JP6326776B2 - 危険箇所抽出プログラム、危険箇所抽出方法及び危険箇所抽出装置 - Google Patents

危険箇所抽出プログラム、危険箇所抽出方法及び危険箇所抽出装置 Download PDF

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Description

本発明は、危険箇所を抽出する危険箇所抽出プログラム、危険箇所抽出方法及び危険箇所抽出装置に関する。
従来から、車両の位置情報や加速度情報等を含む走行データから急ブレーキ等の車両の危険操作が多発している危険地点を特定し、危険地点に車両が近づくと、運転手に対して危険地点を走行中である旨の警告情報を通知するサービスが知られている。
国際公開番号W2010/134546
従来のサービスにおいて、危険地点を特定する際に使用する車両の走行データには、危険操作を頻繁に使用する運転手の走行データも含まれる。危険地点を特定する際に危険操作を頻繁に行う車両の走行データを使用した場合、実際には危険操作を行う必要がない箇所まで危険地点とされる可能性があり、危険地点を検出する精度が下がる虞がある。
開示の技術は、危険箇所の検出の精度を向上させることが可能な危険箇所抽出プログラム、危険箇所抽出方法及び危険箇所抽出装置を提供することを目的としている。
開示の技術は、車両の走行データのグループから、走行データから検出される所定の運転操作の発生回数が基準操作回数より少ない走行データのサブグループを抽出し、抽出した該サブグループに属する走行データに基づいて、前記所定の運転操作の発生回数に応じた危険箇所の抽出を行い、前記サブグループに属する車両以外の車両に対し、抽出した前記危険個所以外の領域において前記所定の運転操作発生を検出すると、前記所定の運転操作の発生を警告し、前記サブグループに属する車両が前記危険箇所となる領域に到達した場合に、該車両に前記危険箇所に接近したことを通知する、処理をコンピュータに実行させる。
上記各処理は、上記各処理を実現する機能部、上記各処理をコンピュータにより実行させるプログラム、プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
危険地点の検出の精度を向上させる。
危険箇所抽出システムの構成を示す図である。 危険箇所抽出装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 危険箇所抽出装置の機能構成を説明する図である。 走行データ格納部の一例を示す図である。 地図データを説明する図である。 閾値テーブルを説明する図である。 危険箇所抽出装置の動作を説明するフローチャートである。 正常車両抽出部の処理を説明するフローチャートである。 接近通知部の処理を説明する図である。
以下、実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、危険箇所抽出システムの構成を示す図である。
本実施例の危険箇所抽出システム100は、危険箇所抽出装置200と、走行データ取得装置300とを有する。本実施例の走行データ取得装置300は、例えばドライブレコーダやデジタルタコグラフ等の車両に搭載される運行記録用計器であり、走行データ取得装置300が搭載された車両の走行データを取得する。走行データの詳細は後述する。
また本実施例の走行データ取得装置300は、例えばカーナビゲーションシステムやGPS(Global Positioning System)機能を有する携帯端末等であっても良い。図1に示す車両Aに搭載された走行データ取得装置300を走行データ取得装置300Aとし、車両Bに搭載された走行データ取得装置300を走行データ取得装置300Bとした。以下の本実施例の説明では、複数の走行データ取得装置300を区別して記載する場合には走行データ取得装置300A、300B、・・・、300Nと記載し、複数の走行データ取得装置300を区別せずに記載する場合には、単に走行データ取得装置300と記載する。
本実施例の危険箇所抽出システム100は、危険箇所抽出装置200と、走行データ取得装置300とがネットワークを介して接続されている。走行データ取得装置300は、自身が搭載された車両の走行データを取得し、危険箇所抽出システム100へ取得した走行データを送信する。危険箇所抽出装置200は、走行データ取得装置300から送信された走行データに基づき、車両の危険操作が多発する箇所を抽出する。そして危険箇所抽出装置200は、抽出した危険箇所に車両が到達するとき、危険操作が多発している危険箇所に到達したことを、走行データ取得装置300を介して車両の運転手に通知する。
図2は、危険箇所抽出装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2は、危険箇所抽出装置のハードウェア構成の一例の示す図である。危険箇所抽出装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21,出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を含む。
入力装置21はキーボードやマウス等を含み、各種信号を入力するために用いられる。出力装置22はディスプレイ装置等を含み、各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置27は、モデム,LANカード等を含み、ネットワークNに接続する為に用いられる。
危険箇所抽出プログラムは、危険箇所抽出装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。危険箇所抽出プログラムは例えば記録媒体28の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。危険箇所抽出プログラムを記録した記録媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、危険箇所抽出プログラムは、危険箇所抽出プログラムを記録した記録媒体28がドライブ装置23にセットされると記録媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた危険箇所抽出プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた危険箇所抽出プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、コンピュータの起動時に補助記憶装置24から危険箇所抽出プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された危険箇所抽出プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図3は、危険箇所抽出装置の機能構成を説明する図である。本実施例の危険箇所抽出装置200は、走行データ格納部210、地図データ格納部220、閾値テーブル格納部230を有する。また本実施例の危険箇所抽出装置200は、走行データ収集部231、正常車両抽出部232、危険箇所抽出部233、接近通知部234を有する。
本実施例の走行データ格納部210は、車両に搭載された走行データ取得装置300が取得した走行データが格納される。地図データ格納部220は、予め危険箇所抽出装置200に登録された地図データが格納される。本実施例の地図データは、例えば所定地域の地図に割り当てた領域を示すデータであっても良い。本実施例の閾値テーブル格納部230は、後述する各種処理において使用される閾値テーブルが格納される。本実施例の走行データ、地図データ及び閾値テーブルの詳細は後述する。
本実施例の各格納部は、例えばメモリ装置25や補助記憶装置24の所定の記憶領域に設けられていても良い。また本実施例の各格納部は、例えば危険箇所抽出装置200と接続される外部の記憶装置に設けられていても良い。
本実施例の走行データ収集部231は、走行中の車両に搭載された走行データ取得装置300が取得した車両の走行データを収集し、走行データ格納部210へ格納する。本実施例の走行データ収集部231は、例えば危険箇所抽出装置200が通信することができる地域内を走行している車両の走行データ取得装置300から、走行データを収集しても良い。
本実施例の正常車両抽出部232は、走行データを解析し、正常な運転操作を行っている車両を抽出する。正常な運転操作を行っている車両とは、例えば所定期間における危険操作の回数が基準値以下である車両等である。
本実施例の危険箇所抽出部233は、正常車両抽出部232により抽出された車両の走行データと地図データとから検出される領域毎の危険操作の発生回数に応じて危険箇所となる領域を抽出する。危険箇所抽出部233の処理の詳細は後述する。
本実施例の接近通知部234は、車両が危険箇所抽出部233により抽出された領域に到達した際に、走行データ取得装置300に対し、車両が危険箇所に接近していることを通知する。また本実施例の接近通知部234は、危険箇所抽出部233により抽出された領域以外の領域に車両が到達した際も、危険箇所に接近していることを通知する。接近通知部234の処理の詳細は後述する。本実施例の走行データ取得装置300は、この通知を受けて、車両の運転手に対して危険箇所に接近していることを警告し、注意を促しても良い。
以下に図4を参照して本実施例の走行データについて説明する。図4は、走行データ格納部の一例を示す図である。
図4は、車両Aに搭載された走行データ取得装置300Aから収集された走行データ210Aの例とした。本実施例の危険箇所抽出装置200は、車両毎の走行データを走行データ格納部210に格納しているものとした。
図4に示す走行データ210Aは、項目として、日付、時刻、緯度、経度、速度、GPS誤差、前後加速度、左右加速度、上下加速度を有する。日付と時刻は、走行データ取得装置300Aが走行データを取得した日時を示す情報であり、緯度、経度及び速度は走行データ取得装置300A、すなわち車両Aの位置と移動速度を示す情報である。
GPS誤差は、走行データ収集装置300Aが有するGPS機能による測位の誤差を示す。前後加速度、左右加速度及び上下加速度は、走行データ収集装置300Aが有する加速度センサ等により取得される車両の前後方向、左右方向、上下方向の加速度である。
図5は、地図データを説明する図である。図5(A)は、地図上に割り当てられた領域を説明する図であり、図5(B)は地図データ格納部220の一例を示す図である。
本実施例では、所定の地域の地図に所定の領域を割り当て、割り当てられた領域を示す座標を地図データとしても良い。領域を示す座標は、例えば緯度と経度により示される。
図5(A)では、地図上の道路Dの軌跡に沿って、領域R1,R2,・・・,Rnを割り当てた例を示している。
領域R1は地点P1,P2,P3,P4で示される領域であり、領域R2は地点P3,P4,P5,P6で示される領域である。各地点は、緯度と経度により示される。地点P1は、座標(P11,P12)で示される。P11は地点P1の緯度であり、P12は地点P1の経度である。その他の地点も、地点P1と同様に緯度と経度の座標で示される。
本実施例の地図データ格納部220は、図5(B)に示すように、領域と、各領域を示す4点の座標とが対応付けられて格納されていても良い。
次に図6を参照して本実施例の閾値テーブル格納部230に格納された閾値テーブルについて説明する。図6は、閾値テーブルを説明する図である。図6では、車両の危険操作の1つとして急ブレーキを例にしている。図6(A)は、車両において急ブレーキが発生したか否かを判断する閾値が格納された閾値テーブル61を示す。
閾値テーブル61では、例えば1秒間における車両の減速が、時速10km/h以上であったとき、急ブレーキが発生したと判定される。
図6(B)は、地図データにおける領域が危険箇所であるか否かを判断する閾値が格納された閾値テーブル62を示す。本実施例では、例えば1ヶ月間に所定回数以上の急ブレーキが発生する領域を危険箇所として判断する。図6(B)に示す閾値テーブル62では、1ヶ月間に急ブレーキが発生する平均回数が10回以上である領域が危険箇所と判定される。
図6(C)は、車両の運転操作が正常であるか否かを判断する閾値が格納された閾値テーブル63である。本実施例では、1ヶ月に急ブレーキを行う平均回数が5回以下の車両を正常な運転操作を行う車両と判定し、1ヶ月に急ブレーキを行う平均回数が6回以上の車両を危険操作の常習車両と判定する。
次に、図7を参照して本実施例の危険箇所抽出装置200の動作を説明する。図7は、危険箇所抽出装置の動作を説明するフローチャートである。以下の説明では、危険箇所の一つとして、急ブレーキの発生箇所を抽出する例を示す。
本実施例の危険箇所抽出装置200は、正常車両抽出部232により、運転操作が正常である車両の走行データを抽出する(ステップS71)。ステップS71の処理の詳細は後述する。
続いて危険箇所抽出装置200は、危険箇所抽出部233により、ステップS71で抽出された走行データに基づき、領域毎の急ブレーキの発生回数を検出する(ステップS72)。続いて危険箇所抽出装置200は、危険箇所抽出部233は、閾値テーブル62に基づき、急ブレーキの発生回数が閾値テーブル62に格納された閾値以上である領域を危険箇所として地図データ格納部220から抽出する(ステップS73)。
以下に、図7の各処理について説明する。まず、図8を参照して正常車両抽出部232による図7のステップS71の処理を説明する。図8は、正常車両抽出部の処理を説明するフローチャートである。
本実施例の正常車両抽出部232は、走行データ格納部210から車両nの走行データを抽出する(ステップS81)。続いて正常車両抽出部232は、抽出した走行データにおける所定期間の急ブレーキの発生回数が所定の基準値以上であるか否かを判断する(ステップS82)。
具体的には正常車両抽出部232は、まず閾値テーブル61を参照し、抽出した走行データから、所定期間毎の車両の速度が1秒間に10km/h以上減速する回数の平均を検出する。所定期間とは、例えば1ヶ月である。続いて正常車両抽出部232は、1ヶ月毎の急ブレーキの発生回数が所定の基準値以上であるか否かを判断する。ここで所定の基準値とは、閾値テーブル63に格納された閾値である。よって正常車両抽出部232は、1ヶ月の急ブレーキ発生回数の平均が6回以上であるか否かを判断する。
ステップS82において急ブレーキ発生回数が6回以上であった場合、正常車両抽出部232は、この車両は危険な運転操作を常習的に行う車両と判断し、この車両の走行データを除外する。
ステップS82において急ブレーキ発生回数が6回未満であった場合、正常車両抽出部232は、この車両は正常な運転操作を行う車両と判断する。そして正常車両抽出部232は、この車両の走行データを危険箇所抽出部233の処理に用いる走行データとして抽出する。そして正常車両抽出部232は、抽出された車両と、その走行データとを対応付けて、正常車両の走行データにグルーピングする(ステップS83)。
続いて正常車両抽出部232は、走行データ格納部210に、ステップS82以降の処理を行っていない車両が存在するか否かを判断する(ステップS84)。ステップS84において該当する車両が存在する場合、正常車両抽出部232はステップS81へ進み、処理が済んでいない車両の走行データを抽出する。ステップS84において該当する車両が存在しない場合、正常車両抽出部232は処理を終了し、ステップS72へ進む。
ステップS72において、危険箇所抽出部233は、正常車両抽出部232によりグルーピングされた走行データに基づき、領域毎の急ブレーキ発生回数を検出する。
本実施例の危険箇所抽出部233は、ステップS71で抽出された走行データと閾値テーブル61とを参照し、1ヶ月間における車両毎の急ブレーキ発生箇所と急ブレーキ発生回数を検出する。ここで検出される急ブレーキ発生箇所は、例えば走行データにおける減速前の緯度と経度と、減速後の緯度と経度で示されても良い。
続いて本実施例の危険箇所抽出部233は、車両毎の走行データから検出された急ブレーキ発生箇所が、地図データにおけるどの領域に含まれるかを検出し、領域毎に1ヶ月間に発生した急ブレーキの回数を検出し、ステップS73へ進む。
続いて本実施例の危険箇所抽出部233は、閾値テーブル62を参照し、1ヶ月間に急ブレーキの発生回数が10回以上となる領域を、急ブレーキ多発領域として地図データから抽出する。
以上のように本実施例では、走行データ収集部231が収集した走行データのうち、危険操作の常習車両と判断される車両の走行データを除いた走行データを用いて急ブレーキ多発領域を抽出する。すなわち本実施例では、必要以上に急ブレーキを使用する運転手の走行データを除いて急ブレーキ多発領域を抽出するため、急ブレーキ多発領域を判定する際の精度を向上することができる。
尚本実施例では、所定期間毎の急ブレーキの発生回数が所定の基準値以上であるか否かに基づき、正常な運転操作を行う車両であるか又は危険な運転操作を常習的に行う車両であるかを判断するものとしたが、これに限定されない。
正常車両抽出部232は、例えば全ての車両毎の走行データにおける急ブレーキの発生回数の平均値を算出し、平均値よりも急ブレーキの発生回数が少ない車両を正常な運転操作を行う車両と判断しても良い。
正常車両抽出部232は、例えば車両nの走行データにおいて、危険箇所抽出部233が抽出した領域以外の領域の走行データから検出された急ブレーキの発生回数をNa1
とし、車両nの走行データから検出された全ての急ブレーキの回数をNa2とした場合に、
(Na2−Na1)≦Na1
となる車両を危険な運転操作を常習的に行う車両と判断しても良い。この場合、危険箇所抽出部233により危険箇所となる領域が抽出されていることが前提となる。
また正常車両抽出部232は、(Na2/単位走行距離)の値が平均の2倍以上となる車両を危険な運転操作を常習的に行う車両としても良い。単位走行距離は、予め設定された所定距離である。また(Na2/単位走行距離)の値に基づき危険な運転操作を常習的に行う車両か否かを判断する場合には、全ての車両の(Na/単位走行距離)の値と、(Na2/単位走行距離)の平均値を算出しておくことが前提となる。
さらに正常車両抽出部232は、(Na2−Na1)≦Na1且つ(Na2/単位走行距離)の値が平均の2倍以上となる車両を危険な運転操作を常習的に行う車両としても良い。
また本実施例では、危険箇所抽出部233は、閾値テーブル62を参照して危険箇所となる領域を地図データから抽出するものとしたが、これに限定されない。本実施例の危険箇所抽出部233は、例えば図7のステップS72で検出された急ブレーキの発生回数が多い順に地図データをソートし、急ブレーキの発生回数が閾値テーブル62に設定された回数以上である領域に対して危険箇所であることを示すフラグを立てる等の処理を行っても良い。本実施例の危険箇所抽出部233は、所定期間における急ブレーキの発生回数が閾値テーブル62に設定された閾値以上である領域を識別できれば良い。
尚本実施例では、危険な運転操作の一例を急ブレーキとして説明したが、これに限定されない。危険な運転操作は、例えば急発進等のアクセルの操作や、急ハンドル等のハンドル操作を含んでも良い。
次に、図9を参照して本実施例の接近通知部234の処理について説明する。図9は、接近通知部の処理を説明する図である。
図9に示す危険箇所抽出部233による抽出結果91では、急ブレーキの発生回数が多い順に領域R4,R2,R1とした。
本実施例の接近通知部234は、例えば正常車両としてグルーピングされた車両については、抽出結果91に含まれる領域に該当車両が到達した場合に、危険箇所に接近したことを該当車両の走行データ収集装置300に通知しても良い。この場合通知を受けた走行データ収集装置300は、車両が危険箇所に接近したことを運転者に警告する。
また本実施例の接近通知部234は、例えば正常車両にグルーピングされなかった車両については、抽出結果91以外の領域で該当車両が急ブレーキを発生させたことを検出すると、急ブレーキが発生したことを該当車両に搭載された走行データ収集装置300に通知しても良い。この通知を受けた走行データ収集装置300は、運転者に対して急ブレーキを発生させないように警告を行っても良い。すなわち本実施例では、危険な運転操作を常習的に行う車両には、急ブレーキを発生させる度に警告が行われる。
以上のように本実施例では、危険な運転操作を常習的に行う車両と判断された車両の走行データを除外して危険箇所か否かを判定する。したがって本実施例では、危険箇所の判定の精度を向上させることができる。
また本実施例では、危険な運転操作を常習的に行う車両に対しては、該当車両が急ブレーキを発生させる度に、急ブレーキを発生させないように促す警告を行う。したがって本実施例では、該当車両の運転手に安全な運転操作を促すことができ、さらには全体としての急ブレーキの発生回数を削減することができる。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
車両の走行データのグループから、走行データから検出される所定の運転操作の発生回数が基準操作回数より少ない走行データのサブグループを抽出し、
抽出した該サブグループに属する走行データに基づいて、前記所定の運転操作の発生回数に応じた危険箇所の抽出を行う、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする危険箇所抽出プログラム。
(付記2)
前記所定の運転操作は、所定のブレーキ操作、所定のハンドル操作、所定のアクセル操作の何れかを少なくとも含むことを特徴とする付記1記載の危険箇所抽出プログラム。
(付記3)
前記所定のブレーキ操作は、所定の危険基準を超える急ブレーキ操作である、ことを特徴とする付記2記載の危険箇所抽出プログラム。
(付記4)
前記基準操作回数は、車両の走行データのグループに属する走行データのそれぞれから検出される所定の運転操作の回数を平均化して得られる回数である、ことを特徴とする付記1乃至3の何れか一項に記載の危険箇所抽出プログラム。
(付記5)
前記基準操作回数は、
車両の走行データのグループに属する走行データのそれぞれから検出された所定の運転操作の回数を所定の走行距離で除算した値を平均化して得られる回数である、ことを特徴とする付記1乃至3の何れか一項に記載の危険箇所抽出プログラム。
(付記6)
前記所定の危険基準は、所定時間以内に所定値以上車両の速度が減速することである、ことを特徴とする付記3乃至5の何れか一項に記載の危険箇所抽出プログラム。
(付記7)
コンピュータによる危険箇所抽出方法であって、該コンピュータが、
車両の走行データのグループから、走行データから検出される所定の運転操作の発生回数が基準操作回数より少ない走行データのサブグループを抽出し、
抽出した該サブグループに属する走行データに基づいて、前記所定の運転操作の発生回数に応じた危険箇所の抽出を行う、ことを特徴とする危険箇所抽出方法。
(付記8)
車両の走行データのグループから、走行データから検出される所定の運転操作の発生回数が基準操作回数より少ない走行データのサブグループを抽出する車両抽出部と、
抽出した該サブグループに属する走行データに基づいて、前記所定の運転操作の発生回数に応じた危険箇所の抽出を行う危険箇所抽出部と、を有することを特徴とする危険箇所抽出装置。

Claims (6)

  1. 車両の走行データのグループから、走行データから検出される所定の運転操作の発生回数が基準操作回数より少ない走行データのサブグループを抽出し、
    抽出した該サブグループに属する走行データに基づいて、前記所定の運転操作の発生回数に応じた危険箇所の抽出を行い、
    前記サブグループに属する車両以外の車両に対し、抽出した前記危険個所以外の領域において前記所定の運転操作発生を検出すると、前記所定の運転操作の発生を警告し、
    前記サブグループに属する車両が前記危険箇所となる領域に到達した場合に、該車両に前記危険箇所に接近したことを通知する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする危険箇所抽出プログラム。
  2. 前記所定の運転操作は、所定のブレーキ操作、所定のハンドル操作、所定のアクセル操作の何れかを少なくとも含むことを特徴とする請求項記載の危険箇所抽出プログラム。
  3. 前記所定のブレーキ操作は、所定の危険基準を超える急ブレーキ操作である、ことを特徴とする請求項記載の危険箇所抽出プログラム。
  4. 前記基準操作回数は、車両の走行データのグループに属する走行データのそれぞれから検出される所定の運転操作の回数を平均化して得られる回数である、ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の危険箇所抽出プログラム。
  5. コンピュータによる危険箇所抽出方法であって、該コンピュータが、
    車両の走行データのグループから、走行データから検出される所定の運転操作の発生回数が基準操作回数より少ない走行データのサブグループを抽出し、
    抽出した該サブグループに属する走行データに基づいて、前記所定の運転操作の発生回数に応じた危険箇所の抽出を行い、
    前記サブグループに属する車両以外の車両に対し、抽出した前記危険個所以外の領域において前記所定の運転操作発生を検出すると、前記所定の運転操作の発生を警告し、
    前記サブグループに属する車両が前記危険箇所となる領域に到達した場合に、該車両に前記危険箇所に接近したことを通知する、
    ことを特徴とする危険箇所抽出方法。
  6. 車両の走行データのグループから、走行データから検出される所定の運転操作の発生回数が基準操作回数より少ない走行データのサブグループを抽出する車両抽出部と、
    抽出した該サブグループに属する走行データに基づいて、前記所定の運転操作の発生回数に応じた危険箇所の抽出を行う危険箇所抽出部と、
    前記サブグループに属する車両以外の車両に対し、抽出した前記危険個所以外の領域において前記所定の運転操作発生を検出すると、前記所定の運転操作の発生を警告し、前記サブグループに属する車両が前記危険箇所となる領域に到達した場合に、該車両に前記危険箇所に接近したことを通知する通知部と、
    を有することを特徴とする危険箇所抽出装置。
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