JP2009259416A - 表示素子およびその製造方法、ならびに表示装置 - Google Patents

表示素子およびその製造方法、ならびに表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009259416A
JP2009259416A JP2008103823A JP2008103823A JP2009259416A JP 2009259416 A JP2009259416 A JP 2009259416A JP 2008103823 A JP2008103823 A JP 2008103823A JP 2008103823 A JP2008103823 A JP 2008103823A JP 2009259416 A JP2009259416 A JP 2009259416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
hole injection
layer
injection layer
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008103823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4655102B2 (ja
Inventor
Takayuki Taneda
貴之 種田
Katsuhide Uchino
勝秀 内野
Tetsuo Yamamoto
哲郎 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2008103823A priority Critical patent/JP4655102B2/ja
Priority to TW098108501A priority patent/TW201002143A/zh
Priority to US12/421,221 priority patent/US20090256168A1/en
Priority to CN2009101320383A priority patent/CN101556989B/zh
Publication of JP2009259416A publication Critical patent/JP2009259416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4655102B2 publication Critical patent/JP4655102B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays
    • H10K59/122Pixel-defining structures or layers, e.g. banks
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays
    • H10K59/131Interconnections, e.g. wiring lines or terminals
    • H10K59/1315Interconnections, e.g. wiring lines or terminals comprising structures specially adapted for lowering the resistance
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K85/00Organic materials used in the body or electrodes of devices covered by this subclass
    • H10K85/60Organic compounds having low molecular weight
    • H10K85/631Amine compounds having at least two aryl rest on at least one amine-nitrogen atom, e.g. triphenylamine

Abstract

【課題】V−I特性が理想的な状態から外れることを防止することの可能な表示素子を提供する。
【解決手段】第1電極13と第2電極17との間に有機層16が形成されている。第1電極13の周囲には、第1電極13に対して絶縁性を保って補助配線14が形成されており、第1電極13を露出させる第1開口15Aと補助配線14を露出させる第2開口15Bとを有する分離絶縁部15が形成されている。有機層16は、少なくとも第1電極13のうち第1開口15A内の露出面を覆っており、第2電極17は、少なくとも有機層16を覆うと共に補助配線14のうち第2開口15B内の露出面を覆っている。そして、正孔注入層16Aの端縁16A−1が有機層16全体の端縁16−1よりも内側に設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、有機発光素子のような自発光型の表示素子およびその製造方法、ならびにその表示素子を備えた表示装置に関する。
近年、液晶ディスプレイに代わる表示装置として、有機発光素子を用いた有機ELディスプレイが実用化されている。有機ELディスプレイは、自発光型であるので、液晶などに比較して視野角が広く、また、高精細度の高速ビデオ信号に対しても十分な応答性を有するものと考えられている。
有機ELディスプレイは、例えば以下のようにして製造することが可能である。まず、図18(A)に示したように、基板11の上に、画素ごとに駆動トランジスタTr1が配置された画素駆動回路(図示せず)を形成したのち、全面に感光性樹脂を塗布することにより平坦化絶縁膜12を形成し、露光および現像により平坦化絶縁膜12を所定の形状にパターニングすると共に、駆動トランジスタTr1上に接続孔12Aを形成し、焼成する。
次に、図18(B)に示したように、例えばスパッタ法により、表面全面に渡って導電層(図示せず)を形成したのち、ウェットエッチングにより導電層を選択的に除去して、接続孔112Aを介して駆動トランジスタTr1に接続された第1電極113をサブピクセル領域110A(有機発光素子を形成する領域)ごとに形成すると共に、サブピクセル領域110Aの外縁に補助電極114を形成する。
次に、図19(A)に示したように、表面全面に渡って感光性樹脂(図示せず)を塗布し、露光および現像により第1電極113に対応して開口部115Aを設けると共に、補助電極114に対応して開口部115Bを設け、焼成することにより、分離絶縁膜115を形成する。
次に、図19(B)に示したように、開口部115Aに対応して開口部を有するマスク(図示せず)を表面に近接して配置したのち、例えば蒸着法により、第1電極113のうち開口部115A内部に露出している表面上に、正孔注入層116A、正孔輸送層116B、発光層116Cおよび電子輸送層116Dを順次成膜し、有機層116を形成する。
次に、図20(A)に示したように、例えば蒸着法により、表面全面に渡って第2電極117を形成する。これにより、第2電極117が、開口部115Bを介して補助電極114に接続される。なお、補助電極114は、第2電極117を低抵抗化するために設けられたものである。
次に、図20(B)に示したように、第2電極117の上に保護膜118、接着層119を順次形成したのち、表面上にカラーフィルタ121の形成された封止用基板120を、カラーフィルタ121側を接着層119側に向けて貼り合わせる。このようにして、有機ELディスプレイが形成される。
このようにして形成された有機発光素子を画素ごとに備えた有機ELディスプレイでは、各画素に対して駆動トランジスタTr1がオンオフ制御され、各画素の有機発光素子に駆動電流が注入されることにより、正孔と電子とが再結合して発光が起こる。この光は、第1電極113と第2電極117との間で多重反射し、第2電極117、保護膜118、接着層119、カラーフィルタ121および封止用基板120を透過して取り出される。
なお、有機発光素子の構成は、例えば、特許文献1などに開示されている。
特開2007−234581号公報
ところで、上述した有機発光素子では、有機発光素子のV−I特性が理想的な状態から外れることが多く、その結果、画素の駆動が正常に行われなくなり、有機発光素子の経時劣化や、駆動トランジスタの特性ばらつきを抑制することが困難となってしまうという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、V−I特性が理想的な状態から外れることを防止することの可能な表示素子およびその製造方法、ならびにその表示素子を備えた表示装置を提供することにある。
本発明の第1の表示素子は、第1電極と第2電極との間に有機層を備えたものである。第1電極の周囲には、第1電極に対して絶縁性を保って補助配線が形成されており、さらに、第1電極を露出させる第1開口と補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部が形成されている。有機層は、少なくとも第1電極のうち第1開口内の露出面を覆っており、第2電極は、少なくとも有機層を覆うと共に補助配線のうち第2開口内の露出面を覆っている。そして、正孔注入層の端縁が有機層の端縁よりも内側に設けられている。
本発明の第1の表示装置は、上記第1の表示素子と、上記第1の表示素子を駆動する駆動回路とを備えたものである。
本発明の第1の表示素子および第1の表示装置では、正孔注入層の端縁が有機層の端縁よりも内側に設けられている。これにより、正孔注入層と第2電極との間に、有機層のうち正孔注入層以外の層が介在し、正孔注入層が第2電極と接していない。
本発明の第2の表示素子は、第1電極と第2電極との間に有機層を備えたものである。第1電極の周囲には、第1電極に対して絶縁性を保って補助配線が形成されており、さらに、第1電極を露出させる第1開口と補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部が形成されている。有機層は、少なくとも第1電極のうち第1開口内の露出面を覆っており、第2電極は、少なくとも有機層を覆うと共に補助配線のうち第2開口内の露出面を覆っている。そして、正孔注入層の端縁は、前記正孔注入層の中央部分よりも高抵抗となっている。
本発明の第2の表示装置は、上記第2の表示素子と、上記第2の表示素子を駆動する駆動回路とを備えたものである。
本発明の第2の表示素子および第2の表示装置では、正孔注入層の端縁は、正孔注入層の中央部分よりも高抵抗となっている。これにより、正孔注入層の中央部分と第2電極との間に高抵抗な部分(正孔注入層の端縁)が介在し、低抵抗な部分(正孔注入層の中央部分)が第2電極と接していない。
本発明の第1の表示素子の製造方法は、以下の(A1)〜(A4)の各工程を含むものである。
(A1)基板上に、第1電極を形成すると共に、第1電極の周縁に第1電極に対して絶縁性を保って補助配線を形成する工程
(A2)第1電極を露出させる第1開口と補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部を形成する工程
(A3)少なくとも第1電極のうち第1開口内の露出面を覆う正孔注入層を形成したのち、正孔注入層の導電性よりも低い導電性を有すると共に発光層を含む有機層を、正孔注入層を覆うように形成する工程
(A4)少なくとも有機層を覆うと共に補助配線のうち第2開口内の露出面を覆う第2電極を形成する工程
本発明の第1の表示素子の製造方法では、正孔注入層の導電性よりも低い導電性を有すると共に発光層を含む有機層が正孔注入層を覆うように形成される。これにより、正孔注入層の端縁が有機層の端縁よりも内側に入り込むので、正孔注入層と第2電極との間に、有機層が介在し、正孔注入層が第2電極と接していない。
本発明の第2の表示素子の製造方法は、以下の(B1)〜(B5)の各工程を含むものである。
(B1)基板上に、第1電極を形成すると共に、第1電極の周縁に第1電極に対して絶縁性を保って補助配線を形成する工程
(B2)第1電極を露出させる第1開口と補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部を形成する工程
(B3)少なくとも第1電極のうち第1開口内の露出面を覆う正孔注入層を形成すると共に、正孔注入層の端縁を正孔注入層の中央部分よりも高抵抗化する工程
(B4)正孔注入層の導電性よりも低い導電性を有すると共に発光層を含む有機層を、正孔注入層上に形成する工程と
(B5)少なくとも有機層を覆うと共に補助配線のうち第2開口内の露出面を覆う第2電極を形成する工程
本発明の第2の表示素子の製造方法では、正孔注入層の端縁が正孔注入層の中央部分よりも高抵抗化される。これにより、正孔注入層の中央部分と第2電極との間に高抵抗な部分(正孔注入層の端縁)が介在し、低抵抗な部分(正孔注入層の中央部分)が第2電極と接していない。
本発明の第1の表示素子および第1の表示装置によれば、正孔注入層と第2電極との間に、有機層のうち正孔注入層以外の層を介在させ、正孔注入層が第2電極と接しないようにしたので、発光層を介さずに第1電極と第2電極との間を流れる電流(リーク電流)を小さくすることができる。これにより、V−I特性が理想的な状態から外れることを防止することができる。
本発明の第1の表示素子の製造方法によれば、正孔注入層と第2電極との間に、有機層を介在させ、正孔注入層が第2電極と接しないようにしたので、発光層を介さずに第1電極と第2電極との間を流れる電流(リーク電流)を小さくすることができる。これにより、V−I特性が理想的な状態から外れることを防止することができる。
本発明の第2の表示素子、第2の表示装置および第2の表示素子の製造方法によれば、正孔注入層と第2電極との間に、高抵抗な部分(正孔注入層の端縁)を介在させ、低抵抗な部分(正孔注入層の中央部分)が第2電極と接しないようにしたので、発光層を介さずに第1電極と第2電極との間を流れる電流(リーク電流)を小さくすることができる。これにより、V−I特性が理想的な状態から外れることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る有機発光素子10R,10G,10Bを用いた表示装置の構成を表したものである。この表示装置は、極薄型の有機発光カラーディスプレイ装置などとして用いられるものであり、例えば、ガラス,シリコン(Si)ウェハあるいは樹脂などよりなる基板11の上に、複数の有機発光素子10R,10G,10Bがマトリクス状に配置されてなる表示領域11Aが形成されると共に、この表示領域11Aの周辺に、映像表示用のドライバである信号線駆動回路30、走査線駆動回路40および電源線駆動回路50が形成されたものである。
表示領域11A内には、図2に例示したような画素駆動回路60が形成されている。この画素駆動回路60は、後述する第1電極13の下層に形成され、駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2と、その間のキャパシタ(保持容量)Csと、電源線50Aとグラウンド(GND)との間において駆動トランジスタTr1に直列に接続された有機発光素子10R(または10G,10B)とを有するアクティブ型の駆動回路である。駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2は、一般的な薄膜トランジスタ(TFT(Thin Film Transistor))により形成され、その構成は例えば逆スタガー構造(いわゆるボトムゲート型)でもよいしスタガー構造(トップゲート型)でもよく特に限定されない。
画素駆動回路60において、列方向には信号線30Aが複数配置され、行方向には走査線40Aが複数配置されている。各信号線30Aと各走査線40Aとの交差点が、有機発光素子10R,10G,10Bのいずれか一つ(サブピクセル)に対応している。各信号線30Aは、信号線駆動回路30に接続され、この信号線駆動回路30から信号線30Aを介して書き込みトランジスタTr2のソース電極に画像信号が供給されるようになっている。各走査線40Aは走査線駆動回路40に接続され、この走査線駆動回路40から走査線40Aを介して書き込みトランジスタTr2のゲート電極に走査信号が順次供給されるようになっている。
また、表示領域11Aには、赤色の光を発生する有機発光素子10Rと、緑色の光を発生する有機発光素子10Gと、青色の光を発生する有機発光素子10Bとが、順に全体としてマトリクス状に形成されている。なお、隣り合う有機発光素子10R,10G,10Bの組み合わせが一つの画素(ピクセル)10を構成している。
図3は、有機発光素子10R,10G,10Bのそれぞれに共通する断面構成を表したものである。図4は、後述の第1電極13と同一面内における平面構成を模式的に表したものである。基板11上には、上述した画素駆動回路60の駆動トランジスタTr1と、平坦化絶縁膜12とが基板11側から順に積層されており、有機発光素子10R,10G,10Bは、それぞれ、この平坦化絶縁膜12上に形成されている。
駆動トランジスタTr1は、平坦化絶縁膜12に設けられた接続孔12Aを介して第1電極13(後述)に電気的に接続されている。平坦化絶縁膜12は、画素駆動回路60が形成された基板11の表面を平坦化するためのものである。この平坦化絶縁膜12には、微細な接続孔12Aが形成されるので、平坦化絶縁膜12はパターン精度の良い材料により形成されていることが好ましい。平坦化絶縁膜12の構成材料としては、例えば、ポリイミド等の有機材料、あるいは酸化シリコン(SiO2 )などの無機材料が挙げられる。
有機発光素子10R,10G,10Bは、陽極としての第1電極13、有機層16および陰極としての第2電極17が基板11側から順に積層された構成を有している。図4に例示したように、第1電極13と同一面内において、第1電極13の周囲には、第1電極13を取り囲む補助配線14が形成されている。この補助配線14は、第1電極13と所定の間隙を介して配置されており、第1電極13に対して絶縁性を保っている。さらに、第1電極13の周囲には分離絶縁膜15(絶縁部)が形成されている。この分離絶縁膜15は、第1電極13を露出させる第1開口13Aと補助配線14を露出させる第2開口13Bとを有している。有機層16は、少なくとも第1電極13のうち第1開口13A内の露出面を覆っており、第2電極17は、少なくとも有機層16を覆うと共に補助配線14のうち第2開口13B内の露出面を覆っている。なお、図3には、有機層16が第1電極13のうち第1開口13A内の露出面と、分離絶縁膜15の一部を覆い、第2電極17が有機層16と、補助配線14のうち第2開口13B内の露出面と、分離絶縁膜15のうち有機層16で覆われていない部分とを覆っている(つまり、第2電極17は有機発光素子10R,10G,10Bのうち基板11とは反対側の表面全体に渡って形成されている)場合が例示されている。
ところで、有機発光素子10R,10G,10Bにおいて、第1電極13は反射層としての機能を有する一方、第2電極17が半透過性反射層としての機能を有しており、これら第1電極13と第2電極17とにより、有機層16に含まれる発光層16C(後述)において発生した光を共振させる共振器構造が構成されている。
すなわち、この有機発光素子10R,10G,10Bは、第1電極13の有機層16側の端面と、第2電極17の有機層16側の端面とが一対の反射鏡を構成し、発光層16Cで発生した光をこの一対の反射鏡で共振させて第2電極17側から取り出す共振器構造を有している。これにより、発光層16Cで発生した光が多重干渉を起こし、共振器構造が一種の狭帯域フィルタとして作用することにより、取り出される光のスペクトルの半値幅が減少し、色純度を向上させることができる。また、封止用基板20側から入射した外光に対しては多重干渉により減衰させることができ、後述するカラーフィルタ52、または位相差板および偏光板(図示せず)との組合せにより有機発光素子10R,10G,10Bにおける外光の反射率を極めて小さくすることができる。
第1電極13は、上述したように反射層としての機能も兼ねており、できるだけ高い反射率を有するようにすることが発光効率を高める上で望ましい。第1電極13は、例えば、クロム(Cr)、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、タングステン(W)あるいは銀(Ag)などの金属元素の単体または合金により構成されており、その積層方向の厚さ(以下、単に厚さと言う)が、例えば100nm以上1000nm以下となっている。
補助配線14は、第2電極17の面内電位分布を均一化するために設けられたものである。この補助配線14は、上述したように第1電極13と同一面内に形成されていることから、第1電極13と同一材料により構成されていることが好ましい。このようにした場合には、補助配線14を第1電極13と同一工程で形成可能となるので、製造工程を簡略化することができる。
分離絶縁膜15は、第1電極13と第2電極17との絶縁性を確保するとともに、発光層16Cにおける発光領域を正確に所望の形状にするためのものであり、例えば感光性樹脂により構成されている。分離絶縁膜15には、発光領域に対応して第1開口13Aが設けられている。なお、有機層16および第2電極17は、第1電極13上だけでなく分離絶縁膜15上にも連続して設けられているが、発光が生じるのは発光層16Cのうち第1電極13に近接する部分だけである。
有機層16は、例えば、第1電極13の側から順に、正孔注入層16A、正孔輸送層16B、発光層16Cおよび電子輸送層16Dを積層してなる積層構造を有している。この積層構造において、正孔注入層16Aの端縁16A−1(図3参照)は、有機層16全体の端縁16−1よりも内側(発光領域側)に設けられている。そのため、正孔注入層16Aと第2電極17との間には、有機層16のうち正孔注入層16A以外の層(図3では正孔輸送層16B)が介在し、正孔注入層16Aが第2電極17と接していない。
なお、有機層16は、必要に応じて、上で例示した層以外の層を含んでいてもよいし、正孔輸送層16Bおよび電子輸送層16Dをなくしてもよい。また、有機層16は、有機発光素子10R,10G,10Bの発光色によってそれぞれ異なる構成を有していてもよい。
正孔注入層16Aは、正孔注入効率を高めるためのものである。正孔輸送層16Bは、発光層16Cへの正孔輸送効率を高めるためのものである。発光層16Cは、第1電極13と第2電極17との間に発生する電界によって電子と正孔との再結合を起こさせ、光を発生させるためものである。電子輸送層16Dは、発光層16Cへの電子輸送効率を高めるためのものである。なお、電子輸送層16Dと第2電極17との間には、LiF,Li2 Oなどよりなる電子注入層(図示せず)を設けてもよい。
ここで、有機発光素子10Rにおいては、正孔注入層18Aは、例えば4,4’,4”−トリス(3−メチルフェニルフェニルアミノ)トリフェニルアミン(m−MTDATA)あるいは4,4’,4”−トリス(2−ナフチルフェニルアミノ)トリフェニルアミン(2−TNATA)からなり、その厚さは、例えば5nm以上300nm以下となっている。正孔輸送層18Bは、例えばビス[(N−ナフチル)−N−フェニル]ベンジジン(α−NPD)からなり、その厚さは、例えば5nm以上300nm以下となっている。発光層18Cは、例えば8−キノリノールアルミニウム錯体(Alq3 )に2,6−ビス[4−[N−(4−メトキシフェニル)−N−フェニル]アミノスチリル]ナフタレン−1,5−ジカルボニトリル(BSN−BCN)を40体積%混合したものからなり、その厚さは、例えば10nm以上100nm以下となっている。電子輸送層18Dは、Alq3 からなり、その厚さは、例えば5nm以上300nm以下となっている。
有機発光素子10Gにおいては、正孔注入層18Aは、例えばm−MTDATAあるいは2−TNATAからなり、その厚さは、例えば5nm以上300nm以下となっている。正孔輸送層18Bは、例えばα−NPDからなり、その厚さは、例えば5nm以上300nm以下となっている。発光層18Cは、例えばAlq3 にクマリン6(Coumarin6)を3体積%混合したものからなり、その厚さは、例えば10nm以上100nm以下となっている。電子輸送層18Dは、例えばAlq3 からなり、その厚さは、例えば5nm以上300nm以下となっている。
有機発光素子10Bにおいては、正孔注入層18Aは、例えばm−MTDATAあるいは2−TNATAからなり、その厚さは、例えば5nm以上300nm以下となっている。正孔輸送層18Bは、例えばα−NPDからなり、その厚さは、例えば5nm以上300nm以下となっている。発光層18Cは、例えばスピロ6Φ(spiro6Φ)からなり、その厚さは、例えば10nm以上100nm以下となっている。電子輸送層18Dは、例えばAlq3 からなり、その厚さは、例えば5nm以上300nm以下となっている。
に示した第2電極19は、例えば、厚みが5nm以上50nm以下であり、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)などの金属元素の単体または合金により構成されている。中でも、マグネシウムと銀との合金(MgAg合金)、またはアルミニウム(Al)とリチウム(Li)との合金(AlLi合金)が好ましい。
第2電極17は、例えば、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)などの金属元素の単体または合金からなり、中でも、マグネシウムと銀との合金(MgAg合金)、またはアルミニウム(Al)とリチウム(Li)との合金(AlLi合金)により構成されていることが好ましい。第2電極17の厚さは、例えば5nm以上50nm以下となっている。
また、本実施の形態において、有機発光素子10R,10G,10Bは、窒化ケイ素(SiNx )などの保護膜18により被覆され、更にこの保護膜18上に接着層19を間にしてガラスなどよりなる封止用基板20が全面にわたって貼り合わされることにより封止されている。
接着層19は、例えば熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂により構成されている。
封止用基板20は、有機発光素子10R,10G,10Bの第2電極17の側に位置しており、接着層19と共に有機発光素子10R,10G,10Bを封止するためのものである。この封止用基板20は、有機発光素子10R,10G,10Bで発生した光に対して透明なガラスなどの材料により構成されている。封止用基板20には、例えば、カラーフィルタ21が設けられており、有機発光素子10R,10G,10Bで発生した光を取り出すと共に、有機発光素子10R,10G,10B並びにその間の配線において反射された外光を吸収し、コントラストを改善するようになっている。
カラーフィルタ21は、封止用基板20のどちら側の面に設けられてもよいが、有機発光素子10R,10G,10Bの側に設けられることが好ましい。カラーフィルタ21が表面に露出せず、接着層19により保護することができるからである。また、発光層16Cとカラーフィルタ21との間の距離が狭くなることにより、発光層16Cから射出した光が隣接する他の色のカラーフィルタ21に入射して混色を生じることを避けることができるからである。カラーフィルタ21は、赤色フィルタ、緑色フィルタおよび青色フィルタ(いずれも図示せず)を有しており、有機発光素子10R,10G,10Bに対応して順に配置されている。
赤色フィルタ、緑色フィルタおよび青色フィルタは、それぞれ例えば矩形形状で隙間なく形成されている。これら赤色フィルタ、緑色フィルタおよび青色フィルタは、顔料を混入した樹脂によりそれぞれ構成されており、顔料を選択することにより、目的とする赤、緑あるいは青の波長域における光透過率が高く、他の波長域における光透過率が低くなるように調整されている。
更に、カラーフィルタ21における透過率の高い波長範囲と、共振器構造から取り出したい光のスペクトルのピーク波長とは一致している。これにより、封止用基板20から入射する外光のうち、取り出したい光のスペクトルのピーク波長に等しい波長を有するもののみがカラーフィルタ21を透過し、その他の波長の外光が有機発光素子10R,10G,10Bに侵入することを防止することができる。
この表示装置は、例えば次のようにして製造することができる。
図5(A),(B)〜図7(A),(B)は、この表示装置の製造方法を工程順に表したものである。まず、図5(A)に示したように、基板11の上に、画素ごとに駆動トランジスタTr1が配置された画素駆動回路60(図示せず)を形成したのち、全面に感光性樹脂を塗布することにより平坦化絶縁膜12を形成し、露光および現像により平坦化絶縁膜12を所定の形状にパターニングすると共に、駆動トランジスタTr1上に接続孔12Aを形成し、焼成する。
次に、図5(B)に示したように、例えばスパッタ法により、表面全面に渡って導電層(図示せず)を形成したのち、ウェットエッチングにより導電層を選択的に除去して、接続孔12Aを介して駆動トランジスタTr1に接続された第1電極13をサブピクセル領域10A(有機発光素子10R,10G,10Bを形成する領域)ごとに形成すると共に、サブピクセル領域10Aの外縁に補助電極14を形成する。
次に、図6(A)に示したように、表面全面に渡って感光性樹脂(図示せず)を塗布し、露光および現像により第1電極13に対応して開口部15Aを設けると共に、補助電極14に対応して開口部15Bを設け、焼成することにより、分離絶縁膜15を形成する。
次に、図6(B)に示したように、開口部15Aに対応して開口部を有するマスクM1を表面に近接して配置したのち、例えば蒸着法により、第1電極13のうち開口部15A内部に露出している表面上に、正孔注入層16Aを形成する。
次に、図7(A)に示したように、マスクM1の開口部の開口面積よりも大きな開口面積の開口部を有するマスクM2を、表面に近接して配置したのち、例えば蒸着法により、正孔注入層16Aと、分離絶縁膜15のうち正孔注入層16Aに隣接する部分とを含む表面上に、正孔注入層の導電性よりも低い導電性を有する有機層(正孔輸送層16B、発光層16Cおよび電子輸送層16D)を順次成膜し、有機層16を形成する。
次に、図7(B)に示したように、例えば蒸着法により、表面全面に渡って第2電極17を形成する。これにより、第2電極17が、開口部15Bを介して補助電極14に接続される。このようにして、本実施の形態の有機発光素子10R,10G,10Bが形成される。
次に、図3に示したように、第2電極17の上に保護膜18、接着層19を順次形成したのち、表面上にカラーフィルタ21の形成された封止用基板20を、カラーフィルタ21側を接着層19側に向けて貼り合わせる。このようにして、本実施の形態の表示装置が形成される。
このようにして形成された有機発光素子を画素ごとに備えた有機ELディスプレイでは、各画素に対して駆動トランジスタTr1がオンオフ制御され、各画素の有機発光素子に駆動電流が注入されることにより、正孔と電子とが再結合して発光が起こる。この光は、第1電極13と第2電極17との間で多重反射し、第2電極17、保護膜18、接着層19、カラーフィルタ21および封止用基板20を透過して取り出される。
ところで、本実施の形態では、正孔注入層16Aの端縁16A−1(図3参照)が、有機層16全体の端縁16−1よりも内側(発光領域側)に設けられている。これにより、正孔注入層16Aと第2電極17との間には、有機層16のうち正孔注入層16A以外の層(図3では正孔輸送層16B)が介在し、正孔注入層16Aが第2電極17と接しないので、発光層16Cを介さずに第1電極13と第2電極17との間を流れる電流(リーク電流)を小さくすることができる。これにより、V−I特性が理想的な状態から外れることを防止することができる。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る表示装置における有機発光素子10R,10G,10Bの断面構成を表したものである。この表示装置は、正孔注入層16Aの端縁16A−1が、正孔注入層の中央部分(正孔注入層16Aのうち端縁16A−1以外の部分)よりも薄くなっている点で、上記第1の実施の形態の構成と相違する。そこで、以下では、相違点について主に説明し、共通点については適宜省略するものとする。
本実施の形態では、正孔注入層16Aの端縁16A−1が、図8に示したように、正孔注入層の中央部分(正孔注入層16Aのうち端縁16A−1以外の部分)よりも薄くなっている。端縁16A−1の厚さは、例えば、正孔注入層の中央部分の厚さのおよそ半分以下となっており、端縁16A−1の導電性が、中央部分の導電性よりも、その薄さの分だけ低くなっている。
この正孔注入層16Aは、例えば次のようにして形成することができる。図9(A)に示したように、マスクM1の開口部の開口面積よりも小さな開口面積の開口部を有するマスクM3を、マスクM1を配置した位置よりも基板11から遠ざけて配置したのち、例えば蒸着法により、主として開口15Aの底面上に正孔注入層16Aを形成する。このとき、マスクM3が基板11から遠ざけて配置されているので、分離絶縁膜15の一部にも蒸着物が付着し、分離絶縁膜15上に薄い正孔注入層16Aを形成する。なお、正孔注入層16Aの端縁16A−1を薄く形成したい場合にはマスクM3を低く配置し、正孔注入層16Aの端縁16A−1を厚めに形成したい場合にはマスクM3を高く配置すればよい。なお、他の方法を用いることにより、本実施の形態の正孔注入層16Aを形成してもよい。
本実施の形態では、正孔注入層16Aの端縁16A−1が、正孔注入層の中央部分よりも薄くなっており、端縁16A−1の導電性が、中央部分の導電性よりも、その薄さの分だけ低くなっている。これにより、正孔注入層16Aの中央部分と第2電極17との間に高抵抗な部分(正孔注入層16Aの端縁16A−1)が介在し、低抵抗な部分(正孔注入層16Aの中央部分)が第2電極17と接していないので、発光層16Cを介さずに第1電極13と第2電極17との間を流れる電流(リーク電流)を小さくすることができる。これにより、V−I特性が理想的な状態から外れることを防止することができる。
[第3の実施の形態]
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る表示装置における有機発光素子10R,10G,10Bの断面構成の一例を表したものである。この表示装置は、正孔注入層16Aの端縁16A−1または正孔注入層16A全体に、正孔注入効率の向上を阻害する物質が含まれている点で、上記第1の実施の形態の構成と相違する。そこで、以下では、相違点について主に説明し、共通点については適宜省略するものとする。なお、図10には、正孔注入層16Aの端縁16A−1(図中の網かけ部分)にだけ正孔注入効率の向上を阻害する物質が含まれている場合が例示されている。
本実施の形態では、正孔注入層16Aの所定の領域(端縁16A−1または全体)に、正孔注入効率の向上を阻害する物質が含まれている。そのような阻害物質としては、例えば、第1の実施の形態で正孔輸送層16Bまたは電子輸送層16Dの材料として挙げた材料などが挙げられる。また、そのような物質は、正孔注入層16Aに例えば数%程度含まれている。そのため、阻害物質が含まれている部分の導電性は、阻害物質が含まれていない場合の導電性よりも、その阻害物質の濃度の大きさに応じて低くなっている。
この正孔注入層16Aは、例えば次のようにして形成することができる。図11(A)に示したように、マスクM2を配置したのち、例えば蒸着法により、少なくとも第1電極13のうち第1開口内の露出面上に正孔注入層16Aを形成する。なお、図11(A)には、第1電極13のうち開口15A内の露出面上と、分離絶縁膜15の一部の表面上に、正孔注入層16Aが形成されている場合が例示されている。その後、図11(B)に示したように、例えば、スパッタ法により、阻害物質を正孔注入層16Aの端縁16A−1に注入する。
なお、他の方法を用いることにより、本実施の形態の正孔注入層16Aを形成してもよい。例えば、第1の実施の形態で正孔注入層16Aの材料として挙げた材料と、阻害物質とを共蒸着することにより、正孔注入層16A全体に阻害物質を含ませることができる。このようにした場合には、従来のマスクと同じマスクを蒸着に用いることができるので、製造コストの増大を抑えることができる。
本実施の形態では、正孔注入層16Aの端縁16A−1に、正孔注入効率の向上を阻害する物質が含まれており、端縁16A−1の導電性が、中央部分の導電性よりも、その阻害物質の濃度の大きさに応じて低くなっている。これにより、正孔注入層16Aの中央部分と第2電極17との間に高抵抗な部分(正孔注入層16Aの端縁16A−1)が介在し、低抵抗な部分(正孔注入層16Aの中央部分)が第2電極17と接していないので、発光層16Cを介さずに第1電極13と第2電極17との間を流れる電流(リーク電流)を小さくすることができる。これにより、V−I特性が理想的な状態から外れることを防止することができる。
(モジュールおよび適用例)
以下、上述した第1ないし第3の実施の形態で説明した表示装置の適用例について説明する。上記各実施の形態の表示装置は、テレビジョン装置、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなど、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。
(モジュール)
上記各実施の形態の表示装置は、例えば、図12に示したようなモジュールとして、後述する適用例1〜5などの種々の電子機器に組み込まれる。このモジュールは、例えば、基板11の一辺に、封止用基板20および接着層19から露出した領域210を設け、この露出した領域210に、信号線駆動回路30、走査線駆動回路40および電源線駆動回路50の配線を延長して外部接続端子(図示せず)を形成したものである。外部接続端子には、信号の入出力のためのフレキシブルプリント配線基板(FPC;Flexible Printed Circuit)220が設けられていてもよい。
(適用例1)
図13は、上記各実施の形態の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、この映像表示画面部300は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例2)
図14は、上記各実施の形態の表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、その表示部420は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例3)
図15は、上記各実施の形態の表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、その表示部530は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例4)
図16は、上記各実施の形態の表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640を有しており、その表示部640は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例5)
図17は、上記各実施の形態の表示装置が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、上記各実施の形態に係る表示装置により構成されている。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。
例えば、本発明は、上記実施の形態において説明した各層の材料および厚み、または成膜方法および成膜条件などに限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の成膜方法および成膜条件としてもよい。例えば、上記実施の形態においては、基板11の上に、第1電極13、有機層16および第2電極17を基板11の側から順で積層し、封止用基板20の側から光を取り出すようにした場合について説明したが、積層順序を逆にして、基板11の上に、第2電極17,有機層16および第1電極13を基板11の側から順に積層し、基板11の側から光を取り出すようにすることもできる。
また、例えば、上記実施の形態では、第1電極13を陽極、第2電極17を陰極とする場合について説明したが、陽極および陰極を逆にして、第1電極13を陰極、第2電極17を陽極としてもよい。さらに、第1電極13を陰極、第2電極17を陽極とすると共に、基板11の上に、第2電極17,有機層16および第1電極13を基板11の側から順に積層し、基板11の側から光を取り出すようにすることもできる。
また、上記実施の形態では、有機発光素子10R,10G,10Bの構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、他の層を更に備えていてもよい。例えば、第1電極13と有機層16との間に、酸化クロム(III)(Cr2 3 ),ITO(Indium-Tin Oxide:インジウム(In)およびスズ(Sn)の酸化物混合膜)などからなる正孔注入用薄膜層を備えていてもよい。また、第1電極13を、例えば、誘電体多層膜とすることもできる。
また、上記実施の形態では、第2電極17を半透過性反射層により構成した場合について説明したが、第2電極17を、半透過性反射層と透明電極とが第1電極13の側から順に積層された構造としてもよい。この透明電極は、半透過性反射層の電気抵抗を下げるためのものであり、発光層で発生した光に対して十分な透光性を有する導電性材料により構成されている。透明電極を構成する材料としては、例えば、ITOまたはインジウムと亜鉛(Zn)と酸素とを含む化合物が好ましい。室温で成膜しても良好な導電性を得ることができるからである。透明電極の厚みは、例えば30nm以上1000nm以下とすることができる。また、この場合、半透過性反射層を一方の端部とし、透明電極を挟んで半透過性電極に対向する位置に他方の端部を設け、透明電極を共振部とする共振器構造を形成するようにしてもよい。さらに、そのような共振器構造を設けた上で、有機発光素子10R,10G,10Bを保護膜18で覆うようにし、この保護膜18を、透明電極を構成する材料と同程度の屈折率を有する材料により構成すれば、保護膜18を共振部の一部とすることができ、好ましい。
また、本発明は、第2電極17を透明電極により構成すると共に、この透明電極の有機層16と反対側の端面の反射率が大きくなるように構成し、第1電極13の発光層16C側の端面を第1端部、透明電極の有機層と反対側の端面を第2端部とした共振器構造を構成した場合についても適用することができる。例えば、透明電極を大気層に接触させ、透明電極と大気層との境界面の反射率を大きくして、この境界面を第2端部としてもよい。また、接着層との境界面での反射率を大きくして、この境界面を第2端部としてもよい。さらに、有機発光素子10R,10G,10Bを保護膜18で覆い、この保護膜18との境界面での反射率を大きくして、この境界面を第2端部としてもよい。
また、上記各実施の形態では、アクティブマトリクス型の表示装置の場合について説明したが、本発明はパッシブマトリクス型の表示装置への適用も可能である。また、アクティブマトリクス駆動のための画素駆動回路の構成は、上記各実施の形態で説明したものに限られず、必要に応じて容量素子やトランジスタを追加してもよい。その場合、画素駆動回路の変更に応じて、上述した信号線駆動回路30や、走査線駆動回路40、電源線駆動回路50のほかに、必要な駆動回路を追加してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の構成図である。 画素駆動回路の一例を表す図である。 図1の有機発光素子の断面構成図である。 第1電極および補助配線の平面構成図である。 図1の表示装置の製造工程を説明するための断面構成図である。 図5に続く工程について説明するための断面構成図である。 図6に続く工程について説明するための断面構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る表示装置の構成図である。 図8の表示装置の製造工程を説明するための断面構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る表示装置の構成図である。 図10の表示装置の製造工程を説明するための断面構成図である。 上記各実施の形態の表示装置を含むモジュールの概略構成を表す平面図である。 上記各実施の形態の表示装置の適用例1の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例2の表側から見た外観を表す斜視図であり、(B)は裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例3の外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例5の開いた状態の正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態の正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。 従来の表示装置の製造工程を説明するための断面構成図である。 図18に続く工程について説明するための断面構成図である。 図19に続く工程について説明するための断面構成図である。
符号の説明
10…画素、10R,10G,10B…有機発光素子、11…基板、11A…表示領域、12…平坦化絶縁膜、12A…接続孔、13…第1電極、14…補助配線、15…分離絶縁膜、15A,15B…開口、16…有機層、16−1,16A−1…端部、16A…正孔注入層、16B…正孔輸送層、16C…発光層、16D…電子輸送層、17…第2電極、18…保護膜、19…接着層、20…封止用基板、21…カラーフィルタ、30…信号駆動回路、30A…信号線、40…走査線駆動回路、40A…走査線、50…電源線駆動回路、50A…電源線、60…画素駆動回路。

Claims (9)

  1. 第1電極と、
    前記第1電極の周縁に形成されると共に前記第1電極に対して絶縁性を保って形成された補助配線と、
    前記第1電極を露出させる第1開口と前記補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部と、
    少なくとも前記第1電極のうち前記第1開口内の露出面を覆う有機層と、
    少なくとも前記有機層を覆うと共に前記補助配線のうち前記第2開口内の露出面を覆う第2電極と
    を備え、
    前記有機層は、少なくとも正孔注入層および発光層を前記第1電極側から順に含む積層構造を有し、
    前記正孔注入層の端縁は、前記有機層の端縁よりも内側に設けられている
    ことを特徴とする表示素子。
  2. 前記有機層は、蒸着により形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示素子。
  3. 第1電極と、
    前記第1電極の周縁に形成されると共に前記第1電極に対して絶縁性を保って形成された補助配線と、
    前記第1電極を露出させる第1開口と前記補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部と、
    少なくとも前記第1電極のうち前記第1開口内の露出面を覆う有機層と、
    少なくとも前記有機層を覆うと共に前記補助配線のうち前記第2開口内の露出面を覆う第2電極と
    を備え、
    前記有機層は、少なくとも正孔注入層および発光層を前記第1電極側から順に含む積層構造を有し、
    前記正孔注入層の端縁は、前記正孔注入層の中央部分よりも高抵抗となっている
    ことを特徴とする表示素子。
  4. 前記正孔注入層の端縁は、前記正孔注入層の中央部分よりも薄くなっているか、または正孔注入効率の向上を阻害する物質を含んでいる
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示素子。
  5. 表示素子と、前記表示素子を駆動する駆動回路とを備えた表示装置であって、
    前記表示素子は、
    第1電極と、
    前記第1電極の周縁に形成されると共に前記第1電極に対して絶縁性を保って形成された補助配線と、
    前記第1電極を露出させる第1開口と前記補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部と、
    少なくとも前記第1電極のうち前記第1開口内の露出面を覆う有機層と、
    少なくとも前記有機層を覆うと共に前記補助配線のうち前記第2開口内の露出面を覆う第2電極と
    を有し、
    前記有機層は、少なくとも正孔注入層および発光層を前記第1電極側から順に含む積層構造を有し、
    前記正孔注入層の端縁は、前記有機層の端縁よりも内側に設けられている
    ことを特徴とする表示装置。
  6. 表示素子と、前記表示素子を駆動する駆動回路とを備えた表示装置であって、
    前記表示素子は、
    第1電極と、
    前記第1電極の周縁に形成されると共に前記第1電極に対して絶縁性を保って形成された補助配線と、
    前記第1電極を露出させる第1開口と前記補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部と、
    少なくとも前記第1電極のうち前記第1開口内の露出面を覆う有機層と、
    少なくとも前記有機層を覆うと共に前記補助配線のうち前記第2開口内の露出面を覆う第2電極と
    を有し、
    前記有機層は、少なくとも正孔注入層および発光層を前記第1電極側から順に含む積層構造を有し、
    前記正孔注入層の端縁は、前記正孔注入層の中央部分よりも高抵抗となっている
    ことを特徴とする表示装置。
  7. 基板上に、第1電極を形成すると共に、前記第1電極の周縁に前記第1電極に対して絶縁性を保って補助配線を形成する工程と、
    前記第1電極を露出させる第1開口と前記補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部を形成する工程と、
    少なくとも前記第1電極のうち前記第1開口内の露出面を覆う正孔注入層を形成したのち、前記正孔注入層の導電性よりも低い導電性を有すると共に発光層を含む有機層を、前記正孔注入層を覆うように形成する工程と、
    少なくとも前記有機層を覆うと共に前記補助配線のうち前記第2開口内の露出面を覆う第2電極を形成する工程と
    を含むことを特徴とする表示素子の製造方法。
  8. 前記正孔注入層および前記有機層を蒸着により形成する
    ことを特徴とする請求項7に記載の表示素子の製造方法。
  9. 基板上に、第1電極を形成すると共に、前記第1電極の周縁に前記第1電極に対して絶縁性を保って補助配線を形成する工程と、
    前記第1電極を露出させる第1開口と前記補助配線を露出させる第2開口とを有する絶縁部を形成する工程と、
    少なくとも前記第1電極のうち前記第1開口内の露出面を覆う正孔注入層を形成すると共に、前記正孔注入層の端縁を前記正孔注入層の中央部分よりも高抵抗化する工程と、
    前記正孔注入層の導電性よりも低い導電性を有すると共に発光層を含む有機層を、前記正孔注入層上に形成する工程と、
    少なくとも前記有機層を覆うと共に前記補助配線のうち前記第2開口内の露出面を覆う第2電極を形成する工程と
    を含むことを特徴とする表示素子の製造方法。
JP2008103823A 2008-04-11 2008-04-11 表示素子およびその製造方法、ならびに表示装置 Expired - Fee Related JP4655102B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103823A JP4655102B2 (ja) 2008-04-11 2008-04-11 表示素子およびその製造方法、ならびに表示装置
TW098108501A TW201002143A (en) 2008-04-11 2009-03-16 Display element, manufacturing method of the same and display device
US12/421,221 US20090256168A1 (en) 2008-04-11 2009-04-09 Display element, manufacturing method of the same and display device
CN2009101320383A CN101556989B (zh) 2008-04-11 2009-04-13 显示元件及其制造方法以及显示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103823A JP4655102B2 (ja) 2008-04-11 2008-04-11 表示素子およびその製造方法、ならびに表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009259416A true JP2009259416A (ja) 2009-11-05
JP4655102B2 JP4655102B2 (ja) 2011-03-23

Family

ID=41163241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008103823A Expired - Fee Related JP4655102B2 (ja) 2008-04-11 2008-04-11 表示素子およびその製造方法、ならびに表示装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20090256168A1 (ja)
JP (1) JP4655102B2 (ja)
CN (1) CN101556989B (ja)
TW (1) TW201002143A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130061493A (ko) * 2011-12-01 2013-06-11 삼성디스플레이 주식회사 픽셀간의 누설전류를 방지하여 발광 품질을 향상시킨 유기발광소자
KR20140055950A (ko) * 2012-10-30 2014-05-09 엘지디스플레이 주식회사 유기발광다이오드 표시장치 및 그 제조방법
KR20170052766A (ko) * 2015-11-03 2017-05-15 엘지디스플레이 주식회사 유기발광다이오드표시장치

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5593676B2 (ja) * 2009-10-22 2014-09-24 ソニー株式会社 表示装置および表示装置の製造方法
JP2012155953A (ja) 2011-01-25 2012-08-16 Sony Corp 有機el表示装置及び電子機器
JP6379347B2 (ja) * 2011-11-02 2018-08-29 株式会社Joled 有機発光パネルおよびその製造方法
JP2014032817A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Sony Corp 表示装置およびその製造方法、並びに電子機器の製造方法
CN103794625B (zh) * 2012-10-30 2017-04-12 乐金显示有限公司 有机发光二极管显示装置及其制造方法
JP6136578B2 (ja) * 2013-05-29 2017-05-31 ソニー株式会社 表示装置および表示装置の製造方法ならびに電子機器
KR101654232B1 (ko) 2013-06-04 2016-09-06 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치 및 이의 제조 방법
JP6190709B2 (ja) * 2013-12-04 2017-08-30 株式会社ジャパンディスプレイ 有機エレクトロルミネッセンス表示装置
KR102313362B1 (ko) * 2014-12-02 2021-10-18 삼성디스플레이 주식회사 유기발광 디스플레이 장치 및 그 제조방법
KR102572407B1 (ko) 2015-07-22 2023-08-30 엘지디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터 어레이 기판 및 이를 포함하는 유기발광 표시장치
JP2019102589A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置と表示装置の製造方法
KR102457997B1 (ko) * 2017-12-29 2022-10-21 엘지디스플레이 주식회사 전계 발광 표시장치
KR20200039875A (ko) * 2018-10-05 2020-04-17 삼성디스플레이 주식회사 표시장치
KR20220005276A (ko) * 2020-07-06 2022-01-13 엘지디스플레이 주식회사 표시 장치
JP2022080003A (ja) * 2020-11-17 2022-05-27 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002318556A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Toshiba Corp アクティブマトリクス型平面表示装置およびその製造方法
JP2003123988A (ja) * 2001-10-09 2003-04-25 Seiko Epson Corp 有機エレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法、並びに電子機器
JP2006058815A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Sony Corp 表示装置
JP2008078590A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7423373B2 (en) * 2004-03-26 2008-09-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device and manufacturing method thereof
JP4645587B2 (ja) * 2006-02-03 2011-03-09 ソニー株式会社 表示素子および表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002318556A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Toshiba Corp アクティブマトリクス型平面表示装置およびその製造方法
JP2003123988A (ja) * 2001-10-09 2003-04-25 Seiko Epson Corp 有機エレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法、並びに電子機器
JP2006058815A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Sony Corp 表示装置
JP2008078590A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130061493A (ko) * 2011-12-01 2013-06-11 삼성디스플레이 주식회사 픽셀간의 누설전류를 방지하여 발광 품질을 향상시킨 유기발광소자
JP2013118182A (ja) * 2011-12-01 2013-06-13 Samsung Display Co Ltd 発光品質が向上した有機発光素子
KR101647160B1 (ko) * 2011-12-01 2016-08-10 삼성디스플레이 주식회사 픽셀간의 누설전류를 방지하여 발광 품질을 향상시킨 유기발광소자
KR20140055950A (ko) * 2012-10-30 2014-05-09 엘지디스플레이 주식회사 유기발광다이오드 표시장치 및 그 제조방법
KR102065364B1 (ko) * 2012-10-30 2020-01-13 엘지디스플레이 주식회사 유기발광다이오드 표시장치 및 그 제조방법
KR20170052766A (ko) * 2015-11-03 2017-05-15 엘지디스플레이 주식회사 유기발광다이오드표시장치
KR102440237B1 (ko) * 2015-11-03 2022-09-05 엘지디스플레이 주식회사 유기발광다이오드표시장치

Also Published As

Publication number Publication date
TW201002143A (en) 2010-01-01
CN101556989B (zh) 2011-02-23
CN101556989A (zh) 2009-10-14
JP4655102B2 (ja) 2011-03-23
US20090256168A1 (en) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4655102B2 (ja) 表示素子およびその製造方法、ならびに表示装置
JP4645587B2 (ja) 表示素子および表示装置
KR101638194B1 (ko) 표시 장치의 제조 방법 및 표시 장치
JP4450051B2 (ja) 表示装置
JP5919807B2 (ja) 有機発光素子、有機発光素子の製造方法および表示装置
JP5293497B2 (ja) 表示装置
US9064450B2 (en) Display device, method for driving display device, and electronic apparatus
JP5453952B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法、並びに表示装置およびその製造方法
TWI434608B (zh) 顯示單元
JP6159946B2 (ja) 表示装置および電子機器
JP2014029814A (ja) 表示装置および電子機器
JP2010062067A (ja) 表示装置の製造方法および表示装置
JP5218489B2 (ja) 表示素子およびその製造方法、並びに表示装置およびその製造方法
JP2009064703A (ja) 有機発光表示装置
JP2009237508A (ja) 表示装置
JP2011040277A (ja) 表示装置およびその製造方法
JP2011081998A (ja) 有機el素子の製造方法、有機el素子および表示装置
JP2012156136A (ja) 有機発光表示装置
JP5418862B2 (ja) 表示装置
JP2009238725A (ja) 表示素子の製造方法
JP2012204076A (ja) 表示装置およびその製造方法
JP2008293962A (ja) 表示装置の製造方法および表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees