JP6320865B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LED素子を光源に使用した照明装置に係り、特に天井面に設置された配線器具に接続される天井直付け型シーリングライトにおいて、照明装置を制御するために必要な情報を感知するセンサ部の改良に関するものである。
近年、環境意識の高まりから、省電力化に優れたLED素子を光源に使用した、電源内蔵型の電球型LEDランプが普及してきた。更に最近は、天井直付け型のシーリングライトや、天井面から吊り下げられて室内を照らす吊下げ型照明機器においても、LED素子を使用した照明装置が開発され、市場に導入されてきている。
このような天井直付けシーリングライトとしては、特に最近は厚みの薄いシーリングライトの提供が望まれるに至っている。この場合、このような照明装置は、天井面に取り付けられた引掛ローゼット等の配線器具に、せん刃がアダプタと一体成形されて装着されていた(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、特許文献1に記載されている照明器具は、せん刃と、せん刃を備えたアダプタと、電源回路と、LEDを実装した基板と、せん刃、アダプタ、電源回路、基板を収納する筐体と、を有し、せん刃は、天井に固定された引掛シーリングに引掛固定して導通する引掛爪を有し、アダプタはせん刃と結合形成され電源回路へ電力を供給する導電部を有し、電源回路は基板に設けられている接続ピンと結合することにより基板に電源を供給する接続端子を備えている構成を有している。これにより、一層の薄型化ができるとともに、組立工数の削減、コストの低減を図ることができる照明器具が提供される。
しかし、この特許文献1の照明器具のように、電源回路とLEDを実装した基板を別構成としているので、部品と組立工数が増加し、また、電源回路と基板を導電部と接続ピンの結合により接続しているため、その分だけ部品と組立工数が増加し、照明器具を小型化、薄型化することはできるものの、上記コストの低減に的確に応えることができない問題があった。
また、周囲に人がいる否かを検出する人感センサと、この人感センサを取り囲み、所定の中心位置から略等距離の位置に略等間隔に配置されている複数の光源と、人感センサを突出させる開口部を有し光源を覆うカバーと、を備えカバーに、開口部の縁からカバーの内側方向に延在し、開口部を貫通する人感センサの側面を囲む円筒状の隔壁が設けられている光源モジュールを備えた照明器具が提供されている。(例えば、特許文献2参照)。これにより、人感センサの検出範囲と、複数の光源の照射範囲を合わせた全体の照射範囲とを一致させることができ、全体として、360度均等な配光を実現することができる。
しかしながら、この特許文献2の照明器具では、カバーの開口部の縁からカバーの内側方向に延在して、人感センサの側面を囲む円筒状の隔壁を設けて光源の光を遮断するために、隔壁を着色した樹脂などで構成する必要があり、カバーの作成工程が複雑になるおそれがある。
更に、これらの引用文献1、2に記載された照明装置では、いずれも、器具本体の外周部において透光性カバーを取り付けていたため、その取付位置から取り付けられる透光性カバーの形状や大きさ等に制限があり、その結果、趣の異なる複数の種類の透光性カバーを単一の形状の器具本体に簡易に取り付けることができず、部品の共通化を図ることによるコストダウンが困難であるという問題があった。
特開2011−129424号公報 特開第5451981号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、アダプタ等の器具を要することなく、被取付部の配線器具に直接接続して、充分な薄型化及び軽量化を実現することができると共に、照明装置を制御するために必要な情報を感知するセンサを搭載したセンサ部を設置していることにより、効率良く照明することが可能になり維持コストを低減することができる照明装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、被取付部に取り付けられるランプ本体と、このランプ本体に装着される透光性カバーと、を備えた照明装置であって、ランプ本体は、光源と、光源が実装される基板と、基板に搭載されて光源を点灯させる点灯回路と、基板に取り付けられて光源からの熱を放熱する放熱部材と、基板及び放熱部材を保持するベース部材と、照明装置を制御するための情報を感知するセンサを搭載したセンサ部とを備え、ベース部材には、被取付部に連結される引掛刃が設けられており、この引掛刃は基板に固定されていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、センサ部は、センサを搭載するセンサ基板と、センサ基板を覆う反射筒と、反射筒内で、センサ基板を固定させるスペーサと、を備えていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第2の解決手段において、反射筒は、透光性カバーと嵌装されていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第2又は第3のいずれかの解決手段において反射筒は、一方端が開放している略円筒形状で、光源からの光が照射される面が光を反射する機能を有していること、を特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第2乃至第4のいずれかの解決手段において、センサは、人の有無を感知する人感センサと、周囲の明るさを感知する照度センサであって、センサ基板には、人感センサ及び照度センサと、これらの人感センサ及び照度センサの動作状況を表示する表示光源と、が搭載されていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手段において、光源が実装される基板には、光源を点灯させる点灯回路用の回路部品が搭載され、基板は、複数のエリアに区分けされ、エリア毎に異なる機能を分担していることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第6のいずれかの解決手段において、基板の複数のエリアは、基板の表面及び裏面のそれぞれに設定されていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第6又は第7のいずれかの解決手段において、基板は、光源を搭載する光源搭載エリアと、センサ部を搭載するセンサ搭載エリアと、回路部品を搭載する回路部品搭載エリアと、光源及び回路部品とを搭載する混載エリアと、光源からの熱を放熱させる放熱エリアに区分けされていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第8の解決手段において、光源搭載エリアの裏面に放熱エリアが設定され、放熱エリアは、放熱部材に密接して配置されていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第9の解決手段において、放熱部材は少なくとも一部が外気に接触して、冷却されることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第11の手段として、上記第8乃至第11のいずれかの解決手段において、混載エリアの裏面に回路部品搭載エリアが設定され、回路部品搭載エリアは、放熱エリアと同一面側に設定され、混載エリアに搭載される回路部品よりも背が高い回路部品を搭載することを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第12の手段として、上記第6乃至第11のいずれかの解決手段において、光源は、回路部品により出射光が妨げられない位置に搭載されていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第13の手段として、上記第1乃至第12のいずれかの解決手段において、ベース部材には、放熱部材を外気に連通させる連通孔が設けられていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第14の手段として、上記第13の解決手段において、連通孔は、前記ベース部材の複数の箇所に設けられていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第15の手段として、上記第1乃至第14のいずれかの解決手段において、透光性カバーは、ランプ本体を嵌装するためのカバー開口部と、カバー開口部の周縁からベース部材側へ向けて延出して設けられたランプ取付部とを備え、ランプ取付部によりランプ本体に固定されることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第16の手段として、上記第15の解決手段において、透光性カバーのランプ取付部は、ベース部材を貫通する固定手段によりランプ本体に固定されることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第17の手段として、上記第15乃至第16のいずれかの解決手段において、透光性カバーは、分割して構成されていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第18の手段として、上記第15乃至第17のいずれかの解決手段において、ランプ本体には、ランプ取付部を有する複数の種類の異なる透光性カバーを取り付けられることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第19の手段として、上記第15乃至第18のいずれかの解決手段において、更に、ランプ本体に取り付けられて、照明装置と天井面との間に生じる隙間を隠蔽する目隠しカバーを備えていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第20の手段として、上記第1乃至第19のいずれかの解決手段において、引掛刃は、引掛刃の刃端子部が、基板の刃接続孔に挿入されて固定されることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第21の手段として、上記第20の解決手段において、引掛刃は、放熱部材の中央に設けられた放熱開口部を通って、基板に固定されることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第22の手段として、上記第1乃至第21のいずれかの解決手段において、ベース部材は、少なくとも引掛刃の周囲に位置する部分が、絶縁性材料から形成されていることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第23の手段として、上記第1乃至第22のいずれかの解決手段において、引掛刃は、一部がベース部材の下方からベース部材を貫通してベース部材から被取付部の配線器具側へ突出すると共に、他の一部がベース部材に下方から係合してベース部材に固定されることを特徴とする照明装置を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、照明装置を制御するための情報を感知するセンサを搭載したセンサ部を設置していることにより、人の有無や現在の照度に応じて照明装置のON・OFFや照度等の状態を効率良く制御することが可能になり照明装置の維持コストを低減することができると共に、センサ部が、センサ基板と、反射筒、スペーサで構成されているため、光源の発熱からセンサを保護し、熱の影響を受けることなくセンサの確実な動作を担保することができる実益がある。
この場合、本発明によれば、上記のように、反射筒は、透光性カバーと嵌装されているので、光源の発熱による複雑な形状の透光性カバーの形状変化に対応でき、さらに、虫の侵入防止をも兼ねることができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、反射筒が、一方端が開放している略円筒形状で光源からの光が照射される面は反射する機能を有しており、透光性カバーから効率的に均一な光を出射とすることができる実益がある。
更に、本発明によれば、上記のように、センサ基板に、人感センサ、照度センサ、表示光源を搭載しているため、細かく効率良く照明装置を制御できるので、照明装置の維持コストを削減して省エネを実現することができる実益もある。
加えて、本発明によれば、上記のように、基板の表裏面で、複数のエリアに区分けされ、これらのエリア毎に、例えば、光源の実装、放熱、センサ部の搭載、回路部品の搭載、光源と回路部品との混載等のように、異なる機能を分担しているため、光源と回路部品とを同一の基板上に配置して充分な薄型化及びコストダウンを実現しつつ、光源と回路部品とを同一の基板上に配置しても、光源や回路部品の相互の熱的干渉を抑制すると共に光源や回路部品からの発熱を効果的に放熱して、発熱による光取り出し効率の低下を防止することができる実益がある。
加えて、本発明によれば、上記のように、放熱エリアが放熱部材に密接して、放熱部材の一部が外気に接触して冷却されているため、光源からの発熱を効果的に放熱することができる実益がある。
加えて、本発明によれば、上記のように、回路部品搭載エリアは、混載エリアに搭載される回路部品よりも背が高い回路部品を搭載しているため、相対的に背の低い点灯回路用の回路部品が、光源と同一面に配置されても、光源の発光を妨げることがなく、充分な薄型化を達成して、光の適切な出射を確保することができる実益がある。
加えて、本発明によれば、上記のように、ベース部材に連通孔を設けたことにより、ベース部材や透光性カバーに覆われた照明装置の内部に放熱部材が位置していても、放熱部材が連通孔を通じて外気と接触することができるので、冷却効率が高まり、光源からの発熱を効率良く放散して抑制することができ、更に、連通孔をベース部材の複数の箇所に設けているため、対流が生じて、より冷却効率が高めることができる実益がある。
加えて、本発明によれば、上記のように、透光性カバーはランプ取付部によりランプ本体に固定されているため、透光性カバーをベース部材に確実に固定することができ、照明装置を、適正に、設置することができると同時に、ランプ本体の外周部ではなく、ランプ本体に下方から係合するランプ取付部によりベース部材に固定されているため、単一構造のランプ本体で、取り付けることができる透光性カバーの形状を、例えば、ランプ本体とほぼ同様若しくはランプ本体よりも小さな直径を有する形状又はランプ本体の横方向のみならずランプ本体よりも上方の空間をも囲むことができる形状等に、種々設定することができ、ランプ本体の共通化によりコストダウンを図りつつ、ニーズに応じた複数種類の照明装置とすることができる実益がある。
加えて、本発明によれば、上記のように、透光性カバーは分割して構成されているため、複雑な形状の透光性カバーとしても、製造工程が簡単になり、コストダウンすることができる。
加えて、本発明によれば、上記のように、ランプ本体に複数の種類の異なる透光性カバーを取り付けたり、目隠しカバーをも備えることができるので、透光性カバーを交換可能とすることもできるため、ランプ本体の共通化によりコストダウンを図りつつ、多種多様なニーズに応えることができ、更に、被取付部が外部に露出する等して外観上見栄えに影響を与えることを防止することができる実益もある。
加えて、本発明によれば、上記のように、引掛刃と、引掛刃の周囲に位置する部分が絶縁性材料から形成されたベース部材に固定された引掛刃により、ランプ本体を、アダプタを介することなく直接に、被取付部の配線器具と電気的かつ機械的に接続しているため、アダプタ分の取付高さ(厚み)を必要とせず天井面に取り付けた場合にも充分な薄型化を実現することができると共に、透光性カバーは、ランプ本体を嵌装するためのカバー開口部の周縁からベース部材側へ向けて延出して設けられたランプ取付部により、ランプ本体に固定されているため、透光性カバーをベース部材に確実に固定することができ、照明装置を、適正に、設置することができると同時に、ランプ本体の外周部ではなく、ランプ本体に下方から係合するランプ取付部によりベース部材に固定されているため、単一構造のランプ本体で、取り付けることができる透光性カバーの形状を、例えば、ランプ本体とほぼ同様若しくはランプ本体よりも小さな直径を有する形状又はランプ本体の横方向のみならずランプ本体よりも上方の空間をも囲むことができる形状等に、種々設定することができ、ランプ本体の共通化によりコストダウンを図りつつ、ニーズに応じた複数種類の照明装置とすることができる実益がある。
加えて、本発明によれば、上記のように、光源がLED素子であるため、照明装置の維持コストを削減して省エネを実現することができる実益もある。
本発明のLED照明装置の外観斜視図である。 本発明のLED照明装置の垂直断面図である。 本発明のLED照明装置の分解斜視図である。 本発明に用いられるベース部材の上面斜視図である。 本発明に用いられるベース部材の下面図である。 本発明に用いられる引掛刃の斜視図である。 本発明に用いられる放熱部材の斜視図である。 本発明に用いられる放熱部材の断面図である。 本発明に用いられる基板(部品搭載)とセンサ部の斜視図である。 本発明に用いられる基板(部品搭載)とセンサ部の断面図である。 本発明に用いられる基板(部品搭載)の斜視図である。 本発明に用いられる基板(部品搭載)の断面図である。 本発明に用いられる基板(部品搭載)の前面図である。 本発明に用いられる基板(部品搭載)の裏面図である。 本発明に用いられる反射筒の斜視図である。 本発明に用いられる反射筒の断面図である。 本発明に用いられるセンサスペーサの斜視図である。 本発明に用いられるセンサスペーサの断面図である。 本発明に用いられるセンサ基板(センサ搭載)の斜視図である。 本発明に用いられるセンサ基板(センサ搭載)の断面図である。 本発明に用いられるセンサ基板(センサ搭載)の裏面図である。 本発明に用いられるセンサベースの斜視図である。 本発明に用いられる透光性カバーの斜視図である。 本発明に用いられる透光性カバーの断面図である。 本発明の第2のLED照明装置の外観斜視図である。 本発明の第2のLED照明装置の垂直断面図である。 本発明に用いられる第2の透光性カバーの斜視図である。 本発明に用いられる第2の透光性カバーの断面図である。 本発明に用いられる目隠しカバーの斜視図である。 本発明に用いられる目隠しカバーの断面図である。 本発明の第2のLED照明装置に目隠しカバーを組み合わせた外観斜視図である。
以下に本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお本実施形態は一例であり、これに限定されるものではない。
図1乃至図3は、本発明の照明装置であるLED照明装置100の実施の形態の一つを示し、この本実施形態に係わるLED照明装置100は、図1乃至図3に示すように、天井面5の被取付部に取り付けられるLEDランプ本体1と、このLEDランプ本体1に装着される透光性カバー2とを備えている。このLEDランプ本体1は、図1乃至図3に示すように、LED素子15eと、このLED素子15eが実装される基板15と、このLED素子15eが実装される基板15と同一の基板15に搭載されてLED素子15eを点灯させる点灯回路用の回路部品15fと、この基板15に搭載されるセンサ部17と、この基板15が取り付けられる放熱部材14と、この放熱部材14を介して基板15を保持するベース部材10とを備えている。このベース部材10には、図1乃至図3に示すように、被取付部である天井面5の配線器具6に電気的かつ機械的に連結される引掛刃12が設けられている。
このLED照明装置100は、特に図2に示すように、天井面5にあらかじめ設置されているロゼットや引掛シーリングボディ等の配線器具6の孔に、ベース部材10に設けられた引掛刃12を挿入し回動することにより配線器具6に嵌合されて天井面5に固定される。これにより、LEDランプ本体1が、アダプタを介することなく直接に、配線器具6に電気的かつ機械的に接続され、LED照明装置100はセンサ付きのシーリングライトとして使用可能となり、この場合、アダプタ分の取付高さ(厚み)を必要としないため、LEDランプ本体1を天井面5に取り付けた場合にも、充分な薄型化を実現することができる。また、配線器具6が天井面5に設けられていれば、天井面5に特別な補強を施すことなく、施工性良くLED照明装置100を取付けることができる。
(1. ベース部材)
ベース部材10は、図1乃至図5に示すように、このベース部材10を天井面5等の被取付部の配線器具6に取付ける引掛刃12を一対の対称位置に固定するための略矩形の引掛刃孔10a、引掛刃12を固定するための刃固定ネジ13が挿入される刃固定溝10b、引掛刃12を強固に固定する略コの字が対向している形状の刃固定枠10cと、透光性カバー2を固定するカバー固定溝10dと、基板15及び放熱部材14を固定するための基板固定溝10jとを有している。このベース部材10は、図4及び図5に示すように、略円盤形状に形成され、特に図4に示すように中心部に一対の引掛刃孔10aと、透光性カバー2と嵌装するカバー固定孔10dと、放熱部材14を外気に連通させて、放熱部材14の放熱を行う連通孔10kが開口するように成形されている。
これにより、ベース部材や透光性カバーに覆われた照明装置の内部に放熱部材が位置していても、放熱部材が連通孔を通じて外気と接触することができるので、冷却効率が高まり、光源からの発熱を効率良く放散して抑制することができ、更に、連通孔をベース部材の複数の箇所に設けているため、対流が生じて、より冷却効率が高めることができる。
この場合、本発明においては、ベース部材10は、少なくとも引掛刃12の周囲に位置する部分が、絶縁性材料から形成されている。具体的には、図示の実施の形態では、ベース部材10全体を、例えば、難燃化したポリブチレンテレフタレート(PBT)等の熱可塑性合成樹脂から形成している。このため、引掛刃12をベース部材10に直接取り付けても、引掛刃12が配線器具6に連結されて商用電源が流れている時に、引掛刃12が取り付けられたベース部材10の間で、電気的に短絡を生じることがなく、引掛刃12を適切にベース部材10に設けることができる。また、このように、ベース部材10をポリブチレンテレフタレートから形成することにより、軽量化を促進することもできる。
なお、この絶縁性材料は、必ずしも、ポリブチレンテレフタレートに限定されるものではなく、ベース部材10として必要な剛性を備えていれば、例えば、 難燃性のポリカーボネート(PC)等の他の絶縁性材料を使用することもできる。また、図示の実施の形態では、ベース部材10の全体を絶縁性材料から形成したが、少なくとも、ベース部材10のうち、引掛刃12に接触する部分又は引掛刃12に面する部分が絶縁性材料から形成されていれば、ベース部材10の一部のみを絶縁性材料から形成すること、また、金属製材料のベース部材10に絶縁性材料を被覆した形態とすることもできる。
また、ベース部材10の前面側(床面に向けて配置される表面)には、図2及び図3に示すように、LED素子15eからの熱を放熱して発熱を抑制する放熱部材14と、この放熱部材14に接して配置され、LED素子15eと点灯回路を構成する回路部品15fが実装されている基板15が、配設されている。放熱部材14をベース部材10に嵌装するために、放熱部材14の放熱内延出部14c(図7)を嵌装するための環状の放熱受け溝10hを、環状のベース内延出部10eとベース中延出部10fで構成している。放熱部材14の放熱外延出部14d(図7)を嵌装するために、ベース外延出部10gを設けている。
(2.引掛刃)
引掛刃12は、図6に示すように、黄銅等の金属材料を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工等によって作成される。この場合、ベース部材10には、図1及び図3に示すように、一対の引掛刃12が設置され、これらの一対の引掛刃12は、図1乃至図6から解るように、各々、一部がベース部材10の下方からベース部材10を貫通してベース部材10から被取付部である天井面5の配線器具6側へ突出すると共に、他の一部がベース部材10に下方から係合してベース部材10に固定される。より具体的は、一対の引掛刃12は、図1乃至図6に示すように、ベース部材10の下側(LED照明装置100の内部側)から引掛刃孔10aを通して、ベース部材10の上側に略L字形状の引掛部12aが立設するように、ベース部材10の刃固定枠10cの溝に刃固定部12cと刃端子固定部12dを嵌装して、引掛刃12の刃固定孔12bをベース部材10の刃固定溝10bに合わせて刃固定ネジ13を締め付けることによりベース部材10に固定される。引掛刃12には、配線器具6に挿入して回動するときに、大きな力が加えられるので、刃固定枠10cを設けて引掛刃12を固定している。引掛刃12の刃端子部12eは、基板15の刃接続孔15g(図11、図12)に挿入されて、ハンダにより固定される。これにより、配線器具6からの外部電力と基板15が引掛刃12を介して電気的に接続されることになる。
また、図1に示すように、一般的なシーリングライトで用いられる天井面5に取付られるアダプタと同様の配置となるように、引掛刃12がベース部材10に設けられている。LEDランプ本体1のベース部材10が、アダプタを介しないで、ベース部材10に設けられた引掛刃12により、直接に配線器具6と電気的かつ機械的に接続されている。よって、ベース部材10と配線器具6を、密着して固定することができ、小型化、薄型化の実現によりコストダウンを図ることができる。このLED照明装置100は、小型で軽量なので、固定用のロック機構を別途には設けず、配線器具6に引掛刃12を挿入して回動することによる引掛刃12の押圧力だけにより固定されている。
(3.放熱部材)
放熱部材14は、図2、図3、図7及び図8に示すように、中央に放熱開口部14aを有する略円環形状で、外周に略リング状の壁面から成る放熱外延出部14dを有し、内周に略リング状の壁面から成る放熱内延出部14cを有し、放熱内延出部14cと放熱外延出部14dの間が放熱接触部14bを構成している。図3に示すように、外縁に設けられた位置合わせ部14gをベース部材10の位置合わせ部10mと合わせてベース部材10に下方から嵌装する。放熱部材14は、基板15をベース部材10に固定する時に、基板固定孔14fに基板ネジ16が挿入されて、ベース部材10に固定される。放熱部材14は、冷間圧延鋼板(SPCD)等の金属材料を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工等によって作成される。放熱部材14の円環状の放熱接触部14bは、特に図3及び図8に示すように、平面でLED素子15eが搭載されている基板15の裏面に接触して、LED素子15eの発熱を抑制する構造となっている。中心部の放熱開口部14aは、基板15の裏面に搭載された点灯回路用の回路部品15fが配置される部分で、放熱接触部14bには、基板15をベース部材10に固定するための基盤固定孔14fと、透光性カバー2をベース部材10に固定するためのカバー貫通孔14eが設けられている。
放熱部材14とベース部材10の嵌装は、図2、図3及び図7、図8に示すように、放熱部材14の放熱内延出部14cがベース部材10の放熱受け溝10hに、放熱部材14の放熱外延出部14dがベース部材10のベース外延出部10gに嵌合することにより行われる。放熱部材14の放熱接触部14bと対向するベース部材10には、図1、図4及び図5に示すように、この放熱部材14を外気と連通する連通孔10kが開けられており、外気により放熱部材14が冷却される構造となっている。具体的には、ベース中延出部10fの外縁に沿うように、3つの円弧形状の連通孔101a、101b、101cが設けられている。このように、複数の連通孔10k(101a、101b、101c)が、設けられていることにより、外気の対流により放熱効率を上げることができる。放熱部材14が外気により冷却されるため、放熱接触部14bに接触しているLED素子15eの発熱を効率良く抑えることができ、発熱による光取り出し効率の低下を防止することができる。
(4.基板)
基板15は、図9と図10に示すように、基板15の上面(LED素子15eの出射光方向)の中央部に複数のセンサを組み込んだセンサ部17を搭載して構成されている。この基板15は、両面に配線されたガラスコンポジット基板(CEM−3)から成り、図11乃至図14に示すように、略円板形状である。組立時に、基板15の刃接続孔15gと引掛刃12の刃端子部12eが嵌装されて、外部電力が基板15に入力される。この場合、本発明では、図9乃至図12に示すように、LED素子15eと、点灯回路を構成する回路部品15fとが、同じ基板15上に実装乃至搭載されている。即ち、点灯回路を構成する回路部品15fはLED素子15eが実装される基板15と同一の基板15に搭載され、LED素子15eのための基板と、点灯回路用の基板を別々に設けるのではなく、LED素子15eと点灯回路を単一の同じ基板15に設けているため、点灯回路にLED素子15eを接続するための器具を別途要せず、より一層確実に薄型化、小型化を達成することができる上に、複数の基板を要しないためコストダウンを図ることもできる。
この場合、基板15は、図11及び図14に示すように、複数のエリアに区分けされ、これらのエリア毎に異なる機能を分担している。また、これらの複数のエリアは、基板15の一方面のみに設定されるのではなく、図11乃至図14に示すように、基板15の表面及び裏面のそれぞれに設定されて、図示の実施の形態では、前面(床面に向けて配置される表面)で3つのエリア、裏面(天井面その他の取付面に向けて配置される面)で2つのエリアの、合計5つのエリアが設定されている。
より具体的には、基板15は、図11乃至図14に示すように、LED素子15eと、回路部品15fと、センサ部17の配置により前面、裏面が、それぞれ内側(中心部側)から外側(外周部側)へと略円環状に複数のエリアに分割されている。そのエリア毎にLED素子15eと、このLED素子15eを点灯するための点灯回路用の回路部品15fと、複数のセンサを搭載したセンサ部17が搭載されている。この場合、例えば、図13に示すように、光を出射する前面は、外周部側にLED素子15eを基板15に搭載するためのLED素子搭載エリア15aと、外周側から中心側に向かってLED素子搭載エリア15aの内側に点灯回路の回路部品15fを搭載するための回路部品搭載エリア15cと、外周側から中心側に向かって回路部品搭載エリア15cの内側にセンサ部17を搭載するためのセンサ搭載エリア15bと、中心部側に分割した点灯回路の回路部品15fを搭載するための回路部品混載エリア15cで構成されている。放熱部材14の放熱接触部14bと接触させる基板15の裏面は、図14に示すように、外周部側が放熱接触部14bと接触させる放熱エリア15dで、中心部側が点灯回路の回路部品15fを搭載するための回路部品搭載エリア15cで構成されている。
このように、LED素子15eと回路部品15fとセンサ部17が設置された基板15が、複数のエリアに区分けされ、これらのエリア毎に、例えば、LED素子15eの実装、放熱、回路部品15fの搭載、センサ部17の搭載等のように、異なる機能を分担しているため、LED素子15eと回路部品15fとセンサ部17を同一の基板15上に配置して充分な薄型化及びコストダウンを実現しつつ、LED素子15eと回路部品15fとセンサ部17を同一の基板15上に配置しても、LED素子15eや回路部品15fの相互の熱的干渉を抑制すると共に各エリアでLED素子15eや回路部品15fから発生した熱を効果的に放熱して、発熱による光取り出し効率の低下を防止することができる。
この場合、同時に、基板15の複数のエリアは、基板15の表面及び裏面のそれぞれに設定されているため、1枚の基板15でより効率的に機能を分担して、より効果的に各エリアに搭載された電子部品の相互干渉を抑制することができると同時に、各回路部品の発熱を効果的に放熱することができる。なお、点灯回路を構成する回路部品15fとしては、過電流保護、ノイズカット、整流、平滑、調光制御などを行うための各種ダイオード、コイル、コンデンサ、IC、抵抗などの公知の回路部品を使用することができる。
(4.−1 部品配置)
この基板15における各エリアにおける電子部品の配置について、より詳細に説明すると、まず、基板15の表面の外周部側に位置するLED素子搭載エリア15aには、図11及び図13に示すように、円環状に略均等間隔でLED素子15eが搭載されている。このLED素子搭載エリア15aに対応する裏面には、図10及び図12に示すように、放熱エリア15dが設定され、この放熱エリア15dは、回路配線がされておらず放熱部材14の放熱接触部14bと密着できる構造となっており、LED素子15eからの発熱を基板15の裏面の放熱エリア15dを介して放熱部材14から効率的に放熱できるようになっている。
一方、基板15の表面のLED素子搭載エリア15aより中心部側に位置する略円環状の回路部品搭載エリア15cには、図12及び図13に示すように、背の低い回路部品15fであるチップ形状の固定抵抗151j、コイル151a等の面実装対応の回路部品15fと、外周部側に位置するLED素子搭載エリア15aと併せて前面(床面側の面)側の全面から均一の光が出射されるようにLED素子15eが搭載されている。背の低い回路部品15fを回路部品搭載エリア15cに搭載するのは、LED素子15eからの出射光が、回路部品15fにより妨げられるのを防ぐためである。
次に、基板15の表面の回路部品搭載エリア15cより中心部側に位置する略円環状のセンサ搭載エリア15bには、図13に示すように、引掛刃12の刃端子部12eが挿入される刃接続孔15gと、反射筒17cの固定脚173fが挿入され固定される反射筒固定孔15kが、配置されている。基板15の表面に略円筒形状の反射筒17cが搭載されているために、LED素子15eからの出射光が反射筒17cにより妨げられるので、出射光が照射される反射筒17cの面は、反射材や反射シート等により光の反射機能を有するように作成されている。
基板15の表面の中心部側の略円形状の回路部品搭載エリア15cには、図13に示すように、背の低い回路部品15fであるチップ形状の固定抵抗151j、ブリッジダイオード151b等の面実装対応の回路部品15fと、センサ基板17bとの配線のためのコネクタ15mが配置されている。この回路部品搭載エリア15cは、センサ部17を構成している反射筒17cに覆われる部分のため、放熱の条件が良好ではないので発熱が少ない回路部品15fを配置する配慮が必要である。
この回路部品搭載エリア15cに対応する裏面の回路部品搭載エリア15cは、図12及び図14に示すように、放熱部材14の放熱開口部14aと位置が対応しているので、基板15の表面に搭載される回路部品15fよりも背が高い回路部品15fであるIC、151c、電解コンデンサ151d、チョークコイル151e、コンデンサ151f、ヒューズ151g、フィルムコンデンサ151h等のディスクリート回路部品が搭載されている。なお、回路部品搭載エリア15cと対向するベース部材10側中央部には、回路部品15fが挿入することができる空間を設けてある。
また、点灯回路の回路部品15fにおいて、例えば、部品の背が高くて発熱が大きいIC151c等に、弾性特性を有するシリコン等からなる熱伝導部材を基板面に配置してから基板15に固定することが望ましい。これにより、回路部品15fの発熱を、熱伝導部材を介して基板15に放熱することができ、点灯回路の放熱効率をアップさせて、熱的干渉を抑制することができる。また、熱伝導部材として、シリコンを用いた場合は、放熱性・絶縁性が良く、さらに耐熱性と長期信頼性に優れているものとなる。
さらに、LED素子15eの光取り出し効率を高めるために、LED素子15eのLED素子搭載面側の基板15に、高反射シートを貼合することや、高反射用樹脂を塗布することにより、さらに光取り出し効率の改善を図ることができる。
なお、この基板15に実装されるLED素子15eとしては、公知の種々のLEDを用いることができる。本実施形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子や、電球色を発光する高輝度タイプのLED素子を用いて、2種類のLED照明装置100を構成させている。
(5.センサ部)
センサ部17は、複数のセンサを搭載し、図10及び図15乃至図22に示すように、基板15に搭載されている反射筒17cと、センサを搭載しているセンサ基板17bと、センサ基板17bを反射筒17cに固定するセンサスペーサ17aとから構成されている。このように、LED照明装置100を制御するために必要な情報を感知するセンサを搭載したセンサ部17を設置していることにより、人の有無や現在の照度に応じてLED照明装置100のON・OFFや照度等の状態を効率良く制御することが可能になりLED照明装置100の維持コストを低減することができる。また、このセンサ部17が、センサ基板17bと、反射筒17c、センサスペーサ17aで構成されているため、光源であるLED素子15eの発熱からセンサが保護され、熱の影響を受けることなくセンサの確実な動作を担保することができる。なお、このセンサとして、図示の実施の形態では、図19及び図20に示すように、人の有無を感知する人感センサ172aと、周囲の明るさを感知する照度センサ172bの2種類のセンサが設置されている。
(5.−1反射筒)
反射筒17cは、光反射ポリカーボネイト(PC)等の難燃性を有する熱可塑性合成樹脂から形成され、図15と図16に示すように、略円筒形状で3つの固定脚173fを基板15の反射筒固定孔15kに挿入することにより、基板15の表側中央に立設する。固定脚173fと反射筒固定孔15kは、図15又は図16に示すように、複数の固定脚173fと反射筒固定孔15kのうちそれぞれの一つの大きさを変えて対応する挿入位置を判別可能とすることにより、予め予定された指定位置に適正に挿入可能に作成されている。反射筒17cの上面(LED素子15eの出射光方向)には、センサ基板17bに搭載されているセンサ等を挿入するための3つの開口部が設けられている。これらの3つの開口部としては、具体的には、図15及び図16に示すように、人感センサ172aのための人感用開口部173aを中央に、その両端に照度センサ172bのための照度用開口部173bと、これらの人感センサ172a及び照度センサ172bの動作状況を表示させる表示LED172cのための表示用開口部173cが設けられている。
また、反射筒17cの上部の周囲には、図15及び図16に示すように、前透光性カバー22のセンサ部開口部22bの周囲と嵌装させる略L字状のカバー嵌装部173dが設けられている。反射筒17cは、図2に示すように透光性カバー2と嵌装されているので、光源であるLED素子15eの発熱と均一照射に対応するための複雑な形状の透光性カバー2の形状変化に対応でき、虫の侵入防止をも兼ねることが可能となる。
更に反射筒17cの固定脚173fの上部寄りには、図15及び図16に示すように、センサ基板17bを搭載するためのセンサスペーサ17aを反射筒17cに固定するためのスペーサ固定孔173eが設けられている。反射筒17cの基板15と対向する部分には、図15及び図16に示すように、略半円形の凹部形状の刃端子凹部173hが2か所設けられて、引掛刃12の刃端子部12eが基板15を貫通した部分を避ける構造となっている。
なお、反射筒17cの光が照射される面は、光を反射する機能を有しており、透光性カバー2から効率的に均一な光を出射とすることができる。この場合、図示の実施の形態では、上述したように、反射筒17cとして、高反射ポリカーボネイトを使用したが、通常のポリカーボネイトに反射材シートを貼ったり、塗布したりすることにより対応することも可能である。
(5.−2センサスペーサ)
センサスペーサ17aは、ポリカーボネイト(PC)等の難燃性を有する熱可塑性合成樹脂から形成され、図17と図18に示すように、略円環形状に形成された基板搭載部171aから3つのスペーサ脚171bが立設して形成され、これらのスペーサ脚171bを基板15の表側に立てて、筒固定突部171cを反射筒17cのスペーサ固定孔173eに内側から挿入して、反射筒17cと一体化される。センサスペーサ17aの上面(LED素子15eの出射光方向)には、センサ基板17bを搭載することができるように基板搭載部171aが設けられて、図2に示すように、反射筒17cの基板固定部173gでセンサ基板17bを挟持することにより固定する。
(5.−3センサ基板)
センサ基板17bは、両面に配線されたガラスコンポジット基板(CEM−3)から略円形状に形成され、図19乃至図22に示すように、上面(LED素子15eの出射光方向)に設けられたセンサベース172dを介して、人感センサ172aを中央に、その両側に照度センサ172bと、センサの動作状況を表示させる表示LED172cが設けられている。このセンサベース172dは、黒のナイロン製で作成され、照度センサ172bに上面以外から光が入射できないように、略円筒形状で覆っている。センサ基板17bの上面と下面には配線がなされ、センサ等を動作させるための回路部品172fのIC、1721aと固定抵抗1721b等が搭載されている。また、下面には、コネクタ172eが設けられ、基板15のコネクタ15mと配線により接続されており、特に、これらのコネクタ172e、15mは、固定機能を有しているコネクタとすることにより、組み立て中に外れる心配がなくなる。センサ基板17bは、反射筒17cの内部に設けられた基板固定部173gの突部と、センサスペーサ17aの略円環状である上面の基板搭載部171aとにより挟持される。
(5.−4人感センサ)
人感センサ172aは、人の有無を検出して、LED照明装置100のON・OFFや照度を制御するために必要な情報を入手するためのセンサである。具体的には、この人感センサ172aとしては、日本セラミック(株)製の焦電型赤外線検出器を用いて、光学レンズで覆われて構成されている。
(5.−5照度センサ)
照度センサ172bは、照明装置が照らす部分の明るさを検出して、LED照明装置100のON・OFFや照度を制御するために必要な情報を入手するためのセンサである。この照度センサ172bとしては、受光素子等が用いられて、構成されている。
(5.−6表示LED)
表示LED172cは、人感センサ172aと照度センサ172bの検出状況を表示するためのLED素子である。具体的には、表示用LED172cとしては、砲弾型のLED素子で、赤色と緑色の2色の発光を一つで行えるものである。
表示は、赤色点灯が常時点灯状態を示し、緑色点灯がセンサによる点灯制御状態を示し、無点灯が無通電状態を示している。この表示により、LED照明装置100の稼働状況を確認することが可能となる。
(5.−7センサによる制御)
2つのセンサである人感センサ172aと照度センサ172bによる、LED照明装置100の制御するセンサモードについて、説明する。交流電源がLED照明装置100に供給されると、センサが稼働し、照度センサ172bが明るさを検出して、設定値以下の明るさで、人感センサ172aが人の存在を検出した場合に、LED照明装置100を点灯させ、人感センサ172aが人の存在を検出しない場合には、LED照明装置100を点灯させない。このように、センサを用いた制御を行うことにより、細かく効率良くLED照明装置100を制御できるので、LED照明装置100の維持コストを削減して省エネを実現することができる。
また、センサを用いずにLED照明装置100を制御する、常時点灯モードも併設している。
(6.透光性カバー)
上記のLEDランプ本体1に装着される透光性カバー2は、図23及び図24に示されるように、後透光性カバー21と前透光性カバー22の2つにより構成されて、円形の椀形状を有している。本発明においては、透光性カバー2は、ポリカーボネイト(PC)等の難燃性を有する熱可塑性合成樹脂を使用して、特に図23及び図24に示すように、後透光性カバー21と前透光性カバー22として別々に成形されている。これにより、複雑な形状の透光性カバー2としても、製造工程が簡単になり、コストダウンすることができる。後透光性カバー21と前透光性カバー22は、それぞれの嵌装部21d、22aを合わせて、超音波溶着により一体化させて、透光性カバー2とする。それぞれの嵌合部21d、22aには、凹凸が設けられており、嵌合を行い易くすると共に、嵌合を強固にしてLED照明装置100を配線器具6へ取り付けるときの回動に耐えられる構造としている。
なお、透光性カバー2の材質として、ポリプロピレン(PP)を用いるのは、軽量化及びコストダウンを図る上で好適であることに加え、外部のリモコンから出される赤外線の信号を透過して、たとえば、基板15に設けられたリモコン信号受信部まで、赤外線の信号を到達させるのに、好適だからである。また、透光性カバー2は、連続した曲面形状にすることや、高密度となる光拡散面を形成するシボ加工を施したり、材料に拡散剤を含有させること等により、さらに全面で均一に発光させることができる。これにより、出射光を光拡散して全面で均一に発光させることができる。
また、ポリカーボネイト(PC)は、難燃性を有するので、例えば点灯回路の回路部品15fが、経年変化の劣化によって落下した場合においても、発火等の危険を防ぐことができる。
透光性カバー2の後透光性カバー21には、図23と図24に示すように、中央部にLEDランプ本体1を嵌装するためのカバー開口部21a、ランプ保持部21b、ランプ取付部21cが設けられている。カバー開口部21aは、LEDランプ本体1のうちLED素子15eが搭載されている基板15の部分を、前透光性カバー22に対向させる部分である。また、前透光性カバー22のLED素子15eの出射光方向の中央部に、センサ部17を嵌装するためのセンサ部開口部22bが設けられている。これにより、センサ部17は、必要な情報を確実に感知することができる。
ランプ保持部21bは、LEDランプ本体1と接する部分で、円環状の形状である。ランプ取付部21cは、図23及び図24に示すように、カバー開口部21aの周縁からベース部材10側へ向けて延出して設けられ、ベース部材10のカバー固定孔10d(図4及び図5参照)を貫通する固定ネジ11が螺合されて、LEDランプ本体1と透光性カバー2とを固定する部分である。
この透光性カバー2は、LEDランプ本体1を覆うような外形寸法で作成されているので、コンパクトな外形で透光性カバー2の全面から均一な光出射を行うことが可能である。このため、後述する透光性カバー3(図25乃至図28)より広い範囲を照明するときに用いるのに適した透光性カバー2となっている。
(6.−1 第2の実施の形態の透光性カバー)
他の実施の形態の透光性カバー3について、図27と図28を用いて説明する。上記のLEDランプ本体1に装着される透光性カバー3は、図27と図28に示されるように、後透光性カバー31と前透光性カバー32の2つにより構成されて、ドーム形状を有している。本発明においては、透光性カバー3は、ポリカーボネイト(PC)等の難燃性を有する熱可塑性合成樹脂を使用して、特に図27及び図28に示すように、後透光性カバー31と前透光性カバー32として別々に成形されている。後透光性カバー31と前透光性カバー32は、それぞれの嵌装部31d、32aを合わせて、超音波溶着により一体化させて、透光性カバー3とする。それぞれの31d、32aには、凹凸が設けられており、嵌合を行い易くすると共に、嵌合を強固にしてLED照明装置100を配線器具6へ取り付けるときの回動に耐えられる構造としている。
透光性カバー3の後透光性カバー31には、図27と図28に示すように、中央部にLEDランプ本体1を嵌装するためのカバー開口部31a、ランプ保持部31b、ランプ取付部31cが設けられている。カバー開口部31aは、LEDランプ本体1のLED素子15eが搭載されている基板15の部分を、前透光性カバー32に対向させる部分である。ランプ保持部31bは、LEDランプ本体1と接する部分で、円環状の形状である。また、前透光性カバー32のLED素子15eの出射光方向の中央部に、センサ部17を嵌装するためのセンサ部開口部32bが設けられている。これにより、センサ部17は、必要な情報を確実に感知することができる。
ランプ取付部31cは、図27及び図28に示すように、カバー開口部31aの周縁からベース部材10側へ向けて延出して設けられ、ベース部材10のカバー固定孔10d(図4及び図5参照)を貫通する固定ネジ11が螺合されて、LEDランプ本体1と透光性カバー2とを固定する部分である。
この透光性カバー3は、LEDランプ本体1と同じ程度の外形寸法で作成されているので、コンパクトな外形で透光性カバー3の全面から均一な光出射を行うことが可能である。このため、上述した透光性カバー2より狭い範囲を照明するときに用いるのに適した透光性カバー3となっている。
(6.−2 目隠しカバー)
LED照明装置100を天井面5の配線器具6に固定するとき、図27及び図28に示す透光性カバー3を用いた構成を選択した場合、LED照明装置100と天井面5に隙間が発生して、外観上見栄えに影響があるときは図29及び図31に示すように、目隠しカバー4により、この隙間を隠蔽することができる。特に、天井面5に配設されている配線器具6が、厚みの有する仕様の場合に、目隠しカバー4が用いられる。
この目隠しカバー4は、ポリカーボネート(PC)等の難燃性を有する熱可塑性合成樹脂から成形することができる。目隠しカバー4は、図29と図30に示すように、円環形状で中心部に引掛刃12を出すための目隠し開口部40a、目隠し開口部40aに沿うように天井面5方向に環状に延出された目隠し内延出部40c、LEDランプ本体1の外縁を覆うように目隠しカバー4の外縁に設けられた目隠し外延出部40d、ベース部材10の上部に接触するベース接触部40bからなる。
目隠しカバー4は、LED照明装置100と天井面5に隙間が発生して、外観上見栄えに影響があるときに、図31に示すように、LED照明装置100のベース部材10の上面に配設して用いて、被取付部が外部に露出する等して外観上見栄えに影響を与えることを防止する。
(7.LED照明装置の組付)
上述したLED照明装置100を構成するLEDランプ本体1(ベース部材10、放熱部材14、基板15)と透光性カバー2の相互の組付について、図3を参照しながら説明する。まず、図3に示すように、ベース部材10の内側から引掛刃12を挿入して刃固定ネジ13で固定し、ベース部材10の放熱受け溝10hとベース外延出部10gに放熱部材14を嵌装する。基板15を放熱部材14に嵌装して基板ネジ16で基板固定凹部15hを用いてベース部材10に固定する際に、引掛刃12の刃端子部12eが基板15の刃接続孔15g内に挿入されて基板15から延出する。この状態で引掛刃12の刃端子部12eと基板15の刃接続孔15gをハンダで接続して、LEDランプ本体1とする。
このLED本体1に透光性カバー2又は透光性カバー3を嵌合させて、ベース部材10のカバー固定孔10dより固定ネジ11を挿入し、カバー固定凹部15jを介してランプ取付部21c又はランプ取付部31cで固定して、LED照明装置100が組み立てられる。これらにより、本発明のLED照明装置100は、薄型に省スペース化することが可能になり、効率よく全面から均一の光出射することが実現でき、コストを削減することも可能となる。なお、ランプ取付部21c又はランプ取付部31cのベース部材10への固定は、必ずしも、固定ネジ11に限定されるものではなく、他のピン等の適宜の固定手段を使用することができる。
この透光性カバー2又は透光性カバー3のLEDランプ本体1への嵌装は、ベース部材10のカバー固定孔10d(図4参照)と、透光性カバー2、3に設けられたランプ取付部21c、31cとに行われ、これにより、LEDランプ本体1の内部が透光性カバー2、3により密閉される。
特に、ベース部材10の放熱受け溝10hとベース外延出部10g間を、放熱部材14で嵌装することにより密封する構造となっている。そのため、連通孔10kからの外気は、この密閉された空間で放熱部材14を冷却することとなる。この場合、図2と図18に示すように、透光性カバー2又は透光性カバー3をLEDランプ本体1へ嵌装することにより、LEDランプ本体1の内部が密閉され、LED照明装置100に粉塵や虫等の侵入を防ぐ効果も合わせて生じさせることができる。さらに、基板15のLED素子15eや点灯回路を構成する回路部品15fにも粉塵や虫等の侵入を防ぐことができる。
(7.−1透光性カバーの共通化)
このLED照明装置100は、LEDランプ本体1に、取付部分を共通化した複数の種類の透光性カバー2、3を取り付けられるように構成されている。即ち、LEDランプ本体1が、単一の構造でありながら、使用者のニーズに応じた趣の異なる複数の種類の透光性カバー2、3を選択して取り付けることができるため、LEDランプ本体1を共通構成としてLED照明装置100を作成できる。このため、透光性カバーを変更するだけで多種のLED照明装置を簡単に設定することができて、コストダウンを図ることができる。
(8.その他)
以上のように、本実施形態では、照明装置を制御するための情報を感知するセンサを搭載したセンサ部17を設置していることにより、人の有無や現在の照度に応じて照明装置のON・OFFや照度等の状態を効率良く制御することが可能になり照明装置の維持コストを低減することができると共に、センサ部が、センサ基板と、反射筒、スペーサで構成されているため、光源の発熱からセンサを保護し、熱の影響を受けることなくセンサの確実な動作を担保することができ、良好な意匠性を示している。
また、センサ部を設置しない場合でも、絶縁性材料のベース部材10に引掛刃12を延出させて設けて、配線器具6に接続するための器具がLED照明装置100と一体に構成させると共に、ベース部材10の放熱部材14と対向する部分に放熱部材14を外気に連通させる連通孔を設けている。これらによってLED照明装置100は、充分な小型化、薄型化を実現することができると同時にコストダウンを達成し、発熱による光取り出し効率の低下を防止でき、良好な意匠性を示すことができる。なお、本実施形態では、LEDランプ本体1の形状を円筒形にしたが、これに限定されず断面が4角形等からなる扁平な多角柱であってもよい。
なお、LED照明装置100の照明機能について説明したが、本発明のLED照明装置100は、これに限定されるものではなく、LED照明装置100に、煙等を感知して火災を報知することができる図示しない火災報知手段をも一体的に設けることができる。これにより、LED照明装置100とは別個に火災報知器等を設置する必要もなく、照明機能だけではなく、安全性も高めることができる。
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なし得る各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
本発明は、リビングや和室、更に、寝室や子供部屋等の各居室や廊下、玄関等の天井面や壁面等に沿って設置される照明装置として、広く適用することができる。
1:LEDランプ本体
10:ベース部材
10a:引掛刃孔
10b:刃固定溝
10c:刃固定枠
10d:カバー固定孔
10e:ベース内延出部
10f:ベース中延出部
10g:ベース外延出部
10h: 放熱受け溝
10j:基板固定溝
10k(101a〜101c):連通孔
10m:位置合わせ部
11:固定ネジ
12:引掛刃
12a:引掛部
12b:刃固定孔
12c:刃固定部
12d:刃端子固定部
12e:刃端子部
13:刃固定ネジ
14: 放熱部材
14a:放熱開口部
14b:放熱接触部
14c:放熱内延出部
14d:放熱外延出部
14e:カバー貫通孔
14f:基板固定孔
14g:位置合わせ部
15: 基板
15a:LED素子搭載エリア
15b:センサ搭載エリア
15c:回路部品搭載エリア
15d:放熱エリア
15e:LED素子
15f:回路部品
151a:コイル
151b:ブリッジダイオード
151c:IC
151d:電解コンデンサ
151e:チョークコイル
151f:コンデンサ
151g:ヒューズ
151h:フィルムコンデンサ
151j:固定抵抗
15g:刃接続孔
15h:基板固定凹部
15j:カバー固定凹部
15k:反射筒固定孔
15m:コネクタ
16:基板ネジ
17:センサ部
17a:センサスペーサ
171a:基板搭載部
171b:スペーサ脚
171c:筒固定突部
17b:センサ基板
172a:人感センサ
172b:照度センサ
172c:表示LED
172d:センサベース
172e:コネクタ
172f:回路部品
1721a:IC
1721b:固定抵抗
17c:反射筒
173a:人感用開口部
173b:照度用開口部
173c:表示用開口部
173d:カバー嵌装部
173e:スペーサ固定孔
173f:固定脚
173g:基板固定部
173h:刃端子凹部

2:透光性カバー
21:後透光性カバー
21a:ランプ開口部
21b:ランプ保持部
21c:ランプ取付部
21d:嵌合部
22:前透光性カバー
22a:嵌合部
22b:センサ部開口部

3:透光性カバー
31:後透光性カバー
31a:カバー開口部
31b:ランプ保持部
31c:ランプ取付部
31d:嵌合部
32:前透光性カバー
32a:嵌合部
32b:センサ部開口部

4:目隠しカバー
40a:目隠し開口部
40b:ベース接触部
40c:目隠し内延出部
40d:目隠し外延出部
5:天井面
6:配線器具
100:LED照明装置

Claims (23)

  1. 被取付部に取り付けられるランプ本体と、
    前記ランプ本体に装着される透光性カバーと、を備えた照明装置であって、
    前記ランプ本体は、
    光源と、
    前記光源が実装される基板と、
    前記基板に搭載されて前記光源を点灯させる点灯回路と、
    前記基板に取り付けられて前記光源からの熱を放熱する放熱部材と、
    前記基板及び前記放熱部材を保持するベース部材と
    前記照明装置を制御するための情報を感知するセンサを搭載したセンサ部とを備え、
    前記ベース部材には、前記被取付部に連結される引掛刃が設けられており、
    前記引掛刃は前記基板に固定されていることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載された照明装置であって、
    前記センサ部は、前記センサを搭載するセンサ基板と、
    前記センサ基板を覆う反射筒と、
    前記反射筒内で、前記センサ基板を固定させるスペーサと、を備えていることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項2に記載された照明装置であって、
    前記反射筒は、前記透光性カバーと嵌装されていることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項2又は請求項3のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記反射筒は、一方端が開放している略円筒形状で、前記光源からの光が照射される面が光を反射する機能を有していることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載された照明装置であって、前記センサは、人の有無を感知する人感センサと、周囲の明るさを感知する照度センサであって、前記センサ基板には、前記人感センサ及び前記照度センサと、前記人感センサ及び前記照度センサの動作状況を表示する表示光源と、が搭載されていることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記光源が実装される基板には、前記光源を点灯させる点灯回路用の回路部品が搭載され、
    前記基板は、複数のエリアに区分けされ、前記エリア毎に異なる機能を分担していることを特徴とする照明装置。
  7. 請求項6に記載された照明装置であって、
    前記基板の前記複数のエリアは、前記基板の表面及び裏面のそれぞれに設定されていることを特徴とする照明装置。
  8. 請求項6又は請求項7のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記基板は、前記光源を搭載する光源搭載エリアと、
    前記センサ部を搭載するセンサ搭載エリアと、
    前記回路部品を搭載する回路部品搭載エリアと、
    前記光源及び前記回路部品とを搭載する混載エリアと、
    前記光源からの熱を放熱させる放熱エリアに区分けされていることを特徴とするLED照明装置。
  9. 請求項8に記載された照明装置であって、
    前記光源搭載エリアの裏面に前記放熱エリアが設定され、前記放熱エリアは、前記放熱部材に密接して配置されていることを特徴とする照明装置。
  10. 請求項9に記載された照明装置であって、
    前記放熱部材は、少なくとも一部が外気に接触して冷却されることを特徴とする照明装置。
  11. 請求項8乃至請求項10のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記混載エリアの裏面に前記回路部品搭載エリアが設定され、前記回路部品搭載エリアは、前記放熱エリアと同一面側に設定され、前記混載エリアに搭載される前記回路部品よりも背が高い回路部品を搭載することを特徴とする照明装置。
  12. 請求項6乃至請求項11のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記光源は、前記回路部品により出射光が妨げられない位置に搭載されていることを特徴とする照明装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記ベース部材には、前記放熱部材を外気に連通させる連通孔が設けられていることを特徴とするLED照明装置。
  14. 請求項13に記載されたLED照明装置であって、
    前記連通孔は、前記ベース部材の複数の箇所に設けられていることを特徴とする照明装置。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記透光性カバーは、前記ランプ本体を嵌装するためのカバー開口部と、前記カバー開口部の周縁から前記ベース部材側へ向けて延出して設けられたランプ取付部とを備え、前記ランプ取付部により前記ランプ本体に固定されることを特徴とする照明装置。
  16. 請求項15に記載された照明装置であって、
    前記透光性カバーの前記ランプ取付部は、前記ベース部材を貫通する固定手段により前記ランプ本体に固定されることを特徴とする照明装置。
  17. 請求項15又は請求項16のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記透光性カバーは、分割して構成されていることを特徴とする照明装置。
  18. 請求項15乃至請求項17のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記ランプ本体には、前記ランプ取付部を有する複数の種類の異なる透光性カバーを取り付けられることを特徴とするLED照明装置。
  19. 請求項15乃至請求項18のいずれかに記載された照明装置であって、
    更に、前記ランプ本体に取り付けられて、前記照明装置と天井面との間に生じる隙間を隠蔽する目隠しカバーを備えていることを特徴とする照明装置。
  20. 請求項1乃至請求項19のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記引掛刃は、前記引掛刃の刃端子部が、前記基板の刃接続孔に挿入されて前記基板に固定されることを特徴とする照明装置。
  21. 請求項20に記載された照明装置であって、
    前記引掛刃は、前記放熱部材の中央に設けられた放熱開口部を通って、前記基板に固定されることを特徴とする照明装置。
  22. 請求項1乃至請求項21のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記ベース部材は、少なくとも前記引掛刃の周囲に位置する部分が、絶縁性材料から形成されていることを特徴とする照明装置。
  23. 請求項1乃至請求項22のいずれかに記載された照明装置であって、
    前記引掛刃は、一部が前記ベース部材の下方から前記ベース部材を貫通して前記ベース部材から前記被取付部の配線器具側へ突出すると共に、他の一部が前記ベース部材に下方から係合して前記ベース部材に固定されることを特徴とする照明装置。
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