JPWO2012017957A1 - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012017957A1
JPWO2012017957A1 JP2012527719A JP2012527719A JPWO2012017957A1 JP WO2012017957 A1 JPWO2012017957 A1 JP WO2012017957A1 JP 2012527719 A JP2012527719 A JP 2012527719A JP 2012527719 A JP2012527719 A JP 2012527719A JP WO2012017957 A1 JPWO2012017957 A1 JP WO2012017957A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
cell module
convex portion
cell panel
receiving surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012527719A
Other languages
English (en)
Inventor
英治 駒山
英治 駒山
雄大 伊丹
雄大 伊丹
寛 井越
寛 井越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Shell Sekiyu KK
Original Assignee
Showa Shell Sekiyu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Shell Sekiyu KK filed Critical Showa Shell Sekiyu KK
Publication of JPWO2012017957A1 publication Critical patent/JPWO2012017957A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S20/00Supporting structures for PV modules
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S80/00Details, accessories or component parts of solar heat collectors not provided for in groups F24S10/00-F24S70/00
    • F24S2080/09Arrangements for reinforcement of solar collector elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/20Peripheral frames for modules
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/30Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors
    • F24S25/33Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors forming substantially planar assemblies, e.g. of coplanar or stacked profiles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

優れた耐荷重性能および耐衝撃性能を有する太陽電池モジュールを提供する。本発明の太陽電池モジュールは、架台13上に設置される太陽電池モジュール30であって、太陽電池素子を備える太陽電池パネル11と、太陽電池パネル11の非受光面に取り付けられた凸部34と、を備え、凸部34が、架台13との間に間隙36が形成されるように太陽電池パネル11に取り付けられ、太陽電池モジュール30の受光面に所定量以上の荷重がかかったとき、太陽電池パネル11が撓むことにより、架台13と凸部34が当接することを特徴とする。

Description

本発明は、太陽電池モジュールに関し、特に優れた耐荷重性能および耐衝撃性能を有する太陽電池モジュールに関するものである。
一般的な太陽電池モジュールは、太陽電池素子が、EVA(エチレンビニルアセテート)等の接着樹脂を介して、白板強化ガラス等のカバーガラスに接着された構造からなる。ここで、近年の太陽電池モジュールの大型化に伴い、太陽電池モジュールの耐荷重性能が低下するという問題がある。
この問題に対して、特許文献1には、太陽電池パネルと太陽電池パネルの周囲に取り付けられるフレームとを備えた太陽電池モジュールにおいて、対向するフレーム間に、太陽電池パネルの裏面を支持するための補強部材を設ける構成が開示されている。
また、フレームを備えない太陽電池モジュールの耐荷重性能を向上させる方法として、特許文献2には、太陽電池モジュールの非受光面に補強部材を接着し、補強部材を設置面に設けられた架台に固定することで、太陽電池パネルを架台に取り付ける構成が開示されている。
特開平9−148612号公報 国際公開2009/102772号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、太陽電池モジュールの製造工程において、補強部材をフレームに取り付ける工程が必要であり、さらに、フレームに補強部材を取り付けるための部材やフレームへの加工(例えば、ネジ穴の加工等)が必要となる。したがって、この補強部材をフレームに取り付ける特許文献1の構成では、製造工程が煩雑になるとともに、製造コストが大きく増加するという問題が生じる。
また、特許文献2に開示された構成では、積雪地域等で要求されるより強い耐荷重性能(例えば、5400Pa)を満足するには、補強部材の強度を大きくする必要があり、結果、補強部材自体のコストが大きくなるという問題が生じる。さらに、従来文献2に開示されたような、補強部材と架台とが固定された構成においては、太陽電池パネルの受光面に衝撃を受けた場合、特に、架台と補強部材との固定部分に近い受光面に衝撃を受けた場合、太陽電池パネルはこの衝撃を緩衝することができず、結果、太陽電池素子や受光面に配置されるカバーガラスに割れ等の問題が生じる。
これらの問題に対し、本発明は、太陽電池パネルの耐荷重性能および耐衝撃性能の向上を、簡便かつ低コストで行うことを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明にかかる太陽電池モジュールは、架台上に設置される太陽電池モジュールであって、太陽電池素子を備える太陽電池パネルと、当該太陽電池パネルの非受光面に取り付けられた凸部と、を備え、上記凸部が、上記架台との間に間隙が形成されるように太陽電池パネルに取り付けられ、上記太陽電池モジュールの受光面に所定量以上の荷重がかかったとき、上記太陽電池パネルが撓むことにより、上記架台と上記凸部が当接することを特徴とする。
別の態様では、上記凸部が、上記太陽電池パネルの非受光面に、緩衝材を介して取り付けられるものであってもよい。
更に別の態様では、上記凸部と上記フレームとの間に、隙間が設けられるものであってもよい。
更に別の態様では、上記凸部の断面形状が、H型、I型、コの字型、半円、四角形、三角形を包含する群から選択されてもよい。
従来例にかかる、太陽電池モジュールと架台との設置態様を上面からみた模式図である。 従来例にかかる、図1に示す太陽電池モジュールのa−a断面を示す模式図である。 本発明の一実施形態にかかる、太陽電池モジュールと架台との設置態様を上面からみた模式図である。 本発明の一実施形態にかかる、図3に示す太陽電池モジュールのb−b断面を示す模式図である。 本発明の他の実施形態にかかる、実施例2の太陽電池モジュールの断面を示す模式図である。 本発明の実施形態にかかる太陽電池モジュールにおける、撓み量を測定した測定点を示す模式図である。 本発明のさらに他の実施形態にかかる、実施例3の太陽電池モジュールと架台との設置態様を上面からみた模式図である。 本発明のさらに他の実施形態にかかる、図7に示す太陽電池モジュールのc−c断面を示す模式図である。 本発明のさらに他の本実施形態にかかる、実施例4の太陽電池モジュールと架台との設置態様を上面からみた模式図である。 本発明のさらに他の本実施形態にかかる、実施例5の太陽電池モジュールと架台との設置態様を上面からみた模式図である。 本発明のさらに他の本実施形態にかかる、実施例6の太陽電池モジュールと架台との設置態様を上面からみた模式図である。
<従来例>
本発明にかかる実施形態と対比するために、従来技術にかかる太陽電池モジュールの一例(以下、「従来例」という)を、図1および図2を参照して、以下に説明する。図1は、従来例に係る太陽電池モジュール10と架台13との設置態様を上面からみた模式図であり、図2は、図1に示す太陽電池モジュール10のa−a断面を示す模式図である。
図1に示すとおり、太陽電池モジュール10は、太陽電池パネル11と太陽電池パネル11の周端部を囲うフレーム12とから構成されている。なお、図示は省略しているが、太陽電池パネル11の詳細な構成は、太陽電池素子が形成されたガラス基板の受光面側に、EVA(エチレンビニルアセテート)樹脂を介して、白板強化ガラスからなるカバーガラスが接着されており、さらに、ガラス基板の非受光面側に、EVAを介して保護シートが接着されている。太陽電池パネル11の平面の寸法は、長辺1247mm×短辺969mmであり、太陽電池パネル11にフレーム12を取り付けることにより、太陽電池モジュール10の平面の寸法は、長辺1255mm×短辺977mmとなっている。
また、太陽電池モジュール10は、2本の架台13の長さ方向に対して、長辺が垂直となるように架台13上に設置される。具体的には、図1に示すとおり、間隔が737mm開けられた互いに平行な2本の架台13に対して、太陽電池モジュール10の一方の短辺の端部から、一方の架台13までの距離と、他方の短辺の端部から他方の架台13までの距離が同じとなるように、太陽電池モジュール10が設置されている。
次に、架台13への太陽電池モジュール10の設置方法を、図2を参照して説明する。図2に示すとおり、フレーム12の断面は略コの字形状となっており、フレーム12の下端部121がネジやクランプ等(図示省略)によって架台13に固定されることにより、太陽電池モジュール10は、架台13上に設置される。さらに、太陽電池パネル11の非受光面と架台13の受光面側の表面との間には、27.5mmの間隙が形成されている。なお、従来例において、フレーム12はアルミにより構成されており、架台13はアルミまたは亜鉛メッキ鋼材より構成されている。
図1および図2に示したとおり、従来例の太陽電池モジュール10は、フレーム12を介して架台13に設置されており、太陽電池モジュール10の非受光面を支える部材は存在しない。そのため、太陽電池モジュール10の受光面に荷重がかかると、太陽電池パネル11は、フレーム12との接点を起点にして撓むこととなり、言い換えれば、太陽電池パネル11の平面上での中心が非受光面側に撓み、荷重量が一定値を超えると、ガラス基板等の割れや、太陽電池素子の不具合等の問題が生じる。
上記問題を解決する本発明の実施形態を、以下に実施例として説明する。なお、以下の実施例の説明において、従来例と同じ構成および部材については、説明の重複を避けるために、同じ部材番号を付し、その詳細な説明を省略する。
<実施例1>
本実施形態に係る1つ目の実施例(以下、「実施例1」とする)となる、太陽電池モジュール30の構成を、図3および図4を参照して以下に説明する。図3は、実施例1の太陽電池モジュール30と架台13との設置態様を上面からみた模式図であり、図4は、図3に示す太陽電池モジュール30のb−b断面を示す模式図である。
図3に示すように、太陽電池モジュール30は、太陽電池パネル11と、太陽電池パネル11の周端部を囲うフレーム12と、凸部34とを備えている。ここで、太陽電池モジュール30と従来例の太陽電池モジュール10との違いは、太陽電池モジュール30が、太陽電池パネル11の非受光面に凸部34を備えている点である。言い換えれば、従来例の太陽電池モジュール10に凸部34を取り付けたものが、太陽電池モジュール30である。この凸部34は、長さが1176mmのアルミであり、太陽電池モジュール30の長辺に対して平行、かつ、短辺方向の略中心となる位置に備えられている。さらに、凸部34と2本の短辺フレーム12との夫々の間には、9.5mmの隙間が設けられている。
次に、図4を参照して、太陽電池パネル11が備える凸部34の構成を説明する。凸部34は、厚さ1.0mmのシリコン接着剤からなる接着層35によって、太陽電池パネル11の非受光面に接着されている。より詳細には、太陽電池パネル11の非受光面に対向する凸部34の平面の全面に、接着層35が形成されて、太陽電池パネル11に接着されている。
実施例1における凸部34は、断面形状が略H字形状であり、接着層35に当接する凸部34の当接面から凸部34の下端面341までの高さが22.0mmとなっている。ここで、太陽電池モジュール30は、従来例と同じフレーム12を備えているため、太陽電池パネル11の非受光面から架台13までの距離が、従来例と同じ27.5mmとなる。実施例1においては、太陽電池パネル11から架台13までの距離よりも、接着層35の厚みと凸部34の高さの合計、言い換えれば、太陽電池パネル11の非受光面から凸部34の下端面341までの高さが、小さくなっている。これにより、凸部34の下端面341から架台13までの間に、4.5mmの間隙36が設けられている。
このように、間隙36を設けることにより、太陽電池モジュール30の受光面が所定量以下の荷重を受けた際、太陽電池パネル11が撓み、この撓みによって荷重を緩衝することができる。また、所定量以上の荷重を、太陽電池モジュール30の受光面が受けた場合、太陽電池パネル11が撓むことで、凸部34が架台13に当接する。これにより、凸部34は、架台13の強度を利用して、太陽電池パネル11の非受光面を支持することができ、結果、太陽電池パネル11が一定量以上撓むことを防止できる。ここで、本実施例1においては、所定量以上の荷重が掛った場合、太陽電池パネル11の非受光面を、凸部34自体の強度で支持するのではなく、架台13の強度を利用して凸部34が受光面を支持する。このため、凸部34の強度のみで支持する場合(従来文献1に開示された構成)に比べ、凸部34の強度を小さくできる。結果、凸部34の厚みや大きさを小さくできるため、凸部34の部材コスト、および太陽電池モジュール30の重量を小さくできる。
また、凸部34は、太陽電池パネル11の非受光面に対して、接着層35によって接着されて固定されており、凸部34がフレーム12に固定される必要がない。これは、凸部34自体の強度で太陽電池パネル11の非受光面を支持するのではなく、架台13を利用して凸部34が太陽電池パネル11の非受光面を支持するからこそ可能となる。凸部34をフレーム12に固定する必要がないため、凸部34をフレーム12に固定するための特別な部材(ネジ等)や、フレーム12への加工(ネジ穴の形成等)が不要となり、さらには、簡便な製造工程で、凸部34を太陽電池パネル11の非受光面に取り付けることができる。
また、間隙36を設けることによって、太陽電池パネル11は、受光面に対して法線方向に、一定範囲で振動したり撓むことができる。これにより、太陽電池パネル11が断続的な風圧等を受けた場合や、太陽電池パネル11の受光面が衝撃を受けた場合、太陽電池パネル11の振動や撓みによって、これらの風圧や衝撃を緩衝することができる。
さらに、凸部34は、接着層35を介して太陽電池パネル11の非受光面に取り付けられている。この接着層35を介することにより、凸部34と架台13とが当接した際、太陽電池パネル11の非受光面が凸部34より受ける応力を、接着層35が緩衝材となって緩和できる。
なお、実施例1においては、凸部34と太陽電池パネル11の非受光面との接着に、シリコン接着剤を用いたが、本発明においては、シリコン接着剤以外の接着剤や、両面テープを適用できる。また、実施例1においては、太陽電池パネル11の非受光面に対向する、凸部34の平面の全面に接着層35を形成したが、本発明はこれに限らず、太陽電池パネル11の非受光面に対向する、凸部34の平面の一部分に接着層35を形成する構成であってもよい。
また、実施例1において、凸部34の長さが1176mmとしたが、本発明はこれに限るものではなく、太陽電池パネル11が撓んだ際に、凸部が架台13に当接する長さであればよい。言い換えれば、太陽電池パネル11の撓みによって、凸部34が架台13に当接可能な長さであればよい。
さらに、架台13に対して、太陽電池モジュール30の長辺が垂直となるように、太陽電池モジュール30は配置されているが、本発明の他の実施形態として、太陽電池モジュール30の非受光面側に架台13が位置すればよく、例えば、架台13に対して、太陽電池モジュール30の短辺が垂直となるように、又は、長辺や短辺が鋭角となるように配置されてもよい。
また、実施例1においては、太陽電池パネル11として、薄膜太陽電池に一般的に用いられる、太陽電池素子をガラス基板とカバーガラスで挟持した構成の太陽電池パネルを用いたが、本発明はこれに限らず、太陽電池素子をEVA樹脂で封止しカバーガラスを貼り付けた、結晶シリコン型太陽電池パネルを用いても良い。
<実施例2>
本実施形態に係る2つ目の実施例(以下、「実施例2」とする)となる、太陽電池モジュール40の構成を、図5を参照して以下に説明する。図5は、架台13上に設置された太陽電池モジュール40の断面を示すものであり、実施例1の図4に相当する位置の断面を示す模式図である。
実施例2の太陽電池モジュール40において、実施例1の太陽電池モジュール30との違いは、凸部34の代わりに凸部44を備えていることであり、他の構成は、実施例1と同じである。
太陽電池モジュール40が備える凸部44は、長さ915mmの塩化ビニール樹脂からなり、断面が凸部34と同じ略H字形状である。また、図5に示すように、凸部44の高さ(接着層35との接着面から下端面441までの距離)が25.0mmである。したがって、太陽電池パネル11の非受光面から架台13までの距離が27.5mmであり、かつ、接着層35の厚みが1.0mmであることから、凸部44の下端面441と架台13との間には、1.5mmの間隙46が形成される。
ここで、凸部44の材質を塩化ビニールにすることにより、実施例1の凸部34に比べ、凸部が安価かつ軽量となる。なお、間隙46が形成されることによる効果は、既に述べた実施例1の間隙36を備えた場合と同様の効果を奏する。
<比較実験>
次に、上述した従来例、実施例1、および実施例2のそれぞれの耐荷重性能を比較するための実験方法、およびその実験結果を、図6を参照して以下に説明する。図6は、当該実験において太陽電池パネル11の撓み量を測定した測定点を示す模式図である。
実験方法として、架台13上に設置した太陽電池モジュール10、30、40の各受光面に、IEC61646.10.16の試験方法に準じて、2400Pa、3375Pa、5400Paの荷重を掛け、太陽電池パネル11の撓み量を測定した。なお、太陽電池パネル11の撓み量の測定点として、図6に示すとおり、太陽電池モジュールの中心点(太陽電池モジュールの2本の対角線の交点)となるA点と、A点から太陽電池モジュールの長辺に垂直な方向に225mm移動したB点を、撓み量の測定点とした。下記の表1に、太陽電池モジュール10、30、40の撓み量の測定結果を示す。なお、表1は、荷重が0Paのときの撓み量を基準(撓み量:0.0mm)とし、荷重方向(非受光面における架台13側への法線方向)への、太陽電池パネル11の撓み量を示している。
Figure 2012017957
上記の表1に示すとおり、荷重が2400Paおよび3375Paにおいて、従来例と実施例1および2との撓み量を比較すると、従来例に比べ、実施例1および2では、A点およびB点ともに、撓み量が抑制されていることが明らかである。また、荷重が5400Paにおいて、従来例では基板ガラスに割れが発生し撓み量の測定が不可能となったが、実施例1および2では、太陽電池パネル11の撓み量が抑制され、基板ガラスの割れ等の問題も発生していない。
以上の実施例1および2に示したように、本発明に係る実施形態においては、安価かつ簡易な方法によって、太陽電池モジュールの耐荷重性能および耐衝撃性能を、向上させることが可能となる。
<実施例3>
本実施形態に係る3つ目の実施例(以下、「実施例3」とする)となる、太陽電池モジュール50の構成を、図7および図8を参照して説明する。図7は、実施例3の太陽電池モジュール50と架台13との設置態様を上面からみた模式図であり、図8は、図7に示す太陽電池モジュール50のc−c断面を示す模式図である。
図7に示すとおり、実施例3の太陽電池モジュール50において、実施例1の太陽電池モジュール30との違いは、凸部34の代わりに凸部54を備えていることであり、さらに、フレーム12(図3参照)を備えていない点である。また、太陽電池モジュール50は、自身の周端部において、クランプ57によって、架台13上に固定される。
詳細には、図8に示すとおり、太陽電池モジュール50は、凸部54と架台13との間に間隙56が形成されるように、クランプ57によって架台13上に設置される。また、クランプ57は、固定具58(ボルトおよびナット)によって架台13に固定されることで、太陽電池モジュール50が、クランプ57を介して架台13に固定されることになる。
また、凸部54は、断面形状が長方形の、塩化ビニール等の樹脂により構成されており、太陽電池パネル11の非受光面に接着剤等(図示省略)によって接着されている。
なお、間隙56を設けた場合の効果については、実施例1の間隙36を設けた場合の効果と同様である。
以上のように、本発明においては、フレーム12を備えない太陽電池モジュール50に対しても適用することが可能となる。
なお、上述した実施例1、実施例2、および実施例3における、太陽電池モジュール30、40、および50の寸法、凸部34、44、および45の寸法、さらに、間隙36、46、および56の寸法等は、上述したものに限らず、太陽電池パネルが振動したり撓むことが可能であり、かつ、受光面に所定量以上の荷重を受けた際に、架台13が凸部を介して太陽電池モジュールの非受光面を支持できる構成であれば、上記寸法は適宜変更可能であり、本発明の範疇に含まれる。また、これらの寸法が変更可能なことは、後述する実施例4〜6においても同様である。
<他の実施例>
上述した実施例1〜実施例3においては、凸部34、44、54として、長さが737mm(2本の架台13間の距離)よりも長い1本の部材を用いたが、本発明はこれに限らず、図9〜図11に示すとおり、太陽電池パネル11の非受光面に、複数の凸部を備える太陽電池モジュールであってもよい。以下に、本発明の実施形態にかかる実施例4〜6として、複数の凸部を備える太陽電池モジュールの構成を説明する。なお、図9〜図11において、太陽電池モジュールと架台との固定方法は、実施例1〜3に述べた構成が適宜可能であるため、固定方法を説明する部材(フレーム12やクランプ57等)の図示は省略し、以下においても詳細な説明は省略する。
以下に、図9を参照して、本実施形態にかかる実施例4の太陽電池モジュール60の構成について説明する。図9は、本実施形態にかかる太陽電池モジュール60と架台13との設置態様を上面からみた模式図である。
図9に示すとおり、太陽電池モジュール60は、2本の架台13の夫々に当接可能な、2つの凸部64を、太陽電池パネル11の非受光面に備えている。このように、架台13の各々に対応して、個別に凸部64を備えることにより、実施例1〜3のように、1つの部材で構成される場合に比べ、凸部64の大きさを小さくできる。結果、凸部を構成する部材のコストを小さくできるという効果を奏する。
次に、図10を参照して、本実施形態にかかる実施例5の太陽電池モジュール70の構成について説明する。図10は、本実施形態にかかる太陽電池モジュール70と架台13との設置態様を上面からみた模式図である。
図10に示すとおり、太陽電池モジュール70は、1本の架台13に対して2つの凸部74を備え、計4つの凸部74を、太陽電池パネル11の非受光面に備えている。このように、架台13との当接可能な箇所を増やすことにより、太陽電池モジュール60の受光面に荷重を受けた際、太陽電池モジュール60に比べて、太陽電池パネル11の撓み量をより抑制することができる。
次に、図11を参照して、本実施形態にかかる実施例6の太陽電池モジュール80の構成について説明する。図11は、本実施形態にかかる太陽電池モジュール80と架台13との設置態様を上面からみた模式図である。
図11に示すとおり、太陽電池モジュール80は、長さが短辺よりも短い2本の凸部84を備えている。さらに、凸部84は、長さ方向が、架台13の長さ方向に平行、かつ、架台13に当接可能なように、太陽電池パネル11の非受光面に備えられている。同図に示すように、太陽電池モジュール80においては、実施例4および5に比べ、凸部84が架台13に当接可能な面積がより多くなっている。このように、凸部84と架台13の統制可能な面積を多くすることにより、より太陽電池パネル11の撓み量を抑制することができる。
<凸部の材質>
以上に説明した実施例1〜6において、凸部の材質として、アルミ又は塩化ビニールを用いたが、本発明はこれに限らず、他の金属からなる鋼材や、塩化ビニール以外の樹脂(例えば、アクリル樹脂等)を用いることができ、さらには弾性を有する部材を適用してもよい。
<凸部の断面形状>
また、実施例1〜6において、凸部の断面形状として、H字型又は長方形としたが、本発明はこれに限らず、I字型、コの字型、半円、四角形、三角形、多角形の断面形状となる凸部であってもよい。また、これらの凸部における、太陽電池パネルとの接着面としては、凸部の任意平面が太陽電池パネルの非受光面に接着することが好ましい。例えば、断面形状の半円の凸部の場合、弧を形成する曲面が太陽電池パネルに接着されるのではなく、平面部分が太陽電池パネルに接着される方が好ましい。
さらに、実施例1〜6において、太陽電池パネル11は、太陽電池素子が形成されたガラス基板の非受光面側に、EVAを介して保護シートが接着されたものを例にとって説明したが、本発明はこれに限るものではなく、保護シートを省き、非受光面においてガラス基板が露出した構成であってもよい。この非受光面においてガラス基板が露出した太陽電池パネルに凸部を設ける場合、ガラス基板の非受光面に凸部が直接接着される。このように、非受光面においてガラス基板露出した太陽電池パネルに凸部を設けることにより、太陽電池パネルのガラス基板と架台とが直接接触することを防止できるため、接触による基板の割れ等を防ぐことが可能となる。
10 太陽電池モジュール
11 太陽電池パネル
12 フレーム
13 架台
30 太陽電池モジュール
34 凸部
35 接着層(緩衝材)
36 間隙
40 太陽電池モジュール
44 凸部
46 間隙
50 太陽電池モジュール
54 凸部
56 間隙
60 太陽電池モジュール
64 凸部
70 太陽電池モジュール
74 凸部
80 太陽電池モジュール
84 凸部

Claims (5)

  1. 架台上に設置される太陽電池モジュールであって、
    太陽電池素子を備える太陽電池パネルと、当該太陽電池パネルの非受光面に取り付けられた凸部と、を備え、
    上記凸部が、上記架台との間に間隙が形成されるように太陽電池パネルに取り付けられ、
    上記太陽電池モジュールの受光面に所定量以上の荷重がかかったとき、上記太陽電池パネルが撓むことにより、上記架台と上記凸部が当接することを特徴とする、太陽電池モジュール。
  2. 上記凸部の断面形状が、H型、I型、コの字型、半円、四角形、三角形を包含する群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 上記太陽電池パネルは、ガラス基板と、当該ガラス基板の受光面側に形成された太陽電池素子とを備えており、
    上記ガラス基板の非受光面に、上記凸部が取り付けられていること特徴とする、請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 上記凸部が、上記太陽電池パネルの非受光面に、緩衝材を介して取り付けられていることを特徴とする、請求項3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 上記太陽電池モジュールが、上記太陽電池パネルの周端部を囲うフレームを、さらに備え、
    上記凸部と上記フレームとの間に、隙間が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の太陽電池モジュール。
JP2012527719A 2010-08-03 2011-07-29 太陽電池モジュール Pending JPWO2012017957A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010174241 2010-08-03
JP2010174241 2010-08-03
PCT/JP2011/067500 WO2012017957A1 (ja) 2010-08-03 2011-07-29 太陽電池モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2012017957A1 true JPWO2012017957A1 (ja) 2013-10-03

Family

ID=45559457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012527719A Pending JPWO2012017957A1 (ja) 2010-08-03 2011-07-29 太陽電池モジュール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2012017957A1 (ja)
WO (1) WO2012017957A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017101469A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 株式会社エクソル 太陽光発電システム及び支持部材

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016182001A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 インリー・グリーンエナジージャパン株式会社 太陽電池モジュール
WO2017138248A1 (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 太陽光発電装置
JP6807551B2 (ja) * 2016-03-08 2021-01-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 架台、太陽電池モジュール、太陽電池システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0221235U (ja) * 1988-07-21 1990-02-13
JPH09279789A (ja) * 1996-04-12 1997-10-28 Sekisui Chem Co Ltd 太陽電池モジュール及びその取付構造
WO2009107776A1 (ja) * 2008-02-28 2009-09-03 京セラ株式会社 太陽光発電システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0221235U (ja) * 1988-07-21 1990-02-13
JPH09279789A (ja) * 1996-04-12 1997-10-28 Sekisui Chem Co Ltd 太陽電池モジュール及びその取付構造
WO2009107776A1 (ja) * 2008-02-28 2009-09-03 京セラ株式会社 太陽光発電システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017101469A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 株式会社エクソル 太陽光発電システム及び支持部材

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012017957A1 (ja) 2012-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5159770B2 (ja) 太陽電池モジュール装置
JP5867995B2 (ja) 太陽電池モジュール
US20100033648A1 (en) Liquid Crystal Display Device
WO2012017957A1 (ja) 太陽電池モジュール
WO2013180275A1 (ja) 太陽電池装置および保持具ユニット
TW201320376A (zh) 用以支持太陽能電池板的框架、太陽能模組以及太陽能模組之複合式框架構件的組裝方法
US20150197150A1 (en) Vehicle solar cell panel
JP5881823B2 (ja) 補強フレームおよび太陽電池モジュール
WO2012153621A1 (ja) 太陽電池システム、及び太陽電池モジュール
JP2019503159A (ja) 太陽電池アセンブリ及び太陽電池モジュール
CN118100766A (zh) 一种双玻光伏组件及光伏发电组
WO2016208585A1 (ja) 太陽電池パネル支持架台及び太陽光発電装置
JP2015227558A (ja) 太陽光発電装置
CN108121047B (zh) 一种反射棱镜装置
WO2018157705A1 (zh) 无框光伏组件悬索安装装置及悬索系统
JP3219676U (ja) 架台
US20120260976A1 (en) Solar battery module
JP2009243062A (ja) 太陽電池モジュールの取り付け装置
JP4219053B2 (ja) 液晶表示装置
US20120038252A1 (en) Mounting apparatus for power supply
JP6260765B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP2017101469A (ja) 太陽光発電システム及び支持部材
CN201348697Y (zh) 一种液晶显示装置
CN104808387A (zh) 光源组件、背光模块及液晶显示器
CN210605286U (zh) 支撑结构、背光模组及显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140724

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20141021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150716

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151007