JP6342756B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、防振装置に関するものである。
防振装置には、内筒および外筒を連結する弾性体に、軸方向に貫通するすぐり穴が形成されているとともに、当該すぐり穴の端部に、それぞれ、すぐり穴の端部に係る応力集中を緩和するための盗み穴が形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−65113号公報
しかしながら、内筒および外筒を弾性体で連結する防振装置は、内筒と当該内筒周りの弾性体との接着界面に応力がかかるため、耐久性の点で改善の余地があった。
本発明の目的は、耐久性を向上させた防振装置を提供することにある。
本発明に係る防振装置は、内筒、外筒、並びに、前記内筒および前記外筒を弾性的に連結する弾性体を有し、
前記弾性体は、軸方向に貫通するすぐり部を有し、
前記すぐり部は、軸直方向断面視で、前記内筒側の輪郭線部分が、前記内筒に近接する第1輪郭線部分、前記第1輪郭線部分から前記外筒に向かって延在する第2輪郭線部分、および、前記第2輪郭線部分から当該第2輪郭線部分を挟んで前記第1輪郭線部分と反対側に延在する第3輪郭線部分を有し、
前記第1輪郭線部分と前記第2輪郭線部分とが繋がる部分は、自重方向において、前記第2輪郭線部分と前記第3輪郭線部分とが繋がる部分に対してずれた位置に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る防振装置によれば、弾性体の内筒周りのせん断応力が軽減されることにより、耐久性を向上させることができる。
本発明に係る防振装置では、前記弾性体は、前記すぐり部と前記内筒を挟んで径方向反対側に、軸方向に貫通する他のすぐり部を有することが好ましい。
この場合、耐久性を更に向上させることができる。
本発明に係る防振装置によれば、耐久性を向上させた防振装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る防振装置を模式的に示す軸直方向断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係る防振装置を模式的に示す軸直方向断面図であり、また、(b)は、(a)の防振装置に荷重を負荷して弾性体が変形をした状態を模式的に示す軸直方向断面図である。 (a)は、従来の防振装置を模式的に示す軸直方向断面図であり、また、(b)は、(a)の防振装置に荷重を負荷して弾性体が変形をした状態を模式的に示す軸直方向断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態に係る防振装置を説明する。なお、以下の説明において、図面上、上下方向を鉛直方向とし、また、当該鉛直方向に対して直交する方向のうち、図面の左右方向に延在する方向を水平方向とする。また、以下、特に断りのない限り、すぐり部の形状等の各説明は、防振装置の軸直方向断面視(後述の中心軸Oに対して直交する断面視)におけるものである。
図1中、符号100は、本発明の第1実施形態に係る防振装置であり、符号1は内筒である。内筒1は、振動発生部または振動受部のいずれか一方に連結される。符号2は外筒である。外筒2は、内筒1を取り囲んで振動発生部または振動受部のいずれか他方に連結される。例えば、振動発生部の一例としてのエンジンが内筒1に連結され、振動受部の一例としての車体が外筒2に連結されている。ただし、振動発生部および振動受部の組み合わせは、エンジンおよび車体の組み合わせに限定されるものではない。なお、本実施形態では、内筒1の中心軸O(以下、単に「軸O」という)と外筒2とは同一方向に配置されているが、例えば、エンジン等の荷重が内筒1に負荷されない状態で、内筒1の軸Oは外筒2の中心軸よりもわずかに上方にある。また、軸Oは、それぞれ、前記鉛直方向に対して直交する方向のうち、図面の表裏方向に延在する。
符号3は弾性体である。弾性体3は、内筒1および外筒2を弾性的に連結している。弾性体3は、ゴムなどの弾性材料で構成されている。符号4は、弾性体3を軸Oの延在方向(以下、単に「軸方向」ともいう。)に貫通するすぐり部である。本実施形態では、すぐり部4は、内筒1側の輪郭線部分が、2つの輪郭線部分Aを有する。輪郭線部分Aは、それぞれ、内筒1に近接する第1輪郭線部分41、第1輪郭線部分41から外筒2に向かって延在する第2輪郭線部分42、および、第2輪郭線部分42から当該第2輪郭線部分42を挟んで第1輪郭線部分41と反対側に延在する第3輪郭線部分43で形作られている。
本実施形態では、第1輪郭線部分41は、内筒1に沿って延在する円弧形であり、当該第1輪郭線部分41の一端が第2輪郭線部分42の一端(内筒側端)に繋がっている。本実施形態では、第1輪郭線部分41と第2輪郭線部分42とは滑らかに繋がっており、より具体的には、第1輪郭線部分41と第2輪郭線部分42とが繋がる部分P1 は円弧形の輪郭線で形作られている。また、本実施形態では、第2輪郭線部分42は直線形であり、当該第2輪郭線部分42の一端(内筒側端)から外筒2に向かって延在している。第2輪郭線部分42の他端(外筒側端)は、第3輪郭線部分43の一端に繋がっている。本実施形態では、第3輪郭線部分43も、第2輪郭線部分42と同様、直線形であり、第2輪郭線部分42と第3輪郭線部分43とは滑らかに繋がっており、より具体的には、第2輪郭線部分42と第3輪郭線部分43とが繋がる部分P2 は円弧形の輪郭線で形作られている。
本実施形態では、第1輪郭線部分41の一端および第2輪郭線部分42の一端(内筒側端)が、互いに図面下方に向かうに従って接近しながら連結されることにより、輪郭線部分Aの一部として谷形の輪郭線が形作られている。また、本実施形態では、第2輪郭線部分42の他端(外筒側端)および第3輪郭線部分43の一端は、互いに図面上方に向かうに従って接近しながら連結されることにより、輪郭線部分Aの一部として山形の輪郭線が形作られている。より具体的には、第1輪郭線部分41の一端と第2輪郭線部分42の一端とが繋がる部分(以下、「谷底部分」ともいう)P1は、自重方向(防振装置に加わる重力方向)において、第2輪郭線部分42と第3輪郭線部分43とが繋がる(以下、「頂上部分」ともいう)P2に対してずれた位置に配置されている。本実施形態では、鉛直方向において、谷底部分P1が頂上部分P3よりも下方の位置に配置されている。
加えて、本実施形態に係るすぐり部4は、内筒1側の輪郭線部分に、2つの第1輪郭線部分41の間に第4輪郭線部分44および第5輪郭線部分45を有する。2つの第4輪郭線部分44は、それぞれ、外筒2に向かって鉛直方向に延在する直線形であり、当該第4輪郭線部分44の一端(内筒側端)が第1輪郭線部分41の他端に繋がっている。また、第5輪郭線部分45は、水平方向に延在して、その両端が、それぞれ、第4輪郭線部分44の他端(外筒側端)を繋いでいる。
また、本実施形態に係るすぐり部4では、外筒2側の輪郭線部分は、円弧形の第6輪郭線部分46を有する。図示のように、第6輪郭線部分46は、内筒1側の第1輪郭線部分41〜第5輪郭線部分45を取り囲むように延在している。
更に本実施形態では、第3輪郭線部分43と第6輪郭線部分46との間には、内筒1を挟んで図面上左右両側でそれぞれ、第7輪郭線部分47および第8輪郭線部分48が形成されている。本実施形態では、第7輪郭線部分47および第8輪郭線部分48は、それぞれ、互いに水平になるように形成されている。第7輪郭線部分47は、一端が第3輪郭線部分43の他端に繋がっている。本実施形態では、第7輪郭線部分47は、図面下向きに凸の半円弧形である。第8輪郭線部分48は、第6輪郭線部分46と第7輪郭線部分47とを繋いでいる。本実施形態では、第8輪郭線部分48は、図示のように第6輪郭線部分46の一端と第7輪郭線部分47の他端との間を水平方向に延在している。
更に、符号5は、弾性体3を軸方向に貫通する、他のすぐり部である。他のすぐり部5は、すぐり部4と内筒1を挟んで径方向反対側に形成されている。本実施形態では、他のすぐり部5は、すぐり部4の鉛直方向直下に配置されている。
本実施形態に係る、他のすぐり部5では、内筒1側の輪郭線部分51は、内筒1に向かって接近する、図面上向きに凸の円弧形である。また、軸方向から見たときの外筒2側の輪郭線部分52も、内筒1に向かって接近する、図面上向きに凸の円弧形である。本実施形態では、輪郭線部分51の曲率半径は輪郭線部分52よりも小さく設定されている。更に本実施形態では、輪郭線部分51と輪郭線部分52との間には、輪郭線部分53が形成されている。輪郭線部分53は、輪郭線部分51と輪郭線部分52と繋いでいる。本実施形態では、輪郭線部分53は、図示のように円弧形である。
本実施形態では、すぐり部4の内筒側に、第1輪郭線部分41と第2輪郭線部分42とで形作られる谷形の輪郭線により、弾性体3には、前記谷形の輪郭線の部分で谷形のえぐり部が形成されることになる。加えて、本実施形態では、すぐり部4の内筒側に、第2輪郭線部分42と第3輪郭線部分43とで形作られる山形の輪郭線により、弾性体3には、前記山形の輪郭線の部分で山形の張出部(輪郭線)が形成されることになる。これにより、弾性体3の内筒1周りの剛性を低下させることができ、特に、輪郭線部分Aでは、弾性体3の変形(移動)が比較的自由に行えることになる。
本実施形態では、エンジンを内筒1で支持して内筒1にエンジン荷重が負荷され、又は、更に下方への振動入力が加わったとき、内筒1が当該内筒1周りの弾性体3を鉛直下方に引っ張るが、第1輪郭線部分41および第2輪郭線部分42間では、弾性体3の剛性が抑制されていることで、当該弾性体3の内筒1周りでの積極的な変形(例えば、座屈)が可能になる。加えて、本実施形態では、弾性体3の剛性が第2輪郭線部分42に隣接する第3輪郭線部分43に沿って更に抑えられていることで、当該弾性体3の内筒1周りでの積極的な変形が広い範囲で可能になる。これにより、弾性体3の内筒1周りのせん断応力が低減されるため、耐久性を向上させることができる。
例えば、図1の矢印D1に示すように内筒1に鉛直方向下向きの荷重が加わると、弾性体3は、谷底部分P1 および頂上部分P2 を基点に、左右それぞれの第1輪郭線部分41と第2輪郭線部分42とが合わさるように接近して図面下方に座屈し、又は、弾性体3の肉の一部を逃がす。また、図1の矢印D2に示すように内筒1に図面左斜め下方向の荷重が加わると、弾性体3は、主として図面左側の第1輪郭線部分41および第2輪郭線部分42が谷底部分P1 および頂上部分P2 を基点に合わさるように接近して図面下方に座屈し、又は、弾性体3の肉の一部を逃がす。また反対に、図1の矢印D3に示すように内筒1に図面右斜め下方向の荷重が加わると、弾性体3は、主として図面右側の第1輪郭線部分41および第2輪郭線部分42が谷底部分P1 および頂上部分P2 を基点に合わさるように接近して図面下方に座屈し、又は、弾性体3の肉の一部を逃がす。更に、図1の矢印D4に示すように内筒1に水平方向の荷重が加わると、弾性体3は、図面左右の第1輪郭線部分41および第2輪郭線部分42のいずれか一方が適宜、いずれか一方の谷底部分P1および頂上部分P2 を基点に合わさるように接近して図面下方に座屈し、又は、弾性体3の肉の一部を逃がす。
したがって、本実施形態に係る防振装置100によれば、防振装置の耐久性を向上させることができる。
更に、本実施形態に係る弾性体3は、すぐり部4と内筒1を挟んで径方向反対側に、他のすぐり部5を有する。このような他のすぐり部5を備えることは、すぐり部4の輪郭線部分Aを座屈させ、又は、弾性体3の肉の一部を逃がすために有効である。したがって、耐久性を更に向上させることができる。なお、上記の他のすぐり部5は、すぐり部4を座屈させ、又は、弾性体3の肉の一部を逃がすために有効であるが、他のすぐり部5が存在しない場合であっても、上述のすぐり部4を備えていれば、防振装置の耐久性を向上させることができる。
図2(a)は、本発明の第2実施形態に係る防振装置200を示す。以下、第1実施形態と実質的に同一の構成の部分は、同一符号をもって、その説明を省略する。
本実施形態に係る防振装置200では、すぐり部4の内筒側は、第1実施形態と同様の構成であるが、すぐり部4の第8輪郭線部分48は、曲線形状であって、第7輪郭線部分47と滑らかに繋がっている。また、本実施形態では、第1輪郭線部分41の領域が、第2輪郭線部分42、第3輪郭線部分43、第4輪郭線部分44および第5輪郭線部分45のそれぞれの領域よりも狭くなっている。
本実施形態に係る防振装置200では、例えば図2(a)の矢印D5に示すように、内筒1に図面左下方向に向かうわずかに斜めの荷重が加わると、図2(b)に示すように、弾性体3は、第1輪郭線部分41および第4輪郭線部分44と、第2輪郭線部分42とが谷底部分P1 および頂上部分P2 を基点(この場合は、主として図面左側の谷底部分P1 および頂上部分P2 を基点)に合わさるように接近して図面下方に座屈し、又は、弾性体3の肉の一部を逃がす。このとき、内筒1と図面左側の谷底部分P1 との間の領域X1および内筒1と図面右側の谷底部分P1 との間の領域X2での弾性体3の厚さは、それぞれ、図2(a)および(b)に示すように、荷重(振動)入力の前後でほとんど変化しない。このため、本実施形態に係る防振装置200では、荷重(振動)が入力されたときの、弾性体3の内筒1周りのせん断応力が低減されることにより、耐久性を向上させることができる。なお、前述の第1実施形態において、弾性体3の内筒1周りのせん断応力が低減される、より具体的な理由も、上記とほぼ同様である。
これに対し、図3(a)は、従来の防振装置300である。以下、図1および2と実質的に同一の構成の部分は、同一符号をもって、その説明を省略する。
従来の防振装置300では、軸方向から見たときの、すぐり部6の内筒側では、輪郭線部分61および輪郭線部分62が、それぞれ、内筒1を取り囲むように配置されている。
従来の防振装置300では、例えば図3(a)の矢印D5に示すように、内筒1に図面左下方向に向かうわずかに斜めの荷重が加わると、図3(b)に示すように、すぐり部6の内筒側の、輪郭線部分61および輪郭線部分62には、弾性体3の逃げ代(変形代)がほとんどない。このため、弾性体3の、内筒1と輪郭線部分61および輪郭線部分62の間の位置との領域X1´,X2´での厚さは、図3(b)に示すように、図3(a)に示す場合に比べて、大きくなる。すなわち、従来の防振装置300では、荷重(振動)が入力されるときの、弾性体3の内筒1周りのせん断ひずみが増大することにより、耐久性に改善の余地がある。
上述したところは、本発明の実施形態の例示であって、特許請求の範囲の記載によれば、種々の変更が可能である。例えば、上記の各実施形態では、すぐり部4の輪郭線部分Aは、図面上の左右両側に配置されているが、荷重入力(振動入力)の方向に応じて、左右両側の少なくともいずれか一方のみとすることができる。また、本発明の防振装置は、エンジンマウントに限定されるものではなく、建設機械に搭載される発電機用マウントや、工場等に設置される機械用マウントとして使用することができる。さらに、各実施形態の構成は、それぞれ、互いに適宜、組み合わせて使用することができる。
本発明は、内筒、外筒および弾性体を有して軸方向にすぐり部を貫通させた防振装置であれば、様々なものに適用することができる。
1: 内筒, 2:外筒, 3:弾性体, 4:すぐり部, 5:他のすぐり部, 41:第1輪郭線部分, 42:第2輪郭線部分, 43:第3輪郭線部分, 100:防振装置(第1実施形態), 200:防振装置(第2実施形態), A:輪郭線部分, O:軸, P1 :谷底部分(第1輪郭線部分と第2輪郭線部分とが繋がる部分), P2 :頂上部分(第2輪郭線部分と第3輪郭線部分とが繋がる部分)

Claims (2)

  1. 内筒、外筒、並びに、前記内筒および前記外筒を弾性的に連結する弾性体を有し、
    前記弾性体は、軸方向に貫通するすぐり部を有し、
    前記すぐり部は、軸直方向断面視で、前記内筒側の輪郭線部分が、前記内筒に近接する第1輪郭線部分、前記第1輪郭線部分から前記外筒に向かって延在する第2輪郭線部分、および、前記第2輪郭線部分から当該第2輪郭線部分を挟んで前記第1輪郭線部分と反対側に延在する第3輪郭線部分を有し、
    前記第1輪郭線部分と前記第2輪郭線部分とが、谷形の輪郭線を形作ると共に、
    前記第2輪郭線部分と前記第3輪郭線部分とが、山形の輪郭線を形作り、更に、
    前記第1輪郭線部分と前記第2輪郭線部分とが繋がる部分は、自重方向において、前記第2輪郭線部分と前記第3輪郭線部分とが繋がる部分に対してずれた位置に配置されていることを特徴とする、防振装置。
  2. 請求項1において、前記弾性体は、前記すぐり部と前記内筒を挟んで径方向反対側に、軸方向に貫通する他のすぐり部を有する、防振装置。
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