は、図4の太陽電池システムの構成を示す断面図である。 図4の太陽電池モジュールの構成を示す平面図である。 図4の太陽電池モジュールの別の構成を示す平面図である。 図8(a)−(b)は、図4の太陽電池モジュールのさらに別の構成を示す断面図である。 図8の太陽電池モジュールの構成を示す平面図である。 図4の太陽電池モジュールのさらに別の構成を示す平面図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、太陽電池モジュールを設置するための架台に関する。太陽電池モジュールを屋根に設置する場合、屋根の棟から軒に向かって延びる複数の架台が並んで屋根上に配置され、架台上に太陽電池モジュールが設置される。太陽電池モジュールにおける太陽電池パネルの周縁部にはフレームが配置されており、フレームが架台に固定される。太陽電池パネルが屋根の方向に撓んだ場合、太陽電池パネルが架台に接触することによって、太陽電池パネルが損傷するおそれがある。太陽電池パネルの撓みによる損傷を簡易に防止するために、本実施例に係る架台は次のように構成される。
太陽電池パネルには、接触に対する耐性が相対的に高い部分と低い部分とが含まれる。接触に対する耐性が相対的に低い部分の一例は、太陽電池パネルにおいて複数の太陽電池セルの間を接続するためのセル間配線材である。一方、太陽電池パネルにおいてセル間配線材以外の部分は、接触に対する耐性が相対的に高い。そこで、太陽電池パネルが撓んだ場合に、接触に対する耐性が相対的に高い部分に接触しうる架台中の位置に、接触用部材が配置される。このような構成により、太陽電池パネルが撓んでいない場合、太陽電池パネルと接触用部材は接触していないが、太陽電池パネルが撓んだ場合、太陽電池パネルと接触用部材が接触する。その際、接触に対する耐性が相対的に高い部分が接触用部材に接触するので、太陽電池パネルの撓みによる損傷が簡易に防止される。また、このような構成であるため、接触用部材は金属により作成可能であるので、接触用部材の経年劣化の影響が低減される。なお、以下の説明において、「平行」、「直交」は、完全な平行、直交だけではなく、誤差の範囲で平行、直交からずれている場合も含むものとする。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
図1は、本発明の実施例1に係る太陽電池システム500の構成を示す斜視図である。太陽電池システム500において、第1架台200a、第2架台200bと総称される架台200が屋根300に配置され、架台200には、太陽電池モジュール100が設置される。太陽電池モジュール100は、短フレーム20と総称される第1短フレーム20a、第2短フレーム20b、長フレーム22と総称される第1長フレーム22a、第2長フレーム22b、太陽電池パネル30を含む。また、第1架台200aは第1接触用部材210aを含み、第2架台200bは第2接触用部材210bを含む。ここで、第1接触用部材210a、第2接触用部材210bは、接触用部材210と総称される。
図1に示すように、x軸、y軸、z軸からなる直交座標系が規定される。x軸、y軸は、太陽電池モジュール100の平面内において互いに直交する。z軸は、x軸およびy軸に垂直であり、太陽電池モジュール100の厚み方向に延びる。また、x軸、y軸、z軸のそれぞれの正の方向は、図1における矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。太陽電池モジュール100を形成する2つの主表面であって、かつx−y平面に平行な2つの主表面のうち、z軸の正方向側に配置される主平面が受光面であり、z軸の負方向側に配置される主平面が裏面である。以下では、z軸の正方向側を「受光面側」とよび、z軸の負方向側を「裏面側」とよぶ。さらに、x−y平面は屋根300に沿っているので、y軸の負方向側が「軒側」に相当し、y軸の正方向側が「棟側」に相当する。
複数の架台200は、y軸方向に延びる四角柱形状を有し、x軸方向に並べられながら屋根300に固定される。各架台200を屋根300に固定するためには公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。架台200は、例えば、金属により形成される。架台200には、太陽電池モジュール100が設置される。太陽電池モジュール100を設置するための構成は後述する。また、架台200には、接触用部材210が備えられるが、接触用部材210の構成も後述する。
太陽電池パネル30は、z軸方向に互いに反対を向いた受光面と裏面を含みながら、y軸方向よりもx軸方向に長い矩形状を有する。ここで、受光面が上面とよばれ、裏面が下面とよばれることもある。太陽電池パネル30のx軸方向の両端には、y軸方向に延びる短フレーム20が配置され、太陽電池パネル30のy軸方向の両端には、x軸方向に延びる長フレーム22が配置される。短フレーム20の配置と長フレーム22の配置は逆でもよい。隣接した短フレーム20と長フレーム22は互いに連結されることによって、2つの短フレーム20と2つの長フレーム22は、太陽電池パネル30の周縁部32を囲むような枠形状に配置される。ここで、長フレーム22は、太陽電池パネル30の形状に合わせて短フレーム20よりも長い。短フレーム20と長フレーム22は、押出成形によって形成されるので、延びる方向を横切る方向において同一形状の断面を有する。また、短フレーム20と長フレーム22は、太陽電池パネル30を保護するために、例えば、アルミニウム、あるいはアルミニウム合金で構成される。
なお、太陽電池パネル30の裏面には、図示しない端子ボックスが取りつけられる。また、2本のケーブルのそれぞれの一端側は、端子ボックスに接続され、2本のケーブルのそれぞれの他端側には、コネクタが接続される。端子ボックス、ケーブル、コネクタは、太陽電池パネル30に電気的に接続され、太陽電池パネルから電力を取り出す。太陽電池パネル30に短フレーム20、長フレーム22、端子ボックス、ケーブル、コネクタを取りつけたものが、太陽電池モジュール100であるが、以下では、端子ボックス、ケーブル、コネクタの説明を省略する。
ここでは、太陽電池モジュール100、架台200の構成をさらに詳細に説明するために、図2(a)−(b)も使用する。図2(a)−(b)は、太陽電池システム500の構成を示すy軸に沿った断面図であり、図1のA−A’断面図である。図2(a)において、太陽電池パネル30は、z軸方向よりもy軸方向に長い形状を有し、z軸の正方向側に受光面を向け、z軸の負方向側に裏面を向けて配置される。また、太陽電池パネル30のy軸の正方向側端と、y軸の負方向側端のそれぞれが、太陽電池パネル30のx−y平面における周縁部32の一部に相当する。
第1長フレーム22aと第2長フレーム22bとは、太陽電池モジュール100において対向したフレームであり、左右対称ではあるが同様に構成される。第1長フレーム22aは太陽電池パネル30のy軸の正方向側に配置されており、第1長フレーム22aには、太陽電池パネル30のy軸の正方向側の周縁部32が嵌め込まれる。また、第2長フレーム22bは太陽電池パネル30のy軸の負方向側に配置されており、第2長フレーム22bには、太陽電池パネル30のy軸の負方向側の周縁部32が嵌め込まれる。なお、太陽電池パネル30は、ブチル系の封止材またはシリコーン系の接着剤などによって長フレーム22に固定される。
第1長フレーム22aと第2長フレーム22bは、太陽電池パネル30を嵌め込んだ部分からz軸の負方向に向かって、略矩形状の断面に形成される。また、第1長フレーム22aは、z軸の負方向側端、つまり下端において、y軸の正方向に突出したフランジ40を有する。一方、第2長フレーム22bは、z軸の負方向側端において、y軸の負方向に突出したフランジ40を有する。このように、フランジ40は、長フレーム22の下端から、太陽電池パネル30とは反対向きに突出する。
図2(a)において第1架台200aは、y軸方向に伸びる。第1架台200aのz軸の正方向側の面には、第1長フレーム22aと第2長フレーム22bが配置される。また、第1架台200aは、第1長フレーム22aのフランジ40よりもy軸の正方向側に第1棟側固定部204aを備える。第1棟側固定部204aは、第1長フレーム22aを固定するための穴部であり、フランジナット44を結合可能に形成される。第1長フレーム22aのフランジ40が、押え具42およびフランジナット44によって、z軸の正方向側から負方向側に押さえつけられることによって、第1長フレーム22aは第1架台200aに固定される。また、第1架台200aは、第2長フレーム22bのフランジ40よりもy軸の負方向側に第1軒側固定部202aを備える。第1軒側固定部202aも、第1棟側固定部204aと同様に、フランジナット44を結合可能に形成されており、第2長フレーム22bを第1架台200aに固定する。
なお、第1長フレーム22aのy軸の正方向側には、第3長フレーム22cが配置される。第3長フレーム22cは、これまで説明した太陽電池モジュール100のy軸の正方向側に配置される別の太陽電池モジュール100におけるフレームである。前述の押え具42、フランジナット44は、第1長フレーム22aのフランジ40とともに、第3長フレーム22cのフランジ40も押さえつける。第2長フレーム22bのy軸の負方向側に配置される第4長フレーム22dも同様である。
図1に示すように、第1架台200aに第1軒側固定部202aが備えられ、第2架台200bに第2軒側固定部202bが備えられる。第1軒側固定部202a、第2軒側固定部202bは軒側固定部202と総称される。図1には第1棟側固定部204a、第2棟側固定部204bが示されていないが、第1架台200aに第1棟側固定部204aが備えられ、第2架台200bに第2棟側固定部204bが備えられる。第1棟側固定部204a、第2棟側固定部204bは、棟側固定部204と総称される。さらに、軒側固定部202、棟側固定部204は、同様の構成を有しており、単に「固定部」と総称されてもよい。ここで、軒側固定部202、棟側固定部204の構成は、図2(a)に示されるような押え具42、フランジナット44によってフランジ40を押さえつけるような構成に限定されず、公知の技術が使用されてもよい。
図2(a)に示すように、第1軒側固定部202aと第1棟側固定部204aとの間において、第1架台200aのz軸の正方向側の面から、太陽電池パネル30に向かうように第1接触用部材210aが配置される。第1接触用部材210aは、例えば金属により形成される。また、第1接触用部材210aのz軸方向の厚みは、「A」と示される。一方、軒側固定部202あるいは棟側固定部204から太陽電池パネル30の裏面までのz軸方向の距離は、「B」と示される。ここでは、図示のごとく、「A」<「B」となっている。
図2(b)は、図2(a)のように示した太陽電池モジュール100において、太陽電池パネル30のy軸方向の中央部分が、z軸の負方向側に移動するように、太陽電池パネル30が撓んだ場合の構成を示す断面図である。このような場合、太陽電池パネル30の一部が、第1接触用部材210aに接触する。一方、太陽電池パネル30の一部以外の部分は、第1接触用部材210aに接触しない。このような太陽電池パネル30の一部について、図3を使用してさらに説明する。
図3は、太陽電池モジュール100の構成を示す平面図であり、これは太陽電池モジュール100を受光面側から見た場合の構成を示す。太陽電池モジュール100は、前述のごとく、短フレーム20、長フレーム22、太陽電池パネル30を含む。また、太陽電池パネル30は、太陽電池セル10と総称される第11太陽電池セル10aa、・・・、第46太陽電池セル10df、セル間配線材14、群間配線材16、群端配線材18を含む。さらに、太陽電池モジュール100のz軸の負方向側には、架台200が配置される。
複数の太陽電池セル10のそれぞれは、入射する光を吸収して光起電力を発生する。特に、太陽電池セル10は、受光面において吸収した光から起電力を発生するとともに、裏面において吸収した光からも光起電力を発生する。太陽電池セル10は、例えば、結晶系シリコン、ガリウム砒素(GaAs)またはインジウム燐(InP)等の半導体材料によって形成される。太陽電池セル10の構造は、特に限定されないが、ここでは、一例として、結晶シリコンとアモルファスシリコンとが積層されているとする。また、太陽電池セル10は、x−y平面において、四角形の形状を有するが、その他の形状、例えば、八角形の形状を有してもよい。ここでは省略しているが、各太陽電池セル10の受光面および裏面には、互いに平行にy軸方向に延びる複数のフィンガー電極と、複数のフィンガー電極に直交するようにx軸方向に延びる複数のバスバー電極とが備えられる。バスバー電極は、複数のフィンガー電極のそれぞれを接続する。
複数の太陽電池セル10は、x−y平面上にマトリックス状に配列される。ここでは、x軸方向に6つの太陽電池セル10が並べられる。x軸方向に並んで配置される6つの太陽電池セル10は、セル間配線材14によって直列に接続され、1つの太陽電池群12が形成される。太陽電池群12は、ストリングともいえる。例えば、第11太陽電池セル10aa、第12太陽電池セル10ab、・・・、第16太陽電池セル10afが接続されることによって、第1太陽電池群12aが形成される。また、第2太陽電池群12bから第4太陽電池群12dも同様に形成される。その結果、4つの太陽電池群12がy軸方向に平行に並べられる。このように、x軸方向に並べられる太陽電池セル10の数は、y軸方向に並べられる太陽電池セル10の数よりも多い。なお、太陽電池群12に含まれる太陽電池セル10の数は「6」に限定されず、太陽電池群12の数は「4」に限定されない。
太陽電池群12を形成するために、セル間配線材14は、隣接した太陽電池セル10のうちの一方の受光面側のバスバー電極と、他方の裏面側のバスバー電極とを接続する。例えば、隣接した第11太陽電池セル10aaと第12太陽電池セル10abとを接続するための3つのセル間配線材14は、第11太陽電池セル10aaの裏面側のバスバー電極と第12太陽電池セル10abの受光面側のバスバー電極とを電気的に接続する。セル間配線材14とバスバー電極の接続には樹脂が使用される。この樹脂は導電性、非導電性いずれでもよい。後者の場合はセル間配線材14とバスバー電極とが直接接触し、その周囲に設けられた樹脂によってセル間配線材14とバスバー電極とが機械的に接続されることで電気的に接続される。また、樹脂ではなく半田でもよい。
群間配線材16は、y軸方向に延びて、互いに隣接する2つの太陽電池群12を電気的に接続する。例えば、第1太陽電池群12aのx軸の正方向側端に位置する第16太陽電池セル10afと、第2太陽電池群12bのx軸の正方向側端に位置する第26太陽電池セル10bfは、群間配線材16によって電気的に接続される。さらに、第2太陽電池群12bと第3太陽電池群12cは、x軸の負方向側において群間配線材16によって電気的に接続されるとともに、第3太陽電池群12cと第4太陽電池群12dは、x軸の正方向側において群間配線材16によって電気的に接続される。その結果、複数の太陽電池群12は、群間配線材16によって直列に接続される。
第1太陽電池群12aのx軸の負方向側端における第11太陽電池セル10aaには、群間配線材16が接続されておらず、その代わりに群端配線材18が接続される。群端配線材18には、図示しない取出し配線材が接続される。取出し配線材は、複数の太陽電池セル10において発電した電力を太陽電池モジュール100外に取り出すための配線材である。なお、群端配線材18は、第4太陽電池群12dのx軸の負方向側端における第41太陽電池セル10daにも接続される。
このような構成の太陽電池パネル30に対して、第1接触用部材210aは、第21太陽電池セル10ba、第22太陽電池セル10bb、第31太陽電池セル10ca、第32太陽電池セル10cbによって囲まれた部分に対応した位置に配置される。この部分は、太陽電池パネル30が本架台200の方向、つまりz軸の負方向に撓んだ場合に、第1接触用部材210aに接触する部分である。また、この部分は、太陽電池パネル30においてセル間配線材14を避けた部分であるといえる。さらに、この部分は、太陽電池パネル30において群間配線材16を避けた部分であるともいえる。一般的に、セル間配線材14および群間配線材16は、接触により損傷しやすいので、これらを避けた部分は、接触に対する耐性が相対的に高い部分である。つまり、第1接触用部材210aは、太陽電池パネル30が撓んだ場合に、太陽電池パネル30の裏面のうち、接触に対する耐性が相対的に高い部分に接触可能な位置に配置される。
以下では、図3のように示された太陽電池パネル30のz軸方向の構成、つまり厚さ方向の構成を説明する。太陽電池パネル30の受光面側には透光性基板が配置され、裏面側には裏面保護部材であるバックシートが配置される。また、透光性基板とバックシートとの間には、封止部材が配置されており、封止部材によって複数の太陽電池セル10が封止されている。例えば、透光性基板には、ガラス基板、透光性プラスチック等が使用され、バックシートには、PET(ポリエチレンテレフタラート)等の樹脂フィルム、Al箔を樹脂フィルムで挟んだ構造を有する積層フィルムが使用される。また、封止部材には、ポリオレフィン、EVA(エチレンビニルアセテート)、PVB(ポリビニルブチラール)、ポリイミド等の樹脂フィルムのような熱可塑性樹脂が使用される。
本発明の実施例によれば、太陽電池モジュール100を設置するための架台200に接触用部材210を配置させるので、太陽電池パネル30が架台200の方に撓んでも、太陽電池パネル30と接触用部材210とを接触させることができる。また、太陽電池パネル30と接触用部材210とが接触されるので、太陽電池パネル30において接触用部材210に接触する部分以外の部分の接触を防止できる。また、太陽電池パネル30の裏面から受光面への方向において、接触用部材210の厚みは、軒側固定部202と棟側固定部204の少なくとも一方から太陽電池パネル30の下面までの距離よりも小さいので、通常時の接触を防止できる。
また、通常の接触が防止されるので、接触用部材210に金属を使用できる。また、接触用部材210に金属が使用されるので、接触用部材210の劣化を抑制できる。また、接触用部材210の劣化が抑制されるので、接触用部材210の定期的な交換を不要にできる。また、接触用部材210は架台200に配置されるので、太陽電池モジュール100の構成の変更を不要にできる。また、接触用部材210を架台200に配置するだけなので、太陽電池パネル30の撓みによる損傷を簡易に防止できる。
また、太陽電池パネル30が架台200の方向に撓んだ場合に、太陽電池パネル30の裏面において、接触に対する耐性が相対的に高い部分に接触可能な位置に接触用部材210が配置されるので、接触に対する耐性が相対的に低い部分の接触を防止できる。また、太陽電池パネル30において、セル間配線材14を避けた部分に接触可能な位置に接触用部材210が配置されるので、セル間配線材14での接触を防止できる。また、太陽電池パネル30において、群間配線材16を避けた部分に接触可能な位置に接触用部材210が配置されるので、群間配線材16での接触を防止できる。
本実施例の概要は、次の通りである。本発明のある態様の架台200は、互いに反対を向いた上面と下面とを含む太陽電池パネル30の周縁部32に長フレーム22が配置される太陽電池モジュール100を設置するための架台200であって、太陽電池モジュール100において対向した長フレーム22のそれぞれを固定する複数の軒側固定部202、棟側固定部204と、複数の軒側固定部202、棟側固定部204の間に配置される接触用部材210とを備える。太陽電池パネル30の下面から上面への方向において、接触用部材210の厚みは、複数の軒側固定部202、棟側固定部204の少なくとも一方から太陽電池パネル30の下面までの距離よりも小さい。
接触用部材210は、太陽電池パネル30が本架台200の方向に撓んだ場合に、太陽電池パネル30の下面のうち、接触に対する耐性が相対的に高い部分に接触可能な位置に配置されてもよい。
接触用部材210は、太陽電池パネル30において、太陽電池セル10間を接続するためのセル間配線材14を避けた部分に接触可能な位置に配置されてもよい。
接触用部材210は、太陽電池パネル30において、太陽電池セル10のストリング間を接続するための群間配線材16を避けた部分に接触可能な位置に配置されてもよい。
本発明の別の態様は、太陽電池システム500である。この太陽電池システム500は、互いに反対を向いた上面と下面とを含む太陽電池パネル30の周縁部32に長フレーム22が配置される太陽電池モジュール100と、太陽電池モジュール100において対向した長フレーム22のそれぞれを固定する複数の軒側固定部202、棟側固定部204を含む架台200とを備える。架台200は、複数の軒側固定部202、棟側固定部204の間に配置される接触用部材210とを備える。太陽電池パネル30の下面から上面への方向において、接触用部材210の厚みは、複数の軒側固定部202、棟側固定部204の少なくとも一方から太陽電池パネル30の下面までの距離よりも小さい。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、架台に設置される太陽電池モジュールに関する。実施例1と同様に、太陽電池パネルが屋根の方向に撓んだ場合、太陽電池パネルが架台に接触することによって、太陽電池パネルが損傷するおそれがある。太陽電池パネルの損傷を防止するために、実施例1では、架台に接触用部材が配置される。一方、実施例2では、太陽電池パネル30の裏面に接触用部材が取りつけられる。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
図4は、本発明の実施例2に係る太陽電池システム500の構成を示す斜視図である。これは図1と同様に示されるが、架台200は接触用部材210を含まず、太陽電池パネル30は接触用部材34を含む。太陽電池パネル30の裏面には、接触用部材34が取りつけられる。接触用部材34は、太陽電池パネル30の下面において、x軸方向がy軸方向よりも長い矩形状を有する。このような接触用部材34の形状は、複数の架台200が並べられる方向に長いともいえる。
ここでは、太陽電池モジュール100、架台200の構成をさらに詳細に説明するために、図5(a)−(b)も使用する。図5(a)−(b)は、太陽電池システム500の構成を示すy軸に沿った断面図であり、図4のB−B’断面図である。図5(a)に示すように、太陽電池パネル30の裏面側において、架台200に向かうように接触用部材34が配置される。接触用部材34は、例えば金属により形成される。また、接触用部材34のz軸方向の厚みは、「C」と示される。一方、軒側固定部202あるいは棟側固定部204から太陽電池パネル30の裏面までのz軸方向の距離は、「D」と示される。これは、長フレーム22の下端から太陽電池パネル30の裏面までのz軸方向の距離に相当する。ここでは、図示のごとく、「C」<「D」となっている。
図5(b)は、図5(a)のように示した太陽電池モジュール100において、太陽電池パネル30のy軸方向の中央部分が、z軸の負方向側に移動するように、太陽電池パネル30が撓んだ場合の構成を示す断面図である。このような場合、太陽電池パネル30における接触用部材34が、第1架台200aに接触する。一方、太陽電池パネル30における接触用部材34以外の部分は、第1架台200aに接触しない。このような太陽電池パネル30における接触用部材34が配置される位置について、図6を使用してさらに説明する。
図6は、太陽電池モジュール100の構成を示す平面図である。これは図3と同様に示されるが、架台200は接触用部材210を含まず、太陽電池パネル30は接触用部材34を含む。接触用部材34は、第2太陽電池群12bと第3太陽電池群12cとに挟まれた部分に取りつけられる。この部分は、太陽電池パネル30が本架台200の方向、つまりz軸の負方向に撓んだ場合に、第1架台200aに接触する部分である。また、この部分は、太陽電池パネル30においてセル間配線材14を避けた部分であるといえる。さらに、この部分は、太陽電池パネル30において群間配線材16を避けた部分であるともいえる。前述のごとく、セル間配線材14および群間配線材16は、接触により損傷しやすいので、これらを避けた部分は、接触に対する耐性が相対的に高い部分である。つまり、接触用部材34は、太陽電池パネル30が撓んだ場合に、太陽電池パネル30の裏面のうち、接触に対する耐性が相対的に高い部分に取りつけられる。
以下では、太陽電池パネル30の裏面における接触用部材34のさまざまな配置を説明する。図7は、太陽電池モジュール100の別の構成を示す平面図であり、図6と同様に示される。ここでは、これまでと異なり、セル間配線材14よりも太陽電池セル10自体が、接触により損傷しやすい場合を想定する。そのため、セル間配線材14が配置された部分が、接触に対する耐性が相対的に高い部分である。これを反映して、第1接触用部材34aは、第2太陽電池群12bにおけるy軸方向の中央部分において、セル間配線材14と重なるように取りつけられる。また、第2接触用部材34bは、第3太陽電池群12cにおけるy軸方向の中央部分において、セル間配線材14と重なるように取りつけられる。
図8(a)−(b)は、太陽電池モジュール100の構成を示す断面図である。図8(a)は、セル間配線材14の長さを短くするための構成である。太陽電池パネル30は、第22太陽電池セル10bb、第23太陽電池セル10bc、セル間配線材14、第1保護部材50、第1封止部材52、第2封止部材54、第2保護部材56、バスバー電極58を含む。第1封止部材52、第2保護部材56は、前述の透光性基板、バックシートにそれぞれ対応する。また、第1封止部材52、第2封止部材54は、前述の封止部材に対応する。太陽電池セル10の裏面にはバスバー電極58が配置される。なお、これまでの構成においても、バスバー電極58の図示を省略していただけで、バスバー電極58は配置されている。
太陽電池セル10の受光面に配置されたセル間配線材14は、隣接した太陽電池セル10の裏面の方向に延び、隣接した太陽電池セル10のバスバー電極58に半田または導電性樹脂によって接続される。これまでの構成では、バスバー電極58の全面に対してセル間配線材14が接続されているが、ここでは、バスバー電極58の一部の接着領域60のみにセル間配線材14が接続される。このようにセル間配線材14とバスバー電極58とを接着するための領域が小さくなるので、接触による耐性が低くなりうる。そのため、接着領域60を考慮するように接触用部材34が取りつけられる。
図8(b)は、図8(a)と同様のセル間配線材14が使用される別の構成を示す断面図である。ここでは、第22太陽電池セル10bbの近傍のみが示される。第22太陽電池セル10bbの裏面には、バスバー電極58が配置されており、バスバー電極58のz軸の負方向側には、配線材62、セル間配線材14が順に配置されている。z軸の負方向側から接着領域60のみにセル間配線材14が接続される。ここで、バスバー電極58と配線材62の接続には、半田または導電性樹脂が使用され、配線材62とセル間配線材14の接続には、半田が使用される。なお、第22太陽電池セル10bbの受光面にもバスバー電極58が配置されるが、図8(b)では省略している。
図9は、太陽電池モジュール100のさらに別の構成を示す平面図であり、図6と同様に示される。なお、図8(a)は、図9のC−C’断面図に相当する。各太陽電池セル10における接着領域60は、斜線によって示される。各接触用部材34は、x軸方向よりもy軸方向に長い矩形状を有しており、太陽電池パネル30の裏面において、各太陽電池セル10の中央部分を貫くように配置される。つまり、各接触用部材34は、接着領域60を避けた部分に取りつけられる。
図10は、太陽電池モジュール100のさらに別の構成を示す平面図であり、これは太陽電池モジュール100を裏面側から見た場合の構成を示す。これまでとは異なって、ここでの太陽電池モジュール100には、裏面電極型の太陽電池セル10が含まれる。裏面電極型の太陽電池セル10は公知の技術であるので、ここでは説明を省略する。また、各太陽電池セル10は配線材70によって接続される。各接触用部材34は、x軸方向よりもy軸方向に長い矩形状を有しており、太陽電池パネル30の裏面において、各太陽電池セル10の中央部分を貫くように配置される。つまり、各接触用部材34は、配線材70を避けた部分に取りつけられる。
本発明の実施例によれば、太陽電池パネル30の裏面に接触用部材34を取りつけるので、太陽電池パネル30が架台200の方に撓んでも、接触用部材34と架台200とを接触させることができる。また、接触用部材34と架台200とが接触されるので、太陽電池パネル30において接触用部材34以外の部分の接触を防止できる。また、太陽電池パネル30の裏面から受光面への方向において、接触用部材34の厚みは、軒側固定部202と棟側固定部204の少なくとも一方から太陽電池パネル30の下面までの距離よりも小さいので、通常時の接触を防止できる。
また、通常の接触が防止されるので、接触用部材34に金属を使用できる。また、接触用部材34に金属が使用されるので、接触用部材34の劣化を抑制できる。また、接触用部材34の劣化が抑制されるので、接触用部材34の定期的な交換を不要にできる。また、太陽電池パネル30を接触用部材34に取りつけるだけなので、太陽電池パネル30の撓みによる損傷を簡易に防止できる。
また、太陽電池パネル30が架台200の方向に撓んだ場合に、太陽電池パネル30の裏面において、接触に対する耐性が相対的に高い部分に接触用部材34が取りつけられるので、接触に対する耐性が相対的に低い部分の接触を防止できる。また、太陽電池パネル30において、セル間配線材14を避けた部分に接触用部材34が取りつけられるので、セル間配線材14での接触を防止できる。また、太陽電池パネル30において、群間配線材16を避けた部分に接触用部材34が取りつけられるので、群間配線材16での接触を防止できる。また、接触用部材34は、1つの方向が別の方向よりも長い矩形状を有するので、架台200の間隔が変わっても、太陽電池パネル30と架台200との接触を防止できる。
本実施例の概要は、次の通りである。本発明のさらに別の態様は、太陽電池モジュール100である。この太陽電池モジュール100は、互いに反対を向いた上面と下面とを含む太陽電池パネル30と、太陽電池パネル30の周縁部32に配置される長フレーム22と、太陽電池パネル30の下面に取りつけられる接触用部材34とを備える。太陽電池パネル30の下面から上面への方向において、接触用部材34の厚みは、長フレーム22の下端から太陽電池パネル30の下面までの距離よりも小さい。
接触用部材34は、太陽電池パネル30の下面のうち、接触に対する耐性が相対的に高い部分に取りつけられてもよい。
接触用部材34は、太陽電池パネル30において、太陽電池セル10間を接続するためのセル間配線材14を避けた部分に取りつけられてもよい。
接触用部材34は、太陽電池パネル30において、太陽電池セル10のストリング間を接続するための群間配線材16を避けた部分に取りつけられてもよい。
接触用部材34は、太陽電池パネル30の下面において、1つの方向が別の方向よりも長い矩形状を有してもよい。
本発明のさらに別の態様もまた、太陽電池システム500である。この太陽電池システム500は、互いに反対を向いた上面と下面とを含む太陽電池パネル30の周縁部32に長フレーム22が配置される太陽電池モジュール100と、太陽電池モジュール100において対向した長フレーム22のそれぞれを固定する複数の軒側固定部202、棟側固定部204を含む架台200とを備える。太陽電池モジュール100は、太陽電池パネル30の下面に取りつけられる接触用部材34をさらに備える。太陽電池パネル30の下面から上面への方向において、接触用部材34の厚みは、複数の軒側固定部202、棟側固定部204の少なくとも一方から太陽電池パネル30の下面までの距離よりも小さい。
以上、本発明について実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 太陽電池セル、 12 太陽電池群、 14 セル間配線材、 16 群間配線材、 18 群端配線材、 20 短フレーム、 22 長フレーム(フレーム)、 30 太陽電池パネル、 32 周縁部、 34 接触用部材、 40 フランジ、 42 押え具、 44 フランジナット、 50 第1保護部材、 52 第1封止部材、 54 第2封止部材、 56 第2保護部材、 60 接着領域、 70 配線材、 100 太陽電池モジュール、 200 架台、 202 軒側固定部(固定部)、 204 棟側固定部(固定部)、 210 接触用部材。
本発明によれば、太陽電池パネルの撓みによる損傷を簡易に防止できる。

Claims (5)

  1. 互いに反対を向いた透光性基板バックシートとを含み、前記透光性基板と前記バックシートとの間において封止部材が複数の太陽電池セルを封止する太陽電池パネルの周縁部にフレームが配置される太陽電池モジュールを設置するための架台であって、
    前記太陽電池モジュールにおいて対向したフレームのそれぞれを固定する複数の固定部と、
    前記複数の固定部の間で、かつ前記太陽電池パネルの前記バックシートに対向した位置に配置される接触用部材とを備え、
    前記太陽電池パネルの前記バックシートから前記透光性基板への方向において、前記接触用部材の厚みは、前記複数の固定部の少なくとも一方から前記太陽電池パネルの前記バックシートまでの距離よりも小さく、
    前記接触用部材の全体は、前記太陽電池パネルが本架台の方向に撓んだ場合に、太陽電池セル間を接続するための配線材と、太陽電池セルのストリング間を接続するための配線材とを避けた部分であって、かつ前記太陽電池パネルの前記バックシートの部分に接触可能な位置に配置され、
    前記接触用部材の一部は、前記太陽電池パネルが本架台の方向に撓んだ場合に、当該接触用部材が隣り合う太陽電池セルを跨がるようにして当該隣り合う太陽電池セルと重なる部分であって、かつ前記太陽電池パネルの前記バックシートの部分に接触可能な位置に配置されることを特徴とする架台。
  2. 互いに反対を向いた透光性基板バックシートとを含み、前記透光性基板と前記バックシートとの間において封止部材が複数の太陽電池セルを封止する太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの周縁部に配置されるフレームと、
    前記太陽電池パネルの前記バックシートに取りつけられる接触用部材とを備え、
    前記太陽電池パネルの前記バックシートから前記透光性基板への方向において、前記接触用部材の厚みは、前記フレームの下端から前記太陽電池パネルの前記バックシートまでの距離よりも小さく、
    前記接触用部材の全体は、前記太陽電池パネルの前記バックシートのうち、太陽電池セル間を接続するための配線材と、太陽電池セルのストリング間を接続するための配線材とを避けた部分に取りつけられ、
    前記接触用部材の一部は、前記太陽電池パネルの前記バックシートのうち、当該接触用部材が隣り合う太陽電池セルを跨がるようにして当該隣り合う太陽電池セルと重なる部分に取りつけられることを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 前記接触用部材は、前記太陽電池パネルの前記バックシートにおいて、1つの方向が別の方向よりも長い矩形状を有することを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 互いに反対を向いた透光性基板バックシートとを含み、前記透光性基板と前記バックシートとの間において封止部材が複数の太陽電池セルを封止する太陽電池パネルの周縁部にフレームが配置される太陽電池モジュールと、
    前記太陽電池モジュールにおいて対向したフレームのそれぞれを固定する複数の固定部を含む架台とを備え、
    前記架台は、
    前記複数の固定部の間で、かつ前記太陽電池パネルの前記バックシートに対向した位置に配置される接触用部材とを備え、
    前記太陽電池パネルの前記バックシートから前記透光性基板への方向において、前記接触用部材の厚みは、前記複数の固定部の少なくとも一方から前記太陽電池パネルの前記バックシートまでの距離よりも小さく、
    前記接触用部材の全体は、前記太陽電池パネルが本架台の方向に撓んだ場合に、太陽電池セル間を接続するための配線材と、太陽電池セルのストリング間を接続するための配線材とを避けた部分であって、かつ前記太陽電池パネルの前記バックシートの部分に接触可能な位置に配置され、
    前記接触用部材の一部は、前記太陽電池パネルが本架台の方向に撓んだ場合に、当該接触用部材が隣り合う太陽電池セルを跨がるようにして当該隣り合う太陽電池セルと重なる部分であって、かつ前記太陽電池パネルの前記バックシートの部分に接触可能な位置に配置されることを特徴とする太陽電池システム。
  5. 互いに反対を向いた透光性基板バックシートとを含み、前記透光性基板と前記バックシートとの間において封止部材が複数の太陽電池セルを封止する太陽電池パネルの周縁部にフレームが配置される太陽電池モジュールと、
    前記太陽電池モジュールにおいて対向したフレームのそれぞれを固定する複数の固定部を含む架台とを備え、
    前記太陽電池モジュールは、
    前記太陽電池パネルの前記バックシートに取りつけられる接触用部材をさらに備え、
    前記太陽電池パネルの前記バックシートから前記透光性基板への方向において、前記接触用部材の厚みは、前記フレームの下端から前記太陽電池パネルの前記バックシートまでの距離よりも小さく、
    前記接触用部材の全体は、前記太陽電池パネルの前記バックシートのうち、太陽電池セル間を接続するための配線材と、太陽電池セルのストリング間を接続するための配線材とを避けた部分に取りつけられ、
    前記接触用部材の一部は、前記太陽電池パネルの前記バックシートのうち、当該接触用部材が隣り合う太陽電池セルを跨がるようにして当該隣り合う太陽電池セルと重なる部分に取りつけられることを特徴とする太陽電池システム。
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