JP6350746B2 - 深部体温計 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体の深部体温を測定する深部体温計に関する。
一般に、被検体の深部体温を測定する体温計として、2組の熱流検出構造体を有する非加熱型の体温計が知られている(例えば、特許文献1参照)。この2組の熱流検出構造体は、それぞれ所定の熱抵抗と、該熱抵抗を挟む第1の温度センサと第2の温度センサとから構成されている。一方、被検体の深部体温を測定する体温計として、発熱体(ヒータ)を用いた加熱型の体温計が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−200152号公報 特公昭56−4848号公報
特許文献1に記載された非加熱型の体温計では、第1,第2の温度センサで検出された温度の差をそれぞれの熱流検出構造体で検出することにより、被検体の深部からの熱流量を求め、深部体温を算出することとしている。しかしながら、この構成では、被検体の体表面に接触する温度センサが2つあるので、熱入力箇所が2ノードとなってしまう。そのため、被検体組織や組織形状が場所に応じて異なることから、被検体内部の熱抵抗も場所に応じて異なる。このような被検体内部の熱抵抗の差異が体温測定時の不確実因子となり、深部体温算出時の精度を劣化させてしまうという問題がある。
一方、特許文献2に記載された加熱型の体温計では、断熱体を挟んで第1,第2の温度センサを配置し、該第2の温度センサ上に断熱体を挟んで発熱体を配置する構成としている。この加熱型の体温計では、被検体側の第1の温度センサと発熱体側の第2の温度センサとの温度が平衡になるように発熱体の制御を行い、第1の温度センサと第2の温度センサとの間の温度差を0にして、深部体温を算出することとしている。しかしながら、この構成では、発熱体を設けているため、消費電流が大きくなるという問題がある。また、発熱体の制御回路により、製造コストが高くなる虞もある。
本発明は前述の問題に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、発熱用の熱源を有さず、被検体からの熱入力箇所を1ノードにして深部体温を推定する深部体温計を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、被検体から流出する第1熱流と第2熱流とに基づいて、前記被検体の深部体温を推定する深部体温計であって、基板と、前記基板に設けられ、前記被検体からの熱が入力され、前記第1熱流と前記第2熱流とに分流されて流出する熱入力端子と、前記第1熱流の上流側に配置された第1入力側温度センサと、前記第1熱流の下流側に配置された第1出力側温度センサとを用いて、前記第1熱流を測定可能な第1熱流測定系と、前記第2熱流の上流側に配置された第2入力側温度センサと、前記第2熱流の下流側に配置された第2出力側温度センサとを用いて、前記第2熱流を測定可能な第2熱流測定系と、前記熱入力端子と前記第1入力側温度センサとの間に設けられ所定の熱抵抗値を有する第1熱抵抗体と、前記熱入力端子と前記第2入力側温度センサとの間に設けられ所定の熱抵抗値を有する第2熱抵抗体とを備えた構成としている。
請求項2の深部体温計は、前記第1熱抵抗体が、前記熱入力端子と前記第1入力側温度センサとの間に積層された第1熱抵抗層として設けられ、前記第2熱抵抗体が、前記熱入力端子と前記第2入力側温度センサとの間に積層された第2熱抵抗層として設けられる構成としている。
請求項3の深部体温計は、前記第1熱抵抗体が、第1熱抵抗部品として設けられ、前記第2熱抵抗体が、第2熱抵抗部品として設けられる構成としている。
請求項4の深部体温計は、上記熱入力端子と上記基板を挟むように配設された一対の熱伝導板と、上記基板を貫通するように形成され、上記熱入力端子と上記一対の熱伝導板それぞれとを接続する複数のビアとを有し、上記第1熱抵抗体が、一方の上記熱伝導板と上記第1入力側温度センサとの間に設けられ、上記第2熱抵抗体が、他方の上記熱伝導板と上記第入力側温度センサとの間に設けられることを特徴とする。
請求項5の深部体温計は、被検体から流出する第1熱流と第2熱流とに基づいて、被検体の深部体温を推定する深部体温計であって、所定の熱抵抗値を有する基板と、該基板の一方の面に設けられ、被検体から入力される熱を、上記第1熱流と上記第2熱流とに分流して流出する熱入力端子と、上記基板の他方の面に設けられ、上記第1熱流の上流側に配置された第1入力側温度センサと、上記第1熱流の下流側に配置された第1出力側温度センサとを用いて、上記第1熱流を測定可能な第1熱流測定系と、上記基板の他方の面に設けられ、上記第2熱流の上流側に配置された第2入力側温度センサと、上記第2熱流の下流側に配置された第2出力側温度センサとを用いて、上記第2熱流を測定可能な第2熱流測定系とを備えることを特徴とする。
請求項6の深部体温計は、上記第1入力側温度センサを覆うように、上記第1入力側温度センサと第1出力側温度センサとの間に介装された第1入力側断熱体と、上記第2入力側温度センサを覆うように、上記第2入力側温度センサと第2出力側温度センサとの間に介装された第2入力側断熱体とを備えることを特徴とする。
請求項7の深部体温計は、上記第1出力側温度センサを覆うように配設された第1出力側断熱体、及び/又は、上記第2出力側温度センサを覆うように配設された第2出力側断熱体をさらに備えることを特徴とする。
請求項8の深部体温計は、外部から無線により電力を充電する充電回路と、前記第1熱流測定系と前記第2熱流測定系とにより推定した前記被検体の深部体温を外部へ送信する送信回路とをさらに備えた構成としている。
請求項1の発明によれば、熱入力端子から入力された被検体の熱は第1熱流と第2熱流とに分流され、これらの第1熱流と第2熱流とに基づいて被検体の深部体温を推定する構成としている。これにより、被検体からの熱入力箇所を、単一の熱入力端子によって1ノードにしているので、被検体の深部から熱入力箇所までの熱流を1つにすることができる。この結果、被検体組織や組織形状によって被検体内部の熱抵抗が場所毎に異なるときでも、このような場所に応じた被検体内部の熱抵抗の差異に影響されずに被検体から熱を入力することができる。したがって、深部体温測定時の不確実因子を減らすことができ、被検体の深部体温測定の精度を上げることができる。
また、請求項1の発明によれば、熱入力端子と第1入力側温度センサとの間に第1熱抵抗体を設け、熱入力端子と第2入力側温度センサとの間に第2熱抵抗体を設けている。これにより、第1熱流測定系と第2熱流測定系との間の熱抵抗値を大きくすることができるので、第1熱流測定系から第2熱流測定系(または第2熱流測定系から第1熱流測定系)に流れる熱流を抑制することができる。この結果、第1熱流測定系と第2熱流測定系とは、相手方に流れる熱流の影響を受けることなく、相互に独立して被検体の深部から入力される熱流をそれぞれ測定することができる。このため、第1熱抵抗体と第2熱抵抗体とを省いたものに比べて、被検体の深部体温測定の精度を上げることができる。
また、請求項1の発明によれば、発熱体を用いずに、被検体から流出する第1熱流と第2熱流とに基づいて、被検体の深部体温を推定する構成としている。これにより、発熱用の熱源を用いる必要がないので、消費電力を低減することができる。また、発熱体の制御回路を用いる必要がないので、深部体温計の製造コストを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、第1熱抵抗体は、熱入力端子と第1入力側温度センサとの間に積層され、第2熱抵抗体は、熱入力端子と第2入力側温度センサとの間に積層されている。これにより、例えば各熱抵抗層の厚さ寸法や材質等を調整することにより、第1熱流測定系と第2熱流測定系との間の熱抵抗値を容易に大きくすることができる。この結果、第1熱流測定系と第2熱流測定系との間で相互に流れる熱流を抑制することができ、被検体の深部体温測定の精度を上げることができる。
請求項3の発明によれば、第1,第2熱抵抗体は、第1,第2熱抵抗部品として設けられている。これにより、第1,第2熱抵抗体を積層したものに比べて、第1,第2熱抵抗体を低背化することができるので、深部体温計全体として小型化することができる。
請求項4の発明によれば、被験者から入力された熱(熱流)を、複数のビア及び一対の熱伝導板それぞれにより、第1熱流と第2熱流とに分流して、第1熱流測定系及び第2熱流測定系それぞれに入力することができる。また、例えば、基板が変形したとしても(例えば折り曲げられたとしても)、第1熱抵抗体及び第2熱抵抗体の熱抵抗値が変化し難い(影響を受けにくい)ため、基板が変形した場合であっても安定して深部体温を測定することが可能となる。
請求項5の発明によれば、基板が所定の熱抵抗値を有しており、基板を上述した第1熱抵抗体及び第2熱抵抗体として利用することができる。すなわち、基板が、上記第1熱抵抗体及び第2熱抵抗体としての機能をも兼ね備えている。そのため、深部体温計の構造をより簡易化することができ、小型軽量化(低背化)、低コスト化などを図ることが可能となる。
請求項6の発明によれば、第1入力側温度センサ、第2入力側温度センサに対する気流の影響を防ぐことができ、かつ、外気温の揺らぎの影響を受け難くすることができる。よって、第1入力側温度センサ、第2入力側温度センサの出力にのるノイズを抑制することが可能となる。
請求項7の発明によれば、第1出力側温度センサ、第2出力側温度センサに対する気流の影響を防ぐことができ、かつ、外気温の揺らぎの影響を受け難くすることができる。よって、第1出力側温度センサ、第2出力側温度センサの出力にのるノイズを抑制することが可能となる。
請求項8の発明によれば、深部体温計は、外部から無線により充電することができ、被検体の深部体温を外部に送信することができる構成としている。これにより、深部体温計をケーブルレスで使用することができ、深部体温測定時の配線を無くすことができるので、非侵襲性を高めることができる。
第1の実施の形態による深部体温計の構成を示す断面図である。 第1の実施の形態による深部体温計の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による深部体温計の熱流を示す等価回路図である。 第2の実施の形態による深部体温計の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態による深部体温計の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態による深部体温計の内部構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態による深部体温計の基板の上に断熱体を設ける工程を示す斜視図である。 図7の工程に続いて、各出力側温度センサの上に断熱体を設ける工程を示す斜視図である。 第4の実施の形態による深部体温計の構成を示す断面図である。 第5の実施の形態による深部体温計の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態による深部体温計について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態を示している。深部体温計1は、基板2と、熱入力端子3と、第1熱流測定系5と、第2熱流測定系11と、第1熱抵抗体10と、第2熱抵抗体16とを備えている。この深部体温計1は、被検体Oから流出する第1熱流Ipaと第2熱流Ipbとに基づいて、被検体Oの深部体温Tcoreを推定する。
基板2は、例えば、ポリイミド等のように、絶縁性を有する物質であって、被検体Oに比べて熱伝導率の小さな物質を用いて平板状に形成されている。基板2は、例えば変形可能なフレキシブル基板でもよく、変形不能なプリント基板でもよい。基板2の裏面(下面)は、被検体Oと対向する対向面となっている。このため、基板2の裏面には、後述の熱入力端子3が設けられている。一方、基板2の表面(上面)は、後述の、熱伝導板4A,4B、温度計測回路18、演算処理回路20、バッテリ21、メモリ22等が実装される実装面となっている。
一方、基板2の内部には、基板2の厚さ方向に貫通するビア2A,2Bが設けられている。これらの各ビア2A,2Bは、例えばレーザ加工等によって基板2を貫通する貫通孔を形成した後、貫通孔に金属導体のめっき等を設けることによって形成されている。各ビア2A,2Bは、熱伝導性を有する。ビア2Aは、熱入力端子3と熱伝導板4Aとの間を接続し、ビア2Bは、熱入力端子3と熱伝導板4Bとの間を接続している。なお、図1には、基板2にビア2A,2Bをそれぞれ1個ずつ設けた場合を例示した。しかしながら、ビア2A,2Bは、1個ずつ設けた場合に限るものではなく、熱入力端子3と熱伝導板4A,4Bとの間の熱伝導性を考慮して、複数個ずつ設けてもよい。
熱入力端子3は、基板2の下側に位置して設けられている。この熱入力端子3は、例えば、アルミニウム等の金属材料のように、被検体Oに比べて熱伝導率が大きい物質を用いて平板状または膜状に形成されている。熱入力端子3は、被検体Oの体表面に接触し、被検体Oからの熱が入力される。また、熱入力端子3は、被検体Oからの熱を第1熱流Ipaと第2熱流Ipbとに分流して、ビア2A,2Bに向けて流出させる。
熱伝導板4Aは、第1熱抵抗体10の下側に位置して、基板2の表面上に載置され、熱伝導板4Bは、第2熱抵抗体16の下側に位置して、基板2の表面上に載置されている。これらの熱伝導板4A,4Bは、熱入力端子3と同様に、例えば、アルミニウム等のように、熱伝導率が大きい物質を用いて平板状または膜状に形成されている。熱伝導板4Aはビア2Aに接続され、熱伝導板4Bはビア2Bに接続されている。熱伝導板4Aは、熱入力端子3から入力された被検体Oの熱を、第1熱流Ipaとして第1熱流測定系5に伝導させる。熱伝導板4Bは、熱入力端子3から入力された被検体Oの熱を、第2熱流Ipbとして第2熱流測定系11に伝導させる。
第1熱流測定系5は、熱伝導板4Aの上側に位置して設けられている。第1熱流測定系5は、第1入力側温度センサ6と、第1入力側断熱体7と、第1出力側温度センサ8と、第1出力側断熱体9とを備えている。この第1熱流測定系5では、第1熱流Ipaが流れる経路の途中で互いに異なる位置に、第1入力側温度センサ6と第1出力側温度センサ8とが配置されている。これにより、第1熱流測定系5は、第1入力側温度センサ6と第1出力側温度センサ8によって測定した温度T1,T2に基づいて、熱伝導板4Aから第1熱流測定系5の上方に向かって流れる第1熱流Ipaを測定する。
第1入力側温度センサ6は、基板2の厚さ方向に対して熱伝導板4Aよりも上側(熱伝導板4Aの真上)に位置して、第1熱抵抗体10上に載置されている。即ち、第1入力側温度センサ6は、第1熱流Ipaの上流側に配置されている。この第1入力側温度センサ6は、例えばサーミスタ等を用いて構成され、第1熱流Ipaの上流側の温度T1を測定する。
第1入力側断熱体7は、第1熱抵抗体10上に位置して第1入力側温度センサ6を覆っている。この第1入力側断熱体7は、例えば、ウレタン等のように、熱伝導率の小さい物質を用いてシート状に形成されている。第1入力側温度センサ6は、第1入力側断熱体7と第1熱抵抗体10に挟まれている。これにより、第1入力側断熱体7と第1熱抵抗体10は、第1入力側温度センサ6を外気から遮断している。
第1入力側断熱体7は、第1入力側温度センサ6と第1出力側温度センサ8とに挟まれている。また、第1入力側断熱体7は、予め決められた厚さ寸法を有する。このため、第1入力側断熱体7は、厚さ寸法に応じて、第1入力側温度センサ6と第1出力側温度センサ8との間で、予め決められた所定の熱抵抗値R1を有している。
第1出力側温度センサ8は、基板2の厚さ方向に対して熱伝導板4Aよりも上側(熱伝導板4Aの真上)に位置して第1入力側断熱体7上に載置されている。即ち、第1出力側温度センサ8は、第1熱流Ipaの下流側に配置されている。この第1出力側温度センサ8は、例えばサーミスタ等を用いて構成され、第1熱流Ipaの下流側の温度T2を測定する。
第1出力側断熱体9は、第1入力側断熱体7上に位置して第1出力側温度センサ8を覆っている。この第1出力側断熱体9は、例えば、ウレタン等のように、熱伝導率の小さい物質を用いてシート状に形成されている。第1出力側温度センサ8は、第1出力側断熱体9と第1入力側断熱体7に挟まれている。これにより、第1出力側断熱体9と第1入力側断熱体7は、第1出力側温度センサ8を外気から遮断している。この場合、接触熱抵抗の影響を抑制するためには、例えば第1出力側断熱体9と第1入力側断熱体7は、ほぼ同じ熱伝導率を有することが好ましい。このため、第1出力側断熱体9は、第1入力側断熱体7と同じ材質であることが好ましい。
第1出力側断熱体9は、第1出力側温度センサ8と外気とに挟まれている。また、第1出力側断熱体9は、予め決められた厚さ寸法を有する。このため、第1出力側断熱体9は、厚さ寸法に応じて、第1出力側温度センサ8と外気との間で、予め決められた所定の熱抵抗値R2を有している。
第1熱抵抗体10は、熱入力端子3と第1入力側温度センサ6との間に積層された第1熱抵抗層である。具体的には、第1熱抵抗体10は、基板2と第1入力側断熱体7との間に設けられ、熱伝導性をもって熱入力端子3に接続された熱伝導板4Aと第1入力側温度センサ6との間に配置されている。第1熱抵抗体10は、例えば、ウレタン等のように、熱伝導率の小さい物質を用いてシート状に形成されている。第1熱抵抗体10は、熱伝導板4Aを覆って基板2の上側に設けられている。
第1熱抵抗体10は、熱伝導板4Aと第1入力側温度センサ6とに挟まれている。また、第1熱抵抗体10は、予め決められた厚さ寸法を有する。このため、第1熱抵抗体10は、厚さ寸法に応じて、熱伝導板4Aと第1入力側温度センサ6との間で、予め決められた所定の熱抵抗値Raを有している。
第1熱抵抗体10の熱抵抗値Raは、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間の熱的なアイソレーションを考慮して設定されている。これにより、第1熱抵抗体10は、第2熱抵抗体16と共に、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間で熱流が流れるのを防止している。この場合、接触熱抵抗の影響を抑制するためには、例えば第1熱抵抗体10と第1入力側断熱体7は、ほぼ同じ熱伝導率を有することが好ましい。このため、第1熱抵抗体10は、第1入力側断熱体7や第1出力側断熱体9と同じ材質であることが好ましい。
第2熱流測定系11は、熱伝導板4Bの上側に位置して設けられている。第2熱流測定系11は、第2入力側温度センサ12と、第2入力側断熱体13と、第2出力側温度センサ14と、第2出力側断熱体15とを備えている。この第2熱流測定系11では、第2熱流Ipbが流れる経路の途中で互いに異なる位置に、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14とが配置されている。これにより、第2熱流測定系11は、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14によって測定した温度T3,T4に基づいて、熱伝導板4Bから第2熱流測定系11の上方に向かって流れる第2熱流Ipbを測定する。
第2入力側温度センサ12は、基板2の厚さ方向に対して熱伝導板4Bよりも上側(熱伝導板4Bの真上)に位置して、第2熱抵抗体16上に載置されている。即ち、第2入力側温度センサ12は、第2熱流Ipbの上流側に配置されている。この第2入力側温度センサ12は、例えばサーミスタ等を用いて構成され、第2熱流Ipbの上流側の温度T3を測定する。
第2入力側断熱体13は、第2熱抵抗体16上に位置して第2入力側温度センサ12を覆っている。この第2入力側断熱体13は、例えば、ウレタン等のように、熱伝導率の小さい物質を用いてシート状に形成されている。第2入力側温度センサ12は、第2入力側断熱体13と第2熱抵抗体16に挟まれている。これにより、第2入力側断熱体13と第2熱抵抗体16は、第2入力側温度センサ12を外気から遮断している。
第2入力側断熱体13は、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14とに挟まれている。また、第2入力側断熱体13は、予め決められた厚さ寸法を有する。このため、第2入力側断熱体13は、厚さ寸法に応じて、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14との間で、予め決められた所定の熱抵抗値R3を有している。
第2出力側温度センサ14は、基板2の厚さ方向に対して熱伝導板4Bよりも上側(熱伝導板4Bの真上)に位置して第2入力側断熱体13上に載置されている。即ち、第2出力側温度センサ14は、第2熱流Ipbの下流側に配置されている。この第2出力側温度センサ14は、例えばサーミスタ等を用いて構成され、第2熱流Ipbの下流側の温度T4を測定する。
第2出力側断熱体15は、第2入力側断熱体13上に位置して第2出力側温度センサ14を覆っている。この第2出力側断熱体15は、例えば、ウレタン等のように、熱伝導率の小さい物質を用いてシート状に形成されている。第2出力側温度センサ14は、第2出力側断熱体15と第2入力側断熱体13とに挟まれている。これにより、第2出力側断熱体15と第2入力側断熱体13は、第2出力側温度センサ14を外気から遮断している。
第2出力側断熱体15は、第2出力側温度センサ14と外気とに挟まれている。また、第2出力側断熱体15は、予め決められた厚さ寸法を有する。このため、第2出力側断熱体15は、厚さ寸法に応じて、第2出力側温度センサ14と外気との間で、予め決められた所定の熱抵抗値R4を有している。
この場合、第2出力側断熱体15は、第1熱流Ipaと第2熱流Ipbとの熱流値を異ならせるため、第1出力側断熱体9と比べて厚さ寸法が大きく形成されている。これにより、第2出力側断熱体15の熱抵抗値R4は、第1出力側断熱体9の熱抵抗値R2に比べて、大きい値となっている。なお、接触熱抵抗の影響を抑制するためには、例えば第2出力側断熱体15と第2入力側断熱体13は、ほぼ同じ熱伝導率を有することが好ましい。このため、第2出力側断熱体15は、第2入力側断熱体13と同じ材質であることが好ましい。
第2熱抵抗体16は、熱入力端子3と第2入力側温度センサ12との間に積層された第2熱抵抗層である。具体的には、第熱抵抗体1は、基板2と第2入力側断熱体13との間に設けられ、熱伝導性をもって熱入力端子3に接続された熱伝導板4Bと第2入力側温度センサ12との間に配置されている。第2熱抵抗体16は、例えば、ウレタン等のように、熱伝導率の小さい物質を用いてシート状に形成されている。第2熱抵抗体16は、熱伝導板4Bを覆って基板2の上側に設けられている。
第2熱抵抗体16は、熱伝導板4Bと第2入力側温度センサ12とに挟まれている。また、第2熱抵抗体16は、予め決められた厚さ寸法を有する。このため、第2熱抵抗体16は、厚さ寸法に応じて、熱伝導板4Bと第2入力側温度センサ12との間で、予め決められた所定の熱抵抗値Rbを有している。
第2熱抵抗体16の熱抵抗値Rbは、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間の熱的なアイソレーションを考慮して設定されている。これにより、第2熱抵抗体16は、第1熱抵抗体10と共に、第2熱流測定系11と第1熱流測定系5との間で熱流が流れるのを防止している。この場合、接触熱抵抗の影響を抑制するためには、例えば第2熱抵抗体16と第2入力側断熱体13は、ほぼ同じ熱伝導率を有することが好ましい。このため、第2熱抵抗体16は、第2入力側断熱体13や第2出力側断熱体15と同じ材質であることが好ましい。
ここで、第1熱抵抗体10と第2熱抵抗体16との熱抵抗の合計値(Ra+Rb)は、例えば第1入力側温度センサ6と第2入力側温度センサ12とを被検体Oの体表面に直接的に接触させたときよりも、第1入力側温度センサ6と第2入力側温度センサ12との間の熱抵抗が大きくなる値に設定されている。図3に示すように、第1入力側温度センサ6と第2入力側温度センサ12とを被検体Oの体表面に直接的に接触させたときには、第1入力側温度センサ6と第2入力側温度センサ12との間の熱抵抗値Rabは、第1入力側温度センサ6と第2入力側温度センサ12との間の距離と被検体Oの体表面付近の熱伝導率とによって決まる。この熱抵抗値Rabよりも、第1熱抵抗体10と第2熱抵抗体16との熱抵抗の合計値(Ra+Rb)の方が大きくなっている(Rab<(Ra+Rb))。
また、第1熱抵抗体10、第1入力側断熱体7および第1出力側断熱体9の熱抵抗の合計値(Ra+R1+R2)と、第2熱抵抗体16、第2入力側断熱体13および第2出力側断熱体15の熱抵抗の合計値(Rb+R3+R4)とは、互いに異なる値に設定されている。これにより、第1熱流Ipaと第2熱流Ipbは、互いに異なる値になっている。
第1熱流測定系5と第2熱流測定系11は、互いに離間している。同様に、第1熱抵抗体10と第2熱抵抗体16は、互いに離間している。このため、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間には、隙間17が設けられている。隙間17は、第1熱抵抗体10と第2熱抵抗体16との間まで延びている。この隙間17は、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11を熱的に分離する断熱部を構成すると共に、第1熱抵抗体10と第2熱抵抗体16を熱的に分離している。
図2に示すように、温度計測回路18は、各温度センサ6,8,12,14で測定した温度T1〜T4に基づいて被検体Oの深部体温Tcoreを算出する信号処理回路の一部を構成している。温度計測回路18は、例えば基板2上に設けられ、各温度センサ6,8,12,14にそれぞれ接続されている。この温度計測回路18は、例えば、増幅器とアナログ/デジタルコンバータと(いずれも図示せず)によって構成され、各温度センサ6,8,12,14から入力されたアナログ信号を増幅し、デジタル信号に変換して、後述の演算処理回路20に出力する。ここで、温度計測回路18は、温度センサ6,8,12,14に加えて、被検体O以外の温度(例えば、外気温等)を測定するための温度センサ19も接続されている。
演算処理回路20は、被検体Oの深部体温Tcoreを算出する信号処理回路の一部を構成している。この演算処理回路20は、例えばMCU(Micro Control Unit)等により構成され、温度計測回路18で信号処理した各温度センサ6,8,12,14の温度T1〜T4に基づいて被検体Oの深部体温Tcoreを算出する。演算処理回路20は、バッテリ21から電力を供給され、算出した深部体温Tcoreをメモリ22に記憶させる。
本実施の形態による深部体温計1は上述のように構成されるものであり、次に、深部体温計1を用いて被検体Oの深部体温Tcoreを算出する方法について説明する。
まず、深部体温計1の熱入力端子3を被検体Oの体表面に接触させたときには、被検体Oの深部から外気までの熱流の等価回路は、図3に示す通りとなる。この場合、被検体内部の熱抵抗値Rcoreは、被検体Oの皮下組織の熱抵抗値を示している。
次に、演算処理回路20は、各温度センサ6,8,12,14で測定した温度T1〜T4を用いて、第1,第2熱流Ipa,Ipbを算出する。この場合、第1,第2熱流Ipa,Ipbは、以下の数1式および数2式でそれぞれ表される。
Figure 0006350746
Figure 0006350746
ここで、第1,第2熱抵抗体10,16は既知の熱抵抗値Ra,Rbをそれぞれ有しているので、数1式および数2式を連立方程式として熱抵抗値Rcoreを消去すると、被検体Oの深部体温Tcoreを算出することができる。
なお、熱抵抗値Ra,Rbがそれぞれ同じ場合は、数1式および数2式を変形して、以下の数3式により深部体温Tcoreを算出することができる。この場合、定数Kは、以下の数4式で表される。
Figure 0006350746
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かくして、第1の実施の形態によれば、熱入力端子3から入力された被検体Oの熱は第1熱流Ipaと第2熱流Ipbとに分流され、これらの第1熱流Ipaと第2熱流Ipbとに基づいて被検体Oの深部体温Tcoreを算出する構成としている。これにより、被検体Oからの熱入力箇所を、単一の熱入力端子3によって1ノードにしているので、被検体Oの深部から熱入力端子3までの熱流を1つにすることができる。この結果、被検体組織や組織形状によって被検体内部の熱抵抗が場所毎に異なるときでも、このような場所に応じた被検体内部の熱抵抗の差異に影響されずに被検体Oから熱を入力することができる。したがって、深部体温測定時の不確実因子を減らすことができ、被検体Oの深部体温Tcoreの測定精度を上げることができる。
また、第1入力側温度センサ6と第2入力側温度センサ12とを直接的に被検体Oの体表面に接触させたときには、被検体Oの体表面付近の熱伝導率によって、第1入力側温度センサ6と第2入力側温度センサ12との間の熱抵抗値Rabが決まる。第1の実施の形態によれば、熱入力端子3と第1入力側温度センサ6との間に第1熱抵抗体10を設け、熱入力端子3と第2入力側温度センサ12との間に第2熱抵抗体16を設けている。これにより、被検体Oによる熱抵抗値Rabに比べて、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間の熱抵抗値(Ra+Rb)を大きくすることができるので、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間で相互に流れる熱流を抑制することができる。
この結果、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11は、相手方に流れる熱流の影響を受けることなく、相互に独立して被検体Oの深部から入力される熱流をそれぞれ測定することができる。このため、第1,第2熱抵抗体10,16を省いたものに比べて、被検体Oの深部体温Tcoreの測定精度を上げることができる。これに加えて、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11とを互いに近付けて配置することができるから、熱入力端子3付近での被検体内部の熱抵抗のばらつきを低減することができる。
また、第1の実施の形態によれば、発熱体を用いずに、被検体Oから流出する第1熱流Ipaと第2熱流Ipbとに基づいて、被検体Oの深部体温Tcoreを算出する構成としている。これにより、発熱用の熱源を用いる必要がないので、消費電力を低減することができる。また、発熱体の制御回路を用いる必要がないので、深部体温計1の製造コストを抑制することができる。
また、第1の実施の形態によれば、第1熱抵抗体10は熱入力端子3と第1入力側温度センサ6との間に積層され、第2熱抵抗体16は熱入力端子3と第2入力側温度センサ12との間に積層されている。これにより、例えば各熱抵抗体10,16の厚さ寸法や材質を調整することにより、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間の熱抵抗値を容易に大きくすることができる。この結果、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間で相互に流れる熱流を抑制することができ、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との熱的なアイソレーションを高めて、被検体Oの深部体温Tcoreの測定精度を上げることができる。
本実施形態によれば、熱入力端子3と基板2を挟むように配設された一対の熱伝導板4A,4Bと、基板2を貫通するように形成され、熱入力端子3と一対の熱伝導板4A,4Bそれぞれとを接続する一対のビア2A,2Bとを有し、第1熱抵抗体10が、一方の熱伝導板4Aと第1入力側温度センサ6との間に設けられ、第2熱抵抗体16が、他方の前記熱伝導板4Bと第入力側温度センサ12との間に設けられている。そのため、被験者から入力された熱(熱流)を、一対のビア2A,2B及び一対の熱伝導板4A,4Bそれぞれにより、第1熱流Ipaと第2熱流Ipbとに分流して、第1熱流測定系5及び第2熱流測定系11それぞれに入力することができる。また、例えば、基板2が変形したとしても(例えば折り曲げられたとしても)、第1熱抵抗体10及び第2熱抵抗体16の熱抵抗値が変化し難い(影響を受けにくい)ため、基板2が変形した場合であっても安定して深部体温を測定することが可能となる。
本実施形態によれば、第1入力側温度センサ6を覆うように、第1入力側温度センサ6と第1出力側温度センサ8との間に介装された第1入力側断熱体7と、第2入力側温度センサ12を覆うように、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14との間に介装された第2入力側断熱体13とを備えている。そのため、第1入力側温度センサ6、第2入力側温度センサ12に対する気流の影響を防ぐことができ、かつ、外気温の揺らぎの影響を受け難くすることができる。よって、第1入力側温度センサ6、第2入力側温度センサ12の出力にのるノイズを抑制することが可能となる。
本実施形態によれば、第1出力側温度センサ8を覆うように配設された第1出力側断熱体9、及び、第2出力側温度センサ14を覆うように配設された第2出力側断熱体15をさらに備えている。そのため、第1出力側温度センサ8、第2出力側温度センサ14に対する気流の影響を防ぐことができ、かつ、外気温の揺らぎの影響を受け難くすることができる。よって、第1出力側温度センサ8、第2出力側温度センサ14の出力にのるノイズを抑制することが可能となる。
次に、図4を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、第1,第2抵抗体を第1,第2抵抗部品としてそれぞれ設ける構成とした。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成要素は同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施の形態による深部体温計31は、基板2と、熱入力端子3と、第1熱流測定系5と、第2熱流測定系11と、入力側熱伝導板32A,32Bと、出力側熱伝導板33A,33Bと、第1熱抵抗体34と、第2熱抵抗体35とを備えている。
入力側熱伝導板32Aと出力側熱伝導板33Aとは、第1熱流測定系5の下側に位置して、互いに分離した状態で、基板2の表面上に形成されている。これらの熱伝導板32A,33Aは、熱入力端子3と同様に、例えば、アルミニウム等のように、熱伝導率が大きい物質を用いて平板状または膜状に形成されている。入力側熱伝導板32Aは、隙間17に近付いた位置として、基板2の中央側に配置されている。入力側熱伝導板32Aは、ビア2Aに接続されている。一方、出力側熱伝導板33A上には、第1熱流測定系5の第1入力側温度センサ6が設けられている。入力側熱伝導板32Aと出力側熱伝導板33Aとは、第1熱抵抗体34によって、熱的に接続されている。これにより、入力側熱伝導板32Aと出力側熱伝導板33Aとは、熱入力端子3によって分流された第1熱流Ipaを、第1入力側温度センサ6に伝導させている。
入力側熱伝導板32Bと出力側熱伝導板33Bとは、第2熱流測定系11の下側に位置して、互いに分離した状態で、基板2の表面上に形成されている。これらの熱伝導板32B,33Bは、熱入力端子3と同様に、例えば、アルミニウム等のように、熱伝導率が大きい物質を用いて平板状または膜状に形成されている。入力側熱伝導板32Bは、隙間17に近付いた位置として、基板2の中央側に配置されている。入力側熱伝導板32Bは、ビア2Bに接続されている。一方、出力側熱伝導板33B上には、第2熱流測定系11の第2入力側温度センサ12が設けられている。入力側熱伝導板32Bと出力側熱伝導板33Bとは、第2熱抵抗体35によって、熱的に接続されている。これにより、入力側熱伝導板32Bと出力側熱伝導板33Bとは、熱入力端子3によって分流された第2熱流Ipbを、第2入力側温度センサ12に伝導させている。
第1熱抵抗体34は、熱入力端子3と第1入力側温度センサ6との間に設けられた第1熱抵抗部品である。具体的には、第1熱抵抗体34は、熱伝導性をもって熱入力端子3に接続された入力側熱伝導板32Aと、入力側熱伝導板32Aと分離して設けられた出力側熱伝導板33Aとの間に設けられている。第1熱抵抗体34は、例えば、ウレタン等のように熱伝導率の小さい物質を用いてチップ状に形成され、予め決められた所定の熱抵抗値Raを有している。
第1熱抵抗体34の熱抵抗値Raは、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間の熱的なアイソレーションを考慮して設定されている。これにより、第1熱抵抗体34は、第2熱抵抗体35と共に、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間で熱流が流れるのを防止している。また、第1熱抵抗体34の熱伝導率は、基板2や第1入力側断熱体7よりも大きいことが好ましい。これにより、熱入力端子3から入力側熱伝導板32Aに供給された第1熱流Ipaは、第1入力側断熱体7よりも第1熱抵抗体34を伝導し、出力側熱伝導板33Aを通じて第1入力側温度センサ6に供給される。
第2熱抵抗体35は、熱入力端子3と第2入力側温度センサ12との間に設けられた第2熱抵抗部品である。具体的には、第2熱抵抗体35は、熱伝導性をもって熱入力端子3に接続された入力側熱伝導板32Bと、入力側熱伝導板32Bと分離して設けられた出力側熱伝導板33Bとの間に設けられている。第2熱抵抗体35は、例えば、ウレタン等のように熱伝導率の小さい物質を用いてチップ状に形成され、予め決められた所定の熱抵抗値Rbを有している。
第2熱抵抗体35の熱抵抗値Rbは、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間の熱的なアイソレーションを考慮して設定されている。これにより、第2熱抵抗体35は、第1熱抵抗体34と共に、第1熱流測定系5と第2熱流測定系11との間で熱流が流れるのを防止している。また、第2熱抵抗体35の熱伝導率は、基板2や第2入力側断熱体13よりも大きいことが好ましい。
ここで、第1熱抵抗体34と第2熱抵抗体35との熱抵抗の合計値(Ra+Rb)は、前記第1の実施の形態と同様に、第1入力側温度センサ6と第2入力側温度センサ12との間の熱抵抗値Rabよりも大きくなっている(Rab<(Ra+Rb))。
また、第1熱抵抗体34、第1入力側断熱体7および第1出力側断熱体9の熱抵抗の合計値(Ra+R1+R2)と、第2熱抵抗体35、第2入力側断熱体13および第2出力側断熱体15の熱抵抗の合計値(Rb+R3+R4)とは、互いに異なる値に設定されている。これにより、第1熱流Ipaと第2熱流Ipbは、互いに異なる値になっている。
かくして、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。第2の実施の形態の深部体温計31によれば、第1,第2熱抵抗体34,35は、チップ状の第1,第2熱抵抗部品として設けられている。これにより、第1,第2熱抵抗体を積層したものに比べて、第1,第2熱抵抗体34,35を低背化することができるので、深部体温計31全体として小型化することができる。
次に、図5ないし図8を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、深部体温計に、外部から無線により電力を充電する充電回路と、測定した深部体温を外部へ送信する送信回路とを設ける構成とした。なお、第3の実施の形態において、第1,第2の実施の形態と同一の構成要素は同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3の実施の形態による深部体温計41は、図5、図6に示すように、使い捨て可能なフィルム部42(使い捨て可能部)と、繰り返し使用可能な本体部52(繰り返し使用可能部)とによって構成されている。フィルム部42は、基板43と、熱入力端子3と、第1熱流測定系5と、第2熱流測定系46と、入力側熱伝導板32A,32Bと、出力側熱伝導板33A,33Bと、第1熱抵抗体34と、第2熱抵抗体35とを備えている。
基板43は、例えば、ポリイミド等のように、絶縁性を有する物質であって、被検体Oに比べて熱伝導率の小さな物質を用いて形成されている。この場合、基板43は、例えば変形可能なフレキシブル基板によって形成され、被検体Oに接触して被検体Oから熱が入力される熱入力部43Aと、熱入力部43Aから外側に向けて延びた第1腕部43B、第2腕部43C、接続端子部43D、アンテナ部43Eとを備えている。第1腕部43Bには、第1出力側温度センサ8が設けられている。第2腕部43Cには、第2出力側温度センサ14が設けられている。接続端子部43Dには、本体部52と電気的に接続するための基板側接続端子44A,44Bが設けられている。基板側接続端子44Aは、演算処理回路20に接続され、基板側接続端子44Bは、電圧安定化回路51に接続されている。アンテナ部43Eには、後述のハーベストアンテナ50が設けられている。
基板43の内部には、基板43の厚さ方向に貫通するビア45A,45Bが設けられている。このビア45Aは、熱入力端子3と入力側熱伝導板32Aとの間を接続し、ビア45Bは、熱入力端子3と入力側熱伝導板32Bとの間を接続している。
また、基板43の表面(上面)は、図5、図7に示すように、入力側熱伝導板32A,32B、出力側熱伝導板33A,33B、第1熱抵抗体34、第2熱抵抗体35、温度計測回路18、演算処理回路20、ハーベストIC49、ハーベストアンテナ50、電圧安定化回路51等が実装される実装面となっている。
第2熱流測定系46は、出力側熱伝導板33Bの上側に位置して、基板43に設けられている。第2熱流測定系46は、第2入力側温度センサ12と、第2入力側断熱体47と、第2出力側温度センサ14と、第2出力側断熱体48とを備えている。第2熱流測定系46は、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14によって測定した温度T3,T4に基づいて、出力側熱伝導板33Bから第2熱流測定系46の上方に向かって流れる第2熱流Ipbを測定する。
第2入力側断熱体47は、基板43の表面上に位置して第2入力側温度センサ12を覆っている。この第2入力側断熱体47は、例えば、ウレタン等のように、熱伝導率の小さい物質を用いてシート状に形成されている。第2入力側温度センサ12は、第2入力側断熱体47と基板43とに挟まれている。
第2入力側断熱体47は、予め決められた厚さ寸法を有する。このため、第2入力側断熱体47は、厚さ寸法に応じて、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14との間で、予め決められた所定の熱抵抗値R3を有している。この場合、第2入力側断熱体47は、第1熱流Ipaと第2熱流Ipbとの熱流値を異ならせるため、第1入力側断熱体7と比べて厚さ寸法が大きく形成されている。これにより、第2入力側断熱体47の熱抵抗値R3は、第1入力側断熱体7の熱抵抗値R1に比べて、大きい値となっている。
第2出力側断熱体48は、第2入力側断熱体47上に位置して第2出力側温度センサ14を覆っている。この第2出力側断熱体48は、例えば、ウレタン等のように、熱伝導率の小さい物質を用いてシート状に形成されている。第2出力側温度センサ14は、第2出力側断熱体48と第2入力側断熱体47とに挟まれている。
第2出力側断熱体48は、第2出力側温度センサ14と外気とに挟まれている。また、第2出力側断熱体48は、予め決められた厚さ寸法を有する。このため、第2出力側断熱体48は、厚さ寸法に応じて、第2出力側温度センサ14と外気との間で、予め決められた所定の熱抵抗値R4を有している。なお、接触熱抵抗の影響を抑制するためには、例えば第2出力側断熱体48と第2入力側断熱体47は、ほぼ同じ熱伝導率を有することが好ましい。
ここで、第1熱抵抗体34、第1入力側断熱体7および第1出力側断熱体9の熱抵抗の合計値(Ra+R1+R2)と、第2熱抵抗体35、第2入力側断熱体47および第2出力側断熱体48の熱抵抗の合計値(Rb+R3+R4)とは、前記第1の実施の形態と同様に、互いに異なる値に設定されている。これにより、第1熱流Ipaと第2熱流Ipbは、互いに異なる値になっている。
ハーベストIC49は、基板43上に設けられて、後述の電圧安定化回路51を介してバッテリ54と演算処理回路20とに接続されている。このハーベストIC49は、例えば、充電回路として構成され、外部からの無線電波をハーベストアンテナ50により受信して、電力に変換し、バッテリ54を充電する。なお、ハーベストIC49は、演算処理回路20により算出した被検体Oの深部体温Tcoreを、ハーベストアンテナ50を用いて外部に送信する構成としてもよい。
電圧安定化回路51は、基板43上に設けられて、ハーベストIC49と演算処理回路20との間に接続されている。この電圧安定化回路51は、ハーベストIC49からの電力信号の電圧を一定値に保ち、バッテリ54に向けて電力信号を出力する。
本体部52は、図5、図6に示すように、例えば厚みをもって剛性を有する略直方体状や箱状に形成され、内部に、バッテリ54、ワイヤレスIC55、送信アンテナ56、メモリ57等を備えている。この本体部52は、基板43側の演算処理回路20、ハーベストIC49と通信するために、基板側接続端子44Aと接続される本体側接続端子53Aと、基板側接続端子44Bと接続される本体側接続端子53Bとを有している(図6参照)。本体部52は、使い捨て可能部としての基板43とは異なり、繰り返し使用可能なモジュールを構成している。
バッテリ54は、本体部52の内部に位置して、例えば、電気二重層キャパシタ(Electric double layer capacitor)により構成されている。バッテリ54は、本体側接続端子53Bおよび基板側接続端子44Bを介して、電圧安定化回路51に接続されている。バッテリ54は、ハーベストIC49から電力を給電され、また、貯えた電力を演算処理回路20等に向けて出力する。なお、バッテリ54は、電気二重層キャパシタではなく、例えば、二次電池を用いる構成としてもよい。
ワイヤレスIC55は、本体部52の内部に位置して、例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信規格により構成されている。ワイヤレスIC55は、本体側接続端子53Aおよび基板側接続端子44Aを介して、演算処理回路20に接続されている。このワイヤレスIC55は、送信回路として構成され、第1熱流測定系5と第2熱流測定系46とを用いて演算処理回路20により算出した被検体Oの深部体温Tcoreを、送信アンテナ56を介して外部の機器へ送信する。この場合、ワイヤレスIC55は、算出した深部体温Tcoreをメモリ57に記憶させてもよい。
次に、図7、図8を用いて、深部体温計41を組立てる工程について説明する。
まず、図7に示すように、基板43上に、各温度センサ6,8,12,14、温度計測回路18、演算処理回路20、ハーベストIC49、ハーベストアンテナ50、電圧安定化回路51等を実装する。そして、第1入力側温度センサ6上に第1入力側断熱体7を固着し、第2入力側温度センサ12上に第2入力側断熱体47を固着する。
次に、図8に示すように、基板43の第1腕部43Bを熱入力部43A側に折り返して、第1出力側温度センサ8を第1入力側断熱体7上に載置する。同様に、基板43の第2腕部43Cを熱入力部43A側に折り返して、第2出力側温度センサ14を第2入力側断熱体47上に載置する。そして、第1出力側温度センサ8上に第1出力側断熱体9を固着し、第2出力側温度センサ14上に第2出力側断熱体48を固着する。
このとき、第1熱流測定系5と第2熱流測定系46とを互いに離間させ、第1熱流測定系5と第2熱流測定系46との間に隙間17を設ける。最後に、第1出力側断熱体9および第2出力側断熱体48上に本体部52を載置し、基板側接続端子44A,44Bと本体側接続端子53A,53Bとをそれぞれ接続して、深部体温計41が完成する。
かくして、第3の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。第3の実施の形態によれば、深部体温計41は、外部からの無線電波により充電することができるハーベストIC49と、被検体Oの深部体温Tcoreを外部に送信することができるワイヤレスIC55とを備える構成としている。これにより、深部体温計41をケーブルレスで使用することができ、深部体温Tcoreを測定する時の配線を無くすことができるので、非侵襲性を高めることができる。
なお、前記第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、第1熱抵抗体34として第1熱抵抗部品を用い、第2熱抵抗体35として第2熱抵抗部品を用いる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、第1の実施の形態と同様に、第1熱抵抗体として、基板と第1入力側断熱体との間に第1熱抵抗層を設け、第2熱抵抗体として、基板と第2入力側断熱体との間に第2熱抵抗層を設ける構成としてもよい。
(第4の実施の形態)
次に、図9を用いて、本発明の第4の実施の形態に係る深部体温計1Aついて説明する。ここでは、上述した第1の実施の形態と同一・同様な構成については説明を簡略化又は省略し、異なる点を主に説明する。図9は、第4の実施の形態による深部体温計1Aの構成を示す断面図である。なお、図9において上述した第1の実施の形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号が付されている。
深部体温計1Aは、第1熱流測定系5に代えて第1熱流測定系5Aを備えている点、及び、第2熱流測定系11に代えて第2熱流測定系11Aを備えている点で、上述した第1の実施の形態に係る深部体温計1と異なっている。第1熱流測定系5Aは、ビア2A、熱伝導板4Aを有していない点、及び、所定の熱抵抗値Raを有する第1熱抵抗体10に代えて、該第1熱抵抗体10の機能を所定の熱抵抗値Rcを有する基板2Aが兼ね備えている点で、上述した第1熱流測定系5と異なっている。一方、第2熱流測定系11Aは、ビア2B、熱伝導板4Bを有していない点、及び、所定の熱抵抗値Rbを有する第2熱抵抗体16に代えて、該第2熱抵抗体16の機能を所定の熱抵抗値Rcを有する基板2Aが兼ね備えている点で、上述した第2熱流測定系11と異なっている。
第1熱流測定系5Aは、基板2Aの上側に位置して設けられている。第1熱流測定系5Aは、第1入力側温度センサ6と、第1入力側断熱体7と、第1出力側温度センサ8と、第1出力側断熱体9とを備えている。この第1熱流測定系5Aでは、熱入力端子3及び基板2Aを介して分流されて流入する第1熱流Ipaが流れる経路の途中で互いに異なる位置に、第1入力側温度センサ6と第1出力側温度センサ8とが配置されている。これにより、第1熱流測定系5Aは、第1入力側温度センサ6と第1出力側温度センサ8によって測定した温度T1,T2に基づいて、基板2Aから第1熱流測定系5Aの上方に向かって流れる第1熱流Ipaを測定する。
第2熱流測定系11Aは、基板2Aの上側に位置して設けられている。第2熱流測定系11Aは、第2入力側温度センサ12と、第2入力側断熱体13と、第2出力側温度センサ14と、第2出力側断熱体15とを備えている。この第2熱流測定系11Aでは、熱入力端子3及び基板2Aを介して分流されて流入する第2熱流Ipbが流れる経路の途中で互いに異なる位置に、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14とが配置されている。これにより、第2熱流測定系11Aは、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14によって測定した温度T3,T4に基づいて、基板2Aから第2熱流測定系11の上方に向かって流れる第2熱流Ipbを測定する。
ここで、基板2A、第1入力側断熱体7および第1出力側断熱体9の熱抵抗の合計値(Rc+R1+R2)と、基板2A、第2入力側断熱体13および第2出力側断熱体15の熱抵抗の合計値(Rc+R3+R4)とは、互いに異なる値に設定されている。これにより、第1熱流Ipaと第2熱流Ipbは、互いに異なる値になっている。なお、その他の構成は、上述した第1の実施の形態と同一又は同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
本実施形態によれば、上述した第1の実施の形態と同様に、発熱用の熱源を有することなく、被検体からの熱入力箇所を1ノードにして深部体温を推定することができる。特に、本実施形態によれば、基板2Aが所定の熱抵抗値Rcを有しており、基板2Aを上述した第1熱抵抗体10及び第2熱抵抗体16として利用することができる。すなわち、基板2Aが、上記第1熱抵抗体10及び第2熱抵抗体16としての機能をも兼ね備えている。そのため、深部体温計1Aの構造をより簡易化することができ、小型軽量化(低背化)、低コスト化などを図ることが可能となる。
(第5の実施の形態)
次に、図10を用いて、本発明の第5の実施の形態に係る深部体温計31Aについて説明する。図10は、第5の実施の形態による深部体温計31Aの構成を示す断面図である。なお、図10において上述した第2の実施の形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号が付されている。
深部体温計31Aは、第2熱流測定系11に代えて第2熱流測定系11Bを備えている点で、上述した第2の実施の形態に係る深部体温計31と異なっている。また、第2熱流測定系11Bは、第2出力側断熱体15を有していない点で、上述した第2熱流測定系11と異なっている。
第2熱流測定系11Bは、熱伝導板33Bの上側に位置して設けられている。第2熱流測定系11Bは、第2入力側温度センサ12と、第2入力側断熱体13と、第2出力側温度センサ14とを備えている。この第2熱流測定系11Bでは、第2熱流Ipbが流れる経路の途中で互いに異なる位置に、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14とが配置されている。これにより、第2熱流測定系11は、第2入力側温度センサ12と第2出力側温度センサ14によって測定した温度T3,T4に基づいて、熱伝導板33Bから第2熱流測定系11Bの上方に向かって流れる第2熱流Ipbを測定する。
ここで、第1熱抵抗体34、第1入力側断熱体7および第1出力側断熱体9の熱抵抗の合計値(Ra+R1+R2)と、第2熱抵抗体35および第2入力側断熱体13の熱抵抗の合計値(Rb+R3)とは、互いに異なる値に設定されている。これにより、第1熱流Ipaと第2熱流Ipbは、互いに異なる値になっている。なお、その他の構成は、上述した第2の実施の形態と同一又は同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
本実施形態によれば、上述した第2の実施の形態と同様に、発熱用の熱源を有することなく、被検体からの熱入力箇所を1ノードにして深部体温を推定することができる。特に、本実施形態によれば、第2出力側断熱体15を省略することにより、深部体温計31Aの構成をより簡易化することができ、小型軽量化(低背化)、低コスト化などを図ることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記第4の実施の形態に係る深部体温計1Aを構成する第1出力側断熱体9、第2出力側断熱体15のいずれか一方、又は双方を備えない構成とすることもできる。また、上記第4の実施の形態に係る深部体温計1Aを構成する第1熱流測定系5A、第2熱流測定系11Aと、上記第1の実施の形態に係る深部体温計1を構成する第1熱流測定系5、第2熱流測定系11とを組み合わせて用いる構成とすることもできる。
上記第5の実施の形態では、第1出力側断熱体9を有し第2出力側断熱体15を有しない構成としたが、第2出力側断熱体15を有し第1出力側断熱体9を有しない構成とすることもできる。また、第1出力側断熱体9、第2出力側断熱体15双方を有しない構成としてもよい。
1,31,41,1A,31A 深部体温計
2,43,2A 基板
3 熱入力端子
5,5A 第1熱流測定系
6 第1入力側温度センサ
8 第1出力側温度センサ
10,34 第1熱抵抗体
11,46,11A,11B 第2熱流測定系
12 第2入力側温度センサ
14 第2出力側温度センサ
16,35 第2熱抵抗体
49 ハーベストIC(充電回路)
55 ワイヤレスIC(送信回路)

Claims (8)

  1. 被検体から流出する第1熱流と第2熱流とに基づいて、前記被検体の深部体温を推定する深部体温計であって、
    基板と、
    前記基板に設けられ、前記被検体からの熱が入力され、前記第1熱流と前記第2熱流とに分流されて流出する熱入力端子と、
    前記第1熱流の上流側に配置された第1入力側温度センサと、前記第1熱流の下流側に配置された第1出力側温度センサとを用いて、前記第1熱流を測定可能な第1熱流測定系と、
    前記第2熱流の上流側に配置された第2入力側温度センサと、前記第2熱流の下流側に配置された第2出力側温度センサとを用いて、前記第2熱流を測定可能な第2熱流測定系と、
    前記熱入力端子と前記第1入力側温度センサとの間に設けられ所定の熱抵抗値を有する第1熱抵抗体と、
    前記熱入力端子と前記第2入力側温度センサとの間に設けられ所定の熱抵抗値を有する第2熱抵抗体とを備えた深部体温計。
  2. 前記第1熱抵抗体は、前記熱入力端子と前記第1入力側温度センサとの間に積層された第1熱抵抗層として設けられ、
    前記第2熱抵抗体は、前記熱入力端子と前記第2入力側温度センサとの間に積層された第2熱抵抗層として設けられている請求項1に記載の深部体温計。
  3. 前記第1熱抵抗体は、第1熱抵抗部品として設けられ、
    前記第2熱抵抗体は、第2熱抵抗部品として設けられている請求項1に記載の深部体温計。
  4. 前記熱入力端子と前記基板を挟むように配設された一対の熱伝導板と、
    前記基板を貫通するように形成され、前記熱入力端子と前記一対の熱伝導板それぞれとを接続する複数のビアと、を有し、
    前記第1熱抵抗体は、一方の前記熱伝導板と前記第1入力側温度センサとの間に設けられ、
    前記第2熱抵抗体は、他方の前記熱伝導板と前記第入力側温度センサとの間に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の深部体温計。
  5. 被検体から流出する第1熱流と第2熱流とに基づいて、前記被検体の深部体温を推定する深部体温計であって、
    所定の熱抵抗値を有する基板と、
    前記基板の一方の面に設けられ、前記被検体から入力される熱を、前記第1熱流と前記第2熱流とに分流して流出する熱入力端子と、
    前記基板の他方の面に設けられ、前記第1熱流の上流側に配置された第1入力側温度センサと、前記第1熱流の下流側に配置された第1出力側温度センサとを用いて、前記第1熱流を測定可能な第1熱流測定系と、
    前記基板の他方の面に設けられ、前記第2熱流の上流側に配置された第2入力側温度センサと、前記第2熱流の下流側に配置された第2出力側温度センサとを用いて、前記第2熱流を測定可能な第2熱流測定系と、を備えることを特徴とする深部体温計。
  6. 前記第1入力側温度センサを覆うように、前記第1入力側温度センサと第1出力側温度センサとの間に介装された第1入力側断熱体と、
    前記第2入力側温度センサを覆うように、前記第2入力側温度センサと第2出力側温度センサとの間に介装された第2入力側断熱体と、を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の深部体温計。
  7. 前記第1出力側温度センサを覆うように配設された第1出力側断熱体、及び/又は、前記第2出力側温度センサを覆うように配設された第2出力側断熱体をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の深部体温計。
  8. 前記深部体温計は、外部から無線により電力を充電する充電回路と、
    前記第1熱流測定系と前記第2熱流測定系とにより推定した前記被検体の深部体温を外部へ送信する送信回路と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の深部体温計。
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