JP2005032588A - 電子顕微鏡用磁界型対物レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁性体試料を高分解能で観察することができる電子顕微鏡用磁界型対物レンズを提供する。
【解決手段】 電子顕微鏡用磁界型対物レンズは、光軸に沿う試料配置領域の近傍に磁場を発生させる第1磁界型レンズおよび第2磁界型レンズを有し、前記試料配置領域において、前記第1磁界型レンズおよび前記第2磁界型レンズによる磁場が互いに打ち消されてゼロになる。前記第1および第2磁界型レンズは、内側磁極および外側磁極を有し、内側磁極および外側磁極は試料に対面する環状のギャップを形成する。前記第1および第2磁界型レンズは、同一の構成を有し、光軸に垂直な試料の配置面に対して互いに面対称に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は電子顕微鏡用磁界型対物レンズに関する。より詳細には、例えば磁性体試料を高分解能で観察するのに好適な電子顕微鏡用磁界型対物レンズに関する。
従来より、高速の電子ビームを試料に照射し、電子ビームと試料との相互作用によって生じる二次電子や試料を透過した電子ビームなどを検出することにより、試料の原子レベルの構造を観察する装置として種々な型の電子顕微鏡が知られている。
前記電子顕微鏡において電子ビームを収束、結像するための対物レンズとして、磁界型対物レンズが知られている。磁界型対物レンズは、試料または試料近傍に強磁界を生成することにより、レンズの焦点距離を短縮するように改良されてきた。例えば、走査型電子顕微鏡においては、対物レンズの磁場中に試料を配置するインレンズ型、対物レンズの磁場を試料側にはみ出させるシュノーケル型などの磁界型対物レンズが採用されるようになった。このような磁界型対物レンズの改良は、電子顕微鏡の分解能の向上につながった。
特開2001−084942号公報 「電子顕微鏡」 Vol.35, No.1(2000)
しかしながら、磁場に敏感な試料(磁性体試料)をこれらの電子顕微鏡で観察する場合、対物レンズの磁場によって試料の磁気的物性が変化するという問題があった。試料への影響を防ぐために、試料から離れた位置に対物レンズの磁場を設ける場合、対物レンズの焦点距離が長くなり、電子顕微鏡の分解能は低下してしまう。従って、磁性体試料を高い分解能で適正に観察することができなかった。
また、対物レンズの磁場が及ぼすローレンツ力(マクスウェル応力)は、磁性体試料に対して対物レンズに引き寄せるように働く。このため、磁性体試料が小さい場合には、試料を所定の観察位置に保持することが困難であった。さらに、磁性体試料の影響によって対物レンズの磁場が乱され、対物レンズのレンズ性能が劣化するという問題もあった。
本願発明は、このような従来の欠点を解決し、磁性体試料を高分解能で観察することができる電子顕微鏡用磁界型対物レンズを提供することを目的とする。
上記課題は、光軸に沿う試料配置領域の近傍に磁場を発生させる第1磁界型レンズおよび第2磁界型レンズを有し、前記試料配置領域において、前記第1磁界型レンズおよび前記第2磁界型レンズによる磁場が互いに打ち消されてゼロになる電子顕微鏡用磁界型対物レンズにより達成される。
第1磁界型レンズおよび第2磁界型レンズは、内側磁極および外側磁極を有し、内側磁極および外側磁極は試料に対面する環状のギャップを形成することが好ましい。
また、第1磁界型レンズおよび第2磁界型レンズは、同一の構成を有し、光軸に垂直な試料の配置面に対して互いに面対称に配置されることが好ましい。
従って、この発明によれば、高分解能で磁性体試料を観察することが可能な電子顕微鏡用磁界型対物レンズを提供することができる。
以下、図1乃至図5を参照しながら、本願発明による電子顕微鏡用磁界型対物レンズの実施形態を詳細に説明する。
この実施形態は、一般的には、光軸に沿う試料配置領域の近傍に磁場を発生させる第1磁界型レンズ20および第2磁界型レンズ30を有し、前記試料配置領域において、前記第1磁界型レンズ20および前記第2磁界型レンズ30による磁場は互いに打ち消されてゼロになる電子顕微鏡用磁界型対物レンズである。
より詳細には、以下の通りである。
図1は、本願発明による対物レンズの実施形態を含む走査型電子顕微鏡の構成を示す。走査型電子顕微鏡2は、電子ビームを発生する電子銃4と、電子ビームを収束する収束レンズ系14と、電子ビームを偏向して試料上を走査させる走査コイル16a、16bと、電子ビームの焦点を試料上に合わせると共に二次電子を取り出す対物レンズ18と、前記取り出された二次電子を検出する二次電子検出器44と、を備える。
電子銃4は、好ましくは電界放出型電子銃から成る。電子銃4の陰極6と第一陽極8の間に印加された引き出し電圧により、陰極6の先端から電子ビーム12が放出される。電子ビーム12は、陰極6と第二陽極10の間に印加された加速電圧により加速され、収束レンズ系14に入射する。
収束レンズ系14は、少なくとも1つの収束レンズ14a、14bを含む。この収束レンズ14a、14bは、好ましくは磁界型レンズを有する。電子ビーム12は、収束レンズ14a、14bの磁場中を通過し、磁場のレンズ作用によって細く収束される。収束レンズ系14を通過した電子ビーム12は、試料上を2次元的に走査するように走査コイル16a、16bにより偏向され、後述する対物レンズ18に入射する。
二次電子検出器44は、対物レンズ18を介して二次電子42を検出し、電気信号として出力する。電気信号は、増幅器46により増幅された後、表示装置50に二次電子像を表示するための画像信号として利用される。表示装置50の走査は、制御装置48により制御され、走査コイル16a、16bによる電子ビーム12の試料40上の走査と同期して行なわれる。これにより、表示装置50は、試料40の表面の微細構造(例えば凹凸構造)を明暗のコントラストとして表現する二次電子像を表示することができる。
図2は、図1の対物レンズ18の拡大図である。対物レンズ18は、光軸に沿って相互に対向して上下に配置された第1磁界型レンズ20および第2磁界型レンズ30を有する。試料40は、第1磁界型レンズ20と第2磁界型レンズ30の間の光軸上に配置される。
第1磁界型レンズ20は、電源28(図1)に接続された励磁コイル22と、励磁コイル22を被覆あるいは内蔵する磁気ヨーク24とを有する。磁気ヨーク24は、試料40側(図2において下側)に設けられた環状の内側磁極24aおよび環状の外側磁極24bを有する。
より詳細には、内側磁極24aと外側磁極24bとの端縁により定められる環状の開口を含む面は、図2において光軸と直交するXY平面と平行に設定される。また、内側磁極24aと外側磁極24bの端縁の直径の比は、例えば10:82と定められる。これにより、内側磁極24aおよび外側磁極24bの間には、試料40に対面する環状のギャップ(空隙部)26が形成される。なお、励磁コイル22は、上から見て右回りに電流が流れるように巻回される。
上記構成により、第1磁界型レンズ20では、試料40の近傍に磁場B1を発生させる。より詳細には、電源28から励磁コイル22に励磁電流が供給されると、磁気ヨーク24内に磁束が生じる。磁束は環状ギャップ26から試料40側に漏洩し、光軸を中心とする回転対称な第1の磁場B1(ベクトル)が試料40の上方近傍に発生する。
図2に示すように、第1の磁場B1は、内側磁極24aから出て外側磁極24bへ至る概略円弧状の磁力線を形成する。特に、試料位置において第1の磁場B1は、図2において下向きベクトルであり、Bz成分のみを有する。
同様に、第2磁界型レンズ30は、電源38(図1)に接続された励磁コイル32と、励磁コイル32を被覆あるいは内蔵する磁気ヨーク34を有する。磁気ヨーク34は、試料40側(図2において上側)に設けられた環状の内側磁極34aおよび環状の外側磁極34bを有する。内側磁極34aおよび外側磁極34bの間には、試料40に対面する環状のギャップ36が形成される。なお、励磁コイル32は、上から見て左回りに電流が流れるように巻回される。
上記構成により、第2磁界型レンズ30では、試料40の下方近傍に回転対称な第2の磁場B2が発生する。第2の磁場B2は、内側磁極34aから出て外側磁極34bへ至る概略円弧状の磁力線を形成する。特に、試料位置において第2の磁場B2は、図2において上向きベクトルであり、Bz成分のみを有する。
第1磁界型レンズ20および第2磁界型レンズ30は、好ましくは同一の構成を有する。より好ましくは、これらの同一構成を有する第1磁界型レンズ20および第2磁界型レンズ30は、光軸に垂直な試料40の配置面に対して互いに面対称に配置される。これにより、第1磁界型レンズ20および第2磁界型レンズ30に等しい励磁電流を供給することによって、試料40における磁場Bの光軸方向成分(z成分)Bzをゼロにすることできる。
なお、試料40と第1磁界型レンズ20あるいは第2磁界型レンズ30との間隔が異なる場合、各レンズ20および30へ供給する励磁電流を調整することにより、試料位置における第1磁場B1および第2磁場B2のz成分が相互に打ち消しあうようにすることができる。
図3は、前記対物レンズによって発生する重畳磁場B(=B1+B2)のz成分Bzの光軸上における分布を示す。横軸Bzは、磁場強度(T:テスラ)を表す。縦軸Zは、光軸上の位置、すなわち試料位置(光軸上において試料40が置かれている位置)からの距離(mm)を表す。
図3の磁場分布は、有限要素法を用いた数値シミュレーションによって得られたものである。図4は、シミュレーションに用いた磁界型対物レンズの構成を示す。図示のとおり、第1磁界型レンズ20および第2磁界型レンズ30のヨーク24、34は同様の断面寸法を有する。すなわち、その外径は176mm、高さ(z方向寸法)は85mm、内側磁極24a、34aの端縁の直径は10mm、外側磁極24b、34bの端縁の直径は82mmである。両レンズの内側磁極24a、34aの間の距離は50mmであり、試料40は双方から25mmの中央位置に配置される。また、このシュミレーションでは100keVの入力電子線を想定し、第1磁界型レンズ20および第2磁界型レンズ30の上下コイル22a、22b、32a、32bの起磁力を2250AT(アンペアターン)とした。
図3に示されるように、試料位置(点O)において重畳磁場Bのz成分Bzはゼロである。より詳細には、第1磁場B1のz成分は、逆方向で同じ大きさの第2磁場B2のz成分によって打ち消される。これにより、試料40が磁性体であっても、その磁気的特性を乱すことなく試料40を観察することができる。また、試料40に対してローレンツ力が働かないので、試料40は対物レンズ18に引き寄せられることなく所定の観察位置に保持される。
図3にz1で示される試料40の上方(第1磁界型レンズ20側)近傍において、重畳磁場Bのz成分Bz(1)は極大となる。このような磁場z成分Bzの分布は対物レンズ18に入射した電子ビーム12に対して凸レンズとして作用し、電子ビーム12は螺旋を描きながら収束される。これにより、対物レンズ18は、電子ビーム12の焦点を試料40の上面に合わせることができる。また、電子ビーム12により試料40からはじき出された二次電子42を取り出すことができる。
磁場z成分Bzの分布は、第1磁界型レンズ20および第2磁界型レンズ30の励磁電流を調整することによって変化する。従って、第1磁界型レンズ20および第2磁界型レンズ30の励磁電流を大きく(強励磁に)することにより、試料40の上方近傍における磁場z成分Bzは、より急峻な分布を示し、焦点距離が短いレンズとして作用する。これにより、走査型電子顕微鏡2において高分解能で試料を観察することができる。
図5は、本願発明による対物レンズの実施形態を含む透過型電子顕微鏡の構成を示す。図示のとおり、透過型電子顕微鏡52は、電子ビームを発生する電子銃54と、電子ビームを細く収束して試料に照射する収束レンズ系64と、試料を透過した電子像を拡大する対物レンズ68と、拡大された電子像をさらに拡大する中間レンズ92および投影レンズ94と、電子像を光に変える蛍光板96と、を備える。
電子銃54および収束レンズ系64は、図1の走査型電子顕微鏡2における電子銃4および収束レンズ系14と同様の構成を有する。電子銃54から放出された電子ビーム62は、収束レンズ系64により細く収束され、後述の対物レンズ68に入射する。
中間レンズ92および投影レンズ94は、試料90を透過して対物レンズ68により拡大された電子ビーム62をさらに拡大し、蛍光板96上に結像させる。蛍光板96上の投影像は、撮像装置98により撮像され、表示装置102の画面に表示される。
図6は、図5の対物レンズ68の拡大図である。対物レンズ68は、光軸に沿って相互に対向して上下に配置された第1磁界型レンズ70および第2磁界型レンズ80を有する。試料90は、第1磁界型レンズ70と第2磁界型レンズ80の間に配置される。
第1磁界型レンズ70は、電源78(図5)に接続された励磁コイル72と、励磁コイル72を被覆あるいは内蔵する磁気ヨーク74とを有する。磁気ヨーク74は、試料90側(下側)に設けられた環状の内側磁極74aおよび環状の外側磁極74bを有する。内側磁極74aおよび外側磁極74bの間には、試料90に面する環状のギャップ76が形成される。
同様に、第2磁界型レンズ80は、電源88(図5)に接続された励磁コイル82と、励磁コイル82を被覆あるいは内蔵する磁気ヨーク84とを有する。磁気ヨーク84は、試料90側(上側)に設けられた環状の内側磁極84aおよび環状の外側磁極84bを有する。内側磁極84aおよび外側磁極84bの間には、試料90に面する環状のギャップ86が形成される。
第1磁界型レンズ70は、試料90の上方近傍に回転対称な第1の磁場B1を発生させる。同様に、第2磁界型レンズ80は、試料90の下方近傍に回転対称な第2の磁場B2を発生させる。これらの磁場B1、B2による重畳磁場のz成分の光軸上における分布は、走査型電子顕微鏡2の場合と同様に図3に示される。
図3に点Oで示される試料位置において、第1磁場B1と第2磁場B2のz成分が打ち消しあい、重畳磁場Bのz成分Bzはゼロである。これにより、試料90が磁性体であってもその磁気的特性を乱すことなく観察することができる。また、試料90にはローレンツ力が働かないので、試料90は対物レンズ68に引き寄せられることなく、所定の観察位置に保持される。
図3にz1で示される試料90の上方(第1磁界型レンズ70側)近傍において、重畳磁場Bのz成分Bz(1)は極大となる。このような磁場分布は、対物レンズ68に入射した電子ビーム62に対してレンズとして作用し、電子ビーム62は螺旋を描きながら収束される。
この収束作用により電子ビーム62の径が所望の寸法よりも小さくなることを防ぐため、電子ビーム62を拡大するためのミニコンデンサレンズ66(図5)を対物レンズ68の上方に設けてもよい。あるいは、収束レンズ64a、64bの励磁電流により、第1磁界型レンズによる電子ビーム62へのレンズ作用を調整してもよい。
第1磁界型レンズ70および第2磁界型レンズ80は、好ましくは同一の構成を有する。より好ましくは、これらの同一構成を有する第1磁界型レンズ70および第2磁界型レンズ80は、試料90の配置面に対して互いに面対称に配置される。この場合、第1磁界型レンズ70および第2磁界型レンズ80に等しい励磁電流を供給することによって、試料90の磁場をゼロにすることできる。
なお、図3に示すように、試料上方近傍z1における磁場z成分Bz(1)と試料下方近傍z2における磁場z成分Bz(2)は、逆極性で同じ大きさとなる。従って、試料上方における電子ビーム62の回転量は、試料下方における電子像91の回転量と逆向きで等しくなる。これにより、最終的に得られる試料90の観察像を対物レンズ68による像回転を考慮して補正する必要がない。
以上説明したように、前記対物レンズ18、68は電子顕微鏡における試料の観察において、以下の効果を奏する。
(1)試料が磁性体であっても、試料の磁気的特性を乱すことなく観察することができる。
(2)試料が磁性体であっても、ローレンツ力により対物レンズに引き寄せられることがなく、所定の位置に保持される。
(3)高分解能で試料を観察することができる。
なお、本願発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、第1磁界型レンズおよび第2磁界型レンズのギャップの形状は、光軸に対して回転対称な磁場を形成することができればよい。従って、内側磁極および外側磁極の端縁によって定められる開口を含む面は、必ずしも光軸に垂直なXY平面に平行でなくてもよい。
また、第1磁界型レンズおよび第2磁界型レンズの磁場を必要に応じて調整することにより、レンズ20、30またはレンズ70、80を油浸レンズ(2つの磁場の極性を同じにする)、ズームレンズ(2つの磁場の大きさを調整する)として使用することができる。
図1は、本願発明による対物レンズの実施形態を含む走査型電子顕微鏡の構成を示す概略図である。 図2は、図1の対物レンズの拡大図である。 図3は、対物レンズによって発生する光軸上の磁場分布を示す図である。 図4は、図3の磁場分布を発生する対物レンズの構成を示す。 図5は、本願発明による対物レンズの実施形態を含む透過型電子顕微鏡の構成を示す。 図6は、図5の対物レンズの拡大図である。
符号の説明
2 走査型電子顕微鏡
4、54 電子銃
6、56 陰極
8、58 第一陽極
10、60 第二陽極
12、62 電子ビーム
14、64 収束レンズ系
14a、14b、64a、64b 収束レンズ
16a、16b 走査コイル
18、68 対物レンズ
20、70 第1磁界型レンズ
22、32、72、82 励磁コイル
24、34、74、84 磁気ヨーク
24a、34a、74a、84a 内側磁極
24b、34b、74b、84b 外側磁極
26、36、76、86 ギャップ
28、38、78、88 電源
40、100 試料
42 二次電子
44 二次電子検出器
46 増幅器
48、100 制御装置
50、102 表示装置
52 透過型電子顕微鏡
66 ミニコンデンサレンズ
91 電子像
92 中間レンズ
94 投影レンズ
96 蛍光板
98 撮像装置

Claims (3)

  1. 光軸に沿う試料配置領域の近傍に磁場を発生させる第1磁界型レンズおよび第2磁界型レンズを有し、
    前記試料配置領域において、前記第1磁界型レンズおよび前記第2磁界型レンズによる磁場が互いに打ち消されてゼロになる電子顕微鏡用磁界型対物レンズ。
  2. 前記第1および第2磁界型レンズは、内側磁極および外側磁極を有し、内側磁極および外側磁極は試料に対面する環状のギャップを形成する請求項1の電子顕微鏡用磁界型対物レンズ。
  3. 前記第1および第2磁界型レンズは、同一の構成を有し、光軸に垂直な試料の配置面に対して互いに面対称に配置される請求項1の電子顕微鏡用磁界型対物レンズ。
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