JP6344853B2 - スライドスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、スライドスイッチに関し、特に、スマートフォンや携帯型音楽プレーや等の携帯用の電子機器に好適に用いられるスライドスイッチに関する。
従来から各種機器の操作用として、スライドスイッチが広く用いられている。従来のスライドスイッチとしては、特許文献1(従来例)に記載のスライドスイッチ900が知られている。
以下、図7を用いてスライドスイッチ900について説明する。図7はスライドスイッチ900を示す分解斜視図である。
図7に示すように、スライドスイッチ900では、固定接点908を有するシート909が、基板910上に貼り付けられている。スペーサ906には、スペーサ開口部907が設けられ、シート909の上に配置されている。可動接点905は、導電性のバネ材で形成した舌片部918を有しており、スペーサ開口部907に、固定接点908と、舌片部918の先端部が対向するように配置されている。可動接点905の上を、可動接点905と接触する端子904を有した弾性シート903で覆い、さらに、この上方に可動接点905を加圧するダボ902を有する摺動可能なツマミ901が配置されて構成されている。
特開平2‐210728号公報
しかしながら、上述した従来例では、固定接点に可動接点が突き当てられる衝合接点構成のため、接点に絶縁被膜が形成されたり絶縁性の異物が付着したりすると接触不良となる虞があり、接触の信頼性が低下するという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、接触の信頼性を高められるとともに、防水性も確保できるスライドスイッチを提供することを目的とする。
本発明のスライドスイッチは、第1固定接点及び第2固定接点が内底面側に設けられたハウジングと、前記第1固定接
点及び第2固定接点の上方に配置され前記第1固定接点に接離可能な接点部を有する可動接点と、前記第1固定接点及び第2固定接点と前記可動接点とを覆う絶縁シートと、前記絶縁シートの上側に配置され前記可動接点を駆動可能な押圧部を有する駆動体と、前記ハウジングにスライド移動が可能に保持され、スライド移動に伴って前記押圧部を前記可動接点側へ変位させる移動部材と、を備えたスライドスイッチであって、
前記第1固定接点は、前記ハウジングに固定される固定部と、該固定部から延設された弾性腕部とを有し、
前記弾性腕部の先端部には、前記絶縁シートに当接する当接部が設けられており、前記先端部側が前記固定部側よりも上方に位置して、下方へ移動可能に形成され、
前記移動部材のスライド移動によって、前記押圧部が前記絶縁シートを介して前記可動接点を前記第1固定接点側へ駆動した際には、前記接点部が前記弾性腕部に当接するとともに、前記弾性腕部が下方へ移動することを特徴とする。
これによれば、接点部が弾性腕部に当接するとともに、弾性腕部が固定部側を支点として下方へ移動するので、弾性腕部を接点部が摺動することができる。このため、接触の信頼性を高めることができる。また、固定接点と可動接点が絶縁シートで覆われているので、埃や水滴等が侵入するのを防ぐことができ、さらに絶縁シートに弾性腕部の当接部が当接することによって、第1固定接点の弾性腕部の高さ位置が制限されるので、弾性腕部が持ち上がり過ぎて、(非操作状態において、)不所望に可動接点と当接してオン状態となるのを防ぐことができる。また、絶縁シートに当接部が当接することで、弾性腕部の高さ位置のばらつきが抑制されるので、操作を行った際に接点部が弾性腕部に接触する位置のばらつきを低減することができるので、スイッチがオンする移動部材の位置のばらつきが少くすることができる。
従って、接触の信頼性を高められるとともに、防水性も確保できるスライドスイッチを提供することができる。
また、本発明のスライドスイッチは、前記可動接点は、長手方向の両端に位置する一対の基部と、一対の前記基部を連結するアーチ状の一対の延設部と、によって枠状に形成され、一対の前記基部の少なくとも片方は、前記第2固定接点の上側に配置されるとともに、前記接点部を有する可動片が、前記基部のいずれか一方に連結されて他方側へ延設されていることを特徴とする。
これによれば、可動接点が、両端の基部によって支えられている構造のため、可動接点の姿勢が安定しており、操作に伴って延設部が撓んでも可動接点がガタつくことなく安定した動作を行うことができる。また、可動接点の少なくとも片方の基部が第2固定接点上に配置されているので、可動接点が駆動体によって駆動された際には、基部が第2固定接点側へ押し付けられ、可動接点と第2固定接点とを確実に接触させることができる。
また、本発明のスライドスイッチは、前記基部のいずれか一方から延設される前記可動片は、前記弾性腕部の前記固定部側から前記先端部側へ向かう方向へ延出されていることを特徴とする。
これによれば、第1固定接点に設けられた弾性腕部と同じ方向に延出するように、可動接点に可動片を設けたので、可動片を弾性腕部に沿わせて配置することができる。このため、第1固定接点と可動接点の距離を抑えることができ、薄型化することができる。
また、本発明のスライドスイッチは、前記押圧部は、前記可動接点の前記一対の延設部を押圧可能な幅を有することを特徴とする。
これによれば、駆動体の押圧部が、可動接点の一対の延設部を押圧可能な幅を有しているので、操作を行った際に、押圧部が可動片と一対の枠状部とを同時に押圧することができる。このため、可動接点を傾くことなく安定して変形させることができ、弾性腕部との接触を良好なものとすることができる。
また、本発明のスライドスイッチは、前記ハウジングには、内周に沿って前記内底面より上側で前記絶縁シートが貼り付けられる貼着部が設けられ、前記駆動体は前記押圧部を支持する枠状部を有し、前記移動部材のスライド移動に伴って前記駆動体が前記可動接点を駆動する際に、前記枠状部が前記絶縁シートを前記ハウジングの貼着部側に押し付けることを特徴とする。
これによれば、枠状部が絶縁シートをハウジングの内周に沿って設けられた貼着部側に押し付けるので、絶縁シートの粘着力が経年変化等で劣化しても、絶縁シートが剥がれてしまうことを防ぐことができる。
また、本発明のスライドスイッチは、前記押圧部は、前記枠状部の一方から長手方向に延設する腕部に設けられ、前記移動部材は、スライド操作によって移動する範囲において、前記駆動体の前記腕部と重なる位置に配置されていることを特徴とする。
これによれば、移動部材がスライド操作によって移動する範囲で常に駆動体の腕部と重なる位置に配置されているので、操作によって移動部材が駆動体の腕部に衝突することがない。このため、衝突に伴う腕部の変形を防止することができ信頼性の良いスライドスイッチを実現することができる。
本発明によれば、接触の信頼性を高められるとともに、防水性も確保できるスライドスイッチを提供することができる。
本発明の実施形態に係るスライドスイッチを説明する分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るスライドスイッチを説明する斜視図である。 可動接点と駆動体を説明する図である。 ハウジングと第1固定接点及び第2固定接点を説明する図である。 本発明の実施形態に係るスライドスイッチの構造を説明する図である。 本発明の実施形態に係るスライドスイッチの動作を説明する図である。 従来技術のスライドスイッチを示す図である。
[第1実施形態]
以下に本発明の実施形態に係るスライドスイッチ100について説明する。
まず始めに本実施形態におけるスライドスイッチ100の構成について図1から図4を用いて説明する。図1はスライドスイッチ100の構成部品を示す分解斜視図である。図2はスライドスイッチ100を説明する斜視図である。図3は可動接点4と駆動体6を説明する図である。図3(a)は図1に示す可動接点4を上(Z1)側から見た平面図であり、図3(b)は図1に示す駆動体6を上(Z1)側から見た平面図であり、図3(c)はスライドスイッチ100が組立てられた際の可動接点4と駆動体6との位置関係を示す模式図である。図4は、ハウジング1と第1固定接点2及び第2固定接点3の組み立て状態を説明する図で、図4(a)は、第1固定接点2及び第2固定接点3を備えたハウジング1の斜視図であり、図4(b)は図4(a)に示すハウジング1の平面図である。
スライドスイッチ100は、図1に示すように、ハウジング1と、第1固定接点2と、二つの第2固定接点3と、可動接点4と、絶縁シート5と、駆動体6と、移動部材7と、カバー8と、を備えている。
また、スライドスイッチ100は、図2に示すようにハウジング1とカバー8とが組み合わされた箱状の本体から一方の側面(図に示すY1側)に移動部材7の操作部7aが突出した外観を有している。他方の側面(図に示すY2側)には第1固定接点2及び第2固定接点3から延設された接続端子(2a,3a)が配置されている。
ハウジング1は、合成樹脂からなり、図1に示すように上(図に示すZ1)側が開放された直方体状の外形を有している。ハウジング1の長手方向の両端には図4(b)に示すように爪部1aが設けられ、一方(図に示すY1)側の側壁には切欠き部1bが形成されている。ハウジング1の内底面1c側には、可動接点4が収容される収容部1dと、内周に沿って段差を有して内底面1cより上(Z1)側に貼着部1eが設けられている。
第1固定接点2は、リン青銅等の弾性を有するとともに導電性の良い金属の薄板からなり、図1に示すように接続端子2aと、固定部2bと、弾性腕部2cと、を有している。固定部2bは、ハウジング1に外周部が埋設される平板状の板状部2fと、この板状部2fの上面に重ねられるように折り返され、ハウジング1の短手方向(Y2方向)に延出する折返し部2gと、によって構成されている。接続端子2aは固定部2bから側方(図2に示すY2)側に延設され、J字状に折り曲げられている。弾性腕部2cは固定部2bの折返し部2gからハウジング1の長手方向に沿って延設され、先端部2d側が固定部2b側(折返し部2g側)よりも上方(Z1側)に位置して、下方(Z2側)へ移動可能に形成されており、先端部2dは上方(Z1側)に折り曲げられて当接部2eが設けられている。すなわち、弾性腕部2cは、固定部2bに根元部が支持された片持ち状態となるように持ち上げられており、その先端部2d側が、固定部2bとの連結部である根元部側よりも上方に位置している。
第2固定接点3は、リン青銅等の導電性の良い金属の薄板からなり、図1に示すように接続端子3aと、一部がハウジング1に埋設される固定部3bと、を有している。接続端子3aは固定部3bから側方(図2に示すY2)側に延設され、J字状に折り曲げられている。
可動接点4は、リン青銅等の弾性を有するとともに導電性の良い金属の薄板からなり、図1及び図3(a)に示すように長手(X1‐X2)方向の両端に位置する一対の基部4aと、一対の基部4aを連結するアーチ状の一対の延設部4bと、によって矩形の枠状に形成されている。一対の延設部4bは図3(a)に示すように、間隔Dだけ離れて配置されており、一対の延設部4bの間には基部4aの一方(X1側)に連結された可動片4cが、他方(X2)側へ延設されており、他方側端には接点部4dが形成されている。
絶縁シート5は、ポリイミド等の耐熱性を有する絶縁材料のフィルムからなり、図1に示すようにハウジング1の内周に合わせて矩形状に形成されている。絶縁シート5の裏面(Z2)側にはハウジング1に設けられた貼着部1eと向かい合う部分に、外周に沿って図示しない粘着剤(接着剤)が塗布されている。尚、粘着剤は、絶縁シート5の裏面の全域に設けられていてもよい。
駆動体6は、ステンレス等の弾性を有する金属薄板からなり、図1及び図3(b)に示すように枠状部6aと、腕部6bと、押圧部6cと、被駆動部6dと、を有している。枠状部6aは、ハウジング1の内周に合わせて矩形の枠状に形成されており、腕部6bは、枠状部6aの一方(図に示すX1側)から他方(X2)側に長手(X1‐X2)方向に沿って延設されている。押圧部6cは腕部6bの下(Z2)側の面に設けられており、枠状部6aは、腕部6bと押圧部6cを枠状部6aより上(Z1)側で支持している。被駆動部6dは、腕部6bの他方(X2)側において上側に突出するように形成されている。押圧部6cは、可動接点4の一対の延設部4bを押圧可能となるように、一対の延設部4bの間隔Dよりも広い幅Wを有している。
移動部材7は、合成樹脂からなり、図1に示すように操作部7aと、移動体7bと、駆動端7dと、許容部7eとを有しており、移動体7bの上(Z1)側には平坦な上面部7cが設けられている。操作部7aは移動体7bから一方の側面(図1に示すY1側)に突出して形成されており、移動体7bには、移動部材7がスライド移動する方向(X1‐X2方向)の一方(X2)側が切欠かれて駆動端7dと、許容部7eが形成されている。
カバー8は、ステンレス等の金属板からなり、図1に示すように天板部8aと、天板部8aの長手(X1‐X2)方向の両端から下(Z2)側に折り曲げられた側板部8bとを有しており、側板部8bには嵌合孔8cが設けられている。
次にスライドスイッチ100の構造について図3から図6を用いて説明する。図5はスライドスイッチ100の構造を説明する図で、図5(a)はスライドスイッチ100が初期状態の場合の平面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すA‐A断面図である。図6はスライドスイッチ100の動作を説明する図で、図6(a)はスライドスイッチ100が操作されてON状態になった場合の平面図であり、図6(b)は、図6(a)に示すB‐B断面図である。尚、本実施形態では、スライドスイッチ100が初期状態でOFFとなっているものとして説明を進める。
ハウジング1と第1固定接点2及び第2固定接点3はインサート成型等によって一体的に形成されている。ハウジング1の内底面1c側に設けられた収容部1dの内側には、図4に示すように第1固定接点2の固定部2b(板状部2f、折返し部2g)及び弾性腕部2cと第2固定接点3の固定部3bが露出した状態で固定されている。
可動接点4は図5(b)に示すように、ハウジング1の内底面1c側に設けられた収容部1dの内側に収容され、第1固定接点2及び第2固定接点3の上方(Z1側)に配置されている。可動接点4は基部4aの一方から延設される可動片4cは、弾性腕部2cの固定部2b(折返し部2g)側から先端部2d側へ向かう方向と向きへ延出されるように配置されている。この状態では可動接点4の一対の基部4aの少なくとも片方は、第2固定接点3の上側に配置されている。尚、図5(b)では、一対の基部4aが二つの第2固定接点3の上側にそれぞれ配置されている状態を示している。
絶縁シート5は、外周に沿って塗布されている粘着剤によって、可動接点4をハウジング1の収容部1dに収容した状態で第1固定接点2及び第2固定接点3と可動接点4とを覆うように、貼着部1eの上(Z1)側に貼り付けられる。この状態では図5(b)に示すように絶縁シート5の下(Z2)側に、第1固定接点2の弾性腕部2cに設けられた当接部2eと可動接点4の可動片4cとが当接している。
駆動体6は図5(b)に示すように、枠状部6aがハウジング1に設けられた貼着部1eの上側で絶縁シート5に重なるように、絶縁シート5の上(Z1)側に配置されている。この状態では図3(c)に示すように、腕部6bに設けられた押圧部6cが可動接点4の可動片4cと一対の延設部4bとを押圧可能な位置に配置されることとなる。
移動部材7は図5(b)及び図6(b)に示すように、駆動体6の上(Z1)側でハウジング1の内部にスライド移動が可能な状態に保持され、スライド操作によって移動する範囲において、駆動体6の腕部6bと重なる位置に配置されている。移動部材7の操作部7aは、ハウジング1に設けられた切欠き部1bからハウジング1の外側に突出している。
カバー8は図2,図5,図6に示すように、ハウジング1の爪部1aと嵌合孔8cが嵌め合わされて、ハウジング1の内部に可動接点4と、絶縁シート5と、駆動体6と、移動部材7とを保持している。
次に、スライドスイッチ100の動作について、図5及び図6を用いて説明する。
初期状態では、図5(a)に示すように、移動部材7の操作部7aがハウジング1のX1側に位置している。この状態では図5(b)に示すように、駆動体6の被駆動部6dが移動部材7の許容部7eに位置しており、可動接点4が駆動されていないため可動接点4の接点部4dと第1固定接点2の弾性腕部2cとは接触していない。このため、第1固定接点2と第2固定接点3は電気的に接続されておらず非導通(OFF)状態となっている。
図6(a)に示すように、操作部7aを操作し移動部材7をハウジング1のX2側にスライド移動させると、図6(b)に示すようにスライド移動に伴って駆動端7dが駆動体6の被駆動部6dに乗り上げるようにして腕部6bを下(Z2)側に駆動する。腕部6bが下側に移動するので、押圧部6cを可動接点4側へ変位させ絶縁シート5を介して可動接点4の可動片4cと一対の延設部4bとを押圧する。押圧された可動片4cの他方(X2)側端に形成された接点部4dが基部4aとの接続部を回転軸として接点部4dが弧を描くように下(Z2)側に移動(回動)し、第1固定接点2の弾性腕部2cに当接するとともに、弾性腕部2cが下方(Z2)へ移動する。弾性腕部2cは固定部2b(折返し部2g)との接続部を回転軸として先端部2dが弧を描くように下(Z2)側に移動(回動)する。可動接点4の接点部4dと第1固定接点2の弾性腕部2cが当接することで第1固定接点2と可動接点4が電気的に接続されて導通状態となる。
移動部材7のスライド移動によって、駆動体6の押圧部6cが可動接点4の一対の延設部4bを押圧するので、可動接点4の基部4aが第2固定接点3の固定部3bに押し付けられて第2固定接点3と可動接点4が電気的に接続されて導通状態となる。このため、第1固定接点2と第2固定接点3とが可動接点4を介して導通しON状態となる。
可動接点4の接点部4dを第1固定接点2側へ駆動した際に、可動接点4の接点部4dと第1固定接点2に設けられた弾性腕部2cとが異なる回転軸を中心に下(Z2)側に回動するため、接点部4dが弾性腕部2cの表面を僅かに摺動する。このため、弾性腕部2cに酸化膜や異物が付着しても可動接点4の接点部4dの摺動によって確実に接触することができる。
移動部材7のスライド移動に伴って、駆動体6が可動接点4を駆動する際に腕部6bが下(Z2)側に押し下げられると、駆動体6の枠状部6aにも下(Z2)側に押し付けられる力が加わり、絶縁シート5をハウジング1の貼着部1e側に押し付けることになる。
再び操作部7aを操作し移動部材7をハウジング1のX1側にスライド移動させると、移動部材7の許容部7eが駆動体6の被駆動部6dの位置まで戻ることで、腕部6bがばね性によって上側に復帰する。このため、絶縁シート5を介して可動接点4を押圧する力が除かれ可動接点4の可動片4cが上側に復帰し、第1固定接点2と非接触となりOFF状態となる。
以上のように、可動接点4が第1固定接点2及び第2固定接点3の上方(Z1側)に配置されているので、移動部材7の移動に伴って可動接点4を駆動可能な駆動体6によって、第1固定接点2に接離可能となりスイッチ機能が得られる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のスライドスイッチ100では、第1固定接点2及び第2固定接点3が内底面1c側に設けられたハウジング1と、第1固定接点2及び第2固定接点3の上方(Z1側)に配置され第1固定接点2に接離可能な接点部4dを有する可動接点4と、第1固定接点2及び第2固定接点3と可動接点4とを覆う絶縁シート5と、絶縁シート5の上(Z1)側に配置され可動接点4を駆動可能な押圧部6cを有する駆動体6と、ハウジング1にスライド移動が可能に保持され、スライド移動に伴って押圧部6cを可動接点4側へ変位させる移動部材7と、を備え、第1固定接点2は、ハウジング1に固定される固定部2bと、固定部2bから延設された弾性腕部2cとを有し、弾性腕部2cは、先端部2d側が固定部2b側よりも上方(Z1側)に位置して、下方(Z2側)へ移動可能に形成され、移動部材7のスライド移動によって、押圧部6cが絶縁シート5を介して可動接点4を第1固定接点2側へ駆動した際には、接点部4dが弾性腕部2cに当接するとともに、弾性腕部2cが下方へ移動するように構成した。
これにより、接点部4dが弾性腕部2cに当接するとともに、弾性腕部2cが固定部2b側を支点として下方へ移動するので、弾性腕部2cを接点部4dが摺動することができる。このため、接触の信頼性を高めることができる。また、第1固定接点2,第2固定接点3と可動接点4が絶縁シート5で覆われているので、埃や水滴等が侵入するのを防ぐことができる。従って、接触の信頼性を高められるとともに、防水性も確保できるスライドスイッチを提供することができる。
また本実施形態のスライドスイッチ100では、弾性腕部2cの先端部2dには、絶縁シート5に当接する当接部2eが設けられている構造とした。
これにより、絶縁シート5に弾性腕部2cの当接部2eが当接することによって、第1固定接点2の弾性腕部2cの高さ位置が制限されるので、弾性腕部2cが持ち上がり過ぎて、不所望に可動接点4と当接してオン状態となるのを防ぐことができる。また、絶縁シート5に当接部2eが当接することで、弾性腕部2cの高さ位置のばらつきが抑制されるので、操作を行った際に接点部4dが弾性腕部2cに接触する位置のばらつきを低減することができる。従って、スイッチがオンする移動部材7の位置のばらつきが少ないスライドスイッチを提供することができる。
また本実施形態のスライドスイッチ100では、可動接点4は、長手(X1‐X2)方向の両端に位置する一対の基部4aと、一対の基部4aを連結するアーチ状の一対の延設部4bと、によって枠状に形成され、一対の基部4aの少なくとも片方(本実施形態では、両方)は、第2固定接点3の上(Z1)側に配置されるとともに、接点部4dを有する可動片4cが、基部4aの一方(X1側)に連結されて他方(X2)側へ延設されている構造とした。
これにより、可動接点4が、両端の基部4aによって支えられている構造のため、可動接点4の姿勢が安定しており、操作に伴って延設部4bが撓んでも可動接点4がガタつくことなく安定した動作を行うことができる。また、可動接点4の少なくとも片方の基部4aが第2固定接点3上に配置されているので、可動接点4が駆動体6によって駆動された際には、基部4aが第2固定接点3側へ押し付けられ、可動接点4と第2固定接点3とを確実に接触させることができる。
また本実施形態のスライドスイッチ100では、基部4aの一方から延設される可動片4cは、弾性腕部2cの固定部2b側から先端部2d側へ向かう方向へ延出されているように構成した。
これにより、第1固定接点2に設けられた弾性腕部2cと同じ方向に延出するように、可動接点4に可動片4cを設けたので、可動片4cを弾性腕部2cに沿わせて配置することができる。このため、第1固定接点2と可動接点4の距離を抑えることができ、薄型化することができる。
また本実施形態のスライドスイッチ100では、押圧部6cは、可動接点4の一対の延設部4bを押圧可能な幅Wを有する構造とした。
これにより、駆動体6の押圧部6cが、可動接点4の一対の延設部4bを押圧可能な幅Wを有しているので、操作を行った際に、押圧部6cが可動片4cと一対の延設部4bとを同時に押圧することができる。このため、可動接点4を傾くことなく安定して変形させることができ、弾性腕部2cとの接触を良好なものとすることができる。
また本実施形態のスライドスイッチ100では、ハウジング1には、内周に沿って内底面1cより上(Z1)側で絶縁シート5が貼り付けられる貼着部1eが設けられ、駆動体6は押圧部6cを支持する枠状部6aを有し、移動部材7のスライド移動に伴って駆動体6が可動接点4を駆動する際に、枠状部6aが絶縁シート5をハウジング1の貼着部1e側に押し付けるように構成した。
これにより、枠状部6aが絶縁シート5をハウジング1の内周に沿って設けられた貼着部1e側に押し付けるので、絶縁シート5の粘着力が経年変化等で劣化しても、絶縁シート5が剥がれてしまうことを防ぐことができる。
また本実施形態のスライドスイッチ100では、押圧部6cは、枠状部6aの一方から長手(X1‐X2)方向に延設する腕部6bに設けられ、移動部材7は、スライド操作によって移動する範囲において、駆動体6の腕部6bと重なる位置に配置されているように構成した。
これにより、移動部材7がスライド操作によって移動する範囲で常に駆動体6の腕部6bと重なる位置に配置されているので、操作によって移動部材7が駆動体6の腕部6bに衝突することがない。このため、衝突に伴う腕部6bの変形を防止することができ信頼性の良いスライドスイッチを実現することができる。
以上のように、本発明の実施形態に係るスライドスイッチ100を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、第2固定接点3が二つである場合を例示して説明を行ったが、第2固定接点を一つにして構成しても良い。この場合部品点数を削減することができコストを低減することができる。
(2)本実施形態において、移動部材7の操作部7aが一方の側面(図に示すY1側)に突出している例を示して説明を行ったが、操作部が上(Z1)側に設けられるように変形して実施しても良い。
1 ハウジング
1a 爪部
1b 切欠き部
1c 内底面
1d 収容部
1e 貼着部
2 第1固定接点
2a 接続端子
2b 固定部
2c 弾性腕部
2d 先端部
2e 当接部
2f 板状部(固定部)
2g 折返し部(固定部)
3 第2固定接点
3a 接続端子
3b 固定部
4 可動接点
4a 基部
4b 延設部
4c 可動片
4d 接点部
5 絶縁シート
6 駆動体
6a 枠状部
6b 腕部
6c 押圧部
6d 被駆動部
7 移動部材
7a 操作部
7b 移動体
7c 上面部
7d 駆動端
7e 許容部
8 カバー
8a 天板部
8b 側板部
8c 嵌合孔
100 スライドスイッチ
D 間隔
W 幅


Claims (6)

  1. 第1固定接点及び第2固定接点が内底面側に設けられたハウジングと、前記第1固定接
    点及び第2固定接点の上方に配置され前記第1固定接点に接離可能な接点部を有する可動
    接点と、前記第1固定接点及び第2固定接点と前記可動接点とを覆う絶縁シートと、前記
    絶縁シートの上側に配置され前記可動接点を駆動可能な押圧部を有する駆動体と、前記ハ
    ウジングにスライド移動が可能に保持され、スライド移動に伴って前記押圧部を前記可動
    接点側へ変位させる移動部材と、を備えたスライドスイッチであって、
    前記第1固定接点は、前記ハウジングに固定される固定部と、該固定部から延設された
    弾性腕部とを有し、
    前記弾性腕部の先端部には、前記絶縁シートに当接する当接部が設けられており、前記先端部側が前記固定部側よりも上方に位置して、下方へ移動可能に形成され、
    前記移動部材のスライド移動によって、前記押圧部が前記絶縁シートを介して前記可動
    接点を前記第1固定接点側へ駆動した際には、前記接点部が前記弾性腕部に当接するとと
    もに、前記弾性腕部が下方へ移動することを特徴とするスライドスイッチ。
  2. 前記可動接点は、長手方向の両端に位置する一対の基部と、一対の前記基部を連結する
    アーチ状の一対の延設部と、によって枠状に形成され、一対の前記基部の少なくとも片方
    は、前記第2固定接点の上側に配置されるとともに、前記接点部を有する可動片が、前記
    基部のいずれか一方に連結されて他方側へ延設されていることを特徴とする請求項1に記載のスライドスイッチ。
  3. 前記基部のいずれか一方から延設される前記可動片は、前記弾性腕部の前記固定部側か
    ら前記先端部側へ向かう方向へ延出されていることを特徴とする請求項2に記載のスライ
    ドスイッチ。
  4. 前記押圧部は、前記可動接点の前記一対の延設部を押圧可能な幅を有することを特徴と
    する請求項2または3に記載のスライドスイッチ。
  5. 前記ハウジングには、内周に沿って前記内底面より上側で前記絶縁シートが貼り付けら
    れる貼着部が設けられ、前記駆動体は前記押圧部を支持する枠状部を有し、前記移動部材
    のスライド移動に伴って前記駆動体が前記可動接点を駆動する際に、前記枠状部が前記絶
    縁シートを前記ハウジングの貼着部側に押し付けることを特徴とする請求項1から4のい
    ずれかに記載のスライドスイッチ。
  6. 前記押圧部は、前記枠状部の一方から長手方向に延設する腕部に設けられ、前記移動部
    材は、スライド操作によって移動する範囲において、前記駆動体の前記腕部と重なる位置
    に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のスライドスイッチ。

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