JP7025894B2 - アクティブフィルタ、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1には、関連する技術として、直流電力を、所定周波数、所定交流電圧を有する交流電力に変換するスイッチング回路から出力される出力電流のリップルを抑制する技術が記載されている。
そのため、アクティブフィルタにおいて、過電流が流れることを抑制することのできる技術が求められていた。
本発明の第2の態様によれば、コンバータ電流は、交流電力を直流電力に変換するコンバータと三相交流電源との間を流れる電流であり、フィルタ電流は、アクティブフィルタの出力電流であり、前記コンバータ電流の歪みを補償するために、前記コンバータと前記三相交流電源との間に供給される電流であって、前記三相交流電源と前記コンバータとの間のコンバータ電流が流れる経路に接続されているアクティブフィルタは、前記三相交流電源の3相のうちの1相の電圧のゼロクロス点を示す時刻に対応する位相を基準に電圧の1周期を6つの範囲に分ける切替部と、前記基準と前記6つの範囲とに基づいて、前記フィルタ電流に過電流が発生しやすいか否かを判定する条件判定部と、リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償する電流制御部と、を備え、前記条件判定部は、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であるか否かを判定し、前記電流制御部は、前記条件判定部が前記フィルタ電流に過電流が発生しやすく、かつ、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であると判定した場合に、前記リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償する。
本発明の第4の態様によれば、コンバータ電流は、交流電力を直流電力に変換するコンバータと三相交流電源との間を流れる電流であり、フィルタ電流は、アクティブフィルタの出力電流であり、前記コンバータ電流の歪みを補償するために、前記コンバータと前記三相交流電源との間に供給される電流であって、前記三相交流電源と前記コンバータとの間のコンバータ電流が流れる経路に接続されているアクティブフィルタによる制御方法は、前記三相交流電源の3相のうちの1相の電圧のゼロクロス点を示す時刻に対応する位相を基準に電圧の1周期を6つの範囲に分けることと、前記基準と前記6つの範囲とに基づいて、前記フィルタ電流に過電流が発生しやすいか否かを判定することと、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であるか否かを判定することと、前記フィルタ電流に過電流が発生しやすく、かつ、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であると判定した場合に、前記リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償することと、を含む。
本発明の第6の態様によれば、コンバータ電流は、交流電力を直流電力に変換するコンバータと三相交流電源との間を流れる電流であり、フィルタ電流は、アクティブフィルタの出力電流であり、前記コンバータ電流の歪みを補償するために、前記コンバータと前記三相交流電源との間に供給される電流であって、プログラムは、コンピュータに、前記三相交流電源の3相のうちの1相の電圧のゼロクロス点を示す時刻に対応する位相を基準に電圧の1周期を6つの範囲に分けることと、前記基準と前記6つの範囲とに基づいて、前記フィルタ電流に過電流が発生しやすいか否かを判定することと、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であるか否かを判定することと、前記フィルタ電流に過電流が発生しやすく、かつ、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であると判定した場合に、前記リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償することと、を実行させる。
以下、本発明の第1の実施形態によるモータ駆動装置の構成について説明する。
本発明の第1の実施形態によるモータ駆動装置1は、図1に示すように、三相交流電源10と、系統電圧検出部20と、コンバータ電流検出部30と、ノイズフィルタ40と、ダイオードモジュール50と、平滑コンデンサ60と、インテリジェントパワーモジュール70と、コンプレッサモータ80と、アクティブフィルタ90と、電流補正部100と、平滑リアクトル110と、を備える。モータ駆動装置1は、三相交流電源10からダイオードモジュール50へ流れるコンバータ電流が過電流となるタイミングのフィルタ電流を低減することができる装置である。
カレントトランス301aは、三相交流電源10からノイズフィルタ40に供給されるR相の電流の大きさと向きを検出する。
カレントトランス301bは、三相交流電源10からノイズフィルタ40に供給されるT相の電流の大きさと向きを検出する。なお、R相の電流の位相は、R相の電圧の位相と同位相である。また、T相の電流の位相は、T相の電圧と同位相である。また、R相の電流、S相の電流、T相の電流の総和は、常にゼロである。そのため、S相の電流の大きさと向きは、R相の電流とT相の電流の検出結果から算出することができる。S相の位相は、S相の電圧の位相と同位相である。
なお、上記のノイズフィルタ40、ダイオードモジュール50、及び、平滑コンデンサ60により三相交流電源10が出力する交流電圧を直流電圧に変換している。すなわち、ノイズフィルタ40、ダイオードモジュール50、及び、平滑コンデンサ60によりコンバータが構成されている。
具体的には、電流補正部100が端子である場合、アクティブフィルタ90は、補正信号としてR相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流そのものを生成し、その補正信号を電流補正部100に供給する。
また、具体的には、電流補正部100が補正信号に応じた電流を新たに生成する場合、アクティブフィルタ90は、補正信号として例えばR相の配線、S相の配線、T相の配線における電圧と電流に基づいて、R相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流を示す数ビットのデジタル信号を生成し、その補正信号を電流補正部100に送信する。R相の配線、S相の配線、T相の配線におけるインピーダンスは予めわかるため、アクティブフィルタ90は、R相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流がわかれば、その電流を示す数ビットのデジタル信号を生成することも可能である。
具体的には、電流補正部100が端子である場合、電流補正部100は、アクティブフィルタ90からR相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流そのものを受け、その受けた電流をR相の配線、S相の配線、T相の配線に流すことで、R相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す。
また、具体的には、電流補正部100が補正信号に応じた電流を新たに生成する場合、アクティブフィルタ90からR相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流を示す数ビットのデジタル信号を受信する。そして、電流補正部100は、受信したデジタル信号が示すR相の配線、S相の配線、T相の配線における高調波電流を打ち消す電流を生成し、生成した電流をR相の配線、S相の配線、T相の配線に供給する。
これにより、三相交流電源10の出力、すなわち、モータ駆動装置1の最上流部において、歪みの少ない正弦波波形の電流が実現される。
なお、図1では、電流補正部100と系統電圧検出部20は、R相の配線、S相の配線、T相の配線において同一箇所に一部共通の構成を有している。
なお、コンバータ電流の通電期間の電流が許容範囲内で一定に保たれれば、平滑リアクトル110は無くてもよい。
また、条件判定部902は、三相交流電源10の位相が、フィルタ電流が急激に変化するタイミングを示す位相であるか否かを判定する。例えば、図3に示すように、R相、S相、T相の切り替わりが三相交流電源10の電圧の位相が120度変化するごと、フィルタ電流のリップルが大きくなることが予めわかっている。そのため、条件判定部902は、三相交流電源10の位相が所定の位相であるか否かを判定することによって、フィルタ電流のリップルが大きくなるか否かを判定することができる。
また、電流制御部903は、切替部901が切り替えた制御対象の相について、フィルタ電流に過電流が発生しづらい場合に、フィルタ電流をリップルの中央で検出し、検出したフィルタ電流に基づいて電流補正部100に指令電流値を送信し、コンバータ電流の歪みを補償する制御を行う。例えば、電流制御部903は、切替部901が切り替えた制御対象の相について、電流制御部903がフィルタ電流に過電流が発生しやすい条件を満足しない、または、三相交流電源10の位相がフィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相ではない場合に、フィルタ電流をリップルの中央で検出し、検出したフィルタ電流に基づいて電流補正部100に指令電流値を送信し、コンバータ電流の歪みを補償する制御を行う。具体的には、電流制御部903は、図5に示すように、インテリジェントパワーモジュール70のパワーデバイスをスイッチングするPWM信号を生成するための三角波(図4、5では「比較キャリア」と記載)がリプル電流の中央となるタイミングでフィルタ電流を取得し、そのフィルタ電流でコンバータ電流の歪みを補償する制御を行う。
記憶部904は、アクティブフィルタ90が行う処理に必要な種々の情報を記憶する。
系統電圧検出部20は、第1端子、第2端子、第3端子を備える。
コンバータ電流検出部30のカレントトランス301a、カレントトランス301bのそれぞれは、第1端子、第2端子を備える。
ノイズフィルタ40は、第1入力端子、第2入力端子、第3入力端子、第1出力端子、第2出力端子を備える。
ダイオードモジュール50は、第1入力端子、第2入力端子、第1出力端子、第2出力端子を備える。
平滑コンデンサ60は、第1端子、第2端子を備える。
インテリジェントパワーモジュール70は、第1入力端子、第2入力端子、第1出力端子、第2出力端子、第3出力端子を備える。
コンプレッサモータ80は、第1端子、第2端子、第3端子を備える。
アクティブフィルタ90は、第1端子a1、第2端子a2、第3端子a3、第4端子b1、第5端子b2を備える。
平滑リアクトル110は、第1端子、第2端子を備える。
インテリジェントパワーモジュール70の第1出力端子は、コンプレッサモータ80の第1端子に接続される。インテリジェントパワーモジュール70の第2出力端子は、コンプレッサモータ80の第2端子に接続される。インテリジェントパワーモジュール70の第3出力端子は、コンプレッサモータ80の第3端子に接続される。
ここでは、図6に示すモータ駆動装置1の処理フローについて説明する。
系統電圧検出部20は、検出した電圧を示す電圧信号を切替部901に送信する。
切替部901は、受信した電圧信号が示す電圧値から電圧の位相を特定する(ステップS1)。例えば、切替部901は、R相の電圧のゼロクロス点を示す時刻を位相の基準である0度とする。なお、切替部901は、R相ではなくS相またはT相の電圧のゼロクロス点を示す時刻を位相の基準としてもよい。
切替部901は、位相の基準と、6つのそれぞれの位相の範囲と、その位相の範囲における制御対象とする相とを含む制御対象情報を電流制御部903と条件判定部902とに送信する。
条件判定部902が、三相交流電源10の位相がフィルタ電流が急激に変化するタイミングを示す位相であると判定した場合(ステップS3においてYES)、電流制御部903は、制御対象の相について、フィルタ電流をリップルのピークで検出する(ステップS6)。電流制御部903は、検出したフィルタ電流に基づいて電流補正部100に指令電流値を送信し、コンバータ電流の歪みを補償する制御を行う(ステップS7)。
本発明の第1の実施形態によるアクティブフィルタ90において、条件判定部902は、電流フィルタ電流に過電流が発生しやすい条件を満足しているか否かを判定する。電流制御部903は、フィルタ電流に過電流が発生しやすい場合に、フィルタ電流をリップルのピークで検出し、検出したフィルタ電流に基づいて電流補正部100に指令電流値を送信し、コンバータ電流の歪みを補償する制御を行う。
こうすることで、コンバータ電流が過電流となるタイミングのフィルタ電流を低減することができる。その結果、アクティブフィルタ90において、過電流が流れることを抑制することができる。
本発明の第2の実施形態によるモータ駆動装置について説明する。
本発明の第2の実施形態によるモータ駆動装置1は、本発明の第1の実施形態によるモータ駆動装置1と同様に、三相交流電源10と、系統電圧検出部20と、コンバータ電流検出部30と、ノイズフィルタ40と、ダイオードモジュール50と、平滑コンデンサ60と、インテリジェントパワーモジュール70と、コンプレッサモータ80と、アクティブフィルタ90と、電流補正部100と、平滑リアクトル110と、を備える。本発明の第2の実施形態によるモータ駆動装置1は、三相交流電源10からダイオードモジュール50へ流れるコンバータ電流が過電流となるタイミングのフィルタ電流を低減することができる装置である。
また、本発明の第2の実施形態による条件判定部902は、フィルタ電流の絶対値が所定の電流値よりも大きいか否かを判定する。
また、電流制御部903は、切替部901が切り替えた制御対象の相について、フィルタ電流に過電流が発生しづらい場合に、フィルタ電流をリップルの中央で検出し、検出したフィルタ電流に基づいて電流補正部100に指令電流値を送信し、コンバータ電流の歪みを補償する制御を行う。例えば、電流制御部903は、切替部901が切り替えた制御対象の相について、電流制御部903がフィルタ電流に過電流が発生しやすい条件を満足しない、または、フィルタ電流の絶対値が所定の電流値よりも大きい場合に、フィルタ電流をリップルの中央で検出し、検出したフィルタ電流に基づいてコンバータ電流の歪みを補償する制御を行う。
ここでは、図7に示すモータ駆動装置1の処理フローについて説明する。なお、図7に示す処理フローは、図6で示した処理フローにおけるステップS3の処理がステップS8に置き替わったものである。
条件判定部902がフィルタ電流の絶対値が所定の電流値よりも大きいと判定した場合(ステップS8においてYES)、電流制御部903は、制御対象の相について、フィルタ電流をリップルのピークで検出する(ステップS6)。
本発明の第2の実施形態によるアクティブフィルタ90において、条件判定部902は、電流フィルタ電流に過電流が発生しやすい条件を満足しているか否かを判定する。電流制御部903は、フィルタ電流に過電流が発生しやすい場合に、フィルタ電流をリップルのピークで検出し、検出したフィルタ電流に基づいて電流補正部100に指令電流値を送信し、コンバータ電流の歪みを補償する制御を行う。
こうすることで、コンバータ電流が過電流となるタイミングのフィルタ電流を低減することができる。その結果、アクティブフィルタ90において、過電流が流れることを抑制することができる。
図8は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図8に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述のモータ駆動装置1、アクティブフィルタ90、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
10・・・三相交流電源
20・・・系統電圧検出部
30・・・コンバータ電流検出部
40・・・ノイズフィルタ
50・・・ダイオードモジュール
60・・・平滑コンデンサ
70・・・インテリジェントパワーモジュール
80・・・コンプレッサモータ
90・・・アクティブフィルタ
100・・・電流補正部
110・・・平滑リアクトル
301a、301b・・・カレントトランス
901・・・切替部
902・・・条件判定部
903・・・電流制御部
904・・・記憶部
Claims (6)
- コンバータ電流は、交流電力を直流電力に変換するコンバータと三相交流電源との間を流れる電流であり、フィルタ電流は、アクティブフィルタの出力電流であり、前記コンバータ電流の歪みを補償するために、前記コンバータと前記三相交流電源との間に供給される電流であって、
前記フィルタ電流に過電流が発生しやすいか否かを判定する条件判定部と、
前記条件判定部が前記フィルタ電流に過電流が発生しやすいと判定した場合、リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償する電流制御部と、
を備え、
前記条件判定部は、
前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であるか否かを判定し、
前記電流制御部は、
前記条件判定部が前記フィルタ電流に過電流が発生しやすく、かつ、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であると判定した場合に、前記リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償し、
前記三相交流電源と前記コンバータとの間のコンバータ電流が流れる経路に接続されているアクティブフィルタ。 - コンバータ電流は、交流電力を直流電力に変換するコンバータと三相交流電源との間を流れる電流であり、フィルタ電流は、アクティブフィルタの出力電流であり、前記コンバータ電流の歪みを補償するために、前記コンバータと前記三相交流電源との間に供給される電流であって、
前記三相交流電源の3相のうちの1相の電圧のゼロクロス点を示す時刻に対応する位相を基準に電圧の1周期を6つの範囲に分ける切替部と、
前記基準と前記6つの範囲とに基づいて、前記フィルタ電流に過電流が発生しやすいか否かを判定する条件判定部と、
リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償する電流制御部と、
を備え、
前記条件判定部は、
前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であるか否かを判定し、
前記電流制御部は、
前記条件判定部が前記フィルタ電流に過電流が発生しやすく、かつ、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であると判定した場合に、前記リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償し、
前記三相交流電源と前記コンバータとの間のコンバータ電流が流れる経路に接続されているアクティブフィルタ。 - コンバータ電流は、交流電力を直流電力に変換するコンバータと三相交流電源との間を流れる電流であり、フィルタ電流は、アクティブフィルタの出力電流であり、前記コンバータ電流の歪みを補償するために、前記コンバータと前記三相交流電源との間に供給される電流であって、
前記フィルタ電流に過電流が発生しやすいか否かを判定することと、
前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であるか否かを判定することと、
前記フィルタ電流に過電流が発生しやすく、かつ、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であると判定した場合、前記リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償することと、
を含む、前記三相交流電源と前記コンバータとの間のコンバータ電流が流れる経路に接続されているアクティブフィルタによる制御方法。 - コンバータ電流は、交流電力を直流電力に変換するコンバータと三相交流電源との間を流れる電流であり、フィルタ電流は、アクティブフィルタの出力電流であり、前記コンバータ電流の歪みを補償するために、前記コンバータと前記三相交流電源との間に供給される電流であって、
前記三相交流電源の3相のうちの1相の電圧のゼロクロス点を示す時刻に対応する位相を基準に電圧の1周期を6つの範囲に分けることと、
前記基準と前記6つの範囲とに基づいて、前記フィルタ電流に過電流が発生しやすいか否かを判定することと、
前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であるか否かを判定することと、
前記フィルタ電流に過電流が発生しやすく、かつ、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であると判定した場合に、前記リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償することと、
を含む、前記三相交流電源と前記コンバータとの間のコンバータ電流が流れる経路に接続されているアクティブフィルタによる制御方法。 - コンバータ電流は、交流電力を直流電力に変換するコンバータと三相交流電源との間を流れる電流であり、フィルタ電流は、アクティブフィルタの出力電流であり、前記コンバータ電流の歪みを補償するために、前記コンバータと前記三相交流電源との間に供給される電流であって、
コンピュータに、
フィルタ電流に過電流が発生しやすいか否かを判定することと、
前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であるか否かを判定することと、
前記フィルタ電流に過電流が発生しやすく、かつ、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であると判定した場合、前記リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償することと、
を実行させるプログラム。 - コンバータ電流は、交流電力を直流電力に変換するコンバータと三相交流電源との間を流れる電流であり、フィルタ電流は、アクティブフィルタの出力電流であり、前記コンバータ電流の歪みを補償するために、前記コンバータと前記三相交流電源との間に供給される電流であって、
コンピュータに、
前記三相交流電源の3相のうちの1相の電圧のゼロクロス点を示す時刻に対応する位相を基準に電圧の1周期を6つの範囲に分けることと、
前記基準と前記6つの範囲とに基づいて、前記フィルタ電流に過電流が発生しやすいか否かを判定することと、
前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であるか否かを判定することと、
前記フィルタ電流に過電流が発生しやすく、かつ、前記三相交流電源の位相が前記フィルタ電流のリップルが大きくなる所定の位相であると判定した場合に、前記リップルのピークで検出した前記フィルタ電流に基づいて、前記コンバータ電流の歪みを補償することと、
を実行させるプログラム。
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