JP3989456B2 - 太陽エネルギー変換モジュール一体型外装構造 - Google Patents

太陽エネルギー変換モジュール一体型外装構造 Download PDF

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Description

本発明は、太陽エネルギー変換モジュールの脱離、ずれのおそれが極めて少ない太陽エネルギー変換モジュール一体型外装構造に関する。
光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽光発電は、クリーンエネルギーを得る手段として幅広い利用が期待され、近年、建築物の屋根、壁等に適用されるようになり、生活に必要な電力を補うシステムとして実用化されている。
例えば太陽エネルギー変換モジュールを屋根に設置する方法としては、特許文献1に記載されるような太陽電池付瓦がある。
この特許文献1には、平板状の瓦本体の表面に浅い陥凹部を設け、該陥凹部に太陽電池を平板状の瓦本体の表面より突出させて接着剤で固定し、且つ、これらの太陽電池モジュール全体を屋根表面より突出させて敷設されてなる太陽電池付瓦が開示されている。
実開平4−28524号公報
しかし、特許文献1は、太陽電池が瓦本体に接着剤のみによって取り付けられているため、太陽光線に長期間暴露されて劣化し、設置される地域によっては、瓦本体と太陽電池の線膨張係数(線膨張率)の違いによる影響も加わり、接着剤層の剥離等によって太陽電池の固定が緩み、振動その他により太陽電池がずれて支障をきたすばかりか、瓦本体から太陽電池が脱離・脱落するおそれがあった。
そこで、本願は、屋根に一体的に取り付けた太陽エネルギー変換モジュールの脱離(脱落・ずれ)を防止する外装材及び外装構造を提供することを目的とする。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、保持部材により面板部に太陽電池等の太陽エネルギー変換モジュールを一体的に備えると共に、面板部の軒側に軒側成形部、棟側に棟側成形部を設けた外装材を桁行き方向に接続する外装構造において、保持部材は、太陽エネルギー変換モジュールの端部を保持する保持部と、外装材の長手方向端部に取付ける取付部を有し、前記外装材の軒側成形部、棟側成形部は相互に係合又は重合するものであって、前記保持部材の保持部により太陽エネルギー変換モジュールを保持すると共に、取付部が外装材の長手方向端部に取付手段により取付けられ、長手方向に隣り合う外装材の長手方向端部と、保持部材の取付部を、上部部材と下部部材で挟持して接続したことを特徴とする太陽エネルギー変換モジュール一体型外装構造に関するものである。
上記太陽エネルギー変換モジュール一体型外装構造において、取付手段が係合又は接着であることが望ましく、更には係合と接着を併用することがより望ましい。
本発明の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材は、保持部材により、太陽エネルギー変換モジュールの脱離、ずれのおそれが極めて少ない外装材である。
本発明の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材の外装構造は、保持部材により、太陽エネルギー変換モジュールの脱離、ずれのおそれが極めて少ない外装構造となる。
さらに、保持部材により、太陽エネルギー変換モジュールの目地部を隠すことができるので見栄えが良い。
特に取付手段が係合である場合、保持部材を係合(嵌め付け)により外装材に取付けるので、取付け作業が容易である。
また、取付手段が接着である場合、保持部材と外装材との一体性が高くなり、その結果、太陽エネルギー変換モジュールの脱離の恐れが少なく、更にずれの恐れも減少する。
また、長手方向に隣り合う外装材の長手方向端部と、保持部材の取付部を、上部部材と下部部材で挟持して接続する場合、挟持によって動きを規制(位置規制)することができ、より脱落のおそれが少ないものとなる。
保持部材により面板部に太陽電池等の太陽エネルギー変換モジュールを一体的に備えると共に、面板部の軒側に軒側成形部、棟側に棟側成形部を設けた外装材を桁行き方向に接続する外装構造において、保持部材は、太陽エネルギー変換モジュールの端部を保持する保持部と、外装材の長手方向端部に取付ける取付部を有し、該保持部材の保持部により太陽エネルギー変換モジュールを保持すると共に、取付部が外装材の長手方向端部に取付手段により取付けられる太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材の外装構造であって、取付手段は係合又は接着、より望ましくは係合と接着を併用し、保持部材の取付部上にカバー材を設け、該カバー材により保持部材の動きを規制する。
以下、本発明を図示実施例に基づいて説明する。
本発明の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1は、保持部材5により面板部11に太陽電池等の太陽エネルギー変換モジュール3を一体的に備えると共に、面板部11の軒側に軒側成形部22、棟側に棟側成形部23を設けた構成であり、本発明の外装構造は、その太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1を桁行き方向に接続する構成である。尚、図示実施例においては、実質的に外装材1や太陽エネルギー変換モジュール3の「長手方向」と外装構造における「桁行き方向」は同一方向となる。
尚、図面上では、符号にアルファベットや「'」,「''」,「'''」記号などを付して特定の部材や部位を指し示したが、総括的に説明する場合には符号のみを付して全ての態様を含むものとする。
本発明に用いる保持部材5は、太陽エネルギー変換モジュール3の端部を保持する保持部51と、外装材1の長手方向端部に取り付ける取付部52とを有する構成であり、この保持部51により太陽エネルギー変換モジュール3が脱離(脱落)しないように保持するものであって、取付部52が外装材1の長手方向端部に適宜取付手段により取り付けられるものである。尚、保持部51による太陽エネルギー変換モジュール3の保持(方向)は、少なくとも鉛直方向と長手方向を保持し、必要に応じて軒棟方向も保持すればよい。
この保持部材5は、単一部材でも複数部材でもよく、例えば図1(a),(b)に示すように、矩形状の太陽エネルギー変換モジュール3の短辺全部(角部も含む)を保持するものでもよいし、図1(c)に示すように各角部のみを保持するもの(5')でもよい。尚、図示実施例の保持部51は、太陽エネルギー変換モジュール3の長手方向端縁を保持する保持部51Aと太陽エネルギー変換モジュール3の長手方向端部における軒棟方向端縁を保持する保持部51Bと太陽エネルギー変換モジュール3の長手方向端部における鉛直方向を保持する保持部51Cを区別して示した。また、図1(c)において、太陽エネルギー変換モジュール3の長手方向端縁及び軒端縁を保持する拡大視した保持部材5’も、太陽エネルギー変換モジュール3の長手方向端縁及び棟端縁を保持する保持部材5’も、同一符号(5’)で示したが、厳密には対称形の異なる形状である。
保持部材5の材質は、金属製、樹脂製などが挙げられ、後述する外装材2と同質のものとすれば見栄えが良い。また、この保持部材5の成型方法は、プレス成型、押出成形、ベンダー等による曲げ成形等、公知の成型(成形)手段により成型(成形)される。
また、保持部材5の保持部51と太陽エネルギー変換モジュール3の間には、例えば図2(b)に示すように両面テープ61を介在させてもよいし、或いは接着剤等を介してもよい。両面テープ61としては、弾性シート材の両面に接着剤層が形成された形態のもの(フォームタイプの両面テープ)が好ましい。何故なら保持部材5と太陽エネルギー変換モジュール3との間に多少の隙間や凹凸等があっても弾性シート材が存在しているために押しつけることにより確実な接着が得られるからである。このような両面テープ61は、予め保持部51(の裏面)或いは太陽エネルギー変換モジュール3の端部(の表面)に貼着しておいた方が施工上有利である。そして、この場合、より確実に一体化が図られ、脱離防止され、さらにずれる恐れも減少する。
また、保持部材5の取付部52を外装材1の長手方向端部に取り付けるための取付手段としては、接着、係合、固着具のいずれか一つを用いてもよいし、複数組み合わせてもよい。例えば図1(a)〜(c)に示すように保持部材5,5’に係合部521を設け、該係合部521を外装材1の長手方向端部に係合するようにしてもよいし、図3(b)に示す保持部材5'''のようにビスやリベットなどの固着具522によるものでもよく、また、図3(a)に示す保持部材5''のように接着(図示できず)、係合(係合部521)、固着具522の全てを組み合わせてもよい。尚、図示実施例の取付部52は、外装材1の長手方向端縁に取り付けられる取付部52Aと外装材1の長手方向端部における軒棟端縁に取り付けられる取付部52Bを区別して示した。
上記係合部521は、外装材1の長手方向端部と係合させるが、図1(a)〜(c)に示す保持部材5,5’のように長手方向端部における面板部21の端部のみに係合させてもよいし、軒側成形部22(折り下げ部221)の端部に係合させてもよいし、或いは図3(a)に示す保持部材5''のように両方に係合させてもよい。更に両面テープ、接着剤等を介して係合させることにより、係合状態を安定化し、脱離やずれが生ずる恐れを減少させるようにしてもよい。
上記固着具522は、後述するカバー材を設けた際に隠れるような位置に施すと、直接風雨に曝されず、また、意匠的にも見栄えが良いので好ましい。この固着具522、或いはその他の取付手段も、前記係合部521と同様に、長手方向端部における軒側成形部22の端部、面板部21の端部の何れか一方に取り付けるようにしてもよいし、両方に取り付けるようにしてもよい。
本発明に用いる太陽エネルギー変換モジュール3は、太陽電池,太陽熱温水器等の太陽エネルギー(太陽光、太陽熱)を利用した全ての装置を含むものである。前記太陽電池としては、多結晶,単結晶,アモルファス等、どのようなものを用いてもよい。一般的に太陽電池は、導電性基体、裏面反射層、光電変換部材としての半導体層、透明導電層から構成され、前記導電性基体としては、例えば鋼板、銅、チタン、アルミニウム、ステンレス、カーボンシートを用いることができ、その他にも導電層が設けられたポリエステル、ポリイミド、ポリエチレンナフタライド、エポキシ等の樹脂フィルムやセラミックス等を用いることもできる。前記半導体層は特に限定するものではなく、アモルファスシリコン半導体、多結晶シリコン半導体、結晶シリコン半導体、銅インジウムセレナイド等の化合物半導体を用いることができる。例えば近年提案された可撓性を有するアモルファスシリコン太陽電池は極めて薄肉で軽量であるため好ましい。
尚、図中、太陽エネルギー変換モジュール3の周縁には断面略コ字状のフレーム材が取り付けられているが、これは保護フレーム31である。
前記保持部材5により、前記太陽エネルギー変換モジュール3と一体化される外装材2は、その面板部21の表面に太陽エネルギー変換モジュール3を一体化しない状態では、一般的な横葺き外装材と略同様であって、一般的な横葺き外装材として成形されたものを流用することもでき、ロール成形、プレス成形、押出し型成形、或いはこれらの組合せ等により成形される。また、この外装材2は、敷設状態において下段側の外装材2の棟側成形部22に上段側の外装材2の軒側成形部23が階段状に重ねられるものであって、これらは相互に係合又は重合する形式のもの、即ち連結可能な形状であれば、特にその形状等については何等限定されるものではない。
この外装材2としては、代表的には概ね0.4〜1.6mm程度の溶融亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板等の防錆処理鋼板、特殊鋼、非鉄金属、ステンレス鋼板、耐候性鋼板、銅板、アルミニウム合金板、鉛板、亜鉛板、チタニウム板などが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
尚、面板部11は、太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1における面板部を指し、面板部21とは当該態様における外装材2の面板部を指す。
図示実施例の軒側成形部22は、面板部21の軒縁を略垂直状に折り下げた折り下げ部221の下端を棟側へ延出し、上向き段差を介して更に棟側へ延出し、その先端を裏面側に折り返して軒側係合部222を形成した構成である。
図示実施例の棟側成形部23は、棟側段部24から棟側へ延在する端縁を更に上向き段差を介して棟側へ延在させ、続いて表面側に折り返して軒側へ延在させて溝状の棟側係合部231を形成し、続いてその端縁を軒側上方へ延在させ、その上端を折り返し状に屈曲させた構成とした。
尚、外装材2は、図示するように段部(棟側段部24)を介して棟側成形部23を設けてもよいし、軒側に段部を設けても、棟軒の両方に段部を設けるようにしてもよい。このような段部24は、太陽エネルギー変換モジュール3の位置決め、シール材41充填の際のガイド及び受け枠として機能し、傾斜状であっても略鉛直状であってもよい。
用いられるシール材41は、硬化(固化)前には段部24と太陽エネルギー変換モジュール33の端部との間に形成される溝部内に充填可能な流動性(フロー性)を有するものであって、硬化(固化)後には雨などの浸入を阻止する性質を有するものであるが、特にその材質を限定するものではなく、例えばシリコーンゴム、フッ素系ゴムなどを使用することができる。
また、前述のように保持部51は、太陽エネルギー変換モジュール3の少なくとも鉛直方向と長手方向を保持すればよく、必要に応じて軒棟方向も保持すればよいが、段部は太陽エネルギー変換モジュール3の軒棟方向を保持する作用を果たすので、段部を全く設けない場合は、保持部材5の保持部51により、太陽エネルギー変換モジュール3の鉛直方向、長手方向、及び軒棟方向の全てを保持するようにする。棟側に段部を設けた場合、保持部51による太陽エネルギー変換モジュール3の棟側方向への保持はなくてもよい。軒側に段部を設けた場合、保持部51による太陽エネルギー変換モジュール3の軒側方向への保持はなくてもよい。軒棟両方に段部を設けた場合、保持部51による太陽エネルギー変換モジュール3の軒棟方向の保持はなくてもよく、鉛直方向と長手方向を保持すればよい。
また、前述のように保持部材5により、太陽エネルギー変換モジュール3を外装材2の面板部21に一体的に保持する構成であるが、より安定且つ確実な一体化を目的として、外装材2の面板部21と太陽エネルギー変換モジュール3との間の部分に両面テープ62などを設けて固定したり、太陽エネルギー変換モジュール3の裏面側への雨水の侵入をシール材41〜44などで防止するようにしてもよいし、或いは外装材2の表面に樹脂層を被覆形成し、該樹脂層に太陽エネルギー変換モジュール3を埋設するようにしてもよく、両面テープの他に接着剤,熱ラミ等を用いてもよく、その他どのような一体化手段、構造を採用してもよい。
また、図示実施例のように段部24の上部が、太陽エネルギー変換モジュール3の表面と略同一面となるように形成してもよい。即ち太陽エネルギー変換モジュール3の厚みと、段部24の高さが一致するようにしてもよい。尚、ここで、略同一面とは、外観意匠上あまり目立たない程度の段差がある場合を含むものとする。
このような構成を有する本発明の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1は、保持部材5により、太陽エネルギー変換モジュール3の脱落及びずれのおそれが極めて少ないものである。具体的には、例えば図示実施例の保持部材5には、太陽エネルギー変換モジュール3の長手方向端縁を保持する保持部51Aと、太陽エネルギー変換モジュール3の長手方向端部における軒棟端縁を保持する保持部51Bとを設けたので、太陽エネルギー変換モジュール3の桁行き方向への脱離及びずれ、並びに軒棟方向への脱離及びずれが防止されるものである。
また、前述のように各実施例の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1,1',1'',1'''は、使用した保持部材5,5',5'',5'''の構成が異なるものであって、例えば保持部51Aが矩形状の太陽エネルギー変換モジュール3の短辺全部に及んでいる図1(a),(b)の保持部材5、図3(a),(b)の保持部材5'',5'''の方が、保持部51Aが各角部のみを保持する図1(c)の保持部材5’に比べて保持効果、即ち太陽エネルギー変換モジュール3の脱離及びずれを防止する効果が大きい。またその際、両面テープ61や接着剤等を用いて接着した方が、より脱離及びずれの防止が図られるものとなる。
また、取付部52Aについても、係合部521Aが外装材1の長手方向端部の面板部21の全端縁に及んでいる図1(a),(b)の保持部材5の方が、係合部521Aが面板部21の軒棟端縁のみに係合する図1(c)の保持部材5’に比べて一体化安定性が高く、保持部材5自体の脱離及びずれ動きを生じにくい。また、この係合部521Aの係合にて外装材2に取り付ける場合には、図3(b)のように固着具522Aの固着にて取り付ける場合に比べて取付け作業が容易である。また、外装材1の長手方向端部の面板部21の端縁に取り付けられる取付部52Aばかりでなく、軒側成形部22(折り下げ部221)の端部に取り付けられる取付部52Bを設けた図3(a),(b)の方が取付安定性が向上し、特に係合と固着を併用した図3(a)の保持部材5''が実施例の中では最もそれ自体の脱離及びずれ動きを生じにくい。
また、本発明の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1を敷設して外装構造を施工する際には、それのみを敷設して外装構造を施工してもよいし、屋根面の適宜部分に通常の外装材を適宜組み合わせて外装面を施工するようにしてもよい。また、複数の屋根面から構成される屋根では、例えば一屋根面を太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1にて、別の一屋根面を横葺き外装材にて施工するようにしてもよい。
また、本発明の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1を桁行き方向に接続する際、図2(b)に示す接続構造とすることが望ましい。
この接続構造は、長手方向に隣り合う外装材1,1の長手方向端部と、保持部材5の取付部52を、上部部材8と下部部材7で挟持して接続するものであって、挟持によって動きを規制(位置規制)するものである。
図示実施例の接続構造は、上部部材8がカバー材81と上部ジョイナー82とからなり、下部部材7が捨板71と下部ジョイナー72とからなり、外装材1,1を桁行き方向に接続する部分の下面に捨板71を配置し、該捨板71の上面に一体的に取り付けられた下部ジョイナー72が左右の外装材1,1の端部(側縁)を受け止めている。また、上部ジョイナー82の中央に設けられた被係合部821には図示しない被係合スリットが形成され、下部ジョイナー72の中央に設けられた起立片状の係合部721を、被係合スリットに挿通させて折り曲げ、その後に上部ジョイナー82にカバー材81を一体化させることにより、下部部材7に、上部部材8を取り付けることができる。
このような接続構造において用いる上部部材8及び下部部材7は、太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1の長手方向端部と、保持部材5の取付部52を挟持するので、保持部材5の軒棟方向、桁行き方向および鉛直方向への動きを規制し、太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1の脱離及びずれ、並びに保持部材5の外装材1からの脱離及びずれを防止して位置規制することができる。
このように桁行き方向に隣り合う(当接する場合も僅かに離反する場合もある)太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1,1の長手方向の端部(保持部材5,5)同士を当接させたり、別部材(図示実施例では支持材81)に当接させることにより、全体的なずれ動きを防止し、それによって、外装材1の長手方向端部と保持部材5の係合部52との係合関係もずれが防止される。
上部部材8は、図2(b)に示す実施例のように複数部材(カバー材81及び上部ジョイナー82)からなるものでも単一部材で構成されるものでもよい。また、下部部材7も同様にこの図2(b)に示す実施例のように複数部材(捨板71及び下部ジョイナー72)からなるものでもよいし、或いは図4に示す実施例のように単一部材で構成されるものでもよい。
尚、図示実施例では取付手段として係合部521を設けた例であるが、固着具522を使用した場合、上部部材8で覆うようにすることで、固着具522が直接風雨に曝されることを防止し、また意匠的にも見栄えが良いので好ましい。
本発明の外装構造は、図4に示すような接続構造により、前記構成の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材1,1を桁行き方向に接続してもよい。
ここで用いる下部部材7’は、捨板71’のみからなるアルミ押出成形品の単一部材であって、表面の略中央に受部711を備える構成である。一方、上部部材8’は、カバー材81’と上部ジョイナー82’とからなる複数部材であり、上部ジョイナー82’の裏面の略中央には凸部822が設けられている。そして、上部部材8’(上部ジョイナー82’)の凸部822を軒先側よりスライドさせて捨板71’の受部711に固定する。その他の構成は、前記図2(b)と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
以上本発明を図面の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのようにでも実施することができる。
クリーンエネルギーを得る手段として建築物の屋根、壁等に幅広い利用が期待される。
(a)本発明の一実施例である太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材を用いた外装構造の一部の外装構造の斜視図、(b)太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材の一実施例の斜視図(一部を拡大視した斜視図を付記した)、(c)他の保持部材を用いた太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材の他の一実施例の斜視図(一部を拡大視した斜視図を付記した)である。 (a)本発明の一実施例である外装構造の軒棟方向の接続状態を示す側断面図、(b)桁行き方向の接続状態を示す断面図(一部を拡大視した断面図を付記した)である。 (a)他の保持部材を用いた太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材の他の一実施例の斜視図(一部を拡大視した斜視図を付記した)、(b)他の保持部材を用いた太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材の他の一実施例の斜視図である。 本発明の他の一実施例である外装構造の桁行き方向の接続状態を示す断面図(一部を拡大視した断面図を付記した)である。
符号の説明
1,1',1'',1''' 太陽エネルギー変換モジュール一体型外装材
11 面板部
2 外装材
21 面板部
22 軒側成形部
23 棟側成形部
24 棟側段部
3 太陽エネルギー変換モジュール
31 保護フレーム
41〜44 シール材
5,5',5'',5''' 保持部材
51(51A.51B,51C) 保持部
52(52A.52B) 取付部
521(521A.521B) 係合部
522(522A.522B) 固着具
61〜64 両面テープ
7,7’ 捨板
71 受材
8,8’ カバー材
81 支持材

Claims (3)

  1. 保持部材により面板部に太陽電池等の太陽エネルギー変換モジュールを一体的に備えると共に、面板部の軒側に軒側成形部、棟側に棟側成形部を設けた外装材を桁行き方向に接続する外装構造において、
    保持部材は、太陽エネルギー変換モジュールの端部を保持する保持部と、外装材の長手方向端部に取付ける取付部を有し、
    前記外装材の軒側成形部、棟側成形部は相互に係合又は重合するものであって、
    前記保持部材の保持部により太陽エネルギー変換モジュールを保持すると共に、取付部が外装材の長手方向端部に取付手段により取付けられ、長手方向に隣り合う外装材の長手方向端部と、保持部材の取付部を、上部部材と下部部材で挟持して接続したことを特徴とする太陽エネルギー変換モジュール一体型外装構造。
  2. 取付手段が係合であることを特徴とする請求項1に記載の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装構造。
  3. 取付手段が接着であることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽エネルギー変換モジュール一体型外装構造。
JP2004102179A 2004-03-31 2004-03-31 太陽エネルギー変換モジュール一体型外装構造 Expired - Fee Related JP3989456B2 (ja)

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