JP6347840B2 - 技工用重合装置 - Google Patents

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Description

技工用重合装置
本発明は、歯科の分野、特に歯科技工の分野で歯科補綴物の作製の際に用いられる光硬化性材料を硬化させる技工用重合装置、及び技工用重合装置の制御方法に関する。
歯科の分野、特に歯科技工の分野において、歯牙の修復物や入れ歯等の歯科補綴物を製作するに際し、光硬化性の材料(「重合材料」と記載することがある。)を用いて硬化(「重合」と記載することがある。)させる前に形状を造り込み、その後光を照射して硬化することにより形状を確定させる手法が広く行われている。そして当該光硬化性の材料を硬化するために光を照射する装置が重合装置である。
通常、歯科補綴物の製作では仮重合装置及び本重合装置が用いられる。
仮重合装置は材料を積層したときに当該積層した一部について作業中における変形を避けるため部分的な硬化をさせる重合装置である。仮重合装置を用いた仮重合では作製者が作製途中の歯科補綴物を手に持ち、必要な部位へ光を照射する。これにより部分的な重合を短時間で簡易におこなうことができる(例えば特許文献1、2)。
本重合装置は材料を全て積層した後に仕上げとして全体をムラなく重合させる装置である。通常はチャンバー(容器)内に作製した重合前の歯科補綴部を設置し扉(フタ)を閉める等して閉空間を形成してから歯科補綴物の全体に光を照射する。作製する歯科補綴物の大きさや細かさにもよるが数分に亘って光が照射され、確実な重合が行われる。また効率よく重合を行う観点から回転テーブル上に重合前の歯科補綴物が設置され、回転しながら光を照射して重合が行われることもある(例えば特許文献3)。
また、特許文献4には、便宜のため、本重合装置の隣に仮重合装置を着脱可能に配置した重合装置が開示されている。
特開平3−237973号公報 実開平6−61213号公報 特開2013−17616号公報 実開平5−95512号公報
しかしながら、上記のように従来は本重合装置と仮重合装置とが個別に提供されていた。特許文献4に記載の重合装置は両者を含むものであるが、本重合装置と仮重合装置とが隣接して個別に配置されており、個別に提供されることに対して大きく変わるものではなかった。このように2つの技工用重合装置が配置されることによりスペースが取られる等の問題があった。
また、2種類の重合装置ではそれぞれ外形や光の照射範囲、光の強さが異なるため、これらを単純に1つに合わせることもできなかった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、仮重合及び本重合のいずれの重合も1つを装置で行うことができる技工用重合装置を提供することを課題とする。またこのような技工用重合装置の制御方法を提供する。
以下、本発明について説明する。
本発明は、歯科補綴物に用いられる光硬化性材料を硬化させる技工用重合装置であって、光軸の方向が少なくとも2方向である複数の光源と、光源を覆いその内側に重合空間を形成するとともに、重合空間の内外を連通する開口の形成及び該開口の閉鎖を切り替えるフタと、フタによる開口の形成及び該開口の閉鎖を検知するセンサと、センサから信号を受信して、開口の形成及び該開口の閉鎖の姿勢に基づいて複数の光源のうち開口の閉鎖の姿勢では光軸の方向が異なる2方向以上の光源を点灯させ、開口が形成された姿勢では開口の閉鎖の姿勢よりも少ない方向数の光源を点灯させる制御手段と、を備える、技工用重合装置である。
また、本発明は、歯科補綴物に用いられる光硬化性材料を硬化させる技工用重合装置であって、光軸の方向が少なくとも2方向である複数の光源と、光源を覆いその内側に重合空間を形成するとともに、重合空間の内外を連通する開口の形成及び該開口の閉鎖を切り替えるフタと、フタによる開口の形成及び該開口の閉鎖を検知するセンサと、センサから信号を受信して、開口の形成及び該開口の閉鎖の姿勢に基づいて複数の光源のうち開口の閉鎖の姿勢では光軸の方向が異なる2方向以上の光源を点灯させ、開口が形成された姿勢では開口の閉鎖の姿勢よりも少ない方向数の光源を点灯させる制御手段と、フタが閉鎖した姿勢でフタで囲まれる空間の内側に配置され、開口が形成された姿勢で光源の点灯と非点灯とを切り替えるスイッチと、フタで囲まれる空間の外側に配置され、閉鎖の姿勢で光源の点灯と非点灯とを切り替えるスイッチと、を備える、技工用重合装置である。
本発明において光源は、高いエネルギーでの点灯と、低いエネルギーでの点灯とが可能であり、フタで囲まれる空間の外側に配置されたスイッチを押した際に、制御手段は演算により、フタにより開口が形成された姿勢で低いエネルギーで光源を点灯すべき決定をし、フタにより開口が閉鎖された姿勢で高いエネルギーで光源を点灯すべき決定をしてもよい。
本発明によれば、フタによる開口の形成及び開口の閉鎖の姿勢が判断されて光源の点灯が決定されるので、仮重合のための光の照射と本重合のための光の照射を1つの装置内で行うことができる。従って光源を仮重合と本重合とで共有することが可能となる。また、仮重合器と本重合器とを個別に準備する必要がないので省スペース化を図ることもできる。
図1(a)は開口が閉鎖された姿勢の技工用重合装置10の外観斜視図、図1(b)は開口が形成された姿勢の技工用重合装置10の外観斜視図である。 図2(a)は開口が閉鎖された姿勢の技工用重合装置10の側面図、図2(b)は開口が形成された姿勢の技工用重合装置10の側面図である。 技工用重合装置10の分解斜視図である。 開口が閉鎖された姿勢の技工用重合装置10の断面図である。 開口が形成された姿勢の技工用重合装置10の断面図である。 図6(a)は操作盤22を説明する図、図6(b)は操作盤22’を説明する図である。 仮重合をする場面を説明する断面図である。 本重合をする場面を説明する断面図である。 技工用重合装置の制御方法S10のフロー図である。 技工用重合装置の制御方法S20のフロー図である。 技工用重合装置10’を説明する断面図である。 技工用重合装置10”を説明する断面図である。 技工用重合装置30を説明する断面図である。 技工用重合装置30の他の例を説明する断面図である。 図15(a)は技工用重合装置30の他の例を説明する断面図、図15(b)は技工用重合装置30’のさらなる他の例を説明する断面図である。 技工用重合装置40を説明する断面図である。 技工用重合装置40’を説明する断面図である。 技工用重合装置40’の他の例を説明する分解斜視図である。
図1は、第一の形態にかかる技工用重合装置10の外観斜視図であり、図1(a)はフタ25が閉鎖して内外を連通する開口が閉鎖された姿勢、図1(b)はフタ25が開放され内外を連通する開口が形成された姿勢をそれぞれ表している。図2は技工用重合装置10の側面図であり、図2(a)は図1(a)と同じ姿勢、図2(b)は図1(b)と同じ姿勢である。図3は技工用重合装置10の分解斜視図であり、フタ25を分離して表している。図4は、図1にIV−IVで示した線に沿って技工用重合装置10を鉛直方向に切断したときの断面図である。従って図4はフタ25が閉鎖して内外を連通する開口が閉鎖された姿勢における技工用重合装置10の断面を表している。また、図5は図4と同じ視点でフタ25を開放して内外を連通する開口が形成された姿勢である。図4、図5の断面図では切断面となる面の少なくとも一部をハッチングして表している。ただし図の見易さのため切断面であってもハッチングしていない面もある。
これら図からわかるように、技工用重合装置10は、本体11、及びフタ25を備えて構成されている。本体11は技工用重合装置10の主要な部材が配置されている部材であり、フタ25は本体11の一部を上から覆うように配置され、本体11及びフタ25により囲まれた空間で重合が行われる。さらに本体11は、基体12、回転台13、光源部材14、及び制御手段19を有して構成されている。以下、技工用重合装置10の構成について説明する。またわかりやすさのため図示は省略するが技工用重合装置10には、これ以外にも該装置として機能するための公知の機器(例えば電源、電気回路、電気配線等)が備えられる。
基体12は、本体11の外殻を構成する部材であり、技工用重合装置10を構成する各部材の大部分がこの基体12の内外に配置される。従って基体12は中空の箱状に形成されており、この内外に構成部材を配置することができる。
本形態では、基体12はその上面となる側に、一端側から他端側に向けて操作盤配置部12a、重合空間形成部12b、及びフタ保持部12cが配置されている。
操作盤配置部12aは制御手段19の操作盤22が配置される部位である。操作盤22は使用者に供されるので、操作盤配置部12aは使用者側(正面側、図2(a)の紙面左側)に配置することが好ましい。
重合空間形成部12bはこの上に重合のための空間(重合空間)が形成される部位であり、本形態では回転台13が配置されている。回転台13の上に重合の対象である歯科補綴物1が配置されて光が照射される(図8参照)。
フタ保持部12cは、フタ25を本体11に保持し、該フタ25を開閉してフタ25の内外を連通する開口の形成及び開口の閉鎖を行う際にフタ25を回動させる軸を有する部位である。従って本形態ではフタ保持部12cはフタ25に設けられた回動軸26を受ける軸受12dを有している。ただし、このようなフタ25の開閉を可能とする手段はこれに限定されることなく、他の公知の手段を用いることができる。これには例えばヒンジが挙げられる。
回転台13は、後で説明する重合空間(仮重合範囲及び本重合範囲)の下方に設けられる部材であり、モータ13a、該モータ13aにより回転可能な回転軸13b、及び回転軸13bにより回転するテーブル状の載置台13cを有する部材である。回転台13には特に本重合の際に、直接歯科補綴物1が置かれたり、又は高さ位置を調整するための手段である高さ調整手段2を介して歯科補綴物1が置かれたりする(図8参照)。このような調整手段としては、例えば、所定の厚さのブロック状又は板状部材や、載置台13c自体を上下動可能とする機構を設けてもよい。載置台13cを上下動させるための機構は特に限定されるものではないが、載置台13cを回転させる回転軸13bを上下動可能とする形態が挙げられる。
回転台13の基体12への配置は例えば次のように行われる。すなわち、回転台13のうちモータ13aは基体12の内側に内包され、載置台13cが基体12の重合空間形成部12bから露出して表れている。これにより、本重合の際にここに配置される歯科補綴物1を回転させることができ、さらなる均一な硬化(重合)を可能としている。
光源部材14は、歯科補綴物に用いられた樹脂を重合して硬化させるための光を出光する装置である。本形態では光源部材14は基板15、及び基板15に配置された複数の光源16、17、18を備えている。
基板15は、基体12のうち重合空間形成部12bとフタ保持部12cとの間から立設する板状の部材である。本形態の基板15は、3つの片15a、15b、15cが順に連結する形態であり隣り合う片同士は屈折して配置されている。図4、図5からわかるように、最も基体12側に配置される片15aは基体12から上方に立設され、その先端から片15bが延び、さらにその先端から片15cが延びるように配置される。このとき片15a、15b、15cが屈折することで基体12の重合空間形成部12bを上方から覆うように形成される。片の屈折の程度は、ここに配置される光源16、17、18の光軸が向くべき方向により決められる。当該方向については後で光源の説明のときに述べる。
本形態では、複数の片が屈折して配置されることにより形成されているが、その他、例えば基板が円弧状に湾曲することにより同様に重合空間形成部12bを上方から覆うように構成されてもよい。このように重合空間形成部12bを覆うように光源を配置する構成は公知の形態を適用することができ、例えば特許文献3にも開示されている。
光源16、17、18は、上記した基板15の片15a、15b、15cのそれぞれに配置され、各光源16、17、18は重合空間形成部12b側に光を出射することができるように位置づけられている。従って、光源16、光源17、及び光源18は、その光軸が光源16、光源17、及び光源18で異なるように配置されている。すなわち、技工用重合装置10には照射方向(光軸)が異なる(光軸の方向が少なくとも2方向である)複数の光源が配置されている。ここで、「光軸」とは、光源から出射される光の輝度分布のうち最も輝度が高い方向を意味する。より詳しくは次の通りである。なお、光源は各片15a、15b、15cに1つずつである必要はなく、複数の光源が配置されてもよい。
片15aに配置された光源16は、光軸が略水平に重合空間形成部12b(重合空間のうち本重合領域、図8のVIIIa)に向けられている。好ましくは光軸が水平に対して成す角が±10°の範囲である。ここで、成す角の正負は、光軸が下方を向いているときを正、光軸が上方を向いているときを負とする。より好ましくは光源16の当該成す角が0°未満である。これにより複雑な形状の歯科補綴物のアンダーカット部にも光の照射が行いやすくなる。
片15bに配置された光源17は、光軸が斜め下方に向いて重合空間形成部12b(重合空間のうち本重合領域、図8のVIIIa)に向けられている。好ましくは、光軸が水平に対して成す角(図4にθbで示した角度)が45°±15°である。
片15cに配置された光源18は、光軸が下方に向いて重合空間形成部12b(重合空間のうち本重合領域(図8のVIIIa)、及び仮重合領域(図7のVIIa))に向けられている。好ましくは、光軸が水平に対して成す角(図4にθcで示した角度)が75°±15°である。より好ましくは60°以上90°未満である。90°未満とすることにより仮重合時においては歯科補綴物を光照射位置に配置する際に空間を大きく形成することができ、作業のしやすさを確保することが可能である。一方、本重合時には回転台13の回転に伴うことで歯科補綴物に含まれるアンダーカット部への光の照射ができる。
光源から出射される光には、歯科補綴物に用いられる重合材料を重合して硬化させるために必要な波長が含まれる。通常、このような光硬化性材料が硬化する波長域は300nm以上520nm以下であることから、近紫外線、紫色、青色、又は白色の光が好ましい。重合材料の典型的な例として光重合材料にカンファーキノンを用いた樹脂材料を挙げることができる。この材料の重合開始の光の波長は470nm程度である。
ここで、近紫外線を出射する光源は、315nm以上380nm未満の範囲内にピーク波長を有し、同様に紫色の光を出射する光源は380nm以上430nm未満、青色の光を出射する光は430nm以上520nm未満の範囲にピーク波長を有することを意味する。
近紫外線、紫色、青色、及び白色の光源の配置の態様は特に限定されることなく、いずれか一種類であってもよいし、二種類以上の光源を含めるように配置してもよい。本形態では図3に一部が表れているように、基板15の各片15a、15b、15cにはそれぞれ種類の異なる種類の光源が配置されてもよい。例えば1つの片15a、15b、15cに紫色の光源及び青色の光源を配置することができる。
また配置される同種の光源の数も特に限定されることなく、1つでもよいし複数でもよい。
基板15の各片15a、15b、15cごとで配置する光源の種類や数を変えてもよいし、全て同じであってもよい。ただし、各片15a、15b、15cで光源の数及び種類を同じとすることで、特に本重合における方向による光の照射ムラを抑制することができるとともに、部材の共通化を図って生産性を向上させることができる。
光源16、17、18は、キセノンランプやLED等、いずれの種類の光源であってもよいが、出射光の波長特性、光源寿命、及び消費電力等の観点からLEDを用いることが好ましい。
制御手段19は技工用重合装置10に備えられる各部材を制御して所定の機能を発揮させる手段であり、本形態では制御板20、フタ検出センサ21、操作盤22を有して構成されている。
制御板20は、フタ検出センサ21及び操作盤22から送信された信号を受信して演算し、その結果を回転台13、光源部材14、操作盤22に送信して制御する手段である。従って制御板20は、回転台13、光源部材14、フタ検出センサ21、及び操作盤22と電気的に接続されている。具体的にどのような制御が行われるかについては後で説明する。
本形態では制御板20は本体11の基体12の内側に配置されている。
制御板20は電子回路により構成することができ、例えば実際に演算を行う中央演算子(CPU)、プログラムが保存されたROM、作業領域や結果の保存に用いられるRAM等を備え、各機器との接続のためのインターフェイスを具備している。このようなハードウェアは公知のものを用いることができる。
フタ検出センサ21はフタ25の姿勢を検知してフタ25の内外を連通する開口の形成及び開口の閉鎖を判断するための情報を得るセンサである。すなわち、フタ25の姿勢を検知して制御板20にその情報を送信し、制御板20が、フタの内外を連通する開口が形成されているか閉鎖されているかを判断して、その結果に基づいて点灯する光源の選択や点灯時間を演算したり、回転台13の回転の可否を演算したりして、光源16、17、18、及び回転台13を制御する。
ここに用いられるセンサは特に限定されることはないが、マイクロスイッチや、位置又は回転を検知するセンサを挙げることができる。
操作盤22は、使用者がその希望を入力する手段であり、操作スイッチや各種表示が配置されている。この操作盤22はフタ25により囲まれる重合空間の外側に配置された操作盤である。図6(a)には操作盤22の1つの例を表した。操作盤22には本重合用点灯時間設定スイッチ22a、仮重合用点灯開始スイッチ22b、及び停止スイッチ22cが配置されている。本重合用点灯時間設定スイッチ22aにより、本形態では図6(a)の左から0.5分、1分、3分、5分の設定及び本重合のための光源の点灯をすることができる。仮重合用点灯開始スイッチ22bでは、このスイッチを押圧することにより予め決められた時間で仮重合のための光源の点灯が行われる。
また、操作盤22には光源点灯の残り時間を表示する残時間表示部22dが設けられ、棒グラフにより光源点灯の残り時間が表示される。
これにより、入力された時間や点灯開始の指示を情報として制御板20に送信し、該制御板20は点灯させるべき光源や点灯時間を演算して光源16、17、18、及び回転台13を制御する。
操作盤の他の例を図6(b)に示した。当該他の例の操作盤22’は光源の点灯時間をさらに細かく設定することができる。すなわち操作盤22’には点灯時間を1秒単位で設定するための時間設定スイッチ22’aを有し、その設定時間が時間表示部22’bに表示される。そして点灯開始のためのスタートスイッチ22’c、点灯停止のためのストップスイッチ22’dがそれぞれ配置されている。
図1〜図5に戻りフタ25について説明する。フタ25は、その内側に、重合されるべき材料が含まれた歯科補綴物を覆う重合空間を形成する部材である。本形態ではフタ25は1つの面が内外を通じる開口部とされた箱状に形成されている。そして当該開口部を本体11の上面に被せるように配置することにより、フタ25及び本体11により囲まれた空間を形成する。このとき、図4からわかるようにフタ25の内側には回転台13の載置台13cや光源部材14が覆われるように内包される。
開口部の縁は本体11の上面の形状と概ね同じに形成されている。これにより光源16、17、18から出射された光の漏れを抑制することができる。
フタ25には図1(a)等に表れているように、開口部側の端部で該開口部の一方の端部側に水平な方向に延びる回動軸26が設けられている。この回動軸26が基体12に設けられたフタ保持部12cの軸受12dに挿入されてフタ25がこの回動軸26を中心に回動することができる。これにより、図1(a)と図1(b)との対比、図2(a)と図2(b)との対比、及び図4と図5との対比からわかるように、フタ25を本体11に保持したまま回動軸26と反対側の端部を上下方向に回動させてフタ25の内外を連通する開口の形成及び開口の閉鎖をすることが可能となる。
また、フタ25の回動による開口の形成及び開口の閉鎖の際には、任意の姿勢やフタ25が所定の姿勢(例えば仮重合をするための姿勢)となったときにその姿勢を維持できる機構が設けられてもよい。これにより、フタ25を所定の手で保持しておく必要がなく使用者の利便性が向上される。そのための具体的な手段は特に限定されることはないが、例えばトルクヒンジやバネヒンジを挙げることができる。
なお、フタ25により形成される開口を任意の大きさで維持することができてもよい。このときにもトルクヒンジやバネヒンジを用いることができる。
ここでフタ25により形成される開口の大きさは縦横それぞれ100mm以上であることが好ましい。これにより使用者が歯科技工物を手に持った状態で開口の内外に手を出し入れしやすい大きさを確保することができる。
さらにフタ25には、回動軸26が配置された端部とは反対側の壁25aに光を透過する部位である光透過部27が設けられている。当該壁25aはフタ25を形成する壁のうち、技工用重合装置10の使用者と対向するように配置される壁である。これにより使用者は光透過部27を通してフタ25の内側を視認することができる。
光透過部27は壁25aに設けられた開口部に透光性の板が嵌め込まれることにより構成されている。透光性の板は、フタ25の内側を視認することができる程度に透明であればよく特に限定されることはないが、光源16、17、18のピーク波長の光を20%以下の透過率で透過する(80%以上遮光する。)ように減光する構成であることが好ましい。そのために例えば全波長に亘って減光する黒色のフィルターや、光源16、17、18の補色となるオレンジ色のフィルターを用いることができる。
または光源16、17、18のピーク波長の光を20%以下の透過率で透過して他残りの80%のうちの少なくとも一部を反射する、マジックミラーであってもよい。これにより光透過部27を通してフタ25の内側を視認した際にも、光源16、17、18による眩しさを低減でき、歯科補綴物が見やすくなる。
光透過部27は、フタ25の閉鎖の姿勢(図4、開口が閉鎖された姿勢)であっても、フタ25の開放の姿勢(図5、開口が形成された姿勢)であっても、重合が行われている部位を視認することができる位置に配置されていることが好ましい。
なお、フタ25の内面は光透過部27以外の部位において反射率が高い表面とされていることが好ましい。これにより光源16、17、18から出射された光を効率よく重合に利用することができる。反射の形態は特に限定されることはなく、正反射面としてもよいし、拡散反射面としてもよい。
本形態では上記のように水平な回動軸26を中心にフタ25の一端を上下方向に回動させることによりフタ25が開閉して内外を連通する開口の形成及び開口の閉鎖が行われる例を示した。これにより正面の他、左右にも間隙が形成され(図1(b)のIb参照)、ここから手を挿入させるなどして作業をすることができ、作業性の向上を図ることができる。
ただしこれに限られることなく、フタに左右方向に開く方引き又は両引きのスライド式の扉が設けられることにより開閉してフタの内外を連通する開口の形成及び開口の閉鎖が行われてもよい。このときには、扉が最大に開く限度を仮重合をするための開度に制限したり、仮重合をする位置で扉の開閉を規制(ロック)する機構を設けることができる。これにより利用者は、自動的に仮重合時に必要な扉の開度を得ることができ利便性の向上が図られる。
次に、技工用重合装置10により重合が行われる場面を説明しつつ技工用重合装置10の作用について説明する。またこの説明により、上記した技工物重合装置10の構成に加えて、技工用重合装置10が備えることが望まれる構成や、制御手段19による制御の態様がさらに理解される。
初めに仮重合をする場面について説明する。図7に説明のための図を示した。仮重合は歯科補綴物を作製する過程で、盛り付けて形を整えた重合材料の一部に光を照射して当該一部を重合させる作業である。従って仮重合では歯科補綴物の必要な部分のみに光を照射すること、及び光を当てる位置を微調整するために使用者が歯科補綴物を手に持ったまま光を照射することが必要である。このようなときには使用者は技工用重合装置10の仮重合モードを用いることができる。
仮重合モードは、フタ25を図7に示したように開放の姿勢(仮重合モードの姿勢)とし、フタ25の内外を連通する開口が形成される姿勢とすることにより自動的に起動する。この仮重合モードでは、フタ25を仮重合モードの姿勢にすると制御手段19により次のように設定される。
フタ25を仮重合モードの姿勢にすると、制御手段19に備えられたフタ検出センサ21がフタ25の姿勢を検知して信号を制御板20に送信する。当該信号を受けた制御板20では演算が行われ、これが仮重合モードとなるべきであることを決定する。
当該決定により、制御板20は回転台13の載置台13cの回転を規制して載置台13cが回転しないように制御する。さらに、制御板20は光源部材14に対して、光源のうち光軸が重合空間形成部12bに交わる光源の少なくとも1つを点灯可能とし、これ以外を点灯できないように規制する。すなわち、光軸の方向が異なる複数(2方向以上)である光源のうちの一部の方向(フタが閉鎖の姿勢の場合よりも少ない方向数)で光源が点灯する。)ように規制する。本形態では例えば光源18のみを点灯可能として他の光源16、17は点灯できないように規制する。これにより、フタ25の内側であるとともに光源18の照射範囲となる領域が重合空間としての仮重合領域VIIaとなる。またこのとき制御板20は光源18を点灯する時間を設定し点灯時間をカウントダウン(カウントアップ)する。
点灯する光源はフタ25により開口が形成された姿勢で直視することができない位置の光源であることが好ましい。これにより安全性を高めることができる。
次に使用者は重合の対象となる歯科補綴物1を仮重合領域VIIaに配置する。この過程は仮重合なので、歯科補綴物1は直接又は保持具を介して使用者の手により保持されている。当該保持した状態で使用者は操作盤22の仮重合用点灯開始スイッチ22b(図6(a)参照)を押圧する。これにより光源18のみが点灯し図7にVIIbに示したように歯科補綴物1に光が照射され、光源16、17は消灯したままとなる。このとき使用者は図7にVIIcで示したように光透過部27を通して歯科補綴物1を見て実際の光照射位置を確認しながら仮重合を進めることができる。そして所定の時間が経過することにより光源18が消灯する。
なお、このように光源18は、仮重合の際に用いられることからより効率よく重合を行うことができるように、青色のLED、又は青色及び紫色のLEDとされることが好ましい。
また光源18の点灯は、点灯のためのエネルギーを調整して明るく点灯したり暗く点灯したりできてもよい。効率よく短時間で重合する際には高いエネルギーで点灯する。
本形態では予め決められた時間だけ光源18が点灯するように構成されているが、仮重合時間の自由度を高めるため、スイッチを押圧しているときは光源18が点灯し、スイッチを離すと光源18が消灯するように構成してもよい。その際にはスイッチの操作性を高めるため、仮重合領域VIIaに近い部位である、フタ25の閉鎖の際に該フタ25及び基体12の重合空間形成部12bに囲まれる内側に棒状や板状のスイッチ、非接触で歯科補綴物1の挿入を検知するセンサ、又は回転台13自体が当該スイッチを兼ねており載置台13cを押圧する等により光源18が点灯したりするように構成することもできる。また、上記した操作盤22、22’の機能のうち、仮重合に関する機能を有する操作盤をフタ25の閉鎖の際に該フタ25及び基体12の重合空間形成部12bに囲まれる内側に配置してもよい。
また、仮重合領域VIIaの位置をわかりやすくするため、目印となる手段を設けてもよい。これには例えば光源18の光軸に沿ってレーザー光を出射させたり、光透過部27に目印をつけたりすることができる。
上記の例では歯科補綴物1を仮重合領域VIIaに配置してから操作盤22の仮重合用点灯開始スイッチ22b(図6(a)参照)を押圧する例で説明したが、これとは逆に操作盤22の仮重合用点灯開始スイッチ22bを押圧してから仮重合領域VIIaに歯科補綴物1を配置してもよい。このときには、仮重合用点灯開始スイッチ22bを押圧してから光源18が点灯するまでの時間を例えば2秒程度遅らせたり、当該2秒の間は光源18が点灯する明るさを抑えたり(弱点灯)するように制御することができる。これにより仮重合領域VIIaに歯科補綴物1を配置する時間を取る。
光源18の点灯において、該光源18として波長の異なる複数の光源を設置した場合(例えば青と紫)には、使用された重合材料に応じていずれか一方のみが点灯するように選択することができてもよい(例えば青のみ、紫のみの点灯)。これにより不要な光源の点灯を防止して無駄を省くことができる。または、使用する重合材料に合わせることができるように点灯するLEDの種類を切り替え可能に構成されてもよい。
上記仮重合の姿勢(フタ25により開口が形成された姿勢)からフタ25を閉鎖させることにより全ての光源を消灯する制御をしてもよいし、光源18の点灯を維持する制御をしてもよい。光源の点灯を維持する場合については再度フタ25を開けたときに速やかに仮重合作業を再開することができる。また、フタ25を閉鎖して所定の時間の経過後に光源が消灯するように構成することもできる。
なお、当該フタ25の閉鎖により操作盤の設定時間(タイマー)がリセットされるように構成することもできる。
次に本重合をする場面について説明する。図8に説明のための図を示した。本重合は歯科補綴物を作製する過程で、全ての材料の盛り付けを終えて重合材料の全部に光を照射して重合させて仕上げる作業である。従って本重合では歯科補綴物の全体に亘ってできるだけムラなく光を照射すること、及びある程度の時間をかけて完全に重合を完了させることが必要である。このようなときには使用者は技工用重合装置10の本重合モードを用いることができる。
本重合モードは、フタ25を図8に示したように閉鎖の姿勢(本重合モードの姿勢)としてフタ25の内外を連通する開口が閉鎖される姿勢とすることにより自動的に起動する。この本重合モードでは、フタ25を本重合モードの姿勢にすると制御手段19により次のように設定される。
フタ25を本重合モードの姿勢にすると、制御手段19に備えられたフタ検出センサ21がフタ25の姿勢を検知して信号を制御板20に送信する。当該信号を受けた制御板20では演算が行われ、これが本重合モードとなるべきであることを決定する。
当該決定により、制御板20は回転台13の載置台13cの回転を可能とし、載置台13cが回転できるように制御する。さらに、制御板20は光源部材14に対して、全ての光源が点灯できるようにする。これにより、フタ25の内側で光源16、17、18の照射範囲となる領域が重合空間としての本重合領域VIIIaとなる。
使用者は予め重合の対象となる歯科補綴物1を本重合領域VIIIaに配置しておく。この過程は本重合なので、歯科補綴物1は直接又は高さ調整手段2を介して載置台13cの上に置かれる。このように歯科補綴物1を載置台13cを乗せた姿勢で使用者は操作盤22の本重合用点灯開始スイッチ22a(図6(a)参照)を押圧する。これにより光源16、17、18が点灯し、矢印VIIIbで示したように複数の方向から歯科補綴物1に光が照射される。またその際には載置台13cが回転している。従ってムラのない光の照射ができ、ムラのない重合が可能である。
使用者は図8にVIIIcで示したように光透過部27を通して歯科補綴物1を見て実際の光照射位置を確認しながら本重合を進めることができる。そして本重合用点灯開始スイッチ22aで設定した時間が経過することにより光源16、17、18が消灯する。
光源16、17、18の点灯において、該光源16、17、18として波長の異なる複数の光源を設置した場合(例えば青と紫)には、使用された重合材料に応じていずれか一方のみが点灯するように選択することができてもよい(例えば青のみ、紫のみの点灯)。これにより不要な光源の点灯を防止して無駄を省くことができる。
また光源の点灯は、点灯のためのエネルギーを調整して明るく点灯したり暗く点灯したりできてもよい。効率よく短時間で重合する際には高いエネルギーで点灯する。
以上のように、技工用重合装置10によれば仮重合と本重合とを同一の装置内で行うことができる。そしてその切り替えはフタ25の姿勢により自動的に演算され、モードが設定されるので使用者は特にいずれのモードであるかを確認することなく作業を行うことが可能であり利便性が高い。そして仮重合器と本重合器を2つ設置する必要がないので、占有するスペースを抑制することができる。
また、いずれのモードであっても光源からの光が直接使用者の目に入ることが防止されており、眩しさによる作業効率の低下を抑制することが可能である。なお、意図しない点灯による眩しさを防止するため、フタ25が仮重合のための姿勢を越えて開放されたときには、これをフタ検出センサ21で検知して、制御板20によりいずれの光源16、17、18も点灯しないように制御してもよい。
以下に、さらなる具体的な制御に関する例をフロー図を用いて説明する。図9、図10にフロー図を表した。図9は1つの例にかかる技工用重合装置の制御方法S10のフロー、図10は他の例にかかる技工用重合装置の制御方法S20のフローをそれぞれ表している。
技工用重合装置の制御方法S10は図9に示したように過程S11〜過程S19を含んで構成されている。各過程は次の通りである。
過程S11はフタが閉鎖されて待機状態の過程(フタ閉・待機過程)である。
過程S12は過程S11の状態において、フタが開いているかを判断する過程(フタ開判断過程)である。すなわち、フタが使用者により開けられたか否かを判断する。フタが開いていなければNoが選択され、引き続き過程S11が維持される。一方フタが開いていれば過程S13に進む。
過程S13はフタが開いた待機状態の過程(フタ開・待機過程)である。
過程S14は過程S13の状態において仮重合が開始されたかを判断する過程(仮重合開始判断過程)であり、使用者により仮重合開始の指令がされたかを判断する。仮重合開始の指令があった場合にはYesが選択され、過程S19で仮重合が開始される(仮重合過程)。そして仮重合が終了することにより終了する。一方、仮重合開始の指令がないときにはNoが選択されて過程S15に進む。仮重合の開始の指令は、使用者が操作盤22の仮重合点灯開始スイッチ22bを押圧する、又はフタ25に囲まれた内側にスイッチが配置された場合には当該スイッチを押圧することにより行うことができる。
過程S15はフタが閉鎖されたかを判断する過程である(フタ閉鎖判断過程)。この過程は使用者により重合対象物(歯科補綴物)がセットされ、フタが閉鎖された場面が想定される。フタが閉鎖されていなければNoが選択され過程S14に戻る。一方フタが閉鎖されていればYesが選択され、過程S16に進みフタが閉鎖された状態で待機される(フタ閉・待機過程)。
過程S17は過程S16の状態において本重合が開始されたかを判断する過程(本重合開始判断過程)であり、使用者により本重合開始の指令がされたかを判断する。本重合開始の指令があった場合にはYesが選択され、過程S18で本重合が開始される(本重合過程)。そして本重合が終了することにより終了する。一方、本重合開始の指令がないときにはNoが選択されて過程S16が維持される。本重合の開始の指令は、使用者がフタ25を閉めたり、点灯開始スイッチ22’c(図6(b)参照)を押圧することにより行うことができる。
次に他の例に係る技工用重合装置の制御方法S20について説明する。技工用重合装置の制御方法S20は図10に示したように過程S21〜過程S30を含んで構成されている。各過程は次の通りである。
過程S21はフタが閉鎖されて待機状態の過程(フタ閉・待機過程)である。
過程S22は過程S21の状態において、フタが開いているかを判断する過程(フタ開判断過程)である。すなわち、フタが使用者により開けられたか否かを判断する。フタが開いていなければNoが選択され過程S21が維持される。一方フタが開いていれば過程S23に進む。
過程S23はフタが開いた待機状態の過程(フタ開・待機過程)である。
過程S24は過程S23の状態において仮重合が開始されたかを判断する過程(仮重合開始判断過程)であり、使用者により仮重合開始の指令がされたかを判断する。仮重合開始の指令があった場合にはYesが選択され、過程S30で仮重合が開始される(仮重合過程)。そして仮重合が終了することにより終了する。一方、仮重合開始の指令がないときにはNoが選択されて過程S25に進む。仮重合の開始の指令は、使用者が操作盤22の仮重合点灯開始スイッチ22bを押圧する、又はフタ25に囲まれた内側にスイッチが配置された場合には当該スイッチを押圧することにより行うことができる。
過程S25は本重合開始の指令がされたかを判断する過程(本重合開始判断過程)であり、使用者により本重合開始の指令がされたかを判断する。本重合開始の指令があった場合にはYesが選択され、過程S26に進む。一方過程S25で本重合開始の指令がない場合にはNoが選択され過程S23の待機状態が維持される。本重合開始の指令は使用者が操作盤22、22’に設けられたスイッチを押圧する等により行うことができる。
過程S26は仮点灯をする過程(仮点灯過程)である。ここで仮点灯は、光源を暗めに点灯したり、仮重合のときに点灯される光源を点灯したり、一部の光源のみを点灯したりする過程であり、すなわち、本重合時における高いエネルギーによる光源の点灯よりも低いエネルギーで光源を点灯することを意味する。これは、本重合を開始するに先立ち、フタが開いた状態で仮点灯をして光が照射される位置を確認する利便性を考慮した過程である。使用者はこの仮点灯の状況を見て重合対象物(歯科補綴物)を設置することができる。また、光源の断線や異常がないことも確認することが可能となる。
本重合時よりも低いエネルギーで点灯する際には、その点灯が光源を直視してもよい種類及び強さであることが好ましい。
光源の種類の観点からは、紫外線を多く含む光源は仮点灯の際には点灯しないことが好ましい。
また、照射の強さの観点からは、その放射照度と照射時間の積が100J/m以下であることが好ましい。これを超えた場合には強制的に消灯させることもできる。例えば目視で10秒観察することを想定した場合には放射照度は10W/m以下とする。また、仮点灯時間を、上記強制的に消灯させる時間の範囲内で操作盤によりタイマーで設定し、照射時間を制限できるように構成してもよい。
過程S27は過程S26の後にフタが閉鎖されたことを判断する過程(フタ閉鎖判断過程S27)である。この過程は本重合ではフタは閉鎖されていることが必要なので、本重合が行われる前にフタが閉鎖されているかを判断する。過程S27でフタが閉鎖されていないとNoと判断され、報知過程S29により音声や視覚的な手段により使用者に対してフタが閉鎖されていないことが報知され、過程S27が維持される。一方、フタが閉鎖されていれば、過程S28(本重合過程S28)に進み本重合が行われる。本重合が終了することにより終了する。
なお、本重合が行われている最中に何らかの理由によりフタ25が開けられた場合に、仮点灯過程又は仮重合モードの設定になり、その間にタイマーを一時停止するように設定してもよい。これにより本重合中に気が付いた不具合を修正してから本重合を再開することもできる。またこれに限らず、本重合が行われている最中に何らかの理由によりフタ25が開けられた場合に消灯してタイマーをリセットするように構成することもできる。これによれば本重合を中断する際に利便性が高い。
図11は変形例にかかる技工用重合装置10’を説明する図であり、図4と同じ視点による図である。本例では上記した技工用重合装置10に対して、光源部材14の代わりに光源部材14’を適用した。その他の部材については技工用重合装置10と同じなので同じ符号を付して説明を省略する。
光源部材14’は、歯科補綴物に用いられた重合材料を重合して硬化させるための光を出射する装置である。本形態では光源部材14’は基板15’、及び基板15’に配置された複数の光源16、17、18を備えている。光源16、17、18は上記した通りである。
基板15’は、基体12のうち重合空間形成部12bとフタ保持部12cとの間から立設する板状の部材である。本形態の基板15’は、3つの片15’a、15’b、15’cが順に連結する形態であり隣り合う片同士は回動可能に連結されている。すなわち、図11からわかるように、最も基体12側に配置される片15’aは基体12から上方に立設され、その先端には回動軸15’dにより回動可能に片15’bが連結され、さらに片15’b先端には回動軸15’eにより回動可能に片15’cが連結される。
これにより、図11にXIa、XIbで表したように片15’b、15’cの傾きを変えることができる。従ってここに配置された光源17、18の光軸の方向を変更することができ、必要に応じて光軸の向きを調整することが可能である。
図12は他の変形例にかかる技工用重合装置10”を説明する図であり、図5と同じ視点による図である。本例では上記した技工用重合装置10に対して、光透過部27の代わりに光透過部27”を適用した。その他の部材については技工用重合装置10と同じなので同じ符号を付して説明を省略する。
本例の光透過部27”は基板15のうち最も使用者側となる側の端部から垂下するように配置され、重合空間に光透過部27”が設けられている。光透過部27”自体の構成は上記した光透過部27と同様である。
このような技工用重合装置10”によればフタ25が大きく開いていても使用者には光透過部27”を通して光が届くためより確実に目を保護することができる。また、このような光透過部27”は仮重合領域VIIa(図7参照)の目印とすることもできる。
図13〜図15には第二の形態にかかる技工用重合装置30を説明する図を示した。いずれの図も図5と同じ視点による図である。技工用重合装置30では上記した技工用重合装置10に対して光源18の出光側に集光レンズ31を配置した例である。他の部材については技工用重合装置10と同じなのでここでは同じ符号を付して説明を省略する。
仮重合は局所的な重合を目的とするので、本形態では仮重合モードで点灯する光源(本例では光源18)の出光側に集光レンズ31を設けている。これにより、仮重合時には光源18から出光した光が集光レンズ31により集光され、当該集光された強い光が歯科補綴物1に照射される。これにより仮重合を効率よく行うことができる。
一方、本重合の際には歯科補綴物1のできるだけ広い範囲に光を照射することが望まれるので、本重合モードの際には光源18の出光側から集光レンズ31を除外する、又は集光しないように配置することが好ましい。そのための具体的な手段は特に限定されることはないが、図13、図14、図15(a)、図15(b)に例を示した。
図13の例は、集光レンズ31を片15cに直接着脱する例である。これは手動により必要に応じて集光レンズ31を基板15の片15cに着脱する。
図14の例は、集光レンズ31が先端に配置されたスタンド32を載置台13cに置き、集光レンズ31を光源18の出光側に配置する例である。これも手動により必要に応じてスタンド32を載置台13cに載せる。
図15(a)の例は、フタ25の内側に集光レンズ31を保持し、不図示のリンク機構により集光レンズ31を自動的に移動させる例である。すなわち、図15(a)で示したように仮重合モードの姿勢のときには集光レンズ31は光源18の出光側に配置され光源18からの光を集光するが、図15(a)に矢印XVaで示したようにフタ25を閉鎖する(本重合モードの姿勢にする)とリンク機構により集光レンズ31が図15(a)に矢印XVbで示したように移動し、光源18の出光側から除外される。
図15(b)の例は、集光レンズ31と光源18との相対的な距離を変化させて集光の程度を変化させる例である。すなわち、図15(b)で示したように仮重合モードの姿勢のときには集光レンズ31と光源18との距離は光源18からの光を集光するが、手動又は図15(b)に矢印XVcで示したようにフタ25を閉鎖する(本重合モードの姿勢にする)と自動的に光源部材14が図15(b)に矢印XVdで示したように上昇して集光レンズ31と光源18との距離を変更する。これにより集光を解除することができる。ここでは光源部材14を移動させる例で説明したが、集光レンズ31を移動させることでも同様に作用する。
以上により仮重合時には局所的に強い光を照射することができ、仮重合の効率を向上させることができる。本形態では仮重合モードにおいて光源18を集光し、本重合モードにおいて集光を解除する例であるが、これとは逆に拡散レンズを配置し本重合モードにおいて光拡散レンズを用い、仮重合モードにおいてこれを解除する態様であってもよい。この場合には例えば光源18を集光する特性を有する光源としておき、仮重合モードではこれをそのまま用いて仮重合をおこない、本重合モードでは光源18の出光側に光拡散レンズを配置して広い範囲で歯科補綴物1に光を照射すればよい。光拡散レンズの移動の具体的な態様については上記説明したものと同様の考え方を適用することができる。
また、光の方向を制御する観点から、光源にリフレクターを取り付けてもよい。
図16には第三の形態にかかる技工用重合装置40を説明する図を示した。この図は図4と同じ視点による図である。技工用重合装置40では上記した技工用重合装置10に対して光源部材14の出光側に保護板41を配置した例である。他の部材については技工用重合装置10と同じなのでここでは同じ符号を付して説明を省略する。
保護板41は光源部材14のうち光が出射される側に配置される板状の部材であり、重合空間と光源部材14との間に配置される板状の部材である。その形状は特に限定されることはないが、本形態のように光源部材14の基板15の形状に沿った形状とすることができる。保護板41は光源16、17、18からの光を透過することができるように透光性のある部材で構成されている。少なくとも光源16、17、18からの光が透過すればよいので、当該光源16、17、18から出射される光が透過するべき一部のみが透明であってもよいし、全体が透明であってもよい。保護板41により、光源16、17、18を汚れや歯科補綴物等との物理的な接触から保護することができる。
保護板41は透光性のある部材であれば特に限定されることはないが、光源16、17、18からの光を拡散又は集光させる目的で、ここにレンズを備えても良い。また、透光性のある部材は、光源16、17、18側と、その反対側(重合空間側)とで材料が異なる2層以上の樹脂部材としてもよい。これによれば、当該透光性のある部材のうち、重合空間内に晒される側が、重合される材料により汚れても重合空間側の層のみを貼りかえることができ、容易に光量の減衰を防止することができる。
図17は、技工用重合装置40の変形例にかかる技工用重合装置40’を説明する図である。技工用重合装置40’では、送風装置42を具備し、図17に直線矢印で示したように光源部材14の基板15と保護板41との間に送風する。これにより光源16、17、18を冷却することができ、光源の寿命向上が図れる。このとき、図18に分解斜視図を示したように、光源部材14のうち保護板41側とは反対側から、光源部材14及び保護板41の出光面となる面以外の面を覆うように箱状のカバー43を設けてもよい。これにより送風装置42からの風を効率よく基板15と保護板41との間に通すことができる。
10、30、40 技工用重合装置
11 本体
12 基体
13 回転台
14 光源部材
15 基板
16、17、18 光源
19 制御手段
20 制御板
21 フタ検出センサ
22 操作盤
25 フタ
26 回動軸
27 光透過部

Claims (4)

  1. 歯科補綴物に用いられる光硬化性材料を硬化させる技工用重合装置であって、
    光軸の方向が少なくとも2方向である複数の光源と、
    前記光源を覆いその内側に重合空間を形成するとともに、前記重合空間の内外を連通する開口の形成及び該開口の閉鎖を切り替えるフタと、
    前記フタによる前記開口の形成及び該開口の閉鎖を検知するセンサと、
    前記センサから信号を受信して、前記開口の形成及び該開口の閉鎖の姿勢に基づいて前記複数の光源のうち前記開口の閉鎖の姿勢では光軸の方向が異なる2方向以上の光源を点灯させ、前記開口が形成された姿勢では前記開口の閉鎖の姿勢よりも少ない方向数の光源を点灯させる制御手段と、を備え、
    前記複数の光源のうち少なくとも1つは前記開口に向いた方向の光軸を備えている、技工用重合装置。
  2. 前記制御手段により前記少ない方向数の光源を点灯させる際には、光軸が前記開口に向いていない前記光源を点灯する、請求項1に記載の技工用重合装置。
  3. 歯科補綴物に用いられる光硬化性材料を硬化させる技工用重合装置であって、
    光軸の方向が少なくとも2方向である複数の光源と、
    前記光源を覆いその内側に重合空間を形成するとともに、前記重合空間の内外を連通する開口の形成及び該開口の閉鎖を切り替えるフタと、
    前記フタによる前記開口の形成及び該開口の閉鎖を検知するセンサと、
    前記センサから信号を受信して、前記開口の形成及び該開口の閉鎖の姿勢に基づいて前記複数の光源のうち前記開口の閉鎖の姿勢では光軸の方向が異なる2方向以上の光源を点灯させ、前記開口が形成された姿勢では前記開口の閉鎖の姿勢よりも少ない方向数の光源を点灯させる制御手段と、
    前記フタが閉鎖した姿勢で前記フタで囲まれる空間の内側に配置され、前記開口が形成された姿勢で前記光源の点灯と非点灯とを切り替えるスイッチと、
    前記フタで囲まれる空間の外側に配置され、前記閉鎖の姿勢で前記光源の点灯と非点灯とを切り替えるスイッチと、を備える、技工用重合装置。
  4. 歯科補綴物に用いられる光硬化性材料を硬化させる技工用重合装置であって、
    光軸の方向が少なくとも2方向である複数の光源と、
    前記光源を覆いその内側に重合空間を形成するとともに、前記重合空間の内外を連通する開口の形成及び該開口の閉鎖を切り替えるフタと、
    前記フタによる前記開口の形成及び該開口の閉鎖を検知するセンサと、
    前記センサから信号を受信して、前記開口の形成及び該開口の閉鎖の姿勢に基づいて前記複数の光源のうち前記開口の閉鎖の姿勢では光軸の方向が異なる2方向以上の光源を点灯させ、前記開口が形成された姿勢では前記開口の閉鎖の姿勢よりも少ない方向数の光源を点灯させる制御手段と、
    前記フタで囲まれる空間の外側に配置され、前記光源の点灯を行うスイッチと、を備え、
    前記光源は、高いエネルギーでの点灯と、低いエネルギーでの点灯とが可能であり、
    同一の前記スイッチが押された際に、前記制御手段は、前記フタにより開口が形成された姿勢では前記低いエネルギーで前記光源を点灯すべき決定をし、前記フタにより開口が閉鎖された姿勢では前記高いエネルギーで前記光源を点灯すべき決定をして前記光源を点灯させる、技工用重合装置。
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