JP6342087B1 - 滴下可能なビマトプロストゲル - Google Patents

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Abstract

本発明は、滴下可能な眼用ゲルであって、0.003〜0.03重量%の量のビマトプロストを、>0.2重量%の量のポリアクリレートを、0.2〜10重量%の、ポビドン(PVP)、デキストラン、ポリエチレングリコール(PEG)、カルボキシメチルセルロース(CMC)又はポリビニルアルコール(PVA)を、浸透圧が200〜400mOsm/kgとなるように添加した浸透圧剤を、0.05〜0.4重量%の量の粘度を調整するための塩を、pHを6〜8に調整する量の塩基を、及び眼用ゲルに通常使用される添加剤を含み、200〜2000mPa・sの範囲の粘度を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、滴下可能な眼用ビマトプロストゲルであり、前記ゲルは、ビマトプロスト;ポリアクリレート(カルボマー);ポビドン(PVP)、デキストラン、ポリエチレングリコール(PEG)又はポリ(ビニルアルコール)(PVA)、等張化剤;粘度を調整するための塩;pHを6〜8に調整するための塩基;眼用ゲルに通常使用される添加剤及び水を含む組成物である。前記ゲルは、薬剤としての使用、及び眼内圧亢進(IOP)の治療における使用が意図される。
現在、局所適用されるプロスタグランジン類似体は、眼内圧を下げる最も革新的な薬物である。IOPに対する強力な効果にさらに加えて、重大な全身副作用の欠如及び1日1回の投薬が緑内障及び高眼圧症の第1選択治療としてプロスタグランジン類似体が急速に位置づけられた。防腐剤を含む又は防腐剤を含まない「古典的」水性点眼剤として処方されたいくつかの薬剤が承認されている。明らかにビマトプロストは、この薬理学的な分類において、IOPを低下させる最大の効果を示すが、結膜性充血及び刺激のような最も頻繁に報告されるこのグループの一般的な副作用の中で、ビマトプロスト点眼薬はわずかに充血の発生率が高い場合がある。
ビマトプロストは、化学(IUPAC)名(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E,3S)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンタ−1−エニル]シクロペンチル]−N−エチルヘプタ−5−エナミド及び式Iを有するプロスタグランジン類似体である:
0.03重量%のビマトプロスト及び0.005重量%の塩化ベンザルコニウム(防腐剤)を含有する製品の効果について、特に結膜充血の発生率を低減することによって局所忍容性を改善するために大きな取り組みが開始された。
EP1,753,434は、0.005重量%〜0.02重量%のビマトプロスト及び100ppm〜250ppmの塩化ベンザルコニウムを含む組成物を開示し、前記組成物は、眼への局所投与用に処方された水性液体である。
局所忍容性を改善し局所的副作用の発生を減少させる別の方法は、防腐剤を含まない点眼剤の適用である。EP2,598,117は、防腐剤を含まないビマトプロスト0.03%溶液が、防腐されたビマトプロスト0.03%に対して「非劣性かつ同等」であり、両製品について同様の安全性プロファイルを有することを記載する。
EP2,127,638及びEP2,178,504は、EP2,598,117のものとは異なるビマトプロスト含有処方を開示している。EP2,127,638は、非イオン性界面活性剤、安定化剤を含有し、基本的にポリエチレンからなる容器中に実質的に防腐剤を含まない、PGF2α類似体を含む水性点眼液に関する。前記PGF2α類似体は、ラタノプロスト、イソプロピルウノプロストン、トラボプロスト、ビマトプロスト及びタフルプロストからなる群から選択される。
EP2,178,504は、活性物質として少なくとも1つのプロスタグランジン及び可溶化剤としての界面活性剤を含む抗菌防腐剤を含まない点眼液を開示しており、可溶化剤はポリオキシル−15−ヒドロキシステアレートであることを特徴とし、溶液中のプロスタグランジン濃度は0.02及び1.5g/lの間であることを特徴とする;以下のプロスタグランジン類は、ラタノプロスト、トラボプロスト、ビマトプロスト、タフルプロスト、ウノプロストンと命名されている。
US2011/319487A1は、その活性成分が少なくとも1つのプロスタグランジンを含み抗菌剤を含まない点眼液を開示している。さらに、その点眼剤は、可溶化剤、ゲル化剤、カルボマー重合禁止剤及び共ゲル化/共可溶化剤を含み、8〜20mPa*sの粘度を示す。
これとの関連で、局所的に適用される眼科用医薬品を処方することに関する欧州薬局方(Ph.Eur.)は以下のように規定する:「眼の調製物は無菌である。・・・点眼剤は、例えば、製剤の浸透圧又は粘度を調整するために、pHを調整又は安定化するために、活性物質の溶解性を高めるために、又は製剤を安定化させるために添加剤を使用することができる。これらの物質は意図された医薬活性に悪影響を及ぼさず、又は、使用濃度で過度の局所刺激を惹起しない。
多回投与容器で提供される水性製剤は、該製剤自体が適切な抗菌特性を有する場合を除いて、適切な濃度の適切な抗菌防腐剤を含有する。選択された抗菌防腐剤は、製剤の他の成分と適合していなければならず、点眼薬が使用されている期間を通して有効でなければならない。」
本発明の目的は、眼用製剤及び点眼薬の開発、製剤化及び製造を規定する欧州薬局方(Ph.Eur.)の規則に従った滴下可能で安定な眼用ビマトプロストゲルを提供することであり、眼での保持時間を延長し、潜在的な有効性及び局所的忍容性を改善し、従来技術と比較して二次的影響を最小限に抑えることを可能にすることである。さらに、眼用製剤に既に使用されている周知の成分及びそのような製品を製造するための標準的方法のみを使用する必要があった。
眼に適用されるゲルは以下の特性を有することが不可欠である:
・患者のコンプライアンスを保証するために、ゲルの適切で利便的な取り扱いが不可欠であり、すなわち、(点眼薬に類似しており、眼軟膏とは対照的に)ゲルの粘度は、市販の容器又はバイアルから滴下できる範囲に調整する必要がある。
・一方、適用されたゲル滴及び涙液フィルムから生じる混合物の粘度は、眼に許容される範囲内にある必要がある。
従って、本発明の目的の1つは、眼科で使用される有効成分ビマトプロストのために特別に設計された、眼表面上で延長された保持時間を有する滴下可能なゲルを調製することを目的とする処方を開発することである。
新規な製剤は、Ph.Eurの以下の特性に関する要件を考慮する:
浸透圧:眼の許容範囲(すなわち、約200〜400mOsm/kg)で浸透圧を調整するのに十分な量の塩及び/又は中性有機物質であり、好ましい範囲は270〜330mOsm/kgである。浸透圧濃度を調整すること以外の機能を有する塩も含有することがあるので、浸透圧剤に対して適切な調整を必要とするために、浸透圧に対するそれらの寄与を考慮する必要がある。ポリアクリレート含有眼用ゲルにおける浸透圧を調節するための非常に好適な薬剤は、例えばマンニトール、ソルビトール又はグリセロールのような有機ポリアルコールである。特に好ましい薬剤は、そのより低い分子量のために必要とされる物質の量がマンニトール又はソルビトールよりも低いので、グリセロールである。グリセロールは液体であり、マンニトール及びソルビトールは固体である。したがって、グリセロールのさらなる利点として、製剤は、より多くの液体及び水を含み、涙液フィルム中の天然成分により近づく。
粘度:ポリアクリレート(カルボマー)は、ゲルの粘度を生じさせる主成分である。本発明によれば、いずれの市販のタイプのポリアクリレート(カルボマータイプ)を使用することができる。分子量が1,000,000から4,000,000の間の水溶性タイプの選択が有益であり、特定的な場合には、それらは、カルボマー934、934P、940、941、951、954、974、974P、980、981であった(H.P. Fiedler, Lexikon der Hilfsstoffe fur Pharmazie, Kosmetik und angrenzende Gebiete, 3rd edition 1989, Edition Cantor Aulendorf, catchwords: polyacrylic acid, Carbopolを参照)。
粘度の点でカルボマー配合物は無機及び有機起源のイオン性化合物に敏感であるので、「ゲル構造」を安定化させ、ゲル中の沈殿を防止するのに適したポリマー担体を見出さなければならなかった。所望の粘度の範囲(200〜2000mPa・s;SSA 27/13Rを有するブルックフィールドRVDV−II粘度計、スピンドルSC4−27、100rpm、25°C)を用いて、安定性及び管理性を改善するために、第2のポリマーを担体として添加する(例えばEP0562445を参照)。適切な第2のポリマーは、ポビドン(PVP)、デキストラン又はポリエチレングリコール(PEG)又はカルボキシメチルセルロース(CMC)又はポリビニルアルコール(PVA)である。ポリビニルアルコール(PVA)及びポビドン(PVP)が最も好ましい。
粘度調整:さらに、製品の粘度は、点眼薬を充填するための従来の標準的な装置で通常のプラスチックボトルに充填できるように調整しなければならなかった。基本的には任意の一価の塩がこれを達成するが、酢酸ナトリウム(この化合物はカルボマー中の合成不純物であるので)を使用して製剤の粘度を調整することが好ましい。さらに、第2のポリマーを含有するカルボマーゲルの製造からの証拠は、一定量の酢酸ナトリウムが、市販されているカルボマーのバッチで特定される粘度を必ずしも一貫して生じないことを示した。この所見は、カルボマー出発材料が仕様に準じているにもかかわらず、カルボマー粘度の不可避なバッチ間バラツキによるものである。
pHを調整又は安定化する:水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は有機塩基の溶液は、pHが眼に許容される範囲(pH約6〜8、好ましくはpH7.3)に調整するのに適している。最も好ましい有機塩基は、ポリアクリレートゲル構造を妨害することによって粘度に影響を及ぼすことのない非イオン性化合物であるので、トロメタモール(トリス(ヒドロキシメチル)−アミノメタン)である。
可溶化剤(活性物質の溶解度を増加させる):ビマトプロストの溶解度は他のプロスタグランジン類似体の溶解度よりも良好であるが、適切な可溶化剤は製造を容易にし、最終製品を安定化させる。 好ましい可溶化剤はポリソルベートである。
抗菌防腐剤:ゲルに防腐剤が含まれている場合、塩化ベンザルコニウム(BAC)が好ましいが、通常点眼薬に配合される防腐剤も同様に使用することができる。
新しい製剤に使用されるいかなる物質も(Ph.Eur.の要件に加えて)カルボマーと適合性がなければならない。
請求項1に記載の安定な滴下可能な眼用ゲル組成物を用いて、潜在的な有効性を改善し、従来技術と比較して二次的効果を減少させることが可能であることが今や見出された。ビマトプロストの従来技術よりも低い用量であっても同等の潜在的な有効性及び局所的認容性に達することができた。
従って、本発明は滴下可能な眼用ゲルに関し、該ゲルは、
1)0.003〜0.03重量%の量のビマトプロスト、
2a)>0.2重量%の量のポリアクリレート(カルボマー)
2b)0.2〜10.0重量%の量のポビドン(PVP)、デキストラン、ポリエチレングリコール(PEG)、カルボキシメチルセルロース(CMC)又はポリビニルアルコール(PVA)、
3)浸透圧が200〜400mOsm/kg、好ましくは270〜330mOsm/kgになるような量の等張化剤、
4)0.05〜0.4重量%の量の粘度を調整するための塩、
5)pH6〜8、好ましくはpH7.3に調整する量の塩基、
6)眼用ゲルに通常使用される添加剤、例えば可溶化剤、及び
7)水(「十分な量」)、
を含み、200〜2000mPa・sの範囲の粘度を有する。
錯体混合物中で>0.2重量%の量のポリアクリレート(カルボマー)が、200〜2000mPa・sの範囲の粘度を有する滴下可能な眼用ゲルを提供するために必要である。
重量%での成分の含有量は、眼用ゲルの総重量に対する。
ゲルの好ましい実施形態は、従属請求項2〜11に開示される。
好ましくは、ポリアクリレートの量は、>0.2重量%〜3.0重量%、好ましくは0.2重量%〜0.7重量%の範囲である。
好ましくは、前記ゲルはビマトプロストを0.01重量%未満、より好ましくは0.0045重量%未満の量で含む。
ビマトプロストの0.003重量%未満の量では効果は不十分であった。
好ましくは、前記ゲルは、1,000,000〜4,000,000の分子量を有するタイプのポリアクリレートを含む。
好ましくは、使用される第2のポリマーは、ポリ(ビニルアルコール)又はポビドンである。
ポリ(ビニルアルコール)が第2ポリマーとして0.2〜0.8%の量で使用される場合、好ましくは完全に加水分解されたグレード、すなわち加水分解度は少なくとも99%であり、分子量は15,000〜200,000の間である。
前記第2のポリマーがポビドン(ポリビニルピロリドン又はPVP)である場合、ゲルは好ましくは>0.8〜10.0重量%の量のポビドンを含む。驚くべきことに、これらのゲルが第2のポリマーとしてのポリ(ビニルアルコール)を有するゲルよりも優れた効果を示したので(表2及び図2参照)、>2.5〜10重量%の量のポビドンを含む。好ましくは、ポビドンはK25型またはK30型である。
好ましくは、前記ゲルは、200〜400mOsm/kg、好ましくは270〜330mOsm/kgの浸透圧を生じさせるために、ソルビトール、マンニトール又はグリセロールを等張化剤として1.2〜5.5重量%の量でさらに含む。より好ましくは、等張化剤は、1.2〜3重量%、最も好ましくは2重量%の量のグリセロールである。
好ましくは、前記ゲルは、pHを6〜8に、好ましくはpHを7.3に調整するために、0.1〜0.8重量%の量の塩基を含む。
好ましくは、塩基はトロメタモール、すなわちトリス(ヒドロキシメチル)−アミノメタンである。
好ましくは、前記ゲルは防腐剤を含まない。
好ましくは、前記ゲルは、添加剤として抗菌防腐剤を含有する。
好ましくは、防腐ゲルは、防腐剤として塩化ベンザルコニウム、より好ましくは0.005〜0.02重量%の範囲を含む。
さらに、本発明によるゲルは、200〜2000mPa・s(ブルックフィールド粘度計)の粘度を特徴とする。これは、薬としての使用及び眼内圧の亢進の治療に使用するために意図されたものである。
添加剤、すなわち、前記新しい製剤に使用されるいかなる物質は、(さらなるPh.Eur.の要件に対して)カルボマー、好ましくは眼用製剤のよく知られた成分と適合しなければならない。
製造工程
好ましくは、前記ゲルは、内蔵攪拌機を備えた容器中で配合される。それは、真空中での作業と飽和蒸気による滅菌が可能である。完成したゲル製品の滅菌は、蒸気滅菌によって行うことができる。代替的に、工程の条件に耐性のある添加剤の混合溶液を蒸気滅菌し、ビマトプロスト+可溶化剤(存在する場合)を含む溶液及び蒸気滅菌に耐性のない添加剤の溶液を、膜ろ過によって予め滅菌した添加剤の混合溶液に加える(低粘度の水性点眼液を滅菌するための標準的な手順)。
最後に、滅菌された完成品は、眼用ゲルが非防腐の場合、すなわち例えば塩化ベンザルコニウム(BAC)を含まない場合には、無菌的に予め滅菌した多回投与プラスチック容器、(滅菌)単回投与容器のそれぞれに入れる。
図1は、従来技術(灰色バー)と比較した、本発明によるゲル(黒色バー)のAUC(曲線下面積)値の比較による、ビマトプロストの薬物動態のチャートである。 図2は、ポリ(ビニルアルコール)(PVA)(ドットバー)又はポリビニルピロリドン(PVP)(黒色バー)を含む本発明と従来技術(灰色バー)のゲルを比較するためのAUC値を示す。
ポリ(ビニルアルコール)を含有する防腐ビマトプロスト0.004%ゲル:
溶液A:1.6gのポリ(ビニル)アルコールを95℃に加熱しながら混合し、30.4gの精製水に溶解する。
溶液B:10gの精製水に1.05gのトロメタモールを溶解する。
溶液C:90gの精製水に8mgのビマトプロスト、4mlの塩化ベンザルコニウム1%溶液、4.8gのグリセロール、0.44gの酢酸ナトリウム・3水和物を溶解し、最後に0.70gのカルボマーを分散させる。
溶液Cを溶液Aと混合し、次に溶液Bを添加し、精製水で最終重量200.0gにする。30分間混合する。混合物を121〜124℃で20分間オートクレーブ処理する。気泡のないゲルを取得するために、必要に応じて真空脱ガス装置を使用する。
ゲルは透明(clear)で透明(transparent)で無色であり、pHは7.47、粘度は450mPa・s、浸透圧は291mOsm/kgである。
ポリ(ビニルアルコール)含有の非防腐ビマトプロスト0.004%ゲル:
溶液A:95℃に加熱し混合しながら、0.8gのポリ(ビニル)アルコールを15.2gの精製水に溶解する。
溶液B:0.5gのトロメタモールを10gの精製水に溶解する。
溶液C:45gの精製水に4mgのビマトプロスト、50μlのポリソルベート80、2.4gのグリセロール、0.22gの酢酸ナトリウム・3水和物を溶解し、最後に0.35gのカルボマーを分散させる。
溶液Cを溶液Aと混合し、次に溶液Bを添加し、精製水で最終重量100.0gにする。30分間混合する。混合物を121〜124℃で20分間オートクレーブ処理する。気泡のないゲルを得るために、必要に応じて真空脱ガス装置を使用する。
ゲルは透明(clear)であり、透明(transparent)で無色であり、7.30のpH、422.5mPa・sの粘度、及び295mOsm/kgの浸透圧を有する。
ポビドン含有防腐ビマトプロスト0.004%ゲル:
溶液A:4.0gのポビドン及び1.02gのトロメタモールを40gの精製水に溶解する。
溶液B:5gの精製水に8.4mgのビマトプロスト(5%過剰)を溶解する。
混合物C:80gの精製水に0.37gの酢酸ナトリウム・3水和物、4mlの塩化ベンザルコニウム1%溶液、及び4.6gのグリセロールを溶解し、次いで0.7gのカルボマーを分散させる。添加工程中に容器を濯ぐには、適切な部分に合計10gの精製水を使用する。混合物を30分間撹拌し、次に混合物Cを121〜124℃で20分間オートクレーブする。
完成したゲルの調製:滅菌膜フィルター(孔径0.22μm)を通して混合物Cに溶液Bを加え、精製水で濯ぎ、次いで滅菌膜フィルター(孔径0.22μm)を通して溶液Aを添加し、精製水で濯ぎ、適切な部分に分けられた合計30gの精製水を使用して、添加工程の間に容器及びメンブランフィルターを濯ぐ。最後に精製水で200.0gの最終重量に調整して操作を完了する。
気泡のないゲルを得るために、必要に応じて真空脱ガス装置を使用する。
ゲルは透明(clear)で、透明(transparent)で、非常に淡黄色であり、pHは7.20、粘度は465mPa・s、浸透圧は295mOsm/kgである。
ポリビニルピロリドンを含有する非防腐ビマトプロスト0.004%ゲル:
溶液A:4.0gのポビドン及び1.02gのトロメタモールを30gの精製水に溶解する。
溶液B:5gの精製水に8.4mgのビマトプロスト(5%過剰)を溶解する。
混合物C:精製水80gに酢酸ナトリウム・3水和物0.37g、グリセリン4.6gを溶解し、次いでカルボマー0.7gを分散させる。添加工程中に容器をすすぐには、適切な部分に合計10gの精製水を使用する。混合物を30分間撹拌し、次に混合物Cを121〜124℃で20分間オートクレーブする。
完成したゲルの調製:滅菌膜フィルター(孔径0.22μm)を通して混合物Cに溶液Bを加え、精製水で濯ぎ、次いで滅菌膜フィルター(孔径0.22μm)を通して溶液Aを添加し、精製水で濯ぎ、適切な部分に分けられた合計30gの精製水を使用して、添加工程の間に容器及び膜フィルターを濯ぐ。最後に200.0gの最終重量に精製水で調整して操作を完了する。
気泡のないゲルを得るために、必要に応じて真空脱ガス装置を使用する。
このゲルは、透明(clear)で、透明(transparent)で、非常に淡黄色であり、pHは7.22、粘度は467.5mPa・s、浸透圧は292mOsm/kgである。
ウサギにおける薬物動態試験
ウサギの薬物動態試験は、一般に、異なる組成を有する製剤が認可された最新の製剤ルミガン(登録商標)(「ルミガン(登録商標)に対する評価報告書」(Ref:EMA/105752/2010)を参照)と同等に機能できることの非臨床的確認を提供する。
ルミガン(登録商標)0.1mg/ml点眼剤の組成は以下の通りである:
ビマトプロスト0.1mg/ml、塩化ベンザルコニウム0.2mg/ml、塩化ナトリウム、リン酸二ナトリウム7水和物、クエン酸一水和物、塩酸又は水酸化ナトリウム(pH調整用)、精製水。
ルミガン(登録商標)0.3mg/ml点眼液の組成は次の通りである。
ビマトプロスト0.3mg/ml、塩化ベンザルコニウム0.05mg/ml、塩化ナトリウム、リン酸二ナトリウム7水和物、クエン酸一水和物、塩酸又は水酸化ナトリウム(pH調整用)、精製水。
房水及び虹彩−毛様体で測定されたビマトプロストの眼吸収は、臨床的有効性を評価できる「眼の生物学的利用能」の許容されている手段である。様々なビマトプロスト含有の眼用ゲルが、以下のデザインで試験される:
色素性ウサギ(HY79b系)、1群6匹、1時点当たり3匹が、左右の眼に30μlの単回の点眼を受けた。投与の1時間後及び4時間後に、房水(AH)及び虹彩毛様体(ICB)の試料を両方の眼から採取する。AH及びICBサンプル中のビマトプロスト及びビマトプロスト酸(ビマトプロストの主な活性代謝産物)の測定は、0〜4時間の曲線下面積(AUC)を計算するために使用される濃度プロファイルをもたらす。眼科薬物動態学において、AUCは、AH及びICBにおける薬物の濃度のプロットで決定される。濃度を規定の時点で測定し、台形則を用いてAUCを濃度x時間(AHの単位[ng x h/ml]及びICBの単位[ng x h/g])として計算する。ビマトプロストに変換されたビマトプロスト及びビマトプロスト酸の含量を、AUC 0−4の計算前の各時点について加えた。表1及び表2のカラム「AUC 0−4h」は、眼組織に浸透した薬剤物質の量と等価と考えることが可能な結果を示す(図1及び図2を参照)。
第6及び第7列では、(防腐剤なし)ルミガン(登録商標)0.3mg/ml(=Lum 0.03重量%)のAUCの比率、及び、ルミガン(登録商標)0.1mg/ml(=Lum 0.01重量%)の平均AUC対平均AUCの比率を示す。表2は同じレイアウトを示しているが、表1の第6列の対ルミガン0.03%比率を表2においてPVPの含有量で置き換えたものである。
図1及び図2では、AUC値を縦軸にプロットし、異なるビマトプロスト濃度を横軸にプロットしている。各バーの上に、異なる量の塩化ベンザルコニウム(BAC)がプロットされている。0.02%の重量(0.02重量%)の量は、ビマトプロスト組成物に対して200ppmの量を意味する。例えば、最も左の組成物において、BACの量は200ppmである。図1及び2において、点線は試験した0.01%のルミガン(登録商標)試料の平均AUCを示す(平均値:図1において75.44及び図2において51.95)。
図1において、0.05重量%のポリソルベート80(PS)をさらに含む本発明のビマトプロストゲルは、対応するバーの上に「+PS」と記されている。
驚くべき結果は、ビマトプロストの濃度に基づいて、ゲルはルミガン(登録商標)と比較してビマトプロストの眼の生物学的利用能が2〜3倍増加することである。ルミガン(登録商標)0.01%の製剤のわずか40%である種々のビマトプロストゲルが、基本的に類似の眼科生物学的利用能を提供する(図1参照)。図1から分かるように、わずか0.004重量%の量のビマトプロストの本発明によるゲル(黒色バー)は、従来技術の製剤ルミガン(登録商標)(灰色バー、及び点線:ルミガン(登録商標)0.01%の平均値)のAUC値と同等のAUC値を、より高い濃度のビマトプロスト(0.01及び0.03重量%)と共に示す。
さらに、0.01重量%の濃度でBAC(0ppm)を含まない本発明によるゲルは、同一の0.01重量%濃度で200ppmのBACを有するルミガン(登録商標)と比較して、増加したAUC値を示す。
最も顕著な効果は、ルミガン(登録商標)の製剤の0.03重量%と本発明のゲルとの比較で見ることができた。ルミガン(登録商標)の製剤と比較して、ビマトプロストの眼科生物学的利用能について3倍の増加が観察された(図1のチャートの右端の4本のバー)。
さらに驚くべきことに(図2参照)、従来の製剤ルミガン(登録商標)(灰色の棒グラフ、及び、ルミガン(登録商標)0.01%の平均値についての点線)と同じ量のビマトプロスト(0.01重量%)を含有し、第2のポリマー(黒色バー)としてポビドンを有する本発明によるゲル、及び第二のポリマーとしてポリ(ビニルアルコール)を有するビマトプロストゲル(黒色ドットバー)は、ルミガン(登録商標)のAUC値の約4倍、及び、ポリ(ビニル)アルコールを有するビマトプロストゲルのAUC値の1.5倍高い。第2のポリマーとしてポビドンを有する防腐ビマトプロストゲルに対して、高濃度(0.03重量%)のビマトプロストでは、防腐基準製剤ルミガン(登録商標)と比較して、ビマトプロストの眼内生物学的利用能について3倍の増加が観察された(図2のグラフの右端の2つのバー)。
明らかに、新規のゲルビヒクルは、ルミガン(登録商標)の「透明、等張、無色、無菌点眼液」よりもビマトプロストの眼組織への浸透を非常により効果的に支持する。
結膜浮腫、流涙、角膜混濁及び結膜発赤の点において、ウサギモデルで検討した眼の忍容性は、表1及び表2並びに図に示された製品のいずれにおいても同等であった。

Claims (20)

  1. 滴下可能な眼用ゲルであって、
    1)0.003〜0.03重量%の量のビマトプロスト、
    2a)>0.2重量%の量のポリアクリレート、
    2b)0.2〜10.0重量%の量の、ポビドン、デキストラン、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロース又はポリ(ビニルアルコール)、
    3)浸透圧が200〜400mOsm/kgになる量の等張化剤、
    4)0.05〜0.4重量%の粘度を調整するための塩、
    5)pH6〜8に調整する量の塩基、
    6)眼用ゲルで通常使用される添加剤、及び、
    7)水、
    を含有し、ブルックフィールドRVDV−II粘度計で25℃で測定して200〜2000mPa・sの範囲の粘度を有する。
  2. 前記等張化剤は、浸透圧が270〜330mOsm/kgになる量の等張化剤であることを特徴とする、請求項1に記載の眼用ゲル。
  3. 前記塩基が、pH7.3に調整する量の塩基であることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼用ゲル。
  4. 前記ポリアクリレートの量が、0.2重量%〜3.0重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  5. 前記ポリアクリレートの量が、0.2重量%〜0.7重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  6. 前記ポビドンの量が、0.8重量%〜10重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  7. 前記ポビドンの量が、2.5重量%〜10重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  8. 前記ビマトプロストの量が、0.01重量%未満であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  9. 前記ビマトプロストの量が、0.0045重量%未満であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  10. 前記等張化剤として1.2〜5.5重量%の量のソルビトール、マンニトール又はグリセロールを含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  11. 0.1〜0.8重量%の量の塩基を含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  12. 前記塩基がトロメタモールであることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  13. 前記ポリアクリレートとして1,000,000〜4,000,000の分子量を有するタイプを含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  14. 防腐剤を含まないことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  15. 防腐剤として塩化ベンザルコニウムを含むことを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに1項に記載の眼用ゲル。
  16. 前記塩化ベンザルコニウムの量が0.005〜0.02重量%の範囲であることを特徴とする、請求項15に記載の眼用ゲル。
  17. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の、滴下可能で防腐剤を含まない眼用ゲルを含む単回投与用容器。
  18. 請求項1〜1315又は16のいずれか1項に記載の滴下可能で防腐された眼用ゲルを含む多回投与用プラスチック容器。
  19. 薬剤として使用のための、請求項1〜16のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
  20. 眼内圧亢進の治療に使用するための請求項1〜16のいずれか1項に記載の眼用ゲル。
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