JP2006293588A - 無人車両の走行制御方法及び無人車両の走行制御システム - Google Patents

無人車両の走行制御方法及び無人車両の走行制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、システム全体を一元的に掌握する機器や、無線基地局を相互に結ぶこと必要とせず、交差点における無人車両の衝突を確実に防止することができる無人車両の走行制御方法及び無人車両の走行制御システムの提供にある。
【解決手段】無線基地局13との無線通信を行う無人車両12の走行制御方法であって、交差点の状況を示すルート内交差点情報を無人車両12に保持させ、交差点に対する無人車両12の進入・退出状況を示す交差点管理情報を無線基地局13に保持させ、無人車両12が交差点の手前に達したとき交差点管理情報を更新し、更新後の交差点管理情報に基づいて交差点に対する無人車両12の進入可否を判別するとともに、進入可否の判別結果を無人車両12に認識させ、無人車両12を交差点に進入又は待機させ、無人車両12が交差点に進入又は待機した後、交差点管理情報を更新する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、無線通信を用いて無人車両の走行制御を行うようにした無人車両の走行制御方法及び無人車両の走行制御システムに関する。
従来、予め設定された走行ルートを走行する無人車両としては、例えば、物品を搬送する無人搬送車が知られている。
無人搬送車の走行制御に関する技術は散見されており、例えば、特許文献1には、無線LANを用いた無人搬送車の制御システムが記載されている。
この制御システムは、移動局となる複数の無人搬送車と、固定局である無線基地局(アクセスポイント)とを無線LANにより接続する環境と、複数の無線基地局を接続する有線ネットワークと、有線ネットワークに接続され、システム制御を行うシステム制御ホストとを備えている。
この制御システムでは、システム制御ホストがシステム全体を一元的に掌握していることから、システム制御ホストは無人搬送車と無線基地局との交信の制御や、各無人搬送車の位置情報を取得・保持したり、交差点における無人搬送車の走行制御を行うとしている。
従って、各無人搬送車に対する走行制御は、有線ネットワーク、無線LANを通じてシステム制御ホストが全て行っている。
また、関連する技術として、例えば、特許文献2には、複数の無人搬送車が互いに交差する走行路を走行する際に、両走行路の交差点における両無人搬送車の衝突を防止する無人搬送車の走行制御装置が記載されている。
ここでは、無人搬送車の走行路が互いに交差する交差点付近に、固定側交信ユニットを設けるとともに、各無人搬送車に車載交信ユニットを設け、交差点付近に複数の無人搬送車が接近したとき、車載交信ユニットに書き込まれた情報を読み出し書き込まれている情報に応じて無人搬送車を停止させる。
このように、特許文献2に記載された技術によれば、交差点毎に設置した固定側交信ユニットと無人搬送車における車載交信ユニットとの交信に基づき、交差点における無人搬送車の衝突を回避するようにしている。
特開平10−285665号公報(第3−6頁、図1−図2) 特開平7−234720号公報(第3−4頁、図1−図2)
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、無人搬送車を含むシステム全体を一元的に掌握するシステム制御ホスト等の機器を必要とするほか、各無線基地局を結ぶ有線ネットワークを構築する必要があり、有線ネットワークの構築はシステム制御ホスト及び無線基地局を接続する配線工事が大掛かりとなり、システム全体のコスト増大を招くという問題がある。
また、システム制御ホストが無人搬送車を含むシステム全体を一元的に掌握することから、ハード資源だけではなく制御のためのソフトウェアを用意する必要がある。
さらに言うと、無人車両の走行ルートを変更する場合には、システム制御ホストにおける設定をその都度変更しなければならないという煩雑さが存在する。
一方、特許文献2に記載された従来技術では、固定側交信ユニットは1つの交差点を管理するに過ぎず、交差点における無人車両の衝突防止のために、交差点毎に固定局としての固定側交信ユニットを設置する必要があり、例えば、交差点の数が多い場合には固定側交信ユニットが多くなるという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、システム全体を一元的に掌握する機器や、無線基地局等を相互に結ぶことを必要とせず、交差点における無人車両の衝突を確実に防止することができる無人車両の走行制御方法及び無人車両の走行制御システムの提供にある。
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、予め設定された走行ルートを走行する複数台の無人車両を備え、前記無人車両と無線基地局との無線通信を行い、前記無人車両を走行制御する無人車両の走行制御方法であって、前記走行ルートに含まれる交差点の状況を示すルート内交差点情報を前記無人車両に保持させるとともに、前記交差点に対する前記無人車両の進入・退出状況を示す交差点管理情報を前記無線基地局に保持させ、前記無人車両が前記交差点の手前に達したとき、前記無人車両と前記無線基地局との交信により前記交差点管理情報を更新し、更新後の前記交差点管理情報に基づいて前記交差点に対する前記無人車両の進入可否を判別するとともに、前記無人車両と前記無線基地局との交信により進入可否の判別結果を前記無人車両に認識させ、認識した判別結果に基づいて前記無人車両を前記交差点に進入又は待機させ、前記無人車両が前記交差点に進入又は待機した後、前記無人車両と前記無線基地局との交信により前記交差点管理情報を更新することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、特定の交差点に対して複数の無人車両が進入しようとする場合、進入しようとする無人車両と無線基地局との交信が行われ、この交信により無線基地局が保持する交差点管理情報が更新される。
更新後の交差点管理情報において交差点に対する各無人車両の状況が把握されるとともに、交差点に対する無人車両の進入可否が判別され、無人車両は無線基地局との交信により交差点への進入可否の判別結果を認識する。
無人車両は認識した進入可否の判別結果に基づき交差点に対して進入又は待機する。
例えば、特定の交差点に進入しようとする複数の無人車両が存在する場合、一方の無人車両は交差点に進入し、別の無人車両は交差点の手前で待機する。
そして、無人車両が交差点に進入又は待機した後、無人車両と前記無線基地局との交信により交差点管理情報は更新される。
従って、請求項1記載の発明は、従来のように、システム全体を一元的に掌握する機器を必要とせず、無人車両が保持するルート内交差点情報と無線基地局が保持する交差点管理情報を用いて交差点における無人車両の衝突を回避することができる。
なお、ここでいう交差点管理情報とは、交差点に対する無人車両の進入・退出状況を示す情報であり、例えば、交差点においてどの無人車両が進入又は進入しようとしているか、あるいは退出しているかという情報を含む。
また、ルート内交差点情報とは、無人車両の走行ルートに含まれる交差点の状況を示す情報であり、ルート内交差点情報には、例えば、無人車両がどの時点でどの交差点を通過するかという情報を含む。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無人車両の走行制御方法において、前記無人車両が交差点に対して退出したとき、前記無人車両と前記無線基地局との交信により前記交差点管理情報を更新することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、無人車両が交差点を退出したとき、無人車両と無線基地局が交信し、この交信により無線基地局の交差点管理情報は更新され、この交差点に対する別の無人車両の進入が可能であることが判別される。
このため、例えば、交差点を退出した無人車両とは別の無人車両が交差点への進入を待機している場合には、待機中の無人車両を交差点へ進入させることができる。
請求項3記載の発明は、予め設定された走行ルートを走行する複数台の無人車両と、前記無人車両との無線通信を行う無線基地局を備えた無人車両の走行制御システムであって、前記無人車両は、前記無線基地局と交信する車両側通信部と、前記走行ルートに含まれる交差点の状況を示すルート内交差点情報を保持するともに、前記無線基地局との交信により前記無人車両を制御する車両制御部を含み、前記無線基地局は、前記無人車両と交信する基地側通信部と、前記交差点に対する無人車両の進入・退出状況を示す交差点管理情報を保持又は最新の状態に更新し、更新後の前記交差点管理情報に基づいて前記交差点に対する前記無人車両の進入可否を判別する管制制御部を含むことを特徴する。
請求項3記載の発明によれば、特定の交差点に対して複数の無人車両が進入しようとする場合、進入しようとする無人車両と無線基地局との交信が行われ、無線基地局が保持する交差点管理情報は、この交信を受けた基地側通信部を介して管制制御部により更新される。
更新後の交差点管理情報において交差点に対する各無人車両の状況が把握されるととともに、交差点に対する無人車両の進入可否が管制制御部により判別され、無人車両では、無線基地局との交信を受けた車両側通信部を介して交差点への進入可否の判別結果が車両制御部により認識される。
進入可否の判別結果を認識した無人車両は車両制御部の制御を受けて交差点に対して進入又は待機する。
そして、無人車両が交差点に進入又は待機した後、交差点管理情報は無人車両からの交信を受けた基地側通信部を介して管制制御部により更新される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の無人車両の走行制御システムにおいて、前記無人車両の前記走行ルートが設定される走行エリアが複数設定されるとともに、前記走行エリア毎に独立した前記無線基地局が設置され、前記無線基地局が対応する前記走行エリア内の全ての無人車両を走行制御することを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、無人車両の走行ルートが設定される走行エリアが複数設置され、走行エリア毎に独立した無線基地局が設置されるから、各無線基地局は対象とする走行エリア内の交差点管理情報を保持する。
従って、請求項4記載の発明では、無線基地局は互いに独立していることにより、例えば、従来のような無線基地局を互いに接続するネットワークは不要である。
また、無人車両の走行ルートを変更する場合には、無人車両における走行ルート変更の設定を行うだけでよい。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の無人車両の走行制御システムにおいて、各無線基地局は前記走行エリア毎に異なる無線周波数が設定され、前記無人車両は無線周波数切替手段を備え、該無線周波数切替手段は前記無人車両の無線周波数を前記走行エリア毎に設定された無線周波数に切替えることを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、一定範囲の走行エリア内毎に設置された複数の無線基地局は、夫々走行エリア毎に異なる無線周波数が設定されているから、設定された無線周波数を用いて対象エリア内の無人車両との無線通信が行われる。
また、無人車両が別の無線基地局が対象とする走行エリアへ移動する場合、無人車両に搭載された無線周波数切替手段により無人車両が使用する無線周波数が切り替えられる。
従って、請求項5記載の発明では、複数の無線基地局が互いに独立しても、無人車両と無線基地局との無線通信を行うことができるとともに、無線周波数が切り替えられることにより、別の無線基地局が対象とする走行エリアへ移動する場合でも確実に無線基地局と無人車両との無線通信を行うことができる。
本発明によれば、システム全体を一元的に掌握する機器や、無線基地局等を相互に結ぶことを必要とせず、交差点における無人車両の衝突を確実に防止することができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る無人車両の走行制御システム(以下、単に「走行制御システム」と表記する)及び無人車両の走行制御方法について図1〜図6に基づき説明する。
図1に示す本実施形態の走行制御システム10は、無人車両としての無人搬送車12の走行エリア11と、走行エリア11内に配置された複数の無人搬送車12と、無線基地局13を備えている。
〔走行エリアについて〕
この実施形態では、第1無線基地局13aを設置した第1走行エリア11aと、第2無線基地局13bが設置された第2走行エリア11bが設定されている。
走行エリア11a、11b内には8台の無人搬送車12a〜12hが配置されている。
各走行エリア11a、11bは無人搬送車12a〜12hが通行することができる格子状の通行路が設定されている。
なお、説明の便宜上、各走行エリア11a、11bには、図1において左右方向に示す4本の通行路を通行路A〜Dとし、上下方向に示す4本の通行路を通行路a〜dとしている。
各走行エリア11a、11bにおいて通行路A〜Dと通行路a〜dが互いに交差して複数の交差点を形成し、各交差点は無人搬送車12の横断、あるいは右折又は左折を可能としている。
無人搬送車12の走行ルートはこれらの通行路A〜D、a〜dの連続した組み合わせから構成される。
図示はしないが、これらの通行路A〜D、a〜dのうち、特定の通行路には物品を無人搬送車12に積み込むための設置された積込位置や、無人搬送車12に搭載された物品を積み降ろすための積降位置が設定されている。
因みに、通行路A〜D、a〜dにおける各交差点の前後と、積込位置及び積降位置の前後には、磁石によるマーカー等、無人搬送車12が走行ルートを認識するための被検知部材(図示せず)が設置されている。
これは、被検知部材が設置されている場所に無人搬送車12が達したとき、少なくとも、無人搬送車12と無線基地局13との無線通信を行うためである。
この実施形態では、図1における下側の走行エリアを第1走行エリア11a、上側の走行エリアを第2走行エリア11bとしているが、第1走行エリア11a及び第2走行エリア11bは通行路b、dにより接続されている。
そして、第1走行エリア11a及び第2走行エリア11bの境界付近にも上述の被検知部材が設置されている。
各走行エリア11a、11bにおける通路B、Cと通路b、cに囲まれた領域には、交差点管理情報を保持する無線基地局13が設置されている。
ここでは、説明の便宜上、第1走行エリア11aに設置された無線基地局13を第1無線基地局13aとし、第2走行エリア11bに設置された無線基地局13を第2無線基地局13bとしている。
〔無人搬送車について〕
無人搬送車12は予め設定された走行ルートを走行し、走行ルートにおいて物品搬送や移載を行うための車両である。
この実施形態の無人搬送車12は、バッテリの電力により駆動されるモータ(図示せず)を備えた自走式の車両であり、物品の搭載のための荷台(図示せず)と物品の積み込みと積み降ろしを行う移載機構(図示せず)を有している。
また、無人搬送車12は、図2に示すように、無線基地局13に対する移動局として無線通信するための車両側通信部14を備えている。
この実施形態における車両側通信部14には、無人搬送車12の無線周波数を切り替える無線周波数切替手段としての周波数切替器15が含まれている。
周波数切替器15は、無人搬送車12が、例えば、第1走行エリア11aから第2走行エリア11bへ移動したときに、無人搬送車12の無線周波数を移動先の無線基地局13bの無線周波数に自動的に切り替えるための機器である。
従って、無人搬送車12は、第1走行エリア11aと第2走行エリア11bとの境界を認識するセンサ16が設けられている。
センサ16は、先に説明した被検知部材の検知するためのセンサであり、センサ16が被検知部材を検知することにより、無人搬送車12と無線基地局13との無線通信が少なくとも行われる。
無人搬送車12は無人搬送車12の駆動系等の各部を制御する車両制御部17を備えているが、車両制御部17は、予め設定された走行ルートに含まれる交差点の状況を示すルート内交差点情報を保持するほか、無線基地局13との無線通信のため車両側通信部14を制御する機能を有している。
ルート内交差点情報は、未通過の交差点、通過済みの交差点、無人搬送車12の現在位置、次に通過すべき交差点等の情報を含んでいる。
無人搬送車12は、次に通過すべき交差点の進入前と、交差点の通過中と、交差点の退出後の時点にて、無線基地局13と無線通信するように設定されている。
無人搬送車12が発信する無線通信は、無線基地局13が保持する交差点管理情報を更新するための無線通信であり、無人搬送車12はルート内交差点情報に基づく信号(「車両側信号」と呼ぶ)を無線基地局13へ向けて送信することができる。
〔無線基地局について〕
走行エリア11に設置される無線基地局13は、基地側通信部18と管制制御部19を含んでいる。
この実施形態の第1無線基地局13aと第2無線基地局13bの無線周波数は互いに異なる周波数により設定されている。
基地側通信部18は無人搬送車12との無線交信を行うためのものである。
管制制御部19は、基地側通信部18を制御するほか、対象とする走行エリア11内の全ての交差点に関する情報である交差点管理情報を保持する機能を有する。
さらに、管制制御部19は交差点管理情報に基づいて交差点における無人搬送車12の進入可否を判別する機能を有する。
交差点管理情報は、具体的には、対象とする走行エリア11内の全ての交差点において、交差点へ進入前の無人搬送車12、交差点を通過中の無人搬送車12、交差点を退出後の無人搬送車12の有無等を交差点毎に把握できる情報を含む。
この実施形態では、無人搬送車12の交差点への進入前、通過中及び退出後の時点で無人搬送車12との交信を受け、交差点管理情報は管制制御部19により更新される。
これにより、更新後の交差点管理情報は最新の状態を保つことができるように図られている。
つまり、管制制御部19は、基地側通信部18が車両側信号を受け、受けた車両側信号に基づいて交差点管理情報を更新する機能を有する。
また、管制制御部19は更新後の交差点管理情報に基づく信号(「基地側信号」と呼ぶ)を各無人搬送車12へ伝達する機能を有する。
このように、無線基地局13は、無人搬送車12から受信したルート内交差点情報に基づき、無人搬送車12が交差点に対する進入可否を判別するために必要な交差点管理情報を保持するほか、進入可否の判別結果を含む基地側信号を無人搬送車12へ伝達する機能を有する。
次に、この実施形態に係る無人搬送車12の走行制御方法について説明する。
各無人搬送車12は予め設定された走行ルートに従い、エリア11内の通行路に沿って走行する。
走行ルートに従って走行する無人搬送車12は、車両制御部17において無人搬送車12との交信によるルート内交差点情報を保持しており、ルート内交差点情報には通過済み交差点、無人搬送車12の現在位置、次に通過すべき交差点等を無人搬送車12において把握している。
各無人搬送車12の交差点へ進入前と、交差点の通過中と、交差点の退出後には無線基地局13と対象とする走行エリア11内の無人搬送車12との無線通信が行われ、管制制御部19にて保持される交差点管理情報は、無線基地局13の車両側信号の受信により最新の状態に更新される。
図1の状態においては、第1無線基地局13a、第2無線基地局13bが保持する交差点管理情報は図3(c)に示すとおりである。
また、説明の便宜上、図3(c)に示す交差点管理情報を、次に無人搬送車12a〜12hが走行制御された後の交差点管理情報に対する更新前の交差点管理情報とし、更新後の交差点管理情報は図6(a)に示す。
図1では、第1走行エリア11aにおいて第1無人搬送車12a〜第4無人搬送車12dが走行し、第2走行エリアにおいて第5無人搬送車12e〜第8無人搬送車12hが走行する状態が示されている。
例えば、第1無人搬送車12aの走行ルートは、図3(a)に示すように、9箇所の交差点(Aa→Ba→Ca→Da→Db→Cb→Ba→Ab→Ac)を通過する走行ルートが設定されている。
そして、図1に示す時点では、第1無人搬送車12aは、交差点Aa、Ba、Ca、Da、Dbを既に通過し、交差点Cbの進入前であることを含むルート内交差点情報を保持している。
ところで、第2無人搬送車12bの走行ルートも、図3(b)に示すように、9箇所の交差点(Ac→Ad→Bd→Cd→Cc→Cb→Ca→Da→Db)を通過する走行ルートが設定され、交差点Ac、Ad、Bd、Cd、Ccは通過済みとなっている。
この時点では、第1無人搬送車12aのセンサ16が交差点Cb手前の被検知部材を検出して、図4に示すように、無人搬送車12aから車両側信号1Sm1を無線基地局13aへ送信され、無線基地局13aにおける交差点管理情報が更新される。
さらに、無線基地局13aから各無人搬送車12a〜12dに対して基地側信号(図示せず)が送信される。
また、この時点では、図1及び図4に示すように、第2無人搬送車12bが第1無人搬送車12aとは異なる方向から交差点Cbに進入しようとしている。
つまり、第1無人搬送車12a及び第2無人搬送車12bがこのまま進入すると交差点Cbにおいて両無人搬送車12a、12bが衝突する可能性が高い。
この時点では、第2無人搬送車12bのセンサ16が交差点Cb手前の被検知部材を検出して、図4に示すように、各無人搬送車12bから車両側信号2Sm1を第1無線基地局13aへ送信され、無線基地局13aにおける交差点管理情報が更新される。
さらに、第1無線基地局13aから各無人搬送車12a〜12dに対して基地側信号Sb1が送信される。
ここでは、第1無人搬送車12aと第2無人搬送車12bがほぼ同時に交差点Cb手前に達するとしているが、僅かに第2無人搬送車12bの方が早く到着するとしている。
従って、第2無人搬送車12bの車両側信号2Sm1により交差点管理情報が更新された時点では、管制制御部19は第2無人搬送車12bの交差点への進入可を判別する。
このため、進入可の判別結果を含む基地側信号Sb1を受けた第2無人搬送車12bは交差点Cbへと向かって走行する。
車両側信号2Sm1を受け更新された交差点管理情報では、交差点Cbに対して進入しようとする第2無人搬送車12bの存在が把握される。
また、基地側信号Sb1には、第2無人搬送車12bを除く無人搬送車12a、12c、12dは交差点Cbへの進入不可の情報が含まれている。
一方、第1無人搬送車12aでは、交差点Cbへの進入不可の情報を含む基地側信号Sb1を受けた時点で、第1無人搬送車12aが交差点Cbの手前で待機するように、車両制御部17が第1無人搬送車12aの各部を制御する。
従って、第2無人搬送車12bが交差点Cbへの進入を図る一方、衝突しないように第1無人搬送車12aが交差点Cbの手前で待機する。
そして、図4に示すように、第2無人搬送車12bが交差点Cbに入った時点で、第2無人搬送車12bからの車両側信号2Sm2が第1無線基地局13aへ送信される。
第2無人搬送車12bからの車両側信号2Sm2に基づき管制制御部19における交差点管理情報が更新される。
更新後の交差点管理情報では、依然として第2無人搬送車12aの交差点Cbへの進入不可の判別結果を得ることになる。
その後、各無人搬送車12a〜12dへ基地側信号Sb2が送信される。
基地側信号Sb2を受けた第1無人搬送車12aでは、引き続き交差点Cbの手前での待機を継続する。
なお、図5に示す各無人搬送車12a〜12hの状態は、第1走行エリア11a及び第2走行エリア11bにおいて、第2無人搬送車12bを含む走行可能な全ての無人搬送車12(12c、12d、12e、12h、12g)が進入すべき交差点に進入した直後の状態を示す図である。
また、図6(a)に示す交差点管理情報は、第1走行エリア11a及び第2走行エリア11bにおいて、第2無人搬送車12bを含む走行可能な全ての無人搬送車12(12c、12d、12e、12h、12g)が交差点に進入した直後であって、各無人搬送車12a〜12hとの交信により更新後の交差点管理情報となっている。
次に、第2無人搬送車12bが交差点Cbを退出した時点で、第2無人搬送車12bから第1無線基地局13aへ車両側信号2Sm3が送信され、交差点管理情報が更新される。
この時点では、更新後の交差点管理情報において、第1無人搬送車12aの交差点Cbに対する進入可の判別結果を得る。
次いで、各無人搬送車12a〜12dに対する基地信号Sb3が第1無線基地局13aから送信される。
この時点では、第1無線基地局13aから交差点Cbに対する進入可の判別結果を含む基地信号Sb3を受けた第1無人搬送車12aは、待機を解除して交差点Cbへ進入する。
なお、上記では、第2無人搬送車12bが交差点Cbに進入した時点では、第1無人搬送車12aのみが交差点Cbの手前で待機している状態としたが、この時点で別の無人搬送車12が交差点Cbの手前に達する場合がある。
こうした場合には、第2無人搬送車12bが交差点Cbを退出した後に、先に待機している第1無人搬送車12aを走行させ、後から来た別の無人搬送車12を待機させるようにすればよい。
このように、この実施形態では、無人搬送車12が、無線基地局13の交差点管理情報に対して車両側信号を送信し、次に無線基地局13において進入すべき交差点への進入可否を判別し、交差点管理情報に基づく基地側信号を受け、進入可否の判別結果を含む基地側信号に基づいて各無人搬送車12は走行又は待機され、交差点における無人搬送車12の衝突が回避される。
特に、無線基地局13においては、無人搬送車12の状態に応じて更新される交差点管理情報を保持し、交差点に対する進入可否の判別を得て、各無人搬送車12に対して判別結果を含む基地側信号を送信することにとどまり、無人搬送車12の走行ルート等は管理しない。
一方、無人搬送車12においては走行ルートに含まれる交差点に関するルート内交差点情報を保持し、進入可否の判別結果を含む基地側信号を受けたときに車両制御部17が無人搬送車12の交差点への進入又は待機を制御する。
なお、図1における第2走行エリア13bの交差点Bcについても、上記と同様に第5無人搬送車12eと第6無人搬送車12fの走行制御が行われ、両無人搬送車12e、12fとの衝突が回避されている。
次に、第1走行エリア11aと第2走行エリア11bとの間を無人搬送車12が移動する場合について説明する。
図1では、第2走行エリア13bにおける第7無人搬送車12gは第1走行エリア11aへ移動する走行ルートを有している。
第7無人搬送車12gが第2走行エリア11bに位置する間、第7無人搬送車12gは第2無線基地局13bとの無線交信を行う。
そして、第7無人搬送車12gが第2走行エリア11bから第1走行エリア11aへ移動する際に、無人搬送車12gが備えるセンサ16は、第1走行エリア11aと第2走行エリア11bとの境界を認識する。
具体的には、第1走行エリア11aと第2走行エリア11bとの境界付近に設けられた被検知部材をセンサ16が検知することにより両走行エリア11a、11bの境界を認識する。
センサ16が境界を認識することにより、第7無人搬送車12gの周波数切替器15が、第1走行エリア11aの第1無線基地局13aとの無線通信を行うことができるように、第7無人搬送車12gの無線周波数を切り替えて変更する。
第7無人搬送車12gにおける変更後の無線周波数は、第1無線基地局13aとの無線通信を可能とする無線周波数となり、第1走行エリア11aにおいて第7無人搬送車12gが走行する場合には、変更後の無線周波数を用いた無線通信が第1無線基地局13aとの間で行われる。
なお、各無人搬送車12が第1走行エリア11aから第2走行エリア11bへ移動する際も第1無線基地局13aの無線通信に対応する無線周波数に切り替えられる。
この実施形態に係る走行制御システム及び走行制御方法によれば以下の効果を奏する。
(1)従来のようにシステム全体を一元的に掌握する機器や制御のためのソフトウェアを必要とせず、無人搬送車12が保持するルート内交差点情報と無線基地局13が保持する交差点管理情報により複数の交差点における無人搬送車12の衝突を回避することができる。
(2)第1無線基地局13aと第2無線基地局13bは互いに独立しているので、例えば、従来のような複数の無線基地局を互いに接続するネットワークは不要である。また、無人搬送車12の走行ルートを変更する場合には、無人搬送車12における走行ルート変更の設定を行うだけでよい。
(3)第1無線基地局13aと第2無線基地局13bが互いに独立しても、無人搬送車12と第1無線基地局13aと第2無線基地局13bとの無線通信を行うことができるとともに、無線周波数が切り替えられることにより、例えば、第1走行エリア11aから第2無線基地局13bが対象とする第2走行エリア11bへ移動する場合でも確実に第2無線基地局13bと移動後の無人搬送車12との無線通信を行うことができる。
(4)第1無線基地局13a及び第2無線基地局13bは互いに独立していることから、無線基地局13の設置により走行エリア11を増設することができ、増設に伴って既存の無線基地局13の設定を変更する必要はないほか、増設された無線基地局13は、既存の無線基地局13と異なる周波数を設定を変更するだけで済む。また、走行エリア11の撤去についても、残すべき無線基地局13の設定を変更する必要はない。
(5)特定の交差点において、複数の無人搬送車12が進入しようとするとき、優先される無人搬送車12は、交差点管理情報を更新する車両側信号の早い順で決定されるから、各無人搬送車12間において優先順位を設定する必要がない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る走行制御システムについて図7に基いて説明する。
この実施形態は、複数の交差点における無人搬送車12の衝突を防止する走行制御システムである。
従って、この実施形態では、説明の便宜上、先に説明した第1の実施形態で用いた符号を一部共通して用い、共通又は類似する構成についてはその説明を省略し、第1の実施形態の説明を援用する。
図7に示すように、この実施形態に係る走行制御システム20は、無人搬送車12と、無線基地局13を有する走行エリア11を有する。
走行エリア11には、2本の通行路Ya、Ybを横断する1本の別の通行路Xにより2箇所の交差点XYa、XYbが含まれている。
互いに平行な2本の通行路Ya、Ybは夫々一方向にのみ無人搬送車12を走行させることができる一方通行の通行路であり、一方の通行路Yaは上り専用であり、他方の通行路Ybは下り専用となっている。
つまり、両通行路Ya、Ybをまとめて見ると複線化された通行路と言えるから、両通行路Ya、Ybをまとめて指す場合、便宜上、複線通行路Yと表記する。
複線通行路Yを横断する別の通行路Xは無人搬送車12の走行方向は問われない。
複線通行路Yと通行路Xにより構成される交差点XYa、XYbは実質的には2箇所であるが、この実施形態では、2箇所の交差点XYa、XYbを1箇所の交差点XYとして捉え、この交差点XYに対する無人搬送車12の通行可否を照会し、通行可否の結果により、関係する無人搬送車12の交差点XYに対する進入又は待機を図るようにしている。
まず、各交差点XYa、XYbへ進入前の第1〜第3無人搬送車12a、12b、12cが夫々の通行路X、Ya、Ybに存在する。
ここでは、第1無人搬送車12aが最も早く交差点XYbの手前に達していたとして説明する。
第1無人搬送車12aが交差点XYbの手前に達すると、無線基地局13に対して車両側信号1Sm1を送信し、交差点管理情報を更新する。
更新された交差点管理情報では、第1無人搬送車12aの交差点XYへの進入可の判別結果を得る。
このため、第2無人搬送車12b、第3無人搬送車12cの交差点XYへの進入不可の判別結果が得られることになる。
更新された交差点管理情報に基づいて基地側信号Sb1が各無人搬送車12a〜12cへ送信される。
この時点で、第1無人搬送車12aは交差点XYa、XYbへの走行を継続する。
交差点XYへの進入不可の判別結果を含む基地側信号Sb1を受けてから交差点XYaに達した第2無人搬送車12bは、交差点XYaの手前で停止し、第1無人搬送車12aの通過を待つ。
同様に、基地側信号Sb1を受けてから交差点XYbに達した第3無人搬送車12cも、交差点XYbの手前で停止し、第1無人搬送車12aの通過を待つ。
図7では、複線通行路Yにおける無人搬送車12b、12cがいずれも待機となり、通行路Xにおける無人搬送車12aは交差点XYb、XYaに進入するが、交差点XYb、XYaに進入した時点で無人搬送車12aは無線基地局13との無線通信を行い、無線基地局13へ車両側信号1Sm2を送信し、無線基地局13の交差点管理情報が更新される。
更新された交差点管理情報では、第2無人搬送車12bの交差点XYaへの進入不可の判別結果と、第3無人搬送車12cの交差点XYbへの進入不可の判別結果を引き続き得る。
次いで、無線基地局13は、各無人搬送車12a〜12cに対して基地側信号Sb2を送信する。
第2無人搬送車12b及び第3無人搬送車12cは、交差点XYbの手前での待機を継続する。
そして、第1無人搬送車12aが交差点XYaを退出した時点で、無線基地局13との無線通信を改めて行い、無線基地局13へ車両側信号1Sm3を送信する。
第1無人搬送車12aが交差点を退出したという情報を含むルート内交差点情報に基づく車両側信号1Sm3を無線基地局13へ伝達し、無線基地局13の交差点管理情報がさらに更新される。
更新された交差点管理情報では、第2無人搬送車12bの交差点XYaへの進入可の判別結果と、第3無人搬送車12cの交差点XYbへの進入可の判別結果と得る。
この時点では、無線基地局13から更新後の交差点管理情報に基づく基地側信号Sb3が各無人搬送車12a〜12cへ伝達される。
基地側信号Sb3を受けた待機中の第2無人搬送車12bは、車両制御部17の制御により夫々交差点XYaへ進入する。
また、第3無人搬送車12cについても同様に交差点XYbに対する進入を開始する。
このように、複線通行路Yを含む交差点の場合では、複数の交差点XYa、XYbへの進入前と退出後に、複数の交差点XYa、XYbに対する無人搬送車12の状態を示す車両側信号1Sm1、1Sm3を無線基地局13に送信することで、進入すべき無人搬送車12aを除く無人搬送車12b、12cを待機させ、複数の交差点XYa、XYbにおける無人搬送車12a〜12cの衝突が回避される。
なお、本発明は、上記した第1、第2の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、無人車両を物流用の無人搬送車としたが、無人車両の種類は特に限定されない。無人車両は少なくとも無線基地局と無線通信することができ、無線通信を受けて走行停止したり、走行再開することができる無人の車両であればよい。また、無軌道式の無人車両に限らず走行レール等を持つ有軌道式の無人車両であってもよい。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、第1無線基地局及び第2無線基地局を設置するとしたが、無線基地局の数は1以上であればよく、また、複数の無線局が設置される場合、無線基地局は少なくとも互いに独立して走行エリア毎に設置されていればよい。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、特定の無人搬送車が交差点に進入したとき、無線基地局と無線交信するようにしたが、例えば、交差点へ進入したときに無線交信せず、交差点を退出したときに無線交信するようにしてもよい。この場合、優先される無人搬送車が交差点を通過する際に、待機中の無人搬送車を除く無人搬送車が交差点に近づかないようにすることが好ましい。
○ 上記の第1の実施形態では、走行エリアにおける複数の通行路が格子状に配置されているが、通行路は直線状に限らず曲線状としてもよい。また、2本の通行路に構成される交差点を例示したが、例えば、三叉路の交差点、五叉路等の交差点でもよく、通路と通路が横断する交差点だけではなく、一方の通路が他方の通路に合流するような合流タイプの交差点を含んでもよい。
○ 上記の第1の実施形態では、無人車両が交差点への進入前、通過中、退出後の時点で無線基地局と無線通信して無線基地局の交差点管理情報を更新するとしたが、例えば、交差点管理情報を常時更新するように無線基地局との無線通信を連続的に行うようにしてもよい。
第1の実施形態に係る走行制御システムの概要を示す概略平面図である。 第1の実施形態の無人搬送車と無線基地局との関係を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるルート内交差点情報の一部及び交差点管理情報(更新前)を示す図である。 第1の実施形態における交差点Cbにおける無人搬送車の走行制御を示す説明図である。 第1の実施形態における更新後の走行制御システムの状態を示す概略平面図である。 第1の実施形態における交差点管理情報(更新後)及び更新後の台車別状況を示す図である。 第2の実施形態に係る交差点における無人搬送車の走行制御を説明する説明図である。
符号の説明
10、20 走行制御システム
11 走行エリア
11a 第1走行エリア
11b 第2走行エリア
12(12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h) 無人搬送車
13 無線基地局
13a 第1無線基地局
13b 第2無線基地局
14 車両側通信部
15 周波数切替器
16 センサ
17 車両制御部
18 基地側通信部
19 管制制御部
A〜D、a〜d、X、Ya、Yb 通行路
Cb、XY、XYa、XYb 交差点

Claims (5)

  1. 予め設定された走行ルートを走行する複数台の無人車両を備え、前記無人車両と無線基地局との無線通信を行い、前記無人車両を走行制御する無人車両の走行制御方法であって、
    前記走行ルートに含まれる交差点の状況を示すルート内交差点情報を前記無人車両に保持させるとともに、前記交差点に対する前記無人車両の進入・退出状況を示す交差点管理情報を前記無線基地局に保持させ、
    前記無人車両が前記交差点の手前に達したとき、前記無人車両と前記無線基地局との交信により前記交差点管理情報を更新し、
    更新後の前記交差点管理情報に基づいて前記交差点に対する前記無人車両の進入可否を判別するとともに、前記無人車両と前記無線基地局との交信により進入可否の判別結果を前記無人車両に認識させ、
    認識した判別結果に基づいて前記無人車両を前記交差点に進入又は待機させ、
    前記無人車両が前記交差点に進入又は待機した後、前記無人車両と前記無線基地局との交信により前記交差点管理情報を更新することを特徴とする無人車両の走行制御方法。
  2. 前記無人車両が交差点に対して退出したとき、前記無人車両と前記無線基地局との交信により前記交差点管理情報を更新することを特徴とする請求項1記載の無人車両の走行制御方法。
  3. 予め設定された走行ルートを走行する複数台の無人車両と、前記無人車両との無線通信を行う無線基地局とを備えた無人車両の走行制御システムであって、
    前記無人車両は、前記無線基地局と交信する車両側通信部と、
    前記走行ルートに含まれる交差点の状況を示すルート内交差点情報を保持するともに、前記無線基地局との交信により前記無人車両を制御する車両制御部を含み、
    前記無線基地局は、前記無人車両と交信する基地側通信部と、前記交差点に対する無人車両の進入・退出状況を示す交差点管理情報を保持又は最新の状態に更新し、更新後の前記交差点管理情報に基づいて前記交差点に対する前記無人車両の進入可否を判別する管制制御部を含むことを特徴する無人車両の走行制御システム。
  4. 前記無人車両の前記走行ルートが設定される走行エリアが複数設定されるとともに、前記走行エリア毎に独立した前記無線基地局が設置され、前記無線基地局が対応する前記走行エリア内の全ての無人車両を走行制御することを特徴とする請求項3記載の無人車両の走行制御システム。
  5. 各無線基地局は前記走行エリア毎に異なる無線周波数が設定され、前記無人車両は無線周波数切替手段を備え、該無線周波数切替手段は前記無人車両の無線周波数を前記走行エリア毎に設定された無線周波数に切替えることを特徴とする請求項4記載の無人車両の走行制御システム。
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