JP6335149B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
この種の遊技機として、下記の特許文献1を例示する。
これにより、図柄変動ゲームに対する興趣を向上させることができる。
まず、遊技機10の概要について、図2または図4を用いて説明する。
図2は、遊技機10内に配設された遊技盤50を示す図である。
図4は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
図柄表示制御部150は、停止表示された図柄によって当選したか否かを報知する図柄変動ゲームを実行する。
演出制御部210は、演出表示器80(メイン表示部81)に複数列に表示される演出図柄を予め定められた複数とおりの所定方向のいずれかに変動させてから仮停止させるまでを一回の変動サイクルとして、一回の図柄変動ゲームが実行されている間に複数回の変動サイクルを連続して行う擬似連演出を実行する。
擬似連演出には、一の回の変動サイクルである第一演出図柄変動と、第一演出図柄変動の次の回における変動サイクルである第二演出図柄変動と、が含まれている。
演出制御部210は、第一演出図柄変動において、複数列の演出図柄を所定方向のうち第一方向に変動させ、第二演出図柄変動において、複数列の演出図柄を所定方向のうち第一方向とは異なる第二方向に変動を開始させる。また、演出制御部210は、第二演出図柄変動を実行する場合、第一演出図柄変動が実行されている間の少なくとも一部において、演出図柄の変動方向の変化を報知する方向変化報知を実行する。
また、本実施形態における演出図柄のスクロール方向が左右方向であるため、演出図柄のスクロールは段ごとに実行されるが、スクロール方向が上下方向である場合には演出図柄のスクロールは列ごとになる。このため、本実施形態において「段」と説明している記載内容について、スクロール方向が上下方向である遊技機で実施する場合には「列」と同義になりうる。
なお、本実施形態の説明において「方向」は「向き」と同義であるものとして取り扱う。
上記の方向変化報知は、第二演出図柄変動を実行する場合の少なくとも一部において実行されればよい。すなわち、第一演出図柄変動の実行中に上記の方向変化報知が行われずに、第二演出図柄変動が開始される場合が存在してもよい。
図1から図5を用いて遊技機10の構造について説明する。
なお、図1は、遊技機10の正面図である。図3は、遊技機10内に配設された図柄表示器90を示す図である。図5は、遊技機10の払出制御構成を示す機能ブロック図である。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50aおよび遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27および下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
前枠20は、上球受け皿27の前方部にボタン37が配設されている。ボタン37は、遊技中に発生する演出を切り替えるまたは遊技者が遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができる。
また、メイン表示部81は、その略中央に演出図柄を表示可能であり、さらに当該演出図柄の上方および下方にもそれぞれ演出図柄が表示されうる。すなわち、メイン表示部81には「上段」「中段」「下段」にそれぞれ演出図柄が表示され、表示された演出図柄が一または複数の列をなしている。
また、メイン表示部81は演出図柄の表示の他にも、保留表示(図示せず)を表示画面の一部に表示することができる。保留表示が表示される表示領域と、演出図柄が表示される表示領域とは、離間してもよいし重なってもよい。なお、保留表示とは、いわゆる保留玉のことであり、特典(大当り遊技)が付与される可能性を示唆しうる演出画像をいう。
図柄表示器90は、複数のランプが配列されている。本実施形態で図柄表示器90に用いられるランプとは、発光ダイオード(以下、LEDと称す)である。図柄表示器90は、発光するLEDの配列によって種々の情報を示し、特別図柄表示部91または普通図柄表示部93を含んでいる。
普通図柄表示部93は特別図柄表示部91より少ない数(例:2個)のLEDの発光パターンにより普通図柄による図柄変動ゲームの抽選結果を表示する。
また、本実施形態における特別図柄表示部91は、第1始動口58への入球または第2始動口59への入球のいずれを起因とする図柄変動ゲームにおいても変動表示を行う。このとき、変動表示に用いられるLEDが入球した始動口によって異なってもよく、同一であってもよい。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
本実施形態においては、上記の各種スイッチは遊技者が視認できないように配設されており、図1から図3においては図示しない。
第1始動口58には入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW1が配置されており、第1始動口58に入球した遊技球がカウントスイッチSW1で検知されることにより、特別図柄による図柄変動ゲームを始動させる始動条件と、予め定めた数の遊技球を賞球として払い出す払出条件と、が成立しうる。
第2始動口59には入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW2が配設されており、第2始動口59に入球した遊技球がカウントスイッチSW2で検知されることにより、特別図柄による図柄変動ゲームの始動条件と、賞球の払出条件と、が成立しうる。
また、作動ゲート63は通過した遊技球が通過後再び遊技領域50aを転動する、いわゆるゲートタイプの入賞口であってもよい。この場合において、作動ゲート63を通過することも本明細書では「入球」と称す。
また、大入賞口55には、入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW4が配設されており、大入賞口55に入球した遊技球がカウントスイッチSW4で検知されることにより、賞球の払出条件が成立しうる。
また、開放状態における特別電動役物65は、遊技領域50aの面位置より前方に飛び出し、上方から流下してくる遊技球の受け皿として機能するように作動し、受け入れた遊技球を大入賞口55へと誘導する。
本実施形態における特別電動役物65は、大当り遊技の実行中に開放状態となるように作動して大入賞口55への遊技球の入球を許容する。
なお、本実施形態においては二つの普通入賞口67a、67bに対して一つのカウントスイッチSW5が設けられている実施例で説明したが、個別にセンサ(カウントスイッチ)を設けてもよい。このとき、それぞれのセンサによって賞球の払出条件が異なってもよく、同一であってもよい。
また、本実施形態における遊技領域50aは、遊技球が第1流路Xから転動したときよりも、遊技球が第2流路Yから転動したときに大入賞口55、第2始動口59または作動ゲート63に入球しやすくなるように、各種障害物が配置されている。つまり、大入賞口55、第2始動口59または作動ゲート63は、遊技領域50aの右側を主とする第2流路Yに設けられている。
続いて、図4または図5を用いて遊技機10の制御構成について説明する。なお、上述した図1から図3に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
なお、図4または図5で図示される各構成要素は本実施形態の遊技機10を説明する上で必要な構成要素を挙げたものであり、ここに図示しない構成要素を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成要素の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成要素が省かれても良い。
なお、図4または図5に図示している各構成要素は、一の基板のみで機能する構成要素、複数の基板の間で種々のデータ授受を行うことにより機能する構成要素、基板と当該基板に非搭載の機能部品とが電気的に接続していることにより機能する構成要素等が混在している。これらの各構成要素を実現するためのハードウェア構成は幾通りも存在しうるものであって、必ずしも一つに限定されない。
特図抽選制御部130は、特別図柄による図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する。
普図抽選制御部170は、普通図柄による図柄変動ゲームに関連して他の構成要素を制御する。
遊技状態制御部140は、大当り遊技の制御、確変状態の管理または変短状態の管理を行う。
図柄表示制御部150は、特別図柄による図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、または普通図柄による図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示器90に表示させる。
変動パターン処理部160は、特別図柄による図柄変動ゲームにて図柄表示制御部150が変動表示を開始してから停止表示を行うまでの時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを決定する。また、変動パターン処理部160によって決定された変動パターンは、情報伝送部110を介して演出制御部210に出力されて演出表示器80における表示演出(リーチ演出等)を実行する際にも用いられる。
情報伝送部110は、主制御部100に含まれる各構成要素にて生成された制御情報(コマンド)を他の構成要素(例えば、演出制御部210等)に伝送する機能を有している。情報伝送部110によって伝送されるコマンドには、上述の変動パターンを示す情報の他にも、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態または変短状態の有無、保留記憶に関する情報または大当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
演出制御部210は、遊技機10によって行われる遊技(図柄変動ゲームや大当り遊技等)に関連する演出を制御する。
払出制御部230は、各入賞口への入賞の特典として付与される賞球の払い出しを制御する。
ここまで挙げた各構成要素について、以下ではより詳細に説明する。
主制御部100は、特図保留制御部115と、特図抽選制御部130と、を備える。
また、特図抽選制御部130は特別図柄による図柄変動ゲームを司り、当否抽選部131と特図選択部132とを有している。
より具体的には、特図保留制御部115は、カウントスイッチSW1によって第1始動口58の入賞が検知されると乱数M1を取得し、専用の記憶領域に格納(保留記憶)させる。また、特図保留制御部115は、カウントスイッチSW2によって第2始動口59の入賞が検知されると乱数M2を取得し、専用の記憶領域に格納(保留記憶)させる。
乱数M1の保留上限数または乱数M2の保留上限数は予め定められており、本実施形態では乱数M1および乱数M2の各々について4個が保留上限数と設定されている。
特図保留制御部115は、保留記憶させた乱数M1または乱数M2を、保留記憶させた順番で当否抽選部131に処理させてもよいし、一方を他方に優先して当否抽選部131に処理させてもよい。
ここで「入賞を契機として当否抽選を行う」とは、入賞を検知することを一つの条件として、その後に当否抽選が実行されうることをいう。すなわち、入賞が検知されたとしても、必ずしも当該当否抽選が実行されなくてもよい。例えば、保留されている乱数M1の数が保留上限数を超えた場合にカウントスイッチSW1によって検知された入賞、または保留されている乱数M2の数が保留上限数を超えた場合にカウントスイッチSW2によって検知された入賞は、当否抽選の条件にはならない。
特図選択部132によって選択された特別図柄は、特別図柄による図柄変動ゲームの実行中に、後述する特別図柄表示制御部151によって特別図柄表示部91に表示される。
なお、特図選択部132による選択には、当否抽選に用いられた乱数と、予め用意されている特別図柄の種類が同数であって一意に決定される態様も含まれる。
遊技機10は、普図保留制御部116と、普図抽選制御部170と、普通電役制御部180と、を備える。
普図抽選制御部170は普通図柄による図柄変動ゲームを司り、開放抽選部171と普図選択部172とを有する。また、普通電役制御部180は、普通電動役物61を制御する機能である。
普図保留制御部116は、普図抽選制御部170が普通図柄による図柄変動ゲームに係る制御を行っていないとき、保留されている乱数M3を所定の周期で読み出す。
開放抽選部171による開放抽選に当選したとき、普通電役制御部180はアクチュエータAC1を作動させて所定の開放条件で普通電動役物61を開放させる。
なお、ここでいう選択とは、特図選択部132による選択と同様に、開放抽選部171による抽選に用いられた乱数M3と、予め用意されている特別図柄の種類が同数であって一意に決定される態様も含まれる。
遊技状態制御部140は大当り遊技、確変状態または変短状態を制御する機能であり、確変制御部141、変短制御部143または大当り制御部145を有している。
ループ方式の確変とは、確変大当りに係る大当り遊技の後に確変状態に移行し、少なくとも次回大当りまで継続する確変をいう。従って、ループ方式の確変の場合、確変状態の解除条件は次回大当りが開始されることである。
ST方式の確変とは、「スペシャルタイム確変」あるいは「回数切り確変」等とも称され、確変大当りに係る大当り遊技の後に確変状態に移行した後、所定回数の図柄変動ゲームのうちに大当り抽選に当選しない場合に、通常遊技状態に移行する確変をいう。従って、ST方式の確変の場合、確変状態の解除条件は次回大当りが開始されることに加えて、所定回数の図柄変動ゲームが行われることが含まれる。
転落抽選方式の確変とは、確変大当りに係る大当り遊技の後に確変に移行した後に行われる図柄変動ゲームにおいて確変状態から通常遊技状態へ転落するか否かを抽選(転落抽選)し、転落抽選に当選した場合に通常遊技状態へ移行する確変をいう。従って、転落抽選方式の確変の場合、確変状態の解除条件は次回大当りが開始されることに加えて、転落抽選に当選することが含まれる。
なお、本実施形態における確変状態の付与条件は、(a)の方式を採用してもよく、(b)の方式を採用してもよい。
なお、本実施形態における変短状態の付与条件は、確変状態の付与条件と共通であってもよいし異なってもよい。また、本実施形態における変短状態の解除条件は、確変状態の解除条件と共通であってもよいし異なってもよい。すなわち、確変状態が付与される期間と変短状態が付与される期間は、共通であってもよいし異なってもよい。
本実施形態において変短状態が付与された場合には、上記の四つのいずれも実行されるものとする。なお、上記の(ii)および(iii)の少なくとも一つが行われることを、一般的には"電チューサポート"または"電サポ"等と称する。
まず、当否抽選部131によって大当り遊技に当選した場合、大当り遊技に対応する特別図柄が特図選択部132によって選択され、選択された特別図柄が特別図柄表示部91に停止表示された後(特別図柄による図柄変動ゲームが終了した後)に、大当り制御部145は大当り遊技を開始させる。
大当り遊技が開始されると、大当り制御部145は演出制御部210に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関する指令を出す。演出制御部210は大当り制御部145の指令に従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、オープニング演出において遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55に向かう第2流路Yへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55に規定個数の遊技球が入球した後、または規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55が所定の時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55が開放される。
特別電役制御部190は、大当り制御部145から受けた指令に従って、アクチュエータAC2を作動させて特別電動役物65を開放させる。また、特別電役制御部190は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW4の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部190は、入球した遊技球が上限数に達したとき、アクチュエータAC2を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
規定のラウンド回数が終了すると、大当り制御部145は情報伝送部110を介して演出制御部210に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関する指令を出す。演出制御部210は大当り制御部145の指令に従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り制御部145は大当り遊技を終了させる。
遊技機10は、上球受け皿27に連通している払出機構部70を制御し、上球受け皿27へ賞球を払い出すことができる払出制御部230を備える。
より詳細には、主制御部100は、各カウントスイッチ(カウントスイッチSW1、カウントスイッチSW2、カウントスイッチSW4、カウントスイッチSW5)による入賞検知に応じて所定の賞球を払い出すように払出制御部230に対して指令を出力する。そして、払出制御部230は、主制御部100から受け付けた指令に基づいて払出機構部70を制御する。なお、払出機構部70は中枠(図示せず)の後方に配設されており、前枠20が閉じた状態では視認することができない。
各カウントスイッチに対して予め設定されている所定の賞球の数は、実施の態様に合わせて適宜設定してもよく、一例に限られない。
遊技機10は、図柄表示制御部150と、演出制御部210と、変動パターン処理部160と、を備える。
図柄表示制御部150は、特別図柄による図柄変動ゲームの結果である特別図柄、または普通図柄による図柄変動ゲームの結果である普通図柄、を図柄表示器90に表示させる。
演出制御部210は、主に特別図柄による図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出表示を演出表示器80に表示させる。特に、特別図柄による図柄変動ゲームの実行中に関していえば、演出制御部210は、特別図柄表示部91における特別図柄による図柄変動ゲームの変動時間に合わせて、メイン表示部81で演出図柄の変動表示を行っている。換言すれば、演出制御部210は、特別図柄表示部91における一回の特別図柄による図柄変動ゲームと、メイン表示部81における一回の演出表示とを、原則として対応付けて実行する。
ただし、複数回の特別図柄による図柄変動ゲームにわたって連続性を有している演出表示が実行される場合や、一回の特別図柄による図柄変動ゲームに対して複数回の変動を1セットとする演出表示が実行される場合もある。前者の代表例はいわゆる連続演出と称される演出表示であり、後者の代表例はいわゆる擬似連演出と称される演出表示である。
図8に示すように、メイン表示部81の上段、中段または下段において、複数とおりの演出図柄がスクロール(変動表示)する。図8に図示されている矢印は、各演出図柄がスクロールする段と方向とを示している。すなわち、本実施形態における演出図柄は、主に右から左にスクロールするように構成されており、そのスクロールは段ごとに停止表示または仮停止状態になる。各段においてスクロールが停止する(演出図柄が仮停止状態になる)順序は、特に限定されないが、本実施形態では原則として上段→下段→中段の順序になっている。
なお、図8以降の図面に図示される各演出図柄には、符号「D○△」を付す。ここで○にはその演出図柄の中に描画されている数字図柄に等しい数字が入り、△にはその演出図柄の描画されている位置に応じた記号が入る。当該記号は、メイン表示部81の上段がa、メイン表示部81の中段がb、メイン表示部81の下段がc、上サブ表示部82がdに対応している。
(i)上段左列・上段右列・中段左列・中段右列・下段左列・下段右列の6箇所に演出図柄が停止表示されるパターン
(ii)上段中央・中段左列・中段右列・下段左列・下段右列の5箇所に演出図柄が停止表示されるパターン
(iii)上段左列・上段右列・中段中央・下段左列・下段右列の5箇所に演出図柄が停止表示されるパターン
(iv)上段中央・中段中央・下段左列・下段右列の4箇所に演出図柄が停止表示されるパターン
(v)上段左列・上段右列・中段左列・中段右列・下段中央の5箇所に演出図柄が停止表示されるパターン
(vi)上段中央・中段左列・中段右列・下段中央の4箇所に演出図柄が停止表示されるパターン
(vii)上段中央・中段中央・下段中央の3箇所に演出図柄が停止表示されるパターン
(viii)上段左列・上段右列・中段中央・下段中央の4箇所に演出図柄が停止表示されるパターン
なお、図9で図示されている演出図柄の組合せは上記の(viii)のパターンに該当し、上段左列に演出図柄D8a、上段右列に演出図柄D7a、中段中央に演出図柄D6b、下段中央に演出図柄D9cが停止表示されている。
より詳細には、変動パターン処理部160は、特別図柄による図柄変動ゲームにて特別図柄が変動する時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを定め、変動パターンを含む指令を図柄表示制御部150(特別図柄表示制御部151)または演出制御部210に出力する。
特別図柄表示制御部151は変動パターンに応じて特別図柄による図柄変動ゲームを実行し、また演出制御部210は変動パターンに応じて演出図柄の変動表示を実行することによって、これらの対応性を担保している。
また、演出制御部210は、ボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
また、演出制御部210は、上サブ表示部82、左サブ表示部83または右サブ表示部84の移動制御を実行することができ、さらに図4では図示していないが、いわゆる装飾可動体の移動制御を実行することができてもよい。
続いて、本発明の擬似連演出と、その中で実行される方向変化示唆および方向示唆報知について、図10から図16を用いて説明する。
図10は、擬似連演出のタイムチャートである。図11から図16は、擬似連演出中における各時点のメイン表示部81を表す図である。
なお、図10のタイムチャートの上段に記載されている数字は、擬似連演出を伴う図柄変動ゲームの開始時点からの経過時間を表している。また、図10において「図柄変動ゲーム(1)」とは1回の図柄変動ゲームの実行期間を表しており、「擬似連(1)」「擬似連(2)」とは、それぞれ1回目または2回目の変動サイクルを示している。本実施形態では、「擬似連(1)」が本発明の第一演出図柄変動に相当し、「擬似連(2)」本発明の第二演出図柄変動に相当する。
そして、演出制御部210は、複数段のすべてにおける方向変化示唆において演出図柄の変動方向が変化する旨を示唆することにより方向変化報知を実行して、第二演出図柄変動を実行する。より具体的には、図12から図14に示すとおり、各段において演出図柄に含まれるキャラクターが前方を向いて仮停止状態になることによって演出図柄の変動方向が変化する旨を示唆する。また、演出図柄に含まれるキャラクターが前方以外を向いて仮停止状態になることによって演出図柄の変動方向が変化しない旨を示唆する。そして、図14または図15に示すように、上中下段のすべてにわたって当該キャラクターが前方を向いて仮停止状態になることによって、それが方向変化報知を意味する。
まず、擬似連演出の0秒から6秒までは、図8で示している通常の演出図柄の変動とは異なる態様で演出図柄がスクロールする(図11参照)。この期間における演出図柄の変動態様を図10では「第一特殊変動」と表している。この段階では、いずれの段の演出図柄のキャラクターもどの方向を向いて仮停止状態になるのか遊技者には判別がつかない。
次に、擬似連演出の6秒時点で上段が仮停止し(図12参照)、上段が仮停止状態のまま中段または下段の演出図柄がスクロールする状態が9秒まで継続する。この段階では、上段の演出図柄のキャラクターのみ前方を向いて仮停止状態になっており、次回の変動サイクル(第二演出図柄変動)において変動方向が変化する可能性があるような心証を遊技者に抱かせることができる。
次に、擬似連演出の9秒時点で下段が仮停止し(図13参照)、上下段が仮停止状態のまま中段の演出図柄がスクロールする状態が11秒まで継続する。この段階では、上下段の演出図柄のキャラクターが前方を向いて仮停止状態になっており、次回の変動サイクルにおいて変動方向が変化する可能性が強まった旨の心証を遊技者に抱かせることができる。
次に、擬似連演出の11秒時点で中段が仮停止し(図14参照)、全ての段が仮停止状態になる。この瞬間に全ての段にわたって演出図柄のキャラクターが前方を向いて仮停止状態になり、次回の変動サイクルにおいて変動方向が変化する旨が遊技者に確定的に報知される。そして、擬似連演出の11秒から13秒までは前方を向いて仮停止している各演出図柄の周囲が星柄で強調される(図15参照)。この段階では、遊技者は1回目の変動サイクルから2回目の変動サイクルへの移行が確定したことを認識でき、特典が付与される可能性が向上したような心証を受けるので、遊技者の興趣が喚起される。
また、図16に示すとおり、メイン表示部81で演出図柄がスクロールしている間、上サブ表示部82では二回目の変動サイクルである旨が表示される。これにより、遊技者は、一回目の変動サイクル(第一演出図柄変動)から二回目の変動サイクル(第二演出図柄変動)への移行を確認することができる。
一方、擬似連演出の11秒から13秒までは、遊技者の見た目においても1回目の変動サイクルから2回目の変動サイクルへの移行が確定的であるので、この期間に実行されている演出は変動方向の変化を報知する演出(方向変化報知)に相当する。
なお、方向変化報知の実行期間は、1回目の変動サイクル(第一演出図柄変動)の範囲内で適宜変更可能であり、上記の実行期間の事例はその一例に過ぎない。
また、特許文献1のように停止した演出図柄の配列(ズレ目)によって擬似連演出の継続が確定する態様とは違って、演出図柄の配列に依存することなく擬似連演出の継続を示唆または報知することができるので、配列に起因して遊技者が失望することもない。例えば、特許文献1の態様であれば、左列と右列とがズレ目になりうる配列で演出図柄が仮停止状態になった場合であって、その後中列で仮停止した演出図柄がズレ目を否定したとき、遊技者は「ズレ目になって継続しないのであれば、この段階でリーチ目になって欲しかった」等と遊技者が残念に感じることもありうる。しかし、本実施形態のような態様であれば、このような配列に起因する失望が生じることもない。
例えば、図11から図16に示すとおり、演出図柄には、方向変化示唆の実行中に複数とおりの仮停止態様でメイン表示部81(演出表示器)に表示されるキャラクターが含まれている。
演出制御部210は、各段(上下方向にスクロールする態様においては各列)に表示されているキャラクターの仮停止態様の種別によって演出図柄の変動方向が変化するか否かを示唆している。また、演出制御部210は、複数列のすべてにおいて前方を向いた仮停止状態(一の仮停止態様)のキャラクターを表示させることにより方向変化報知を実行した場合、第二演出図柄変動を実行し、少なくとも一部の段において他の仮停止態様のキャラクターを表示させた場合、擬似連演出を終了する。
このように方向変化の有無が、演出図柄に含まれるキャラクターの仮停止態様に依存して示される。従って、表示されている演出図柄の組合せが同一であっても、各演出図柄に含まれるキャラクターの仮停止状態によって演出の継続/終了が分岐する。このような演出を伴って継続する擬似連演出は従来にないため、遊技者の興趣が従来以上に向上しうる。
また、上記の「演出図柄にキャラクターが含まれる」とは、演出図柄の一部がキャラクターである場合に限らず、キャラクターが演出図柄そのものである場合や、演出図柄とキャラクターとが区別不能に一体になっている場合も含まれる。
本実施形態におけるキャラクターの方向には第一方向(第一演出図柄変動における変動方向)および第二方向(第二演出図柄変動における変動方向)が含まれている。そして、第二方向のキャラクターが一の仮停止態様に対応しており、第一方向のキャラクターが他の仮停止態様に対応している。すなわち、仮停止しているキャラクターの方向が、第二演出図柄変動における演出図柄の変動方向と一致することによって方向変化を示唆している。これにより、遊技者が一見すればその示唆を認識することができる。
ここで「キャラクターの方向」とは、メイン表示部81の表示画面上において遊技者が認識できるキャラクターの方向である。例えば、本実施形態のようにキャラクターが動物であれば、その動物の顔が向いている方向をそのキャラクターの方向としてもよい。
次に、上記で説明した各種処理の処理手順について、図6または図7を用いて説明する。なお、上述した図1から図4に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
また、図6または図7で図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
第1始動口58または第2始動口59への入球が検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口58または第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部115による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
すなわち、ステップS102の肯定とステップS104の否定とが、上記の始動条件の成立を意味する。
まず、特図抽選制御部130は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで変動開始条件とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄による図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS204において、当否抽選部131は、特図保留制御部115に保留記憶されている順番で乱数M1または乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否抽選部131による当否抽選や特図選択部132による特別図柄の選択が少なくとも含まれる。また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。さらに、ここで特定の演出を行うか否かの判定の一部として、上述の方向変化示唆または方向変化報知を含む擬似連演出を行うか否かの判定が含まれてもよい。
そして、変動パターン処理部160は、ステップS206の処理結果を用いて変動パターンを決定する(ステップS208)。
ステップS210において出力されるコマンドには、例えば、ステップS206で実行された判定の処理結果を示す情報やステップS208で決定された変動パターンを示す情報、またはこれらに関連して実行される演出に用いられる情報等が含まれてもよい。
以上、本実施形態における遊技機10の構造、機能構成、処理手順について説明した。これらの説明を踏まえて、本発明の擬似連演出の効果について述べる。
本発明の擬似連演出は、中途で演出図柄の変動方向(スクロール方向)が第一方向から第二方向に変化する。この際、第一方向で演出図柄が変動している最中(第一演出図柄変動)において第一方向から第二方向への変化を示唆または報知する。
このように継続する際に、このような示唆または報知を行う擬似連演出は従来に存在しないため、遊技者の関心を従来以上に惹くことができ、遊技興趣をさらに高めることができる。
ここまで図1から図16を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上述の実施形態では、演出図柄またはそれを構成するキャラクターの変動によって方向変化示唆または方向変化報知を行う実施例で説明したが、本発明の実施はこれに限られない。例えば、「スクロール方向が変化するよ」「スクロール方向が変化するかも」等の画像表示や音声ガイドが行われることによって、本発明の方向変化示唆または方向変化報知が実行されてもよい。
例えば、上下方向から左右方向に変化してもよいし、左右方向から斜め方向(例えば、右下から左上等)に変化してもよいし、特定方向からその逆方向に変化してもよいし、単純な直線変動から複雑な変動(例えば、演出図柄を構成するキャラクターがスクロール中にジャンプする等)に変化してもよい。
例えば、複数列のすべてにおいて前方を向いた仮停止状態(一の仮停止態様)のキャラクターを表示させることに加えて、さらに特定の配列目が形成されることも擬似連演出の継続条件として本発明を実施してもよい。ここで特定の配列目とは、例えば図14または図15に図示するように、5つの演出図柄でX印を描くことであってもよい。また、特定の配列目を構成する演出図柄が、特定の演出図柄に限定されてもよい。
なお、ここで説明する変形例において上述の実施形態と共通の構成要素については、共通の要素名と符号を付して説明する。
事前判定部118は、保留記憶されている乱数M1または乱数M2が当否抽選部131による判定における当選値であるか否かを判定する(以下、この判定を第一判定と称す)。また、事前判定部118は、当選値であるか否かの判定に基づいて、判定対象の乱数M1または乱数M2に起因する特別図柄の図柄変動ゲームにおいて演出制御部210が決定する演出内容(リーチ演出の有無やリーチ演出の種別等)の決定条件を判定する(以下、この判定を第二判定と称す)。さらに、事前判定部118は、判定された決定条件に基づいて、その演出を実行している最中(判定対象の乱数M1または乱数M2に起因する特別図柄の図柄変動ゲームの実行中)に連続演出を行うか否かを判定する(以下、この判定を第三判定と称す)。
特図保留制御部115は、事前判定部118による判定結果である事前判定情報を乱数M1または乱数M2に対応付けて保留記憶させることができる。特図保留制御部115に保留記憶されている事前判定情報は、情報伝送部110を経由して演出制御部210に出力される。
ここで事前判定情報とは、ここで述べた第三判定の判定結果を少なくとも包含する情報であり、第一判定または第二判定の判定結果は包含してもしなくてもよい。
なお、ここで述べた第一判定が肯定される場合には第三判定が肯定されやすく、第一判定が否定される場合には第三判定が否定されやすくなっている。すなわち、当選値である乱数M1または乱数M2が保留記憶された場合には、連続演出が行われやすくなっている。
事前判定処理が実行されるとき、事前判定部118は、保留記憶された乱数M1または乱数M2に起因して大当り遊技に当選するか否かおよびその乱数に対して連続演出を行うか否かを判定し、その判定結果を示す事前判定情報を生成する。
事前判定部118は、上述の第一判定、第二判定または第三判定に用いられる判定テーブルを有しており、当該判定テーブルに基づいて各判定処理を行う。なお、第一判定に用いられる判定テーブルには、当否抽選部131に用いられる抽選テーブルに格納されている当選値の少なくとも一部が格納されており、判定対象の乱数M1または乱数M2が当該判定テーブルに格納されている当選値と一致するか否かによって第一判定を実行することができる。
図19のタイムチャートは、図10のタイムチャートと比して、一回目の図柄変動ゲームから二回目の図柄変動ゲームに継続する際に、方向変化示唆または方向変化報知が実行される点が異なる。
上述した事前判定部118による判定を、少なくとも二回目の図柄変動ゲームが実行される前(一回目の図柄変動ゲームの実行中または実行前)に行うので、図19に示すように複数回の図柄変動ゲームで連続して予告演出を行うことが可能になる。
すなわち、特別図柄表示部91において実行されている一回目の図柄変動ゲームが13秒時点で終了するので、メイン表示部81における各演出図柄が停止表示になる。なお、各演出図柄は13秒に至る前に停止表示されてもよい。
遊技機10は、図柄表示制御手段(図柄表示制御部150)と、演出制御手段(演出制御部210)と、を備える。
図柄表示制御部150は、停止表示された図柄によって当選したか否かを報知する図柄変動ゲームを実行する。
演出制御部210は、メイン表示部81(演出表示器)に複数列に表示される演出図柄を、予め定められた複数とおりの所定方向のいずれかに変動させる。また、演出制御部210は、一の図柄変動ゲームが実行されている間に、複数列の演出図柄を所定方向のうち第一方向に変動させる第一演出図柄変動を実行する。そして、演出制御部210は、一の図柄変動ゲームの次に行われる他の図柄変動ゲームにおいて、複数列の演出図柄を所定方向のうち第一方向とは異なる第二方向に変動を開始させる第二演出図柄変動を実行する。さらに、演出制御部210は、第二演出図柄変動を実行する場合、第一演出図柄変動が実行されている間の少なくとも一部において、演出図柄の変動方向の変化を報知する方向変化報知を実行する。
この変形例における遊技機10は、上記のように図柄変動ゲームに連動して複数回の演出図柄の変動を伴う連続演出において方向変化報知を実行するので、連続演出の継続に対する遊技者の興趣を向上させることができる。
(1)停止表示された図柄によって当選したか否かを報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、演出表示器に複数列に表示される演出図柄を予め定められた複数とおりの所定方向のいずれかに変動させてから仮停止させるまでを一回の変動サイクルとして、一回の前記図柄変動ゲームが実行されている間に複数回の前記変動サイクルを連続して行う擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、前記擬似連演出には、一の回の前記変動サイクルである第一演出図柄変動と、前記第一演出図柄変動の次の回における前記変動サイクルである第二演出図柄変動と、が含まれており、前記演出制御手段は、前記第一演出図柄変動において、前記複数列の前記演出図柄を前記所定方向のうち第一方向に変動させ、前記第二演出図柄変動において、前記複数列の前記演出図柄を前記所定方向のうち前記第一方向とは異なる第二方向に変動を開始させ、前記第二演出図柄変動を実行する場合、前記第一演出図柄変動が実行されている間の少なくとも一部において、前記演出図柄の変動方向の変化を報知する方向変化報知を実行する遊技機。
(2)前記演出制御手段は、前記第一演出図柄変動を実行する場合、変動している前記演出図柄の列ごとに前記演出図柄の変動方向が変化するか否かを示唆する方向変化示唆を実行し、前記複数列のすべてにおける前記方向変化示唆において前記演出図柄の変動方向が変化する旨を示唆することにより前記方向変化報知を実行して、前記第二演出図柄変動を実行する(1)に記載の遊技機。
(3)前記演出図柄には、前記方向変化示唆の実行中に複数とおりの仮停止態様で前記演出表示器に表示されるキャラクターが含まれており、前記演出制御手段は、各列に表示されている前記キャラクターの前記仮停止態様の種別によって前記演出図柄の変動方向が変化するか否かを示唆しており、前記複数列のすべてにおいて一の前記仮停止態様の前記キャラクターを表示させることにより前記方向変化報知を実行した場合、前記第二演出図柄変動を実行し、少なくとも一部の列において他の前記仮停止態様の前記キャラクターを表示させた場合、前記擬似連演出を終了する(2)に記載の遊技機。
(4)前記キャラクターの方向によって複数とおりの前記仮停止態様を採ることが可能になっており、且つ前記キャラクターの方向には前記第一方向および前記第二方向が含まれ、前記第二方向の前記キャラクターが前記一の仮停止態様に対応しており、前記第一方向の前記キャラクターが前記他の仮停止態様に対応している(3)に記載の遊技機。
(5)停止表示された図柄によって当選したか否かを報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、演出表示器に複数列に表示される演出図柄を、予め定められた複数とおりの所定方向のいずれかに変動させる演出制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、一の前記図柄変動ゲームが実行されている間に、前記複数列の前記演出図柄を前記所定方向のうち第一方向に変動させる第一演出図柄変動を実行し、前記一の図柄変動ゲームの次に行われる他の前記図柄変動ゲームにおいて、前記複数列の前記演出図柄を前記所定方向のうち前記第一方向とは異なる第二方向に変動を開始させる第二演出図柄変動を実行し、前記第二演出図柄変動を実行する場合、前記第一演出図柄変動が実行されている間の少なくとも一部において、前記演出図柄の変動方向の変化を報知する方向変化報知を実行する遊技機。
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33(33a、33b) スピーカ
34、36 左右側枠部
35(35a、35b、35c) 照明装置
37 ボタン
39 球抜き機構
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
58 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 作動ゲート
65 特別電動役物
67(67a、67b) 普通入賞口
69 アウト口
70 払出機構部
80 演出表示器
81 メイン表示部
82 上サブ表示部
83 左サブ表示部
84 右サブ表示部
90 図柄表示器
91 特別図柄表示部
93 普通図柄表示部
100 主制御部
110 情報伝送部
115 特図保留制御部
116 普図保留制御部
118 事前判定部
130 特図抽選制御部
131 当否抽選部
132 特図選択部
140 遊技状態制御部
141 確変制御部
143 変短制御部
145 大当り制御部
150 図柄表示制御部
151 特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
160 変動パターン処理部
170 普図抽選制御部
171 開放抽選部
172 普図選択部
180 普通電役制御部
190 特別電役制御部
210 演出制御部
230 払出制御部
AC1、AC2 アクチュエータ
SW1、SW2、SW3、SW4、SW5 カウントスイッチ
X 第1流路
Y 第2流路
Claims (1)
- 停止表示された図柄によって当選したか否かを報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、
演出表示器に複数列に表示される演出図柄を予め定められた複数とおりの所定方向のいずれかに変動させてから仮停止させるまでを一回の変動サイクルとして、一回の前記図柄変動ゲームが実行されている間に複数回の前記変動サイクルを連続して行う擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、
前記擬似連演出には、一の回の前記変動サイクルである第一演出図柄変動と、前記第一演出図柄変動の次の回における前記変動サイクルである第二演出図柄変動と、が含まれており、
前記演出制御手段は、
前記第一演出図柄変動において、前記複数列の前記演出図柄を前記所定方向のうち第一方向に変動させ、
前記第二演出図柄変動において、前記複数列の前記演出図柄を前記所定方向のうち前記第一方向とは異なる第二方向に変動を開始させ、
前記第一演出図柄変動が実行されている間の少なくとも一部において、変動している前記演出図柄の列ごとに前記演出図柄の変動方向が変化するか否かを示唆する方向変化示唆を実行し、
前記第二演出図柄変動を実行する場合、前記複数列のすべてにおける前記方向変化示唆において前記演出図柄の変動方向が変化する旨を示唆することにより、前記演出図柄の変動方向の変化を報知する方向変化報知を実行してから前記第二演出図柄変動を実行する遊技機。
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