JP6332265B2 - 表示装置およびその製造方法ならびに電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、有機エレクトロルミネセンス(EL;Electro Luminescence)現象を利用して発光する表示装置およびその製造方法ならびにこれを備えた電子機器に関する。
情報通信産業の発達が加速するにつれて、高度な性能を有する表示素子が要求されている。その中で、次世代表示素子として注目されている有機EL素子は、自発発光型表示素子として視野角が広くてコントラストが優秀なだけでなく応答時間が速いという長所がある。
有機EL素子(発光素子)は、発光層を含む複数の層が積層された構成を有する。具体的には、例えば発光素子の駆動を制御するTFTに接続された配線層、正孔を注入する陽極、発光層、電子を注入する陰極、樹脂、カラーフィルタ層および画素分離層から構成されている。発光素子は、陽極側および陰極側からそれぞれ正孔および電子が発光層に注入され、この正孔および電子が再結合することによって発光する。発光層を挟持する陽極および陰極のどちらか一方は反射ミラーとしても働き、発光角度や波長に応じて異なる干渉効果を生む。このため、発光素子の発光強度は発光角度および波長によって大きく異なる。
例えば、発光角度が大きい場合には、発光光はデバイス内を伝播し、パネルの外に出ることができなくなる。このため、例えば特許文献1では、複数設けられた発光素子を分離する絶縁膜として屈折率の異なる2種の光学膜を交互に積層して用いることによって絶縁膜側に漏れた成分光を有機層へ戻す表示装置が開示されている。また、特許文献2では共振部を備えた発光素子の光学的距離を素子ごとに設定した表示装置が開示されている。
特開2010−153127号公報 特開2006−30250号公報
しかしながら、特許文献1の表示装置では発光効率は改善されるものの、視野角によって色再現度にばらつきが生じるという問題があった。また、特許文献2の表示装置では色再現性は向上するものの、製造工程が繁雑となるという問題があった。
従って、簡易な方法で色再現度を向上させると共に、輝度のばらつきを抑制することが可能な表示装置およびその製造方法ならびに電子機器を提供することが望ましい。
本技術の一実施形態の第1の表示装置は、互いに異なる発光光を発する複数の画素と、複数の画素間に設けられると共に、発光光に対する反射面を有する絶縁膜とを備えたものであり、絶縁膜の反射面の角度(θ)画素ごとに設定されると共に、発光光のうち発光強度が強い角度(φ)を用いて決定される本技術の一実施形態の第2の表示装置は、互いに異なる発光光を発する複数の画素と、複数の画素間に設けられると共に、発光光に対する反射面を有する絶縁膜とを備えたものであり、絶縁膜の反射面の角度(θ)は、画素ごとに設定され、絶縁膜の反射面は複数の画素ごとに屈折率が異なる。
本技術の一実施形態の第1の表示装置の製造方法は、互いに異なる発光光を発する複数の画素を配置することと、複数の画素間に、発光光に対する反射面を有、反射面の角度(θ)が画素ごとに設定されると共に、発光光のうち発光強度が強い角度(φ)を用いて決定される絶縁膜を形成することとを含むものである。本技術の一実施形態の第2の表示装置の製造方法は、互いに異なる発光光を発する複数の画素を配置することと、複数の画素間に、発光光に対する反射面を有し、反射面の角度(θ)が画素ごとに設定されると共に、反射面の屈折率が複数の画素ごとに異なる絶縁膜を形成することとを含むものである。
本技術の一実施形態の第1の電子機器は、上記一実施形態の第1の表示装置を備えたものである。本技術の一実施形態の第2の電子機器は、上記一実施形態の第2の表示装置を備えたものである。
本技術の一実施形態の第1の表示装置、一実施形態の第1の表示装置の製造方法および一実施形態の第1の電子機器ならびに本技術の一実施形態の第2の表示装置、一実施形態の第2の表示装置の製造方法および一実施形態の第2の電子機器では、画素間に、反射面を有する絶縁膜を設け、その絶縁膜の反射面の角度を画素ごとに設定して作り分けることにより、各画素における発光強度の高い発光光を任意の方向へ反射させることが可能となる。
本技術の一実施形態の第1の表示装置、一実施形態の第1の表示装置の製造方法および一実施形態の第1の電子機器ならびに本技術の一実施形態の第2の表示装置、一実施形態の第2の表示装置の製造方法および一実施形態の第2の電子機器によれば、絶縁膜の反射面角度を画素ごとに設定して作り分けるようにしたので、各画素において高い発光強度を有する発光光の射出方向が調整される。これにより、各画素の色再現度を向上させることが可能となる。また、各画素における発光輝度のばらつきを抑制することが可能となる。
本開示の一実施の形態に係る表示装置の構成を表す平面図である。 図1に示した表示装置の一つの画素の一例を表す断面図である。 比較例に係る表示装置の発光光の光路を表す模式図である。 図3Aに示した表示装置の視野角と輝度との関係を表す特性図である。 図1に示した表示装置の発光光の光路を表す模式図である。 図1に示した表示装置の視野角と輝度との関係を表す特性図である。 図1に示した表示装置の一つの画素の他の例を表す断面図である。 図1に示した表示装置の構成を表す図である。 図6に示した表示装置の画素駆動回路の一例を表す図である。 図1に示した表示装置の製造方法の一例を説明するための断面図である。 図8Aに続く工程を表す断面図である。 図8Bに続く工程を表す断面図である。 図1に示した表示装置製造方法の他の例を表す断面図である。 変形例1に係る表示装置の断面図である。 図10Aに示した表示装置の平面図である。 変形例2に係る画素の形状(A)〜(D)の例である。 図11に示した画素形状(C)を用いた表示装置の構成を表す平面図の一例である。 比較例における視野角および輝度の変化を表す特性図である。 本開示の実施例1における視野角および輝度の変化を表す特性図である。 比較例における視野角および輝度の変化を表す特性図である。 本開示の実施例2における視野角および輝度の変化を表す特性図である。 比較例における視野角および輝度の変化を表す特性図である。 本開示の実施例3における視野角および輝度の変化を表す特性図である。 本開示の実施例4における視野角および輝度を表す特性図である。 上記実施の形態等の画素を用いた表示装置の適用例1の表側の外観を表す斜視図である。 上記実施の形態等の画素を用いた表示装置の適用例1の裏側の外観を表す斜視図である。 適用例2の外観を表す斜視図である。 適用例2の表側から見た外観を表す斜視図である。 適用例2の裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例3の外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 適用例5の閉じた状態の正面図、左側面図、右側面図、上面図および下面図である。 適用例5の開いた状態の正面図および側面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
1−1.基本構成
1−2.表示装置の全体構成
1−3.製造方法
1−4.作用・効果
2.変形例
変形例1(開口率を画素ごとに調整した例)
変形例2(画素形状の例)
変形例3(絶縁膜の反射率を調整した例)
3.実施例
4.適用例(電子機器の例)
<1.実施の形態>
図1は、本開示の一実施の形態に係る表示装置(表示装置1A)の平面構成の一例を表したものである。この表示装置1Aは、カメラのファインダーやヘッドマウントディスプレイ等に用いられるものであり、表示領域110に複数の画素2を例えばドット状に配置した構成を有している。各画素2は、例えば、赤画素2R,緑画素2Gおよび青画素2Bの3色の副画素から構成されており、各副画素2R,2G,2Bにはそれぞれ対応する単色光を発生する発光素子(赤色の単色光を発生する赤色発光素子10R(赤画素2R)、緑色の単色光を発生する緑色発光素子10G(緑画素2G)および青色の単色光を発生する青色発光素子10B(青画素2B))が設けられている(いずれも図2参照)。
(1−2.基本構成)
図2は、図1に示した一つの画素2の断面構成を表したものである。画素2は、ここでは上記のように赤画素2R,緑画素2Gおよび青画素2Bの3色の副画素から構成され、それぞれ絶縁膜13(13RG,13GB,13BR)によって区画された発光領域を有している。ここでは各副画素2R,2G,2Bの発光領域は、例えば図1に示したように円形形状を有している。
絶縁膜13は各発光素子10R,10G,10Bを電気的に分離する所謂隔壁であり、各副画素2R,2G,2Bにおける発光領域として開口部13Aが設けられている。この開口部13Aには、詳細は後述するが、それぞれ対応する発光素子10R,10G,10Bを構成する発光層14C(赤色発光層14CR,緑色発光層14CG,青色発光層14CB)を含む有機層14が設けられている。絶縁膜13の材料としては、例えばポリイミド、ノボラック樹脂あるいはアクリル樹脂等の有機材料が挙げられるがこれに限らず、例えば有機材料と無機材料とを組み合わせて用いてもよい。無機材料としては、例えばSiO2,SiO,SiC,SiNが挙げられる。絶縁膜13は、例えば上記有機材料による単層膜として形成してもよいが、有機材料と無機材料とを組み合わせ場合には、有機膜と無機膜との積層構造としてもよい。
絶縁膜13の断面の形状は、例えば台形形状や矩形状を有し、側面は各発光層14CR,14CG,14CBから発せられた発光光LR,LG,LBに対する反射面となっている。発光光LR,LG,LBは、この反射面によってそれぞれ反射され、例えば図2に示した一点破線のように上方へ射出される。
本実施の形態では、絶縁膜13は図2に示したように、それぞれ赤画素2R,緑画素2Gおよび青画素2Bを囲む側面ごとに設定された反射面角度(θ)を有する。ここで反射面角度(θ)とは例えば第1電極12の上面と絶縁膜13の側面とのなす角であり、例えば45°以上90°以下であればよい。
発光層14CR,14CG,14CBからの発光光は、それぞれ発光角度や波長に応じて異なる干渉効果を生む。このため、発光強度の高い光の発光方向は発光素子10R,10G,10Bごとに異なる。図3Aは一般的に用いられている表示装置100の断面構成および各発光素子110R,110G,110Bからの発光光LR,LG,LBを模式的に表したものである。なお、発光光LR,LG,LBのうち、実線は発光強度の高い光であり、破線は発光強度の低い光である。
表示装置100では、発光素子110R,110G,110B間に設けられた絶縁膜113は一律に形成、即ち各発光素子110R,110G,110Bを間に設けられた絶縁膜113の反射面角度(θ)はそれぞれ同じ角度に形成されている。各発光素子110R,110G,110Bの発光層114CR,114CG,114CBから発せられた光は、上述したように波長ごとに発光強度が異なる。このため、各発光層114CR,114CG,114CBから発せられた発光光(所謂、発光強度の高い光および弱い光)は、図3Aに示したように、絶縁膜113の反射面によってそれぞれ各波長ごとに異なる方向に反射される。よって、発光素子110R,110G,110B間において視野角における色ずれや、図3Bに示したような輝度のばらつきが生じる。
図4Aは本実施の形態の表示装置1Aにおける発光光LR,LG,LBの射出方向を模式的に表したものである。本実施の形態では、上述したように、発光光LR,LG,LBの反射面となる絶縁膜13の傾斜角、即ち反射面角度(θ)は各副画素2R,2G,2Bごとに設定されている。このため、図4Aに示したように、発光光LR,LG,LBの発光強度の高い光は略同一方向に射出されるようになる。即ち、図4Bに示したように、発光素子10R,10G,10Bはおいてほぼ均一な視野角特性を有することとなる。即ち、各副画素2R,2G,2B間における色ずれや、輝度のばらつきが解消される。
なお、各発光光LR,LG,LBに対する絶縁膜13の最適な反射面角度(θ)は反射する発光光の波長の他に各発光素子10を構成する第1電極12や発光層14Cを含む有機層14の膜厚、各層を構成する材料によって最適な角度は変化する。このため、各発光素子10R,10G,10Bにおける反射面角度(θ)は、例えば、発光強度が強い角度をφとした下記式(1)を用いておおよその値(θ)を算出してサンプルを形成したのち、各絶縁膜13の反射面角度(θ)を更に調整することによって、より視野角による色ずれを低減することが可能となる。

(数式)θ=90−φ/2(°)・・・・・・(1)
本実施の形態のように各副画素2R,2G,2Bごとに異なる反射面角度(θ)を有する絶縁膜13は、詳細は後述するが、例えば感光性樹脂を用い、フォトリソグラフィによって形成することができる。具体的には、例えば光透過率が段階的に異なるフォトマスクや対応する側壁角度に調整した加工用のフォトレジストパターンを用い、一般的なドライエッチングと組み合わせることによって任意の反射面を形成することができる。
なお、本実施の形態では絶縁膜13の反射面を赤画素2R,緑画素2Gおよび青画素2Bごとにそれぞれ最適な角度に調整したが、いずれか2つの副画素を同じ反射角度として絶縁膜13の反射面角度(θ)を設計してもよい。具体的には、例えば図5に示した表示装置1Bのように、赤画素3Rおよび青画素3Bを同じ反射面角度(θ)とし、赤画素3Rおよび青画素3Bと緑画素3Gとの間で絶縁膜13の反射面角度(θ)を設計し、各発光光の射出方向を調整しても構わない。各画素3R,3G,3Bごとに反射角度を設定したほうがより高い色再現性が得られるが、色再現性は3つの副画素のうちいずれか2つの副画素の反射面角度(θ)を同角度として調整しても十分改善される。また、絶縁膜13の反射面の角度形成をより簡略化することが可能となる。
更に、図2では絶縁膜13の上面を駆動基板11に対して水平な状態で記載したが、これに限らず、凹凸あるいは曲面を有していても構わない。更にまた、絶縁膜13の厚みは第1電極12の厚みよりも厚ければよく、好ましくは、発光層14Cから射出される発光光の平面方向の光を、例えば上面方向へ反射可能な膜厚であればよい。具体的には第1電極12の上面から絶縁膜13の上面までの距離が1μm以上であればよい。なお、上限は特に問わないが、例えば画素サイズ以下とすることが好ましい。
(1−2.表示装置の全体構成)
図6は、表示装置1Aの構成を表したものである。この表示装置1Aは、上述したように発光素子10R,10G,10Bとして有機EL素子を備えたカメラのファインダー等の中小型の表示装置として用いられるものであり、例えば、表示領域110の周辺に、映像表示用のドライバである信号線駆動回路120および走査線駆動回路130を有している。
表示領域110内には画素駆動回路140が設けられている。図7は、画素駆動回路140の一例を表したものである。画素駆動回路140は、後述する第1電極12の下層に形成されたアクティブ型の駆動回路である。即ち、この画素駆動回路140は、駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2と、これらトランジスタTr1,Tr2の間のキャパシタ(保持容量)Csと、第1の電源ライン(Vcc)および第2の電源ライン(GND)の間において駆動トランジスタTr1に直列に接続された発光素子10R(または10G,10B)とを有する。駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2は、一般的な薄膜トランジスタにより構成され、その構成は例えば逆スタガ構造(いわゆるボトムゲート型)でもよいしスタガ構造(トップゲート型)でもよく特に限定されない。
画素駆動回路140において、列方向には信号線120Aが複数配置され、行方向には走査線130Aが複数配置されている。各信号線120Aと各走査線130Aとの交差点が、発光素子10R,10G,10Bのいずれか一つ(副画素)に対応している。各信号線120Aは、信号線駆動回路120に接続され、この信号線駆動回路120から信号線120Aを介して書き込みトランジスタTr2のソース電極に画像信号が供給されるようになっている。各走査線130Aは走査線駆動回路130に接続され、この走査線駆動回路130から走査線130Aを介して書き込みトランジスタTr2のゲート電極に走査信号が順次供給されるようになっている。
発光素子10R,10G,10Bは、図2に示したように、それぞれ、上述した画素駆動回路140の駆動トランジスタTr1、平坦化絶縁膜(図示せず)が設けられた駆動基板11の側から、陽極としての第1電極12、絶縁膜13、発光層14Cを含む有機層14、および陰極としての第2電極15がこの順に積層されている。駆動トランジスタTr1は、平坦化絶縁膜に設けられた接続孔(図示せず)を介して第1電極12に電気的に接続されている。
このような発光素子10R,10G,10Bは、保護層16により被覆され、更にこの保護層16上に接着層17を介して、封止基板19が全面にわたって貼り合わされている。なお、封止基板19にはカラーフィルタ18Aおよびブラックマトリクス18Bを有し、カラーフィルタ18Aは、発光素子10R,10G,10B上に対応する色のカラーフィルタ(赤色フィルタ18AR,緑色フィルタ18AG,青色フィルタ18AB)がそれぞれ配置されている。保護層16は、窒化ケイ素(SiNx),酸化ケイ素または金属酸化物等により構成されている。接着層17は、例えば熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂により構成されている。
第1電極12は、反射層としての機能も兼ねており、できるだけ高い反射率を有するようにすることが発光効率を高める上で望ましい。特に、第1電極12が陽極として使われる場合には、第1電極12は正孔注入性の高い材料により構成されていることが望ましい。このような第1電極12としては、例えば、積層方向の厚み(以下、単に厚みと言う)が100nm以上1000nm以下であり、クロム(Cr),金(Au),白金(Pt),ニッケル(Ni),銅(Cu),タングステン(W)あるいは銀(Ag)等の金属元素の単体または合金が挙げられる。第1電極12の表面には、インジウムとスズの酸化物(ITO)等の透明導電膜が設けられていてもよい。なお、アルミニウム(Al)合金のように、反射率が高くても、表面の酸化皮膜の存在や、仕事関数が大きくないことによる正孔注入障壁が問題となる材料においても、適切な正孔注入層を設けることによって第1電極12として使用することが可能である。
絶縁膜13は、第1電極12と第2電極15との絶縁性を確保すると共に発光領域を所望の形状に区画するためのものであり、例えば感光性樹脂により構成されている。絶縁膜13は第1電極12の周囲に設けられており、第1電極12のうち絶縁膜13から露出した領域、即ち絶縁膜13の開口部13Aが発光領域となっている。本実施の形態では、上述したように、絶縁膜13の側面はそれぞれ赤画素2R,緑画素2Gおよび青画素2Bごとに設定された傾斜角、即ち反射面角度(θ)を有している。なお、有機層14および第2電極15は、絶縁膜13の上にも設けられているが、発光が生じるのは発光領域だけである。
有機層14は、例えば、第1電極12の側から順に、正孔注入層14A,正孔輸送層14B,発光層14C,電子輸送層14Dおよび電子注入層14Eを積層した構成を有する。これらのうち発光層14C以外の層は必要に応じて設ければよい。有機層14は、発光素子10R,10G,10Bの発光色によってそれぞれ構成が異なっていてもよい。正孔注入層14Aは、正孔注入効率を高めるためのものであると共に、リークを防止するためのバッファ層である。正孔輸送層14Bは、発光層14Cへの正孔輸送効率を高めるためのものである。発光層14Cは、電界をかけることにより電子と正孔との再結合が起こり、光を発生するものである。電子輸送層14Dは、発光層14Cへの電子輸送効率を高めるためのものである。電子注入層14Eは、電子注入効率を高めるためのものである。
発光素子10Rの正孔注入層14Aは、例えば、厚みが5nm以上300nm以下であり、例えばヘキサアザトリフェニレン誘導体により構成されている。発光素子10Rの正孔輸送層14Bは、例えば、厚みが5nm以上300nm以下であり、ビス[(N−ナフチル)−N−フェニル]ベンジジン(α−NPD)により構成されている。発光素子10Rの発光層14Cは、例えば、厚みが10nm以上100nm以下であり、8−キノリノールアルミニウム錯体(Alq3)に2,6−ビス[4−[N−(4−メトキシフェニル)−N−フェニル]アミノスチリル]ナフタレン−1,5−ジカルボニトリル(BSN−BCN)を40体積%混合したものにより構成されている。発光素子10Rの電子輸送層14Dは、例えば、厚みが5nm以上300nm以下であり、Alq3 により構成されている。発光素子10Rの電子注入層14Eは、例えば、厚みが0.3nm程度であり、LiF,Li2O等により構成されている。
第2電極15は、例えば、厚みが10nm程度であり、アルミニウム(Al),マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca)またはナトリウム(Na)の合金により構成されている。中でも、マグネシウムと銀との合金(Mg−Ag合金)は、薄膜での導電性と吸収の小ささとを兼ね備えているので好ましい。Mg−Ag合金におけるマグネシウムと銀との比率は特に限定されないが、膜厚比でMg:Ag=20:1〜1:1の範囲であることが望ましい。また、第2電極15の材料は、アルミニウム(Al)とリチウム(Li)との合金(Al−Li合金)でもよい。
第2電極15は、また、半透過性反射層としての機能を兼ねていてもよい。第2電極15が半透過性反射層としての機能を備えている場合には、発光素子10Rは共振器構造MC1を有し、この共振器構造MC1により発光層14Cで発生した光を第1電極12と第2電極15との間で共振させるようになっている。この共振器構造MC1は、第1電極12と有機層14との界面を反射面P1、中間層18と電子注入層14Eとの界面を半透過反射面P2とし、有機層14を共振部として、発光層14Cで発生した光を共振させて半透過反射面P2の側から取り出すものである。このように共振器構造MC1を有するようにすれば、発光層14Cで発生した光が多重干渉を起こし、半透過反射面P2の側から取り出される光のスペクトルの半値幅が減少し、ピーク強度を高めることができる。即ち、正面方向における光放射強度を高め、発光の色純度を向上させることができる。また、封止基板19側から入射した外光についても多重干渉により減衰させることができ、カラーフィルタ23との組合せにより発光素子10R,10G,10Bおける外光の反射率を極めて小さくすることができる。
(1−3.製造方法)
次に、表示装置1Aの製造方法を図8A〜図8Cおよび図9を用いて説明する。
まず、上述した材料よりなる駆動基板11に第1電極12および駆動トランジスタTr1を含む画素駆動回路140を形成したのち、全面に感光性樹脂を塗布することにより平坦化絶縁膜を形成する。露光および現像により平坦化絶縁膜を所定の形状にパターニングすると共に接続孔を形成し、焼成する。
次いで、図8Aに示したように、例えばスパッタ法により、上述した材料よりなる第1電極12を形成し、ウェットエッチングにより第1電極12を選択的に除去して発光素子10R,10G,10Bごとに分離したのち、駆動基板11の全面にわたり絶縁膜13となる感光性樹脂を塗布する。
続いて、例えばフォトリソグラフィ法により発光領域に対応して開口部を設け、焼成することにより、絶縁膜13を形成する。具体的には、図8Bに示したように、感光性樹脂上に各画素2R,2G,2Bごとに光透過率が異なるフォトマスク21Aを形成したのち露光し、それぞれ固有の傾斜角を有するフォトレジストパターン22を形成する。なお、このフォトマスク21Aは例えばガラス基板21aの下面に遮光性のレジスト膜21bを塗布し、所定の位置にスリットを形成したものである。次に、このフォトレジストパターン22をマスクとしてドライエッチングを行い、図8Cに示したような反射面角度(θ)がそれぞれ異なる絶縁膜13を形成する。
なお、ここでは各画素2R,2G,2Bに対応する位置に所定のスリットが形成されたフォトマスク21Aを用いたがこれに限らず、例えば図9に示したように所定の光透過率が得られるように傾斜角が形成されたフォトマスク21Bを用いて絶縁膜13の加工を行ってもよい。
続いて、例えば蒸着法により、上述した厚みおよび材料よりなる有機層14の正孔注入層14A,正孔輸送層14B,発光層14Cおよび電子輸送層14Dを形成する。次に、例えば蒸着法により、上述した厚みおよび材料よりなる第2電極15を成膜する。これにより、図2および図5に示したような発光素子10R,10G,10Bが形成される。
続いて、例えばCVD法またはスパッタ法により、発光素子10R,10G,10Bの上に上述した材料よりなる保護層16を形成する。次に、保護層16の上に、接着層17を形成し、この接着層17を間にしてカラーフィルタ18Aおよびブラックマトリクス18Bを備えた封止基板19を貼り合わせる。以上により、図2および図5に示した表示装置1A,1Bが完成する。
この表示装置1Aでは、各画素2に対して走査線駆動回路130から書き込みトランジスタTr2のゲート電極を介して走査信号が供給されると共に、信号線駆動回路120から画像信号が書き込みトランジスタTr2を介して保持容量Csに保持される。即ち、この保持容量Csに保持された信号に応じて駆動トランジスタTr1がオンオフ制御され、これにより、発光素子10R,10G,10Bに駆動電流Idが注入されることにより、正孔と電子とが再結合して発光が起こる。この光は、例えば、第1電極12と第2電極15との間で多重反射し、または、第1電極12における反射光と発光層14Cで発生した光とが干渉により強め合い、第2電極15,カラーフィルタ23および封止基板19を透過して取り出される。
(1−4.作用・効果)
本実施の形態では、各副画素2R,2G,2Bを分離する絶縁膜13の側面を発光層14Cから射出される光の反射面とし、その反射面の角度(反射面角度(θ))を各副画素2R,2G,2Bごとに設定するようにした。各副画素2R,2G,2Bごとに異なる反射面角度(θ)を有する絶縁膜13は、各画素2R,2G,2Bに対応する位置に所定の光透過率を有するフォトマスクを用いたフォトリソグラフィを行うことによって形成が可能となる。これにより、各発光素子10R,10G,10Bの発光光のうち、特に波長ごとに射出方向の異なる発光強度の高い発光光を任意の方向に反射させることが可能となる。具体的には、各副画素2R,2G,2B間において発光強度の高い発光光が略同一方向に反射されるようになる。
以上のことから、本実施の形態における表示装置1Aおよびその製造方法では、各副画素2R,2G,2Bをそれぞれ区画すると共に、発光層14Cからの発光光の反射面となる絶縁膜13の傾斜面(側面)を所定の光透過率を有するフォトマスクを用いたフォトリソグラフィによって形成するようにした。これにより、各画素2R,2G,2Bごとに異なる反射角を有する傾斜面を容易に形成することができる。即ち、各副画素2R,2G,2Bの各絶縁膜13の傾斜面を、各発光素子10R,10G,10Bの発光光LR,LG,LBに適した角度、具体的には波長ごとに異なる高い発光強度を有する発光光の反射方向を各副画素2R,2G,2B間において略同一方向に反射することが可能な角度(反射面角度(θ))に作り分けることが可能となる。よって、各副画素2R,2G,2Bにおける色ずれの発生が抑制され、色再現度が向上する。
また、発光強度の高い発光光を効率よく利用することが可能となるため、各副画素2R,2G,2Bの輝度のばらつきが抑制されると共に、輝度が向上する。更に、発光効率が向上するため低消費電力な表示装置を提供することが可能となる。
<4.変形例>
次に、上記実施の形態に係る変形例について説明する。以下では、上記実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
(変形例1)
図10Aは変形例1に係る表示装置1Cを構成する画素4(副画素4R,4G,4B)の断面構成を、図10Bは各副画素4R,4G,4Bの発光領域、即ち開口部13AR,13AG,13ABの開口の大きさを模式的に表したものである。この表示装置1Cは発光素子10R,10G,10Bの発光領域、即ち各画素4R,4G,4Bの開口部13AR,13AG,13ABの開口率がそれぞれ異なる以外は、上記表示装置1A,1Bと同様の構成を有する。
各画素4R,4G,4Bの出力は一般的に青画素4Bが高く、赤画素4Rは低い。これは各発光素子10R,10G,10Bのそれぞれの発光層14CR,14CG,14CBを構成する材料の特性による。このように画素4R,4G,4Bごとに出力の異なる表示装置では視野角によって色再現性のばらつき、所謂色つきが発生する虞がある。
これに対して、本変形例では絶縁膜13の開口部13AR,13AG,13ABの開口率を画素ごとに調整、具体的には、例えば緑画素4Gの開口部13AGを基準に、赤画素4Rにおける絶縁膜13の開口部13ARを大きく、青画素4Bにおける絶縁膜13の開口部13ABを小さくした。即ち、図10Bに示したように赤画素4R,緑画素4Gおよび青画素4Bの順に開口率を減少(発光領域を狭く)させるようにした。このようにして各画素4R,4G,4Bにおける輝度を揃えることにより、RGBの発光レベルが揃い、視野角による色つきが抑制される。
(変形例2)
図11は上記表示装置1A〜1Cを構成する画素2〜4の画素形状の他の例を模式的に表したものである。上記実施の形態および変形例1では画素2の形状、即ち発光領域を円形として説明したがこれに限らない。例えば図11(A)に示したように楕円形状、または図11(B),(C)に示したような矩形形状あるいは図11(D)に示したような略矩形形状としてもよい。上記実施の形態のような円形状では各画素をドット上に配置したが、図11(C)のように画素2を縦長の矩形とした場合には、例えば図12に示したように格子状(マトリクス状)に配置される。
(変形例3)
なお、上記表示装置1A〜1Cを構成する絶縁膜13は、反射面角度(θ)を副画素2R,2G,2Bごとに設計する他に、絶縁膜の構成材料を変える、例えば屈折率の異なる材料を用いて絶縁膜を形成することによって各発光層14CR,14CG,14CBからの発光光の射出方向を調整してもよい。
屈折率の異なる材料としては、以下の材料が挙げられる。高い屈折率を有する材料としては、例えば、窒化ケイ素(Si34),酸化アルミニウム(Al23),酸化クロム(Cr23),酸化ガリウム(Ga23),酸化ハフニウム(HfO2),酸化ニッケル(NiO),酸化マグネシウム(MgO),酸化インジウム錫(ITO),酸化ランタン(La23),酸化ニオブ(Nb25),酸化タンタル(Ta25),酸化イットリウム(Y23),酸化タングステン(WO3),一酸化チタン(TiO),二酸化チタン(TiO2 ),酸化ジルコニウム(ZrO2)が挙げられる。低い屈折率を有する材料としては、例えば、酸化ケイ素(SiO2),フッ化アルミニウム(AlF3),フッ化カルシウム(CaF2),フッ化セリウム(CeF3),フッ化ランタン(LaF3),フッ化リチウム(LiF),フッ化マグネシウム(MgF2),フッ化ネオジウム(NdF3),フッ化ナトリウム(NaF)が挙げられる。
具体的な組み合わせとしては、例えば、窒化ケイ素(Si34)と酸化ケイ素(SiO2)である。
<3.実施例>
以下、本開示の表示装置に係る実施例について説明する。
(実施例1)
本実施例では、標準サンプルとして上記実施の形態において説明した画素構成にて表示装置1Aを作成した。具体的には、発光素子10R,10G,10Bは、発光層14Cを含む各層の膜厚を各副画素2R,2G,2Bにおいて共通とした。この条件で、各画素2R,2G,2B間において絶縁膜13の反射面角度(θ)が共通のサンプル1(比較例)と、絶縁膜13の反射面角度(θ)を各副画素2R,2G,2Bごとに調整、具体的には、緑画素2Gにおける絶縁膜13の反射面角度(θ)を70°とし、赤画素2Rおよび青画素2Bの反射面角度(θ)を80°としたサンプル2(実施例)とを作成した。このサンプル1およびサンプル2はそれぞれ各視野角における輝度を測定した。
図13A,図13Bはそれぞれサンプル1,2における視野角と輝度(強度)との関係を表した特性図である。図13Aでは緑色発光光と赤色および青色発光光とのばらつきが大きいのに対し、図13Bでは各画素2R,2G,2Bにおける各視野角における輝度の値はほぼ一定となっていることがわかる。また図13Aと比較して視野角0°における輝度が大幅に向上したことがわかる。
(実施例2)
本実施例では、第1電極12の厚みを発光素子ごとに変えた点が上記実施例と異なる。図14Aは比較例としてのサンプル3の視野角と輝度との関係を表した特性図であり、図14Bは実施例としてのサンプル4の視野角と輝度との関係を表した特性図である。なお、サンプル4の各画素2R,2G,2Bにおける絶縁膜13の反射面角度(θ)はそれぞれ80°,70°,70°とした。
図14Aから第1電極12の膜厚を各画素2R,2G,2Bごとに調整することによって輝度の向上が得られたが、各画素2R,2G,2B間での視野角における輝度のばらつきが顕著となった。これに対して、図14Bでは上記実施例1のサンプル2と同様に副画素2R,2G,2Bの各視野角における輝度がほぼ一致していることがわかる。
(実施例3)
本実施例では、発光層14Cの膜厚を変えた点が上記実施例と異なる。図15Aは比較例としてのサンプル5の視野角と輝度との関係を表した特性図であり、図15Bは実施例としてのサンプル6の視野角と輝度との関係を表した特性図である。なお、サンプル6の各画素2R,2G,2Bにおける絶縁膜13の反射面角度(θ)はそれぞれ70°,70°,80°とした。
図15Aから有機層14の膜厚を各画素2R,2G,2Bごとに調整することによってサンプル1と比較して輝度の向上が得られたが、サンプル3と同様に各画素2R,2G,2B間での視野角における輝度のばらつきが顕著となった。これに対して、図14Bでは上記実施例1のサンプル2,4と同様に画素2R,2G,2Bの各視野角における輝度がほぼ一致していることがわかる。
以上実施例2,3から、発光素子10R,10G,10Bの第1電極12等の厚みを副画素ごとに変えたとしても視野角による色ずれを低減することが可能であることがわかる。
(実施例4)
本実施例(サンプル7)では、サンプル6の発光領域の大きさを画素ごとに調整した。具体的には、サンプル6の赤画素2Rの発光領域を3%大きく、青画素2Bの発光領域を3%小さくした。図16はサンプル7の視野角と輝度との関係を表した特性図である。
図16からわかるように、各画素2R,2G,2Bごとに絶縁膜13の反射面角度(θ)を調整することに加えて、発光領域も調整することによって、より各画素2R,2G,2Bの視野角による色ずれを低減し、最適化させることがわかる。
<4.適用例>
上記実施の形態および変形例1〜3において説明した画素2〜4を備えた表示装置1A〜1Cは、特に、カメラのファインダーやヘッドマウントディスプレイの表示装置に用いることが好ましいが、例えば次に示したような、画像(あるいは映像)表示を行う、あらゆる分野の電子機器に搭載することもできる。
図17A、図17Bは、スマートフォンの外観を表している。このスマートフォンは、例えば、表示部610(表示装置1A)および非表示部(筐体)620と、操作部630とを備えている。操作部630は、非表示部620の前面に設けられていてもよいし、上面に設けられていてもよい。
図18はテレビジョン装置の外観構成を表している。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル210およびフィルターガラス220を含む映像表示画面部200(表示装置1A)を備えている。
図19A、19Bは、デジタルスチルカメラの外観構成を表しており、それぞれ前面および後面を示している。このデジタルスチルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部310と、表示部320(表示装置1A)と、メニュースイッチ330と、シャッターボタン340とを備えている。
図20は、ノート型のパーソナルコンピュータの外観構成を表している。このパーソナルコンピュータは、例えば、本体410と、文字等の入力操作用のキーボード420と、画像を表示する表示部430(表示装置1A)とを備えている。
図21は、ビデオカメラの外観構成を表している。このビデオカメラは、例えば、本体部510と、その本体部510の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ520と、撮影時のスタート/ストップスイッチ530と、表示部540(表示装置1A)とを備えている。
図22A,22Bは、携帯電話機の外観構成を表している。図22Aは、それぞれ携帯電話機を閉じた状態の正面、左側面、右側面、上面および下面を示している。図22Bは、それぞれ携帯電話機を開いた状態の正面および側面を示している。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とが連結部(ヒンジ部)730により連結されたものであり、ディスプレイ740(表示装置1A〜1C)と、サブディスプレイ750と、ピクチャーライト760と、カメラ770とを備えている。
以上、実施の形態および変形例1〜3を挙げて本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態等において説明した各層の材料および厚み、または成膜方法および成膜条件等は限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の成膜方法および成膜条件としてもよい。
更に、上記実施の形態等において説明した各層は必ずしも全て設ける必要はなく、適宜省略してもよい。また、上記実施の形態等において説明した層以外の層を追加しても構わない。例えば、青色発光素子10Bの電子輸送層14Dと青色発光層14CBとの間に、特開2011−233855号公報に記載の共通正孔輸送層のように正孔輸送能を有する材料を用いた層を1層あるいは複数層追加してもよい。このような層を追加することにより、青色発光素子10Bの発光効率および寿命特性が向上する。
更にまた、上記実施の形態等では画素を構成する副画素を赤画素、緑画素、青画素の3種類の場合を例に説明したが、これら3種の副画素に加えて、白画素、あるいは黄画素を追加しても構わない。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)互いに異なる発光光を発する複数の画素と、前記複数の画素間に設けられると共に、前記発光光に対する反射面を有する絶縁膜とを備え、前記絶縁膜の反射面の角度は前記画素ごとに設定されている表示装置。
(2)赤画素、緑画素および青画素を有し、前記反射面角度(θ)は互いに異なる、前記(1)に記載の表示装置。
(3)赤画素、緑画素または青画素からなる第1画素と、前記第1画素とは異なる色の第2画素とを有し、前記第1画素の前記反射面角度(θ)は前記第2画素とは異なる、前記(1)または(2)に記載の表示装置。
(4)前記反射面角度(θ)は前記発光光のうち発光強度が強い角度(φ)を用いて決定される、前記(1)乃至(3)に記載の表示装置。
(5)前記複数の画素はそれぞれ開口率が異なる、前記(1)乃至(4)に記載の表示装置。
(6)前記絶縁膜の反射面は前記複数の画素ごとに屈折率が異なる、前記(1)乃至(5)に記載の表示装置。
(7)互いに異なる発光光を発する複数の画素を配置することと、前記複数の画素間に、前記発光光に対する反射面を有すると共に、前記反射面の角度が前記画素ごとに設定された絶縁膜を形成することとを含む表示装置の製造方法。
(8)前記絶縁膜の前記反射面の角度は光透過率が段階的に異なるフォトマスクを用いたフォトリソグラフィを用いて調整する、前記(7)に記載の表示装置の製造方法。
(9)表示装置を備え、前記表示装置は、互いに異なる発光光を発する複数の画素と、前記複数の画素間に設けられると共に、前記発光光に対する反射面を有する絶縁膜とを備え、前記絶縁膜の反射面の角度は前記画素ごとに設定されている電子機器。
本出願は、日本国特許庁において2013年3月21日に出願された日本特許出願番号2013−58492号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願の全ての内容を参照によって本出願に援用する。
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

Claims (11)

  1. 互いに異なる発光光を発する複数の画素と、
    前記複数の画素間に設けられると共に、前記発光光に対する反射面を有する絶縁膜とを備え、
    前記絶縁膜の反射面の角度(θ)前記画素ごとに設定されると共に、前記発光光のうち発光強度が強い角度(φ)を用いて決定される
    表示装置。
  2. 赤画素、緑画素および青画素を有し、前記反射面の角度(θ)は互いに異なる、請求項1に記載の表示装置。
  3. 赤画素、緑画素または青画素からなる第1画素と、前記第1画素とは異なる色の第2画素とを有し、前記第1画素の前記反射面の角度(θ)は前記第2画素とは異なる、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記複数の画素はそれぞれ開口率が異なる、請求項1乃至3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記絶縁膜の反射面は前記複数の画素ごとに屈折率が異なる、請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 互いに異なる発光光を発する複数の画素と、
    前記複数の画素間に設けられると共に、前記発光光に対する反射面を有する絶縁膜とを備え、
    前記絶縁膜の反射面の角度(θ)は前記画素ごとに設定され、
    前記絶縁膜の反射面は前記複数の画素ごとに屈折率が異なる
    表示装置。
  7. 互いに異なる発光光を発する複数の画素を配置することと、
    前記複数の画素間に、前記発光光に対する反射面を有、前記反射面の角度(θ)が前記画素ごとに設定されると共に、前記発光光のうち発光強度が強い角度(φ)を用いて決定される絶縁膜を形成することと
    を含む表示装置の製造方法。
  8. 前記絶縁膜の前記反射面の角度は光透過率が段階的に異なるフォトマスクを用いたフォトリソグラフィを用いて調整する、請求項7に記載の表示装置の製造方法。
  9. 互いに異なる発光光を発する複数の画素を配置することと、
    前記複数の画素間に、前記発光光に対する反射面を有し、前記反射面の角度(θ)が前記画素ごとに設定されると共に、前記反射面の屈折率が前記複数の画素ごとに異なる絶縁膜を形成することと
    を含む表示装置の製造方法。
  10. 表示装置を備え、
    前記表示装置は、
    互いに異なる発光光を発する複数の画素と、
    前記複数の画素間に設けられると共に、前記発光光に対する反射面を有する絶縁膜とを備え、
    前記絶縁膜の反射面の角度(θ)前記画素ごとに設定されると共に、前記発光光のうち発光強度が強い角度(φ)を用いて決定される
    電子機器。
  11. 表示装置を備え、
    前記表示装置は、
    互いに異なる発光光を発する複数の画素と、
    前記複数の画素間に設けられると共に、前記発光光に対する反射面を有する絶縁膜とを備え、
    前記絶縁膜の反射面の角度(θ)は前記画素ごとに設定され、
    前記絶縁膜の反射面は前記複数の画素ごとに屈折率が異なる
    電子機器。
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