JP6321896B1 - ポリアミド系フィルム、これを用いた積層体及び容器、ならびにその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
1. ポリアミド系基材層及びその少なくとも一方の面に形成された保護層を含むフィルムであって、
(1)前記保護層は、ビニルアルコール単位を含有するビニルアルコール系ポリマー(A)と、不飽和カルボン酸単位を含有するビニル系ポリマー(B)(但し、前記ビニルアルコール系ポリマー(A)を除く。)とを含み、
(2)前記フィルムは、
(2−1)前記フィルムにおける任意の点から特定の方向を0度とし、その方向に対して時計回りに45度、90度及び135度の4方向において、一軸引張試験による5%伸長時の各応力の最大値と最小値の差が35MPa以下であり、かつ、
(2−2)前記4方向において、一軸引張試験による15%伸長時の各応力の最大値と最小値の差が40MPa以下である、
ことを特徴とするポリアミド系フィルム。
2. 不飽和カルボン酸単位が、マレイン酸及び無水マレイン酸単位の少なくとも1種のマレイン酸系単位を含む、前記項1に記載のポリアミド系フィルム。
3. 前記保護層において、
(3−1)ビニルアルコール系ポリマー(A)中のビニルアルコール単位の含有量が40モル%以上であり、
(3−2)ビニル系ポリマー(B)中の不飽和カルボン酸単位の含有量が10モル%以上である、前記項1に記載のポリアミド系フィルム。
4. 前記保護層におけるビニルアルコール単位と不飽和カルボン酸単位とのモル比(ビニルアルコール単位/不飽和カルボン酸単位)が1/99〜60/40である、前記項1記載のポリアミド系フィルム。
5. 前記フィルムにおける任意の点から特定の方向を0度とし、その方向に対して時計回りに45度、90度、135度、180度、225度、270度及び315度の8方向の厚みの標準偏差が0.200μm以下である、前記項1又は2に記載のポリアミド系フィルム。
6. 平均厚みが16μm以下である、前記項1に記載のポリアミド系フィルム。
7. 少なくとも一方の表面の動摩擦係数が0.60以下である、前記項1に記載のポリアミド系フィルム。
8. 前記項1〜7のいずれかに記載ポリアミド系フィルム及びそのフィルム上に積層された金属箔を含む積層体。
9. 前記項8に記載の積層体を含む容器。
10. ポリアミド系基材層及びその少なくとも一方の面に形成された保護層を含むフィルムを製造する方法であって、
(1)ポリアミド樹脂を含む溶融混練物をシート状に成形することにより未延伸シートを得る工程、
(2)前記未延伸シートをMD及びTDに逐次又は同時に二軸延伸することによって延伸フィルムを得る工程
を含み、かつ、
(3)下記式a)及びb);
a)0.85≦X/Y≦0.95
b)8.5≦X×Y≦9.5
(但し、Xは前記MDの延伸倍率を示し、Yは前記TDの延伸倍率を示す。)
の両方を満たし、
(4)MDの延伸を50〜74℃で行い、TDの延伸を70〜150℃で行い、
(5)a)未延伸シート又はb)MD及びTDの少なくとも一方が延伸されたフィルムの少なくとも一方の面にビニルアルコール単位を含有するビニルアルコール系ポリマー(A)と、不飽和カルボン酸単位を含有するビニル系ポリマー(B)とを含む塗工液を塗布する工程を含む、
ことを特徴とするポリアミド系フィルムの製造方法。
本発明のポリアミド系フィルム(以下「本発明フィルム」ともいう。)は、ポリアミド系基材層及びその少なくとも一方の面に形成された保護層を含むフィルムであって、
(1)前記保護層は、ビニルアルコール単位を含有するビニルアルコール系ポリマー(A)と、不飽和カルボン酸単位を含有するビニル系ポリマー(B)(但し、前記ビニルアルコール系ポリマー(A)を除く。)とを含み、
(2)前記フィルムは、
(2−1)前記フィルムにおける任意の点から特定の方向を0度とし、その方向に対して時計回りに45度、90度及び135度の4方向において、一軸引張試験による5%伸長時の各応力の最大値と最小値の差が35MPa以下であり、かつ、
(2−2)前記4方向において、一軸引張試験による15%伸長時の各応力の最大値と最小値の差が40MPa以下である、
ことを特徴とする。
ポリアミド系基材層は、ポリアミド樹脂を主成分とする層であれば良く、特にポリアミド樹脂を含むフィルムを基材層として好適に採用することができる。ポリアミド樹脂は、複数のモノマーがアミド結合して形成されたポリマーである。その代表的なものとしては、例えば6−ナイロン、6,6−ナイロン、6,10−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン、ポリ(メタキシレンアジパミド)等が挙げられる。また、ポリアミドとしては、例えば6−ナイロン/6,6−ナイロン、6−ナイロン/6,10−ナイロン、6−ナイロン/11−ナイロン、6−ナイロン/12−ナイロン等の2元以上の共重合体でも良い。また、これらが混合されたものであっても良い。上記の中でも、冷間成型性、強度、コスト等の観点から、a)6−ナイロンのホモポリマー、b)6−ナイロンを含むコポリマー又はc)これらの混合物が好ましい。
本発明フィルムは、ポリアミド系基材層の少なくとも一方の面に保護層を有する。特に、ポリアミド系基材層に直に隣接して保護層が形成されている。本発明では、保護層は、後記に示すように、基材層との密着性等の見地より、塗工液による塗布層であることが好ましい。
A成分は、ビニルアルコール単位−[CH2CH(OH)]−を含有するビニルアルコール系ポリマーである。このようなポリマーとしては、実質的にビニルアルコール単位のみからなるホモポリマーのほか、ビニルアルコール単位と他のモノマー単位とのコポリマーが挙げられる。また、ビニルアルコール単位の水酸基以外の一部を化学的に修飾したものを用いることもできる。A成分の最も好適な例としては、上記ホモポリマー(すなわち、ポリビニルアルコール)を挙げることができる。これらは、いずれも公知又は市販のものを使用することもできる。
B成分は、不飽和カルボン酸単位を含有するビニル系ポリマー(B)(但し、前記ビニルアルコール系ポリマー(A)を除く。)である。このようなポリマーとしては、実質的に不飽和カルボン酸単位のみからなるポリマーのほか、不飽和カルボン酸単位と不飽和カルボン酸単位以外のモノマー単位とのコポリマーが挙げられる。また、不飽和カルボン酸単位のカルボキシル基以外の一部を化学的に修飾したものを用いることもできる。これらは、いずれも公知又は市販のものを使用することもできる。
有機滑剤としては、特に限定されず、例えば炭化水素系、脂肪酸系、脂肪族ビスアミド系、金属石鹸系等の各種の有機滑剤のほか、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂等の樹脂系の有機滑剤が挙げられる。本発明では、特にポリアミド樹脂成分との溶融混練時に自らも溶融し得る有機滑剤(例えば融点150℃以下)が好ましく、このような有機滑剤として脂肪族ビスアミド系滑剤等を好適に用いることができる。
本発明における無機滑剤としては、例えば二酸化ケイ素、クレー、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、ワラストナイト、アルミナ、酸化マグネシウム、珪酸カルシウム、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カルシウム、アルミノ珪酸マグネシウム、酸化亜鉛、三酸化アンチモン、ゼオライト、カオリナイト、ハイドロタルサイト、酸化物系ガラス等が挙げられる。この中でも、特に二酸化ケイ素(シリカ)が好ましい。
本発明フィルム(特にポリアミド系基材層)は、好ましくは分子配向が二軸配向したものである。このようなフィルムは、基本的には二軸延伸によって得ることができる。特に、ロール及びテンターを用いて二軸延伸されたフィルムが好適である。
本発明フィルムは、二次加工時における伸長時の応力バランスが非常に優れていることを示す指標として、前記A値及びB値を同時に満足することを必須とする。前記A値及びB値が上記範囲を超えるものとなると、ポリアミド系フィルムの全方向での応力バランスが悪く、均一な成型性を得ることが困難となる。均一な成型性が得られない場合、例えば本発明フィルムと金属箔とを積層した積層体を冷間成型する場合において、金属箔に十分な延展性が付与されない(すなわち、ポリアミド系フィルムが金属箔に追従しにくくなる)ため、金属箔の破断、あるいはデラミネーション、ピンホール等の不具合が発生しやすくなる。
本発明フィルムは、厚み精度(厚みの均一性)が非常に高いものであることを示す指標として、後記に示す8方向の厚みの標準偏差が0.200μm以下であり、特に0.180μm以下であることが好ましく、さらには0.160μm以下であることがより好ましい。上記の厚み精度を示す標準偏差が0.200μm以下である場合、フィルム表面の厚みのバラツキが非常に小さいものとなり、例えばフィルムの厚みが15μm以下の場合であっても、金属箔と貼り合わせた積層体とし、深絞り冷間成型を行った際にデラミネーション、ピンホール等の不具合が発生せず、良好な成型性を得ることができる。標準偏差が0.200μmを超える場合、厚み精度が低いため、特にフィルムの厚みが小さい場合、金属箔と貼り合わせた際に、金属箔に十分な延展性を付与することができず、デラミネーション又はピンホールの発生が顕著となり、良好な成型性が得られないことがある。
本発明フィルムは、冷間成型時の成形性(滑り性)に優れていることを示す指標として、少なくとも一方の表面の動摩擦係数を0.60以下とし、中でも0.55以下とすることが好ましく、さらには0.50以下とすることが好ましい。動摩擦係数を0.60以下に制御することにより、冷間成型を高湿度(例えば90%以上の湿度)の環境下で行う際においても、滑り性が良好となり、例えばシワ、デラミネーション、ピンホール等を効果的に抑制又は防止することができる。動摩擦係数が0.60を超える場合は、特に高湿度の環境下で冷間成型を行うと、シワが生じたり、デラミネーションを引き起こす。しかも、積層体全体を均一に成型することが難しくなり、ピンホール等も発生しやすくなる。なお、動摩擦係数の下限値は特に制限されないが、通常は0.05程度とすれば良い。
本発明フィルムは、沸水収縮率がMD:2.0〜5.0%及びTD:2.5〜5.5%であることが好ましく、その中でもMD:2.0〜4.0%及びTD:2.5〜4.5%であることがより好ましい。
収縮率=[(A−B)/A]×100
本発明フィルムは、公知又は市販のポリアミド系フィルムと同様にして各種の用途に用いることができる。この場合、本発明フィルムをそのままの状態又は表面処理した状態で使用できるほか、他の層を積層してなる積層体の形態で使用することもできる。
本発明は、本発明の積層体を含む容器も包含する。例えば、本発明の積層体を用いて成型された容器も、本発明に包含される。この中でも冷間成型することにより得られる容器であることが好ましい。特に、冷間成型として絞り成型(絞り加工)又は張り出し成型(張り出し加工)により製造される容器であることが好ましく、特に絞り成型により製造される容器が好ましい。
本発明のポリアミド系フィルムは、以下に示す製造方法を採用することによって、前記したような特性値を満足するものを得ることが可能である。より具体的には、ポリアミド系基材層及びその少なくとも一方の面に形成された保護層を含むフィルムを製造する方法であって、
(1)ポリアミド樹脂を含む溶融混練物をシート状に成形することにより未延伸シートを得るシート工程(成形工程)、
(2)前記未延伸シートをMD及びTDに逐次又は同時に二軸延伸することによって延伸フィルムを得る工程(延伸工程)
を含み、かつ、
(3)下記式a)及びb);
a)0.85≦X/Y≦0.95
b)8.5≦X×Y≦9.5
(但し、Xは前記MDの延伸倍率を示し、Yは前記TDの延伸倍率を示す。)
の両方を満たし、
(4)a)未延伸シート又はb)MD及びTDの少なくとも一方が延伸されたフィルムの少なくとも一方の面に、ビニルアルコール単位を含有するビニルアルコール系ポリマー(A)と不飽和カルボン酸単位を含有するビニル系ポリマー(B)とを含む塗工液を塗布する工程(塗布工程)を含む、
ことを特徴とする。
シート成形工程では、ポリアミド樹脂を含む溶融混練物をシート状に成形することにより未延伸シートを得る。
延伸工程では、前記未延伸シートをMD及びTDに逐次又は同時に二軸延伸することによって延伸フィルムを得る。
a)0.85≦X/Y≦0.95
(好ましくは0.89≦X/Y≦0.93)
b)8.5≦X×Y≦9.5
(好ましくは8.7≦X×Y≦9.1)
(但し、Xは前記MDの延伸倍率を示し、Yは前記TDの延伸倍率を示す。)両方を満たすことが好ましい。
本発明における延伸工程としては、MDをロールによって延伸し、TDをテンターによって延伸する逐次二軸延伸工程を好適に採用することができる。この方法を採用し、かつ下記に示す温度条件を満足することにより、前記4方向の伸長時の応力バランスをより優れたものとすることが可能となり、かつ、前記4方向の厚み精度をより高いものとすることが可能となるため、特に平均厚み15μm以下の本発明フィルムをより確実かつ効率的に得ることができる。
まず、MDの延伸における温度は、ロールを用いて50〜70℃の温度範囲で延伸することが好ましく、中でも50〜65℃とすることがより好ましい。
TDの延伸は、図3に示すような各ゾーンが形成されるテンターにより延伸を行う。このとき、予熱ゾーンの温度は60〜70℃とすることが好ましい。そして、延伸ゾーンの温度を70〜130℃の温度範囲とすることが好ましく、特に75〜120℃の温度範囲とすることがより好ましく、さらには80〜110℃の温度範囲とすることが最も好ましい。
塗布工程では、a)未延伸シート又はb)MD及びTDの少なくとも一方が延伸されたフィルムの少なくとも一方の面に対し、ビニルアルコール単位を含有するビニルアルコール系ポリマー(A)と不飽和カルボン酸単位を含有するビニル系ポリマー(B)とを含む塗工液を塗布する。
ポリアミド系フィルムの5%伸長時及び15%伸長時の4方向の応力は、MDを基準方向(0度方向)としたうえで、前記で説明した方法で測定し、算出した。
なお、測定に用いたサンプルフィルムとしては、得られたフィルムロールに巻き取られたポリアミド系フィルムにおいて、巻幅の中心付近であって、かつ、巻量の半分にあたる位置で採取したものを用いた。
ポリアミド系フィルムの平均厚みと標準偏差は、前記の方法でそれぞれ測定し、算出した。なお、測定に用いたサンプルフィルムは、次の3種類であった。
得られたフィルムロールに巻き取られたポリアミド系フィルムにおいて、a)巻幅の中心付近であって、かつ、巻量の半分にあたる位置で採取したものを「A」と表記し、b)巻幅の右端付近であって、かつ、巻量の半分にあたる位置で採取したものを「B」と表記し、c)巻幅の左端付近であって、かつ、巻終わり付近の位置で採取したものを「C」と表記した。
ポリアミド系フィルムの沸水収縮率、弾性率は、前記で示した方法により測定した。なお、測定に用いたサンプルフィルムとしては、得られたフィルムロールに巻き取られたポリアミド系フィルムにおいて、巻幅の中心付近であって、かつ、巻量の半分にあたる位置で採取したものを用いた。
ポリアミド系フィルムの動摩擦係数は、前記で示した方法により測定した。なお、測定に用いたサンプルフィルムとしては、得られたフィルムロールに巻き取られたポリアミド系フィルムにおいて、巻幅の中心付近であって、かつ、巻量の半分にあたる位置で採取したものを用いた。
なお、実施例1、6、7、13、42〜53のみを測定対象とした。いずれもポリアミド系フィルムのコート層の表面で測定を行った。
得られたポリアミド系フィルムをエポキシ樹脂中に包埋し、凍結ウルトラミクロトームで厚み100nmの切片を採取した。切削温度は−120℃とし、切削速度は0.4mm/分とした。採取した切片をRuO4溶液で1時間気相染色し、JEM−1230 TEM(日本電子社製)を用いて、透過測定にて加速電圧100kVで保護層厚みを測定した。このとき、保護層の厚みを測定する箇所を任意の5点選択し、5点の測定値の平均値を厚みとした。
なお、測定に用いたサンプルフィルムとしては、得られたフィルムロールに巻き取られたポリアミド系フィルムにおいて、巻幅の中心付近であって、かつ、巻量の半分にあたる位置で採取したものを用いた。
JISZ2247に基づいて、エリクセン試験機(安田精機製作所社製No.5755)を用い、得られた積層体に鋼球ポンチを所定の押し込み深さで押し付け、エリクセン値を求めた。エリクセン値は0.5mmごとに測定した。エリクセン値が5mm以上である場合が好適であり、特に8mm以上である場合を深絞り成型により好適であると判断した。
得られたポリアミド系フィルムを用いて、下記に示す放置時間を6時間、12時間、24時間の3種類について耐電解液性能を評価した。具体的には、ガラスシャーレ(直径200mm)の開口部を、保護層が表面になるようにポリアミド系フィルムで覆い、保護層上に、電解液(エチレンカーボネート/ジエチルカーボネート/メチルエチルカーボネート=1/1/1(体積比)からなる混合液にLiPF6を配合させた液、濃度1モル/L)を10ml滴下し、保護層に電解液を付着させ、室温(23℃)でそれぞれの時間放置した。その後、保護層上の電解液をガーゼで拭き取り、外観を目視観察した。
また、それぞれの時間放置後、外観を目視観察した後のポリアミド系フィルムについて、(1)と同様にして15%伸長時のMD方向の応力(応力2)を測定した。電解液を滴下する前のポリアミド系フィルムの15%伸長時のMD方向の応力(応力1)の値を用いて、下記式にて応力保持率を算出した。
応力保持率(%)=(応力2/応力1)×100
そして、耐電解液性能の総合評価を以下の3段階で行った。
○:外観変化がなく、応力保持率が95%以上である場合
△:外観に変化はないが、応力保持率が95%未満、90%以上である場合
×:外観に変化(白化)が見られる、応力保持率が90%未満である場合
まず保護層形成用混合溶液(コート液)を調製した。ポリビニルアルコール(PVA)として(クラレ社製、ポバール105(ケン化度98〜99モル%、平均重合度約500))を熱水に溶解した後、室温に冷却することにより、固形分15質量%のPVA水溶液を得た。また、EMA(重量平均分子量60000、マレイン酸単位45〜50%)と水酸化ナトリウムとを熱水に溶解後、室温に冷却することにより、カルボキシル基の10モル%が水酸化ナトリウムにより中和された、固形分15質量%のEMA水溶液を調製した。次いで、PVA中のビニルアルコール単位及びEMAのマレイン酸単位のモル比が30:70となるように両水溶液を混合し、室温で撹拌してコート液1を調製した。
PVA中のビニルアルコール単位及びEMAのマレイン酸単位のモル比が10:90となるように両水溶液を混合した以外は、コート液1と同様にしてコート液2を調製した。
PVA中のビニルアルコール単位及びEMAのマレイン酸単位のモル比が50:50となるように両水溶液を混合した以外は、コート液1と同様にしてコート液3を調製した。
PVA水溶液の代わりに、クラレ社製 エクセバールRS2117(ケン化度97.5〜99モル%)を熱水に溶解後、室温に冷却することにより、固形分10質量%のエクセバール(EVOH)水溶液を作成した以外は、コート液1と同様にして、ビニルアルコール単位及びEMAのマレイン酸単位のモル比が30:70となるように両水溶液を混合し、コート液4を調製した。
EMAの代わりに、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体(Ashland Specialty Ingredients社製「GANTREZ AN119」)と水酸化ナトリウムを熱水に溶解後、室温に冷却することによりカルボキシル基の10モル%が水酸化ナトリウムにより中和された、固形分10質量%の水溶液を得た。次いで、コート液1と同様にして、PVA中のビニルアルコール単位及びGANTREZのマレイン酸単位のモル比が30:70となるように両水溶液を混合し、室温で撹拌してコート液5を調製した。
コート液1と同様にして得られたコート液中に無機滑剤としてシリカを添加し、保護層中のシリカの含有量が0.6質量%となるようにしてコート液6を調製した。
コート液1と同様にして得られたコート液中に無機滑剤としてシリカを添加し、保護層中のシリカの含有量が1.8質量%となるようにしてコート液7を調製した。
コート液1と同様にして得られたコート液中に無機滑剤としてシリカを添加し、保護層中のシリカの含有量が6.0質量%となるようにしてコート液8を調製した。
(1)ポリアミド系フィルムの作製
ユニチカ社製ポリアミド6樹脂(A1030BRF、相対粘度3.1)及びシリカ6質量%含有ナイロン6樹脂(A1030QW、相対粘度2.7)を原料として用い、A1030BRF/シリカ含有ナイロン樹脂=98.7/1.3(質量比)の組成比率にて押出機内で溶融混練し、Tダイへ供給してシート状に吐出した。20℃に温度調節した金属ドラムに前記シートを巻き付け、冷却して巻き取ることにより未延伸シートを製造した。このとき、延伸後に得られるポリアミド系フィルムの厚みが15μmとなるように、ポリアミド樹脂の供給量等を調整した。
次いで、得られた未延伸シートを逐次二軸延伸により延伸工程を実施した。より具体的には、前記シートのMDについてはロールを用いて延伸した後、TDについてはテンターを用いて延伸する方法により延伸を行った。
まず、MDの延伸は、前記シートを複数個の延伸用ロールに通過させることにより、MDへ全延伸倍率2.85倍となるように延伸した。このとき、2段階で延伸を行い、1段目の延伸倍率を1.1とし、2段目の延伸倍率を2.59とし、全延伸倍率(MD1×MD2)1.1×2.59=2.85倍とした。加熱条件は、フィルムの引き取り方向に沿って、走行方向のはじめ(T1)が58℃、おわり(T2)が61℃となるように温度勾配を設けて延伸を行った。このとき、フィルムの走行方向のはじめ(入口)とおわり(出口)までのフィルムの走行時間(加熱時間)は約3秒間であった。
MDの延伸後、グラビアコーターでコート液1を延伸後の保護層の厚みが0.3μmになるようにフィルム片面にコーティングした。
その後、TDの延伸を行った。TDの延伸は、図3に示すようなテンターを用いて実施した。まず予熱ゾーン(予熱部)の温度を70℃として予熱を行いながら、延伸ゾーンにおいてTDへ3.2倍延伸した。このとき、延伸ゾーン(延伸部)では、フィルムの引き取り方向に沿って、走行方向のはじめ(T1)が78℃、おわり(T2)が100℃となるように温度勾配を設けた。このとき、延伸ゾーンにおけるフィルムの走行方向のはじめ(入口)とおわり(出口)までのフィルムの走行時間(加熱時間)は約3秒間であった。
延伸ゾーンを通過したフィルムは、弛緩熱処理ゾーン(熱処理部)において温度202℃で3秒間及び弛緩率3%の条件で弛緩熱処理された。このようにして1000m以上連続製造することにより、ポリアミド系基材層の片面に厚み0.3μmの保護層が形成された二軸延伸ポリアミド系フィルム(巻量2000m)を得た。得られたフィルムはロール状に巻き取られた。
前記(1)で得られた二軸延伸ポリアミド系フィルム(保護層がない面)に、二液型ポリウレタン系接着剤(東洋モートン株式会社製「TM‐K55/CAT−10L」)を塗布量が5g/m2となるように塗布した後、80℃で10秒間乾燥した。その接着剤塗布面に金属箔(厚み50μmのアルミニウム箔)を貼り合せた。次に、ポリアミド系フィルムとアルミニウム箔の積層体のアルミニウム箔側に上記接着剤を同様の条件で塗布した後、その塗布面にシーラントフィルム(未延伸ポリプロピレンフィルム(三井化学東セロ株式会社製 GHC 厚み50μm))を貼り合わせ、40℃の雰囲気下で72時間エージング処理を施し、積層体(ポリアミド系フィルム/アルミニウム箔/シーラントフィルム)を作製した。
製造条件及び延伸後のポリアミド系フィルムの目標厚みを表1〜2、表5に示したものに変更した以外は、実施例1と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。なお、これら各表中の平均厚み及び厚み精度、保護層の厚みの単位はいずれも「μm」である。
保護層の厚みを表7に示したものに変更した以外は、実施例1と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。なお、表7中の平均厚み及び厚み精度、保護層の厚みの単位はいずれも「μm」である。
保護層の厚みを表8に示したものに変更した以外は、実施例5と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。なお、表8中の平均厚み及び厚み精度、保護層の厚みの単位はいずれも「μm」である。
保護層の厚みを表8に示したものに変更した以外は、実施例7と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
保護層の厚みを表8に示したものに変更した以外は、実施例12と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
保護層の厚みを表8に示したものに変更した以外は、実施例11と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
保護層の厚みを表8に示したものに変更した以外は、実施例13と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
保護層の厚みを表8に示したものに変更した以外は、実施例15と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
保護層の厚みを表8に示したものに変更した以外は、実施例6と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
保護層の厚みを表8に示したものに変更した以外は、実施例22と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
MDの延伸後、コート液1に代えて、表8に示すコート液2〜5のいずれかを用いた以外は、実施例1と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
ユニチカ社製ポリアミド6樹脂(A1030BRF)、ユニチカ社製ポリアミド66樹脂(A226)及びシリカ6質量%含有ナイロン6樹脂(A1030QW)の組成比がA1030BRF/A226/A1030QW=89.0/9.7/1.3(質量比)である組成物を原料とした用い、製造条件を表3に示したものに変更した以外は、実施例30と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて実施例1と同様にして積層体を作製した。
MDの延伸後、コート液1に代えて、表9に示すコート液6〜8のいずれかを用いた以外は、実施例1と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。なお、表9中の平均厚み及び厚み精度、保護層の厚みの単位はいずれも「μm」である。
MDの延伸後、コート液1に代えて、表9に示すコート液6〜8のいずれかを用いた以外は、実施例7と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
MDの延伸後、コート液1に代えて、表9に示すコート液6〜8のいずれかを用いた以外は、実施例13と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
MDの延伸後、コート液1に代えて、表9に示すコート液6〜8のいずれかを用いた以外は、実施例21と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
コート液1をコートしない条件に変更した以外は、実施例7と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
コート液1をコートしない条件に変更した以外は、実施例8と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
コート液1に代えて、アニオン型水分散性ポリウレタン樹脂(DIC社製「ハイドランKU400SF」,Tmf=約0℃、Tsf=80℃)100質量部に対して、トリ(メトキシメチル)メラミン樹脂(DIC社製「ベッカミンAPM」,Tts=150℃)7質量部を混合して得られる水性塗剤に変更した以外は、実施例1と同様の方法でポリアミド系フィルムを得た。得られたポリアミド系フィルムを用いて、実施例1と同様にして積層体を作製した。
各実施例及び比較例で得られたポリアミド系フィルム及び積層体の物性について評価した。その評価結果を表6〜15に示す。なお、表1〜15において、温度の単位は「℃」、平均厚み及び厚み精度の単位は「μm」、保護層の厚みの単位は「μm」、応力の単位は「MPa」、沸水収縮率の単位は「%」、弾性率の単位は「GPa」、絞り深さの単位は「mm」をそれぞれ示す。
Claims (10)
- ポリアミド系基材層及びその少なくとも一方の面に形成された保護層を含むフィルムであって、
(1)前記保護層は、ビニルアルコール単位を含有するビニルアルコール系ポリマー(A)と、不飽和カルボン酸単位を含有するビニル系ポリマー(B)(但し、前記ビニルアルコール系ポリマー(A)を除く。)とを含み、
(2)前記フィルムは、
(2−1)前記フィルムにおける任意の点から特定の方向を0度とし、その方向に対して時計回りに45度、90度及び135度の4方向において、一軸引張試験による5%伸長時の各応力の最大値と最小値の差が35MPa以下であり、かつ、
(2−2)前記4方向において、一軸引張試験による15%伸長時の各応力の最大値と最小値の差が40MPa以下である、
ことを特徴とするポリアミド系フィルム。 - 不飽和カルボン酸単位が、マレイン酸及び無水マレイン酸単位の少なくとも1種のマレイン酸系単位を含む、請求項1に記載のポリアミド系フィルム。
- 前記保護層において、
(3−1)ビニルアルコール系ポリマー(A)中のビニルアルコール単位の含有量が40モル%以上であり、
(3−2)ビニル系ポリマー(B)中の不飽和カルボン酸単位の含有量が10モル%以上である、
請求項1に記載のポリアミド系フィルム。 - 前記保護層におけるビニルアルコール単位と不飽和カルボン酸単位とのモル比(ビニルアルコール単位/不飽和カルボン酸単位)が1/99〜60/40である、
請求項1記載のポリアミド系フィルム。 - 前記フィルムにおける任意の点から特定の方向を0度とし、その方向に対して時計回りに45度、90度、135度、180度、225度、270度及び315度の8方向の厚みの標準偏差が0.200μm以下である、請求項1又は2に記載のポリアミド系フィルム。
- 平均厚みが16μm以下である、請求項1に記載のポリアミド系フィルム。
- 少なくとも一方の表面の動摩擦係数が0.60以下である、請求項1に記載のポリアミド系フィルム。
- 請求項1〜7のいずれかに記載ポリアミド系フィルム及びそのフィルム上に積層された金属箔を含む積層体。
- 請求項8に記載の積層体を含む容器。
- ポリアミド系基材層及びその少なくとも一方の面に形成された保護層を含むフィルムを製造する方法であって、
(1)ポリアミド樹脂を含む溶融混練物をシート状に成形することにより未延伸シートを得る工程、
(2)前記未延伸シートをMD及びTDに逐次又は同時に二軸延伸することによって延伸フィルムを得る工程
を含み、かつ、
(3)下記式a)及びb);
a)0.85≦X/Y≦0.95
b)8.5≦X×Y≦9.5
(但し、Xは前記MDの延伸倍率を示し、Yは前記TDの延伸倍率を示す。)
の両方を満たし、
(4)MDの延伸を50〜74℃で行い、TDの延伸を70〜150℃で行い、
(5)a)未延伸シート又はb)MD及びTDの少なくとも一方が延伸されたフィルムの少なくとも一方の面にビニルアルコール単位を含有するビニルアルコール系ポリマー(A)と、不飽和カルボン酸単位を含有するビニル系ポリマー(B)とを含む塗工液を塗布する工程を含む、
ことを特徴とするポリアミド系フィルムの製造方法。
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