JP6338897B2 - 自動走行車システム、制御方法、プログラム及び制限区間コントローラ - Google Patents

自動走行車システム、制御方法、プログラム及び制限区間コントローラ Download PDF

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Description

本発明は、自律分散型自動走行車システムにおける、走行車の待機方法に係り、特に、合流地点など複数進入方向があり一度に進入できる台数に制限があるエリアにおいて、エリア手前での待機位置を指示することによって、単位時間当りの通過台数を最大にする自動走行車システム及び制御方法及びプログラムに関する。
近年では、ドライバーのアクセル操作を必要とすることなく車両の速度を一定に保つことを可能としたシステムや、前方車両との距離を常時計測し、自動的に適正な車間距離を保って走行させるシステムなどが開発されている。さらに、ドライバーのハンドル操作によらず、道路に沿ったキープレフト走行を可能とするシステムが開発されている。
工場や倉庫などにおいては、無人化した車両を目的地まで走行させる自律分散型制御における自動走行車システムを導入することも検討されている。
特開2000−181542号公報 特開2009−215032号公報
自律分散型制御における自動走行車システムでは、合流地点において他車との衝突を避けるため、当該エリアへ一度に進入できる方向と車両数を制限していて、その制限により合流地点での通過流量が低下し、その影響でシステム全体の走行効率が下がってしまう。
本発明の目的は、合流地点における通過流量の低下をできるだけ防ぎ、システム全体の走行効率を向上し得る自動走行車システム及び制御方法及びプログラムを提供することにある。
実施形態によれば、自動走行車システムは、前方車との相対的な走行情報に基づいて、自動で自車の走行を制御する走行車と、前記走行車同士の衝突回避のための制限区間が設けられた合流地点を含む走行路と、前記制限区間において、少なくとも前記合流地点付近の前記走行車の渋滞状況を監視し、前記走行車の通過可否を制御する制限区間コントローラとを備えるようにしたものである。制限区間コントローラは、交通情報更新部と、判定部と、待機位置設定部と、走行再開設定部とを備える。交通情報更新部は、合流地点付近の走行車の渋滞情報を更新する。判定部は、更新された前記渋滞情報から得られる制限区間内の走行車の有無に基づき、通過可否判定をする。待機位置設定部は、制限区間が通過不可の場合、制限区間手前の待機区間に存在する制限台数以下の走行車に対し、各々の待機位置を設定する。走行再開設定部は、制限区間が通過可の場合、走行再開する制限区間への進入方向を決定し、進入方向の待機区間において待機中の走行車に対し、走行再開させる。
第1の実施形態に係る自動走行車システムの模式図。 本第1の実施形態に係る自動走行車システムの具体的構成を示すブロック図。 本第1の実施形態における走行車の状態遷移図。 本第1の実施形態における制限区間・待機区間の一例を示す図。 本第1の実施形態における制限区間コントローラのブロック図。 本第1の実施形態における制限区間コントローラの制御処理手順を示すフローチャート。 本第1の実施形態における交通情報更新のフローチャート。 本第1の実施形態の走行車テーブルの一例を示す図。 本第1の実施形態の台数テーブルの一例を示す図。 本第1の実施形態の通過可否判定のフローチャート。 本第1の実施形態の通過可否テーブルの一例を示す図。 本第1の実施形態の走行再開設定のフローチャート。 本第1の実施形態の待機位置設定のフローチャート。 本第1の実施形態の制限台数テーブルの一例を示す図。 本第1の実施形態の待機順列テーブルの一例を示す図。 本第1の実施形態の待機位置テーブルの一例を示す図。 本第2の実施形態の制限区間コントローラのブロック図。 本第2の実施形態の交通情報更新のフローチャート。 本第2の実施形態の渋滞度テーブルの一例を示す図。 本第2の実施形態の走行再開設定のフローチャート。 本第2の実施形態の渋滞度重みテーブルの一例を示す図。 本第3の実施形態の制限区間コントローラの具体的構成を示すブロック図。 本第3の実施形態の制限台数更新のフローチャート。 本第4の実施形態における制限区間コントローラの具体的構成を示すブロック図。 本第4の実施形態の走行ジョブ再割付のフローチャート。 本第4の実施形態の再割付待機順列テーブルの一例を示す図。 本第4の実施形態の再割付走行車IDテーブルの一例を示す図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
以下、自動走行車システムの第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る自動走行車システムの構成を表す模式図である。
この自動走行車システムは、システム全体をリアルタイムに制御するホストシステム1と、ホストシステム1からの走行車の情報を元に各合流地点での走行を制御する制限区間コントローラ2(#1),2(#2),2(#3)と、合流地点で制限区間コントローラ2(#1),2(#2),2(#3)から指示を受けつつ自動で走行する走行車3(#1),3(#2),3(#3)と、走行車3(#1),3(#2),3(#3)が走行するための軌道等を備えた走行路4(#1),4(#2),4(#3)とにより構成されている。ホストシステム1と制限区間コントローラ2(#1),2(#2),2(#3)の間や、ホストシステム1の更に上位に、制御範囲の異なるサブシステムやサブコントローラが存在しても良い。
図2は、コンピュータを利用した第1の実施形態の構成を表すブロック図である。
ホストシステム1は、CPU10、記録メディア11、RAM12、ユーザインタフェース13、通信インタフェース14等を備えている。
CPU10は、バスを介して上述したようなハードウェア各部と接続されており、それらを制御すると共に、記録メディア11に格納されたコンピュータプログラムを順次実行する。
記録メディア11は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD等で構成されており、自動走行車システムの制御に必要なコンピュータプログラムが格納されている。
RAM12は、SRAM,DRAM,フラッシュメモリ等で構成されており、CPU10の実行時には、必要に応じて記録メディア11に格納されているコンピュータプログラム等を読み出し、一時的に記憶する。
ユーザインタフェース13は、ディスプレイ,キーボード,マウス等で構成されており、ユーザからの入力の受付けや、ユーザへの情報出力を可能にしている。
通信インタフェース14は、自動走行車システムのある敷地内に構築されたLAN(U)に接続するためのインタフェースであり、LAN(U)を通じて制限区間コントローラ2や他のシステムと通信する。
制限区間コントローラ2は、CPU20、記録メディア21、RAM22、通信インタフェース23、ユーザインタフェース24、無線通信インタフェース25等を備えている。
CPU20は、バスを介して上述したようなハードウェア各部と接続されており、それらを制御すると共に、記録メディア21に格納されたコンピュータプログラムを順次実行する。
記録メディア21は、HDDやSSD等で構成されており、合流地点における走行車の制御に必要なコンピュータプログラムが格納されている。
RAM22は、SRAM,DRAM,フラッシュメモリ等で構成されており、CPU20の実行時には、必要に応じて記録メディア21に格納されているコンピュータプログラム等を読み出し、一時的に記憶する。
通信インタフェース23は、LAN(U)を通じてホストシステム1と通信するためのものである。
ユーザインタフェース24は、ディスプレイ,キーボード,マウス等で構成されており、ユーザからの入力の受付けや、ユーザへの情報出力を可能にしている。
無線通信インタフェース25は、無線(V)を介して走行車と通信し、走行車の位置情報や状態を送受信する。
走行車3には、制限区間コントローラ2と無線を介して情報をやりとりするための送受信部を備えたコントローラ30が搭載されている。コントローラ30は、ホストシステム1から割付られる走行ジョブや目的地、経路など走行に必要な情報を持つとともに、走行車3の現在位置と、合流地点にて制限区間コントローラ2からの制御を受けるために必要な状態を保持している。走行ジョブや目的地、経路については後述する。
まず、走行車3の現在位置は、走行車3に搭載された速度センサーの値を積分したり、走行路4の所定の位置に取り付けられた位置情報を送信するための送信部40からの無線(W)を受信したりして、現在位置を更新する。次に、図3を用いて走行車3の状態について説明する。
走行車3の取り得る状態は、以下の3つのいずれかである。
合流地点以外すなわち制限区間コントローラ2の管理範囲以外を走行している場合は「通常走行中C1」、制限区間手前の待機区間で停車中または停車予定で走行している場合は「待機中C2」、制限区間内を通過している場合は「制限走行中C3」、である。制限区間と待機区間については後述する。
通常走行中C1の走行車3は、待機区間に進入し制限区間コントローラ2から待機指示を受信すると、待機中C2に切り替わり、待機位置にて停止できるよう走行車3のサーボ系に指示を出す。通常走行中C1や待機中C2の走行車3が、制限区間に進入し制限区間コントローラ2からの信号を受信すると、制限走行中C3に切り替わり、制限区間から退出する際に通常走行中C1に切り替わる。
各状態における走行方法の特徴としては、通常走行中C1や制限走行中C3の走行車3が、ホストシステム1から割付られた目的地に向かって経路に沿って走行するのに対し、待機中C2の走行車3は、制限区間コントローラ2からの待機指示が割り込む形で、待機位置にて停車するよう走行する。また全ての状態において、現在位置と前方車との車間距離等の相対情報に応じて加減速を行う。
自動走行車システム全体における説明は以上とし、以降は、本第1の実施形態の中心となる制御を行う制限区間コントローラ2に関して、実施例を説明する。
図4は、進入方向Aまたは進入方向Bから走行車3が入り、退出方向Cまたは退出方向Dから抜けるタイプの合流地点の模式図であり、以降は、この図の例に基づいて制限区間コントローラ2に関して説明する。図4は自動走行車システムに含まれる合流地点の一例にすぎず、本実施形態は図4のタイプに限定するものではない。
図4の合流地点の交差点部分には、走行車3同士の衝突を避けるための制限区間41が設けられていて、制限区間41において、同時に進入方向Aと進入方向Bから走行車3が入ってくることはないよう制限される。また、制限区間41の手前には、進入方向A側には待機区間A42a、進入方向B側には待機区間B42bが設けられていて、必要があれば制限区間41に入る手前で停止するための区間になっている。
上記の区間で走行車3を分ける。
制限区間41に存在するものを走行車31、待機区間A42aに存在するものを走行車32a、待機区間A42bに存在するものを走行車32b、それ以外を走行車33とする。このうち、走行車31、走行車32a(#1),32a(#2),32a(#3)、走行車32b(#1),32b(#2),32b(#3)は制限区間コントローラ2の制御対象であり、無線(V)を介して情報をやりとりする。
走行車の状態については以下の通りとなる。
走行車33の状態は通常走行中C1である。走行車31の状態は制限走行中C3である。走行車32aまたは走行車32bの状態は通常走行中C1、待機中C2、制限走行中C3のいずれも取り得る。これは制限区間コントローラ2からの待機指示、再送指示の有無によって異なり、詳細は後述する。また、厳密には、各区間に走行車3が進入または退出してから制限区間コントローラ2と前記走行車3が通信をして状態が更新されるまでの間は、各区間における状態は未更新となり、上述の通りにはならない。
図5は制限区間コントローラ2の記録メディア21に格納された、コンピュータプログラムとデータベースの構成を表すブロック図である。
記録メディア21のデータベースには、走行車テーブルD00、台数テーブルD01、通過可否テーブルD02、制限台数テーブルD03、待機順列テーブルD04、待機位置テーブルD05が設けられる。また、記録メディア21のプログラムには、交通情報更新部P0、通過可否判定部P1、走行再開設定部P2、待機位置設定部P3が設けられる。
交通情報更新部P0は、走行車テーブルD00及び台数テーブルD01を参照して、合流地点付近の走行車の渋滞情報を更新するプログラムである。通過可否判定部P1は、台数テーブルD01及び通過可否テーブルD02を参照して、制限区間内の走行車の有無に基づき通過可否判定をするプログラムである。
走行再開設定部P2は、上記通過可否判定部P1により制限区間が通過可と判定された場合、走行再開する制限区間への進入方向を決定し、進入方向の待機区間において待機中の走行車に対し、走行再開させるプログラムである。待機位置設定部P3は、上記通過可否判定部P1により制限区間が通過不可と判定された場合、制限区間手前の待機区間に存在する制限台数以下の走行車に対し、各々の待機位置を設定するプログラムである。
図5のブロックの動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
(合流地点の交通情報更新ステップS0)
交通情報更新部P0は、制限区間コントローラ2の所定の更新タイミングにおいて、制限区間41に存在する走行車31、待機区間A42aに存在する走行車32a(#1),32a(#2),32a(#3)、待機区間A42bに存在する走行車32b(#1),32b(#2),32b(#3)、から無線(V)を介して位置情報と状態を受信し、位置に応じた走行車3の状態を計算し、走行車テーブルD00、台数テーブルD01、渋滞度テーブルD04を更新する。また、無線(V)を介して更新された状態を走行車31、走行車32a(#1),32a(#2),32a(#3)、32b(#1),32b(#2),32b(#3)、に送信する。なお、制限区間41、待機区間A42a,42b以外の区間には、走行車33が存在するものとする。
(制限区間の通過可否判定ステップS1)
通過可否判定部P1は、台数テーブルD01から制限区間41の占有状況を取得し、通過可否テーブルD02を更新する。
(走行再開設定ステップS2)
走行再開設定部P2は、通過可否テーブルD02が通過可能の場合(ステップS4)、かつ待機区間A42aまたは待機区間A42bに待機中C2の走行車3が存在する場合(ステップS5)、以下の処理を行う。
走行再開設定部P2は、前回通過可だった進入方向から次に走行再開する進入方向を決定し、通過可否テーブルD02を更新する。次に、上記の走行再開する進入方向の待機区間における走行車3について、状態を更新し、走行車テーブルD00と台数テーブルD01を更新する。また、無線(V)を介して更新された状態を走行車32a(#1),32a(#2),32a(#3)、または32b(#1),32b(#2),32b(#3)、に送信する。
(待機位置設定ステップS3)
待機位置設定部P3は、進入方向A、進入方向Bそれぞれについて(ステップS6〜S9の反復処理)、待機区間A42aまたは待機区間A42bに通常走行中C1の走行車3が存在する場合(ステップS7)、かつ待機中C2の走行車3の台数が制限台数テーブルD03の制限台数より少ない場合(ステップS8)、以下の処理を行う。
待機位置設定部P3は、待機中C2の走行車3と、通常走行中C1であるが待機中C2にすべき走行車3に対し、待機指示対象とし、待機順列テーブルD04と待機位置テーブルD05から上記走行車3の待機位置を取得する。上記待機指示対象となった走行車3について、状態を待機中C2に、走行車テーブルD00、台数テーブルD01を更新する。また、無線(V)を介して更新された状態を走行車32a(#1),32a(#2),32a(#3)、または32b(#1),32b(#2),32b(#3)、に送信する。
以下、ブロックP0〜P3の動作にあたるステップS0〜S3について、各々フローチャートとテーブルの例を用いて詳細に説明する。尚、各テーブルの構成やデータ例はあくまで本実施形態を説明するための例であり、本発明に限定されるものではない。また、各テーブルの構成にデータ登録時間や登録ユーザー名を追加し履歴データとして管理することも、実用的には必要になることがあるが、本実施形態では説明を省略し、必要な場合のみ言及する。
図7は合流地点の交通情報更新ステップS0の処理を示すフローチャートである。
交通情報更新部P0は、制限区間41、待機区間A42a、待機区間A42bに存在する走行車3について、取得した情報に基づき、走行車テーブルD00を更新する(S00)。図8は、走行車テーブルD00の一例を示す。走行車テーブルD00は、走行車ID、状態、進入方向、退出方向、走行ジョブID、目的地ID、経路ID、現在位置、の情報から構成される。ここで、走行車テーブルD00の各情報について補足する。
走行車IDは、走行車3を識別するためにホストシステム1から割り振られた数字もしくは文字列であり、無線(V)を介して走行車3から取得される。状態は、上述した通り、通常走行中C1,待機中C2,制限走行中C3のいずれかであり、無線(V)を介して走行車3から取得される。進入方向は、A,Bのいずれかであり、後述の経路IDから特定する。退出方向は、C,Dのいずれかであり、進入方向と同様、後述の経路IDから特定する。走行ジョブIDは、走行車3の現在の走行目的に応じてホストシステム1から割り振られた数字もしくは文字列であり、ホストシステム1において該当する走行車IDと紐づけられた走行ジョブIDがLAN(U)を介して取得される。
ここで走行車3の走行目的とは、例えば工場の自動搬送車の場合、(A)保管棚から処理前の半製品を引き取りに走行中,(B)処理前の半製品を積んで処理予定の装置まで運搬中,(C)処理後の半製品を引き取りに走行中,(D)処理後の半製品を積んで保管棚まで運搬中,(E)目的なしに巡回中、などが挙げられ、走行ジョブIDは上記の目的が特定できるようひとつの走行に対しユニークに割り振られるとする。経路IDは、走行ジョブIDにおける走行路4が特定できる情報を含む、ホストシステム1から割り振られた数字もしくは文字列であり、ホストシステム1において該当する走行ジョブIDと紐づけられた経路IDがLAN(U)を介して取得される。
従って、経路IDの示す経路情報に基づき、上記の進入方向と退出方向を特定することができる。現在位置は、制限区間41の進入地点からの距離を表し(待機区間A42aまたは待機区間A42bにおいて負の値を取り、待機区間A42aまたは待機区間A42bと制限区間41との境界で0となり、制限区間41において正の値を取る)、無線(V)を介して走行車3から取得される。
次に、交通情報更新部P0は、走行車テーブルD00に基づき、台数テーブルD01を更新する(ステップS01)。図9は、台数テーブルD01の一例を示す。台数テーブルD01は、区間、状態、台数、の情報から構成される。ここで、区間は制限区間41、待機区間A42a、待機区間A42bを表し、走行車テーブルD00のレコードを区間と状態で集計した数を台数に格納する。
最後に、交通情報更新部P0は、走行車テーブルD00に基づき、無線(V)を介して走行車3に状態を送信する(ステップS02)。すなわち、制限区間41から退出したことが検出された走行車3や、待機区間A42aまたは待機区間A42bに進入したことが検出された走行車3に対し、通常走行中C1を送信し、走行車3の状態が更新される。
図10は、通過可否判定部P1における制限区間の通過可否判定S1の処理を示すフローチャートである。
通過可否判定部P1は、台数テーブルD01に基づき、制限区間41の占有判定を行う(ステップS10)。本実施形態における占有判定の最も簡単な例は、台数テーブルD01の区間=制限区間である台数=0であれば非占有、台数=正の値であれば占有、とする方法である。もう少し複雑な例として、走行車テーブルD00に基づき、状態=制限走行中C3の走行車3が1台以下、かつ上記走行車3の現在位置=制限区間41の長さ−5,000mm以上(退出方向=Cの場合)または現在位置=制限区間41の長さ−10,000mm以上(退出方向=Dの場合)の場合に非占有、など挙げられる。ここで挙げた判定方法は、あくまで本実施例を説明するための一例にすぎず、本発明を限定するものではない。
次に、通過可否判定部P1は、上記ステップS10の判定結果に基づき、通過可否テーブルD02を更新する(ステップS11)。図11は、通過可否テーブルD02の一例を示す。通過可否テーブルD02は、進入方向、通過可否、の情報から構成される。ここで、進入方向は、直前の通過可だった際に実際に通過したAまたはBの進入方向を表し、詳しくは後述する。通過可否は、通過可であれば○、通過不可であれば×、のフラグを表し、上記ステップS10の判定結果が非占有の場合は○、占有の場合は×と更新される。
図12は、上記走行再開設定部P2における走行再開設定ステップS2の処理を示すフローチャートである。
走行再開設定部P2は、通過可否テーブルD02に基づき、走行再開方向を選択する(ステップS20)。選択方法は、通過可否テーブルD02の進入方向に格納されている前回の進入方向とは別の方向を選ぶ。こうすることにより、進入方向A,Bについて交互に走行車3を通過させることができる。
次に、走行再開設定部P2は、上記ステップS20で選択した進入方向をもって、通過可否テーブルD02を更新する(ステップS21)。すなわち、通過可否テーブルD02のレコードに対し、進入方向をS20で選択した進入方向に変更し、通過可否を×(通過不可)に更新する。
次に、走行再開設定部P2は、上記ステップS20で選択した進入方向の待機中C2の走行車3について、走行車テーブルD00を更新する(ステップS22)。すなわち、走行車テーブルD00のレコードのうち、状態=待機中C2、かつ進入方向=ステップS20で選択した進入方向、のレコードを検索・抽出し、その状態を制限走行中C3に更新する。
次に、走行再開設定部P2は、走行車テーブルD00に基づき、台数テーブルD01を更新する(ステップS23)。S22の処理によって、状態が待機中C2から制限走行中C3に変更されたことに伴い、再度集計する。
最後に、走行再開設定部P2は、走行車テーブルD00に基づき、無線(V)を介して走行車3に状態を送信する(ステップS24)。すなわち、上記ステップS22にて走行車テーブルD00の状態が待機中C2から制限走行中C3に変更された走行車3について、該当する走行車IDに合致する走行車3を検知し、制限走行中C3の状態を送信し、走行車3の状態を更新する。
図13は、上記待機位置設定部P3における待機位置設定S3の処理を示すフローチャートである。
待機位置設定部P3は、走行車テーブルD00と制限台数テーブルD03に基づき、待機中C2である走行車3の順列状態(待機順列)を更新する(ステップS30)。図14は、制限台数テーブルD03の一例を示す。制限台数テーブルD03は、進入方向、制限台数、の情報から構成される。制限台数テーブルD03は、進入方向=A,Bに対応して2レコードを持つテーブルである。制限台数には、制限区間41に一度に連続して進入できる走行車3の台数が格納される。以下、進入方向Aの待機順列について例を挙げて説明する。いま、走行車テーブルD00において進入方向=A、かつ状態=通常走行中C1または待機中C2のレコードが以下の4つあるとする。
(a1)走行車ID=#0001,状態=待機中C2,退出方向=D,現在位置=0mm
(a2)走行車ID=#0002,状態=待機中C2,退出方向=C,現在位置=-1000mm
(a3)走行車ID=#0003,状態=通常走行中C1,退出方向=C,現在位置=-2000mm
(a4)走行車ID=#0004,状態=通常走行中C1,退出方向=D,現在位置=-3000mm
また、制限台数テーブルD03の進入方向=Aの制限台数=3とする。待機位置設定部P3は、制限台数以下の走行車3について、現在位置の降順に待機中C2を設定する。上の例では、走行車ID=#0001,#0002,#0003の3台が待機中C2となり、走行車ID=#0003に関しては現在の状態(通常走行中C1)と異なる。待機順列とは、進入方向と待機中C2の台数に対し、先頭からの順序に従って退出方向を並べた順列を表す。上の例では、進入方向=A,待機台数=3の待機順列:(D,C,C)となる。また、進入方向Bについても同様である。
次に、待機位置設定部P3は、上記ステップS30の処理によって更新された走行車3の状態を、走行車テーブルD00に反映する(ステップS31)。上述の例では、走行車ID=#0003の状態を通常走行中C1から待機中C2に更新する。
次に、待機位置設定部P3は、走行車テーブルD00に基づき、台数テーブルD01を更新する(ステップS32)。上記ステップS31の処理によって、状態が通常走行中C1から待機中C2に変更されたことに伴い、再度集計する。
次に、待機位置設定部P3は、上記ステップS30で計算した待機順列と、待機順列テーブルD04、待機位置テーブルD05に基づき、待機位置を計算する(ステップS33)。図15は、待機順列テーブルD04の一例を示す。待機順列テーブルD04は、進入方向、待機台数、待機順列ID、待機順、退出方向、の情報から構成される。進入方向、待機台数は、待機順列を定義するための進入方向と待機台数(上の例の場合、進入方向=A,待機台数=3)を表し、待機順列IDは、上記の進入方向と待機台数における待機順列を区別するための、制限区間コントローラ2から割り振られた数字もしくは文字列を表す。待機順、退出方向は、上記の待機順列IDにおける、先頭からの順序と退出方向を表す。
また、図16は、待機位置テーブルD05の一例を示す。待機位置テーブルD05は、待機順列ID、待機順、待機位置、通過時間、の情報から構成される。待機順列ID、待機順により走行車3が特定され、待機位置は、走行車3の現在位置と同様、制限区間41の進入地点を0とする座標系における停車する位置を表す。
通過時間は、該当の待機位置から再走開始して制限区間41を退出するまでの経過時間の計算値であり、本実施形態においては参考情報である(後述の第4実施形態を参照)。上記ステップS33の処理では、上記ステップS30で計算した待機順列と合致する待機順列IDを待機順列テーブルD04から検索・取得し、その待機順列IDと合致するレコードを待機位置テーブルD05から検索・抽出し(待機台数の数のレコードが存在)、抽出されたレコードの待機順に対する待機位置を取得する。
ここで、本実施形態による効果を得るために必須である、走行車3の待機位置の計算方法について説明する。待機位置テーブルD05に格納された待機位置と通過時間は、以下の方法によって計算されている。
一例として、進入方向Aから進入した待機順n(n=1,2,…,N;Nは待機台数)の走行車3の時間t(t>=0)における運動方程式が、以下の式で与えられる場合を考える。
ただし、Xn(t)は待機順nの走行車3の時間tにおける現在位置、τ1とτ2はそれぞれ走行車3の前方車との距離を測定するまでの計測系の時遅れと加減速を切り替えるまでの駆動系の時遅れ、knは待機順nの走行車3の退出方向(kn=CまたはD)、Vkn(z)は退出方向knまでの走行路4上で定義される引数の車間距離zに応じた目標制御速度、Ymn(t)は待機順nの走行車3の時間tにおける前方車mとの車間距離、A(z)は目標制御速度と実際の速度との差分zに応じた制御加速度、を表す。
ここで、車間距離Ymn(t)における前方車mは、kn=kn-1の場合はm=n-1であり、Ymn(t)=Xn-1(t)-Xn(t)-l(l;車両の長さ)で与えられるが、kn≠kn-1の場合は制限区間41の途中で走行方向が分かれるため、mも常にn-1とは限らず、例えばYmn(t)はm=n-2との車間距離で与えられることもある。またここで、n=1の場合の(式1)におけるVkn(z)は、最大の車間距離に応じた目標制御速度を与えるとする。(式1)の運動方程式は、本実施形態を説明するための一例にすぎず、本発明を限定するものではない。
(式1)の運動方程式が、停車中の走行車3が走行再開して制限区間41を通過するまでを記述するものと見なす場合、その時間t(t<=0)における初期条件は以下の式で与えられる。
ただし、Hnは待機順nの走行車3の待機位置を表し、以下の不等式を満たす。
ただし、Lは待機区間A42aの進入地点を示す位置座標である。(式2)を初期条件に持つ(式1)の連立運動方程式は、前方車との相対距離に応じて決まる特性から、待機順nの昇順に解けば解が順次得られる。一般には解析的に厳密解を得ることは困難であるので、通常、(式1)の時間tを離散化し数値計算で解くことによって、(式1)の近似解を求める。そのようにして求めた解を、(式4)とする。
(式4)は解Xn(t)が時間tと待機位置Hnの関数として求められることを表している。(式4)を用いて、最後尾(待機順N)の走行車3が制限区間41から退出する時間Tは、(式5)のように表される。
ただし、Mは待機順Nの走行車3の退出方向(kN)における制限区間41の退出地点を示す位置座標である。
待機順nの走行車3の待機位置Hnは、(式3)の制約条件を満たし、(式5)の時間Tを最小にする、最適化問題の解として数値的に求められる。この最適解を求める手法には、シンプレックス法、焼きなまし法、遺伝的アルゴリズム、等が用いられる。これらの手法によって計算された待機位置Hnと時間Tを、該当する待機順列IDと待機順nと紐づけて、待機位置テーブルD05に格納しておく。
最後に、待機位置設定部P3は、走行車テーブルD00と待機位置テーブルD05に基づき、無線(V)を介して走行車3に情報を送信する(ステップS34)。すなわち、上記ステップS31にて走行車テーブルD00の状態が待機中C2である走行車3に対して、待機中C2の状態と、該当する待機順列ID・待機順に紐づく待機位置を送信する。
以上のように上記第1の実施形態によれば、制限区間41において走行再開した複数の走行車3が、制限区間41を通過する時間を最短にし、制限区間41での単位時間当たりの通過台数を最大にすることによって、その結果、制限区間41での渋滞を回避・解消できる。
(第2の実施形態)
以下、自動走行車システムの第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、上述の第1の実施形態に加え、合流地点にて待機中の走行車を走行再開する際に、渋滞度を考慮して走行再開する進入方向を決定することによって、より効率的な走行を可能にする実施形態である。第1実施形態と第2の実施形態は、一部異なる部分を除きほぼ同じであるので、以下では、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図17は、第2の実施形態における制限区間コントローラ2のコンピュータプログラムとデータベースの構成を表すブロック図である。第1の実施形態と異なることは、データベースに渋滞度テーブルD06と渋滞度重みテーブルD07が追加され、交通情報更新部P0と走行再開設定部P2の処理が一部変更になったことである(図17の強調表示した部分)。
図18は、交通情報更新部P0の処理を示すフローチャートである。
第1の実施形態と異なる点は、ステップS01とステップS02の間に、渋滞度テーブルD06の更新(ステップS03)が追加されたことである(図18の強調表示した部分)。交通情報更新部P0は、走行車テーブルD00に基づき、渋滞度テーブルD06を更新する(ステップS03)。
図19は、渋滞度テーブルD06の一例を示す。渋滞度テーブルD06は、進入方向、行列長、最大待ち時間、平均流量、の情報から構成される。ここで、渋滞度テーブルD06の各情報について補足する。渋滞度テーブルD06は、進入方向がA,Bの2レコードを持つテーブルである。行列長は、待機区間A42aまたは待機区間A42bにおける通常走行中C1または待機中C2の走行車3の台数を表し、走行車テーブルD00に基づいて集計される。最大待ち時間は、待機中C2の走行車3のうち待機中C2になってからの経過時間が最も長い値が、走行車テーブルD00の履歴データに基づき検索、取得される。平均流量は、待機区間A42aまたは待機区間A42bから退出して制限区間41に進入した走行車3の台数を、走行車テーブルD00の所定時間内の履歴データに基づき検索し、単位時間当りの台数に変換された値が取得される。
図20は、走行再開設定部P2の処理を示すフローチャートである。
第1の実施形態と異なる点は、ステップS20の処理内容が変更され、ステップ20の前に、方向別渋滞度の計算(ステップS25)が追加されたことである(図20の強調表示した部分)。
走行再開設定部P2は、渋滞度テーブルD06と渋滞度重みテーブルD07に基づき、進入方向A,B毎の方向別渋滞度を計算する(ステップS25)。図21は、渋滞度重みテーブルD07の一例を示す。渋滞度重みテーブルD07は、行列長重み、最大待ち時間重み、平均流量重み、閾値、の情報から構成される。渋滞度重みテーブルD07は1レコードのみのテーブルである。行列長重み、最大待ち時間重み、平均流量重み、には、後述する方向別渋滞度を計算するための正の係数が格納される。また、閾値は、優先して通過させるべき渋滞度を持つ進入方向かどうかを判定するための正の値である。
以下、進入方向Aを例にとり、方向別渋滞度の計算方法について説明する。渋滞度テーブルD06の進入方向=Aのレコードの、行列長をQ、最大待ち時間をW、平均流量をFとし、渋滞度重みテーブルD07のレコードの、行列長重みをCQ、最大待ち時間重みをCW、平均流量重みをCFとすると、進入方向Aの方向別渋滞度Jは以下の式で計算される。
進入方向Bについても同様である。尚、本実施形態では、方向別渋滞度を行列長、最大待ち時間、平均流量から計算しているが、本発明は上記3つに限定したものではなく、各進入方向における走行車3の混み具合を表す指標であれば何でも良い。その場合、方向別渋滞度を計算するために必要な情報を渋滞度テーブルD06に格納し、その係数を渋滞度重みテーブルD07に格納するとして、本実施形態の説明を読みかえれば良い。
次に、走行再開設定部P2は、上記ステップS25で計算した方向別渋滞度と通過可否テーブルD02、渋滞度重みテーブルD07に基づき、走行再開方向を選択する(ステップS20)。選択方法は、進入方向A,Bの方向別渋滞度に閾値以上の差がある場合は方向別渋滞度の大きい進入方向、差がない場合は通過可否テーブルD02の進入方向とは別の進入方向を選ぶ方法である。ここで、進入方向Aの方向別渋滞度の方がBに比べ閾値以上の差がある場合というのは、例えば以下の式が成立することを示す。
ただし、THは渋滞度重みテーブルD07の閾値を表す。進入方向Bの方がAに比べ大きい場合の判定式も同様である。
以上のように上記第2の実施形態によれば、走行再開設定部P2において、更新される渋滞情報だけでなく、渋滞度テーブルD06及び渋滞度重みテーブルD07に記憶される過去に通過可であった進入方向及び各進入方向における走行車の渋滞状況を考慮して次に走行再開する進入方向を決定するようにしているので、合流地点での渋滞を効率良く回避・解消できる。
(第3の実施形態)
以下、自動走行車システムの第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、上述の第2の実施形態に加え、制限区間を一度に通過させる制限台数を、渋滞度を考慮して動的に変更することによって、より効率的な走行を可能にする実施形態である。第2の実施形態と第3の実施形態は、一部異なる部分を除きほぼ同じであるので、以下では、第2の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図22は、第3の実施形態における制限区間コントローラ2のコンピュータプログラムとデータベースの構成を表すブロック図である。第2の実施形態と異なる点は、コンピュータプログラムに制限台数更新部P4が追加された点である(図22の強調表示した部分)。
図23は、制限台数更新部P4の処理を示すフローチャートである。
制限台数更新部P4は、渋滞度テーブルD06と渋滞度重みテーブルD07に基づき、進入方向別の制限台数を計算する(ステップS40)。進入方向A,Bに対する方向別渋滞度J,JBは、(式6)で与えられる。進入方向A,Bに対する制限台数NA,NBは、例えば基準の制限台数をNとして、以下の式で計算される。
ただし、round[・]は引数を四捨五入した値を表す。ここで、(式8)は本実施形態を説明するための一例で、制限台数が方向別渋滞度に応じて変更される計算式であれば何でも良く、本発明を限定するものではない。
次に、制限台数更新部P4は、(式8)で計算した値で制限台数テーブルD03を更新する(ステップS41)。
次に、制限台数更新部P4は、更新された制限台数に基づき、走行車テーブルD00を更新する(ステップS42)。すなわち、制限台数の更新に伴い、走行車3の状態も更新する。
以下、例を挙げて説明する。
更新前の走行車テーブルD00に以下の4レコードが格納されていたとする。
(b1)走行車ID=#0001,状態=待機中C2,進入方向=A,退出方向=D,現在位置=0mm
(b2)走行車ID=#0002,状態=通常走行中C1,進入方向=A,退出方向=C,現在位置=-1000mm
(b3)走行車ID=#0003,状態=待機中C2,進入方向=B,退出方向=C,現在位置=0mm
(b4)走行車ID=#0004,状態=待機中C2,進入方向=B,退出方向=D,現在位置=-1000mm
ただし、更新前の制限台数は、NA=1,NB=2とする。いま、ステップ41によって、制限台数がNA=2,NB=1に更新されたとする。ステップS42では、更新後の制限台数に合わせて、現在位置の降順に待機中C2→通常走行中C1となるよう、走行車テーブルD00のレコードの状態が更新される。すなわち上記の4レコードは、以下のように更新される。
(c1)走行車ID=#0001,状態=待機中C2,…
(c2)走行車ID=#0002,状態=待機中C2,…
(c3)走行車ID=#0003,状態=待機中C2,…
(c4)走行車ID=#0004,状態=通常走行中C1,…
最後に、制限台数更新部P4は、走行車テーブルD00に基づき、台数テーブルD01を更新する(ステップS43)。すなわち、ステップS42の処理によって、状態が変更されたことに伴い、再度集計する。
以上のように上記第3の実施形態によれば、制限台数更新部P4を設けることで、制限区間41を一度に通過させる制限台数を、渋滞度テーブルD06及び渋滞度重みテーブルD07から得られる渋滞度を考慮して動的に変更することによって、合流地点における走行車3のより効率的な走行が可能となる。
(第4の実施形態)
以下、自動走行車システムの第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態は、上述の第2の実施形態に加え、待機中の走行車の役割を一部入れ替えて、通過時間が最小となる並びに変更することによって、より効率的な走行を可能にする実施形態である。第2の実施形態と第4の実施形態は、一部異なる部分を除きほぼ同じであるので、以下では、第2実施形態と異なる部分のみ説明する。
図24は、第4の実施形態における制限区間コントローラ2のコンピュータプログラムとデータベースの構成を表すブロック図である。第2実施例と異なる点は、データベースに再割付待機順列テーブルD08と再割付走行車IDテーブルD09が追加され、コンピュータプログラムに走行ジョブ再割付部P5が追加されたことである(図24の強調表示した部分)。
図25は、走行ジョブ再割付部P5の処理を示すフローチャートである。
走行ジョブ再割付部P5は、待機中C2の走行車3の中から、再割付対象車を選択する(ステップS50)。すなわち、走行車テーブルD00に格納された、状態=待機中C2の走行車3のレコードのうち、走行ジョブIDが入れ替え可能(同時に、目的地ID,経路ID,退出方向も入れ替え)なレコードを抽出する。
ここでは、「走行ジョブIDが入れ替え可能」である説明として、工場の自動搬送車の例を挙げる。走行ジョブIDが紐づく走行車3の走行目的として、工場の自動搬送車の場合、(A)保管棚から処理前の半製品を引き取りに走行中,(B)処理前の半製品を積んで処理予定の装置まで運搬中,(C)処理後の半製品を引き取りに走行中,(D)処理後の半製品を積んで保管棚まで運搬中,(E)目的なしに巡回中、などが挙げられる。(A)〜(E)のうち、(B)と(D)以外はロットを積んでない状態で走行しており、走行途中でお互いに走行ジョブが入れ替わっても問題ないと考えられる。この例のように、ステップS50では、走行ジョブIDが紐づく走行目的が入れ替え可能かどうか判断し、入れ替え可能なレコードを再割付対象として抽出する。
以下、例を挙げて説明する。走行車テーブルD00に格納された、状態=待機中C2のレコードが以下の4つとする。
(d1)走行車ID=#0001,走行ジョブID=C001,進入方向=A,退出方向=D,目的地ID=#01,経路ID=R0101,現在位置=0mm
(d2)走行車ID=#0002,走行ジョブID=C002,進入方向=A,退出方向=C,目的地ID=#02,経路ID=R0202,現在位置=-1000mm
(d3)走行車ID=#0003,走行ジョブID=C013,進入方向=B,退出方向=C,目的地ID=#03,経路ID=R0303,現在位置=0mm
(d4)走行車ID=#0004,走行ジョブID=C004,進入方向=B,退出方向=D,目的地ID=#04,経路ID=R0404,現在位置=-1500mm
上記の走行ジョブIDのうち、C001,C002,C004は互いに入れ替え可能、C013は入れ替え不可とする。この例では、走行車ID=#0001,#0002,#0004の走行車3が再割付対象車として選択される。
次に、走行ジョブ再割付部P5は、再割付対象車の集合から待機順列を生成し、再割付待機順列テーブルD08を更新する(ステップS51)。図26は、再割付待機順列テーブルD08の一例を示す。再割付待機順列テーブルD08は、待機順列ID1、待機順列ID2、通過時間、の情報から構成される。ここで、待機順列ID1は進入方向Aにおける待機順列、待機順列ID2は進入方向Bにおける待機順列、であり、それぞれステップS50にて選択された再割付対象車を入れ替えることによって得られる待機順列の全ての組合せを表す。
上記の例で説明すると、入れ替え前の待機順列1(進入方向A)と待機順列2(進入方向B)は、以下となる。
(e1)待機順列1:(D,C)、待機順列2:(C,D)
これに加え、走行ジョブID=C001,C002,C004のレコードを入れ替えると、以下の2つの待機順列の組合せが得られる。
(e2)待機順列1:(C,D)、待機順列2:(C,D)
(e3)待機順列1:(D,D)、待機順列2:(C,C)
以上3つの待機順列の組合せについて、該当の待機順列IDと紐づく通過時間が待機位置テーブルD05に格納されており、待機順列1と待機順列2の通過時間を足した値を、該当の待機順列IDの組合せと共に再割付待機順列テーブルD08の通過時間に格納する。
次に、走行ジョブ再割付部P5は、通過時間の最も短い待機順列IDの組合せを再割付待機順列テーブルD08に基づき検索・取得し、取得した組合せに従って再割付走行車IDテーブルD09を更新する(ステップS52)。
図27は、再割付走行車IDテーブルD09の一例を示す。再割付走行車IDテーブルD09は、再割付前走行車ID、再割付後走行車ID、の情報から構成される。まず、走行ジョブ再割付部P5は、再割付待機順列テーブルD08から、通過時間が最も短いレコードを選択する。上記の例で説明すると、例えば3つの組合せのうち、以下の通過時間が最も短いとする。
待機順列1:(D,D)、待機順列2:(C,C)
この組合せと入れ替え前の組合せを比較すると、走行車ID=#0002と#0004を入れ替えれば良いことが分かる。この例では、再割付前走行車ID=#0002と再割付後走行車ID=#0004、再割付前走行車ID=#0004と再割付後走行車ID=#0002、の2レコードを再割付走行車IDテーブルD09に格納する。
次に、走行ジョブ再割付部P5は、再割付走行車IDテーブルD09に基づき、走行車テーブルD00を更新する(ステップS53)。走行車テーブルD00において、走行車ID=再割付前走行車IDに合致するレコードの走行ジョブID、退出方向、目的地ID、経路ID、の情報を、走行車ID=再割付後走行車IDに合致するレコードの該当する値で更新する。上記の例では、走行車ID=#0002と#0004の2レコードが、以下のように変更される。
(f1)走行車ID=#0002,走行ジョブID=C004,進入方向=A,退出方向=D,目的地ID=#04,経路ID=R0404,現在位置=-1000mm
(f2)走行車ID=#0004,走行ジョブID=C002,進入方向=B,退出方向=C,目的地ID=#02,経路ID=R0202,現在位置=-1500mm
最後に、走行ジョブ再割付部P5は、再割付した情報を、LAN(U)を介してホストシステム1に送信する(ステップS54)。すなわち、上記ステップS53にて再割付した走行車IDに紐づく、走行ジョブID、目的地ID、経路ID、の情報をホストシステム1に送信し、ホストシステム1の記録メディア11に格納された情報を更新する。
以上のように上記第4の実施形態によれば、走行ジョブ再割付部P5にて再割付待機順列テーブルD08及び再割付走行車IDテーブルD09を参照して、待機中の走行車の役割を一部入れ替えて、通過時間が最小となる並びに変更することによって、合流地点におけるより効率的な走行が可能となる。
(その他の実施形態)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ホストシステム、2…制限区間コントローラ、3…走行車、4…走行路、P0…交通情報更新部、P1…通過可否判定部、P2…走行再開設定部、P3…待機位置設定部、P4…制限台数更新部、P5…走行ジョブ再割付部、D00…走行車テーブル、D01…台数テーブル、D02…通過可否テーブル、D03…制限台数テーブル、D04…待機順列テーブル、D05…待機位置テーブル、D06…渋滞度テーブル、D07…渋滞度重みテーブル、D08…再割付待機順列テーブル、D09…再割付走行車IDテーブル、U…LAN、V…無線。

Claims (8)

  1. 少なくとも現在位置と前方車との車間距離の走行情報に基づいて、自動で自車の走行を制御する走行車と、
    合流地点を含み、走行車同士の衝突回避のための制限区間が設けられた走行路と、
    前記制限区間において、少なくとも前記合流地点付近の前記走行車の渋滞状況を監視し、前記走行車の通過可否を制御する制限区間コントローラとを具備する自動走行車システムであって、
    前記制限区間コントローラは
    前記合流地点の付近の前記走行車の渋滞情報から得られる前記制限区間内の前記走行車の有無に基づき、通過可否判定をする判定部と、
    前記制限区間が通過不可の場合、前記制限区間手前の待機区間に存在する制限台数以下の前記走行車に対し、各々の待機位置を設定する待機位置設定部と、
    前記制限区間が通過可の場合、走行再開する前記制限区間への進入方向を決定し、前記進入方向の前記待機区間において待機中の前記走行車に対し、走行再開させる走行再開設定部と、
    を具備する自動走行車システム。
  2. 前記待機位置設定部は、
    前記待機区間に存在する前記制限台数以下の前記走行車に対し、各々停止状態から走行開始し最後尾が前記制限区間を通過完了するまでの時間を最小にするべく、各々前記待機位置を算出し前記走行車に向けて情報送信する請求項1に記載の自動走行車システム。
  3. 前記走行再開設定部は、
    過去に通過可であった前記進入方向と、各前記進入方向における前記走行車の渋滞状況に基づき、次に走行再開する前記進入方向を決定する請求項1または2に記載の自動走行車システム。
  4. 前記制限区間コントローラは、
    前記進入方向における前記走行車の渋滞状況に基づき、制限台数を更新する制限台数更新部とを具備する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動走行車システム。
  5. 前記制限区間コントローラは、
    前記走行車各々が、目的地・経路・前記制限区間における退出方向の情報を有し、前記制限区間において待機中の前記走行車の目的地・経路・退出方向の入替えが可能な場合、前記制限区間を通過完了するまでの時間を最小にするべく、目的地・経路・退出方向を再割付けする走行ジョブ再割付部とを具備する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動走行車システム。
  6. 走行車同士の衝突回避のための制限区間において少なくとも合流地点付近の走行車の渋滞状況を監視し、前記走行車の通過可否を制御する制限区間コントローラで使用される制御方法であって
    前記制限区間コントローラが、前記合流地点の付近の前記走行車の渋滞情報から得られる前記制限区間内の前記走行車の有無に基づき、通過可否判定をし、
    前記制限区間が通過不可の場合、前記制限区間コントローラが、前記制限区間手前の待機区間に存在する制限台数以下の前記走行車に対し、各々の待機位置を設定し、
    前記制限区間が通過可の場合、前記制限区間コントローラが、走行再開する前記制限区間への進入方向を決定し、前記進入方向の前記待機区間において待機中の前記走行車に対し、走行再開させる制御方法。
  7. 走行車同士の衝突回避のための制限区間において、少なくとも合流地点付近の走行車の渋滞状況を監視し、前記走行車の通過可否を制御する制限区間コントローラにより実行されるプログラムであって、前記制限区間コントローラ
    前記合流地点の付近の前記走行車の渋滞情報から得られる前記制限区間内の前記走行車の有無に基づき、通過可否判定をする判定部と、
    前記制限区間が通過不可の場合、前記制限区間手前の待機区間に存在する制限台数以下の前記走行車に対し、各々の待機位置を設定する待機位置設定部と、
    前記制限区間が通過可の場合、走行再開する前記制限区間への進入方向を決定し、前記進入方向の前記待機区間において待機中の前記走行車に対し、走行再開させる走行再開設定部と、
    して動作させるプログラム。
  8. 走行車同士の衝突回避のための制限区間において、少なくとも合流地点の付近の走行車の渋滞状況を監視し、前記走行車の通過可否を制御する制限区間コントローラであって、
    前記合流地点の付近の前記走行車の渋滞情報から得られる前記制限区間内の前記走行車の有無に基づき、通過可否判定をする判定部と、
    前記制限区間が通過不可の場合、前記制限区間の手前の待機区間に存在する制限台数以下の前記走行車に対し、各々の待機位置を設定する待機位置設定部と、
    前記制限区間が通過可の場合、走行再開する前記制限区間への進入方向を決定し、前記進入方向の前記待機区間において待機中の前記走行車に対し、走行再開させる走行再開設定部と、
    を具備する制限区間コントローラ。
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