JP6349671B2 - 化粧板、化粧板セット及び化粧板の施工方法 - Google Patents

化粧板、化粧板セット及び化粧板の施工方法 Download PDF

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本発明は、基材上に化粧層を有し、当該化粧層上に無機粒子を含有するクリア層が設けられた化粧板に関する。
従来から、建築物の内装等に使用される化粧板として、艶や光沢を低減させた艶消し表面を有する化粧板が検討されている。このような艶消し表面を有する化粧板としては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタン等の体質顔料や樹脂ビーズからなる艶消し材を含有する塗膜層を付与することで艶消し効果を実現した化粧板が開示されている(特許文献1参照)。しかし、これら従来の艶消し材を使用した化粧板は、艶消しの効果を得られても、艶消し材を含有する塗膜層の付与により、化粧板の色味が変化しやすく化粧層の有する好適な色味の保持が困難な場合があった。
また、シリカなどの鉱物や透明粒子を添加して艶を低減させると、明度が変化し、化粧板の色としては鈍い印象を与えるとして、このような鉱物を使用せず、着色塗料を表層とする化粧板が開示されている(特許文献2参照)。しかし、着色塗料を表層とする化粧板は、表面保護層を有する化粧板に比して表面性能が低い問題があった。
特開2001−87703号 特開2011−161774
本発明が解決しようとする課題は、無機粒子を含有するクリア層を有していても着色層の色味を好適に保持し、良好な艶消し表面を有する化粧板を提供することにある。
さらに、上記に加え、好適な不燃性能を有する化粧板を提供することにある。
本発明においては、着色材を含有する化粧層上に、平均粒子径が5μm以下の湿式ゲル法シリカ粒子を含有するクリア層を設けた化粧板により、艶消し表面を有しながら、着色層の有する色味を好適に保持できる。
すなわち本発明は、基材上に着色材を含有する化粧層を有し、前記化粧層上にクリア層を有する化粧板であって、前記クリア層が、コールターカウンター法(AP50μm)により測定される平均粒子径が5μm以下の湿式ゲル法シリカ粒子を含有する化粧板を提供するものである。
本発明の化粧板は、着色材を含有する化粧層上にクリア層を有する化粧板において、当該クリア層を、平均粒子径が5μm以下の湿式ゲル法シリカ粒子を含有するクリア層とすることで、艶消し表面を有しながら、クリア層下層の化粧層の色味を好適に保持できる。このような本発明の化粧板は、クリア層の無い構成の化粧板と組み合わせて使用した場合にもクリア層の有無による色味の差異が生じにくい。
本発明の化粧板は、上記特性と共に、クリア層を有することで好適な表面硬度を有すると共に、耐薬品性の向上をはじめとする各種の追加機能を付与でき、設置場所の環境に応じて、種々の追加機能を安定的に付加してバリエーションを形成することが可能である。建築物の内装等の一つの設置場所内においては、通常、色調の統一感が求められるが、設置個所に応じて重要視される特性は異なる場合も多い。本発明の化粧板は、表面硬度や不燃性能を含む化粧板の諸性能を設置場所に対して最適化して使用することができ、種々の機能をそれぞれの設置箇所に付与しつつ、設置箇所に応じて使い分けることができる。また、クリア層を有さない構成との色味の差異が生じにくいことから、不燃性能を向上させやすいクリア層を有さない構成の化粧板と組み合わせて使用する場合にも、設置場所全体として均質で統一感のある高意匠を維持できる。
また、本発明の化粧板は、無機系基材の使用や、クリア層の調整によって不燃性能の向上も可能であることから、設置場所の環境に応じて種々の異なる追加機能を付与された化粧板を使い分けることが可能な基本設計を有するとともに、設置場所全体としては極めて高い不燃性能を実現することのできる化粧板のセットを提供することも可能である。
さらに、本発明の化粧板を使用することで、設置場所の各箇所の環境と要請に応じて、バリエーションを追加し、必要な追加機能の付加を調整した化粧板を使い分け、全体として優れた不燃性能と高い意匠性を実現することのできる建築構造、建築構造の付設物、又は建築構造の内外に設置される物品の表面の施工方法、及び該施工方法を用いてその表面を化粧板で被覆された建築構造、建築構造の付設物、または建築構造の内外に設置される物品を実現できる。
本発明の化粧板の構成の一例を示す概略断面図である。 本発明の化粧板の構成の一例を示す概略断面図である。 本発明の化粧板の構成の一例を示す概略断面図である。
本発明の化粧板の基本的な構成を図1に示す。本発明の化粧板は、基材1上に、着色剤を含有する化粧層2を有し、さらにその上層にクリア層3を有する。そして、本発明の化粧板においては、当該クリア層が、コールターカウンター法(AP50μm)により測定される平均粒子径が5μm以下の湿式ゲル法シリカ粒子を含有する。
[基材]
本発明に使用する基材は、化粧板に使用される各種基材を使用できる。なかでも、不燃性能を向上させるために無機系基材を使用することが好ましい。当該無機系基材としては、樹脂含有量が少なく、略板状のものを使用することができる。窯業系無機質基材のほか骨材としての無機物や無機系繊維を有機系結合材により固めたものを使用することもできるが、無機物の総量が無機系基材の50質量%以上であることが好ましい。当該無機物としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、珪酸カルシウム等の結晶水を有する無機物を使用することが好ましい。不燃性向上のためには不燃性基材を使用することが好ましく、なかでも、耐熱性及び不燃性、また容易に入手できる等の観点から、窯業系無機質基材が好ましく、繊維補強珪酸カルシウム成形体、繊維補強セメント成形体、繊維補強セラミックス成形体、軽量気泡コンクリート(ALC)、ガラス、タイル、石材又はこれらの複合材等が挙げられる。これらのうち、特に珪酸カルシウム成形体、繊維補強珪酸カルシウム成形体や繊維補強セメント成形体が好ましい。
[化粧層]
本発明に使用する化粧層は、着色剤を含有する層であり、化粧層塗料の塗布、または転写用基材上に形成された化粧層の転写によって形成され、基材の色調を隠蔽して、化粧板に対して任意の意匠性の高い色調の付与を行う層である。本発明においては、低い光沢で意匠性を確保することを重視することから、化粧層の光沢は基板上に積層された状態で光沢度30以下であることが好ましい。当該光沢度は、基板と化粧層間にベースコート層等の任意の層を有する場合には、当該層上に積層された状態の光沢度である。化粧層の光沢は、化粧層下層の表面形状、積層される化粧層の膜厚、化粧層中の樹脂量もしくは添加剤含有量等で調整することができる。光沢度は20以下であることが良好なつや消し状の質感が得られる点で好ましく、10以下であることがさらに好ましい。このような調整手法による化粧層表面の光沢の抑制、艶消し効果の向上は、いずれも樹脂の使用量を低下させる方向であり、不燃性能の向上のために好ましい。特に無機微粒子を艶消し剤として添加することにより化粧層の光沢を調整するときは、化粧層中の樹脂成分をより一層削減することができる。
化粧層を形成するための化粧層用塗料は樹脂、着色剤を含有し、さらに必要に応じて前記艶消し剤、及びその他付加機能を付与するための添加剤を含有することができる。化粧層は、化粧層用塗料をロールコーター法、スプレー法、フローコーター法等の塗布手段による直接塗布、あるいは転写用基体上に塗布して転写することにより形成できる。良好な不燃性能の実現のためには化粧層の塗布量は乾燥塗膜で70g/m以下が好ましく、20〜70g/mがより好ましく、30〜60g/mがさらに好ましい。
化粧層に使用する樹脂としては、例えば塩化ビニル酢酸−ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、硝化綿、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、セルロース誘導体、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ブチラール樹脂、等の樹脂の一種または二種以上の混合物が用いられる。尚、これらは硬化剤を用いていわゆる2液型とすることもできる。そのなかでも特にベースコート層表面に直接塗布されて形成される化粧層形成用の塗料として使用される樹脂としては、二液ウレタン系樹脂が好ましく、例えばポリエステル、アクリル、アクリルアルキッド等のポリオールとイソシアネートを二液混合したもの等が例示できる。
化粧層に使用する着色剤としては有機顔料及び無機顔料から選ばれた着色剤及び体質顔料を含むものである。着色剤を構成する無機顔料としては、たとえば、チタン白、カーボンブラック、黄鉛、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、弁柄、群青、及びアルミホワイト等を使用することができる。有機顔料としては、キナクリドン、レーキレッド、ベンジシンイエロー、イソインドリノン、フタロシアニンブルー、シンクレアレッド等を使用することができ、所望の色調に応じて上記以外にも任意の有機及び無機顔料が適宜使用できる。また、浸透促進剤として用いる体質顔料としては、無機質のものが好ましく、炭酸カルシウム、クレー、タルク、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、シリカ、アルミナ等の粒子等を用いることができる。
これら顔料は、膜厚が薄く樹脂使用量の少ない化粧層であっても良好に下地の色相を隠蔽するものが好ましく、特に酸化チタンは隠蔽力が高く、またつや消し剤としても化粧層中に配合されることが多い。酸化チタンを配合すると化粧層の色調が全体として白っぽい方向に移行する。このため後述するようにクリア層のヘイズや光沢の影響を受けにくくなるが、色相がパステル調のものとなる傾向がある。さらに酸化チタンの配合によって、化粧層中の樹脂の含有量をより低減させることができる。
艶消し剤としては、ケイ素酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化物等の微粒子酸化物を挙げることができ、分散性を高める目的で、それらの表面にシリカ処理、アルミナ処理、カップリング処理等を施したものを使用することができる。
また、化粧層には、化粧層表面にエンボスを施し表面の質感を向上させる目的で、アクリルビーズやポリプロピレンビーズ等の有機系ビーズ、セラミックビーズやガラスビーズ等の無機系ビーズを含有させることも好ましい。
[クリア層]
本発明に使用するクリア層は、化粧層上に積層されていて化粧板の最表面層を形成し、基本的に透明で、クリア層形成後であっても化粧板に光沢の低い、好ましくは艶消し状の外観を保持するものである。本発明においては、当該クリア層として、コールターカウンター法(AP50μm)により測定される平均粒子径が5μm以下、好ましくは4μm以下、より好ましくは3.5μm以下、さらに好ましくは3μm以下の湿式ゲル法シリカ粒子を含有するクリア層を使用する。平均粒子径の下限値は特に制限されるものではないが、好ましくは0.5μm以上、より好ましくは1μm以上、さらに好ましくは2μm以上である。当該湿式ゲル法シリカ粒子を使用することで、好適な艶消し効果と透明性を両立することが可能となり、クリア層を施していない着色化粧板に対して好適に艶や色味を近似させることができる。
クリア層のヘイズ値や光沢度は、クリア層の表面に光散乱のための凹凸を形成し、その凹凸形状や凹凸頻度を調整することで行うことができる。凹凸形状の調整には平滑なクリア層表面を形成後に、該表面に対して粗面を押しつけて腑形処理をして形成することもできる。しかし、本発明のように、クリア層中に光散乱性物質である微粒子を添加し、上記凹凸の形状や頻度を、添加する微粒子の大きさ、形状、配合量等を調整することで行う方が光散乱の程度を調整し易くなる。さらに、クリア層のヘイズ値や光沢度には、クリア層表面の凹凸からの散乱ばかりでなく、クリア層中の微粒子表面からの光散乱も寄与する。
本発明においては、微粒子としてシリカ粒子を使用することで、高い透明性と、良好な分散性を実現できる。また、湿式ゲル法シリカ粒子は、湿式法で製造されるシリカ粒子のうち、艶消し剤として通常用いられる沈降法で得られるシリカ粒子とは異なり、酸性のpH領域において原料を反応させ、一次粒子の成長を抑制した状態で凝集させ、3次元網目構造を形成させることによって得られるものである。このようなゲル法シリカ粒子は、凝集力が比較的強固な凝集体である。そのため、ゲル法シリカ粒子は、沈降法で得られるシリカ粒子と異なり塗料中に分散してもその構造が破壊されにくいため、比較的少量であっても艶消し効果が非常に高い。本発明においては、上記粒径の湿式ゲル法シリカ粒子を使用することで、少ない添加量で効率的な散乱効果を得ることができ、低い光沢度を実現でき、好適な艶消し性と透明性を両立できる。
本発明に使用するクリア層は、上記湿式ゲル法シリカ粒子を固定するための樹脂成分を含有する。クリア層の構成成分として使用可能な樹脂としては、透明で化粧層との接着性が良好な各種樹脂をあげることができ、艶消しのクリア層を形成するクリア塗料に使用される各種樹脂を使用できる。なかでも、アクリルポリオール樹脂が用いられ、これはイソシアネート系硬化剤等を用いていわゆる2液型とすることもできる。樹脂成分の選定や、樹脂成分と湿式ゲル法シリカ粒子の配合比は、クリア層の光沢度やヘイズ値が好ましい範囲となるように、適宜調整すればよい。
化粧層上へ積層されるクリア層については該クリア層の形成前後において、化粧板表面の外観変化が小さいものであるほど好ましい。化粧板表面へ入射する光はクリア層を透過して化粧層に入射する。クリア層形成前に艶消し状の外観を発生させていた化粧層表面における光拡散は、化粧層表面がクリア層に被覆された後は抑制され、替わって新たに最外層となったクリア層表面での光散乱、及びクリア層中における光散乱によって艶消し状の外観が保持される。このためにクリア層形成前後で化粧板表面の外観をできるだけ変化しないように保つために、クリア層は透明もしくは半透明であり、そのヘイズ値は60%以下であることが好ましく、50%以下であることがより好ましい。ヘイズ値が60%を超えるとクリア層を透過するときのクリア層中の光散乱がより強くなるため、色相が白味を有する方向に変化しやすく、特に化粧層が濃色系である場合は外観が白っぽくなる傾向がある。またクリア層からの正反射の割合が減少するため化粧板表面の光沢度が、クリア層形成前より低下しやすい。
さらにクリア層を光沢度6の濃色化粧板表面上に形成したときの光沢度が3〜12であることが好ましく、3〜9であることがより好ましく、3.6〜7.2であることがさらに好ましい。上記範囲とすることで、クリア層の有無による色味の差異や、艶消しの質感の差異が特に生じにくくなる。特に、下地の色が濃色の場合にもクリア層の有無による色味の差異を好適に抑制できる。
また、クリア層を光沢度6の白色基板上に形成したときの光沢度が3〜12であることが好ましく、3〜9であることがより好ましく、3.6〜7.2であることがさらに好ましい。クリア層の光沢度を当該範囲とすることで、全ての色相の化粧層において、クリア層形成後の化粧板を、クリア層形成前の化粧層を最表面とした化粧板に対して、その外観における差違が視認できないほど小さいものとすることができる。
クリア層中のゲル法シリカ粒子の含有量は、上記ヘイズ値や光沢度を好適に調整できる範囲であれば特に制限されないが、クリア層塗膜中の2〜10wt%が好ましく、3〜8wt%がより好ましく、4〜7.5wt%がさらに好ましい。当該範囲とすることで、光沢度の低減と良好な透明性とを両立させやすくなる。
クリア層の膜厚は、上記ヘイズ値や光沢度を好適に調整できる範囲であれば特に制限されないが、乾燥塗膜厚で0.2〜8μmが好ましく、0.2〜6μmがより好ましく、1〜5μmがさらに好ましい。当該範囲とすることで、光沢度の低減と良好な透明性とを両立させやすく、クリア層有無による色相の変化を抑制しやすくなる。また、不燃性能も向上させやすくなる。
また、化粧板として不燃性能を向上させたい場合には、クリア層中の有機成分量を40g/m以下とすることが好ましく、25g/m以下とすることがより好ましく、15g/m以下とすることがさらに好ましい。
本発明の化粧板は、クリア層を施す前後での色差がΔ=3以下であることが好ましく、2以下とすることがより好ましい。色調により差異はあるものの色差を当該範囲とすることで、クリア層を有する化粧板とクリア層の無い化粧板を並べても、両者共に低い艶を保持しつつ、両化粧板間での色調的な違和感が生じにくくなる。
クリア層の塗布は樹脂、必要に応じて他の微粒子を含有するクリア層用塗料を、化粧層用塗料の塗布と同様にして、公知の塗布方法を用いて塗布することで形成できる。
クリア層には上記の他、その配合と添加剤の種類を調整することにより種々の特性を付与することが可能であり、例えば抗菌性、耐擦傷性・耐汚染性などの各種機能を適宜付加することができる。
[ベースコート層]
本発明の化粧板においては、無機系基材からのアルカリ成分溶出の防止、化粧層の無機系基材への浸透防止、化粧層の密着性向上、無機質系基材の色調の隠蔽、さらには化粧層塗布前の下地の平滑化等を目的に、基材と化粧層との間にベースコート層を設けることも好ましい。
ベースコート層を有する具体的な構成例としては、図2に示したように、基材1上にベースコート層4を設け、当該ベースコート層4上に化粧層2と、クリア層3を有する構成が好ましく例示できる。
ベースコート層に使用される樹脂としてはイソシアネート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂等が使用される。また、これらは紫外線硬化型でも熱硬化型でもよい。
これら機能は一つのベースコート層に全てを割り当てて発現させてもよいが、ベースコート層の果たす機能を分担する複数の層を積層して使用し、それらの間で果たすべき機能を割り当てて発現させたほうが、使用できる原材料の種類も、またそれらを用いた設計の幅も格段と多くなる。
当該構成の例としては、例えば、図3に示したように、ベースコート層4として、シーラー層5と目止め処理層6とからなるベースコート層を使用する構成を好ましく例示できる。当該構成においては、シーラー層により、無機系基材からのアルカリ成分溶出の防止、目止め処理層の無機系基材への浸透防止を図り、シーラー層上に形成される目どめ処理層により、無機質系基材の色調の隠蔽、化粧層塗布前の下地の平滑化を図る態様が例示できる。当該態様においては、シーラー層としてイソシアネート樹脂を、シーラー層上に形成される目どめ処理層としてエポキシアクリルアクリレート樹脂を使用すると、各々の機能を効果的に発現させやすくなるため好ましい。
シーラー層は、樹脂及び必要に応じて溶剤等を含有するシーラー層用塗料から形成される。シーラー層用塗料の塗布においては、その目的に応じて塗布量を調整することができるが、無機系基材からのアルカリ成分溶出の防止、化粧層の無機系基材への浸透防止等をはかる場合、シーラー層の塗布量は乾燥塗膜で15〜100g/mが好ましい。
目どめ処理層は、樹脂及び必要に応じて体質顔料等の添加剤を含有する目止め処理層用塗料から形成される。使用する顔料としては、炭酸カルシウム、タルク等の顔料を好ましく使用できる。目止め処理層用塗料においては使用する樹脂の使用量を増加するとより表面平滑性を高めることができ、その上に形成する化粧層の平滑性や光沢を高めることが可能である。しかし本発明の化粧板においては、無機質系基材の高い不燃性能を最大限発揮させることを重視し、樹脂の使用はむしろ必要最低限に留めつつ化粧板の意匠性や諸機能を発揮させることが好ましく、上記目どめ処理層の塗布量は乾燥塗膜で50〜200g/m、有機固形分配合比は30〜60質量%が好ましく、40〜50質量%がさらに好ましい。
[化粧板]
本発明の化粧板は、上記のとおり基材上に化粧層を有し、当該化粧層上に平均粒子径が5μm以下の湿式ゲル法シリカ粒子を含有するクリア層を有する構成である。当該構成の化粧板は、クリア層形成前の化粧板と光沢度と色差が近似し、外観は、クリア層形成前の化粧板と識別し難いほど差の小さいものとできる。また、クリア層の配合や種々の添加剤の添加を行うことにより、種々の追加機能をクリア層に付加することができる。そして、これらクリア層を通じて追加機能の付加された化粧板を、クリア層を有さない化粧板と、外観上の差異を生じさせることなく、違和感なく併用することができる。クリア層を有さない化粧板は該クリア層に付随する追加機能は有さないが、クリア層が形成されていない分、より優れた不燃性能を有する。このため、クリア層を有する追加機能の付加された化粧板と設置箇所に応じて使い分けることにより、全体として均質で統一感のある良好な意匠性と優れた不燃性能を維持しつつ、それぞれの設置箇所に要請される種々の追加機能を発揮させることが可能となる。
例えばクリア層に表面硬度の向上機能付加する場合、必ずしも家屋等の建築物の内装面全てに該機能の付加の必要の無い場合がある。例えば居住者の手の届かない壁面の高所や天井などには優れた表面硬度が必要とされず、むしろ不燃性能を高めておくことが好ましい。このような場合においては表面硬度を高めた組成のクリア層を有する化粧板と、該クリア層を有さずその分不燃性能のより優れた化粧板を設置箇所に応じて使用することが、内装面全体の意匠性、不燃性能向上のためには好ましい。
さらに例えば化粧層中において、下地の隠蔽機能が高い酸化チタンを添加した場合、化粧層における酸化チタンの研磨性を抑制するためにクリア層を使用することもできる。化粧層上にクリア層を形成することで酸化チタン表面を被覆する被膜を形成し、かつクリア層形成後の化粧板の表面の外観が、クリア層形成前の化粧層の表面との間で、識別不可能なほど小さい差異しか生じない場合。クリア層を形成することにより化粧層の研磨性を抑制した化粧板を建築物の内装面の例えば壁面の低い位置に使用し、居住者の手の届かないような壁面の高所や天井には、むしろ不燃化性能を重視したクリア層を有さない化粧板を使用することによって、内装面全体の高い意匠性と優れた不燃性能を維持しつつ、酸化チタンを化粧層に使用した化粧板の有する研磨性を適正に抑え、接触金属等の削れによる金属汚れを防止することができる。
本発明の化粧板は、さらに好適な不燃性能を付与するために、有機成分量の総量を250g/m以下とすることが好ましく、200g/m以下とすることがより好ましく、180g/m以下とすることがさらに好ましい。当該範囲とすることで、クリア層を有さない化粧板との組み合わせにおいて、設置箇所全般にわたって特に好適な不燃性能を実現できる。本発明の化粧板は、このような不燃性能を付与した場合にも、低い光沢度と透明性とを実現でき、化粧層の良好な色味を有しつつ、好適な艶消し性を実現できる。
[使用態様]
本発明の化粧板は、低い光沢度と透明性とを有することから、化粧層の良好な色味を有しつつ、好適な艶消し性を有することから、当該化粧板単独での使用も可能である。また、本発明の化粧板は、該化粧板におけるクリア層形成前の化粧板との色味の差異が生じにくいことから、上記化粧板と、該化粧板におけるクリア層形成前の化粧板との化粧板セットとして、同一の施工箇所に設置することで、全体として均質で統一感のある良好な意匠性を有しつつ、それぞれの設置箇所に要請される表面硬度や不燃性能等の機能を発揮させることができる。
また、化粧板セットを構成する複数の種類の化粧板を使用して、建築構造、建築構造の付設物、又は建築構造の内外に設置される物品の表面を被覆する施工方法によれば、当該施工方法により表面がこれら化粧板等によって被覆された建築構造の内外に設置される物品は、同一の施工箇所に設置することで、全体として均質で統一感のある良好な意匠性を有しつつ、それぞれの設置箇所に要請される表面硬度や不燃性能等の機能を発揮させることができる。建築構造、または建築構造の付設物における表面が、上記化粧板によって被覆された建築物においても、同様の効果が生じる。
具体的には、このような化粧板を用いて表面を被覆する施工方法は、家屋、建築物等の内装面や外装面である外壁、内壁、床、天井等の建築構造の被覆の他、庇やドア等の建築構造の付設物、あるいはキッチン設備等の台所施設や収納棚等の建築構造の内外に設置される家具、設備等の物品の表面に対して適用することで、上記好適な効果を生じることが可能となる。
(実施例1)
[クリア層無し化粧板の作製]
まず、厚さ6mmの珪酸カルシウム板(三菱マテリアル建材社製ヒシタイカ#70)の片面に対して、珪酸カルシウム板の表層強化及びアルカリ成分の溶出を防止するための固形分比50%MDI(日本ポリウレタン製コロネートMR−100)をロールコーターで乾燥時の塗布量が77g/mとなるように塗工し、ベースコート層の一つであってシーラー処理を行うシーラー層を形成し、十分に乾燥させた。次に、その上から目止め処理層として固形分比100%のエポキシアクリレート系紫外線硬化型塗料(DIC製UV目止めAC−12)をロールコーターで乾燥時の塗布量110g/mとなるように塗工し、上記シーラー層と併せてベースコート層を形成した。次に、その上からサンディング加工を行い、表面が平滑な下地処理済み珪酸カルシウム板を得た。
次に、その上から着色塗料として、二液タイプの濃色系アクリルウレタン系エナメル塗料(DIC製UCカラーS DF D−085NT(酸化チタン含有チャコールグレー色))をフローコーターで乾燥時の塗布量で40g/m塗工して、クリア層無し化粧板(a)(チャコールグレー色塗装板)を得た。得られたクリア層無し化粧板表面の60度光沢度は6.0、a、b、Lの値はそれぞれ1.65、2.51、35.18であった。なおこれら光学的特性の測定は、クリア層付き化粧板の特性測定に用いた方法と同様にして行ったものである。
[化粧板(クリア層付き)の作製]
次に、クリア層用塗料として不揮発分55%、水酸基価95のアクリルポリオール(DIC社製アクリディックTU690)72.7質量部と、コールターカウンター法(AP50μm)による平均粒子径が1.9μmのゲル法シリカ(東ソーシリカ製NIPGEL AZ260)2.2質量部と、メチルイソブチルケトン25.1質量部、さらに硬化剤(住化バイエルウレタン社製スミジュールN−3300 HDI系イソシアネート)10質量部を各々配合しクリア層用塗料(A)を作製した。得られたクリア層用塗料(A)を、上記クリア層無し化粧板(a)表面に、ナチュラルロールコーターで乾燥塗布膜厚6μmとなるように塗工して化粧板(1)を得た。
(実施例2)
クリア層用途料として、不揮発分55%、水酸基価95のアクリルポリオール(DIC社製アクリディックTU690)72.7質量部と、コールターカウンター法(AP50μm)による平均粒子径が1.9μmのゲル法シリカ(東ソーシリカ製NIPGEL AZ260)3.8質量部と、メチルイソブチルケトン23.5質量部、さらに硬化剤(住化バイエルウレタン社製スミジュールN−3300 HDI系イソシアネート)10質量部を各々配合しクリア層用塗料(B)を作製した。得られたクリア層用塗料(B)を、実施例1と同様の方法で作製したクリア層無し化粧板(a)表面に、ナチュラルロールコーターで乾燥塗布膜厚6μmとなるように塗工して化粧板(2)を得た。
(実施例3)
実施例1においてクリア層用塗料に使用した平均粒子径が1.9μmのゲル法シリカを、コールターカウンター法(AP50μm)による平均粒子径3.0μmのゲル法シリカ(東ソーシリカ製NIPGEL AY460)に変更した以外は、実施例1と同様にして、クリア層用塗料(C)を作製した。得られたクリア層用塗料(C)を、実施例1と同様の方法で作製したクリア層無し化粧板(a)表面に、ナチュラルロールコーターで乾燥塗布膜厚6μmとなるように塗工して化粧板(3)を得た。
(実施例4)
実施例2においてクリア層用塗料に使用した平均粒子径が1.9μmのゲル法シリカを、コールターカウンター法(AP50μm)による平均粒子径3.0μmのゲル法シリカ(東ソーシリカ製NIPGEL AY460)に変更した以外は、実施例2と同様にして、クリア層用塗料(D)を作製した。得られたクリア層用塗料(C)を、実施例1と同様の方法で作製したクリア層無し化粧板(a)表面に、ナチュラルロールコーターで乾燥塗布膜厚6μmとなるように塗工して化粧板(4)を得た。
(実施例5)
実施例1においてクリア層用塗料に使用した平均粒子径が1.9μmのゲル法シリカを、コールターカウンター法(AP50μm)による平均粒子径4.0μmのゲル法シリカ(東ソーシリカ製NIPGEL AZ600)に変更した以外は、実施例1と同様にして、クリア層用塗料(F)を作製した。得られたクリア層用塗料(F)を、実施例1と同様の方法で作製したクリア層無し化粧板(a)表面に、ナチュラルロールコーターで乾燥塗布膜厚6μmとなるように塗工して化粧板(5)を得た。
(比較例1)
実施例1においてクリア層用塗料に使用した平均粒子径が1.9μmのゲル法シリカを、コールターカウンター法(AP50μm)による平均粒子径3.0μmの沈降法シリカ(東ソーシリカ製NIPSIL E170)に変更した以外は、実施例1と同様にして、クリア層用塗料(E)を作製した。得られたクリア層用塗料(E)を、実施例1と同様の方法で作製したクリア層無し化粧板(a)表面に、ナチュラルロールコーターで乾燥塗布膜厚6μmとなるように塗工して化粧板(H1)を得た。
<参考例1>
実施例1にて得られたクリア層無し化粧板(a)を参考例1とした。
上記実施例及び比較例のクリア層、化粧板、クリア層無し化粧板につき、下記評価を行った。
<光沢度の測定>
上記実施例及び比較例にて得られた化粧板、クリア層無し化粧板(a)の60°光沢度をグロスメーター(堀場製作所製IG−330)により測定した。
<ヘイズ値の測定>
上記実施例及び比較例にて使用したクリア層用塗料を、各実施例及び比較例にてクリア層無し化粧板(a)に塗布した方法と同様の方法で透明PETフィルムに塗工し、そのヘイズ値をクリア層側からヘイズメーター(村上色彩技術研究所製HR−100)で測定した。
<色差の測定>
上記実施例及び比較例にて得られた化粧板と、クリア層無し化粧板(a)との色差ΔEを色差計(JUKI製JP7200C:C光源2度視野を使用)で測定した。ここで色差ΔEは下記のハンターの色差式で得られるものを用いた。
ΔE={(ΔL)+(Δa)+(Δb)1/2
ここでΔLとΔa,Δbは、比較する二つの表面色の明度指数Lと色座標a,bの差である。
<クリア層形成前後の外観の比較>
上記実施例及び比較例にて得られた化粧板を、クリア層無し化粧板(a)と並置し以下の基準で外観を比較、評価した。結果を表2に示す。
◎ 目視により外観の差異がほとんど見られない
○ 目視により外観の差異がわずかに認識できる。
× 目視により外観の差異が容易に認識できる。
<化粧板表面の研磨性>
上記実施例及び比較例にて得られた化粧板表面に10円硬貨の円周部分を接触させ、角度45度を維持しながら50gの加重をかけつつ10円硬貨の面と平行方向に5cmの距離の移動をさせた。このとき化粧板の表面に形成された10円硬貨の削れ痕(金属汚れ)の状況を以下の評価基準をもとに評価した。
○ 化粧板上に10円硬貨の削れ痕による金属汚れが発生しない。
△ 10円硬貨の削れ痕による金属汚れがわずかに発生する。
× 10円硬貨の削れ痕が明確に発生する。
Figure 0006349671
表1から明らかなように、実施例の化粧板は比較例の化粧板に比して、クリア層形成前後の光沢度の増減と色差が少なく、クリア層の有無による外観上の差異がほとんど見られないものであった。一方、比較例1の化粧板は光沢度は参考例1と同程度ではあるもののヘイズ値が高く、白っぽい外観であった。実施例の化粧板は、極めて差異の出やすい化粧層の色相が濃色のチャコールの場合において、同じクリア層の構成でクリア層形成前後の外観上の差異を小さく抑えることができており、このように設計されたクリア層を用いることにより、任意の色相の化粧層に対して対応可能とすることができる。
本発明の化粧板は高い意匠性を有する化粧板として、各種施工場所に適用できる。また、クリア層の無い化粧板との組み合わせて使用する際にも、施工場所全体として均質で統一感のある良好な意匠性適用することができる。その際、設置箇所に応じた各種追加機能を色相や光沢等の外観上の差異を発生することなく化粧板に付与して、多くのバリエーションを作製することが可能であり、それら複数の化粧板を併用して、各置箇所に対して最適化して使用することにより、不燃性能や高意匠性といった基本性能を維持しつつ、新たな追加機能を付加することが可能であり、例えば建築物の内装面や外装面等の建築構造や建築構造の付設物の被覆、建築構造の内外に設置される各種物品の被覆に、追加機能の付加の可能な化粧板として使用することができる。
1 クリア層
2 化粧層
3 基材
4 ベースコート層
5 シーラー層
6 目止め処理層

Claims (14)

  1. 基材上に着色材を含有する化粧層を有し、前記化粧層上にクリア層を有する化粧板であって、
    前記クリア層が、コールターカウンター法(AP50μm)により測定される平均粒子径が5μm以下の湿式ゲル法シリカ粒子を含有し、
    前記クリア層の膜厚が0.2〜8μmであることを特徴とする化粧板。
  2. 前記クリア層のヘイズ値が60%以下である請求項1に記載の化粧板。
  3. 前記クリア層中の湿式ゲル法シリカ粒子の含有量が、2〜10質量%である請求項1又は2に記載の化粧板。
  4. 前記クリア層が、光沢度6.0の濃色化粧板表面に膜厚6μmで積層した際の光沢度が3〜12のクリア層である請求項1〜3のいずれかに記載の化粧板。
  5. 前記クリア層が、アクリルポリオール樹脂と湿式ゲル法シリカ粒子とを含有するクリア層用塗料から形成される層である請求項1〜4のいずれかに記載の化粧板。
  6. 前記化粧層表面の光沢度が30以下である請求項1〜5のいずれかに記載の化粧板。
  7. 前記基材の表面にベースコート層を有する請求項1〜6のいずれかに記載の化粧板。
  8. 前記基材が無機系基材である請求項1〜7のいずれかに記載の化粧板。
  9. 前記クリア層中の有機成分量が40g/m以下である請求項1〜8のいずれかに記載の化粧板。
  10. 有機成分量の総量が250g/m以下である請求項1〜9のいずれかに記載の化粧板。
  11. 請求項1〜10に記載のいずれか1項に記載の化粧板と、該化粧板における前記クリア層形成前の化粧板とを含有する化粧板セット。
  12. 請求項11に記載の化粧板セットを構成する複数の種類の化粧板を使用して、建築構造、建築構造の付設物、又は建築構造の内外に設置される物品の表面を被覆することを特徴とする化粧板の施工方法。
  13. 請求項12に記載の施工方法を用いて、建築構造、または建築構造の付設物における表面が、化粧板によって被覆されたことを特徴とする建築物。
  14. 建築構造の内外に設置される物品であって、請求項12に記載の施工方法を用いて、その表面を化粧板によって被覆されたことを特徴とする物品。
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