JP6344064B2 - 画像処理装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6344064B2
JP6344064B2 JP2014112957A JP2014112957A JP6344064B2 JP 6344064 B2 JP6344064 B2 JP 6344064B2 JP 2014112957 A JP2014112957 A JP 2014112957A JP 2014112957 A JP2014112957 A JP 2014112957A JP 6344064 B2 JP6344064 B2 JP 6344064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixels
image
rectangular
intermediate image
specific
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014112957A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015228566A (ja
Inventor
長谷川 智彦
智彦 長谷川
卓也 嶋橋
卓也 嶋橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2014112957A priority Critical patent/JP6344064B2/ja
Priority to US14/725,123 priority patent/US9307115B2/en
Publication of JP2015228566A publication Critical patent/JP2015228566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6344064B2 publication Critical patent/JP6344064B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3876Recombination of partial images to recreate the original image
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/393Enlarging or reducing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、第1の画像と第2の画像とが結合された画像を表す画像データを生成する技術に関する。
第1の画像と第2の画像とが結合された結合画像を表す画像データを生成する技術が知られている。例えば、特許文献1に開示された技術では、一度には読み取れない大きさの原稿を、スキャナを用いて2回に分けて読み取ることによって、第1の画像を表すスキャンデータと、第2の画像を表すスキャンデータと、が取得される。そして、2個のスキャンデータを用いて、第1の画像と第2の画像とが結合された結合画像を表す画像データが生成される。画像データによって表される結合画像は、定型の用紙(例えば、A3の用紙)に印刷される。
特開平11−196261号公報
しかしながら、上記技術では、どのようなサイズの結合画像を表す画像データを生成するかについて十分に工夫がなされているとは言えなかったため、生成される画像データで表される結合画像のサイズがどのようなサイズとなるか不明であった。
本発明は、第1の画像と第2の画像とが結合された画像を表す画像データを生成する際に、予め定められているサイズに関連するサイズの画像を表す矩形画像データを生成することができる新たな技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像処理装置であって、特定の矩形のサイズを示すサイズ情報であって、前記特定の矩形の第1の方向の画素数と、前記特定の矩形の前記第1の方向と直交する第2の方向の画素数と、をそれぞれ示す情報を含む、前記サイズ情報を記憶する記憶制御部と、第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する画像取得部と、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記第1の画像の少なくとも一部の領域と前記第2の画像の少なくとも一部の領域とが隣り合って配置されるように結合される中間画像を表す中間画像データを生成する中間画像生成部であって、前記中間画像を構成する画素数は、前記第1の画像を構成する画素数よりも多く、前記第2の画像を構成する画素数よりも多い前記中間画像生成部と、前記サイズ情報を用いて、前記中間画像に対して前記中間画像に含まれる複数個の画素の削除と前記中間画像に含まれない複数個の画素の追加との少なくとも一方を実行することによって、前記第1の方向の画素数が第1の画素数であり、前記第2の方向の画素数が第2の画素数である矩形画像を表す矩形画像データを生成する矩形画像生成部であって、前記第1の画素数は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第2の画素数は、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第1の画素数と前記第2の画素数との比率は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数との比率と同等である、前記矩形画像生成部と、を備える、画像処理装置。
上記構成によれば、第1の画像と第2の画像とが結合された中間画像に対して、サイズ情報を用いて複数個の画素の削除と追加を行うことによって、予め定められているサイズに関連するサイズの矩形画像を表す矩形画像データを生成することができる。
[適用例2]
適用例1に記載の画像処理装置であって、さらに、
前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数に、前記中間画像の前記第1の方向の解像度に対応する所定の値を乗ずることによって前記第1の画素数を算出し、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数に前記所定の値を乗ずることによって前記第2の画素数を算出する算出部を備える、画像処理装置。
[適用例]画像処理装置であって、特定の矩形のサイズを示すサイズ情報であって、前記特定の矩形の第1の方向の画素数と、前記特定の矩形の前記第1の方向と直交する第2の方向の画素数と、をそれぞれ示す情報を含む、前記サイズ情報を記憶する記憶制御部と、第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する画像取得部と、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記第1の画像の少なくとも一部の領域と前記第2の画像の少なくとも一部の領域とが隣り合って配置されるように結合される中間画像を表す中間画像データを生成する中間画像生成部であって、前記中間画像を構成する画素数は、前記第1の画像を構成する画素数よりも多く、前記第2の画像を構成する画素数よりも多い前記中間画像生成部と、前記サイズ情報を用いて、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数に、前記中間画像の前記第1の方向の解像度に対応する第1の所定値を乗ずることによって第1の画素数を算出し、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数に、前記中間画像の前記第2の方向の解像度に対応する第2の所定値を乗ずることによって第2の画素数を算出する算出部と、前記中間画像に対して前記中間画像に含まれる複数個の画素の削除と前記中間画像に含まれない複数個の画素の追加との少なくとも一方を実行することによって、前記第1の方向の画素数が前記第1の画素数であり、前記第2の方向の画素数が前記第2の画素数である矩形画像を表す矩形画像データを生成する矩形画像生成部と、を備える、画像処理装置。
上記構成によれば、第1の画像と第2の画像とが結合された中間画像を、サイズ情報と中間画像の解像度とを用いて修正することによって、予め定められているサイズに関連するサイズの矩形画像を表す矩形画像データを生成することができる。
[適用例4]
適用例1〜3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記矩形画像生成部は、
前記中間画像の前記第1の方向の画素数が前記第1の画素数より大きい場合に、前記中間画像の前記第1の方向の端部の複数個の画素を削除することによって前記矩形画像データを生成し、
前記中間画像の前記第2の方向の画素数が前記第2の画素数より大きい場合に、前記中間画像の前記第2の方向の端部の複数個の画素を削除することによって前記矩形画像データを生成し、
前記中間画像の前記第1の方向の画素数が前記第1の画素数以下である場合に、前記中間画像の前記第1の方向の端部に複数個の画素を追加することによって前記矩形画像データを生成し、
前記中間画像の前記第2の方向の画素数が前記第2の画素数以下である場合に、前記中間画像の前記第2の方向の端部に複数個の画素を追加することによって前記矩形画像データを生成する、画像処理装置。
[適用例5]
適用例4に記載の画像処理装置であって、
前記矩形画像生成部は、
前記中間画像と前記中間画像内の所定の矩形のうちの一方の前記第1の方向の中心を基準に、前記第1の方向の端部の複数個の画素の削除および前記第1の方向の端部への複数個の画素の追加のうち、少なくとも一方の処理を実行し、
前記中間画像と前記中間画像内の所定の矩形のうちの一方の前記第2の方向の中心を基準に、前記第2の方向の端部の複数個の画素の削除および前記第2の方向の端部への複数個の画素の追加のうち、少なくとも一方の処理を実行する、画像処理装置。
[適用例6]
適用例4または5に記載の画像処理装置であって、さらに、
前記第1の画像と前記第2の画像と前記中間画像との少なくとも一つの画像から、背景を表す1個以上の背景画素を決定する背景画素決定部を備え、
前記矩形画像生成部によって前記中間画像に追加される複数個の画素の値は、それぞれ前記1個以上の背景画素の値を用いて決定される、画像処理装置。
[適用例7]
適用例1〜6のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記記憶制御部は、複数個の前記特定の矩形のサイズをそれぞれ表す複数個の前記サイズ情報を記憶し、
前記画像処理装置は、さらに、
前記中間画像内の複数個の画素の中から、特定の範囲内の値を有する複数個の画素を決定する画素決定部と、
前記特定の範囲内の値を有する複数個の画素を包含する矩形領域を決定する領域決定部と、
前記矩形領域の前記第1の方向の画素数と前記矩形領域の前記第2の方向の画素数との少なくとも一方を用いて、複数個の前記サイズ情報の中から、一のサイズ情報を決定する情報決定部と、
を備え、
前記矩形画像生成部は、前記一のサイズ情報を用いて、前記矩形画像データを生成する、画像処理装置。
[適用例8]
適用例7に記載の画像処理装置であって、
前記情報決定部は、前記矩形領域の前記第1の方向の画素数と各前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数との差分と、前記矩形領域の前記第2の方向の画素数と各前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数との差分と、の少なくとも一方を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
[適用例9]
適用例7または8に記載の画像処理装置であって、
前記情報決定部は、前記矩形領域の前記第1の方向の画素数と前記矩形領域の前記第2の方向の画素数との両方を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
[適用例10]
適用例7〜9のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記矩形画像生成部は、前記情報決定部によって前記一のサイズ情報が決定できない場合には、前記矩形領域内の画像を表す前記矩形画像データを生成する、画像処理装置。
[適用例11]
適用例1〜6のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記記憶制御部は、複数個の前記特定の矩形のサイズをそれぞれ表す複数個の前記サイズ情報を記憶し、
前記画像処理装置は、さらに、前記中間画像の前記第1の方向の画素数および各前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と、前記中間画像の前記第2の方向の画素数および各前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と、の少なくとも一方を用いて、複数個の前記サイズ情報の中から、一のサイズ情報を決定する情報決定部を備え、
前記矩形画像生成部は、前記一のサイズ情報を用いて、前記矩形画像データを生成する、画像処理装置。
[適用例12]
適用例11に記載の画像処理装置であって、
前記情報決定部は、前記中間画像の前記第1の方向の画素数と各前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数との差分と、前記中間画像の前記第2の方向の画素数と各前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数との差分と、の少なくとも一方を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
[適用例13]
適用例11または12に記載の画像処理装置であって、
前記情報決定部は、前記第1の方向と前記第2の方向のうち、前記中間画像の長手方向の画素数を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
[適用例14]
適用例11〜13のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記中間画像は、前記第1の画像の第1の辺に沿う領域と前記第2の画像の第2の辺に沿う領域とが重なるように、前記第1の画像と前記第2の画像とが結合された画像であり、
前記情報決定部は、前記第1の方向と前記第2の方向のうち、前記第1の辺と垂直な方向の前記中間画像の画素数を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
[適用例15]
適用例11〜14のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記矩形画像生成部は、前記情報決定部によって前記一のサイズ情報が決定できない場合には、前記中間画像に内接する内接矩形内の画像を表す前記矩形画像データを生成する、画像処理装置。
[適用例16]
適用例1〜15のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
生成される前記矩形画像データを印刷実行部に送信する送信部を備える、画像処理装置。
[適用例17]
適用例1〜16のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記第1の画像データは、原稿の第1の領域を光学的に読み取ることによって得られる画像データであり、
前記第2の画像データは、前記原稿の第2の領域を光学的に読み取ることによって得られる画像データである、画像処理装置。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像読取装置、画像処理装置や画像読取装置の制御方法、これらの装置または方法を実現するためのコンピュータプ口グラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
実施例における画像処理システムの構成を示すブロック図である。 画像処理システム1000の動作を示すシーケンス図である。 実施例で用いられる原稿の一例を示す図である。 2個のスキャンデータの生成について説明する図である。 スキャン画像の一例を示す図である。 結合画像30の一例を示す図である。 類似領域決定処理のフローチャートである。 第1実施例の修正処理のフローチャートである。 第1実施例の画像サイズ決定処理のフローチャートである。 基準サイズテーブルとサイズテーブルとの一例を示す図である。 結合画像30のサイズの修正について説明する図である。 結合画像30のサイズの修正について説明する図である。 第2実施例の修正処理のフローチャートである。 第2実施例の画像サイズ決定処理のフローチャートである。
A.第1実施例:
A−1:画像処理システム1000の構成
図1は、実施例における画像処理システムの構成を示すブロック図である。画像処理システム1000は、画像処理装置としてのサーバ400と、複合機200と、を備えている。サーバ400は、インターネット70に接続されており、複合機200は、LAN(Local Area Networkの略称)80を介して、インターネット70に接続されている。この結果、サーバ400と複合機200は、LAN80とインターネット70とを介して、通信可能である。また、LAN80には、複合機200のユーザのパーソナルコンピュータ500が接続されていても良い。
サーバ400は、サーバ400のコントローラの一例としてのCPU410と、DRAMなどの揮発性記憶装置420と、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置430と、インターネット70などのネットワークに接続するためのインタフェースを含む通信部480と、を備えている。揮発性記憶装置420には、CPU410が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域421が設けられている。不揮発性記憶装置430には、コンピュータプログラム431と、UIデータ群433と、後述する画像サイズ決定処理で用いられる基準サイズテーブル435と、が格納されている。
コンピュータプログラム431、UIデータ群433、および、基準サイズテーブル435は、例えば、サーバ400の管理者によって、インターネット70を介してサーバ400にアップロードされることにより、サーバ400にインストールされる。または、コンピュータプログラム431、UIデータ群433、および、基準サイズテーブル435は、例えば、DVD−ROMなどに格納された形態で提供され、サーバ400の管理者によって、サーバ400にインストールされても良い。CPU410は、コンピュータプログラム431を実行することにより、後述する画像処理を実現する。
複合機200は、複合機200のコントローラの一例としてのCPU210と、DRAMなどの揮発性記憶装置220と、フラッシュメモリやハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置230と、プリンタ部240と、スキャナ部250と、タッチパネルやボタンなどの操作部260と、液晶ディスプレイなどの表示部270と、外部機器と通信を行う通信部280と、を備えている。例えば、通信部280は、LAN80などのネットワークに接続するためのインタフェースや、USBメモリなどの外部記憶装置と接続するためのインタフェースを含んでいる。
揮発性記憶装置220には、CPU210が処理を行う際に生成される種々のデータを一時的に格納するバッファ領域221が設けられている。不揮発性記憶装置230には、制御プログラム231が格納されている。
プリンタ部240は、インクジェット方式やレーザー方式などの印刷方式を用いて印刷を実行する。スキャナ部250は、CCDやCMOSなどの光電変換素子を用いて光学的に原稿を読み取ることによってカラー画像やグレー画像を表すスキャンデータを生成する。スキャナ部250は、いわゆるフラットベッド式の原稿台PTを備えている。なお、原稿台PTの長手方向の長さは、ISO(International Organization for Standardizationの略称)216で定められている紙の寸法を規定するA4サイズの長手方向の長さである297mmより少しだけ(例えば、数センチ)長い。そして、原稿台PTの短手方向の長さは、ANSI/ASME(American National Standards Institute/American Society of Mechanical Engineersの略称)Y14.1で定められている紙の寸法を規定するレターサイズの短手方向の長さである215.9mmより少しだけ(例えば、数センチ)長い。すなわち、本実施例では、1回で読み取ることができる原稿の最大サイズは、A4サイズより大きくA3サイズより小さいサイズである。なお、A3サイズとは、ISO216で定められている紙の寸法である。具体的には、スキャナ部250は、長手方向の長さがA4サイズの長手方向の長さより少しだけ長く、かつ、短手方向の長さがレターサイズの短手方向の長さより少しだけ長い領域を読み取り、当該領域の画像を表すスキャンデータを生成する。このために、後述するように、例えば、A3サイズの原稿の長手方向の中央付近が重複するように、A3サイズの原稿を2回に分けて読み取ることができる。
CPU210は、制御プログラム231を実行することにより、複合機200の制御を実行する。例えば、CPU210は、プリンタ部240やスキャナ部250を制御して、コピー処理、印刷処理、スキャン処理などを実行する。さらに、CPU210は、サーバ400にアクセスして、サーバ400が提供するサービスを利用するサービス利用処理を、実行することができる。
A−2:画像処理システム1000の動作
図2は、画像処理システム1000の動作を示すシーケンス図である。このシーケンス図の処理は、複合機200が、サーバ400が提供する画像生成サービスの利用指示を、ユーザから受け付けた場合に開始される。この画像生成サービスは、詳細は後述するが、複数個のスキャンデータによって表される複数個のスキャン画像を結合するサービスである。複数個のスキャンデータは、詳細は後述するが、例えば、1回で読み取り可能なサイズより大きなサイズの原稿を、複数回に分けて読み取ることによって生成される。
処理が開始されると、S5では、複合機200のCPU210は、サービス開始要求を、サーバ400に対して送信する。サーバ400のCPU410は、サービス開始要求を受信すると、図1に示されるUIデータ群433から画像生成サービスの提供に必要なUIデータを選択し、S10にて、該UIデータを複合機200に対して送信する。UIデータは、具体的には、ユーザインタフェース画面(以下、UI画面とも呼ぶ)を表す画面データと、制御データと、を含む。この制御データは、例えば、UI画面を利用して複合機200が後述するS15のスキャン処理などの所定の処理を行うために必要な各種のデータを含む。例えば、制御データは、UI画面(例えば、図4)を介して受け付けたユーザの指示に基づいて、サーバ400へのスキャンデータの送信などの複合機200が実行すべき処理を行うために必要な情報、例えば、スキャンデータの送信先アドレスなどを含む。
S15では、CPU210は、受信したUIデータに基づいて、複数個のスキャンデータを生成するスキャン処理を実行する。具体的には、スキャン処理では、CPU210は、ユーザが用意した原稿を2回に分けて読み取ることによって、2個のスキャンデータを生成する。本実施例のスキャンデータは、0〜255の256階調の値で表されるRGBの各成分の成分値を画素ごとに含むRGB画像データである。
図3は、本実施例で用いられる原稿の一例を示す図である。図3の原稿10のサイズは、スキャナ部250が1回で読み取り可能なサイズの約2倍のサイズである。なお、本実施例では、スキャナ部250が1回で読み取り可能なサイズとは、長手方向の長さがA4サイズの長手方向の長さより少しだけ長く、かつ、短手方向の長さがレターサイズの短手方向の長さより少しだけ長い領域を示すサイズであり、約2倍のサイズとは、例えば、A3サイズである。原稿10を表側から見た場合の右辺をRL、左辺をLL、上辺をUL、下辺をBLとする。
図4は、2個のスキャンデータの生成について説明する図である。図4(A)は、UI画面の一例を示す図である。先ず、CPU210は、図示しない所定のUI画面を表示して、解像度の指定を受け付けることができる。解像度は、縦方向の解像度と、横方向の解像度と、を含む。基本的には、縦方向の解像度と、横方向の解像度とは、同じである。例えば、このような解像度として、本実施例では、ユーザは、縦100dpi×横100dpi、縦150dpi×横150dpi、縦300dpi×横300dpi、縦600dpi×横600dpiの4種類の解像度のうちの一つを指定することができる。さらに、本実施例では、ユーザは、縦方向の解像度と横方向の解像度とが互いに異なる組み合わせ、例えば、縦100dpi×横150dpi、縦300dpi×横600dpiなどの解像度を指定することができる。
次に、CPU410は、図4(A)のUI画面UG1を表示部270に表示する。例えば、UI画面UG1は、原稿台PTへの原稿10の適切な設置を促すメッセージMS1と、スキャンボタンSBと、キャンセルボタンCBと、を含んでいる。ユーザは、UI画面UG1に従って、図4(B)に示すように、図3の原稿10の左側の約半分の領域10Lを読み取ることができるように、原稿10を原稿台PTに設置し、スキャンボタンSBを押下する。最も一般的には、図4(B)に示すように、原稿10の左辺LLが原稿台PTの上辺と一致し、原稿10の上辺ULが原稿台PTの左辺と一致するように、原稿10が原稿台PT上に配置される。スキャンボタンSBの押下に応じて、CPU210は、スキャナ部250を制御して原稿10を読み取ることによって、左側スキャンデータを生成する。
図5は、スキャン画像の一例を示す図である。図5(A)には、左側スキャンデータによって表される左側スキャン画像20Lが示されている。左側スキャン画像20Lは、原稿10の左側の領域10L(図3)を示す左側原稿画像HILと、余白WBLと、を含んでいる。余白WBLは、原稿台PTのうち、原稿が設置されていない部分に対応する領域であり、例えば、原稿カバーの原稿台PTと対向する部分の色を有している。余白WBLの色は、本実施例では、白である。図4(B)に示すように原稿10が設置された場合には、図5(A)の左側スキャン画像20Lは、右側に余白がなく、かつ、上側と左側にほとんど余白がなく、かつ、下側に余白WBLが存在する画像となる。原稿10の設置状態が、図4(B)に示す設置状態からずれた場合には、そのずれに応じて、上側と左側と下側の余白の幅が図5(A)の左側スキャン画像20Lとは異なる画像が生成される。
次に、CPU210は、所定のUI画面(図示省略)を表示部270に表示する。このUI画面は、UI画面UG1と同様に、原稿台PTへの原稿10の適切な設置を促すメッセージと、スキャンボタンと、キャンセルボタンと、を含んでいる。ユーザは、UI画面に従って、図3に示される原稿10の右側の約半分の領域10Rを読み取ることができるように、原稿10を原稿台PTに設置し、スキャンボタンを押下する。最も一般的には、図4(C)に示すように、原稿10の右辺RLが原稿台PTの上辺と一致し、原稿10の下辺BLが原稿台PTの左辺と一致するように、原稿10が原稿台PT上に配置される。CPU210は、スキャンボタンの押下に応じて、スキャナ部250を制御して原稿を読み取ることによって、右側スキャンデータを生成する。
図5(B)には、右側スキャンデータによって表される右側スキャン画像20Rが示されている。右側スキャン画像20Rは、図3に示される原稿10の右側の領域10Rを示す右側原稿画像HIRと、余白WBRと、を含んでいる。図4(C)に示すように原稿10が設置された場合には、図5(B)の右側スキャン画像20Rは、左側に余白がなく、かつ、下側と右側にほとんど余白がなく、かつ、上側に余白WBRが存在する画像となる。原稿10の設置状態が、図4(C)に示す設置状態からずれた場合には、そのずれに応じて、上側と右側と下側の余白の幅が図5(B)の左側スキャン画像20Lとは異なる画像が生成される。なお、図5(A)、(B)の2個のスキャン画像20R、20Lは、いずれも縦方向の解像度と横方向の解像度とが同じである場合、例えば、縦300dpi×横300dpiである場合の例である。
ここで、図3の原稿10の横方向の中央部CAを表す画像は、左側スキャン画像20Lの右辺に沿った領域と、右側スキャン画像20Rの左辺に沿った領域と、の両方に含まれている。すなわち、左側スキャン画像20Lと右側スキャン画像20Rは、ともに、原稿10の中央部CAを表す画像を含んでいる。これは、例えば、UI画面や複合機200の説明書などによって、原稿10の中央部CAが、右側スキャンデータの生成時と左側スキャンデータの生成時との両方で読み取られるように、原稿10を原稿台PTに設置するように、ユーザに指示することによって、実現される。なお、左側スキャン画像20L内の中央部CAを表す画像と、右側スキャン画像20R内の中央部CAを表す画像とは、類似しているが、ユーザによって原稿台PTに設置された原稿10の位置、スキャナ部250の光電変換素子の特性などによって多少の差は生じ得るので、完全に一致しているわけではない。
図2に戻り、S15の処理後のS20では、CPU210は、右側スキャン画像20Rを表す右側スキャンデータと、左側スキャン画像20Lを表す左側スキャンデータと、をサーバ400に対して送信する。本実施例では、これらの2個のスキャンデータは、2個のJPEG(Joint Photographic Experts Groupの略)ファイルとして、サーバ400に送信される。これらのPDFファイルには、それぞれ、スキャンデータの縦方向の解像度と横方向の解像度とをそれぞれ示す解像度情報が含められる。この結果、S25にて、サーバ400のCPU410は、右側スキャンデータと、左側スキャンデータと、取得して、バッファ領域421に格納する。
S30では、CPU410は、図5(B)に示される右側スキャン画像20Rの一部の領域である基準領域SPと、図5(A)に示される左側スキャン画像20Lの一部の領域である探索領域SAと、を決定する。基準領域SPは、右側スキャン画像20R内の所定の位置に配置された所定のサイズの矩形領域に決定される。また、基準領域SPは、右側スキャン画像20Rにおいて、図3の原稿10の中央部CAを表す画像内に配置される。より具体的には、基準領域SPは、左端から所定のマージン(例えば、10画素〜20画素のマージン)だけ離れた位置で、かつ、上下方向の中央部近傍に配置される。基準領域SPの横方向のサイズは、例えば、5画素〜20画素であり、基準領域SPの縦方向のサイズは、右側スキャン画像20Rの縦方向の画素数の1/4〜1/2である。
探索領域SAは、予め定められた領域である。図5(A)の探索領域SAの縦方向の長さは、例えば、左側スキャン画像20Lの縦方向の全長に等しい。探索領域SAの左右方向の長さは、例えば、左側スキャン画像20Lの左右方向の長さの20%〜50%である。探索領域SAは、例えば、左側スキャン画像20Lの右辺と、上辺の右側の部分と、下辺の右側の部分と、を含む領域である。
S35では、CPU410は、類似領域決定処理を実行する。類似領域決定処理は、右側スキャン画像20R内の基準領域SPに類似する類似領域CPを、左側スキャン画像20L内の探索領域SA内から決定する処理である。図5(A)の左側スキャン画像20L内には、類似領域決定処理によって決定される類似領域CPが図示されている。基準領域SPに類似する類似領域CPは、次のように定義できる。図5(B)に示される右側スキャン画像20R内の基準領域SP内に表されている原稿10の一部分を、図3に示される特定部分SPTとする。類似領域CPは、左側スキャン画像20Lにおいて、原稿10の特定部分SPTを表す領域である。
S40では、CPU410は、結合処理を実行する。結合処理では、右側スキャンデータと左側スキャンデータとを用いて、右側スキャン画像20R内の右側原稿画像HIRと、左側スキャン画像20L内の左側原稿画像HILとが結合された結合画像30を表す結合画像データが生成される。なお、後述する結合画像30A、30B、30Cは、それぞれ結合画像30の一例である。
図6は、結合画像30の一例を示す図である。図6(A)には、図5(A)、(B)の2個のスキャン画像20L、20R、すなわち、縦方向の解像度と横方向の解像度とが同じである2個のスキャン画像20R、20Lが結合された結合画像30Aが示されている。図6(A)に示すように、結合画像30Aにおいて、右側原稿画像HIRと左側原稿画像HILとは、右側原稿画像HIR内の基準領域SPと、左側原稿画像HIL内の類似領域CPと、が重なるように、結合される。結合画像30Aにおいて、右側原稿画像HIRと左側原稿画像HILとが互いに重なり合う領域内の画素の成分値には、例えば、右側原稿画像HIR(すなわち、右側スキャン画像20R)内の画素の成分値が優先的に採用される。これによって、右側原稿画像HIRと左側原稿画像HILとが結合されて、図3の原稿10を表す結合画像30Aが生成される。図6(A)に示すように、結合画像30A内は、右側原稿画像HIRと左側原稿画像HILが結合された画像、すなわち、原稿10の画像を表す原稿領域PAと、原稿領域PAの外側の余白WBと、を含む。原稿領域PAは、矩形の領域であるので、矩形領域PAとも呼ぶ。
図6(B)には、図3の原稿10を、図6(B)の縦方向の解像度を横方向の解像度の1.5倍として読み取って得られる2個のスキャンデータが用いられる場合の例が示されている。このために、図6(B)の結合画像30Bは、図5(A)と比較して、横方向の画素数に対する縦方向の画素数の比率が、図5(A)の結合画像30Aと比較して1.5倍である歪んだ画像となっている。
図6(C)には、図3の原稿10とは異なる原稿を読み取って得られる2個のスキャンデータが用いられる場合の例が示されている。この例で用いられる原稿は、図3の原稿10のサイズより横方向の長さが短い。そのために、図6(C)の結合画像30Cは、2個のスキャン画像が重なる部分の横方向の長さが、図6(A)の結合画像30Aより長くなり、結合画像30Cの横方向の長さが、結合画像30Aより短くなっている。また、図6(C)の結合画像30Cでは、図6(A)の結合画像30Aとは異なり、上側の余白WBが下側の余白WBより大きくなっている。これは、原稿台PTに対する原稿の設置のずれに起因する。このように、用いられる原稿の大きさや、原稿台PTに対する原稿の設置位置は様々であるので、これらの違いに起因して、生成される結合画像の大きさや形状は、様々である。
一般的には、2個のスキャン画像を結合する際に、2個のスキャン画像の縦方向の位置は一致しないので、図6(A)〜図6(C)に示すように、生成される結合画像30A、30B、30Cは、矩形ではない。一般的には、これらの結合画像の上辺は、左側の部分と右側の部分のうち、一方の部分が他方の部分より上方に位置するように、階段状になっている。結合画像の下辺についても同様である。図6(A)〜図6(C)の結合画像30A、30B、30Cの上辺および下辺は、右側の部分が左側の部分より上方に位置している。ただし、画像データによって表される画像は、通常は、矩形で扱われるので、実際には、矩形でない結合画像は、結合画像の外接矩形のサイズの画像として扱われる。そして、結合画像の外側であり、かつ、外接矩形の内側の領域は、デフォルトの画素値、例えば、(R、G、B)=(0、0、0)を有する画素で埋められている。
結合画像30は、右側スキャン画像20R内の一部の領域と、左側スキャン画像20L内の一部の領域と、が重なるように結合された画像である。具体的には、結合画像30において、2個のスキャン画像20L、20Rのそれぞれにおける原稿10の中央部CAを表す領域が重なるように、結合されている。換言すれば、結合画像30は、右側スキャン画像20Rの左辺に沿う領域と左側スキャン画像20Lの右辺に沿う領域とが重なるように、右側スキャン画像20Rと左側スキャン画像20Lとが結合された画像と言うこともできる。すなわち、結合画像30は、結合前の左側スキャン画像20Lの少なくとも一部の領域と、右側スキャン画像20Rの少なくとも一部の領域とが隣り合って配置されるように結合される。具体的には、結合画像30において、左側スキャン画像20Lにおける原稿10の中央部CAの左側の部分を示す領域と、右側スキャン画像20Rにおける原稿10の中央部CAの右側の部分を示す領域と、が原稿10の中央部CAを示す領域を挟んで隣り合って配置されている。そして、結合画像30を構成する画素数は、結合前の左側スキャン画像20Lを構成する画素数よりも多く、かつ、右側スキャン画像20Rを構成する画素数よりも多い。
なお、後述する類似領域決定処理において、基準領域SPに類似する類似領域CPを決定できなかった場合には、例えば、機械的に、左側スキャン画像20Lの右端の辺と、右側スキャン画像20Rの左端の辺と、が接するように、2個のスキャン画像が結合された結合画像を表す結合画像データが生成される(図示省略)。
図2に戻り、S40の処理後のS45では、CPU410は、S40にて生成される結合画像データによって表される結合画像30を修正する修正処理を実行する。修正処理によって、修正済みの矩形画像50を表す矩形画像データが生成される。修正処理の内容は後述するが、生成される矩形画像データによって表される矩形画像50は、例えば、定型サイズの用紙、具体的には、A3サイズやA4サイズの用紙に印刷するために適切なサイズを有している。修正処理によって生成される矩形画像データが最終的に出力される画像データとなるので、修正前の結合画像データによって表される結合画像30を中間画像とも呼ぶ。
図2のS50では、CPU410は、生成された矩形画像データを印刷実行部としての複合機200に対して送信する。なお、矩形画像データには、矩形画像50の縦方向の解像度および横方向の解像度を示す解像度情報が関連付けられる。例えば、矩形画像データは、PDFファイルに格納されて、複合機200に対して送信される。解像度情報はメタデータとしてPDFファイルに格納される。複合機200のCPU210は、矩形画像データを受信すると、受信した矩形画像データを不揮発性記憶装置230に格納するとともに、ユーザに矩形画像データを受信したことを通知する。結合画像データは、ユーザの利用に供される。例えば、複合機200は、ユーザの指示に基づいて、矩形画像データを用いて、矩形画像50を定型サイズの用紙に印刷することができる。
以上説明した画像処理システム1000によれば、図3に示される一の原稿10からそれぞれ別の領域を読み取ることによって得られる複数個の画像データ、具体的には、右側スキャンデータと左側スキャンデータとを用いて、一の原稿10を表す矩形画像データを生成することができる。
A−3.類似領域決定処理
次に、図2のS35の類似領域決定処理を説明する。図7は、類似領域決定処理のフローチャートである。S110では、CPU410は、図2のS30にて左側スキャン画像20L内に決定された図5(A)に示される探索領域SA内に、1個の注目候補領域を特定する。
図5(A)には、探索領域SA内に、1個の候補領域NP1が図示されている。1個の候補領域のサイズ形状およびサイズは、図2のS30にて、右側スキャン画像20R内に決定された図5(B)に示される基準領域SPのサイズおよび形状と同じである。探索領域SA内には、図5(A)の候補領域NP1を縦方向や横方向に1画素刻みで移動させることで、複数個の候補領域NPが配置可能であることが解る。S110では、探索領域SA内に配置可能な全ての候補領域NPの中から1個の領域が所定の順序で注目候補領域として特定される。
1個の注目候補領域が特定されると、S120では、CPU410は、探索領域SA内の注目候補領域の類似度(SC/Nt)を算出する。注目候補領域の類似度(SC/Nt)は、注目候補領域と、基準領域SPとが類似している程度を示す指標値である。
類似度(SC/Nt)の算出方法は、以下のとおりである。先ず、CPU410は、注目候補領域内の複数個の画素を1個ずつ注目画素として選択して、注目画素が、類似画素であるか非類似画素であるかを判断する。具体的には、CPU410は、注目候補領域内の注目画素の成分値と、当該注目画素に対応する基準領域SP内の画素の成分値と、の差ΔVPを算出する。注目画素に対応する基準領域SP内の画素は、注目候補領域内の画像と基準領域SP内の画像とを重ねた場合に、注目画素と重なる基準領域SP内の画素である。差ΔVPを算出すべき2個の画素の成分値を、(R1、G1、B1)と(R2、G2、B2)とする。差ΔVPは、3種類の成分値間の差分の絶対値の和で表される。すなわち、差ΔVPは、(R1−R2)の絶対値と、(G1−G2)の絶対値と、(B1−B2)の絶対値と、の合計値で表される。
CPU410は、算出された差ΔVPが、所定の基準値TH1以下である場合には、注目画素が類似画素であると判断し、算出された差ΔVPが、所定の基準値TH1より大きい場合には、注目画素が非類似画素であると判断する。差ΔVPが、所定の基準値TH1以下である場合には、注目候補領域内の注目画素と、当該注目画素に対応する基準領域SP内の画素とは、類似する画素であると判断できるからである。
CPU410は、注目候補領域内の類似画素の個数SCを、注目候補領域内の画素の総数Ntで除することによって、注目候補領域の類似度(SC/Nt)を算出する。類似度(SC/Nt)は、注目候補領域内の画素の総数Ntに対する類似画素の個数SCの割合である。類似度(SC/Nt)が大きいほど、基準領域SPと、注目候補領域とは、類似している。
S130では、CPU410は、類似度(SC/Nt)が、閾値TH2以上であるか否かを判断する。即ち、CPU410は、現在の注目候補領域が基準領域SPに類似しているか否かを判断する。
類似度(SC/Nt)が、閾値TH2以上である場合、即ち、現在の注目候補領域が基準領域SPに類似していると判断する場合には(S130:YES)、S140において、CPU410は、現在の注目候補領域を、基準領域SPに類似する類似領域CPとして決定して、類似領域決定処理を終了する。
類似度(SC/Nt)が、閾値TH2未満である場合には(S130:NO)、S150において、CPU410は、探索領域SA内の全ての候補領域NPを注目候補領域として処理したか否かを判断する。未処理の候補領域NPがある場合には(S150:NO)、CPU410は、S110に戻って、未処理の候補領域NPを注目候補領域として選択する。全ての候補領域NPが処理された場合には(S150:YES)、CPU410は、基準領域SPに対応する類似領域CPを決定できないまま、類似領域決定処理を終了する。図5(A)には、左側スキャン画像20L内に、決定された類似領域CPが図示されている。
A−4.修正処理
次に、図2のS45の修正処理を説明する。図8は、修正処理のフローチャートである。以下では、処理対象の結合画像が、図6(A)の結合画像30Aである場合を主な例として説明する。処理対象の結合画像が図6(B)、(C)に示す結合画像30B、30Cである場合についても適宜に説明する。S200では、CPU410は、結合画像30Aを二値化して二値画像を示す二値画像データを生成する。具体的には、二値化処理によって、結合画像30A内の複数個の画素は、白を示す特定範囲の色値を有する白色画素と、白以外の色を示す特定範囲の色値を有する非白色画素と、のいずれかに決定される。白を示す特定範囲は、RGBの各成分値が、0〜255の256階調の値で表される場合に、例えば、R≧250、かつ、G≧250、かつ、B≧250の範囲である。そして、白以外の色を示す特定範囲は、R<250、または、G<250、または、B<250の範囲である。結合画像30Aの余白WBを構成する複数個の画素は、全て白色画素に決定される。そして、結合画像30Aの原稿領域PA内の画素は、白色画素および非白色画素のいずれにも決定され得る。原稿領域PAの外縁を示すエッジは、非白色画素に決定される。
S210では、CPU410は、生成された二値画像データを用いて、図6(A)の結合画像30A内の原稿領域PAをする。具体的には、全ての非白色画素を包含する最小の矩形領域が、原稿領域PAとして決定される。このように、特定範囲内の値を有する複数個の画素を包含する矩形領域を、原稿領域PAとして決定することによって、結合画像30A内の原稿領域PAを適切に決定することができる。
S220では、CPU410は、画像サイズ決定処理を実行する。画像サイズ決定処理によって、最終的に生成すべき矩形画像データによって表される矩形画像50のサイズ、すなわち、矩形画像50の縦方向の画素数と、矩形画像50の横方向の画素数と、が決定される。縦方向を、第1の方向とも呼び、横方向を、第1の方向と直交する第2の方向とも呼ぶ。
図9は、画像サイズ決定処理のフローチャートである。S300では、CPU410は、図1の不揮発性記憶装置430に格納された基準サイズテーブル435を取得して、バッファ領域421に記憶する。図10は、基準サイズテーブルとサイズテーブルとの一例を示す図である。図10(A)の基準サイズテーブル435は、複数種類の特定の矩形のサイズをそれぞれ示す複数個の基準サイズ情報を含んでいる。具体的には、図10(A)の基準サイズテーブル435は、A4、A3、B4、B3、Letter、Ledger、Legalの7種類の矩形のサイズを示す7個のサイズ情報を含んでいる。A4、A3、B4、B3は、ISO216で定められている用紙のサイズであり、Letter、Ledger、Legalは、ANSI/ASME Y14.1で定められている用紙のサイズである。
各基準サイズ情報は、矩形の縦方向の画素数と、矩形の横方向の画素数と、を含んでいる。各基準サイズ情報に含まれる縦方向の画素数および横方向の画素数は、縦100dpi×横100dpiの解像度である場合に、矩形の縦方向の長さと矩形の横方向の長さを画素数で示した値である。縦100dpi×横100dpiの解像度を基準解像度とも呼ぶ。
S305では、CPU410は、処理対象の結合画像30Aの解像度を示す解像度情報を取得する。具体的には、結合画像30Aの生成に用いられた2個のスキャンデータを含むPDFファイルにメタデータとして関連付けられた解像度情報が、結合画像30Aの解像度情報として取得される。解像度情報を参照することによって、CPU410は、結合画像30Aの縦方向の解像度と、結合画像30Aの横方向の解像度と、を認識することができる。
S310では、CPU410は、基準サイズテーブル435と、結合画像30Aの解像度と、を用いて、サイズデーブルを作成する。作成されるサイズテーブルは、結合画像30Aの解像度に応じて決定されるサイズ情報、すなわち、縦方向の画素数と横方向の画素数とを、上述した7種類の矩形ごとに含んでいる。作成されるサイズ情報の縦方向の画素数は、結合画像30Aの縦方向の解像度に対応する所定値を、対応する基準サイズ情報の縦方向の画素数に乗じることによって、算出される。結合画像30Aの縦方向の解像度に対応する所定値は、結合画像30Aの縦方向の解像度を縦方向の基準解像度で除して得られる値である。
同様に、作成されるサイズ情報の横方向の画素数は、結合画像30Aの横方向の解像度に対応する所定値を、対応する基準サイズ情報の横方向の画素数に乗じることによって、算出される。結合画像30Aの横方向の解像度に対応する所定値は、結合画像30Aの横方向の解像度を横方向の基準解像度で除して得られる値である。
図6(A)の結合画像30Aの解像度が、縦300dpi×横300dpiである場合には、結合画像30Aの縦方向の解像度に対応する所定値と、結合画像30Aの横方向の解像度に対応する所定値とは、それぞれ、300dpi/100dpi=3である。すなわち、結合画像の縦方向の解像度と、結合画像の横方向の解像度と、が同じである場合には、縦方向の解像度に対応する所定値と、横方向の解像度に対応する所定値と、は同じ値になる。図10(B)には、図6(A)の結合画像30Aが処理対象である場合に作成されるサイズテーブルが示されている。図10(B)に示すサイズテーブルに記録されたサイズ情報の縦方向の画素数と横方向の画素数との比率は、対応する基準サイズの縦方向の画素数と横方向の画素数との比率と同等である。
図6(B)の結合画像30Bの解像度が、縦150dpi×横100dpiである場合には、結合画像30Bの縦方向の解像度に対応する所定値は、150dpi/100dpi=1.5であり、結合画像30Bの横方向の解像度に対応する所定値は、100dpi/100dpi=1である。結合画像の縦方向の解像度と、結合画像の横方向の解像度と、が互いに異なる場合には、縦方向の解像度に対応する所定値と、横方向の解像度に対応する所定値と、は互いに異なる値になる。図10(C)には、図6(B)の結合画像30Bが処理対象である場合に作成されるサイズテーブルが示されている。図10(C)に示すサイズテーブルに記録されたサイズ情報の縦方向の画素数と横方向の画素数との比率は、対応する基準サイズの縦方向の画素数と横方向の画素数との比率と同等ではない。
S315では、CPU410は、サイズテーブルに含まれる7個のサイズ情報から1個の注目サイズ情報を選択する。注目サイズ情報によって示される矩形のサイズを注目サイズとも呼ぶ。S315は、1個の注目サイズが選択されるステップであるとも言うことができる。
S320では、CPU410は、注目サイズの横方向の画素数と、結合画像30A内の原稿領域PAの横方向の画素数TN1と、の差分ΔPLを算出する。注目サイズの横方向の画素数は、S310にて作成されたサイズテーブルを参照して、取得される。例えば、図10(B)のサイズテーブルが用いられる場合であって、注目サイズが、A3サイズである場合には、には、注目サイズの横方向の画素数は、4961個である。
S325では、CPU410は、注目サイズの縦方向の画素数と、結合画像30A内の原稿領域PAの縦方向の画素数LN1と、の差分ΔPSを算出する。注目サイズの縦方向の画素数は、S310にて作成されたサイズテーブルを参照して、取得される。例えば、図10(B)のサイズテーブルが用いられる場合であって、注目サイズが、A3サイズである場合には、には、注目サイズの縦方向の画素数は、3507個である。
S330では、CPU410は、注目サイズについて算出された2方向の差分の和、すなわち、差分和(ΔPL+ΔPS)は、現在までに算出された1個以上の差分和のうちの最小値であるか否かを判断する。具体的には、現在の注目サイズの差分和(ΔPL+ΔPS)が、既に記憶済みの候補サイズの差分和より小さい場合には、現在の注目サイズの差分和(ΔPL+ΔPS)は、最小値であると判断される。記憶済みの候補サイズの差分和は、現在の注目サイズより前に注目サイズとして選択された1個以上の矩形のサイズの差分和の最小値である。なお、既に記憶済みの候補サイズの差分和がない場合、すなわち、現在の注目サイズが最初の注目サイズである場合には、無条件で、現在の注目サイズの差分和(ΔPL+ΔPS)は、最小値であると判断される。
現在の注目サイズの差分和は、最小値であると判断されると(S330:YES)、S335にて、CPU410は、現在の注目サイズを候補サイズとしてバッファ領域421記憶に記憶する。併せて、現在の注目サイズの差分和が、候補サイズの差分和としてバッファ領域421に記憶される。
現在の注目サイズの差分和は、最小値でないと判断されると(S330:NO)、CPU410は、S335をスキップして、処理をS340に進める。
S340では、CPU410は、サイズテーブルに含まれる全てのサイズ情報を注目サイズ情報として選択したか否かを判断する。未処理のサイズ情報がある場合には(S340:NO)、CPU410は、S315に戻って、未処理のサイズ情報を注目サイズ情報として選択する。全てのサイズ情報が処理された場合には(S340:YES)、S345に処理を進める。この時点で、バッファ領域421に記憶されている候補サイズは、サイズテーブルに記録された7種類のサイズ情報によって示される7個の矩形のサイズのうち、結合画像30A内の原稿領域PAのサイズに最も近いサイズである。
S345では、CPU410は、候補サイズの差分和は、閾値TH3以下であるか否かを判断する。換言すれば、CPU410は、候補サイズが、結合画像30A内の原稿領域PAのサイズに比較的近いサイズであるか否かを判断する。
候補サイズの差分和が、閾値TH3以下である場合には(S345:YES)、すなわち、候補サイズが、原稿領域PAのサイズに比較的近いサイズである場合には、S350にて、CPU410は、現在の候補サイズを、生成すべき矩形画像50の画像サイズとして決定する。
候補サイズの差分和が、閾値TH3より大きい場合には(S345:NO)、すなわち、候補サイズが、原稿領域PAのサイズに比較的近いサイズでない場合には、S355にて、CPU410は、結合画像30A内の原稿領域PAのサイズを、生成すべき矩形画像50の画像サイズとして決定する。画像サイズが決定されると、画像サイズ決定処理は終了される。
この画像サイズ決定処理によれば、サイズテーブルにサイズ情報が記録されたA3、A4などの定型サイズの中に、原稿領域PAのサイズに比較的近いサイズが存在する場合には、生成すべき矩形画像50の画像サイズは、原稿領域PAのサイズに比較的近い定型サイズに決定される。この場合には、原稿領域PAに示される原稿のサイズ、すなわち、図2のS15にて読み取られた図3の原稿10のサイズは、原稿領域PAのサイズに比較的近い定型サイズであると推定される。したがって、生成すべき矩形画像50の画像サイズは、当該定型サイズにするのが好ましいと考えられるからである。
一方、サイズテーブルにサイズ情報が記録されたA3、A4などの定型サイズの中に、原稿領域PAのサイズに比較的近いサイズが存在しない場合には、生成すべき矩形画像50の画像サイズは、原稿領域PAのサイズに決定される。この場合には、図2のS15にて読み取られた図3の原稿10のサイズは、不定型のサイズであると推定される。したがって、生成すべき矩形画像50の画像サイズには、定型サイズよりも、原稿領域PAのサイズがそのまま用いられることが好ましいと考えられるからである。
画像サイズ決定処理が終了すると、図8のS230では、CPU410は、結合画像30Aのサイズを決定された画像サイズに修正する。図11、図12は、結合画像のサイズの修正について説明する図である。
具体的には、図11(A)に示すように、結合画像30A内の原稿領域PAの中心CTと、決定された画像サイズと同じサイズの枠AAの中心と、を重ねた場合に、結合画像30A内の領域で、かつ、枠AAの外側の領域TrAが存在する場合には、当該領域TrA内の複数個の画素が削除される。また、原稿領域PAの中心CTと、枠AAの中心と、を重ねた場合に、結合画像30Aの外側の領域で、かつ、枠AA内の領域AdAが存在する場合には、当該領域AdA内は、色値が未決定の複数個の画素で埋められる。色値が未決定の画素の色値は、仮の値、例えば、(R、G、B)=(0、0、0)とされる。なお、決定された画像サイズが、A3やA4などの定型サイズである場合(図9のS350)には、結合画像30A内の原稿領域PAのサイズと、枠AAのサイズと、は比較的近いサイズであるが、同じサイズではない。一方、決定された画像サイズが、原稿領域PAのサイズである場合(図9のS355)には、結合画像30A内の原稿領域PAのサイズと、枠AAのサイズと、は同じサイズである。
図11(A)、図12(A)の例では、ハッチングで示される領域TrA内の複数個の画素が削除され、領域AdAに複数個の画素が追加される。すなわち、図11(A)の例では、結合画像30Aの上端の一部、下端の一部、左端、および、右端に沿った領域TrA内の複数個の画素が削除され、結合画像30Aの上端の一部、および、下端の一部に沿った領域AdAに複数個の画素が追加される。その結果、図11(B)に示すように、修正済みの結合画像、すなわち、矩形の修正画像40Aが生成される。また、図12(A)の例では、結合画像30Cの上端、下端に沿った領域TrA内の複数個の画素が削除され、結合画像30Cの左端、および、右端に沿った領域AdAに複数個の画素が追加される。その結果、図12(B)に示すように、矩形の修正画像40Cが生成される。なお、修正画像40A、40Cは、それぞれ修正画像40の一例である。
S240では、CPU410は、修正画像40内に色値が未決定の画素があるか否かを判断する。換言すれば、S230にて修正画像40が生成されるときに、新たに追加された画素があるか否かが判断される。図11(B)、図12(B)の例では、修正画像40、40C内に新たに追加された複数個の画素の領域UAが含まれるので、修正画像40内に色値が未決定の画素があると判断される。
修正画像40内に色値が未決定の画素がある場合には(S240:YES)、S250にて、CPU410は、結合画像30の背景色を特定する。例えば、CPU410は、結合画像30の背景を示す複数個の画素、具体的には、修正画像40を生成する際に、新たに複数個の画素が追加された領域UAの外縁に沿って領域UAと連続する複数個の画素であって、色値が決定済みの複数個の画素を用いて、背景色を決定する。例えば、図11(B)、図12(B)の例では、新たに複数個の画素が追加された領域UAは、いずれも余白と連続しているので、余白内の複数個の画素の色値、すなわち、RGB値の平均値が、背景色の色値として算出される。したがって、図11(B)、図12(B)の例では、結合画像30の背景色は、例えば、余白WBの色を示す色値である。
S260では、CPU410は、未決定の複数個の画素の色値、すなわち、図11(B)、図12(B)の領域UA内の複数個の画素の色値を、S250にて算出された背景色の色値に置換する。この結果、修正画像40内の端部に残り得る不自然な部分が、自然な状態に修正された矩形画像50が生成される。すなわち、最終的に生成される矩形画像50の端部に不自然な部分が含まれることを抑制することができる。S260が終了すると、修正処理は終了される。例えば、図6(A)〜(C)の結合画像30A、30B、30Cが処理対象の画像である場合には、図11(C)、図11(D)、図12(C)に示す矩形画像50A、50B、50Cを表す矩形画像データが生成される。なお、矩形画像50A、50B、50Cは、それぞれ矩形画像50の一例である。また、図11(D)に示す矩形画像50Bは、縦方向の解像度が横方向の解像度の1.5倍であるので、図3の原稿10の縦横比より縦方向の長さが相対的に長い縦横比を有している。当該矩形画像データを用いて矩形画像50Bの表示や印刷を行う装置、具体的には、複合機200やPDFビューアがインストールされた計算機は、矩形画像50Bの印刷や表示を行う際には、解像度情報によって示される解像度を考慮する。この結果、矩形画像50Bは、図3の原稿10の縦横比と同じ縦横比で、印刷または表示される。
修正画像40内に色値が未決定の画素がない場合には(S240:NO)、S250とS260の処理はスキップされて、修正処理は修正される。すなわち、この場合には、矩形の修正画像40が、最終的な矩形画像50とされる。
以上説明した本実施例によれば、図9の画像サイズ決定処理によって、基準サイズテーブル435に記録された基準サイズ情報を用いて、生成すべき矩形画像50の画像サイズ、すなわち、縦方向の画素数と横方向の画素数とが決定される。決定される画像サイズの縦方向の画素数は、基準サイズ情報によって示されるA3やA4などの特定の矩形の縦方向の画素数を用いて得られる画素数であり、決定される画像サイズの横方向の画素数は、基準サイズ情報によって示されるA3やA4などの特定の矩形の横方向の画素数を用いて得られる画素数である。そして、図8のS230において、結合画像30に対して、結合画像30に含まれる複数個の画素の削除と結合画像30に含まれない複数個の画素の追加との少なくとも一方を実行することによって、縦方向の画素数が、決定された画像サイズの縦方向の画素数であり、横方向の画素数が、決定された画像サイズの横方向の画素数である矩形画像50を表す矩形画像データが生成される。この結果、結合画像30に対して、基準サイズ情報を用いて複数個の画素の削除と追加を適切に行うことによって、適切なサイズを有する矩形画像50を表す矩形画像データを生成することができる。
より具体的には、図8の修正処理では、図8のS230に示すように、CPU410は、結合画像30の横方向の画素数が、決定された画像サイズの横方向の画素数より大きい場合に、結合画像30の横方向の端部の複数個の画素を削除することによって修正画像40を生成し、結合画像30の縦方向の画素数が、決定された画像サイズの縦方向の画素数より大きい場合に、結合画像30の縦方向の端部の複数個の画素を削除することによって修正画像40を生成する。また、CPU410は、結合画像30の横方向の画素数が、決定された画像サイズの横方向の画素数以下である場合に、結合画像30の横方向の端部に複数個の画素を追加することによって修正画像40を生成し、結合画像30の縦方向の画素数が、決定された画像サイズの縦方向の画素数以下である場合に、結合画像30の縦方向の端部に複数個の画素を追加することによって修正画像40を生成する。この結果、結合画像30の画素数と、決定された画像サイズ、すなわち、生成すべき矩形画像50の画素数とに応じて、中間画像としての結合画像30からの画素の削除や、中間画像としての結合画像30への画素の追加を行うことによって、定型サイズに関連するサイズの修正画像40を生成することができる。したがって、最終的に、定型サイズに関連するサイズの矩形画像50を生成することができる。
さらに、図8のS230では、上述した横方向の端部の複数個の画素の削除や、横方向の端部への複数個の画素の追加は、結合画像30内の原稿領域PAの横方向の中心を基準に、すなわち、中心CTの横方向の位置を基準に実行される。また、上述した縦方向の端部の複数個の画素の削除や、縦方向の端部への複数個の画素の追加は、結合画像30内の原稿領域PAの縦方向の中心を基準に、すなわち、中心CTの縦方向の位置を基準に実行される。この結果、適切に結合画像30からの画素の削除や、中間画像への画素の追加を行うことができる。したがって、生成される修正画像40の中心から、原稿領域PAの中心がずれることを抑制して、適切に図3の原稿10を表す修正画像40を生成することができる。したがって、最終的に、適切に図3の原稿10を表す矩形画像50を生成することができる。
また、図9の画像サイズ決定処理では、図9のS305、S310、図10に示すように、決定される画像サイズの縦方向の画素数は、基準サイズ情報によって示されるA3やA4などの特定の矩形の縦方向の画素数に、結合画像30の縦方向の解像度に対応する所定値を乗ずることによって算出される。決定される画像サイズの横方向の画素数は、基準サイズ情報によって示されるA3やA4などの特定の矩形の横方向の画素数に、結合画像30の横方向の解像度に対応する所定値を乗ずることによって算出される。このように、結合画像30を基準サイズ情報と中間画像の解像度とを用いて修正することによって、結合画像30の解像度に応じた適切なサイズの矩形画像50を表す矩形画像データを生成することができる。なお、結合画像30の縦方向の解像度と横方向の解像度が同じ場合には、縦方向の解像度に対応する所定値と横方向の解像度に対応する所定値とは同じ値が用いられる。結合画像30の縦方向の解像度と横方向の解像度が異なる場合には、縦方向の解像度に対応する所定値と横方向の解像度に対応する所定値とは異なる値が用いられる。
この結果、結合画像30の縦方向の解像度と横方向の解像度が同じ場合であっても、異なる場合であっても、結合画像30の解像度に応じた適切なサイズの矩形画像50を表す矩形画像データを生成することができる。
さらに、図9の画像サイズ決定処理では、結合画像30内に決定された原稿領域PAの縦方向の画素数LN1と、横方向の画素数TN1と、の両方を用いて、サイズテーブルに記録された複数個のサイズ情報によって示される複数個の矩形のサイズから1個のサイズが画像サイズとして決定される。換言すれば、原稿領域PAの縦方向の画素数LN1と、横方向の画素数TN1と、の両方を用いて、採用すべき1個のサイズ情報が決定される。そして、当該サイズ情報を用いて、矩形画像データが生成される。この結果、結合画像30内の原稿領域PAのサイズに応じた適切なサイズの矩形画像50を表す矩形画像データを生成することができる。なお、サイズテーブルの複数個のサイズ情報と、基準サイズテーブル435の複数個の基準サイズ情報とは、1対1に対応しているから、サイズテーブルから1個のサイズ情報が決定されることは、基準サイズテーブル435から1個の基準サイズ情報が決定されることと等しい。
より具体的には、図9のS320、S325、S330に示すように、原稿領域PAの縦方向の画素数LN1と、各サイズ情報によって示される各特定の矩形の縦方向の画素数との差分ΔPLと、原稿領域PAの横方向の画素数TN1と、各サイズ情報によって示される各特定の矩形の横方向の画素数との差分ΔPSと、を用いて、1個のサイズ情報が決定される。この結果、画素数の差分ΔPL、ΔPSを用いて、原稿領域PAに比較的近いサイズを示す適切な1個のサイズ情報を決定することができる。
さらに、図9のS345、S355に示すように、画素数の差分ΔPL、ΔPSを用いて、適切な1個のサイズ情報が決定できない場合には、原稿領域PAのサイズが画像サイズとして決定されるので、原稿領域PA内の画像を表す矩形画像データが生成される。この結果、適切な1個のサイズ情報が決定できない場合であっても適切に原稿領域PAを示す矩形画像データを生成することができる。
B.第2実施例:
第2実施例は、修正処理が、第1実施例と異なる。図13は、第2実施例の修正処理のフローチャートである。図13では、図8と同一のステップには、同一の符号が付され、図8と異なるステップには、符号の末尾に「B」の文字が付されている。
図13の修正処理では、結合画像30内の原稿領域PAを決定する処理、すなわち、図8のS200、S210の処理は、実行されない。そして、図13の修正処理のS220Bでは、図9の第1実施例の画像サイズ決定処理とは異なり、原稿領域PAのサイズを用いることなく、画像サイズを決定する画像サイズ決定処理が実行される。
図14は、第2実施例の画像サイズ決定処理のフローチャートである。図14では、図9と同一のステップには、同一の符号が付され、図9と異なるステップには、符号の末尾に「B」の文字が付されている。図14の画像サイズ決定処理では、原稿領域PAのサイズに変えて、結合画像30のサイズを用いて、画像サイズが決定される。
S320Bでは、CPU410は、注目サイズの横方向の画素数と、例えば、図6(A)に示す結合画像30Aの横方向の画素数TN2と、の差分ΔLLを算出する。注目サイズの横方向の画素数は、S310にて作成されたサイズテーブルを参照して、取得される。
S330Bでは、CPU410は、注目サイズについて算出された横方向の差分ΔLLは、現在までに算出された1個以上の差分のうちの最小値であるか否かを判断する。具体的には、現在の注目サイズの差分ΔLLが、既に記憶済みの候補サイズの差分より小さい場合には、現在の注目サイズの差分ΔLLは、最小値であると判断される。
現在の注目サイズの差分ΔLLは、最小値であると判断されると(S330B:YES)、S335にて、CPU410は、現在の注目サイズを候補サイズとしてバッファ領域421記憶に記憶する。併せて、現在の注目サイズの差分ΔLLが、候補サイズの差分としてバッファ領域421に記憶される。
現在の注目サイズの差分ΔLLは、最小値でないと判断されると(S330B:NO)、CPU410は、S335をスキップして、処理をS340に進める。
そして、全てのサイズ情報についてS320〜S335の処理が終了すると(S340:YES)、S345Bにて、CPU410は、候補サイズの差分は、閾値TH4以下であるか否かを判断する。
候補サイズの差分が、閾値TH4以下である場合には(S345B:YES)、S350にて、CPU410は、現在の候補サイズを、生成すべき矩形画像の画像サイズとして決定する。
候補サイズの差分が、閾値TH4より大きい場合には(S345B:NO)、S355Bにて、CPU410は、結合画像30の内接矩形IAのサイズを、生成すべき矩形画像の画像サイズとして決定する。画像サイズが決定されると、画像サイズ決定処理は終了される。なお、図6(A)の例では、結合画像30Aの内接矩形IAは、結合画像30A内の原稿領域PAと、ほぼ同じ領域となる。すなわち、図4(B)、(C)を参照して説明した最も一般的な原稿10の原稿台PTへの設置が行われて、結合画像30の生成に用いられる2個のスキャンデータが生成された場合には、図6(A)の例のように、結合画像30の内接矩形IAは、結合画像30内の原稿領域PAとほぼ一致する。
図13に戻り、S230Bでは、CPU410は、図8のS230と同様に、CPU410は、結合画像30のサイズを決定された画像サイズに修正する。ただし、図8のS230では、上述したように、縦方向および横方向の端部の複数個の画素の削除や、縦方向および横方向の端部への複数個の画素の追加は、原稿領域PAの中心CTを基準に、実行される。これに代えて、図13のS230Bでは、縦方向および横方向の端部の複数個の画素の削除や、縦方向および横方向の端部への複数個の画素の追加は、結合画像30の中心を基準に実行される。すなわち、図6(A)の例では、符号LN2で示す範囲の中心の位置が、縦方向の基準の位置として用いられ、符号TN2で示す範囲の中心の位置が横方向の基準の位置として用いられる。
なお、図6(A)の例では、矩形領域PAの中心CT(図11(A))と、結合画像30Aの中心(図示省略)は、ほぼ一致する。すなわち、図4(B)、(C)を参照して説明した最も一般的な原稿10の原稿台PTへの設置が行われて、結合画像30の生成に用いられる2個のスキャンデータが生成された場合には、図6(A)の例のように、結合画像30の中心と、結合画像30内の原稿領域PAの中心とは、ほぼ一致する。結合画像30の中心と、結合画像30内の原稿領域PAの中心とが、一致する場合には、第1実施例の図8のS230によって生成される矩形画像40と、第2実施例の図13のS230Bによって生成される矩形画像40とは、同じになる。
以上説明した第2実施例によれば、結合画像30の横方向の画素数TN2を用いて、サイズテーブルに記録された複数個のサイズ情報によって示される複数個の矩形のサイズから1個のサイズが画像サイズとして決定される。換言すれば、結合画像30の横方向の画素数を用いて、採用すべき1個のサイズ情報が決定される。そして、当該サイズ情報を用いて、矩形画像データが生成される。この結果、結合画像30のサイズに応じた適切なサイズの矩形画像を表す矩形画像データを生成することができる。
より詳しく説明すると、図6(A)に示すように、結合画像30Aの横方向の画素数TN2は、結合画像30A内の原稿領域PAの横方向の画素数TN1とはほぼ一致することが多いので、原稿領域PAが特定されていなくても、原稿領域PAの横方向の画素数TN1の代わりに、結合画像30Aの横方向の画素数TN2を代用することが可能である。具体的には、図4(B)、(C)を参照して説明した最も一般的な原稿10の原稿台PTへの設置が行われて、結合画像30の生成に用いられる2個のスキャンデータが生成された場合には、図6(A)の例のように、結合画像30Aの横方向の画素数TN2は、結合画像30A内の原稿領域PAの横方向の画素数TN1とはほぼ一致する。
より具体的には、図14のS320B、S330Bに示すように、結合画像30の横方向の画素数TN1と、各サイズ情報によって示される各特定の矩形の横方向の画素数との差分ΔLLを用いて、1個のサイズ情報が決定される。この結果、画素数の差分ΔLLを用いて、適切な1個のサイズ情報を決定することができる。
これに対して、図6(A)の例のように、結合画像30Aの縦方向の画素数LN2は、結合画像30A内の原稿領域PAの縦方向の画素数LN1とは、一致しないことが多いので、本実施例では、1個のサイズ情報を決定するために用いられていない。
なお、結合画像30は、上述したように、右側スキャン画像20Rの左辺に沿う領域と左側スキャン画像20Lの右辺に沿う領域とが重なるように、右側スキャン画像20Rと左側スキャン画像20Lとが結合された画像である、と言うことができる。したがって、本実施例の結合画像30の横方向の画素数は、結合画像30において、結合された右側スキャン画像20Rの左辺または左側スキャン画像20Lの右辺と垂直な方向の画素数と、言うことができる。すなわち、結合画像30において、結合された右側スキャン画像20Rの左辺または左側スキャン画像20Lの右辺と垂直な方向の画素数を用いて、1個のサイズ情報を決定すれば、適切な1個のサイズ情報を決定することができる。
また、結合画像30の横方向は、2個のスキャン画像が並ぶ方向であるので、一般的には、結合画像30の長手方向であることが多い。したがって、結合画像30の横方向の画素数は、結合画像30の長手方向の画素数と、言うことができる。すなわち、結合画像30の長手方向の画素数を用いて、1個のサイズ情報を決定すれば、適切な1個のサイズ情報を決定することができる。
さらに、図14のS345B、S355Bに示すように、画素数の差分ΔLLを用いて、適切な1個のサイズ情報が決定できない場合には、結合画像30の内接矩形のサイズが画像サイズとして決定される。この場合には、上述したように、結合画像30の内接矩形IAは、結合画像30内の原稿領域PAとほぼ一致するので、結果的には、適切に原稿領域PA内の画像を表す矩形画像データが生成される。この結果、適切な1個のサイズ情報が決定できない場合であっても適切な矩形画像データを生成することができる。
さらに、図13のS230Bにおいて、縦方向および横方向の端部の複数個の画素の削除や、縦方向および横方向の端部への複数個の画素の追加は、結合画像30の中心を基準に実行される。上述したように、図4(B)、(C)を参照して説明した最も一般的な原稿10の原稿台PTへの設置が行われて、結合画像30の生成に用いられる2個のスキャンデータが生成された場合には、結合画像30の中心と、結合画像30内の原稿領域PAの中心とは、ほぼ一致する。しがたって、結合画像30の中心を基準にしても、生成される修正画像40の中心から、原稿領域PAの中心がずれることを抑制して、適切に図3の原稿10を表す修正画像40を生成することができる。
B.変形例
(1)上記第1実施例の画像サイズ決定処理では、原稿領域PAの縦方向の画素数と横方向の画素数との両方を用いて、1個のサイズ情報が決定されている。これに代えて、原稿領域PAの縦方向の画素数だけを用いて、原稿領域PAの縦方向の画素数に最も近い縦方向の画素数を有する1個のサイズ情報が決定されても良い。同様に、原稿領域PAの横方向の画素数だけを用いて、1個のサイズ情報が決定されても良い。
(2)上記第2実施例の画像サイズ決定処理では、結合画像30Aの横方向の画素数だけを用いて、1個のサイズ情報が決定されている。これに代えて、結合画像30Aの横方向の画素数に加えて、結合画像30Aの縦方向の画素数を用いて、1個のサイズ情報が決定されても良い。例えば、CPU410は、確認的に、結合画像30Aの縦方向の画素数と、結合画像30Aの横方向の画素数を用いて決定されたサイズ情報の縦方向の画素数と、を比較する。そして、CPU410は、結合画像30Aの縦方向の画素数と、サイズ情報の縦方向の画素数との間に、過度に差がある場合には、結合画像30Aの横方向の画素数を用いて決定されたサイズ情報を用いないこととしても良い。
(3)上記第1実施例の画像サイズ決定処理では、原稿領域PAの画素数を用いて、1個のサイズ情報が決定されている。これに代えて、矩形領域PA内のオブジェクトを含む矩形のオブジェクト領域の画素数を用いて、1個のサイズ情報が決定されても良い。例えば、CPU410は、原稿領域PAを特定した後、さらに、原稿領域PA内の画像を公知の解析手法を用いて、原稿の背景を示す領域と原稿のオブジェクトを示す領域とに分離する。そして、CPU410は、特定されたオブジェクト領域の縦方向および横方向の画素数を用いて、1個のサイズ情報を決定しても良い。
(4)上記各実施例では、原稿領域PAの中心CT、または、結合画像30の中心を基準にして、決定された画像サイズの矩形画像が決定される。これに代えて、原稿領域PA内のオブジェクトの中心を基準にして、決定された画像サイズの矩形画像が決定されても良い。この場合には、上記変形例(3)と同様に、オブジェクトを特定する処理が行われる。
(5)上記各実施例では、図11(B)、(C)に示すように、修正画像40を生成する際に新たに追加された領域UA内の複数個の画素の色値は、図8のS250、S260において、修正画像40内の余白の色を示す色値に置換されている。これに代えて、領域UA内の複数個の画素の色値は、修正画像40の原稿領域PA内の背景色を示す色値に置換されても良い。この場合には、例えば、特定された原稿領域PAの内側であって、かつ、原稿領域PAの辺に沿った領域内の複数個の画素の色値の平均値が、原稿領域PA内の背景色を示す色値として用いられる。また、この場合には、修正画像40内の余白の領域内の複数個の画素の色値も、併せて原稿領域PA内の背景色を示す色値に置換されることが好ましい。例えば、特定された原稿領域PAの外側に位置する全ての画素の値が、原稿領域PA内の背景色を示す色値に置換されても良い。こうすれば、最終的に生成される矩形画像50の端部に不自然な領域が生じることを抑制することができる。
(6)2個のスキャンデータによって表される2個の画像を、第1の画像と、第2の画像とする。上記実施例では、第1の画像としての右側スキャン画像20Rの左辺近傍と、第2の画像としての左側スキャン画像20Lの右辺近傍と、が結合されるように、結合画像が生成されている。これに代えて、例えば、2個のスキャンデータの生成に用いられる一つの原稿に応じて、第1の画像の右辺近傍と、第2の画像の左辺近傍とが、結合されるように、結合画像が生成されてもよい。あるいは、第1の画像の下辺近傍と、第2の画像の上辺近傍とが、結合されるように、結合画像が生成されても良く、第1の画像の上辺近傍と、第2の画像の下辺近傍と、が結合されるように、結合画像が生成されてもよい。
(7)上記実施例では、2個のスキャンデータを用いて、2個のスキャン画像が結合された結合画像を表す結合画像データが生成されている。これに限らず、任意の個数のスキャンデータを用いて結合画像データが生成されても良い。例えば、4個のスキャン画像データを用いて、4個のスキャン画像が結合された結合画像を表す結合画像データが生成されてもよい。
(8)上記実施例では、結合画像データの生成に用いられる2個の画像データは、複合機200のスキャナ部250によって原稿が読み取られることによって生成される2個のスキャンデータである。これに代えて、2個の画像データは、デジタルカメラによって原稿の複数個の領域を撮影することによって、2個の画像データが生成されても良い。
(9)上記実施例では、結合画像データの生成に用いられる2個のスキャンデータは、1つの原稿10を読み取って得られる右側スキャンデータと左側スキャンデータである。これに代えて、2個のスキャンデータは、2個の原稿をそれぞれ読み取って得られる2個のスキャンデータであっても良い。
(10)上記実施例においてサーバ400のCPU410によって実行される処理(例えば、図2のS25〜S45の処理)は、例えば、複合機200のCPU210によって実行されても良い。この場合には、サーバ400は不要であり、複合機200が単体で図2の処理を実行すればよい。また、サーバ400のCPU410によって実行される処理は、複合機200と接続されたパーソナルコンピュータ500(図1)のCPU(図示省略)によって実行されても良い。例えば、パーソナルコンピュータ500のCPUは、パーソナルコンピュータ500にインストールされたスキャナドライバプログラムを実行することによって、これらの処理を実行しても良い。また、サーバ400は、本実施例のように1つの計算機で構成されても良く、複数個の計算機を含む計算システムによって構成されていても良い。
(11)上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
200...複合機、210...CPU、220...揮発性記憶装置、221...バッファ領域、230...不揮発性記憶装置、231...制御プログラム、240...プリンタ部、250...スキャナ部、260...操作部、270...表示部、280...通信部、400...サーバ、410...CPU、420...揮発性記憶装置、421...バッファ領域、430...不揮発性記憶装置、431...コンピュータプログラム、433...UIデータ群、435...基準サイズテーブル、480...通信部、500...パーソナルコンピュータ、1000...画像処理システム

Claims (20)

  1. 画像処理装置であって、
    複数個の特定の矩形のサイズをそれぞれ示す複数個のサイズ情報であって、前記特定の矩形の第1の方向の画素数と、前記特定の矩形の前記第1の方向と直交する第2の方向の画素数と、をそれぞれ示す情報を含む、それぞれの前記複数個のサイズ情報を記憶する記憶制御部と、
    第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する画像取得部と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記第1の画像の少なくとも一部の領域と前記第2の画像の少なくとも一部の領域とが隣り合って配置されるように結合される中間画像を表す中間画像データを生成する中間画像生成部であって、前記中間画像を構成する画素数は、前記第1の画像を構成する画素数よりも多く、前記第2の画像を構成する画素数よりも多い前記中間画像生成部と、
    前記中間画像内の複数個の画素の中から、特定の範囲内の値を有する複数個の画素を決定する画素決定部と、
    前記特定の範囲内の値を有する複数個の画素を包含する矩形領域を決定する領域決定部と、
    前記矩形領域の前記第1の方向の画素数と前記矩形領域の前記第2の方向の画素数との少なくとも一方を用いて、前記複数個のサイズ情報の中から、一のサイズ情報を決定する情報決定部と、
    前記一のサイズ情報を用いて、前記中間画像に対して前記中間画像に含まれる複数個の画素の削除と前記中間画像に含まれない複数個の画素の追加との少なくとも一方を実行することによって、前記第1の方向の画素数が第1の画素数であり、前記第2の方向の画素数が第2の画素数である矩形画像を表す矩形画像データを生成する矩形画像生成部であって、前記第1の画素数は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第2の画素数は、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第1の画素数と前記第2の画素数との比率は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数との比率と同等である、前記矩形画像生成部と、
    を備える、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数に、前記中間画像の前記第1の方向の解像度に対応する所定の値を乗ずることによって前記第1の画素数を算出し、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数に前記所定の値を乗ずることによって前記第2の画素数を算出する算出部を備える、画像処理装置。
  3. 画像処理装置であって、
    複数個の特定の矩形のサイズをそれぞれ示す複数個のサイズ情報であって、前記特定の矩形の第1の方向の画素数と、前記特定の矩形の前記第1の方向と直交する第2の方向の画素数と、をそれぞれ示す情報を含む、それぞれの前記複数個のサイズ情報を記憶する記憶制御部と、
    第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する画像取得部と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記第1の画像の少なくとも一部の領域と前記第2の画像の少なくとも一部の領域とが隣り合って配置されるように結合される中間画像を表す中間画像データを生成する中間画像生成部であって、前記中間画像を構成する画素数は、前記第1の画像を構成する画素数よりも多く、前記第2の画像を構成する画素数よりも多い前記中間画像生成部と、
    前記中間画像内の複数個の画素の中から、特定の範囲内の値を有する複数個の画素を決定する画素決定部と、
    前記特定の範囲内の値を有する複数個の画素を包含する矩形領域を決定する領域決定部と、
    前記矩形領域の前記第1の方向の画素数と前記矩形領域の前記第2の方向の画素数との少なくとも一方を用いて、前記複数個のサイズ情報の中から、一のサイズ情報を決定する情報決定部と、
    前記一のサイズ情報を用いて、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数に、前記中間画像の前記第1の方向の解像度に対応する第1の所定値を乗ずることによって第1の画素数を算出し、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数に、前記中間画像の前記第2の方向の解像度に対応する第2の所定値を乗ずることによって第2の画素数を算出する算出部と、
    前記中間画像に対して前記中間画像に含まれる複数個の画素の削除と前記中間画像に含まれない複数個の画素の追加との少なくとも一方を実行することによって、前記第1の方向の画素数が前記第1の画素数であり、前記第2の方向の画素数が前記第2の画素数である矩形画像を表す矩形画像データを生成する矩形画像生成部と、
    を備える、画像処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記情報決定部は、前記矩形領域の前記第1の方向の画素数と各前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数との差分と、前記矩形領域の前記第2の方向の画素数と各前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数との差分と、の少なくとも一方を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記情報決定部は、前記矩形領域の前記第1の方向の画素数と前記矩形領域の前記第2の方向の画素数との両方を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
  6. 請求項のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記矩形画像生成部は、前記情報決定部によって前記一のサイズ情報が決定できない場合には、前記矩形領域内の画像を表す前記矩形画像データを生成する、画像処理装置。
  7. 画像処理装置であって、
    複数個の特定の矩形のサイズをそれぞれ示す複数個のサイズ情報であって、前記特定の矩形の第1の方向の画素数と、前記特定の矩形の前記第1の方向と直交する第2の方向の画素数と、をそれぞれ示す情報を含む、それぞれの前記複数個のサイズ情報を記憶する記憶制御部と、
    第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する画像取得部と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記第1の画像の少なくとも一部の領域と前記第2の画像の少なくとも一部の領域とが隣り合って配置されるように結合される中間画像を表す中間画像データを生成する中間画像生成部であって、前記中間画像を構成する画素数は、前記第1の画像を構成する画素数よりも多く、前記第2の画像を構成する画素数よりも多い前記中間画像生成部と、
    前記中間画像の前記第1の方向の画素数および各前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と、前記中間画像の前記第2の方向の画素数および各前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数と、の少なくとも一方を用いて、前記複数個のサイズ情報の中から、一のサイズ情報を決定する情報決定部と、
    前記一のサイズ情報を用いて、前記中間画像に対して前記中間画像に含まれる複数個の画素の削除と前記中間画像に含まれない複数個の画素の追加との少なくとも一方を実行することによって、前記第1の方向の画素数が第1の画素数であり、前記第2の方向の画素数が第2の画素数である矩形画像を表す矩形画像データを生成する矩形画像生成部であって、前記第1の画素数は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第2の画素数は、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第1の画素数と前記第2の画素数との比率は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数との比率と同等である、前記矩形画像生成部と、
    を備える、画像処理装置。
  8. 請求項に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数に、前記中間画像の前記第1の方向の解像度に対応する所定の値を乗ずることによって前記第1の画素数を算出し、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数に前記所定の値を乗ずることによって前記第2の画素数を算出する算出部を備える、画像処理装置。
  9. 画像処理装置であって、
    複数個の特定の矩形のサイズをそれぞれ示す複数個のサイズ情報であって、前記特定の矩形の第1の方向の画素数と、前記特定の矩形の前記第1の方向と直交する第2の方向の画素数と、をそれぞれ示す情報を含む、それぞれの前記複数個のサイズ情報を記憶する記憶制御部と、
    第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する画像取得部と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記第1の画像の少なくとも一部の領域と前記第2の画像の少なくとも一部の領域とが隣り合って配置されるように結合される中間画像を表す中間画像データを生成する中間画像生成部であって、前記中間画像を構成する画素数は、前記第1の画像を構成する画素数よりも多く、前記第2の画像を構成する画素数よりも多い前記中間画像生成部と、
    前記中間画像の前記第1の方向の画素数および各前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と、前記中間画像の前記第2の方向の画素数および各前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数と、の少なくとも一方を用いて、前記複数個のサイズ情報の中から、一のサイズ情報を決定する情報決定部と、
    前記一のサイズ情報を用いて、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数に、前記中間画像の前記第1の方向の解像度に対応する第1の所定値を乗ずることによって第1の画素数を算出し、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数に、前記中間画像の前記第2の方向の解像度に対応する第2の所定値を乗ずることによって第2の画素数を算出する算出部と、
    前記中間画像に対して前記中間画像に含まれる複数個の画素の削除と前記中間画像に含まれない複数個の画素の追加との少なくとも一方を実行することによって、前記第1の方向の画素数が前記第1の画素数であり、前記第2の方向の画素数が前記第2の画素数である矩形画像を表す矩形画像データを生成する矩形画像生成部と、
    を備える、画像処理装置。
  10. 請求項7〜9のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記情報決定部は、前記中間画像の前記第1の方向の画素数と各前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数との差分と、前記中間画像の前記第2の方向の画素数と各前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数との差分と、の少なくとも一方を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
  11. 請求項7〜10のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記情報決定部は、前記第1の方向と前記第2の方向のうち、前記中間画像の長手方向の画素数を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
  12. 請求項11のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記中間画像は、前記第1の画像の第1の辺に沿う領域と前記第2の画像の第2の辺に沿う領域とが重なるように、前記第1の画像と前記第2の画像とが結合された画像であり、
    前記情報決定部は、前記第1の方向と前記第2の方向のうち、前記第1の辺と垂直な方向の前記中間画像の画素数を用いて、前記一のサイズ情報を決定する、画像処理装置。
  13. 請求項12のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記矩形画像生成部は、前記情報決定部によって前記一のサイズ情報が決定できない場合には、前記中間画像に内接する内接矩形内の画像を表す前記矩形画像データを生成する、画像処理装置。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記矩形画像生成部は、
    前記中間画像の前記第1の方向の画素数が前記第1の画素数より大きい場合に、前記中間画像の前記第1の方向の端部の複数個の画素を削除することによって前記矩形画像データを生成し、
    前記中間画像の前記第2の方向の画素数が前記第2の画素数より大きい場合に、前記中間画像の前記第2の方向の端部の複数個の画素を削除することによって前記矩形画像データを生成し、
    前記中間画像の前記第1の方向の画素数が前記第1の画素数以下である場合に、前記中間画像の前記第1の方向の端部に複数個の画素を追加することによって前記矩形画像データを生成し、
    前記中間画像の前記第2の方向の画素数が前記第2の画素数以下である場合に、前記中間画像の前記第2の方向の端部に複数個の画素を追加することによって前記矩形画像データを生成する、画像処理装置。
  15. 請求項14に記載の画像処理装置であって、
    前記矩形画像生成部は、
    前記中間画像と前記中間画像内の所定の矩形のうちの一方の前記第1の方向の中心を基準に、前記第1の方向の端部の複数個の画素の削除および前記第1の方向の端部への複数個の画素の追加のうち、少なくとも一方の処理を実行し、
    前記中間画像と前記中間画像内の所定の矩形のうちの一方の前記第2の方向の中心を基準に、前記第2の方向の端部の複数個の画素の削除および前記第2の方向の端部への複数個の画素の追加のうち、少なくとも一方の処理を実行する、画像処理装置。
  16. 請求項14または15に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記第1の画像と前記第2の画像と前記中間画像との少なくとも一つの画像から、背景を表す1個以上の背景画素を決定する背景画素決定部を備え、
    前記矩形画像生成部によって前記中間画像に追加される複数個の画素の値は、それぞれ前記1個以上の背景画素の値を用いて決定される、画像処理装置。
  17. 請求項1〜1のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    生成される前記矩形画像データを印刷実行部に送信する送信部を備える、画像処理装置。
  18. 請求項1〜1のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第1の画像データは、原稿の第1の領域を光学的に読み取ることによって得られる画像データであり、
    前記第2の画像データは、前記原稿の第2の領域を光学的に読み取ることによって得られる画像データである、画像処理装置。
  19. コンピュータプログラムであって、
    複数個の特定の矩形のサイズをそれぞれ示す複数個のサイズ情報であって、前記特定の矩形の第1の方向の画素数と、前記特定の矩形の前記第1の方向と直交する第2の方向の画素数と、をそれぞれ示す情報を含む、それぞれの前記複数個のサイズ情報を記憶する記憶制御機能と、
    第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する画像取得機能と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記第1の画像の少なくとも一部の領域と前記第2の画像の少なくとも一部の領域とが隣り合って配置されるように結合される中間画像を表す中間画像データを生成する中間画像生成機能であって、前記中間画像を構成する画素数は、前記第1の画像を構成する画素数よりも多く、前記第2の画像を構成する画素数よりも多い前記中間画像生成機能と、
    前記中間画像内の複数個の画素の中から、特定の範囲内の値を有する複数個の画素を決定する画素決定機能と、
    前記特定の範囲内の値を有する複数個の画素を包含する矩形領域を決定する領域決定機能と、
    前記矩形領域の前記第1の方向の画素数と前記矩形領域の前記第2の方向の画素数との少なくとも一方を用いて、前記複数個のサイズ情報の中から、一のサイズ情報を決定する情報決定機能と、
    前記一のサイズ情報を用いて、前記中間画像に対して前記中間画像に含まれる複数個の画素の削除と前記中間画像に含まれない複数個の画素の追加との少なくとも一方を実行することによって、前記第1の方向の画素数が第1の画素数であり、前記第2の方向の画素数が第2の画素数である矩形画像を表す矩形画像データを生成する矩形画像生成機能であって、前記第1の画素数は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第2の画素数は、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第1の画素数と前記第2の画素数との比率は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数との比率と同等である、前記矩形画像生成機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
  20. コンピュータプログラムであって、
    複数個の特定の矩形のサイズをそれぞれ示す複数個のサイズ情報であって、前記特定の矩形の第1の方向の画素数と、前記特定の矩形の前記第1の方向と直交する第2の方向の画素数と、をそれぞれ示す情報を含む、それぞれの前記複数個のサイズ情報を記憶する記憶制御機能と、
    第1の画像を表す第1の画像データと、第2の画像を表す第2の画像データと、を取得する画像取得機能と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて、前記第1の画像の少なくとも一部の領域と前記第2の画像の少なくとも一部の領域とが隣り合って配置されるように結合される中間画像を表す中間画像データを生成する中間画像生成機能であって、前記中間画像を構成する画素数は、前記第1の画像を構成する画素数よりも多く、前記第2の画像を構成する画素数よりも多い前記中間画像生成機能と、
    前記中間画像の前記第1の方向の画素数および各前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と、前記中間画像の前記第2の方向の画素数および各前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数と、の少なくとも一方を用いて、前記複数個のサイズ情報の中から、一のサイズ情報を決定する情報決定機能と、
    前記一のサイズ情報を用いて、前記中間画像に対して前記中間画像に含まれる複数個の画素の削除と前記中間画像に含まれない複数個の画素の追加との少なくとも一方を実行することによって、前記第1の方向の画素数が第1の画素数であり、前記第2の方向の画素数が第2の画素数である矩形画像を表す矩形画像データを生成する矩形画像生成機能であって、前記第1の画素数は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第2の画素数は、前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数を用いて得られる画素数であり、前記第1の画素数と前記第2の画素数との比率は、前記特定の矩形の前記第1の方向の画素数と前記特定の矩形の前記第2の方向の画素数との比率と同等である、前記矩形画像生成機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
JP2014112957A 2014-05-30 2014-05-30 画像処理装置およびコンピュータプログラム Active JP6344064B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014112957A JP6344064B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 画像処理装置およびコンピュータプログラム
US14/725,123 US9307115B2 (en) 2014-05-30 2015-05-29 Image processing device generating rectangular image data from intermediate image data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014112957A JP6344064B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 画像処理装置およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015228566A JP2015228566A (ja) 2015-12-17
JP6344064B2 true JP6344064B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=54703253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014112957A Active JP6344064B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 画像処理装置およびコンピュータプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9307115B2 (ja)
JP (1) JP6344064B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6575273B2 (ja) * 2015-09-30 2019-09-18 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP6607201B2 (ja) * 2017-01-10 2019-11-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 サーバー装置、プログラム及び情報処理システム
JP7073634B2 (ja) * 2017-06-09 2022-05-24 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 電子装置及びプログラム
CN110865859B (zh) * 2019-10-29 2021-10-22 维沃移动通信有限公司 图片显示方法、装置、电子设备及介质
US11470250B2 (en) * 2019-12-31 2022-10-11 Gopro, Inc. Methods and apparatus for shear correction in image projections
JP7027023B2 (ja) * 2020-03-16 2022-03-01 任天堂株式会社 画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法および画像処理システム
US11394851B1 (en) * 2021-03-05 2022-07-19 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and display method

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0607696B1 (en) * 1992-12-24 1999-08-04 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
JP3530652B2 (ja) 1995-09-26 2004-05-24 キヤノン株式会社 画像合成方法及び画像合成装置
US5883678A (en) * 1995-09-29 1999-03-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Video coding and video decoding apparatus for reducing an alpha-map signal at a controlled reduction ratio
US5778092A (en) * 1996-12-20 1998-07-07 Xerox Corporation Method and apparatus for compressing color or gray scale documents
US6215914B1 (en) * 1997-06-24 2001-04-10 Sharp Kabushiki Kaisha Picture processing apparatus
JP3432736B2 (ja) 1997-10-29 2003-08-04 シャープ株式会社 画像処理装置
US6552723B1 (en) * 1998-08-20 2003-04-22 Apple Computer, Inc. System, apparatus and method for spatially sorting image data in a three-dimensional graphics pipeline
US7099502B2 (en) * 1999-10-12 2006-08-29 Biodiscovery, Inc. System and method for automatically processing microarrays
WO2002088908A2 (en) * 2001-05-02 2002-11-07 Bitstream Inc. Methods, systems, and programming for producing and displaying subpixel-optimized font bitmaps using non-linear color balancing
JP4169522B2 (ja) * 2002-03-22 2008-10-22 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理プログラム及びこのプログラムを記憶する記憶媒体
US20040183817A1 (en) * 2002-12-03 2004-09-23 Bitstream Inc. Methods, systems, and programming for scaled display of web pages
US9129381B2 (en) * 2003-06-26 2015-09-08 Fotonation Limited Modification of post-viewing parameters for digital images using image region or feature information
US7706619B2 (en) * 2005-11-30 2010-04-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing device that produces high-quality reduced image at fast processing speed
US7580153B2 (en) * 2005-12-21 2009-08-25 Xerox Corporation Printed visible fonts with attendant background
US7330604B2 (en) * 2006-03-02 2008-02-12 Compulink Management Center, Inc. Model-based dewarping method and apparatus
JP4306698B2 (ja) * 2006-06-26 2009-08-05 ブラザー工業株式会社 印刷装置
US8437031B2 (en) * 2006-08-31 2013-05-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing device and method for reducing an original image
JP2008118216A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Brother Ind Ltd 画像処理装置および画像処理プログラム
US8165418B2 (en) * 2007-03-30 2012-04-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processor
JP5036430B2 (ja) * 2007-07-10 2012-09-26 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法
JP4871841B2 (ja) * 2007-11-08 2012-02-08 キヤノン株式会社 印刷制御装置および印刷制御方法ならびにそのプログラムおよび記憶媒体
US8180179B2 (en) * 2007-12-21 2012-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, program executing image processing method, and storage medium
US8488863B2 (en) * 2008-11-06 2013-07-16 Los Alamos National Security, Llc Combinational pixel-by-pixel and object-level classifying, segmenting, and agglomerating in performing quantitative image analysis that distinguishes between healthy non-cancerous and cancerous cell nuclei and delineates nuclear, cytoplasm, and stromal material objects from stained biological tissue materials
JP4725657B2 (ja) * 2009-02-26 2011-07-13 ブラザー工業株式会社 画像合成出力プログラム、画像合成出力装置及び画像合成出力システム
JP5656548B2 (ja) * 2010-10-14 2015-01-21 三菱電機株式会社 フォトブックデータ作成装置
JP5464157B2 (ja) * 2011-02-25 2014-04-09 ブラザー工業株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5957993B2 (ja) * 2012-03-16 2016-07-27 ブラザー工業株式会社 制御装置およびプログラム
JP5939154B2 (ja) * 2012-12-27 2016-06-22 ブラザー工業株式会社 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP6108220B2 (ja) * 2013-03-26 2017-04-05 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、画像処理プログラム
JP6179271B2 (ja) * 2013-08-23 2017-08-16 ブラザー工業株式会社 処理装置、および、コンピュータプログラム
JP6119992B2 (ja) * 2013-08-23 2017-04-26 ブラザー工業株式会社 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP6311360B2 (ja) * 2014-03-06 2018-04-18 ブラザー工業株式会社 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9307115B2 (en) 2016-04-05
JP2015228566A (ja) 2015-12-17
US20150350489A1 (en) 2015-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6344064B2 (ja) 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP5060502B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
US8605345B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and computer program product
US10841457B2 (en) Image forming apparatus with density correction and edge smoothing, method, and storage medium storing program to perform the method
JP6808325B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5021578B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP6256206B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP2011188198A (ja) 画像処理システム、情報処理システム、制御方法、プログラム
JP6882043B2 (ja) 画像処理装置、プログラム及び画像処理方法
JP2019134232A (ja) 画像形成装置、その方法およびプログラム
JP6354619B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP6558094B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP2017135690A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US9019563B2 (en) Halftone image generation device that generates a blended halftone image of an image by partially selecting and blending a first halftone image obtained by halftone processing the specific image using a first method and a second halftone image obtained by halftone processing the specific image using a second method, associated halftone image generation method, and computer-readable storage medium for computer program
JP2004112140A (ja) 画像処理装置
JP2015154425A (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP6394060B2 (ja) 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP2006011754A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP6314633B2 (ja) 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP5422520B2 (ja) 画像処理装置
JP5361830B2 (ja) 画像処理装置
JP6372397B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP2016178367A (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP6314501B2 (ja) 画像形成装置及び画像処理方法
JP4741970B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6344064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150