JP5574930B2 - 太陽電池アレイ - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも複数の太陽電池モジュールを有する太陽電池アレイに関する。
太陽電池アレイは、例えば、架台と該架台に固定された複数の太陽電池モジュールとを有している。一般には住宅の屋根に長尺の構造部材が架台として設置され、この架台上に太陽電池モジュールの相対する辺が全長に渡って固定される。
また、施工の簡略化を図るために、太陽電池モジュールの角部を小型の固定部材で架台に固定する構成を有する太陽電池アレイが提案されている(例えば、下記の特許文献1および特許文献2を参照)。
特開平3−199566号公報 特開平11−159091号公報
上記特許文献の太陽電池アレイは、太陽電池モジュールの角部を点固定により屋根等の傾斜面に固定する構造である。このため、太陽電池アレイの軒先側は全体の積雪が溜まって、その後滑雪したり、軒先側に溜まった雪が夜間に再氷結して、太陽電池アレイの軒先側を数百kgfもの荷重に引っ張るおそれがあり、さらには、隣家などへの落雪するなどのおそれもある。
そこで、これらによる破損および事故を避けるために、軒先側で多量の雪がとどまることに耐えうる、または軒先側で多量の雪を止めることができるようにしなければならない。
また、積雪による大きな荷重が加わると、軒先側の太陽電池モジュールおよび架台にねじり変形が生じて、太陽電池モジュールのフレームから太陽電池パネルが脱落したり、架台から太陽電池モジュールが脱落するおそれがある。このため、太陽電池アレイの軒先側のねじり剛性を向上させる必要がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は軒先側の強度を効率的に高めることができ、意匠性を高めた太陽電池アレイを高い施工性で提供することにある。
本発明の太陽電池アレイは、傾斜面を有する基体の前記傾斜面上に傾斜方向に沿って複数の太陽電池モジュールが並んで配置されており、前記複数の太陽電池モジュールのうち前記傾斜面の最下部に位置している太陽電池モジュールの一側部が支持レールに収容され、該支持レールが前記基体に対して固定されている太陽電池アレイであって、前記支持レールは、前記太陽電池モジュールの前記一側部が収容されたレール溝と、該レール溝の長手方向に沿って該レール溝の反対側に該レール溝に隣接して設けられた閉断面の中空部とを有していて、前記支持レールは、前記基体の前記傾斜面上に固定された、傾斜方向に長い複数の支持台を介して固定されていることを特徴とする太陽電池アレイ。
上記構成の太陽電池アレイによれば、最下部の太陽電池モジュールにおいて、支持レー
ルと太陽電池モジュールの一側部を構造的に一体化することができるので、ねじり方向の荷重を受けた場合でもねじり剛性を高めることができる。
これにより、例えば太陽電池アレイの軒側において、例えば太陽電池パネルのフレームからの脱落、および、太陽電池モジュールの太陽電池アレイからの脱落を抑制して、積雪に対する耐荷重性能を向上した太陽電池アレイとすることができる。
本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイを基体の傾斜面上に設置した様子を示す図であり、(a)は太陽電池アレイを受光面側から見た斜視図であり、(b)は図1(a)のA部の部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイを構成する太陽電池モジュールを示す図であり、(a)は太陽電池モジュールを受光面側から見た平面図であり、(b)は図2(a)のB−B’断面を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの断面図であり、(a)は図1(b)のC−C’断面を示す断面図であり、(b)は図1(b)のD−D’断面を示す断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイを示す図であり、(a)は図1(a)のA部の分解斜視図であり、(b)は係合部材を異なる方向から見た斜視図であり、(c)は支持台を異なる方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの固定部材の図であり、(a)は斜視図を示し、(b)は図5(a)のE−E’断面を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る太陽電池アレイの部分を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は分解断面図、(c)は断面図である。 ねじり定数を計算するときに用いるパラメータを表示した図面である。
以下、本発明に係る太陽電池アレイの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
<<第1実施形態>>
<太陽電池アレイ>
図1に示すように、太陽電池アレイ1は、葺板2a、野地板2bおよび垂木2cからなる傾斜面(設置面)を有する基体2上に固定される。そして、太陽電池アレイ1は、基体2の傾斜方向に沿って間隔をあけて配列された複数の太陽電池モジュール3と、隣り合う太陽電池モジュール3の角部を基体2に固定する固定部材4と、最下部に配置された太陽電池モジュール3の軒側フレーム12eを固定する軒側部材5を備えている。
なお、以下、基体2の傾斜方向をy軸方向、基体2に対する法線方向をz軸方向、y軸方向およびz軸方向と直交する方向をx軸方向という。また、y軸方向に隣り合う太陽電池モジュール3のうち、最下部(最も軒先側)に位置する太陽電池モジュールを第1太陽電池モジュール3aといい、最下部以外に位置する太陽電池モジュールを第2太陽電池モジュール3bというものとする。
<太陽電池モジュール>
図1に加えて、図2を用いて、太陽電池モジュール3について説明する。複数の太陽電池モジュール3は、図1(a)に示すように、y軸方向に沿って配列されるとともに、x軸方向に沿っても配列されている。そして、各太陽電池モジュール3は、図2(a)、(b)に示すように、太陽電池パネル11と、この太陽電池パネル11の外縁部を補強するフレーム12とを有している。
太陽電池パネル11は、図2(b)に示すように、主として光を受光する受光面11a(透光性基板14の一主面)とこの受光面11aの裏面に相当する非受光面11b(裏面保護部材13の一主面)とを有している。そして、太陽電池パネル11は、受光面11a側から順に、太陽電池モジュール3の基板を兼ねる透光性基板14と、熱硬化性樹脂よりなる一対の封止材15と、封止材15に周囲を保護されインナーリード16とにより、電気的に接続された複数の太陽電池素子17とを備えている。
さらに、太陽電池パネル11は、太陽電池モジュール3の裏面を保護する裏面保護部材13と、太陽電池素子17で得られた出力を外部に取り出すための端子ボックス18とを備えている。
なお、非受光面11bは、例えば、裏面保護部材13および太陽電池素子17と裏面保護部材13との間に位置する封止材15を、透光性を有するような材質で形成することにより、非受光面11b側から入射される光の一部を受ける形態であってもよい。
太陽電池素子17は、例えば、単結晶シリコンまたは多結晶シリコン等からなる平板状の基板が用いられる。このようなシリコン基板を用いる場合は、上述したように、インナーリード16で隣接するシリコン基板同士を電気的に接続すればよい。
また、太陽電池素子17の種類は特に制限されず、例えば、アモルファスシリコンよりなる薄膜太陽電池、CIGS太陽電池、CdTe太陽電池、または、結晶シリコン基板上に薄膜アモルファスを形成した太陽電池素子17等を用いてもよい。例えば、アモルファスシリコン、CIGSおよびCdTeよりなる太陽電池素子17としては、透光性基板14上において、アモルファスシリコン層、CIGS層またはCdTe層を透明電極等と組み合わせて適宜積層するようにしたものが利用できる。
また、端子ボックス18は、変性ポリフェニレンエーテル樹脂(変性PPE樹脂)またはポリフェニレンオキサイド樹脂(PPO樹脂)の箱体と、該箱体内に配置されるターミナル板と、箱体の外部へ電力を導出する出力ケーブルとを備える。
フレーム12は、太陽電池パネル11を保持する機能を有する。フレーム12は、後述する太陽電池アレイ1の設置の際に、太陽電池パネル11と嵌合する嵌合部12aと、太陽光を受光する側に位置するフレーム上面12bと、フレーム上面12bの裏面側に位置するフレーム下面12cと、フレーム上面12bとフレーム下面12cを接続し外向するフレーム側面12dとを備える。このようなフレーム12は、アルミニウムを押し出し成形すること等により製造することができる。
なお、以下、太陽電池アレイ1を構成する太陽電池モジュール3において、軒側に位置するフレーム12を軒側フレーム12eというものとする。
<軒側部材>
次に、図1に加えて、図3〜図4を用いて第1太陽電池モジュール3aの軒先側を固定する軒側部材5について詳述する。
図1、図3〜図4に示すように、太陽電池アレイ1は、基体2に粘着部材20を介して木ねじ21で固定された支持台であるベース部材22上に、支持レール23を締結部材24と係合部材25で固定した軒側部材5を用いている。このように、支持レール23は、基体2の傾斜面上に固定された、傾斜方向に長い複数のベース部材22を介して固定されている。支持レール23のレール溝23aに第1太陽電池モジュール3aの軒側フレーム
12eを嵌入して固定することで太陽電池アレイ1が構成される。つまり、図1(b)に示すように、傾斜面を有する基体2の傾斜面上に傾斜方向に沿って複数の太陽電池モジュールが並んで配置されている太陽電池アレイにおいて、複数の太陽電池モジュールのうち傾斜面の最下部に位置している第1太陽電池モジュール3aの一側部が支持レール23に収容され、この支持レール23が基体2に対して固定されている。
図1(b)に示すように、支持レール23は、x軸方向が長手方向であり、一枚から複数枚の太陽電池モジュール3のx軸方向長さと略同じ長さの長尺体である。支持レール23は太陽電池モジュール3の軒側フレーム12eと相対する方向に開口したレール溝23aを有する。レール溝23aのz軸方向幅は、軒側フレーム12eのz軸方向長さと略同じであり、軒側フレーム12eをレール溝23aに嵌入することにより、太陽電池モジュール3を支持レール23に固定することができる。また、支持レール23はレール溝23aの反対側に張り出した被挟持部23bを有する。被挟持部23bは後述のベース部材22と係合部材25で挟持されることで、ベース部材22上に固定されることができる。さらに、支持レール23は、レール溝23aに隣接した中空部23cを有してもよい。中空部23cは支持溝の軒側に隣接して配置された閉断面である。このように、支持レール23は、太陽電池モジュール3aの一側部が収容されたレール溝23aと、本体にレール溝23aの長手方向に沿って設けられた中空部23cとを有しているとよい。また、この中空部23cは後述するように、レール溝23aの長手方向に対して直交する方向で切断した断面が四角形状であるとよい。特に、図示のように、軒側が傾斜した台形状とすると意匠性の観点からもよい。
ベース部材22は、主面22aに木ねじ21を挿通することができる貫通孔22bを有し、この貫通孔22bを用いて木ねじ21で基体2に固定される。主面22aは、ベース部材22の長手方向に沿って凹凸を設けられ、特に貫通孔22bの部分は凹状であることが好ましい。このように主面22aに凹凸が設けられたことで、軒側部材5に自重、積雪荷重または風圧荷重等が加わったときに、ベース部材22の周囲に粘着部材20がはみ出すことを低減し、木ねじ21の周囲に適切な厚みの粘着部材20を残して浸水を抑制することができる。ベース部材22は、略コ字型断面の開口の両側から張り出した載置部22cを有し、そして、載置部22cの間に間隙22dを有する。載置部22cが支持レール23を支える。さらにベース部材22は、その側面に後述の係合部材25のストッパー部25aと係合する第1凸部22eを有する。
係合部材25は、締結部材24が挿通するU字孔25bと、ベース部材22と協働して支持レール23を挟持する挟持部25cと、ベース部材22の側面に設けられた第1凸部22eと係合するストッパー部25aを有する。係合部材25の挟持部25cは、支持レール23の被挟持部23bの凹部23dと係合する第2凸部25dを有する。
そして図4に示すように、係合部材25は締結部材24によりベース部材22の載置部22cに固定される。そして締結部材24を締め付けることにより、支持レール23の凹部23dと係合部材25の第2凸部25dが係合しつつ、支持レール23の被挟持部23を、ベース部材22の載置部22cと係合部材25で挟持することで、支持レール23をベース部材22上に固定することができる。またベース部材22の第1凸部22eとストッパー部25aが係合することにより、支持レール23の落下を抑制することができる。
このようなベース部材22と係合部材25と支持レール23とは、アルミニウム合金などの金属を押し出し加工して製造されることができる。アルミニウム合金以外の材質を用いる場合、ステンレスまたはメッキ鋼板をロールフォーミングまたはベンダー曲げ加工して製造されることができる。
また締結部材24は、ボルト24aとボルト止め24bよりなる。ボルト24aが係合部材25のU字孔25bを挿通して、ベース部材22の間隙22dより内側でボルト止め24bと固定される。このような締結部材24は耐食性の観点から、ステンレス、または溶融亜鉛メッキを施した鉄鋼などより構成することができる。また、ボルト止め24bは、プレス加工またはタップ加工により製造することができる。
木ねじ21は、ベース部材22の貫通孔22bを挿通して、ベース部材22を基体2に固定する働きをする。木ねじ21の材質としては、同様にステンレス製、または溶融亜鉛メッキをした鉄鋼製の木ねじ21を用いるとよい。
粘着部材20は、ベース部材22と基体2の間を封止して木ねじ21から雨水が基体2の内側に浸水することを抑制する機能をもち、木ねじ21はベース部材を基体2に固定する機能をもつ。また、粘着部材20は、ベース部材22の主面22aに貼付して用い、基体2に粘着する。これにより、粘着部材20は、ベース部材22を基体2に固定したときに、木ねじ21の固定部の周囲を雨水および湿気から保護する働きをする。粘着部材20としては、粘着性を有する例えばシリコンシーラントまたはブチルなどのシートを短冊状に切り出して用いることができる。
軒側部材5および軒側部材5へ第1太陽電池モジュール3aを固定する施工方法は、まずベース部材22を基体2上の任意の位置に粘着部材20を介して木ねじ21で固定する。ベース部材22を固定する位置としては、ベース部材22の固定強度を高くするために、ベース部材22を固定する木ねじ21が基体2の垂木にあたる位置とすることが好ましい。次に、係合部材25をベース部材25上に締結部材24で緩く取り付ける。その後、係合部材25の挟持部25cとベース部材22の載置部22cの間に支持レール23の被挟持部23bを差込み、支持レール23の23d凹部と係合部材25の第2凸部25dを係合させて締付部材24を締め込み支持レール23を固定する。次に、支持レール23のレール溝23aに太陽電池モジュール3の軒側フレーム12eを差し込んで固定する。
太陽電池アレイ1は、支持レール23のレール溝23aに第1太陽電池モジュール3aの軒側フレーム12eを嵌入して固定する構造であることから、積雪が太陽電池アレイ1の軒側に堆積して、軒側部材5および第1太陽電池モジュール3aの軒側フレーム12eにねじり方向の荷重が加わったときに、支持レール23と軒側フレーム12eが一体的にねじり変形することができる。これにより、太陽電池アレイ3の軒先側のねじり剛性を向上して、ねじり変形を抑制し、軒側フレーム12eからの太陽電池パネル11の脱落、および、太陽電池アレイ1からの第1太陽電池モジュール3の脱落を抑制することができる。ひいては、太陽電池アレイ1の積雪に対する耐荷重の性能が向上して、重積雪地域における太陽電池アレイ1の信頼性を向上することができる。
また、前述のとおり、支持レール23はレール溝23aの反対側の面に、レール溝23aと隣接して中空部23cを配置した構造としてもよい。中空部23cは部材断面が閉合した閉断面であることから、支持レール23のねじり剛性を効果的に高め、太陽電池アレイ1の耐荷重の性能を向上することができる。
また、第1太陽電池モジュール3aの軒側が支持レール23に沿ってx軸方向に整列して配置されることから、外観から最も見えやすい軒先部分が揃って見えることで、意匠性を向上させることができる。
また、ベース部材22と係合部材25で支持レール23を挟持した構造であることから、支持レール23は、その長手方向に沿って移動することができる。これにより、ベース部材22を支持レール23の任意に配置して固定することができる。例えば、太陽電池ア
レイ1の取り付け強度を高めるために、ベース部材22を木ねじ21で基体2の垂木に固定することができ、太陽電池アレイ1の信頼性を向上させることができる。
さらに、支持レール23のレール溝23aに向けて棟側から第1太陽電池モジュール3aの軒側フレーム12eを差し込むという施工方法であることから、太陽電池モジュール3の上側に乗ることなく施工することができ、太陽電池素子17のクラックなどを生じることなく施工することができ、施工性がよい。
<固定部材>
次に、図5を用いて、固定部材4について説明する。
固定部材4は、太陽電池モジュール3を屋根(架台)に固定できればよく、その構成は特に限定されない。本実施形態においては、例えば、固定部材4は、図5(b)に示すように、下部材31と、中部材32と、上部材33と、第2締結部材34と、第2木ねじ35と、第2粘着部材36とを備える。このような固定部材4を用いて、y軸方向に隣り合う2つの太陽電池モジュール3の角部のフレーム12を上部材33と中部材32で挟持して固定する。
具体的には、図5(a)、(b)に示すように、下部材31と中部材32と上部材33とは、締結部材34によって一体化されている。そして、下部材31がフレーム下面12cと当接して、中部材32がフレーム上面12bと当接する。これにより、隣り合う太陽電池モジュール3は、固定部材4によって挟持されて固定される。さらに、固定部材4の下部材31は、第2木ねじ35によって基体2に固定されている。これにより、固定部材4によって、隣り合う太陽電池モジュール3は、互いに固定された状態で、基体2に固定される。
<<第2実施形態>>
次に、第2実施形態に係る太陽電池アレイについて、図6(a)を用いて説明する。
図6(a)に示すように、第2実施形態の太陽電池アレイは、支持レール23の構造において、第1実施形態の太陽電池アレイとは相違する。
本実施形態においては、支持レール23の中空部23cがレール溝23aの長手方向に対して直交する方向で切断した断面が四角形の閉断面である。中空部23cのねじり剛性は、G*J (G:横弾性係数、J:ねじり定数)であらわされる。なお、*は掛算の記号である。
Gは材質に依存することから、ねじり剛性を向上するためには、構造に依存するねじり定数を向上する必要がある。
ここで、中空三角断面および中空四角断面のねじり定数は下式で表される。なお各パラメータの位置を図7に示す。図7に示すように、aは三角形の外側の幅を示し、aは内側の幅を示す。また、bおよびbはそれぞれ四角形の外側の幅を示し、t、t、tおよびtはそれぞれ外側の幅と内側の幅との差(厚み)を示す。
(中空三角断面)=(√3)/80*a −(√3)/80*a
(中空四角断面)=(1/3)*(b +b +b +b
+4*(b/(b/t+b/t+b/t+b/t
上式より、中空部23cを同様の板厚で、ほぼ同じ大きさの中空三角断面と中空四角断面を形成した場合、中空四角断面の方が大幅にねじり定数が大きくなり、中空三角断面の場合に比較して、中空四角断面の場合、ねじり剛性が約2倍となる。
このことにより、太陽電池アレイ1の軒先側の強度を大幅に高めることができる。
なお、意匠性を高めるために、中空部の軒先側に斜辺を設けて中空部23cの断面形状を台形状としてもよい。
<<第3実施形態>>
次に、第3実施形態に係る太陽電池アレイについて、図6(b)を用いて説明する。
図6(b)に示すように、第3実施形態の太陽電池アレイは、支持レール23の構造において、第1実施形態および第2実施形態の太陽電池アレイとは相違する。
本実施形態においては、支持レール23のレール溝23aの開口部において図示の下向きに傾斜した傾斜面を有する傾斜部23eを備えている。このように、太陽電池モジュールの一側部をレール溝23a内に誘導する傾斜部23eを設けたことにより、第1太陽電池モジュール3aの軒側フレーム12eをレール溝23aの開口部に嵌入するに従って、軒側フレーム12eがレール溝23aにより締め付けられる構造となる。また屈曲部23gを設けたことにより、屈曲部23gがバネの役割をはたして、適切な力でレール溝23aが軒側フレーム12eを締め付けることができる。強風時に第1太陽電池モジュール3aがレール溝23aとの隙間で振動して、家屋内に不快な振動が伝わるのを抑制することができる。
<<第4実施形態>>
次に、第4実施形態に係る太陽電池アレイについて、図6(c)を用いて説明する。
図6(c)に示すように、本実施形態に係る太陽電池アレイは、支持レールの構造において第1の実施形態から第3の実施形態と相違する。
本実施形態においては、支持レール23の上側の表面に、レール溝23aの長手方向に沿って、支持レール23の上方に向けて雪止め用の突出部である第3凸部23fを有している。このような第3凸部23fを設けたことにより、太陽電池アレイ1上に降り積もった雪が勢いよく滑落するのを抑制する雪止めとすることができる。また支持レールは、前述のようにねじれ剛性を高めた構造であることから、太陽電池アレイ1の破損を生じることなく雪止めをすることができる。
以上、本発明に係る実施形態を例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、屋根以外の傾斜した種々の外壁または建造物に対して本発明を適用してもよいなど、本発明の目的を逸脱しない限り任意のものに適宜変更実施が可能であることはいうまでもない。
1:太陽電池アレイ
2:基体
2a:葺板
2b:野地板
2c:垂木
3:太陽電池モジュール
3a:第1太陽電池モジュール
3b:第2太陽電池モジュール
4:固定部材
5:軒側部材
11:太陽電池パネル
11a:受光面
11b:非受光面
12:フレーム
12a:嵌合部
12b:フレーム上面
12c:フレーム下面
12d:フレーム側面
12e:軒側フレーム
13:裏面保護部材
14:透光性基板
15:封止材
16:インナーリード
17:太陽電池素子
18:端子ボックス
20:粘着部材
21:木ねじ
22:ベース部材(支持台)
22a:主面
22b:貫通孔
22c:載置部
22d:間隙
22e:第1凸部
23:支持レール
23a:レール溝
23b:被挟持部
23c:中空部
23d:凹部
23e:傾斜部
23f:第3凸部
23g:屈曲部
24:締結部材
24a:ボルト
24b:ボルト止め
25:係合部材
25a:ストッパー部
25b:U字孔
25c:挟持部
25d:第2凸部
31:下部材
32:中部材
33:上部材
34:第2締結部材
35:第2木ねじ
36:第2粘着部材

Claims (4)

  1. 傾斜面を有する基体の前記傾斜面上に傾斜方向に沿って複数の太陽電池モジュールが並んで配置されており、前記複数の太陽電池モジュールのうち前記傾斜面の最下部に位置している太陽電池モジュールの一側部が支持レールに収容され、該支持レールが前記基体に対して固定されている太陽電池アレイであって、
    前記支持レールは、前記太陽電池モジュールの前記一側部が収容されたレール溝と、該レール溝の長手方向に沿って該レール溝の反対側に該レール溝に隣接して設けられた閉断面の中空部とを有していて、
    前記支持レールは、前記基体の前記傾斜面上に固定された、傾斜方向に長い複数の支持台を介して固定されていることを特徴とする太陽電池アレイ。
  2. 前記中空部は、前記レール溝の長手方向に対して直交する方向で切断した断面が四角形状であることを特徴とする請求項記載の太陽電池アレイ。
  3. 前記支持レールは、前記レール溝の開口部に、前記太陽電池モジュールの前記一側部を前記レール溝内に誘導する傾斜面を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池アレイ。
  4. 前記支持レールの表面に、前記レール溝の長手方向に沿って、雪止め用の突出部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
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