JP6326380B2 - 多極子レンズおよび荷電粒子ビーム装置 - Google Patents

多極子レンズおよび荷電粒子ビーム装置 Download PDF

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Description

本発明は、多極子レンズおよび荷電粒子ビーム装置に関する。
近年、収差を補正するための収差補正装置が搭載された透過電子顕微鏡(TEM)、走査電子顕微鏡(SEM)等の荷電粒子ビーム装置が知られている。収差補正装置は、多極子レンズを用いて、荷電粒子ビーム(電子線)の通路に磁場、電場、またはこれらの重畳場を印加することにより、収差の補正を行っている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−302405号公報
例えば、8極子場は、4回非点補正や球面収差補正に用いられるが、軸ずれ等の影響を減らすために、8極子場に低次の多極子場を重畳する場合がある。12極子レンズの場合、例えば、図4に示す表に記載した比で各磁極に起磁力を与えることにより4極子場のX成分およびY成分、8極子場のX成分およびY成分をつくることができる。なお、4極子場のX成分を45度回転させることで4極子場のY成分となり、8極子場のX成分を22.5度回転させることで8極子場のY成分となる。各磁極に与えられる起磁力は、磁極に巻かれたコイルの巻き数とコイルに流れる電流で決まる。
図5は、従来の多極子レンズ(多極子レンズ101A)の一例を模式的に示す図である。
多極子レンズ101Aは、図5に示すように、12極子レンズである。多極子レンズ101Aは、12個の磁極110−1〜110−12と、12個のコイル120と、12個の電源130−1〜130−12と、ヨーク140と、を含んで構成されている。多極子レンズ101Aでは、起磁力の比を電源130−1〜130−12で制御している。各磁極110−1〜110−12には、同形のコイル(同じ巻き数のコイル)120が1つずつ取り付けられている。これらのコイル120には、独立した電源130−1〜130−12から電流が供給される。4極子場のX成分およびY成分、8極子場のX成分およびY成分の4種類の場を重畳して励磁したい場合には、図4に示す表から各磁極110−1〜110−12に加えるべき起磁力の合計を計算し、コイル120の巻き数から各コイル120に流す電流量を求めて、各電源130−1〜130−12の出力を制御する。
図6は、従来の多極子レンズ(多極子レンズ101B)の一例を模式的に示す図である。
多極子レンズ101Bは、図6に示すように、12個の磁極110−1〜110−12と、48個のコイル120と、4個の電源130−1〜130−4と、ヨーク140と、を含んで構成されている。多極子レンズ101Bでは、起磁力の比をコイル120の巻き数によって制御している。各磁極110には、図4に示す表1の起磁力の比に比例した巻き数のコイル120が取り付けられている。これらのコイル120は、電源130−1〜130−4に接続されている。これにより、各電源130がどのような電流を出力しても、4極子場のX成分およびY成分、8極子場のX成分およびY成分の4種類の場をつくり
出す起電力の比で各磁極110が励磁される。
図5に示す多極子レンズ101Aのように、コイル120を独立に制御すると、様々な種類の多極子場をつくることができ、また、コイル120の数も最小限に抑えられる。しかしながら、各コイル120を独立に制御するためには磁極110の数と同数の電源130が必要となる。また、各コイル120に流れる電流の変動は偏向場として作用するため、ノイズの影響を受けやすい。
図6に示す多極子レンズ101Bを構成する電源130の数は、4種類の場をつくるための電源130の数としては最小(4個)となる。さらに、多極子レンズ101Bでは、コイル120に流れる電流がつくる場が基本的に偏向場を含まないため(軸ずれによるもののみになるため)、ノイズの影響を受けにくい。しかしながら、コイル120の数が、「場の数×磁極の数」だけ必要になり、配線や端末処理が非常に煩雑になる。また、各磁極110に与える起電力の比をコイル120の巻き数で制御しなければならず、必要とするコイル120の種類が多くなる。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、簡易な構成で4極子場のX成分およびY成分、ならびに8極子場のX成分およびY成分をつくることができる多極子レンズを提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記多極子レンズを含む荷電粒子ビーム装置を提供することにある。
(1)本発明に係る多極子レンズは、
回転対称に配置された第1〜第12極子と、
前記第1極子に設けられた第1コイルおよび第2コイルと、
前記第2極子に設けられた第3コイルと、
前記第3極子に設けられた第4コイルと、
前記第4極子に設けられた第5コイルおよび第6コイルと、
前記第5極子に設けられた第7コイルと、
前記第6極子に設けられた第8コイルと、
前記第7極子に設けられた第9コイルおよび第10コイルと、
前記第8極子に設けられた第11コイルと、
前記第9極子に設けられた第12コイルと、
前記第10極子に設けられた第13コイルおよび第14コイルと、
前記第11極子に設けられた第15コイルと、
前記第12極子に設けられた第16コイルと、
直列に接続された前記第1コイル、前記第4コイル、前記第9コイル、および前記第12コイルに励磁電流を供給する第1電源と、
直列に接続された前記第3コイル、前記第5コイル、前記第11コイル、および前記第13コイルに励磁電流を供給する第2電源と、
直列に接続された前記第6コイル、前記第8コイル、前記第14コイル、および前記第16コイルに励磁電流を供給する第3電源と、
直列に接続された前記第2コイル、前記第7コイル、前記第10コイル、および前記第15コイルに励磁電流を供給する第4電源と、
を含み、
前記第1コイル、前記第3コイル、前記第6コイル、前記第7コイル、前記第9コイル、前記第11コイル、前記第14コイル、および前記第15コイルは、第1方向の磁場を発生させ、
前記第2コイル、前記第4コイル、前記第5コイル、前記第8コイル、前記第10コイ
ル、前記第12コイル、前記第13コイル、および前記第16コイルは、前記第1方向とは反対方向の磁場を発生させる。
このような多極子レンズによれば、4種類の場をつくるための電源の数としては最小(4個)の数の電源で構成されており、例えばコイルで起磁力を制御する多極子レンズの場合と比べて、コイルの数も減らすことができる。さらに、このような多極子レンズでは、コイルは同形(同じ巻き数)のコイルであり、1種類のコイルのみで構成することができる。また、巻き数の制限もない。したがって、このような多極子レンズでは、簡易な構成で4極子場のX成分およびY成分、ならびに8極子場のX成分およびY成分をつくることができる。
また、このような多極子レンズでは、例えば電源が出力する電流にノイズが入っても、4極子場および8極子場以外の場(偏向場)を、キャンセルすることができる。したがって、このような多極子レンズによれば、ノイズの影響を低減させることができる。
(2)本発明に係る多極子レンズにおいて、
前記第1〜第16コイルは、同じ巻き数であってもよい。
このような多極子レンズでは、簡易な構成で4極子場のX成分およびY成分、ならびに8極子場のX成分およびY成分をつくることができる。
(3)本発明に係る多極子レンズにおいて、
前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比は、I1:I2:I3:I4=0.732:0.268:−0.732:−0.268であってもよい。
このような多極子レンズによれば、4極子場のX成分をつくることができる。
(4)本発明に係る多極子レンズにおいて、
前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比は、I1:I2:I3:I4=−0.732:1.000:0.732:−1.000であってもよい。
このような多極子レンズによれば、4極子場のY成分をつくることができる。
(5)本発明に係る多極子レンズにおいて、
前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比は、I1:I2:I3:I4=0.268:−0.732:0.268:−0.732であってもよい。
このような多極子レンズによれば、8極子場のX成分をつくることができる。
(6)本発明に係る多極子レンズにおいて、
前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比は、I1:I2:I3:I4=1.000:0.732:1.000:0.732であってもよい。
このような多極子レンズによれば、8極子場のY成分をつくることができる。
(7)本発明に係る多極子レンズにおいて、
4極子場のX成分の強さB1、4極子場のY成分の強さB2、8極子場のX成分の強さB3、8極子場のY成分の強さB4の比を、B1:B2:B3:B4=a:b:c:d(ただし、a,b,c,d≧0)とすると、前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比I1:I2:I3:I4は、下記式(1)で表されてもよい。
Figure 0006326380
このような多極子レンズによれば、4極子場のX成分、4極子場のY成分、8極子場のX成分、および8極子場のY成分の少なくとも一部を重畳させた場をつくることができる。
(8)本発明に係る荷電粒子ビーム装置は、
本発明に係る多極子レンズを含む。
このような荷電粒子ビーム装置では、簡易な構成で4極子場のX成分およびY成分、ならびに8極子場のX成分およびY成分をつくることができる多極子レンズを含むことができる。
本実施形態に係る多極子レンズを模式的に示す図。 本実施形態に係る多極子レンズの各極子に加えられる起磁力の比を表す表。 本実施形態に係る荷電粒子ビーム装置の構成を説明するための図。 従来の多極子レンズの各磁極に加えられる起磁力の比を表す表。 従来の多極子レンズの一例を模式的に示す図。 従来の多極子レンズの一例を模式的に示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 多極子レンズ
まず、本実施形態に係る多極子レンズについて図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る多極子レンズ100を模式的に示す図である。
多極子レンズ100は、図1に示すように、第1〜第12極子(磁極)10−1〜10−12と、第1〜第16コイル20−1〜20−16と、第1〜第4電源30−1〜30−4と、ヨーク40と、を含む。
第1〜第12極子10−1〜10−12は、多極子レンズ100の光軸2に関して回転対称に配置されている。多極子レンズ100では、第1極子10−1から、右回りに第2極子10−2、第3極子10−3、第4極子10−4、・・・、第12極子10−12の順に、30度おきに配置されている。
各極子10−1〜10−12は、ヨーク40から光軸2に向けて配置されている。言い換えると、各極子10−1〜10−12は、光軸2を中心とする円の半径方向(動径方向)に延在している。第1〜第12極子10−1〜10−12は、平面視において(光軸2に沿った方向からみて)、放射状に設けられている。
各極子10−1〜10−12は、ヨーク40と磁気的に接続されている。図1に示す例では、各極子10−1〜10−12とヨーク40とは離間しているが、磁束は各極子10−1〜10−12とヨーク40との間の空間に漏れて各極子10−1〜10−12とヨーク40との間を伝わる。なお、図示はしないが、各極子10−1〜10−12とヨーク40とは接していてもよい。
第1極子10−1には、第1コイル20−1および第2コイル20−2が設けられている。第2極子10−2には、第3コイル20−3が設けられている。第3極子10−3には、第4コイル20−4が設けられている。第4極子10−4には、第5コイル20−5および第6コイル20−6が設けられている。第5極子10−5には、第7コイル20−7が設けられている。第6極子10−6には、第8コイル20−8が設けられている。第7極子10−7には、第9コイル20−9および第10コイル20−10が設けられている。第8極子10−8には、第11コイル20−11が設けられている。第9極子10−9には、第12コイル20−12が設けられている。第10極子10−10には、第13コイル20−13および第14コイル20−14が設けられている。第11極子10−11には、第15コイル20−15が設けられている。第12極子10−12には、第16コイル20−16が設けられている。
各コイル20−1〜20−16は、対応する極子10−1〜10−12の基端部(ヨーク40側の端部)に、当該基端部を磁心として巻かれている。第1〜第16コイル20−1〜20−16は、同じ電流を供給したときに同じ起磁力を発生させる同形のコイルである。すなわち、第1〜第16コイル20−1〜20−16は、同じ巻き数のコイルである。
第1コイル20−1、第4コイル20−4、第9コイル20−9、および第12コイル20−12は、直列に接続され第1電源30−1に接続されている。第3コイル20−3、第5コイル20−5、第11コイル20−11、および第13コイル20−13は、直列に接続され第2電源30−2に接続されている。第6コイル20−6、第8コイル20−8、第14コイル20−14、および第16コイル20−16は、直列に接続され第3電源30−3に接続されている。第2コイル20−2、第7コイル20−7、第10コイル20−10、および第15コイル20−15は、直列に接続され第4電源30−4に接続されている。
図2は、本実施形態に係る多極子レンズ100の各極子10−1〜10−12に加えられる起磁力を示す表である。なお、図2に示す表において、磁極番号1〜12は、第1〜第12極子10−1〜10−12に対応している。
第1コイル20−1、第3コイル20−3、第6コイル20−6、第7コイル20−7、第9コイル20−9、第11コイル20−11、第14コイル20−14、および第15コイル20−15は、例えば、対応する各極子の基端部側から先端部側に向かう方向の磁場を発生させる。また、第2コイル20−2、第4コイル20−4、第5コイル20−5、第8コイル20−8、第10コイル20−10、第12コイル20−12、第13コイル20−13、および第16コイル20−16は、対応する各極子の先端部側から基端部側に向かう方向の磁場を発生させる。すなわち、コイル20−1,20−3,20−6,20−7,20−9,20−11,20−14,20−15が発生させる磁場の方向は
、コイル20−2,20−4,20−5,20−8,20−10,20−12,20−13,20−16が発生させる磁場の方向と逆方向である。このことは、図2に示す表では、各数値の符号(プラスまたはマイナス)で表している。
各コイル20−1〜20−16が発生させる磁場の方向は、配線を変える(コイルの向きは同じでコイルに接続される配線を逆にする)ことで制御してもよいし、各コイル20−1〜20−6の向き(極性)を変えることで制御してもよい。
第1電源30−1は、直列に接続された第1コイル20−1、第4コイル20−4、第9コイル20−9、および第12コイル20−12に励磁電流を供給する。第2電源30−2は、直列に接続された第3コイル20−3、第5コイル20−5、第11コイル20−11、および第13コイル20−13に励磁電流を供給する。第3電源30−3は、直列に接続された第6コイル20−6、第8コイル20−8、第14コイル20−14、および第16コイル20−16に励磁電流を供給する。第4電源30−4は、直列に接続された第2コイル20−2、第7コイル20−7、第10コイル20−10、および第15コイル20−15に励磁電流を供給する。
各電源30−1〜30−4が電流を流すことで、図2に示す表に記載された起磁力の比で各極子10−1〜10−12が励磁される。
ヨーク40は、コイル20−1〜20−16でつくられる磁束を有効に極子10−1〜10−12に導くための部材である。ヨーク40は、平面視において、環状に設けられている。ヨーク40の内側には、12個の極子10−1〜10−12が配置されている。極子10−1〜10−12およびヨーク40の材質は、例えば、パーマロイ等の軟磁性体である。
2. 多極子レンズの動作
次に、本実施形態に係る多極子レンズ100の動作について説明する。表1は、多極子レンズ100で励磁する場と、第1〜第4電源30−1〜30−4が出力する電流比と、の関係を示す表である。なお、表1において、マイナスの符号は、電流の流れる方向が逆であることを示している。
Figure 0006326380
表1に示すように、第1電源30−1が出力する電流I1、第2電源30−2が出力する電流I2、第3電源30−3が出力する電流I3、および第4電源30−4が出力する電流I4の比を、I1:I2:I3:I4=0.732:0.268:−0.732:−0.268とすると、4極子場のX成分を発生させることができる。
また、第1電源30−1が出力する電流I1、第2電源30−2が出力する電流I2、
第3電源30−3が出力する電流I3、および第4電源30−4が出力する電流I4の比を、I1:I2:I3:I4=−0.732:1.000:0.732:−1.000とすると、4極子場のY成分を発生させることができる。なお、4極子場のX成分を45度回転させた場が、4極子場のY成分となる。
また、第1電源30−1が出力する電流I1、第2電源30−2が出力する電流I2、第3電源30−3が出力する電流I3、および第4電源30−4が出力する電流I4の比を、I1:I2:I3:I4=0.268:−0.732:0.268:−0.732とすると、8極子場のX成分を発生させることができる。
また、第1電源30−1が出力する電流I1、第2電源30−2が出力する電流I2、第3電源30−3が出力する電流I3、および第4電源30−4が出力する電流I4の比を、I1:I2:I3:I4=1.000:0.732:1.000:0.732とすると、8極子場のY成分を発生させることができる。なお、8極子場のX成分を22.5度回転させた場が、8極子場のY成分となる。
また、4種類の場の重畳場を発生させる場合には、第1〜第4電源30−1〜30−4は、励磁した4種類の場の強さに応じて、表1に示す電流比で電流を出力する。例えば、4極子場のX成分の強さB1、4極子場のY成分の強さB2、8極子場のX成分の強さB3、8極子場のY成分の強さB4の比を、B1:B2:B3:B4=a:b:c:d(ただし、a,b,c,d≧0)とすると、電源30−1〜30−4が出力する電流の比I1:I2:I3:I4は、下記式(1)で表される。
Figure 0006326380
これにより、4極子場のX成分、4極子場のY成分、8極子場のX成分、および8極子場のY成分の少なくとも一部を重畳させた所望の多極子場をつくることができる。
多極子レンズ100は、例えば、以下の特徴を有する。
多極子レンズ100では、第1〜第12極子10−1〜10−12と、第1極子10−1に設けられた第1コイル20−1および第2コイル20−2と、第2極子10−2に設けられた第3コイル20−3と、第3極子10−3に設けられた第4コイル20−4と、第4極子10−4に設けられた第5コイル20−5および第6コイル20−6と、第5極子10−5に設けられた第7コイル20−7と、第6極子10−6に設けられた第8コイル20−8と、第7極子10−7に設けられた第9コイル20−9および第10コイル20−10と、第8極子10−8に設けられた第11コイル20−11と、第9極子10−9に設けられた第12コイル20−12と、第10極子10−10に設けられた第13コイル20−13および第14コイル20−14と、第11極子10−11に設けられた第15コイル20−15と、第12極子10−12に設けられた第16コイル20−16と、直列に接続されたコイル20−1、20−4,20−9,20−12に励磁電流を供給する第1電源30−1と、直列に接続されたコイル20−3、20−5,20−11,20−13に励磁電流を供給する第2電源30−2と、直列に接続されたコイル20−6,20−8,20−14,20−16に励磁電流を供給する第3電源30−3と、直列に接続されたコイル20−2、20−7,20−10,20−15に励磁電流を供給する第4
電源30−4と、を含み、コイル20−1,20−3,20−6,20−7,20−9,20−11,20−14,20−15は、第1方向の磁場を発生させ、コイル20−2,20−4,20−5,20−8,20−10,20−12,20−13,20−16は、第1方向とは反対方向の磁場を発生させる。
このような多極子レンズ100では、例えば電源30−1〜30−4が出力する電流にノイズが入っても、上述した4種類の場以外の場(偏向場)を、光軸2上でキャンセルすることができる。したがって、多極子レンズ100によれば、ノイズの影響を低減させることができる。
また、このような多極子レンズ100では、4種類の場をつくるための電源の数としては最小(4個)の数の電源30−1〜30−4で構成されている。また、多極子レンズ100では、16個のコイル20−1〜20−16を含んでおり、図6に示すコイルで起磁力を制御する多極子レンズ101Bの例(4×12個のコイル120で構成されている)と比べて、コイルの数を減らすことができる。
また、多極子レンズ100では、使用するコイル20−1〜20−16は同形(同じ巻き数)のコイルであり、1種類のコイルのみで構成することができる。また、巻き数の制限がない。例えば、図6に示す多極子レンズ101Bでは、図4に示す表の起磁力の比に比例した巻き数のコイルを用いなければならない。そのため、例えば、小型化を図るために、巻き数を少なくしたい場合(例えば10ターン以下)、図4に示す表の起磁力の比に比例した巻き数のコイルを準備することは困難である。これに対して、多極子レンズ100では、同じ巻き数のコイルを準備すればよく、また、巻き数の制限もないため、このような問題が生じない。
このように、多極子レンズ100では、少ない電源30−1〜30−4で、かつ、コイル20−1〜20−16の数や、コイルの巻き数等の制限も少なく、簡易な構成で4極子場のX成分およびY成分、ならびに8極子場のX成分およびY成分をつくることができる。
3. 荷電粒子ビーム装置
次に、本実施形態に係る荷電粒子ビーム装置について、図面を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る荷電粒子ビーム装置1000の構成を説明するための図である。ここでは、荷電粒子ビーム装置1000が、透過電子顕微鏡(TEM)である例について説明する。
荷電粒子ビーム装置1000は、図3に示すように、電子線源1001と、集束レンズ1002と、試料ステージ1003と、対物レンズ1004と、収差補正装置1100と、中間レンズ1005と、投影レンズ1006と、撮像部1008と、を含んで構成されている。
電子線源(荷電粒子線源)1001は、電子線EBを発生させる。電子線源1001は、陰極から放出された電子を陽極で加速し電子線EBを放出する。電子線源1001として、公知の電子銃を用いることができる。電子線源1001として用いられる電子銃は特に限定されず、例えば熱電子放出型や、熱電界放出型、冷陰極電界放出型などの電子銃を用いることができる。
集束レンズ1002は、電子線源1001の後段に配置されている。集束レンズ1002は、電子線源1001で発生した電子線EBを集束して、試料Sに照射するためのレンズである。
試料室1には、試料ホルダーによって試料Sが保持されている。試料室1は、鏡筒1010内の空間である。試料室1は、真空状態に維持される。試料室1において、試料Sに荷電粒子線(電子線EB)が照射される。
試料ステージ1003は、試料Sを試料室1に保持し、試料室1における試料Sの位置決めを行う。図示の例では、試料ステージ1003は、対物レンズ1004の横から試料ホルダー(試料S)を挿入するサイドエントリーステージを構成している。
対物レンズ1004は、集束レンズ1002の後段に配置されている。対物レンズ1004は、試料Sを透過した電子線EBで結像するための初段のレンズである。
対物レンズ1004は、図示はしないが、上部磁極(ポールピースの上極)、および下部磁極(ポールピースの下極)を有している。対物レンズ1004では、上部磁極と下部磁極との間に磁場を発生させて電子線EBを集束させる。上部磁極と下部磁極とは、試料Sを挟んで配置されている。
収差補正装置1100は、対物レンズ1004の後段に配置されている。収差補正装置1100は、本発明に係る多極子レンズ(多極子レンズ100)を含んで構成されている。収差補正装置1100では、多極子レンズ100の光軸2(図1参照)が、荷電粒子ビーム装置1000の光軸に一致するように組み込まれる。収差補正装置1100は、多極子レンズ100によって所定の磁場(4極子場のX成分、4極子場のY成分、8極子場のX成分,8極子場のY成分、またはこれらの重畳場)を発生させることにより、荷電粒子ビーム装置1000の結像系の収差(例えば球面収差)を補正することができる。これにより、高分解能の電子顕微鏡像を得ることができる。
中間レンズ1005は、対物レンズ1004の後段に配置されている。投影レンズ1006は、中間レンズ1005の後段に配置されている。中間レンズ1005および投影レンズ1006は、対物レンズ1004によって結像された像をさらに拡大し、撮像部1008上に結像させる。
撮像部1008は、投影レンズ1006によって結像された像(電子顕微鏡像または電子回折図形)を撮影する。撮像部1008は、例えば、デジタルカメラである。撮像部1008は、撮影した電子顕微鏡像や電子回折図形の情報を出力する。撮像部1008が出力した電子顕微鏡像や電子回折図形の情報は、画像処理部(図示せず)で処理されて表示部(図示せず)に表示される。表示部は、例えば、CRT、LCD、タッチパネル型ディスプレイなどである。
荷電粒子ビーム装置1000は、図示の例では、除振機1011を介して架台1012上に設置されている。
なお、ここでは、本発明に係る多極子レンズが結像系の収差補正装置に搭載されている例について説明したが、本発明に係る多極子レンズは、照射系の収差を補正する収差補正装置に搭載されていてもよい。
また、ここでは、本発明に係る多極子レンズを透過電子顕微鏡に適用した場合について説明したが、その他の荷電粒子ビーム装置に適用してもよい。このような荷電粒子ビーム装置としては、例えば、走査電子顕微鏡(SEM)、走査透過電子顕微鏡(STEM)、集束イオンビーム装置(FIB装置)、電子ビーム露光装置等が挙げられる。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…試料室、2…光軸、10−1〜10−12…第1〜第12極子、20−1〜20−16…第1〜第16コイル、30−1〜30−4…第1〜第4電源、40…ヨーク、100,101A,101B…多極子レンズ、110…磁極、120…コイル、130…電源、140…ヨーク、1000…荷電粒子ビーム装置、1001…電子線源、1002…集束レンズ、1003…試料ステージ、1004…対物レンズ、1005…中間レンズ、1006…投影レンズ、1008…撮像部、1010…鏡筒、1011…除振機、1012…架台、1100…収差補正装置

Claims (8)

  1. 回転対称に配置された第1〜第12極子と、
    前記第1極子に設けられた第1コイルおよび第2コイルと、
    前記第2極子に設けられた第3コイルと、
    前記第3極子に設けられた第4コイルと、
    前記第4極子に設けられた第5コイルおよび第6コイルと、
    前記第5極子に設けられた第7コイルと、
    前記第6極子に設けられた第8コイルと、
    前記第7極子に設けられた第9コイルおよび第10コイルと、
    前記第8極子に設けられた第11コイルと、
    前記第9極子に設けられた第12コイルと、
    前記第10極子に設けられた第13コイルおよび第14コイルと、
    前記第11極子に設けられた第15コイルと、
    前記第12極子に設けられた第16コイルと、
    直列に接続された前記第1コイル、前記第4コイル、前記第9コイル、および前記第12コイルに励磁電流を供給する第1電源と、
    直列に接続された前記第3コイル、前記第5コイル、前記第11コイル、および前記第13コイルに励磁電流を供給する第2電源と、
    直列に接続された前記第6コイル、前記第8コイル、前記第14コイル、および前記第16コイルに励磁電流を供給する第3電源と、
    直列に接続された前記第2コイル、前記第7コイル、前記第10コイル、および前記第15コイルに励磁電流を供給する第4電源と、
    を含み、
    前記第1コイル、前記第3コイル、前記第6コイル、前記第7コイル、前記第9コイル、前記第11コイル、前記第14コイル、および前記第15コイルは、第1方向の磁場を発生させ、
    前記第2コイル、前記第4コイル、前記第5コイル、前記第8コイル、前記第10コイル、前記第12コイル、前記第13コイル、および前記第16コイルは、前記第1方向とは反対方向の磁場を発生させる、多極子レンズ。
  2. 請求項1において、
    前記第1〜第16コイルは、同じ巻き数である、多極子レンズ。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比は、I1:I2:I3:I4=0.732:0.268:−0.732:−0.268である、多極子レンズ。
  4. 請求項1または2において、
    前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比は、I1:I2:I3:I4=−0.732:1.000:0.732:−1.000である、多極子レンズ。
  5. 請求項1または2において、
    前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比は、I1:I2:I3:I4=0.268:−0.732:0.268:−0.732である、多極子レンズ。
  6. 請求項1または2において、
    前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比は、I1:I2:I3:I4=1.000:0.732:1.000:0.732である、多極子レンズ。
  7. 請求項1または2において、
    4極子場のX成分の強さB1、4極子場のY成分の強さB2、8極子場のX成分の強さB3、8極子場のY成分の強さB4の比を、B1:B2:B3:B4=a:b:c:d(ただし、a,b,c,d≧0)とすると、前記第1電源が出力する電流I1、前記第2電源が出力する電流I2、前記第3電源が出力する電流I3、および前記第4電源が出力する電流I4の比I1:I2:I3:I4は、下記式(1)で表される、多極子レンズ。
    Figure 0006326380
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の多極子レンズを含む、荷電粒子ビーム装置。
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