JP6596753B2 - 接続相認識装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
高調波信号を抑制する方法の1つとして、アクティブフィルタと呼ばれる装置を用いることが挙げられる。アクティブフィルタは、三相交流電源の各配線における交流信号を検出し、検出した交流信号に基づいて高調波信号を打ち消すように動作する装置である。そのため、アクティブフィルタと三相交流電源の各配線とが適切に接続されていない場合には、高調波信号を適切に抑制できない可能性がある。
以下、本発明の一実施形態によるモータ駆動装置の構成について説明する。
モータ駆動装置1は、図1に示すように、三相交流電源10と、系統電圧検出部20と、コンバータ電流検出部30と、ノイズフィルタ40と、ダイオードモジュール50と、平滑化コンデンサ60と、インテリジェントパワーモジュール70と、コンプレッサモータ80と、アクティブフィルタ90と、電流補正部100と、平滑リアクトル110と、を備える。
カレントトランス301aは、三相交流電源10からノイズフィルタ40に供給されるR相の電流の大きさと向きを検出する。
カレントトランス301bは、三相交流電源10からノイズフィルタ40に供給されるT相の電流の大きさと向きを検出する。なお、R相の電流の位相は、R相の電圧の位相と同位相である。また、T相の電流の位相は、T相の電圧と同位相である。また、R相の電流、S相の電流、T相の電流の総和は、常にゼロである。そのため、S相の電流の大きさと向きは、R相の電流とT相の電流の検出結果から算出することができる。S相の位相は、S相の電圧の位相と同位相である。
なお、上記のノイズフィルタ40、ダイオードモジュール50、及び、平滑化コンデンサ60により三相交流電源10が出力する交流電圧を直流電圧に変換している。すなわち、ノイズフィルタ40、ダイオードモジュール50、及び、平滑化コンデンサ60によりコンバータが構成されている。
具体的には、電流補正部100が端子である場合、アクティブフィルタ90は、補正信号としてR相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流そのものを生成し、その補正信号を電流補正部100に供給する。
また、具体的には、電流補正部100が補正信号に応じた電流を新たに生成する場合、アクティブフィルタ90は、補正信号として例えばR相の配線、S相の配線、T相の配線における電圧と電流に基づいて、R相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流を示す数ビットのデジタル信号を生成し、その補正信号を電流補正部100に送信する。R相の配線、S相の配線、T相の配線におけるインピーダンスは予めわかるため、アクティブフィルタ90は、R相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流がわかれば、その電流を示す数ビットのデジタル信号を生成することも可能である。
具体的には、電流補正部100が端子である場合、電流補正部100は、アクティブフィルタ90からR相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流そのものを受け、その受けた電流をR相の配線、S相の配線、T相の配線に流すことで、R相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す。
また、具体的には、電流補正部100が補正信号に応じた電流を新たに生成する場合、アクティブフィルタ90からR相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流を示す数ビットのデジタル信号を受信する。そして、電流補正部100は、受信したデジタル信号が示すR相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流を生成し、生成した電流をR相の配線、S相の配線、T相の配線に供給する。
これにより、三相交流電源10の出力、すなわち、モータ駆動装置1の最上流部において、歪の少ない正弦波波形の電流が実現される。
なお、図1では、電流補正部100と系統電圧検出部20は、R相の配線、S相の配線、T相の配線において同一箇所に一部共通の構成を有している。
なお、コンバータ電流の通電期間の電流が許容範囲内で一定に保たれれば、平滑リアクトル110は無くてもよい。
本発明の一実施形態では、切替特定部901は、三相交流電源10が電力を出力する設計上R相の配線に接続されるべきカレントトランス301aにおける電流の位相と、設計上T相の配線に接続されるべきカレントトランス301bにおける電流の位相とに基づいて、コンバータに入力されるコンバータ電流の大きさが切り替わる時刻を特定する。
記憶部908は、アクティブフィルタ90が行う処理に必要な種々の情報を記憶する。
図3は、本発明の一実施形態によるアクティブフィルタ90を実現する情報処理装置の構成を示すブロック図である。アクティブフィルタ90は、情報処理装置である、例えば図3に示す一般的なコンピュータ200を用いて実現される。コンピュータ200は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、ストレージ装置204、外部I/F(Interface)205、および通信I/F206などを有する。
ここでは、図4に示すモータ駆動装置1の処理フローについて説明する。
なお、アクティブフィルタ90がR相と認識している接続先、S相と認識している接続先、T相と認識している接続先は、それぞれ異なるものとする。
具体的には、切替特定部901は、図1に示すアクティブフィルタ90における端子a1の接続先の配線を例えばR相と認識する。つまり、切替特定部901は、端子a1が実際にはS相またはT相の配線に接続されていたとしても、R相の配線に接続されているものとみなす。なお、切替特定部901がここで行う配線の相の認識は、配線の相が正しいか否かを判定するための基準となる相を決めるものである。切替特定部901は、後述するように、この基準に基づいて各配線の相の認識が正しいか否かを判定し、配線の相の認識に誤りがあると判定した場合には、正しい認識となるようにデータの扱いを修正する。
具体的には、切替特定部901は、図1に示すアクティブフィルタ90における端子a1の接続先の配線をR相と認識した場合、その端子a1の接続先の配線における電圧を系統電圧検出部20から取得する。また、切替特定部901は、図1に示すアクティブフィルタ90における端子a2、端子a3のそれぞれの接続先の配線における電圧を系統電圧検出部20から取得する。
具体的には、切替特定部901は、アクティブフィルタ90における端子a1の接続先の配線をR相と認識した場合、系統電圧検出部20から取得した、端子a1の接続先の配線における電圧と、端子a2の接続先の配線における電圧とを比較する。また、切替特定部901は、系統電圧検出部20から取得した、端子a1の接続先の配線における電圧と、端子a2の接続先の配線における電圧とを比較する。
このとき、切替特定部901は、電圧V1、電圧V2、電圧V3のうちの2つの電圧が同一になる時刻をそれぞれ特定する。なお、電圧V1、電圧V2、電圧V3のうちの2つの電圧が同一になる時刻(線間電圧がゼロクロスする点を示す時刻)は、コンバータ電流が切り替わる時刻に等しい。切替特定部901は、特定したそれぞれの時刻のうち最も近い時刻どうしの間を期間とし、例えば、図5に示すように、電圧V3>電圧V1>電圧V2となる期間を期間5と定義する。また、切替特定部901は、図5に示すように、電圧V1>電圧V3>電圧V2となる期間を期間1と定義する。同様に、切替特定部901は、図5に示すように、電圧V1>電圧V2>電圧V3となる期間を期間3、電圧V2>電圧と定義する。同様に、切替特定部901は、図5に示すように、電圧V2>電圧V1>電圧V3となる期間を期間2、電圧V2>電圧V3>電圧V1となる期間を期間6、電圧V3>電圧V2>電圧V1となる期間を期間4と定義する。
そして、切替特定部901は、電圧V1、電圧V2及び電圧V3の大小関係の変化が期間5→期間1→期間3→期間2→期間6→期間4→期間5の順に変化することを示す場合には、端子a1の接続先の配線をR相、端子a2の接続先の配線をS相、端子a3の接続先の配線をT相と特定する。
また、切替特定部901は、電圧V1、電圧V2及び電圧V3の大小関係の変化が期間5→期間4→期間6→期間2→期間3→期間1→期間5の順に変化することを示す場合には、端子a1の接続先の配線をR相、端子a2の接続先の配線をT相、端子a3の接続先の配線をS相と特定する。
この場合、切替特定部901は、コンバータ電流の大きさが切り替わる時刻を基準に、三相交流電源10が出力する電圧の所定の期間、例えば1周期を特定する。図7に示すように、三相交流電源10が出力する電圧とコンバータ電流との位相関係は、R相、S相、T相のいずれにおいても同一である。また、R相、S相、T相のぞれぞれは、互いに120度ずつ位相がずれている。したがって、位相が60度変化する時間間隔で、電圧V1、電圧V2、電圧V3のうちの2つの電圧が同一になる時刻となり、この時刻は、コンバータ電流の大きさが切り替わる時刻と一致する。
このとき、切替特定部901は、起点となる時刻を検出すると積分開始信号を積分値算出部902に送信する。また、切替特定部901は、電圧V1、電圧V2、電圧V3のうちの2つの電圧が同一になることを3度検出したときに積分反転信号を積分値算出部902に送信する。また、切替特定部901は、さらに、電圧V1、電圧V2、電圧V3のうちの2つの電圧が同一になることを3度検出したときに積分終了信号を積分値算出部902に送信する。
積分値算出部902は、切替特定部901から積分開始信号を受信してから積分反転信号を受信するまでコンバータ電流を積分する。また、積分値算出部902は、切替特定部901から積分反転信号を受信してから積分終了信号を受信するまでコンバータ電流を反転させて積分することで、コンバータ電流のオフセットを打ち消して、三相交流電源10が出力する電圧の1周期の間のコンバータ電流の積分値を算出することができる。
このとき、切替特定部901は、起点となる時刻を検出すると積分開始信号を積分値算出部902に送信する。また、切替特定部901は、電圧V1、電圧V2、電圧V3のうちの2つの電圧が同一になることを3度検出したときに積分終了信号を積分値算出部902に送信する。
積分値算出部902は、切替特定部901から積分開始信号を受信してから積分終了信号を受信するまでコンバータ電流を積分することで、三相交流電源10が出力する電圧の半周期の間のコンバータ電流の積分値を算出することができる。
この場合、切替特定部901は、電圧V1が負の電圧から正の電圧へと切り替わる時刻、すなわち、ゼロクロス点を示す時刻と、コンバータ電流の大きさが切り替わる時刻との差から、三相交流電源10が出力する電圧の所定の期間、例えば1周期を特定する。図7からわかるように、電圧V1が負の電圧から正の電圧へと切り替わる時刻は、端子a1を流れるコンバータ電流I1が負の電流から正の電流に変化する途中のゼロとなる期間の中央の時刻とほぼ一致する。つまり、電圧V1が負の電圧から正の電圧へと切り替わる時刻は、コンバータ電流I1がゼロから正の電流に切り替わる時刻と、約30度の位相差に相当するオフセット時間を有する。また、位相が60度変化する時間間隔で、コンバータ電流の大きさが切り替わることがわかっている。そのため、電圧V1が負の電圧から正の電圧へと切り替わる時刻とコンバータ電流の大きさが切り替わる時刻との対応関係は、事前にわかる。また、電圧V1が正の電圧から負の電圧へと切り替わる時刻と、電圧V1が負の電圧から正の電圧へと切り替わる時刻とは、三相交流電源10が出力する電圧の半周期の差があることがわかっている。そのため、電圧V1が正の電圧から負の電圧へと切り替わる時刻とコンバータ電流の大きさが切り替わる時刻との対応関係も事前にわかる。
このとき、切替特定部901は、起点となる時刻を検出すると積分開始信号を積分値算出部902に送信する。また、切替特定部901は、電圧V1、電圧V2、電圧V3のうちの2つの電圧が同一になることを3度検出したときに積分反転信号を積分値算出部902に送信する。また、切替特定部901は、さらに、電圧V1、電圧V2、電圧V3のうちの2つの電圧が同一になることを3度検出したときに積分終了信号を積分値算出部902に送信する。
積分値算出部902は、切替特定部901から積分開始信号を受信してから積分反転信号を受信するまでコンバータ電流を積分する。また、積分値算出部902は、切替特定部901から積分反転信号を受信してから積分終了信号を受信するまでコンバータ電流を反転させて積分することで、コンバータ電流のオフセットを打ち消して、三相交流電源10が出力する電圧の1周期の間のコンバータ電流の積分値を算出することができる。
このとき、切替特定部901は、起点となる時刻を検出すると積分開始信号を積分値算出部902に送信する。また、切替特定部901は、電圧V1、電圧V2、電圧V3のうちの2つの電圧が同一になることを3度検出したときに積分終了信号を積分値算出部902に送信する。
積分値算出部902は、切替特定部901から積分開始信号を受信してから積分終了信号を受信するまでコンバータ電流を積分する。これにより、積分値算出部902は、三相交流電源10が出力する電圧の半周期の間のコンバータ電流の積分値を算出することができる。
積分値算出部902は、積分し加算したコンバータ電流の積分値を配線相特定部903に送信する。
配線相特定部903は、積分値算出部902が算出したコンバータ電流の積分値に基づいて、カレントトランスが接続される配線がR相、S相、T相のいずれの相の電流が流れる配線であるかを特定する(ステップS5)。
具体的には、例えば、積分値算出部902は、切替特定部901から積分開始信号を受信してから積分反転信号を受信するまで図8に示すようにコンバータ電流をそのままとして積分する。積分値算出部902は、積分開始信号を受信してから積分反転信号を受信するまでの積分結果に、切替特定部901から積分反転信号を受信してから積分終了信号を受信するまで図8に示すようにコンバータ電流を反転させて積分した結果を加算する。
この場合、配線相特定部903は、記憶部908から図9に示す判定表TBL1を読み出す。図9に示す判定表TBL1は、図8で示したコンバータ電流を0度〜360度までの1周期の間積分したときの正しい積分値を示している。
配線相特定部903は、例えば、図8で示したコンバータ電流について、R相の配線に対応するカレントトランス301aの接続が正しいか否かを判定する場合には、図8におけるI1の前半の半周期が正の電流であるため、判定表TBL1における“R(正)”の欄を参照する。なお、判定表TBL1における数値は、図8における1つのマス目を“1”とし、“+”は正の電流値を表し、“−”は負の電流値、すなわち、逆方向に流れる電流を表している。
配線相特定部903は、図8で示したR相についてのコンバータ電流を0度〜360度まで積分した場合、30度〜150度までの“+8”、210度〜330度までの“+8”を加算して、R相のコンバータ電流の積分値を“+16”と算出する。配線相特定部903は、算出した積分値“+16”と、判定表TBL1における“R(正)”の欄における“+16”とを比較して一致する、すなわち、R相の配線に対応するカレントトランス301aの接続が正しいと判定する。配線相特定部903は、この比較において一致しない場合に、その相に対応するカレントトランスの接続に誤りがあると判定する。
配線相特定部903は、T相の配線に対応するカレントトランス301bについて、位相の範囲を変更し、同様の判定を行う。
具体的には、補償電流特定部906は、系統電圧検出部20が検出した電圧とコンバータ電流検出部30が検出した電流とに基づいて、R相の電圧、S相の電圧、T相の電圧のそれぞれを正弦波になるように補正するためのR相の補正電流、S相の補償電流、T相の補償電流のそれぞれを特定する。
電流補償部907は、補償電流特定部906が特定したR相の補正電流の大きさ、S相の補正電流の大きさ、T相の補正電流の大きさのそれぞれを含む補正信号を電流補正部100に送信する。
電流補正部100は、アクティブフィルタ90からの補正信号に基づいて、R相の配線、S相の配線、T相の配線に電流を流し、三相交流電源10の出力、すなわち、モータ駆動装置1の最上流部において、歪の少ない正弦波に電圧を補正する。
このとき、電流補正部100は、端子a1〜a3とは異なる図示していない3つの端子に接続が切り替えられ、その3つの端子からR相の配線、S相の配線、T相の配線に電流を流す制御信号を受信して配線に電流を流してもよい。また、電流補正部100は、図10に示すように、系統電圧検出部20とは異なる構成を有し、3つの端子c1、c2、c3から電流が供給されてもよい。
本発明の一実施形態によるアクティブフィルタ90において、切替特定部901は、電源系統における三相交流電源10に接続されるR相の配線、S相の配線、T相の配線の3つの配線における3つの異なる電圧の位相に基づいて、それら3つの配線のうちの少なくとも1つに接続されるカレントトランスが検出するコンバータ電流の大きさが切り替わる時刻を特定する。積分値算出部902は、コンバータ電流の大きさが切り替わる時刻に基づいてコンバータ電流の積分値を算出する。配線相特定部903は、コンバータ電流の積分値に基づいてカレントトランスが接続される配線がR相、S相、T相のいずれの相の電流が流れる配線であるかを特定する。
こうすることで、アクティブフィルタ90は、三相交流電源10が電力を出力する各配線がどの相に対応する配線であるかを適切に認識することができる。
10・・・三相交流電源
20・・・系統電圧検出部
30・・・コンバータ電流検出部
40・・・ノイズフィルタ
50・・・ダイオードモジュール
60・・・平滑化コンデンサ
70・・・インテリジェントパワーモジュール
80・・・コンプレッサモータ
90・・・アクティブフィルタ
100・・・電流補正部
110・・・平滑リアクトル
301a、301b・・・カレントトランス
901・・・切替特定部
902・・・積分値算出部
903・・・配線相特定部
904・・・配線情報書込部
905・・・報知部
906・・・補償電流特定部
907・・・電流補償部
908・・・記憶部
Claims (6)
- 電源系統における三相交流電源に接続される3つの配線における3つの異なる電圧の位相に基づいて、前記3つの配線のうちの少なくとも1つに接続されるカレントトランスが検出するコンバータ電流の大きさが切り替わる時刻に基づいて前記三相交流電源が出力する三相交流電圧の1周期を特定する切替特定部と、
前記1周期のうちの半周期における前記コンバータ電流の積分値と、前記1周期のうちの残りの半周期における前記コンバータ電流を反転させた電流の積分値とを算出する積分値算出部と、
前記1周期のうちの半周期における前記コンバータ電流の積分値と、前記1周期のうちの残りの半周期における前記コンバータ電流を反転させた電流の積分値とに基づいて、前記カレントトランスが接続される配線が前記3つの異なる電圧の位相に対応する前記3つの配線のうちのどの配線であるかを特定する配線相特定部と、
を備える接続相認識装置。 - 前記切替特定部は、
前記コンバータ電流が切り替わる時刻のそれぞれから所定のオフセット時間だけずれた時刻を特定し、
前記積分値算出部は、
前記所定のオフセット時間だけずれた時刻に基づいて前記コンバータ電流の積分値を算出する、
請求項1に記載の接続相認識装置。 - 前記配線相特定部による前記カレントトランスが接続される配線が前記3つの異なる電圧の位相に対応する前記3つの配線のうちのどの配線であるかを示す特定結果を、前記カレントトランスと前記配線との対応関係を記憶する記憶部に書きこむ配線情報書込部、
を備える請求項1または請求項2に記載の接続相認識装置。 - 前記配線相特定部による前記カレントトランスが接続される配線が前記3つの異なる電圧の位相に対応する前記3つの配線のうちのどの配線であるかを示す特定結果が記憶部が記憶する対応関係と異なる場合に警告を出力する報知部、
を備える請求項1から請求項3の何れか一項に記載の接続相認識装置。 - 電源系統における三相交流電源に接続される3つの配線における3つの異なる電圧の位相に基づいて、前記3つの配線のうちの少なくとも1つに接続されるカレントトランスが検出するコンバータ電流の大きさが切り替わる時刻に基づいて前記三相交流電源が出力する三相交流電圧の1周期を特定することと、
前記1周期のうちの半周期における前記コンバータ電流の積分値と、前記1周期のうちの残りの半周期における前記コンバータ電流を反転させた電流の積分値とを算出することと、
前記1周期のうちの半周期における前記コンバータ電流の積分値と、前記1周期のうちの残りの半周期における前記コンバータ電流を反転させた電流の積分値とに基づいて、前記カレントトランスが接続される配線が前記3つの異なる電圧の位相に対応する前記3つの配線のうちのどの配線であるかを特定することと、
を含む制御方法。 - コンピュータに、
電源系統における三相交流電源に接続される3つの配線における3つの異なる電圧の位相に基づいて、前記3つの配線のうちの少なくとも1つに接続されるカレントトランスが検出するコンバータ電流の大きさが切り替わる時刻に基づいて前記三相交流電源が出力する三相交流電圧の1周期を特定することと、
前記1周期のうちの半周期における前記コンバータ電流の積分値と、前記1周期のうちの残りの半周期における前記コンバータ電流を反転させた電流の積分値とを算出することと、
前記1周期のうちの半周期における前記コンバータ電流の積分値と、前記1周期のうちの残りの半周期における前記コンバータ電流を反転させた電流の積分値とに基づいて、前記カレントトランスが接続される配線が前記3つの異なる電圧の位相に対応する前記3つの配線のうちのどの配線であるかを特定することと、
を実行させるプログラム。
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