JP7316803B2 - 化粧板 - Google Patents

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Description

本発明は、抗ウイルス剤を含有する化粧板に関し、より詳細には、無機系基材上に化粧層を有し、当該化粧層上に抗ウイルス剤を含有するクリア層が設けられた化粧板に関する。
近年、高齢者施設や病院内での施設内感染予防の観点から、化粧板への抗ウイルス性付与が検討されている。このような抗ウイルス性を有する化粧板としては、例えば、メラミン系樹脂を表層に有する基板に金属粒子含有層を転写したメラミン系化粧板などが開示されている(特許文献1参照)。
特開2017-88586号
しかし、メラミン系の化粧板は、一枚ごとのプレス加工が必要であり、生産効率が悪く、コストが高い問題があった。また、安価な化粧板構成として無機系基材に着色塗膜からなる化粧層を設けた化粧板構成があげられるが、当該化粧層中に抗ウイルス剤を含有する化粧板構成では、光照射時に変色を生じる場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、好適な抗ウイルス性を有しながらも、低コストで好適な外観を有する化粧板を提供することにあり、特に耐光試験での変色が生じにくく、光照射に対しても良好な外観を保持できる化粧板を提供することにある。
さらに、本発明が解決しようとする課題は、上記課題と共に、耐擦傷性にも優れた化粧板を提供することにある。
本発明は、無機系基材上に着色剤を含有する化粧層とクリア層とを有する化粧板であって、前記クリア層が化粧板の表層であり、前記クリア層が抗ウイルス剤を含有し、前記クリア層中の抗ウイルス剤の含有量が10~30質量%であり、前記クリア層の乾燥塗布量が0.2~25g/mである化粧板により、上記課題を解決するものである。
本発明の化粧板は、安価な無機系基材上に、着色剤を含有する化粧層を有し、該化粧層側の表層にクリア層を有する構成であるため、メラミン化粧板に比してコストが低い。そして、当該クリア層が抗ウイルス剤をクリア層中に10~30質量%の含有量で含有し、当該クリア層の乾燥塗膜での塗布量を0.2~25g/mとすることで、化粧層の意匠性を大きく阻害することなく良好な意匠性を実現できると共に、光照射による変色が生じにくく良好な外観を保持できる。
本発明の化粧板は、無機系基材上に着色剤を含有する化粧層とクリア層とを有し、前記クリア層が化粧板の表層を構成する。そして、前記クリア層が抗ウイルス剤を、クリア層中10~30質量%で含有し、クリア層の乾燥塗布量が0.2~25g/mである。
[無機系基材]
本発明に使用する無機系基材は、化粧板に使用される各種無機系基材を使用できる。当該無機系基材としては、窯業系無機質基材のほか、骨材としての無機物や無機系繊維を有機系結合材により固めたものも使用することもできるが、無機物の総量が無機系基材の50質量%以上であることが好ましい。当該無機物としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウム等の結晶水を有する無機物を使用することが好ましい。不燃性向上のためには不燃性基材を使用することが好ましく、なかでも、耐熱性や不燃性を確保しやすく、また低コストで入手しやすいことから、窯業系無機質基材が好ましく、繊維強化ケイ酸カルシウム成形体、繊維強化セメント成形体、繊維強化セラミックス成形体、軽量気泡コンクリート(ALC)、ガラス、タイル、石材又はこれらの複合材等が挙げられる。これらのうち、特にケイ酸カルシウム成形体、繊維強化ケイ酸カルシウム成形体や繊維強化セメント成形体が好ましい。
[化粧層]
本発明に使用する化粧層は、着色剤を含有する層であり、化粧層塗料の塗布、または転写用基材上に形成された化粧層の転写によって形成され、基材の色調を隠蔽して、化粧板に対して任意の意匠性の高い色調の付与を行う層である。本発明においては、低い光沢で意匠性を確保しやすいことから、化粧層の光沢は基板上に積層された状態で光沢度30以下であることが好ましい。当該光沢度は、基板と化粧層間にベースコート層等の任意の層を有する場合には、当該層上に積層された状態の光沢度である。化粧層の光沢は、化粧層下層の表面形状、積層される化粧層の膜厚、化粧層中の樹脂量もしくは添加剤含有量等で調整することができる。光沢度は25以下であることが良好なつや消し状の質感が得られる点で好ましく、20以下であることがさらに好ましい。このような調整手法による化粧層表面の光沢の抑制、艶消し効果の向上は、いずれも樹脂の使用量を低下させる方向であり、不燃性能の向上のために好ましい。特に無機微粒子を艶消し剤として添加することにより化粧層の光沢を調整するときは、化粧層中の樹脂成分をより一層削減することができる。
化粧層を形成するための化粧層用塗料は樹脂、着色剤を含有し、さらに必要に応じて前記艶消し剤、及びその他付加機能を付与するための添加剤を含有することができる。化粧層は、化粧層用塗料をロールコーター法、スプレー法、フローコーター法等の塗布手段による直接塗布、あるいは転写用基体上に塗布して転写することにより形成できる。良好な不燃性能の実現のためには化粧層の塗布量は乾燥塗膜で70g/m以下が好ましく、20~70g/mがより好ましく、30~60g/mがさらに好ましい。
化粧層に使用する樹脂としては、例えば塩化ビニル酢酸-ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、硝化綿、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、セルロース誘導体、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ブチラール樹脂、等の樹脂の一種または二種以上の混合物が用いられる。尚、これらは硬化剤を用いていわゆる2液型とすることもできる。そのなかでも特にベースコート層表面に直接塗布されて形成される化粧層形成用の塗料として使用される樹脂としては、二液ウレタン系樹脂が好ましく、例えばポリエステル、アクリル、アクリルアルキッド等のポリオールとイソシアネートを二液混合したもの等が例示できる。
化粧層に使用する着色剤としては有機顔料及び無機顔料から選ばれた着色剤及び体質顔料を含むものである。着色剤を構成する無機顔料としては、たとえば、チタン白、カーボンブラック、黄鉛、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、弁柄、群青、及びアルミホワイト等を使用することができる。有機顔料としては、キナクリドン、レーキレッド、ベンジシンイエロー、イソインドリノン、フタロシアニンブルー、シンクレアレッド等を使用することができ、所望の色調に応じて上記以外にも任意の有機及び無機顔料が適宜使用できる。また、浸透促進剤として用いる体質顔料としては、無機質のものが好ましく、炭酸カルシウム、クレー、タルク、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、シリカ、アルミナ等の粒子等を用いることができる。
これら顔料は、膜厚が薄く樹脂使用量の少ない化粧層であっても良好に下地の色相を隠蔽するものが好ましく、特に酸化チタンは隠蔽力が高く、またつや消し剤としても化粧層中に配合されることが多い。酸化チタンを配合すると化粧層の色調が全体として白っぽい方向に移行する。このため後述するようにクリア層のヘイズや光沢の影響を受けにくくなるが、色相がパステル調のものとなる傾向がある。さらに酸化チタンの配合によって、化粧層中の樹脂の含有量をより低減させることができる。
化粧層中に酸化チタンを使用する際には、その含有量を化粧層中の5~55質量%とすることが好ましく、15~45質量%とすることがより好ましい。当該範囲とすることで好適な隠蔽性と共に、クリア層を設けた際の好適な耐擦傷性を実現しやすくなる。
艶消し剤としては、ケイ素酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化物等の微粒子酸化物を挙げることができ、分散性を高める目的で、それらの表面にシリカ処理、アルミナ処理、カップリング処理等を施したものを使用することができる。
また、化粧層には、化粧層表面にエンボスを施し表面の質感を向上させる目的で、アクリルビーズやポリプロピレンビーズ等の有機系ビーズ、セラミックビーズやガラスビーズ等の無機系ビーズを含有させることも好ましい。
なお、化粧層中には後述の抗ウイルス剤を実質的に含有しないことが好ましい。化粧層中に抗ウイルス剤を含有する場合でも化粧層中の1質量%以下とすることが好ましく、0.5質量%以下とすることがより好ましい。
[クリア層]
本発明に使用するクリア層は、化粧層上に積層されていて化粧板の最表面層を形成し、化粧層の意匠を視認可能な透明性を有する層である。当該クリア層は抗ウイルス剤を含有し、クリア層に含まれる抗ウイルス剤の含有量が10質量%以上、好ましくは12質量%以上、より好ましくは15質量%以上である。抗ウイルス剤の含有量の上限は抗ウイルス効果が発現できる範囲であれば特に制限されないが、コストや層形成等の観点から好ましくは30質量%以下、より好ましくは25質量%以下である。抗ウイルス剤の含有量を当該範囲とすることで、化粧層の意匠性を好適に視認でき、また、光照射時に変色を生じにくく、好適な外観を確保できる。
本発明に使用するクリア層は、乾燥塗膜の塗布量が0.2~25g/mであり、好ましくは0.2~20g/m、より好ましくは0.3~10g/mである。クリア層の乾燥塗布量を当該範囲とすることで、化粧層の意匠性を好適に視認でき、また、光照射に対しても好適な外観を維持できる。
クリア層に含有する抗ウイルス剤としては、無機系の抗ウイルス剤を使用しても、有機系の抗ウイルス剤を使用してもよいが、取り扱いが容易で不燃性を確保しやすいことから、無機系の抗ウイルス剤を使用することが好ましい。無機系抗ウイルス剤としては、金属イオン担持体や金属酸化物等を好ましく使用できる。金属イオン担持体の金属イオンとしては、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオン等を使用できる。これら金属イオンを担持させる担持体としては、ゼオライト、シリカゲル、粘土鉱物、リン酸ジルコニウム、リン酸カルシウム、ガラス、金属等のイオン交換体を例示できる。また、金属酸化物としては、酸化チタン、酸化スズ、酸化タングステン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化ジルコニウム等を例示できる。
抗ウイルス剤としては、好適な分散性を確保しやすいことから紛体等の粒子状の抗ウイルス剤を好ましく使用できる。粒子状の抗ウイルス剤の平均粒子径は、抗ウイルス性を発現しやすく、また塗膜からの脱落が生じにくいことから、1~30μmであることが好ましく、1.5~20μmであることがより好ましく、2~15μmであることがさらに好ましい。なお、抗ウイルス剤の平均粒子径は、レーザー回折法により測定される平均粒子径である。
また、本発明に使用する抗ウイルス剤の平均粒子径(μm)の数値をD、クリア層の乾燥塗布量(g/m)の数値をXとした際のX/Dで表される比率が0.03~1であることが好ましく、0.03~0.6であることがより好ましく、0.05~0.4であることがさらに好ましく、0.08~0.2であることが特に好ましい。上記比率を当該範囲とすることで、粒子の脱落が生じにくく、かつ好適な抗ウイルス性を発現しやすくなる。
化粧層上に形成される本願発明のクリア層は、化粧層上に積層されていて化粧板の最表面層を形成し、基本的に透明で、クリア層形成後であっても化粧板に光沢の低い、好ましくは艶消し状の外観を保持させるものである。化粧層上へ積層されるクリア層については該クリア層の形成前後において、化粧板表面の外観変化が小さいものであるほど好ましい。クリア層形成前後で化粧板表面の外観をできるだけ変化しないように保つために、クリア層は透明もしくは半透明であり、そのヘイズ値は60%以下であることが好ましく、50%以下であることがより好ましい。ヘイズ値が60%を超えるとクリア層を透過するときのクリア層中の光散乱がより強くなるため、色相が白味を有する方向に変化しやすく、特に化粧層が濃色系である場合は外観が白っぽくなる傾向がある。またクリア層からの正反射の割合が減少するため化粧板表面の光沢度が、クリア層形成前より低下しやすい。
また、クリア層を光沢度6の白色基板上に形成したときの光沢度が3~30であることが好ましく、3~25であることがより好ましい。クリア層の光沢度を当該範囲とすることで、全ての色相の化粧層において、クリア層形成後の化粧板を、クリア層形成前の化粧層を最表面とした化粧板に対して、その外観における差違を小さくできる。
本願発明のクリア層は樹脂を含有する。クリア層の構成成分として使用可能な樹脂としては透明で化粧層との接着性が良好な各種樹脂をあげることができ、例えばアクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂など用いられ、これらは硬化剤を用いていわゆる2液型とすることもできる。また、紫外線硬化性樹脂等を使用することもできる。特に好ましい樹脂としては、透明性、表面硬度、化粧層への接着性等の点において、アクリル、ポリエステル、アクリルアルキッド等のポリオールとイソシアネートを2液混合したもの等が挙げられる。
本願発明で使用するクリア層のヘイズ値や光沢度は、クリア層の表面に光散乱のための凹凸を形成し、その凹凸形状や凹凸頻度を調整することで行うことができる。凹凸形状の調整には平滑なクリア層表面を形成後に、該表面に対して粗面を押しつけて腑形処理をして形成することもできる。しかし、クリア層中に光散乱性物質である微粒子を添加し、上記凹凸の形状や頻度を、添加する微粒子の大きさ、形状、配合量等を調整することで行う方が光散乱の程度を調整し易く、さらにクリア層表面の凹凸からの散乱ばかりでなく、クリア層中の微粒子表面からの光散乱も寄与するため、少ない添加量でより効率的な散乱効果が得られる傾向にあり好ましい。
クリア層に添加する微粒子としては樹脂粒子等の有機微粒子を使用することもできるが、クリア層中の樹脂との屈折率差が大きく、クリア層の膜厚が薄く、またクリア層中の含有量が少なかったとしても、これら少量の含有量で効果的な散乱を発生させることが可能な無機微粒子を使用でき、本発明においては、当該無機微粒子として、特に透明性が高く分散の容易なシリカ粒子を使用する。なかでも、少量の添加で表面凹凸を容易に形成することのできる不定形シリカ粒子がさらに好ましい。
シリカ粒子の粒径はコールターカウンター法(AP50μm)により測定される平均粒子径で1~12μmであることが好ましく、3~8μmがより好ましい。さらにクリア層中のシリカ粒子含有量は8質量%以下であり、5質量%以下がより好ましい。本発明においては、当該シリカ粒子を当該含有量で使用することで、クリア層の有無による化粧板の外観の変化を抑制できる。
また、化粧板として不燃性能を向上させたい場合には、クリア層中の有機成分量を40g/m以下とすることが好ましく、25g/m以下とすることがより好ましく、15g/m以下とすることがさらに好ましい。
本発明の化粧板は、クリア層を施す前後での色差がΔ=3以下であることが好ましく、2以下とすることがより好ましい。色調により差異はあるものの色差を当該範囲とすることで、クリア層を有する化粧板とクリア層の無い化粧板を並べても、両者共に低い艶を保持しつつ、両化粧板間での色調的な違和感が生じにくくなる。
クリア層の塗布は樹脂、必要に応じて他の微粒子を含有するクリア層用塗料を、化粧層用塗料の塗布と同様にして、公知の塗布方法を用いて塗布することで形成できる。
クリア層には上記の他、その配合と添加剤の種類を調整することにより種々の特性を付与することが可能であり、例えば抗菌性、耐擦傷性・耐汚染性などの各種機能を適宜付加することができる。
[ベースコート層]
本発明の化粧板においては、無機系基材からのアルカリ成分溶出の防止、化粧層の無機系基材への浸透防止、化粧層の密着性向上、無機質系基材の色調の隠蔽、さらには化粧層塗布前の下地の平滑化、化粧板の耐水性向上等を目的に、基材と化粧層との間にベースコート層を設けることも好ましい。
ベースコート層を有する具体的な構成例としては、図2に示したように、基材1上にベースコート層4を設け、当該ベースコート層4上に化粧層2と、クリア層3を有する構成が好ましく例示できる。
ベースコート層に使用される樹脂としてはイソシアネート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂等が使用される。また、これらは紫外線硬化型でも熱硬化型でもよい。
これら機能は一つのベースコート層に全てを割り当てて発現させてもよいが、ベースコート層の果たす機能を分担する複数の層を積層して使用し、それらの間で果たすべき機能を割り当てて発現させたほうが、使用できる原材料の種類も、またそれらを用いた設計の幅も格段と多くなる。
当該構成の例としては、例えば、図3に示したように、ベースコート層4として、シーラー層5と目止め処理層6とからなるベースコート層を使用する構成を好ましく例示できる。当該構成においては、シーラー層により、無機系基材からのアルカリ成分溶出の防止、目止め処理層の無機系基材への浸透防止を図り、シーラー層上に形成される目止め処理層により、無機質系基材の色調の隠蔽、化粧層塗布前の下地の平滑化を図る態様が例示できる。当該態様においては、シーラー層としてイソシアネート樹脂を、シーラー層上に形成される目止め処理層としてエポキシアクリルアクリレート樹脂を使用すると、各々の機能を効果的に発現させやすくなるため好ましい。
シーラー層は、樹脂及び必要に応じて溶剤等を含有するシーラー層用塗料から形成される。シーラー層用塗料の塗布においては、その目的に応じて塗布量を調整することができるが、無機系基材からのアルカリ成分溶出の防止、化粧層の無機系基材への浸透防止等をはかる場合、シーラー層の塗布量は乾燥塗膜で5~100g/mが好ましい。
目止め処理層は、樹脂及び必要に応じて体質顔料等の添加剤を含有する目止め処理層用塗料から形成される。使用する顔料としては、炭酸カルシウム、タルク等の顔料を好ましく使用できる。目止め処理層用塗料においては使用する樹脂の使用量を増加するとより表面平滑性を高めることができ、その上に形成する化粧層の平滑性や光沢を高めることが可能である。しかし本発明の化粧板においては、無機質系基材の高い不燃性能を最大限発揮させることを重視し、樹脂の使用はむしろ必要最低限に留めつつ化粧板の意匠性や諸機能を発揮させることが好ましく、上記目止め処理層の塗布量は乾燥塗膜で30~200g/m、有機固形分配合比は30~60質量%が好ましく、40~50質量%がさらに好ましい。
[化粧板]
本発明の化粧板は、上記のとおり、無機系基材上に着色剤を含有する化粧層とクリア層とを有し、クリア層が抗ウイルス剤を10~30質量%で含有し、その乾燥塗布量が0.2~25g/mである。本発明の化粧板は、当該構成により、良好な意匠性を有し、光照射による変色が生じにくく良好な外観を有する化粧板を低コストで実現できる。
また、クリア層の配合や種々の添加剤の添加を行うことにより、種々の追加機能をクリア層に付加することができる。クリア層形成前の化粧板と光沢度と色差が近似し、外観は、クリア層形成前の化粧板と識別し難いほど差の小さいものとした化粧板は、クリア層を有さない化粧板と、外観上の差異を生じさせることなく、違和感なく併用することができる。クリア層を有さない化粧板は該クリア層に付随する追加機能は有さないが、クリア層が形成されていない分、より優れた不燃性能を有する。このため、クリア層を有する追加機能の付加された化粧板と設置箇所に応じて使い分けることにより、全体として均質で統一感のある良好な意匠性と優れた不燃性能を維持しつつ、それぞれの設置箇所に要請される種々の追加機能を発揮させることが可能となる。
例えばクリア層に表面硬度の向上機能付加する場合、必ずしも家屋等の建築物の内装面全てに該機能の付加の必要の無い場合がある。例えば居住者の手の届かない壁面の高所や天井などには優れた表面硬度が必要とされず、むしろ不燃性能を高めておくことが好ましい。このような場合においては表面硬度を高めた組成のクリア層を有する化粧板と、該クリア層を有さずその分不燃性能のより優れた化粧板を設置箇所に応じて使用することが、内装面全体の意匠性、不燃性能向上のためには好ましい。
さらに、例えば化粧層中において、下地の隠蔽機能が高い酸化チタンを添加した場合、化粧層における酸化チタンの研磨性を抑制するためにクリア層を使用することもできる。化粧層上にクリア層を形成することで酸化チタン表面を被覆する被膜を形成し、かつクリア層形成後の化粧板の表面の外観が、クリア層形成前の化粧層の表面との間で、識別不可能なほど小さい差異しか生じない場合。クリア層を形成することにより化粧層の研磨性を抑制した化粧板を建築物の内装面の例えば壁面の低い位置に使用し、居住者の手の届かないような壁面の高所や天井には、むしろ不燃化性能を重視したクリア層を有さない化粧板を使用することによって、内装面全体の高い意匠性と優れた不燃性能を維持しつつ、酸化チタンを化粧層に使用した化粧板の有する研磨性を適正に抑え、接触金属等の削れによる金属汚れを防止することができる。本発明は、このような酸化チタンを化粧層に使用した構成において、特に好適に意匠性や耐光性を実現できる。
本発明の化粧板は、さらに好適な不燃性能を付与するために、有機成分量の総量を250g/m以下とすることが好ましく、200g/m以下とすることがより好ましく、180g/m以下とすることがさらに好ましい。当該範囲とすることで、クリア層を有さない化粧板との組み合わせにおいて、設置箇所全般にわたって特に好適な不燃性能を実現できる。本発明の化粧板は、このような不燃性能を付与した場合にも、低い光沢度と透明性とを実現でき、化粧層の良好な色味を有しつつ、好適な艶消し性を実現できる。
本発明の化粧板は、表面の意匠性が良好となることから、クリア層側表面の60°光沢度が30以下であることが好ましく、20以下であることがより好ましく、5~15であることがさらに好ましい。
本発明の化粧板は、後述の耐光性試験前後の色差ΔEが2以下であることが好ましく、1.5以下であることがさらに好ましい。耐光性試験前後の色差が当該範囲であると、光照射後も好適な意匠性が保持される。
本発明の化粧板は、家屋、建築物等の内装面や外装面である外壁、内壁、床、天井等の建築構造の被覆の他、庇やドア等の建築構造の付設物、あるいはキッチン設備等の台所施設や収納棚等の建築構造の内外に設置される家具、設備等の物品の表面に対して適用することで、上記好適な効果を生じることが可能となる。
<実施例1>
[クリア層形成前の化粧板(白色塗装板)の作製]
厚さ6mmのケイ酸カルシウム板(アイカテック建材社製ヒシタイカ#70)の片面に、シーラー層用塗料(東ソー社製 MR-100)をロールコーターで乾燥時の塗布量が40g/mとなるよう塗工、乾燥してシーラー層を形成した。当該シーラー層上に、エポキシアクリレート系紫外線硬化型塗料(DIC製AC-12)をロールコーターで乾燥時の塗布量が100g/mとなるように塗工し、上記シーラー層と併せてベースコート層を形成した。当該ベースコート層表面にサンディング加工を行い、表面が平滑な下地処理済みケイ酸カルシウム板を得た。得られた下地処理済みケイ酸カルシウム板のベースコート層表面に、化粧層用塗料として、二液タイプの白色系アクリルウレタン系エナメル塗料(DIC製UCカラーFK 白(酸化チタン含有))をフローコーターで乾燥時の塗布量が40g/mとなるように塗工して、クリア層形成前の化粧板(白色塗装板)を得た。なお、化粧層中の酸化チタンの含有率は40質量%であった。
[クリア層用塗料の作製]
クリア層用塗料として二液タイプの白色系アクリルウレタン系クリア塗料(DIC製UCクリヤーDFクリーン01(酸化チタン非含有))に、抗ウイルス剤(銀イオン系担持ガラスタイプ 平均粒径3μm)を固形分比での含有率が16質量%になるように配合し、クリア層用塗料を作製した。
[クリア層付き化粧板の特性]
上記クリア層形成前の化粧板の化粧層上に、クリア層用塗料をナチュラルロールコーターで乾燥塗布量0.5g/mとなるように塗工して、クリア層付きの白色化粧板を得た。得られた化粧板の60度光沢値は9、耐光性試験のΔEは0.3であった。
<実施例2>
クリア層形成前の化粧板の化粧層上に塗工するクリア層用塗料の乾燥塗布量を1.0g/mとした以外は実施例1と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は9、耐光性試験のΔEは0.7であった。
<実施例3>
クリア層形成前の化粧板の化粧層上に塗工するクリア層用塗料の乾燥塗布量を1.5g/mとした以外は実施例1と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は9、耐光性試験のΔEは0.9であった。
<実施例4>
クリア層用塗料中の抗ウイルス剤の含有率を21質量%とした以外は実施例1と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は8、耐光性試験のΔEは0.5であった。
<実施例5>
クリア層形成前の化粧板の化粧層上に塗工するクリア層用塗料の乾燥塗布量を1.0g/mとした以外は実施例4と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は7、耐光性試験のΔEは0.7であった。
<実施例6>
クリア層用塗料に使用する抗ウイルス剤を平均粒径10μmの抗ウイルス剤(銀イオン系担持ガラスタイプ 平均粒径10μm)とした以外は実施例1と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は12、耐光性試験のΔEは0.3であった。
<実施例7>
クリア層形成前の化粧板の化粧層上に塗工するクリア層用塗料の乾燥塗布量を1.0g/mとした以外は実施例6と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は12、耐光性試験のΔEは0.3であった。
<実施例8>
クリア層形成前の化粧板の化粧層上に塗工するクリア層用塗料の乾燥塗布量を1.5g/mとした以外は実施例1と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は11、耐光性試験のΔEは0.4であった。
<比較例1>
実施例1と同様の方法で作成したクリア層形成前の化粧板(白色塗装板)を比較例1の化粧板とした。得られた化粧板の光沢度は6、耐光性試験のΔEは0.5であった。
<比較例2>
二液タイプの白色系アクリルウレタン系エナメル塗料(DIC製UCカラーFK 白(酸化チタン含有))中に、抗ウイルス剤の含有率が3質量%となるように実施例1にて使用した抗ウイルス剤(銀イオン系担持ガラスタイプ 平均粒径3μm)を配合して化粧層用塗料を作成した。当該化粧用塗料を、実施例1と同様の方法で作成した表面が平滑な下地処理済みケイ酸カルシウム板のベースコート層表面に、フローコーターで乾燥時の塗布量が40g/mとなるように塗工して化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は5、耐光性試験のΔEは2.7であった。
<比較例3>
化粧層用塗料中の抗ウイルス剤の含有率を7質量%とした以外は比較例2と同様にして化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は4、耐光性試験のΔEは5.6であった。
<比較例4>
クリア層用塗料中に抗ウイルス剤を配合しない以外は実施例1と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は16、耐光性試験のΔEは0.4であった。
<比較例5>
クリア層用塗料中の抗ウイルス剤の含有率を3質量%とし、クリア層形成前の化粧板の化粧層上に塗工するクリア層用塗料の乾燥塗布量を7.0g/mとした以外は実施例1と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は19、耐光性試験のΔEは1.1であった。
<比較例6>
クリア層形成前の化粧板の化粧層上に塗工するクリア層用塗料の乾燥塗布量を30.0g/mとした以外は比較例5と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は36、耐光性試験のΔEは2.6であった。
<比較例7>
クリア層用塗料中の抗ウイルス剤の含有率を3質量%とした以外は実施例2と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は14、耐光性試験のΔEは0.7であった。
<比較例8>
クリア層用塗料中の抗ウイルス剤の含有率を5質量%とし、クリア層形成前の化粧板の化粧層上に塗工するクリア層用塗料の乾燥塗布量を2.0g/mとした以外は実施例1と同様にして、クリア層付き化粧板を得た。得られた化粧板の光沢度は15、耐光性試験のΔEは1.3であった。
上記実施例及び比較例にて得られた化粧板につき以下の評価を行った。得られた評価結果を下表に示した。
[60度光沢度測定]
実施例及び比較例にて得られた化粧板のクリア層側(化粧層側)表面の60°光沢度をグロスメーター(堀場製作所製IG-330)により測定し、下記基準にて評価した。
◎:光沢度が20以下
○:光沢度が30以下
×:光沢度が30を超える。
[耐光性試験(退色試験)]
実施例及び比較例にて得られた化粧板の耐光性試験を、合板の日本農林規格(平成26年改訂版)で定められた退色試験に準じて実施した。退色試験用水銀ランプ400Wを用いて、化粧板のクリア層側(化粧層側)表面に光を48時間照射し、光照射前後の色差ΔEを色差計(JUKI製JP7200C:D65光源10度視野を使用)で測定した。ここで色差ΔEは下記のハンターの色差式で得られるものを用いた。
ΔE={(ΔL)+(Δa)+(Δb)1/2
ここでΔLとΔa,Δbは、比較する二つの表面色の明度指数Lと色座標a,bの差である。
○:ΔEが2以下
×:ΔEが2を超える
[抗ウイルス試験]
実施例及び比較例にて得られた化粧板の抗ウイルス性を評価した。ウイルスはインフルエンザウイルスとネコカリシウイルスの2種類を用いた。評価手順は、JIS Z2801「抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果」のフィルム密着法に準じ、菌液の代わりに各ウイルス液を用いた。試験体表面へのウイルス接種後の条件は25℃で24時間とし、対照区にはポリエチレンフィルムを用いた。ウイルスの感染価は、JIS L1922「繊維製品の抗ウイルス性試験方法」附属書Bに記載されるプラーク測定法によって求め、以下の計算式を用いて抗ウイルス活性値を算出した。抗ウイルス活性値が2以上であれば、抗ウイルス効果があると評価した。
M=Log(A/B)=Log(A)-Log(B)
M:抗ウイルス活性値
Log(A):対照区の24時間反応後の感染価の対数値
Log(B):試験体の24時間反応後の感染価の対数値
◎:2種類のウイルスに対して抗ウイルス効果がある。
○:いずれか1種類のウイルスに対して抗ウイルス効果がある。
×:2種類いずれのウイルスにも抗ウイルス効果がない。
[耐水試験]
実施例及び比較例にて得られた化粧板の耐水試験を実施した。試験方法は合板の日本農林規格に記載される2類浸漬剥離試験に準じ、75mm角の試験体を70℃の温水に2時間浸漬した後、60℃の乾燥機に3時間放置した。試験後の試験体表面状態を観察した。
○:塗膜に膨れ、割れ、剥がれのいずれも生じていない。
×:塗膜に膨れ、割れ、剥がれのいずれか一つ以上が生じている。
Figure 0007316803000001
Figure 0007316803000002
表1と表2から明らかなように、実施例の化粧板は、比較例に示す抗ウイルス剤を含有する化粧板と比較して、好適な抗ウイルス性を有し、光照射による変色が生じにくく良好な外観を保持できる。比較例2~3で示すように、化粧層用塗料(着色塗料)に抗ウイルス剤を配合すると、耐光試験で黒く変色する問題があるが、実施例のように着色顔料を含まないクリア層用塗料に抗ウイルス剤を配合することで、抗ウイルス剤特有の耐光性試験における黒変を抑え、有機系塗料に特有の黄変も抑制できる。

Claims (9)

  1. 無機系基材上に着色剤を含有する化粧層とクリア層とを有する化粧板であって、
    前記クリア層が化粧板の表層であり、
    前記クリア層が抗ウイルス剤を含有し、
    前記抗ウイルス剤の平均粒子径が1~30μmであり、
    前記クリア層中の前記抗ウイルス剤の含有量が10~30質量%であり、
    前記クリア層の乾燥塗布量が0.2~25g/mであり、前記クリア層の乾燥塗布量(g/m)の数値をX、前記抗ウイルス剤の平均粒子径(μm)の数値をDとした際のX/Dで表される比率が0.03~1であり、
    前記クリア層が体積平均粒子径1~8μmのシリカ粒子を含有し、クリア層中の前記シリカ粒子の含有量が10質量%以下であることを特徴とする化粧板。
  2. 無機系基材上の有機成分量の総量が250g/m以下である請求項1に記載の化粧板。
  3. 前記抗ウイルス剤が、無機系抗ウイルス剤粒子である請求項1又は2に記載の化粧板。
  4. 前記抗ウイルス剤の平均粒子径が2~15μmである請求項1~3のいずれかに記載の化粧板。
  5. 前記無機系基材がケイ酸カルシウム基材である請求項1~のいずれかに記載の化粧板。
  6. 前記クリア層のヘイズ値が50%以下である請求項1~のいずれかに記載の化粧板。
  7. 前記クリア層を形成する塗料がアクリルポリオール及びイソシアネートの2液混合塗料である請求項1~のいずれかに記載の化粧板。
  8. 前記化粧層が酸化チタンを含有する請求項1~のいずれかに記載の化粧板。
  9. 前記クリア層中の前記抗ウイルス剤の含有量が12~30質量%である、請求項1~8のいずれかに記載の化粧板。
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