JP2594419Y2 - 義歯用光重合材料の仮重合器 - Google Patents

義歯用光重合材料の仮重合器

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JP2594419Y2
JP2594419Y2 JP1993009033U JP903393U JP2594419Y2 JP 2594419 Y2 JP2594419 Y2 JP 2594419Y2 JP 1993009033 U JP1993009033 U JP 1993009033U JP 903393 U JP903393 U JP 903393U JP 2594419 Y2 JP2594419 Y2 JP 2594419Y2
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light
rays
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Inventor
茂 下澤
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パナソニックヘレウスデンタル株式会社
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、光重合材料を用いて
義歯を製作する際に、色や性質の異なる光重合レジンを
重ね合わせたり、レジン築盛時の形状を保持するために
行われる中間(仮)重合に用いる装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に光重合レジンを材料として、義歯
を作製する場合にメタルフレームの前面に目的のレジン
をより正確に築盛するには、迅速な仮重合が必要であ
り、その手段として、専用の仮重合器が広く使用されて
いる。
【0003】しかし、その装置は1〜2個のハロゲン球
を光源として、直接又は光ファイバー管を通して予めク
ランプ、模型または手で固定されたメタルフレームのレ
ジン築盛面に光を照射するという構造のものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って上記直接照射型
のものの内、単一光源による仮重合器は、義歯のレジン
築盛面に対して一方向から光が照射されることとなり、
特に築盛層が部厚くなり勝ちな義歯側面の硬化遅れを生
じ易く、又二灯式のものでも、その集光位置の確認が困
難であったから、全体に硬化遅れによる重合むらが起こ
るという共通的な課題が見られた他、光源と重合物との
距離が近ければ硬化は促進されるが、ハロゲン球の熱影
響を受けて良好な結果が得難く、その適正距離の設定に
は高度な熟練が要求されたし、又、光ファイバーを使用
する場合は、光ファイバーが高価で、しかも重合物をフ
ァイバー管に近接させなければ、光量不足となる為、重
合範囲が狭くなる上、ファイバー管が作業の障害となる
などの問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上述した従
来の仮重合器の課題を克服することを目的としたもので
あって、その構成は互いに射光線が交叉する2個のハロ
ゲン球からなる光源体と、該ハロゲン球の前面で上記2
本の交叉射光線が形成する平面と平行に遮光板を設ける
と同時に、該遮光板には2個の射光線の交叉点の透視位
置を付印するという手段を用いたものである。
【0006】又、上記交叉する射光線のなす角の略二等
分線上に交叉位置の確認ランプを設けるという手段も用
いた。
【0007】
【作用】上記構成の本案仮重合器は、射光線が互いに交
叉する2個のハロゲン球を光源としたことと、ハロゲン
球の前面に遮光板を設け、該遮光板に射光線の交叉点を
付印したことにより、射光線の交叉位置に対する重合物
の位置決めが容易に行え、光量の有効な照射下での仮重
合が行われるという格別の作用が得られる。
【0008】又、重合物が光源から多少離れていても充
分な光量が得られるから、短時間で仮重合が行え、しか
も光源の熱影響が激減するという作用も有するのであ
る。
【0009】更に、確認ランプを設けたものは、射光線
の交叉位置がより正確に確認できるという作用が得られ
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案に係る仮重合器の構成を図に示
す一つの実施例に従って更に詳述すると、図において1
は左右一対の光源体であって、通常、円筒状のフード1
a・1a内にハロゲン球1b・1bを支持し、その射光
線1c・1cが互いに交叉1dするようにしたものであ
る。尚、上記光源体のフード1a・1aは集光性を高め
る目的を有するものであるが、必ずしも設ける必要のな
い場合もあり、また他の集光手段を選択することも自由
であるし、更に、その光源はハロゲン球1b・1bに限
られず、例えば低圧水銀灯もしくは特殊蛍光灯などに置
き代えることも自由である。
【0011】又、2は上記光源体1の手前において、上
記互いに交叉する射光線1c・1cの形成する平面1c
・1d・1cと平行に設置された遮光板で、着色透明材
からなり、該板上には上記射光線1c・1cの交叉点1
dを透視して、その位置を付印2aしたものであり、更
に3は上記互いに交叉する射光線1c・1cのなす角
(α)の略二等分線上に設けられ、交叉点1dに向けて
投光し得るようにした確認ランプである。尚、上記確認
ランプ3は上述したような交叉点1dの位置を確認する
目的であるから、その照射範囲はスポット的なものがよ
く、特に角1c・1d・1cの二等分線上に設けると
か、1c・1d・1cが形成する平面内に設ける等が要
件とされるものでもない。
【0012】而して、互いに交叉する上記光源体1の射
光線のなす角度(α)は、常態ではこれが大きいと光源
体1・1からの距離が小さくなって、強い光量が得られ
る反面、熱量も増加するし、また上記角度(α)を余り
小さくすると光量の不足も考えられるので、α=90゜
前後とするのが好ましい。
【0013】このようにして二つの光源体1・1の交叉
点1dが定まれば、この交叉点を投光可能な位置に設け
られた確認ランプ3と遮光板の付印2aとにより遮光板
2と交叉点1dの距離が決定されるから、重合物を付印
2aの延長線上で且つ、確認ランプ3の投光内に位置さ
せれば正確に光源体1の照射圏を維持することが可能と
なるのである。
【0014】因みに、上記構成の本案装置を使用して硬
質レジンペースト(セシードDA3)を仮重合させた場
合の重合物の光源体1・1からの距離・照射時間等の関
係に基づく仮重合深度の測定結果を示すと、表1及び表
2の通りである。
【表1】
【表2】
【0015】
【考案の効果】以上の説明並びに測定結果などからも既
に明らかであるように、本考案に係る光重合材料の仮重
合器によれば、光源から遠距離でも光量が強く広範囲の
硬化が得られる他、光源部の熱影響も少ないので短時間
で精度の高い仮重合を行うことが可能である。
【0016】上記実施例では図示を省略したが、2個の
光源体おとび遮光板などの部材は全てスタンド等に取り
付けられて作業台上の適所に設置されるものであるか
ら、電源の切換えを床面に置かれたフットスイッチによ
って行うようにすれば、その作業は両手を使用して行
え、極めて能率的である。
【0017】また、遮光板面に交叉点の位置を付印する
とともに、交叉点に向けて投光する確認ランプを設ける
ことによって、重合物の位置の設定が正確に行えるの
で、従来の仮重合器のように高度の熟練を要しなくても
作業が確実、容易に実施でき、製品の重合むらなどを起
こすことがない等々、多くの利点を持つ極めて有用な考
案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案仮重合器の部材の配置を示す正面図
【図2】図1の側面図
【符号の説明】
1 光源体 2 遮光板 3 確認ランプ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個の光源体を支持し、該光源体の射光線
    が互いに交叉するようにした光重合材料の仮重合器にお
    いて、上記光源体の前面で上記2本の射光線が形成する
    平面と平行に遮光板を設け、該遮光板には2個の射光線
    の交叉点の透視位置を付印したことを特徴とする義歯用
    光重合材料の仮重合器。
  2. 【請求項2】前記2個の射光線の交叉点を投光可能な位
    置に確認ランプを設けた請求項1記載の義歯用光重合材
    料の仮重合器。
JP1993009033U 1993-02-08 1993-02-08 義歯用光重合材料の仮重合器 Expired - Lifetime JP2594419Y2 (ja)

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JPH0661213U JPH0661213U (ja) 1994-08-30
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