JP6327421B2 - 流体制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流体圧シリンダ等のアクチュエータに対して供給または排出される圧力流体の流量や圧力等を制御する流体制御弁に関するものである。
流体圧シリンダ等のアクチュエータを駆動する際に、該アクチュエータに対して供給または排出される圧力流体の流量や圧力等を制御する流体制御弁は、例えば特許文献1や特許文献2等に開示されているように、種々の構成を有するものが知られている。
この種の流体制御弁は、通常、流路を絞って圧力流体の流量又は圧力を制限するニードル弁や、流体圧力とばね力との相互作用によって流路を開閉する流量調整弁、あるいは、圧力流体を一方向にのみ流通させるチェック弁などを組み合わせることにより、給気時の流量を制限して排気時の流量は非制限とするメータイン式制御を行うものや、給気時の流量は非制限で排気時の流量を制限するメータアウト式制御を行うもの、あるいは、排気時に急速排気を行って作動遅れを防止するものなど、使用目的に応じて色々な機能を有するように構成されている。
しかし、従来の前記流体制御弁は、バルブハウジングの内部に、前記ニードル弁や流量調整弁あるいはチェック弁などを個々に組み込んでいたため、構造が複雑で大型のものが多く、調整や取り扱いが不便で使い勝手が悪いという問題があり、より小型化された使い勝手の良い流体制御弁の出現が望まれていた。
特開2000−320503号公報 特開2000−322128号公報
本発明の目的は、ニードル弁や流量調整弁あるいはチェック弁等を合理的な組み合わせ及び配置でバルブハウジング内に組み込むことにより、構造が簡単でより小型化された、合理的設計構造を有する流体制御弁を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の流体制御弁は、圧力流体が入力される第1ポート及び圧力流体が出力される第2ポートを有するバルブハウジングの内部に、前記第1ポートと前記第2ポートとを並列に結ぶ第1流路及び第2流路と、前記第1流路を開閉するニードル弁部と、前記第2流路を開閉するチェック弁部と、前記ニードル弁部を開閉制御する開閉制御部とを有している。
前記ニードル弁部と開閉制御部とチェック弁部とは、一つの軸線に沿って同軸状に配置され、前記ニードル弁部は、前記第1流路の一部を形成する絞り孔と、該絞り孔を開閉するニードル弁体とを有し、該ニードル弁体は、前記軸線に沿って直線的に延びるロッドの先端に形成されていて、該ロッドと共に前記軸線方向に変位自在であり、前記チェック弁部は、前記第1ポートから第2ポートに向かう流体の流れは阻止し、前記第2ポートから第1ポートに向かう流体の流れは許容するように構成され、前記開閉制御部は、前記ロッドに設けられたピストンと、該ピストンの一側に形成された圧力室と、該ピストンの他側に設けられた、該ピストンの動作圧力設定用の圧縮ばねとを有し、前記ロッド及びニードル弁体の内部には、前記絞り孔と前記圧力室とを結ぶ導通孔が形成され、該導通孔の一端は前記ニードル弁体の先端に開口し、該導通孔の他端は前記圧力室に連通している。
本発明において、前記ニードル弁体は、前記第2ポートの流体圧力が前記圧縮ばねによる設定圧力より低い間は前記絞り孔を制限的に開放する初期位置を占め、前記第2ポートの流体圧力が前記圧縮ばねによる設定圧力より高くなると、前記ピストン及びロッドと共に変位して前記絞り孔を全開又は全閉にするように構成される。
本発明の具体的な構成態様によれば、前記バルブハウジングに、前記ニードル弁部と前記開閉制御部とを区画する仕切壁が形成され、該仕切壁を前記ロッドがシール部材を介して気密にかつ摺動自在に貫通し、該ロッドの前記シール部材より先端側の部分に前記ニードル弁体が一体に形成され、該ロッドの前記シール部材より後端側の部分に前記ピストンが設けられている。
この場合、前記ロッドの、前記仕切壁内を気密に摺動する摺動部分の直径は、前記ニードル弁体の直径より大きいことが望ましい。
本発明において好ましくは、前記ニードル弁部の初期開度を調整するための開度調整機構を有していることである。
本発明の一つの具体的な構成態様によれば、前記開度調整機構が、前記ロッドとピストンとをねじ結合によって軸線方向に相対的に変位可能に連結することにより形成され、前記ピストンに対するロッドの位置調整により前記ニードル弁体が変位して初期開度が調整される。
本発明の他の具体的な構成態様によれば、前記開度調整機構が、前記ロッドを回転操作するためのハンドルと、該ロッドの回転により該ロッドを軸線方向に変位させるカム機構とを有している。前記カム機構は、前記バルブハウジングに前記ロッドを取り囲むように形成された螺旋状のカム面と、前記ロッドに形成されて前記カム面に接触する移動体とを有し、前記ハンドルでロッドを回転操作して前記移動体を前記カム面に沿って移動させることにより、前記ロッド及びニードル弁体が軸線方向に変位して前記初期開度が調整されるように構成されることが望ましい。
本発明の更に他の具体的な構成態様によれば、前記開度調整機構が、前記ロッドに連結された調整ロッドと、該調整ロッドを進退動させる調整部材とを有し、該調整部材は前記バルブハウジングに進退動自在にねじ結合されていて、該調整部材で前記調整ロッドを介して前記ロッドを進退動させることにより、前記ニードル弁体が進退動して前記初期開度が調整されるように構成される。
また、本発明においては、前記開閉制御部が、前記圧縮ばねで前記ピストンを前記ニードル弁体が閉弁する方向に付勢し、前記圧力室に導入された流体圧力で前記ピストンを前記ニードル弁体が開弁する方向に押圧するように構成されるか、あるいは、前記開閉制御部が、前記圧縮ばねで前記ピストンを前記ニードル弁体が開弁する方向に付勢し、前記圧力室に導入された流体圧力で前記ピストンを前記ニードル弁体が閉弁する方向に押圧するように構成される。
本発明によれば、公知の流体制御弁におけるニードル弁の機能と流量制御弁の機能とを一つにまとめた状態でバルブハウジング内に同軸状に組み込んだことにより、公知の流体制御弁に比べ、構造が簡単で小型化された、合理的な設計構造を有する流体制御弁を得ることができる。
本発明に係る流体制御弁の第1実施形態を示す初期状態での断面図である。 図1の要部拡大図である。 図1の平面図である。 図1の流体制御弁の全開状態を示す断面図である。 図1の流体制御弁を使用して流体圧シリンダを制御する制御回路の一例を示す回路図である。 本発明に係る流体制御弁の第2実施形態を示す初期状態での断面図である。 図6の流体制御弁の全閉状態での断面図である。 図6の流体制御弁を使用して流体圧シリンダを制御する制御回路の一例を示す回路図である。 本発明に係る流体制御弁の第3実施形態を示す断面図で、ニードル弁部の初期開度を最小開度に調整した場合の図である。 バルブハウジングを破断して螺旋状のカム面を示す部分破断斜視図である。 ニードル弁体の斜視図である。 図9の流体制御弁のニードル弁部の初期開度を最大開度に調整した場合の断面図である。
図1−図4は本発明に係る流体制御弁の第1実施形態を示すもので、この流体制御弁1Aは、流体圧シリンダ等の流体圧アクチュエータに供給される圧力流体(例えば圧縮空気)の流量を制御するメータイン制御方式の流体制御弁である。
前記流体制御弁1Aは、圧力流体が入力される第1ポートと圧力流体が出力される第2ポートとを有するバルブハウジング2を有している。このバルブハウジング2は、中心孔の軸線L方向の一端である第1端3a側に前記第2ポート6を有する円筒状の主ブロック3と、先端に前記第1ポート5を有するポートブロック4とからなっていて、該ポートブロック4の後端部に形成された筒部4aの内部に、前記主ブロック3の嵌合部3cが、前記軸線Lを中心に相対的に回動可能に嵌合し、前記筒部4aの上端部内周面及び下端部内周面と、前記嵌合部3cの上端部外周面及び下端部外周面との間に、それぞれOリング7が介設されている。
前記第1ポート5には、簡易接続式の管継手8が取り付けられている。該管継手8は、流体圧シリンダ等に接続された配管の一端をこの管継手8の内部に差し込むと、複数の係止片8aが該配管の外周に食い込んで係止することにより該配管を抜け止め状態にし、リリースブッシュ8bを管継手8の内部に押し込むと、該リリースブッシュ8bの先端が前記係止片8aを外側に広げて前記配管から離間させることにより、該配管を抜き取ることができるものである。
前記主ブロック3の内部には、前記第1ポート5と第2ポート6とを並列に結ぶ第1流路10及び第2流路11と、前記第1流路10を開閉するニードル弁部12と、前記第2流路11を開閉するチェック弁部13と、前記ニードル弁部12を開閉制御する開閉制御部14とが設けられている。前記ニードル弁部12とチェック弁部13と開閉制御部14と第2ポート6とは、1つの前記軸線Lに沿って同軸状に配置されている。
前記第1流路10及び第2流路11を形成するため、前記主ブロック3の第1端3a側には、直径が複数段階に変化する段付きの円筒部材15が、小径側を前記主ブロック3の内側に向けて挿入され、該円筒部材15の外側端部(図の下端部)に前記第2ポート6が形成され、該円筒部材15の内部に、一端が該第2ポート6に通じる前記第1流路10が形成され、該円筒部材15の外周と前記主ブロック3の内周との間に、前記第2流路11が形成され、該第2流路11の一端と前記第2ポート6とが、前記円筒部材15の側面に形成された複数の連通孔16を通じて連通している。
また、前記第1流路10と第2流路11とは、前記円筒部材15の内側端部(図の上端部)が位置する弁室17内で合流して一つの統一流路になったあと、前記主ブロック3の側面に形成された第1流路孔18と、前記筒部4aの内周と前記嵌合部3cの外周との間に形成された環状流路19と、前記ポートブロック4に形成された第2流路孔20とを通じて、前記第1ポート5に連通している。従って前記統一流路は、前記第1流路10の一部でもあり、前記第2流路11の一部でもある。
前記円筒部材15の内側端側の最も直径の小さい小径部15aの内部には、前記ニードル弁部12の一部を構成する絞り孔21が形成されている。この絞り孔21は、前記第1流路10の一部を形成するもので、この絞り孔21内に、前記弁室17側から、ニードル弁体22の先端の次第に先細り状をなす円錐状の弁頭部22aが嵌合し、このニードル弁体22と前記絞り孔21とによって前記ニードル弁部12が構成されている。
前記ニードル弁体22は、円柱状のロッド23の先端に形成され、該ロッド23の後端部は、前記軸線Lに沿って前記開閉制御部14まで直線的に延びている。前記ニードル弁体22とロッド23とは、一つの棒状をした金属素材によって一体に形成されている。
前記円筒部材15の小径部15aの内側端(図の上端)は、該小径部15aの直径方向外側に向けて一旦折曲されたあと、該小径部15aの直径方向内側に向けて折り返され、その内径端15bが、前記ニードル弁体22の弁頭部22aの上端に連なる円錐部22bに向き合っている。
前記チェック弁部13は、V字形の断面形状を有するリップ型のシール部材で形成されていて、前記円筒部材15の小径部15aの外周を取り巻く位置に、前記第1ポート5から第2ポート6に向かう流体の流れは阻止し、前記第2ポート6から第1ポート5に向かう流体の流れは許容する向きにリップ13aを向けて配設されている。
前記主ブロック3には、前記ニードル弁部12と前記開閉制御部14とを区画する仕切壁25が形成され、該仕切壁25に形成された摺動孔26の内部を前記ロッド23が、該ロッド23の外周に取り付けられたシール部材27を介して気密にかつ摺動自在に貫通している。そして、前記ロッド23には、前記シール部材27より先端側の、前記ニードル弁部12側に位置する部分に、前記ニードル弁体22が形成され、前記シール部材27より後端側の、前記開閉制御部14側に位置する部分に、ピストン28が取り付けられている。
前記シール部材27は、リップ型のシール部材で、前記弁室17から開閉制御部14に向かう圧力流体の流れは阻止し、前記開閉制御部14から前記弁室17に向かう圧力流体の流れは許容する向きに配設されている。
前記ロッド23の、前記摺動孔26内を気密に摺動する部分(摺動部分)23aの直径は、前記ニードル弁体22の直径、即ち、前記摺動部分23aに円錐部22cを介して連なる円柱部22d、及び、該円柱部22dに前記円錐部22bを介して連なる前記弁頭部22aの直径より大きく、これら摺動部分23aとニードル弁体22との径差により、該ニードル弁体22に流体圧力が作用したとき、該ニードル弁体22に図の上向き方向の力即ち開弁方向の力が働くようになっている。
前記ピストン28は、前記主ブロック3の第2端3b側の内部に形成されたピストン室29内に、該ピストン28の外周に取り付けられたシール部材30を介して摺動自在に収容され、前記ロッド23にねじ結合により連結されている。即ち、該ピストン28の中心孔31の一部に形成された螺子孔31a内に、前記ロッド23の一部に形成された雄螺子部23bをねじ込むことにより、該ピストン28と前記ロッド23とが相互にねじ結合され、該ロッド23を回転させて前記ピストン28に対する該ロッド23の位置を軸線L方向に調整することにより、前記ニードル弁体22の弁頭部22aが前記絞り孔21内に進入する度合い、即ち、前記ニードル弁体22による前記絞り孔21の初期開度を、任意に調整することができる。従って、前記ピストン28とロッド23とをねじ結合した前記構成は、前記絞り孔21の初期開度を調整するための開度調整機構32であると言うことができる。
図中の符号23cは、前記ロッド23を回転させる際にドライバーの先端を係止させるための操作溝、符号33は、前記ロッド23の外周とピストン28の内周との間をシールするシール部材である。
前記ピストン室29の前記第2端3b側の端部には、エンドキャップ34が固定され、該エンドキャップ34には、図3からも分かるように、内周の一部に一対の平行な平坦部35aを有する非円形のガイド孔35が形成され、該ガイド孔35内に、前記ピストン28の上端部に該ガイド孔35と同様の外形形状を有するように形成された非円形のガイド部36が嵌合し、このガイド部36内において前記ロッド23の上端部が、前記エンドキャップ34の外部に露出している。前記ガイド部36と前記ガイド孔35とは、前記ロッド23を回転操作する際に、該ピストン28が回転するのを防止するためのもので、ピストン28の回転防止機構を構成するものである。
前記ピストン室29内において、前記ピストン28の第1面(下面)28aと前記仕切壁25との間には、圧力流体を導入するための圧力室38が形成され、前記ピストン28の第2面(上面)28bと前記エンドキャップ34との間には、圧縮ばね39が介設されている。
前記圧力室38に圧力流体を導入するため、前記ロッド23及びニードル弁体22の内部には、前記第1流路10(第2ポート6)と前記圧力室38とを結ぶ導通孔40が形成され、該導通孔40の第1端40aは、前記ニードル弁体22の先端に開口し、該導通孔40の反対側の第2端40bは、前記ロッド23の側面の、前記シール部材27より圧力室38側に寄った位置に開口し、該ロッド23の外周と前記摺動孔26の内周との間の隙間41を通じて前記圧力室38に連通している。
そして、前記ニードル弁体22に図の上向き(開弁方向)に作用する圧力流体による作用力、及び、前記圧力室38内で前記ピストン28に図の上向き作用する圧力流体による作用力と、前記ピストン28に図の下向き(閉弁方向)に作用する圧縮ばね39のばね力との相互作用により、前記ロッド23が軸線L方向に進退動して前記ニードル弁体22が開閉制御されるようになっている。
前記構成を有する流体制御弁1Aにおいて、図1に示すように、前記ニードル弁体22とピストン28とに流体圧力が作用していないノーマル時には、前記圧縮ばね39のばね力により前記ピストン28が、下降端の位置まで押し下げられ、圧力室38の停止部38aに当接することにより、前記ロッド23及びニードル弁体22は初期位置を占め、該ニードル弁体22の前記弁頭部22aによって前記絞り孔21が制限的に開放された状態にある。このときの該絞り孔21の開度が初期開度である。
この状態から、前記第1ポート5に圧力流体が供給されると、該圧力流体は、制限的に開放する前記絞り孔21から、減圧あるいは流量制限された状態で第1流路10を通じて第2ポート6に向けて流れる。このとき、流体圧力が、前記ニードル弁体22に図の上向きに作用すると同時に、前記導通孔40を通じて圧力室38内に流入することにより前記ピストン28にも上向きに作用するが、その圧力は低いため、前記圧縮ばね39のばね力によって前記ロッド23及びニードル弁体22は初期位置を維持する。
前記第2ポート6の流体圧力が上昇すると、その流体圧力は、導通孔40を通じて圧力室38に導入されてピストン28に上向きに作用し、その作用力が前記圧縮ばね39のばね力を上回ったとき、即ち前記圧縮ばね39による設定圧を上回ったとき、図4に示すように、前記ピストン28及びロッド23が上昇して前記ニードル弁体22の弁頭部22aが前記絞り孔21から完全に抜け出し、前記ニードル弁部12は全開になる。
従って、前記ニードル弁部12と開閉制御部14との構成は、公知の流体制御弁1Aにおけるニードル弁の機能と流量制御弁の機能とを一つにまとめたものであると言うことができる。このように、公知の流体制御弁におけるニードル弁の機能と流量制御弁の機能とを一つにまとめると共に、それをバルブハウジング内に同軸状に組み込んだことにより、流体制御弁1Aの構成は公知の流体圧制御弁に比べて簡略化され、小型で合理的な設計構造を有する流体制御弁1Aを得ることが可能になる。
前記流体制御弁1Aは、例えば図5に示す流体回路のように、流体圧シリンダ70の制御に使用される。この例では、流体制御弁1Aの第1ポート5が5ポート式の電磁弁71に接続され、第2ポート6が流体圧シリンダ70のヘッド側ポート72aに接続されている。また、前記流体圧シリンダ70のロッド側ポート72bと前記電磁弁71との間には、チェック弁73aと絞り弁73bとからなる速度制御弁73が接続されている。
前記流体回路において、図5の状態では、流体制御弁1Aの第1ポート5に圧力流体(例えば圧縮空気)が供給されていないため、図1及び図2に示すように、該流体制御弁1Aのニードル弁体22は初期位置を占め、絞り孔21を制限的に開放した状態にある。
この状態から前記電磁弁71が切り換わり、前記流体制御弁1Aの第1ポート5に圧力流体が供給されると、該圧力流体は、前記絞り孔21から第1流路10を通じて流量制限された状態で第2ポート6に流れ、該第2ポート6から前記流体圧シリンダ70のヘッド側シリンダ室70aに流入し、シリンダピストン74をメータイン制御によってゆっくりと移動させる。このとき、前記圧力流体は、前記導通孔40を通じて圧力室38内にも流入するが、シリンダピストン74の移動中の前記ヘッド側シリンダ室70aの圧力は低いため、前記ニードル弁体22は、前記圧縮ばね39のばね力によって制限開放位置である初期位置を維持する。
一方、前記第1ポート5から第2流路11内のチェック弁部13に達した前記圧力流体は、該チェック弁部13によって遮断される。
前記シリンダピストン74がストロークエンドに達すると、前記ヘッド側シリンダ室70a内の圧力は上昇し、この圧力が前記圧縮ばね39による設定圧力を上回ったとき、図4に示すように、前記ニードル弁体22は、該ニードル弁体22に作用する流体圧作用力と、前記ピストン28に作用する流体圧作用力との合成力により押し上げられ、前記絞り孔21を全開にする。このため、圧力流体は前記ヘッド側シリンダ室70a内に急速に供給される。
次に、前記電磁弁71を図5の状態に切り換えると、前記ヘッド側シリンダ室70a内の圧力流体は、該ヘッド側シリンダ室70a内の圧力が高い排気初期の段階では、全開状態にある前記ニードル弁部12の絞り孔21とチェック弁部13の両方から、前記第1ポート5及び電磁弁71を通じて急速に排気される。そして、前記ヘッド側シリンダ室70a内の圧力が低くなると、前記ニードル弁体22が前記圧縮ばね39のばね力によって前記初期位置に復帰し、前記絞り孔21は制限開放状態になるが、前記ヘッド側シリンダ室70a内の圧力流体は、前記チェック弁部13を押し開き、第2流路11を通じて自由流れの状態で排出される。
なお、前記流体制御弁1Aは、図1及び図2において、前記開度調整機構32により前記ロッド23を回転操作して、前記ピストン28に対する該ロッド23の位置を図の下方に変位させ、ニードル弁体22の円錐部22bを円筒部材15の内径端15bに当接させることにより、ノーマル時に前記ニードル弁体22が閉位置にあるノーマルクローズ式の流体制御弁に変更することもできる。この場合、第1ポート5に供給された圧力流体が前記ニードル弁体22に作用したとき、該ニードル弁体22が前記圧縮ばね39を圧縮して若干上昇し、前記絞り孔21を制限的に開放するように、前記圧縮ばね39のばね力が設定される。
図6は本発明に係る流体制御弁の第2実施形態を示すもので、この第2実施形態の流体制御弁1Bは、前記第1実施形態の流体制御弁1Aに比べ、ニードル弁部12の構成と、該ニードル弁部12を開閉制御する開閉制御部14の構成が相違しており、その他の構成は実質的に同じである。そのため、以下の説明では、主としてこのニードル弁部12と開閉制御部との構成について説明するが、その際、前記第1実施形態の流体制御弁1Aと同じ構成要素については、該第1実施形態で用いた符号と同じ符号を用いて説明することにする。
前記第2実施形態の流体制御弁1Bにおいて、前記ニードル弁部12は、ノーマル時に前記ニードル弁体22の弁頭部22aが絞り孔21内に少しだけ嵌入することにより、該絞り孔21を制限的に開放している。このときの前記ニードル弁体22の開度(初期開度)は、エンドキャップを兼ねる調整部材50と調整ロッド51とからなる開度調整機構32によって決められる。この開度調整機構32については後述する。
なお、前記ニードル弁体22には、ロッド23と前記弁頭部22aとの間に、それらの径差に基づく環状の段部22eが軸線Lと直交するように形成され、円筒部材15の小径部15aの上端部には、前記段部22eに対向する環状のフランジ部15cが軸線Lと直交する向きに形成されている。
また、前記開閉制御部14においては、ロッド23とピストン28とが一体に形成されていて、該ピストン28の下面の第1面28aと仕切壁25との間に圧縮ばね39が介設され、前記ピストン28の上面の第2面28bと前記調整部材50との間に、圧力流体を導入するための圧力室38が形成されている。従って、前記圧縮ばね39は、前記ニードル弁体22が絞り孔21を開放する方向に前記ピストン28を付勢し、前記圧力室38内に導入された圧力流体は、前記ニードル弁体22が絞り孔21を閉鎖する方向に前記ピストン28を押圧する。
前記圧力室38と第1流路10とを結ぶ導通孔40は、前記ロッド23の中心部を貫通し、該導通孔40の第1端40aは、前記ニードル弁体22の先端に開口し、該導通孔40の反対側の第2端40bは、前記ロッド23(又はピストン28)の端部にねじ付けられた前記調整ロッド51内の導通孔40を経て、該調整ロッド51の側面で前記圧力室38に開口している。
前記開度調整機構32の一部を形成する前記調整部材50は、前記主ブロック3の開放する第2端3bを気密に覆って前記圧力室38を区画する前記エンドキャップとしての役目と、前記調整ロッド51を押圧して前記ニードル弁体22による絞り孔21の初期開度を調整する役目とを果たすもので、前記主ブロック3の端部外周に形成された雄螺子部52に、該エンドキャップ34の内周面に形成された雌螺子部53を螺合させることにより、前記主ブロック3に軸線L方向に進退動自在にねじ結合され、該調整部材50の天壁50aの内面に前記調整ロッド51の端部が当接している。
そして、前記調整部材50を回転させて第2ポート6側に向けて前進させると、前記調整ロッド51を介して前記ピストン28とロッド23とが図において下方に押し動かされるため、前記ニードル弁体22の弁頭部22aが絞り孔21内に深く進入して該絞り孔21の開度が狭まり、前記調整部材50を後退させると、前記ピストン28とロッド23とが図において上方に変位するため、前記ニードル弁体22による絞り孔21の開度が広がる。
図中の符号54は、前記主ブロック3の外周面と前記調整部材50の内周面との間を気密にシールするシール部材、また、符号55は、前記調整部材50の前進端の位置を決めるストッパで、該ストッパ55が前記主ブロック3の内部の係止部3dに係止する位置まで前記調整部材50を前進させたとき、前記ニードル弁体22の開度は最小あるいは全閉になる。
前記流体制御弁1Bは、図6に示すように、前記ニードル弁体22とピストン28とに流体圧力が作用していないノーマル時には、前記圧縮ばね39のばね力により前記ニードル弁体22が上昇し、弁頭部22aが前記絞り孔21内に少しだけ嵌入して該絞り孔21は制限的に開放している。
そして、図7に示すように、前記導通孔40から流体圧力が前記圧力室38内に導入され、ピストン28に対する流体圧作用力が前記圧縮ばね39のばね力を上回ったとき、前記ニードル弁体22の弁頭部22aが前記絞り孔21内に完全に嵌合し、段部22eが円筒部材15の上端のフランジ部15cに当接して該絞り孔21は閉鎖される。
前記第2実施形態の流体制御弁1Bは、例えば図8に示す流体回路のように、流体圧シリンダ70のヘッド側シリンダ室70a及びロッド側シリンダ室70bの両方と、5ポート式電磁弁71との間に接続して使用される。
図8の状態から前記電磁弁71が切り換わり、前記ヘッド側シリンダ室70aに接続された第1の流体制御弁1B−1の第1ポート5に圧力流体が供給されると、この圧力流体は、制限的に開放した前記絞り孔21から第1流路10を通じて流量制限された状態で第2ポート6に流れ、該第2ポート6から、前記流体圧シリンダ70のヘッド側ポート72aを通じてヘッド側シリンダ室70aに流入し、シリンダピストン74をメータイン制御によってゆっくりと移動させる。このとき、前記圧力流体は、前記導通孔40を通じて圧力室38内にも流入するが、シリンダピストン74の移動中の前記ヘッド側シリンダ室70aの圧力は低いため、前記ニードル弁体22は、前記圧縮ばね39のばね力によって制限開放状態を維持する。
一方、前記第1ポート5から第2流路11内のチェック弁部13に達した前記圧力流体は、該チェック弁部13によって遮断される。
また、ロッド側シリンダ室70bに接続された第2の流体制御弁1B−2においては、該ロッド側シリンダ室70bからの排気が、ロッド側ポート72b及び第2ポート6から、第2流路11のチェック弁部13を通じて自由流れの状態で第1ポート5から電磁弁71を通じて排出される。
前記シリンダピストン74がストロークエンドに達すると、前記ヘッド側シリンダ室70a内の圧力は上昇する。そして、この圧力が、前記第1の流体制御弁1B−1において、前記圧縮ばね39による設定圧力を上回ったとき、図7に示すように、前記圧力室38内に導入された圧力流体の作用によって前記ピストン28が押し下げられるため、前記ニードル弁体22も押し下げられ、弁頭部22aが絞り孔21内に完全に嵌入すると共に、段部22eがフランジ部15cに当接することにより、前記絞り孔21が全閉になって前記ヘッド側シリンダ室70a内の圧力が維持される。
これに対し、前記第2の流体制御弁1B−2においては、前記ニードル弁体22が、制限開放状態であるノーマル位置を占める。
次に、前記電磁弁71を図8の状態に切り換えると、前記ヘッド側シリンダ室70a内の圧力流体は、前記第1の流体制御弁1B−1の第2流路11内のチェック弁部13を押し開いて自由流れの状態で排出されるため、該ヘッド側シリンダ室70a内の圧力は低下し、前記ニードル弁体22は前記絞り孔21を開放する。そのあと前記ヘッド側シリンダ室70a内の圧力流体は、開放した絞り孔21と前記チェック弁部13とを通じて排出される。
これに対し、前記第2の流体制御弁1B−2は、前記第1の流体制御弁1B−1が前記ピストン28を前進させるときの動作と同様の動作を行う。
図9−図12は本発明に係る流体制御弁の第3実施形態を示すものである。この第3実施形態の流体制御弁1Cと前記第1実施形態の流体制御弁1Aとの主要な相違点は、バルブハウジング2の構成と、ニードル弁部12の初期開度を調整する開度調整機構32の構成である。以下、この第3実施形態の流体制御弁1Cについて説明するが、その際、該流体制御弁1Cの構成要素のうち、前記第1実施形態の流体制御弁1Aの構成要素と形態は異なるが同じ機能を有する構成要素については、該流体制御弁1Aで用いた符号と同じ符号を用いてその説明を行い、前記流体制御弁1Aの構成要素と形態も機能も実質的に同じ構成要素については、その部分に前記流体制御弁1Aで用いた符号と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図9に示すように、前記流体制御弁1Cのバルブハウジング2は、第1ポート5を有するポートブロック4と、第2ポート6を有する主ブロック3とを有し、前記第1実施形態の流体制御弁1Aでは主ブロック3と円筒部材15とが保有していた機能の大半を、この流体制御弁1Cでは、以下の説明から明らかなように、前記ポートブロック4が保有している。
前記ポートブロック4の筒部4a(以下、便宜上「外筒部4a」と呼ぶ)の内部には、軸線Lに沿って延びる円筒状の内筒部4bが、前記外筒部4aの上端部で該外筒部4aと一体化されることにより該外筒部4aと同心状に形成され、該内筒部4bの外周と前記外筒部4aの内周との間に、前記第1ポート5に通じる環状流路19が形成されている。前記内筒部4bの上端部4cは、前記外筒部4aの上端より上方に突出し、該内筒部4bの下端部は、前記外筒部4aの下端より下方に突出し、該内筒部4bの下端部の前記外筒部4aから突出する部分を取り囲むように前記主ブロック3が、前記外筒部4aの下端部外周にシール部材57を介して連結されている。
前記内筒部4bの下端部には、小径部4dが一体に形成され、該小径部4dの内部に、第1流路10と絞り孔21とが形成され、該小径部4dの外周に、第2流路11とチェック弁部13とが設けられている。前記第1流路10は、前記絞り孔21から、前記弁室17、前記内筒部4bの側面に形成された流路孔59を通じて前記環状流路19に連通し、前記第2流路11は、前記内筒部4bの下端部外周と前記主ブロック3の内周との間に形成された環状の連通路60を通じて前記環状流路19に連通している。
また、前記内筒部4bの内部には、仕切壁25を介して前記弁室17とピストン室29とが形成され、該仕切壁25の内部には、黄銅製の筒状をしたガイド58が気密に且つ固定的に嵌め付けられ、該ガイド58にロッド23が、シール部材27を介して摺動自在に支持されている。該ロッド23の先端(下端)には、ニードル弁体22が一体に形成されて、該ニードル弁体22の円錐状をした弁頭部22aが前記絞り孔21内に嵌入し、前記ロッド23の前記ピストン室29内に位置する部分には、ピストン28が一体に形成されている。
なお、前記ガイド58は、前記仕切壁25と一体化して前記弁室17とピストン室29とを区画する役目を果たしているため、該仕切壁25の一部を形成するものであるということができる。
前記内筒部4bの上端部4cには、筒状をした黄銅製のエンドカバー61が取り付けられ、前記ロッド23の上端部23dが、該エンドカバー61の蓋部61aを貫通して該エンドカバー61の上方に突出しており、該エンドカバー61の蓋部61aの下面と前記ピストン28の上面との間に圧縮ばね39が介設されている。
前記開度調整機構32は、前記ロッド23を回転操作するためのハンドル62と、前記ロッド23の回転に伴って該ロッド23を軸線L方向に変位させるカム機構63とを有している。
前記ハンドル62は、円筒形をしたキャップ状の部材で、前記内筒部4bの上端部4cに、該上端部4cと前記エンドカバー61と前記ロッド23の上端部23dとを覆った状態で回転操作自在なるように取り付けられ、該ハンドル62の内部に形成された係止孔62a内に、前記ロッド23の上端部4cが嵌合している。前記係止孔62aは、その孔壁の相対する位置に一対の平坦部を有する非円形の孔であり、前記ロッド23の上端部23dも、その外周の相反する位置に一対の平坦部を有しており、これら平坦部同士が相互に当接して係止し合うことにより、前記ハンドル62とロッド23とが回転方向に固定されている。
前記カム機構63は、前記ポートブロック4の内筒部4bの内部の前記仕切壁25の上方位置に、前記ロッド23を取り囲むように形成された螺旋状のカム面63aと、前記ロッド23に形成された移動体63bとを有している。
前記カム面63aは、図10から明らかなように、時計回りでその高さが次第に低くなる方向、即ち前記絞り孔21に近づく方向に傾斜しており、該カム面63aの最も低い部分と最も高い部分との境目に、前記移動体63bが当接するストッパ63cが形成されている。
一方、前記移動体63bは、図11から明らかなように、前記ロッド23と一体のピストン28の下面から、該ロッド23の側面に沿って軸線L方向に延び、該移動体63bの下端面63dが前記カム面63aに接触している。
そして、前記ハンドル62で前記ロッド23を時計回り又は反時計回りに回転操作すると、前記移動体63bが傾斜する前記カム面63aに沿って変位することにより、前記ロッド23が軸線L方向に進退動し、前記絞り孔21に対する前記ニードル弁体22の弁頭部22aの進入度が変化して、前記絞り孔21の初期開度が調整される。
図9は、前記移動体63bがカム面63aの最も低い部分に接触することにより、前記ロッド23即ちニードル弁体22が最大限前進した位置を占め、該ニードル弁体22による前記絞り孔21の初期開度が最小開度になった状態である。この状態から、前記ハンドル62で前記ロッド23を反時計回りに約1回転回転させると、前記移動体63bがカム面63aに沿って反時計回りに移動することにより、前記ロッド23即ちニードル弁体22は回転しながら軸線L方向に後退し、前記移動体63bが前記カム面63aの最も高い部分まで移動して前記ストッパ63cに当接したとき、図12に示すように、前記ニードル弁体22は最大限後退した位置を占め、該ニードル弁体22による絞り孔21の初期開度は最大開度になる。
前記ハンドル62は、任意の回転位置に係止させることが可能であり、該ハンドル62の回転角度に応じて、前記絞り孔21の初期開度を、前記最小開度と最大開度との間で任意に設定することができる。
なお、前記第3実施形態の流体制御弁1Cの前記以外の構成及び動作は、前記第1実施形態の流体制御弁1Aと実質的に同じであるため、その説明は省略する。
1A,1B,1C 流体制御弁
2 バルブハウジング
5 第1ポート
6 第2ポート
10 第1流路
11 第2流路
13 チェック弁部
14 開閉制御部
21 絞り孔
22 ニードル弁体
23 ロッド
25 仕切壁
27 シール部材
28 ピストン
32 開度調整機構
38 圧力室
39 圧縮ばね
40 導通孔
50 調整部材
51 調整ロッド
62 ハンドル
63 カム機構
63a カム面
63b 移動体
L 軸線

Claims (11)

  1. 圧力流体が入力される第1ポート及び圧力流体が出力される第2ポートを有するバルブハウジングの内部に、前記第1ポートと前記第2ポートとを並列に結ぶ第1流路及び第2流路と、前記第1流路を開閉するニードル弁部と、前記第2流路を開閉するチェック弁部と、前記ニードル弁部を開閉制御する開閉制御部とを有し、
    前記ニードル弁部と開閉制御部とチェック弁部とは、一つの軸線に沿って同軸状に配置され、
    前記ニードル弁部は、前記第1流路の一部を形成する絞り孔と、該絞り孔を開閉するニードル弁体とを有し、該ニードル弁体は、前記軸線に沿って直線的に延びるロッドの先端に形成されていて、該ロッドと共に前記軸線方向に変位自在であり、
    前記チェック弁部は、前記第1ポートから第2ポートに向かう流体の流れは阻止し、前記第2ポートから第1ポートに向かう流体の流れは許容するように構成され、
    前記開閉制御部は、前記ロッドに設けられたピストンと、該ピストンの一側に形成された圧力室と、該ピストンの他側に設けられた、該ピストンの動作圧力設定用の圧縮ばねとを有し、
    前記ロッド及びニードル弁体の内部には、前記絞り孔と前記圧力室とを結ぶ導通孔が形成され、該導通孔の一端は前記ニードル弁体の先端に開口し、該導通孔の他端は前記圧力室に連通している、
    ことを特徴とする流体制御弁。
  2. 前記ニードル弁体は、前記第2ポートの流体圧力が前記圧縮ばねによる設定圧力より低い間は前記絞り孔を制限的に開放する初期位置を占め、前記第2ポートの流体圧力が前記圧縮ばねによる設定圧力より高くなると、前記ピストン及びロッドと共に変位して前記絞り孔を全開又は全閉にすることを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
  3. 前記バルブハウジングには、前記ニードル弁部と前記開閉制御部とを区画する仕切壁が形成され、該仕切壁を前記ロッドがシール部材を介して気密にかつ摺動自在に貫通し、該ロッドの前記シール部材より先端側の部分に前記ニードル弁体が一体に形成され、該ロッドの前記シール部材より後端側の部分に前記ピストンが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
  4. 前記ロッドの、前記仕切壁内を気密に摺動する摺動部分の直径は、前記ニードル弁体の直径より大きいことを特徴とする請求項3に記載の流体制御弁。
  5. 前記ニードル弁体による前記絞り孔の初期開度を調整するための開度調整機構を有することを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
  6. 前記開度調整機構は、前記ロッドとピストンとをねじ結合によって軸線方向に相対的に変位可能に連結することにより形成され、前記ピストンに対するロッドの位置調整により前記ニードル弁体が変位して初期開度が調整されることを特徴とする請求項5に記載の流体制御弁。
  7. 前記開度調整機構は、前記ロッドを回転操作するためのハンドルと、該ロッドの回転により該ロッドを軸線方向に変位させるカム機構とを有することを特徴とする請求項5に記載の流体制御弁。
  8. 前記カム機構は、前記バルブハウジングに前記ロッドを取り囲むように形成された螺旋状のカム面と、前記ロッドに形成されて前記カム面に接触する移動体とを有し、前記ハンドルでロッドを回転操作して前記移動体を前記カム面に沿って移動させることにより、前記ロッド及びニードル弁体が軸線方向に変位して前記初期開度が調整されるように構成されたことを特徴とする請求項7に記載の流体制御弁。
  9. 前記開度調整機構は、前記ロッドに連結された調整ロッドと、該調整ロッドを進退動させる調整部材とを有し、該調整部材は前記バルブハウジングに進退動自在にねじ結合されていて、該調整部材で前記調整ロッドを介して前記ロッドを進退動させることにより、前記ニードル弁体が進退動して前記初期開度が調整されるように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の流体制御弁。
  10. 前記開閉制御部は、前記圧縮ばねで前記ピストンを前記ニードル弁体が閉弁する方向に付勢し、前記圧力室に導入された流体圧力で前記ピストンを前記ニードル弁体が開弁する方向に押圧するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
  11. 前記開閉制御部は、前記圧縮ばねで前記ピストンを前記ニードル弁体が開弁する方向に付勢し、前記圧力室に導入された流体圧力で前記ピストンを前記ニードル弁体が閉弁する方向に押圧するよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
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