JP6344323B2 - 冷却装置、及び画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ダクト及びファンを用いて、冷却対象物に空気を吹付ける冷却装置及び画像形成装置に関し、特に冷却効果を改善するための技術に関する。
画像形成装置では、静電潜像を感光体表面に形成し、トナーにより感光体表面の静電潜像を現像して、感光体表面にトナー像を形成し、トナー像を感光体表面から記録紙に転写し、記録紙上のトナー像を熱圧着により定着させ、記録紙を排出トレイに排出している。
ここで、熱定着された記録紙上のトナーは、冷却されるまでに時間を要する。また、近年、溶融温度が低いトナーを用いることがある。このため、記録紙が排出トレイに排出された直後は、記録紙上のトナーが完全に冷却固化されておらず、複数の記録紙が排出トレイに排出されて重ねられると、記録紙上の未固化のトナーの接着作用によって、それらの記録紙が互いに接着された状態になることがあった。
このため、記録紙上のトナー像を熱圧着させる定着部よりも記録紙の搬送方向下流側で、記録紙に空気を吹き付けて、記録紙上のトナーを冷却固化させるようにしている。
例えば、特許文献1では、排紙トレイ(排出トレイに対応する)の底部下側にダクトを設け、このダクトを通じて、空気を定着部よりも記録紙の搬送方向下流側まで導いて記録紙の表面に吹付け、記録紙上のトナーを冷却している。
また、特許文献2では、特許文献1と同様のダクトを設けて、空気を記録紙の表面に吹付けるだけではなく、排紙トレイに多くの記録紙が積み重ねられたときには、ダクトと排紙トレイの底部下側の空間の間に設けられたシャッターを開いて、空気を該空間に吹入れ、排紙トレイの底部を冷却している。
更に、特許文献3では、定着部よりも記録紙の搬送方向下流側で、空気を該搬送方向と直交する方向に流通させて、記録紙を冷却している。
特開2010−266799号公報 特開2011−227319号公報 特開2002−174972号公報
しかしながら、特許文献1、2では、排出トレイの底部下側にダクトを設けた構成であって、ダクトが大型であるため、このダクトが装置の大型化の原因となる。
また、排紙トレイの底部下側に設けられたダクトが長いため、空気の流れに対する抵抗が大きくなって、空気の量及び流速が低減し、冷却効率が低下する。あるいは、空気の量及び流速の低減に対処するにはファンを大型化する必要があって、コストが上昇する。
更に、特許文献3では、空気を記録紙の搬送方向と直交する方向に流通させていることから、空気が記録紙と平行に流れ、よって空気が記録紙上のトナーに吹き付けられることはなく、記録紙上のトナーを効果的に冷却することができない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、小型でありながら、冷却効率が高くすることが可能な冷却装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る冷却装置は、一端が開口され、他端が閉塞された筒状のダクトと、前記ダクトの開口された一端から該ダクトの内側に空気を吹き込むファンと、前記ダクトの内側に、該ダクトの長手方向に沿って設けられたらせん状のスクリュー部材と、を備え、前記ダクトの側壁に、複数の空気吹出し孔を該ダクトの長手方向に沿って並べて形成した冷却装置である。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、上記本発明の冷却装置と、記録紙に画像を形成する画像形成部と、前記記録紙に形成された画像を定着する定着部と、を備え、前記冷却装置のダクトの空気吹出し孔を、前記定着部を経由した前記記録紙の搬送経路に向けた画像形成装置である。
本発明によれば、小型でありながら効率よく冷却することができる。このため、ファン数を増やすことなく効率良く冷却したり、冷却機構の配設に必要なスペースを削減することが可能になる。
本発明の第1実施形態の冷却装置が適用された画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 第1実施形態の冷却装置及び定着部を画像形成装置の正面から見て示す断面図である。 第1実施形態の冷却装置及び定着部を画像形成装置の側方から見て示す断面図である。 冷却装置のダクト及びスクリュー部材を拡大して示す断面図である。 冷却装置のダクトの空気吹出し孔及び外気導入孔を拡大して示す断面図である。 空気吹出し孔の変形例を拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態の冷却装置を画像形成装置の側方から見て示す断面図である。 (a)はダクトの開口部に最も近い空気吹出し孔及び外気導入孔を拡大して示す断面図であり、また図8(b)はダクトの閉塞された他端に最も近い空気吹出し孔及び外気導入孔を拡大して示す断面図である。 比較例の冷却装置及び定着部を画像形成装置の正面から見て示す断面図である。 比較例の冷却装置及び定着部を画像形成装置の側方から見て示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態の冷却装置が適用された画像形成装置の構造を示す正面断面図である。この画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体2に、画像読取装置(ISU;Image scanner unit)5、操作部47、画像形成部120、定着部13、給紙部14、及び第1実施形態の冷却装置50等を設けて構成される。
画像読取動作を行う場合、画像読取部5は、原稿の画像を光学的に読取って、画像データを生成する。
画像形成動作を行う場合は、上記の画像読取動作により生成された画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターやスマートフォン等のユーザー端末装置から受信した画像データ、又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部120が、給紙部14から供給される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。
画像形成部120の画像形成ユニット12M、12C、12Y、及び12Bkは、感光体ドラム122と、感光体ドラム122の表面を均一に帯電させる帯電装置と、感光体ドラム122の表面を露光して、その表面に静電潜像を形成する露光装置(LSU;Laser scanning units)123と、感光体ドラム122の表面の静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、1次転写ローラー126とをそれぞれ備えている。
カラー印刷を行う場合、画像形成部120のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkにおいては、感光体ドラム122の表面を均一に帯電させてから露光して、その表面にカラーの色成分の画像に対応する静電潜像を形成し、感光体ドラム122の表面の静電潜像をその色成分のトナーにより現像して、感光体ドラム122上にトナー像を形成し、トナー像を1次転写ローラー126により、駆動ローラー125A及び従動ローラー125Bに張架されている中間転写ベルト125上に1次転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される各色成分のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。2次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125との間のニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を通じて搬送されてきた記録紙Pに2次転写させる。この後、定着部13で記録紙Pが加熱及び加圧され、記録紙P上のトナー像が熱圧着により定着される。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、第1実施形態の冷却装置50により空気を吹き付けられて、該記録紙P上のトナー像を冷却されてから、排出ローラー対159を通じて排出トレイ151に排出される。
次に、第1実施形態の冷却装置50について詳しく説明する。図2は、第1実施形態の冷却装置50及び定着部13を画像形成装置1の正面から見て示す断面図である。また、図3は、第1実施形態の冷却装置50及び定着部13を画像形成装置1の側方から見て示す断面図である。更に、図4は、冷却装置50のダクト51及びスクリュー部材54を拡大して示す断面図である。
図2及び図3に示すように定着部13よりも記録紙Pの搬送方向上流側から該定着部13を経由して搬送方向下流側へと搬送路190が設けられており、この搬送路190がガイド部材191により形成されている。
搬送路190は、定着部13よりも記録紙Pの搬送方向下流側で排出トレイ151に向けて屈曲しており、この搬送路190を形成するガイド部材191も屈曲している。
冷却装置50は、定着部13よりも記録紙Pの搬送方向下流側にかつ排出トレイ151に向けて屈曲したガイド部材191の下方に設けられており、上方に、つまりガイド部材191に向けて空気を吹出す。この空気は、ガイド部材191の開口箇所を通じて搬送路190に沿って搬送される記録紙Pの表面に吹付けられて、記録紙Pの表面に形成されたトナー像を冷却する。
定着部13を経由した直後は、該定着部13の定着用ローラー対13aにより加熱及び加圧された記録紙Pの温度が低下しておらず、該記録紙P上のトナーが十分に冷却固化されていない状態である。冷却装置50は、そのような記録紙Pに空気を吹付けて、記録紙Pの温度を十分に低下させ、記録紙P上のトナーを速やかに冷却固化させる。この後、記録紙Pが排出トレイ151に排出される。
このため、複数の記録紙Pが連続印刷されて排出トレイ151に排出されて積み重ねられたときに、記録紙Pの表面の未固化のトナーの接着作用によって、各記録紙Pが互いに接着された状態になるようなことはない。
次に、冷却装置50の構成を詳しく説明する。図2及び図3に示すように冷却装置50は、円筒状のダクト51、吸気ファン52、ダクト51の一端と吸気ファン52を連結する漏斗状の連結ダクト53、及びダクト51の内側に、該ダクト51の長手方向に沿って設けられたらせん状のスクリュー部材54を備えている。
ダクト51は、略円筒状のものであって、その一端に開口部51bが形成され、またダクト51の他端51cが閉塞されている。ダクト51の開口部51bに連結ダクト53が取付けられ、吸気ファン52が連結ダクト53の開口部53aに設けられている。吸気ファン52は、連結ダクト53を介してダクト51の開口部51bへと空気を送り込み、この空気が開口部51bからダクト51の内側へと吹込まれる。
スクリュー部材54は、軸54a、及び軸54aの周りに設けられたらせん羽54bを有しており、らせん羽54bの外周縁が円筒状のダクト51の内周面に密接又は密着した状態となって、スクリュー部材54がダクト51の内側に固定されている。このスクリュー部材54は、ダクト51の内側にらせん状の空気経路55を形成する。
また、図3及び図4に示すようにダクト51の側壁には、該ダクト51の長手方向に沿う凸状部51aが設けられており、複数の空気吹出し孔51dがダクト51の側壁並びに凸状部51aを貫通している。各空気吹出し孔51dは、ダクト51の長手方向に沿って間隔をあけて並べられている。吸気ファン52により空気がダクト51の内側に吹込まれると、この空気は、らせん状の空気経路55を通じて旋回しつつダクト51の長手方向に流れ、各空気吹出し孔51dから上方に吹出される。
更に、凸状部51aには複数の外気導入孔51eが形成されており、各外気導入孔51eがそれぞれの空気吹出し孔51dに対して斜め下方向から接続されている。各外気導入孔51eは、ダクト51の外側の空気を、各空気吹出し孔51dを通じて流れる空気に合流させるために設けられている。
ダクト51の内側において、空気は、矢印Aで示すようにらせん状の空気経路55に沿って旋回しつつ流れる。また、空気吹出し孔51dは、スクリュー部材54のらせん羽54bが略垂直方向に向く位置に対して空気の流れ方向とは逆方向の直前に設けられている。このため、空気は、らせん状の空気経路55に沿って概ね上方向に向いて流れているときに空気吹出し孔51dに達し、上方向の向きを変えることなく空気吹出し孔51dから吹出される。これにより、空気が空気吹出し孔51dから上方向に高い流速で吹出される。
また、図5に拡大して示すようにダクト51の側壁の内面における空気吹出し孔51dの開口幅をS1とし、空気吹出し孔51dと外気導入孔51eの接続位置Jにおける該空気吹出し孔51dの開口幅をS2とし、S1>S2とすると、側壁の内面における開口幅S1から外面における開口幅S2まで空気吹出し孔51dの開口幅が徐々に減少している。従って、空気吹出し孔51dの内側断面積は、ダクト51の側壁の内面から接続位置Jにかけて徐々に狭くなっている。このため、空気吹出し孔51dの接続位置Jでの空気の流速がより高速化される。
ここで、矢印Aに示すように空気が空気吹出し孔51dを通じて高速で流れ、接続位置Jで空気の流速がより高速化されると、外気導入孔51eの内側に負圧が生じ、この負圧により、矢印Bで示すようにダクト51の外側の空気が外気導入孔51eを通じて空気吹出し孔51dへと導かれて該空気吹出し孔51dの空気と合流する。これにより、多量の空気が空気吹出し孔51dから上方に高速で吹出すこととなる。
また、ダクト51の長手方向に沿う空気吹出し孔51dの縦幅が開口幅よりも広くされており、空気吹出し孔51dがスリット状のものとなっている。このため、各空気吹出し孔51dから吹出された空気が、ダクト51の外側の空気と合流しつつ、記録紙Pの表面に対して該記録紙Pの幅方向全体に吹付けられる。
すなわち、各空気吹出し孔51dからは多量の空気が高速で上方に吹出され、この多量の空気が記録紙Pの表面に対して該記録紙Pの幅方向全体に吹付けられる。これにより、記録紙Pの表面のトナーが速やかに冷却固化される。このため、複数の記録紙Pが連続印刷されて排出トレイ151に排出されて積み重ねられても、各記録紙Pが互いに接着された状態にはならない。
このように第1実施形態の冷却装置50では、多くの空気を記録紙Pの表面に対して該記録紙Pの幅方向全体に吹付けることができ、記録紙Pの表面のトナーを効率的に冷却固化させることができる。また、冷却装置50は、略円筒状のものであるから、狭いスペースに設置することができる。
なお、図6に示すように外気導入孔51eを省略し、空気吹出し孔51dの開口幅S並びに内側断面積を一定にした構成においても、空気は、らせん状の空気経路55に沿って概ね上方向に向いて流れているときに空気吹出し孔51dに達して、上方向の向きを変えることなく高速で吹出される。このため、記録紙Pの表面のトナーの冷却効果を十分に期待することができる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態の冷却装置60を画像形成装置1の側方から見て示す断面図である。また、図8(a)は、ダクト61の開口部61bに最も近い空気吹出し孔61dを拡大して示す断面図であり、図8(b)は、ダクト61の閉塞された他端61cに最も近い空気吹出し孔61dを拡大して示す断面図である。なお、図7において、図2及び図3に示す冷却装置50と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付す。
第2実施形態の冷却装置60は、筒状のダクト61、吸気ファン52、漏斗状の連結ダクト53、及びダクト61の内側に、該ダクト61の長手方向に沿って設けられたらせん状のスクリュー部材64を備えている。
ダクト61の一端に開口部61bが形成され、またダクト61の他端61cが閉塞されている。ダクト61の開口部61bに連結ダクト53が取付けられ、吸気ファン52が連結ダクト53の開口部53aに設けられている。
ダクト61は、略円錐台状の外形を有する筒体であり、ダクト61の開口部61b側の内径φ1がダクト61の他端61c側の内径φ2よりも大きくされ、かつダクト61の内径が開口部61bから他端61cにかけて徐々に小さくされている。従って、ダクト61の内側断面積が開口部61bから他端61cにかけて徐々に狭くされている。
スクリュー部材64は、軸64a、及び軸64aの周りに設けられたらせん羽64bを有しており、らせん羽64bの外周縁が円筒状のダクト61の内周面に密接又は密着した状態となって、スクリュー部材64が固定されている。ダクト61の内径が開口部61bから他端61cにかけて徐々に小さくされていることから、らせん羽64bの外形も、ダクト61の開口部61bから他端61cにかけて徐々に小さくされている
従って、ダクト61の内側に形成されたらせん状の空気経路65の内側断面積が、ダクト61の開口部61bから他端61cにかけて徐々に狭くなっている。
また、ダクト61の側壁には、該ダクト61の長手方向に沿う凸状部61aが設けられており、複数の空気吹出し孔61dがダクト61の側壁並びに凸状部61aを貫通している。各空気吹出し孔61dは、ダクト51の長手方向に沿って間隔をあけて並べられている。これらの空気吹出し孔61d別に、空気吹出し孔61dのサイズが設定されている。
更に、複数の外気導入孔61eが、凸状部61aに形成されて、それぞれの空気吹出し孔61dに対して斜め下方向から接続されている。
ここで、図8(a)に示すようにダクト61の開口部61bに最も近い空気吹出し孔61dについて、ダクト61の側壁の内面における空気吹出し孔61dの開口幅をS1とし、空気吹出し孔61dと外気導入孔61eの接続位置Jにおける該空気吹出し孔61dの開口幅をS2とし、S1に対するS2の比をS2/S1とする。同じく、図8(b)に示すようにダクト61の閉塞された他端61cに最も近い空気吹出し孔61dについて、ダクト61の側壁の内面における空気吹出し孔61dの開口幅をS1とし、空気吹出し孔61dと外気導入孔61eの接続位置Jにおける該空気吹出し孔61dの開口幅をS2とし、S1に対するS2の比をS2/S1とする。また、第1実施形態と同様に、S1>S2とする。
ダクト61の開口部61bに最も近い空気吹出し孔61dの比S2/S1と、ダクト61の閉塞された他端61cに最も近い空気吹出し孔61dの比S2/S1を比較すると、前者の比S2/S1よりも後者の比S2/S1の方が大きくされている。また、ダクト61の側壁に形成された全ての空気吹出し孔61d別に、上記比が設定されており、ダクト61の閉塞された他端61cに近づくほど、空気吹出し孔61dの比S2/S1が大きくなるように設定されている。
このような構成の冷却装置60においては、ダクト61のらせん状の空気経路65の内側断面積が、ダクト61の開口部61bから他端61cにかけて徐々に狭くされているため、ダクト61の内側の空気の流れの上流側における空気吹出し孔61dから空気が吹出されても、該空気吹出し孔61dよりも下流側における単位内側断面積当たりの空気の流量が殆ど低減せず、空気経路65における空気の流速が低下しない。よって、下流側の他の空気吹出し孔61dからの空気の吹出し量が低減しない。
また、ダクト61の閉塞された他端61cに近づくほど空気吹出し孔61dの比S2/S1が大きくされているので、ダクト61の閉塞された他端61cに近づくほど、空気吹出し孔61を通じて流れる空気の量が多くなって、空気吹出し孔61dの空気に対して外気導入孔61eを通じて合流するダクト61の外側の空気の量が低減せず、空気吹出し孔61からの空気の吹出し量も低減することはない。
すなわち、ダクト61の開口部61bからの空気の流れの上流側で、空気吹出し孔61dから空気が吹出されても、該空気吹出し孔61dよりも下流側の他の空気吹出し孔61dからの空気の吹出し量が低減せず、かつダクト61の閉塞された他端61cに近づくほど、空気吹出し孔61dを通じて流れる空気の量が多くなり、外気導入孔61eを通じて合流するダクト61の外側の空気の量が低減せず、空気吹出し孔61からの空気の吹出し量も低減することはない。このため、ダクト61の各空気吹出し孔61dのいずれからも、略同一の量及び流速の空気が記録紙Pの表面に吹付けられ、記録紙Pの幅方向全体に対して均一な冷却効果が得られる。
また、冷却装置60は、略円筒状のものであるから、狭いスペースに設置することができる。
<比較例>
図9は、比較例の冷却装置70及び定着部13を画像形成装置1の正面から見て示す断面図である。また、図10は、比較例の冷却装置70及び定着部13を画像形成装置1の側方から見て示す断面図である。
図9及び図10に示すように比較例の冷却装置70は、円筒状のダクト71、及び吸気ファン72を備えている。
ダクト71は、円筒状のものであって、その一端に開口部71bが形成され、またダクト71の他端71cが閉塞されており、ダクト71の開口部71bに吸気ファン72が設けられている。
また、ダクト71の側壁には、複数の空気吹出し孔71dが該ダクト71の長手方向に沿って間隔をあけて並べて形成されている。各空気吹出し孔71dは、一定の内側断面積を有している。
吸気ファン72により空気がダクト71の内側に吹込まれると、この空気は、ダクト71の内側を該ダクト71の長手方向に流れ、各空気吹出し孔71dから上方に吹出されて、記録紙Pの表面に吹付けられる。
このような構成においては、空気がダクト71の内側を該ダクト71の長手方向に流れるため、各空気吹出し孔71dから吹出される空気の流速が低く、吹出された空気に合流するダクト71の外側の空気の量も少なく、よって記録紙Pを効果的に冷却することができない。
これに対して上記各実施形態では、空気をダクト51(又は61)の内側のらせん状の空気経路55(又は65)に吹込み、らせん状の空気経路55(又は65)に沿って旋回しつつ流れる空気を上方向に向く流れのときに空気吹出し孔51d(又は61d)から上方向に吹出させているので、空気が空気吹出し孔51d(又は61d)から高い流速で吹出され、また空気吹出し孔51d(又は61d)の内側断面積をダクト51(又は61)の側壁の内面から空気吹出し孔51d(又は61d)と外気導入孔51e(又は61e)の接続位置Jにかけて徐々に狭くしているため、接続位置Jで空気の流速がより高速化され、この高速の空気に対して外気導入孔61eを通じてダクト61の外側の多くの空気が合流し、これらの合流した空気が記録紙Pに吹付けられて、記録紙Pが効果的に冷却される。
なお、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置としてカラー複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、モノクロ複合機や他の電子機器、例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
また、図1乃至図8を用いて説明した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 装置本体
5 画像読取部
13 定着部
14 給紙部
47 操作部
50、60 冷却装置
51、61 ダクト
51d、61d 空気吹出し孔
51e、61e 外気導入孔
52 吸気ファン
53 連結ダクト
54、64 スクリュー部材
190 搬送路
191 ガイド部材

Claims (5)

  1. 一端が開口され、他端が閉塞された筒状のダクトと、
    前記ダクトの開口された一端から該ダクトの内側に空気を吹き込むファンと、
    前記ダクトの内側に、該ダクトの長手方向に沿って設けられたらせん状のスクリュー部材と、を備え、
    前記ダクトの側壁に、複数の空気吹出し孔を該ダクトの長手方向に沿って並べて形成し
    前記各空気吹出し孔を通じて流れる空気に前記ダクトの外側の空気を合流させるそれぞれの外気導入孔を、該各空気吹出し孔に接続した冷却装置。
  2. 前記空気吹出し孔の内側断面積は、前記ダクトの側壁の内面から該空気吹出し孔と前記外気導入孔の接続位置まで徐々に狭くされている請求項に記載の冷却装置。
  3. 前記ダクトの側壁の内面における前記空気吹出し孔の内側断面積に対する前記接続位置における該空気吹出し孔の内側断面積の比は、前記各空気吹出し孔別に設定されており、当該空気吹出し孔の位置が前記ダクトの閉塞された他端に近くなるほど、前記比が大きくされている請求項に記載の冷却装置。
  4. 前記ダクトの閉塞された他端に近づくほど、前記ダクトの内側断面積が狭くされている請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の冷却装置。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の冷却装置と、
    記録紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録紙に形成された画像を定着する定着部と、を備え、
    前記冷却装置のダクトの空気吹出し孔を、前記定着部を経由した前記記録紙の搬送経路に向けた画像形成装置。
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