JP6332763B2 - アクティブフィルタ制御装置、アクティブフィルタ装置、電力変換装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
以下、第1の実施形態に係る電力変換装置について、図1〜図9を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力変換装置の回路構成を示す図である。
図1に示す電力変換装置1は、電力系統Eから供給される電力を、負荷であるCM(圧縮機モータ)70を所望に駆動させるための三相交流電力に変換して出力する電力変換回路を備える。電力変換装置1は、空調機の室外機等に設けられる。
NF30は、電力系統Eから入力される三相交流電流のノイズを低減する。DM40は、三相交流電流を整流する整流回路(コンバータ)である。コンデンサ50は、整流された電圧を平滑化して直流電圧を生成する平滑化回路である。IPM(Intelligent Power Module)60は、例えば、インバータである。インバータは、直流入力電圧からU相、V相、W相からなる3相の駆動電圧を生成し、生成した3相の駆動電圧をCM70に供給する。これにより、電力変換装置1は、空調機の室外機(図示せず)が備えるCM70を駆動する。
アクティブフィルタ20は、DM40とコンデンサ50による整流作用によって生じる入力電流(後述するコンバータ電流IC)の高調波成分を打ち消す補償電流を出力する。アクティブフィルタ20は、リアクタ21と、パワートランジスタ22と、コンデンサ23と、を含む。パワートランジスタ22は、制御装置10が出力した制御信号によりオン/オフ動作を行い、補償電流を生成する。
制御装置10は、コンバータに流れ込む三相電流のうち電流センサ31、電流センサ32によって2系統で計測されたコンバータ電流ICを取得し、アクティブフィルタ20が出力すべき補償電流IAを算出する。そして、制御装置10は、その補償電流IAの出力に必要なパワートランジスタ22のオン/オフ動作を指令する制御信号(スイッチング指令)を生成する。特に本実施形態の制御装置10は、アクティブフィルタ20が入力するコンバータ電流ICに含まれるリプル電流を抑制するために、負荷に応じて変化するコンバータ電流ICの大きさに応じて、キャリア周期(パワートランジスタ22のオン/オフ制御のための矩形波の制御信号を出力する周期)を切り替える制御を行う。
図中、上段のグラフ2Aはアクティブフィルタ20による補償後の系統電流IS、中段のグラフ2Bはアクティブフィルタ20による補償前のコンバータ電流IC、下段のグラフ2Cはアクティブフィルタ20が出力する補償電流IAをそれぞれ示している。系統電流ISは、コンバータ電流ICと補償電流IAとを加えたものである。制御装置10は、時々刻々と変化するコンバータ電流ICの計測値を取得し、コンバータ電流ICに含まれる高調波成分を打ち消す補償電流IAをフィードバック制御によって算出する。そして、制御装置10は、パワートランジスタ22のオン/オフ動作を制御することで、必要な補償電流IAをアクティブフィルタ20から出力させる。このときアクティブフィルタ20が入力するコンバータ電流ICにはリプル電流が含まれる。リプル電流はアクティブフィルタ20の制御に影響を与える。このリプル電流は、リアクタ21の容量を大きくすることで低減できることが知られている。
ところで、図中2Dで囲って示した箇所のように急峻に立ち上がる電流が発生することがある。アクティブフィルタ20は、この急峻な電流の変化に対して速やかに補償電流IAを出力する必要がある。急激な電流変化に対して高い追随性をもって対応するためには、リアクタ21の容量をあまり大きくすることができない。従って、リプル電流を抑えるためにリアクタ21の容量を大きくすることはできない。
図中、上段の図は、コンバータ電流ICが相対的に大きい場合のコンバータ電流ICに含まれる基本波3Aに対するリプル電流3aの比率を示す図である。中段の図は、コンバータ電流ICが相対的に小さい場合のコンバータ電流ICに含まれる基本波3Bに対するリプル電流3bの比率を示す図である。基本波3Aの振幅が大きい場合、リプル電流3aがコンバータ電流ICに与える影響は小さく、パワートランジスタ22におけるPWM制御等に大きな影響を及ぼす可能性は低い。ところで、リプル電流の大きさは、リアクタ容量とキャリア周期と入力電流に関係する。しかし、上記のように補償電流IAの追随性を確保するためにはリアクタ容量を大きくすることはできず、入力電流は負荷(CM70)によって決まるため変更することができない。従って、キャリア周期に変更がない限りリプル電流の大きさは変化せず、コンバータ電流ICが相対的に小さくなっても、リプル電流の大きさは変わらない。すると、基本波3Bの振幅が小さい場合、リプル電流3bの振幅の基本波3Bの振幅に対する割合が大きいため、リプル電流3bがコンバータ電流ICに与える影響が大きくなる。具体的には、コンバータ電流ICの振幅が小さい場合、図示するようにリプル電流3bの影響によって、コンバータ電流ICの値がゼロを跨いで揺らぐことになり、例えば、パワートランジスタ22において電流のゼロクロス点に基づく制御(デッドタイム補償など)を行う場合などにその制御に影響を与え、制御性が低下する可能性がある。
図3の下段の図は、本実施形態の制御装置10によってアクティブフィルタ20を動作させた場合のコンバータ電流ICに含まれる基本波3Cに対するリプル電流3cの比率を示す図である。基本波3Cの大きさに応じてリプル電流3cを小さくすることで、リプル電流3cがコンバータ電流ICに与える影響は低減することができる。
制御装置10は、例えばマイクロコンピュータによって構成される。
図4が示すように、制御装置10は、電流情報取得部11と、キャリア周期設定部12と、指令値算出部13と、制御信号出力部14と、記憶部15と、を備えている。指令値算出部13は、高出力用指令値算出部131と、低出力用指令値算出部132と、を備えている。制御装置10は、制御信号をアクティブフィルタ20へ出力し、パワートランジスタ22のオン/オフ制御を行う。
電流情報取得部11は、負荷に応じて時々刻々と変化するコンバータ電流ICの計測値(電力変換装置1の入力電流の計測値)を取得する。
キャリア周期設定部12は、キャリア周期を設定する。ここで、キャリア周期とは、PWM制御において、制御信号をなす“パルス”(矩形波)を出力する周期である。このとき、キャリア周期設定部12は、電流情報取得部11の取得したコンバータ電流ICの大きさに基づいて、キャリア周期を切り替える。より具体的には、コンバータ電流ICが所定の閾値より大きい場合は相対的に長いキャリア周期を設定し、コンバータ電流ICが所定の閾値より小さい場合は相対的に短いキャリア周期を設定する。
指令値算出部13は、制御信号生成のためのデューティ指令値を算出し、制御信号出力部14に出力する。より具体的には、指令値算出部13は、コンバータ電流ICが所定の閾値より大きい場合、高出力用指令値算出部131にデューティ指令値の算出を指示し、コンバータ電流ICが所定の閾値より小さい場合、低出力用指令値算出部132にデューティ指令値の算出を指示する。
高出力用指令値算出部131は、キャリア周期設定部12が設定した相対的に長いキャリア周期に応じた制御信号を生成するためのデューティ指令値を計算する。
低出力用指令値算出部132は、キャリア周期設定部12が設定した相対的に短いキャリア周期に応じた制御信号を生成するためのデューティ指令値を計算する。
制御信号出力部14は、高出力用指令値算出部131又は低出力用指令値算出部132が算出したデューティ指令値に基づいてパワートランジスタ22のオン/オフを制御する制御信号を生成し、アクティブフィルタ20へ出力する。
これら、キャリア周期設定部12、指令値算出部13、高出力用指令値算出部131、低出力用指令値算出部132、制御信号出力部14は、制御装置10が備えるCPUが、記憶部15からプログラムを読み出し実行することで備わる機能である。
次に制御装置10による制御信号の生成処理について説明を行う。
図5は、高出力時(系統電流ISが大きい場合)における制御信号の生成処理を示している。高出力時とは、例えば、コンバータ電流ICが電力変換装置1の最大入力電流の50%以上となる場合をいう。高出力時において、キャリア周期設定部12は、キャリア周期TC1(例えばキャリア周波数は20kHz)を所定の制御周期CC(例えばキャリア周波数は40kHz)の2倍に設定する。ここで、キャリア周期TC1は相対的に長いキャリア周期である。キャリア周期設定部12が相対的に長い周期TC1をキャリア周期として設定したことに基づいて、高出力用指令値算出部131が、制御周期CCごとに出力すべき制御信号のパルス幅を示すデューティ指令値を算出する。例えば、高出力用指令値算出部131は、所定の目標電流と、電流情報取得部11が取得したコンバータ電流ICとの差に基づいて、補償電流IAの目標値を計算する。図中、グラフ5Aは、補償電流IAの目標値を示す。次に高出力用指令値算出部131は、アクティブフィルタ20が出力する補償電流IAが目標値となるように(PWM制御に基づき)制御信号のパルス幅およびパルス発生タイミングが含まれるデューティ指令値を制御周期CCごとに算出する。相対的に長いキャリア周期が設定された場合、デューティ指令値の算出は、制御周期CCごとに行われるが、算出されたデューティ指令値による制御信号のキャリア周期TC1は制御周期の2倍となる。
また、後半の制御周期(CC2)では、高出力用指令値算出部131は、下降時の三角波5Bの値と目標値5Aを比較して、目標値5Aの値が三角波5Bの値を上回っている期間のみをオンとする場合のオン状態に対応するパルス幅を算出する。高出力用指令値算出部131は、算出したパルス幅とオン制御の開始タイミング(後半の制御周期CC2の終了時点からパルス幅分だけ前がオン制御の開始タイミング)の情報を含むデューティ指令値を制御信号出力部14へ出力する。
図6は、本発明の一実施形態における制御信号の生成処理を説明する第二の図である。
図6は、低出力時(系統電流ISが小さい場合)における制御信号の生成処理を示している。低出力時とは、例えば、コンバータ電流ICが電力変換装置1の最大入力電流の50%以下の場合をいう。低出力時において、キャリア周期設定部12は、キャリア周期TC2の長さを制御周期CCと同じ周期に設定する。
ここで、キャリア周期TC2は相対的に短いキャリア周期である。キャリア周期設定部12が相対的に短い周期TC2をキャリア周期として設定したことに基づいて、低出力用指令値算出部132が、制御周期CCごとに出力すべき制御信号に応じたデューティ指令値を算出する。例えば、低出力用指令値算出部132は、所定の目標電流と、電流情報取得部11が取得したコンバータ電流ICとの差に基づいて、補償電流IAの目標値を計算する。図中、グラフ6Aは、補償電流IAの目標値を示す。次に低出力用指令値算出部132は、アクティブフィルタ20が出力する補償電流IAが目標値となるように制御信号のパルス幅を指定するデューティ指令値を制御周期CCごとに算出する。
グラフ6Dは、上記の処理によって生成された制御信号によりアクティブフィルタ20から出力された低出力時における補償電流IAに含まれるリプル電流を示す。低出力時の場合、キャリア周期を高出力時の1/2倍にすることで、パワートランジスタ22のオン/オフの切り替え間隔が狭まり、その結果、リプル電流を小さくすることができる。また、パワートランジスタ22のスイッチング回数の増加によってスイッチング損失は増大するが、補償電流IAが低出力なのでON損失は小さな値となり、トータルでは100%の出力時の損失よりも低く抑えることができる。
図7は、本発明の一実施形態におけるアクティブフィルタ出力電流とパワートランジスタに生じる損失の関係を説明する図である。
図7の縦軸はパワートランジスタ22に生じる損失、横軸はアクティブフィルタの出力電流(IA)を示している。
パワートランジスタ22がオン/オフ動作すると、ON損失とスイッチング損失が発生する。ON損失は、出力電流の大きさに応じて変化し、出力電流が大きい程、ON損失も大きくなる。一方、スイッチング損失は、出力電流の大きさとスイッチング回数に応じて変化する。例えば、出力電流が大きい程、スイッチング損失は大きくなる。また、オン/オフの回数が2倍になると、スイッチング損失は2倍となる。
グラフ7Aは、キャリア周期を制御周期の2倍に設定した場合(高出力時)の損失とアクティブフィルタ出力電流の関係を示している。グラフ7Cは、最も条件が悪い環境下(例えば周囲の温度が50℃など高温になる場合)において、アクティブフィルタ20の放熱性能等を考慮した場合の、許容できる損失の閾値を示しており、最大出力時(出力100%)での損失がこの閾値以下となるように構成される。出力100%の場合の損失に占めるスイッチング損失とON損失との割合が図中に示されている。
次に閾値を50%に設定する場合を考える。グラフ7Bを見ると出力が50%でのON損失とスイッチング損失を含む全損失は、グラフ7Cが示す損失の閾値以内に抑えられることが分かる。従って、出力電流(IA)が最大出力時の50%となるときの入力電流(IC)の値は、キャリア周期の切り替え閾値として用いることができる。
本実施形態では、ON損失とスイッチング損失の合計が許容できる損失以下となるようにキャリア周期の切り替え閾値を定め、キャリア周期設定部12は、この閾値に基づいてキャリア周期の切り替えを行う。そのため、放熱性を向上させる為の設計を行ったり、放熱用の装置等を新たに設けたりする必要が無い。
図7を用いて説明したように、パワートランジスタ22の周囲温度によって、キャリア周期の切り替え閾値の値を変更し、なるべく広い範囲でリプル電流を抑制する制御を行うことができる。図8に例示する周囲温度と閾値となる電流の最大入力電流に対する割合との対応テーブルを予め記憶部15に記録しておき、空調機の運転中に計測したパワートランジスタ22の周囲温度に応じてキャリア周期の切り替え閾値を変更してもよい。
図9は、本発明の一実施形態における制御信号の生成処理の一例を示すフローチャートである。
以下の処理は、電力変換装置1の動作中、所定の間隔で繰り返し実行される。
まず、キャリア周期設定部12が、キャリア周期の切り替えに用いる閾値を設定する(ステップS11)。例えば、キャリア周期設定部12は、周囲温度に応じた最大入力電流に対する割合の情報を、記憶部15が記憶する図8に例示したテーブルから読み出して、読み出した値と所定の電力変換装置1の最大入力電流値とを乗じる。キャリア周期設定部12は、乗じて得た電流の値をキャリア周期の切り替え閾値に設定する。
一方、計測値が閾値以下の場合(ステップS13;No)、キャリア周期設定部12は、相対的に短い周期をキャリア周期に設定する(ステップS15)。例えば、キャリア周期設定部12は、所定の制御周期と同じ長さの周期をキャリア周期に設定する。キャリア周期設定部12は、設定したキャリア周期の長さを指令値算出部13へ出力し、デューティ指令値の算出を指示する。
まず、相対的に長いキャリア周期が設定された場合について説明する。高出力用指令値算出部131は、ステップS12で取得した出力電流の計測値と、所定の目標電流との差に基づいて高調波成分を除去する補償電流IAの目標値を算出する。次に高出力用指令値算出部131は、設定されたキャリア周期と同じ周期(例えば制御周期の2倍の長さ)の三角波と補償電流IAの目標値とを比較して、キャリア周期に含まれる制御周期ごとにデューティを算出する。高出力用指令値算出部131は、制御周期ごとにデューティとオンにするタイミングとを含むデューティ指令値を制御信号出力部14へ出力する。
10・・・制御装置
11・・・電流情報取得部
12・・・キャリア周期設定部
13・・・指令値算出部
131・・・高出力用指令値算出部
132・・・低出力用指令値算出部
14・・・制御信号出力部
15・・・記憶部
20・・・アクティブフィルタ
21・・・リアクタ
22・・・パワートランジスタ
23・・・コンデンサ
24・・・アクティブフィルタ装置
30・・・NF(ノイズフィルタ)
40・・・DM(ダイオードモジュール)
50・・・コンデンサ
60・・・IPM(インバータ等)
70・・・CM(圧縮機モータ)
Claims (10)
- 電力変換装置が備えるアクティブフィルタのキャリア周期を前記電力変換装置の入力電流の大きさに基づいて設定するキャリア周期設定部と、
前記キャリア周期設定部が設定したキャリア周期に基づく前記アクティブフィルタに対する制御信号を出力する制御信号出力部と、
を備え、
前記キャリア周期設定部は、前記入力電流の大きさが所定の閾値を上回る場合、相対的に長い周期を前記キャリア周期に設定し、前記入力電流の大きさが所定の閾値以下の場合、相対的に短い周期を前記キャリア周期に設定する、
アクティブフィルタ制御装置。 - 前記キャリア周期設定部は、所定の制御周期の整数倍の周期を前記長い周期および前記短い周期に設定する、
請求項1に記載のアクティブフィルタ制御装置。 - 前記キャリア周期設定部は、前記制御周期の2倍の周期を前記長い周期に設定し、前記制御周期の1倍の周期を前記短い周期に設定する、
請求項2に記載のアクティブフィルタ制御装置。 - 前記アクティブフィルタが出力すべき電流に応じたデューティ指令値を算出する指令値算出部、
をさらに備え、
前記指令値算出部は、前記キャリア周期に含まれる前記制御周期ごとに前記デューティ指令値を算出する、
請求項2または請求項3の何れか1項に記載のアクティブフィルタ制御装置。 - 前記指令値算出部は、前記キャリア周期と同じ周期を有する三角波と前記アクティブフィルタの目標出力との比較に基づいて、前記デューティ指令値を算出する、
請求項4に記載のアクティブフィルタ制御装置。 - 前記キャリア周期設定部は、前記アクティブフィルタが備えるパワートランジスタの周囲の温度に応じて定められた前記閾値と、前記電力変換装置の入力電流の大きさとに基づいて前記キャリア周期を設定する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載のアクティブフィルタ制御装置。 - 請求項1から請求項6の何れか1項に記載のアクティブフィルタ制御装置と、
前記アクティブフィルタ制御装置が制御するアクティブフィルタと、
を備え、
SIC(シリコン・カーバイド)が、前記アクティブフィルタが備えるパワートランジスタ素子である、
アクティブフィルタ装置。 - 請求項1から請求項6の何れか1項に記載のアクティブフィルタ制御装置と、
前記アクティブフィルタ制御装置が制御するアクティブフィルタと、
整流回路と、
IPM(Intelligent Power Module)と、を備える電力変換装置。 - アクティブフィルタ制御装置が、
電力変換装置が備えるアクティブフィルタのキャリア周期を前記電力変換装置の入力電流の大きさに基づいて設定するキャリア周期設定ステップと、
前記設定したキャリア周期に基づく前記アクティブフィルタに対する制御信号を出力する制御信号出力ステップと、
を有し、
前記キャリア周期設定ステップでは、前記入力電流の大きさが所定の閾値を上回る場合、相対的に長い周期を前記キャリア周期に設定し、前記入力電流の大きさが所定の閾値以下の場合、相対的に短い周期を前記キャリア周期に設定する、
制御方法。 - アクティブフィルタ制御装置のコンピュータを、
電力変換装置が備えるアクティブフィルタのキャリア周期を前記電力変換装置の入力電流の大きさに基づいて設定する手段、
前記設定したキャリア周期に基づく前記アクティブフィルタに対する制御信号を出力する手段、
として機能させ、
前記設定する手段は、前記入力電流の大きさが所定の閾値を上回る場合、相対的に長い周期を前記キャリア周期に設定し、前記入力電流の大きさが所定の閾値以下の場合、相対的に短い周期を前記キャリア周期に設定する、プログラム。
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