JP6319899B2 - 回路断続装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばハイブリッドカーや電気自動車等における強電回路を断続するための回路断続装置に関するものである。
従来、自動車やハイブリッドカーを含む電気自動車等の電源回路をメンテナンス時や輸送時等に一時的に遮断(断続)するために、種々の回路断続装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、回路断続装置であるサービスプラグとして、電気回路(電線)の各端部に接続した一対の雌型の端子を収容する回路収容体と、ヒューズを介して接続した一対の雄型の各端子を収容した状態で、回路収容体に嵌合するプラグ本体と、プラグ本体に設けられた取手状のレバーとを備え、レバーの引き上げ操作で雄型と雌型の各端子の接続を断つことが記載されている。
また、特許文献2には、図4に示すサービスプラグ(第2のコネクタ)71と、サービスプラグ71を嵌合接続させる不図示のプラグ受容体(第1のコネクタ)とで構成される回路断続装置(コネクタ係合体)が記載されている。
このサービスプラグ71は、絶縁性のハウジング72と、ハウジング72内に収容された略逆U字状の不図示の雄型の接続強電端子と、接続強電端子の内側でハウジング72内に収容された略逆U字状の不図示の雄型の接続信号端子と、ハウジング72に回動自在に軸支されたレバー73とを備えている。
プラグ受容体(図示せず)は、自動車のバッテリと負荷(モータ等)との間で車体等に固定される絶縁性のハウジングと、ハウジング内に立設された一対の雌型の強電端子と、一対の強電端子の間に配置された一対の雌型の信号端子とを備えている。雌型の各強電端子は強電(電源)回路に接続され、各雌型の信号端子はリレーに続く弱電の信号(制御)回路に接続されている。リレーのオンオフで強電回路がオンオフされる。
サービスプラグ71のレバー73の不図示のカム溝にサービスプラグ設置体のハウジングのカムピンがスライド自在に係合し、図4のレバー73の下向きの回動操作でサービスプラグ71がサービスプラグ設置体に嵌合接続され、上向きの回動操作でサービスプラグ71がプラグ受容体から離脱される。
図4のレバー73の回動中間位置からレバー73を下向き(時計回り)に回動させることで、雄・雌の強電端子が接触した状態で、雄・雌の信号端子が接触して、信号回路が接続されることで、リレーを介して強電回路に通電が行われる。図4のレバー73の回動中間位置からレバー73を上向き(反時計回り)に回動させることで、先ず雄・雌の信号端子が離脱して信号回路が遮断され、リレーを介して強電回路が遮断された後、雄・雌の強電端子が離脱する。
このように、信号端子の離脱と強電端子の離脱とに時間差を設けることで、信号回路の遮断の瞬間における強電回路の残留電流による雄・雌の強電端子の離脱時のスパークの発生が防止される。
図4のレバー73の中間位置で、レバー73の被係止部74がハウジング72の係止部75に係合して、レバー73の信号端子解除操作部76による上向きのレバー誤操作が防止される。レバー73のロック干渉部77を矢印方向に引くことで、アーム78が外向きに撓んで被係止部74が係止部75から離脱し、レバー73が上向きに回動する。
図5に示す如く、レバー73を下向きに回動させた位置から信号端子解除操作部76を矢印のように斜め上向きに押すことで、レバー73の不図示の信号端子用係止部と信号端子用被係止部との係合が解除され、レバー73が上向きに回動する。図5において、強電端子解除操作部79を矢印のように横向きに誤操作した場合は、アーム78が内向きに撓んで、ロック干渉部77がハウジング72の強電端子用係止部75に係合して、レバー73の上向きに回動操作が阻止される。
上記特許文献2には、これらレバー73の誤操作を防止するために、種々の形態のレバー誤操作防止機構が提案されている。これらレバー誤操作防止機構によって、図4のレバー73の中間位置でレバー73が確実に停止する。これにより、例えば不用意なレバー73の高速回動操作により、雄・雌の信号端子の離脱後に規定の時間差(タイムラグ)を置かずに雄・雌の強電端子を離脱させてしまう(スパークの原因となる)といった不具合が防止される。
特開平10−83753号公報 特開2013−62043号公報(図1〜図6)
しかしながら、上記従来の図4に示す回路断続装置にあっては、例えば、図6に示す如く、プラグ受容体側の一対の雌型の強電端子5として、電気接触部47の内側に複数の弾性接触片51を雄型の接続強電端子77の挿入方向に並列に配設したものを用いた場合に、全ての弾性接触片51に接触するようにサービスプラグ71側の雄型の接続強電端子77の挿入方向長さを規定する必要が生じていた。
特に、上記雄・雌の信号端子の離脱後に時間差をもって雄型の接続強電端子77が一対の雌型の強電端子から離脱するようにすると、雌型の強電端子に対する雄型の接続強電端子77の離脱方向の長さ、すなわち接続強電端子77の上下方向長さ(全高)が長くなって、サービスプラグの重量化・高コスト化を招き兼ねないという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、一対の信号端子からの接続信号端子の離脱後に、時間差をもって接続強電端子を一対の強電端子から離脱させるようにした場合に、接続強電端子の離脱方向の長さを短縮することのできる回路断続装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る回路断続装置は、プラグ受容体に対して嵌合・離脱させるサービスプラグを備え、該プラグ受容体が、強電回路に続く一対の強電端子と、該強電回路の断続を行わせるための信号回路に続く一対の信号端子とを有し、該サービスプラグが、該一対の強電端子を接続させる接続強電端子と、該一対の信号端子を接続させる接続信号端子とを有した回路断続装置であって、該接続強電端子の被押圧部を該サービスプラグの離脱方向に押圧する押圧部が該サービスプラグのプラグハウジングに設けられ、該サービスプラグと該プラグ受容体との嵌合時における該一対の強電端子と該接続強電端子との接続状態で、該押圧部と該被押圧部との間に該離脱方向の隙間が設けられ、該接続強電端子に対して、該プラグハウジングが該隙間の範囲で該接続信号端子と一体に該離脱方向に移動可能であることを特徴とする。
上記構成により、サービスプラグがプラグ受容体に嵌合されると同時に、接続強電端子が一対の強電端子に接続され、且つ接続信号端子が一対の信号端子に接続されて、強電回路に通電が行われる。この状態で、押圧部が被押圧部よりも端子接続方向(サービスプラグ嵌合方向)に位置して、押圧部と被押圧部との間に隙間が生じている。この状態から、サービスプラグをプラグ受容体から離脱して強電回路を遮断する際に、接続強電端子が一対の強電端子に接続された(接続を維持した)状態で、プラグハウジングが押圧部と被押圧部との間の隙間の範囲で離脱方向に移動し、押圧部が被押圧部に当接して隙間がなくなり、その状態から押圧部すなわちプラグハウジングが被押圧部すなわち接続強電端子を離脱方向に移動させる。接続信号端子はプラグハウジングと一体に離脱方向に移動する。このように、接続強電端子が押圧部と被押圧部との間の隙間の範囲で離脱方向に移動しないので、この移動しない範囲の長さ分、接続強電端子を離脱方向に短縮化することができる。
請求項2に係る回路断続装置は、請求項1記載の回路断続装置において、前記押圧部が、前記プラグハウジングに設けられた枠壁の一部であり、前記被押圧部が、前記接続強電端子に設けられた突部であることを特徴とする。
上記構成により、プラグ受容体に対してサービスプラグを嵌合・離脱させる際に、枠壁が突部に対するガイド部として作用し、突部が枠壁に沿って位置決めされつつ嵌合・離脱方向にスムーズに移動して、一対の強電端子に対する接続強電端子の接続・離脱がスムーズ且つ確実に行われる。
請求項3に係る回路断続装置は、請求項1又は2記載の回路断続装置において、前記プラグハウジングが前記離脱方向に移動し、前記押圧部が前記被押圧部に当接して、前記隙間がなくなった時点で、前記接続信号端子が前記一対の信号端子から離脱されていることを特徴とする。
上記構成により、接続信号端子と一対の信号端子とが離脱して、信号回路が遮断され、それに伴って強電回路が遮断された後、押圧部が被押圧部を離脱方向に押圧して、接続強電端子が一対の強電端子から離脱を開始する。接続回路の遮断の瞬間に、強電回路には強電力が残留しているが、接続強電端子は一対の強電端子に対して移動せずに接続時と同じ大きな接触面積を維持しているので、接続強電端子の離脱時にスパークを発生する心配が確実に解消される。
請求項1記載の発明によれば、サービスプラグをプラグ受容体から離脱させる際に、接続強電端子が押圧部と被押圧部との間の隙間の範囲で離脱方向に移動しないので、この移動しない範囲の長さ分、接続強電端子を離脱方向に短縮することができる。これにより、接続強電端子を軽量化、低コスト化することができる。また、それに伴って、接続強電端子を配置するプラグハウジングを離脱方向に短縮して、軽量化、低コスト化することができる。
請求項2記載の発明によれば、プラグ受容体に対してサービスプラグを嵌合・離脱させる際に、枠壁が突部に対するガイド部として作用して、一対の強電端子に対する接続強電端子の接続・離脱をスムーズ且つ確実に行わせることができる。
請求項3記載の発明によれば、信号回路の遮断の瞬間に強電回路に強電力が残留していても、一対の強電端子に接続強電端子を接続時と同じ大きな面積で接触させることで、一対の強電端子からの接続強電端子の離脱時におけるスパークの発生を確実に防止することができる。
本発明の回路断続装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 回路断続装置のサービスプラグの要部を切断して示す斜視図である。 (a)は、回路断続装置を示す図1のA−A断面図、(b)は同じく作用を示す断面図である。 従来の回路断続装置の一形態を示す、レバー部分を断面とした正面図である。 同じくレバー部分の作用を示す断面図である。 既存の強電端子の接続構造の一形態を示す断面図である。
図1〜図3は、本発明の回路断続装置の一実施形態を示すものである。図1は、回路断続装置の外観図、図2は、回路断続装置のサービスプラグの要部を示す図、図3(a)は、図1のA−A相当断面図、図3(b)は同じく作用を示す図である。
この回路断続装置1は、上側のサービスプラグ2と下側のプラグ受容体3とで構成され、サービスプラグ2側の雄型の接続強電端子4(図2)が、プラグ受容体3側の一対の雌型の強電端子5(図3)に対して上下方向(挿入離脱方向)の一定の長さ寸法(範囲)Lの隙間(遊び、ガタ)21(図2,図3)をもって接続されるようにしたものである。
図1の如く、サービスプラグ2の絶縁樹脂製のプラグハウジング6には、低力操作用のレバー7が中間の軸部8を支点(中心)に矢印Bで示すように上向き(反時計回り)に回動自在に設けられている。レバー7は、回動先端側(右側)の操作部9と、操作部9から左方に向けて延長形成された前後一対の垂直な板部10とを備えている。
各板部10には、プラグハウジング6の前後一対の軸部8を係合させる軸受孔11と、軸受孔11の下側において下向きに凸となる湾曲状のカム溝(カム孔)12とが設けられている。カム溝12には、プラグ受容体3の受容体ハウジング13の短円柱状の係合ピン14がスライド自在に係合している。図1のレバー7の倒れ状態で係合ピン14はカム溝12の右端(始端)12a側に位置する。レバー7に設けた内向きの軸部(8)をプラグハウジング6の外壁22の不図示の穴部に回動自在に係合させてもよい。
本実施形態において、上方向はプラグ受容体3に対するサービスプラグ2の離脱方向、下方向は同じくサービスプラグ2の嵌合方向、左右方向は図3の一対の雌型の強電端子5の並び方向、前後方向は雄型の接続強電端子4の板厚方向を示している。これら上下左右前後の各方向は説明の便宜上のものであり、サービスプラグ2の取付方向と必ずしも一致するものではない。
プラグハウジング6は、前後左右の垂直な各壁部(図2に前後の各壁部15,16、図3(a)に左右の壁部17,17を示している)を有し、前後左右の各壁部15〜17で四方を囲んだ周壁18(図2)を成している。図2の如く、前後左右の各壁部15〜17は水平な上壁19に直交して続き、上壁19に対向して下部開口20aが形成され、下部開口20aはプラグハウジング6内の空間20に連通している。周壁18の上半部の外側においてフード壁22が上壁19の外周側から垂下形成され、フード壁22の内側に防水パッキン23が配設されている。フード壁22の前後の外面にレバー回転支持用の軸部8が設けられている。
図2の如く、プラグハウジング6の内側において前壁16の内面に沿って板状の雄型の接続強電端子4が上下方向スライド自在に配置されている。雄型の接続強電端子4は上部側に突部(被押圧部)24を有している。雄型の接続強電端子4は、左右一対の垂直なタブ状の電気接触部25と、一対の電気接触部25の上半側を一体に連結する連結板部26とを備えている。連結板部26は垂直な前後の外面を有し、左右の各端部において各電気接触部25に続いている。
図3(a)の如く、雄型の接続強電端子4の連結板部26に左右一対の突部(被押圧部)24が設けられている。図2の如く、各突部24は、上向きの傾斜面24aと下向きの水平な受け面(下面)24bを有しており、連結板部26からプレス加工で縦断面三角形状の二辺をなすように一体に切り起こし形成されている。
図2の如く、プラグハウジング6は、雄型の接続強電端子4の突部24の下側において、突部4の下面24bを当接させて接続強電端子4の最下点位置(下死点)を規定する水平な押圧部27を有している。本例の押圧部27は、プラグハウジング6の上壁19から垂下形成された枠壁28の下端の連結辺部(27)である。
本例において、突部24は、雄型の接続強電端子4の連結板部26の後面の左右に同じ高さで一対並列に設けられている。枠壁28は、プラグハウジング6内において左右同じ高さで並列に設けられている。
例えば、連結板部26の後面側に右側の突部24と枠壁28とを配置し、連結板部26の前面側に左側の突部24と枠壁28とを配置することも可能である。また、一対の突部24をそれぞれ異なる高さに配置し、それに対応して一対の枠壁28を各突部24と同じ高さに配置することも可能である。
また、図2において、プラグハウジング6の前壁16の内面側に縦方向の左右一対のガイド溝(図示せず)を設け、各ガイド溝に雄型の接続強電端子4の各電気接触部25を上下方向スライド自在に係合させることも可能である。プラグハウジング6の前壁16の内面には、例えば雄型の接続強電端子4の連結板部26の外面(前面)を小さな接触面積で摺接させるための縦方向のリブ(図示せず)が複数並列に設けられることが好ましい。
枠壁28は、左右一対の縦長で垂直な支持辺部29(図2)と、一対の支持辺部29の下端を連結する短い横方向(水平な)の連結辺部27とで構成されている。各支持辺部29は前後方向の可撓性を有し、各支持辺部29を後向きに撓ませた状態で、接続強電端子4の突部24の上向きの傾斜面24aを連結辺部27に摺接させて、突部24を枠壁28内にスムーズに進入係合させることができる。
突部24(図2)は、上向きの傾斜面24aと、連結辺部(以下、押圧部という)27の上面(押圧面)に対する下面である水平な受け面(被押圧面)24bとを有している。図2においては、右側の突部24に対応して右側の枠壁28のみを図示しているが、図3の如く、突部24と枠壁28とは左右各一対設けられる。
図2,図3(a)において、サービスプラグ2とプラグ受容部3との完全嵌合状態(雄・雌の強電端子4,5の接続状態及び雄・雌の信号端子30,31の接続状態)で、突部(被押圧部)24の下面24bと押圧部27の上面27aとの間の隙間(遊び・ガタ)21の垂直方向の寸法(範囲)Lは、大きく設定されている。この隙間21の寸法Lの大きさは、図3(a)の接続信号端子30を一対の信号端子31に接続した状態から、図3(b)の如く一対の信号端子31から上向きに離脱させた際の移動寸法にほぼ等しい。例えば隙間21の寸法Lは突部24の上下方向長さと同程度である。押圧部27が突部24の下方に大きく離間して位置している。
本例において(一例として)、図3の如く、プラグハウジング6の上壁19には、例えば左右一対の枠壁28の左右外側において、縦方向の垂直なリブ33が垂下して設けられ、雄型の接続強電端子4の連結板部26に、リブ33の下端面33aを当接させる第二の突部34が設けられている。
第二の突部34は、連結板部26の下端側において連結板部26と同じ板厚で側方(左右方向)に突出している。第二の突部34の上面34aは水平に形成されている。リブ33の下端面33aは、雄型の接続強電端子4の第二の突部34を下向き(端子接続方向)に押圧する押圧面として作用する。接続強電端子4を上向きに押圧する押圧部27に対して、リブ33は、接続強電端子4を下向き(強電端子5に対する挿入接続方向)に押圧する第二の押圧部として作用し、第二の突部34は第二の被押圧部として作用する。図3(a)において、リブ33の下端面33aは第二の突部34の上面34aに当接している。
リブ33に代えて、図3(a)のプラグハウジング6の上壁19の下面にリブ33よりも短いリブ35(鎖線で示す)を垂下して設け、そのリブ35で雄型の接続強電端子4の連結板部26の上端面26aを下向きに押圧することも可能である。
また、図3(a)において、接続強電端子4の連結板部26の高さを上向きに延長し、又はプラグハウジング6の上壁19の高さを図3(a)よりも低く設定して、リブ33,35を用いずに、接続強電端子4の連結板部26の上端面26aをプラグハウジング6の上壁19の下面に当接させ、上壁19で連結板部26を直接下向きに押して、接続強電端子4を一対の雌型の強電端子5に接続させることも可能である。この構成が構造を簡素化させる上で好ましい。
図1のプラグ受容体3の受容体ハウジング13の水平な鍔壁36は、図3(a)の如く、例えばハイブリッドカーを含む電気自動車のバッテリパック等の水平な壁部(以下、車体側の壁部という)37に防水パッキン38を介してボルト締めで固定される。車体側の壁部37には垂直な孔部(上向きの開口)39が設けられている。
孔部39内に受容体ハウジング13の前後左右の垂直な壁部で成る外側の周壁40の下半部が進入係合し、外側の周壁40の高さ方向中間部に鍔壁36が直交して続き、外側の周壁40の上半部の内面に沿って防水パッキン42を介してプラグハウジング6の壁部15〜17で成る周壁18が外側と内側の各周壁40,41の間に挿入嵌合され、外側の周壁40の上半部の外面に沿ってプラグハウジング6のフード部22が配置されている。
受容体ハウジング13の周壁40,41は下半側において二重壁となっており、内側の周壁41における左右の壁部と中央の幅広の隔壁43との間の左右一対の端子収容室44に左右一対の雌型の強電端子5が収容され、不図示の係止部材等で下方向の抜け出しなく係止され、内側の周壁41と隔壁43との上端側の鍔状の各上壁45で上向きの移動が阻止されている。
受容体ハウジング13の上壁45に、雄側の接続強電端子4の左右一対のタブ状電気接触部25を挿入するためのスリット状の開口46が設けられている。雌型の各強電端子5は、不図示の強電回路を成す各電線に接続される。例えば、一方の電線は電源側の高圧バッテリに接続され、他方の電線は負荷側のモータないしインバータに接続される。
本例の雌型の各強電端子5は、上向きの垂直な雌型の電気接触部47と、電気接触部47の下端側から水平方向にL字状に屈曲して続く電線接続部48とで構成されている。電気接触部47は、従来例の図6で示したものと同様に、矩形筒状部49と、矩形筒状部49内に別体に収容固定された弾性接触部50とで構成され、弾性接触部50は、上下方向に並列に配置された複数の弾性接触片51を有している。弾性接触片51を電気接触部47の矩形筒状部49に一体に切り起こし形成することも可能である。
図3(a)の如く、一対の雌型の強電端子5の間で受容体ハウジング13の中央の隔壁43の下部側に、強電端子5よりも小さな雌型の一対の信号端子31が固定して不動に設けられている。各信号端子31は不図示の各信号線(電線)に接続され、信号線は不図示のリレーと弱電側の電源に接続される。
雌型の各信号端子31の上方において雄型の接続信号端子30がプラグハウジング6に固定して不動に設けられている。雄型の接続信号端子30は、垂直な左右一対のタブ状ないしピン状の電気接触部30aと、一対の電気接触部30aの上端を一体に連結した連結辺部30bとで構成され、雄型の接続強電端子4よりも小さく形成されている。
図3(a)は図1に対応して操作用のレバー7を水平に倒した状態を示している。この状態で、雄・雌の強電端子4,5は相互に接続され、且つ雄・雌の信号端子30,31は相互に接続されている。雄型の接続強電端子4を介して一対の雌型の強電端子5が接続され、雄型の接続信号端子30を介して一対の雌型の信号端子31が接続される。雄・雌の信号端子30,31が接続されることで、信号(制御)回路が通電されて、不図示のリレーがオンし、雄・雌の強電端子4,5を含む強電回路に強電流が通電される。
図3(a)の状態で、プラグハウジング6内の枠壁28の下端の押圧部27と雄型の接続強電端子4の突部24との間に寸法Lの大きな隙間(遊び・ガタ)21が設定されている。押圧部27の上方に隙間21を存して突部24が位置している。図1の如く、水平に倒されたレバー7の前後の板部10の左右(長手)方向に湾曲状のカム溝12が延長形成され、レバー7を回動支持するプラグハウジング6の軸部8の下側において、カム溝12の右端に受容体ハウジング13の前後の係合ピン14が係合している。
自動車のメンテナンスや輸送等に際して、操作者が図1の状態からレバー7の右端側の操作部9の例えば上端側の鍔壁9aを引き上げることで、レバー7とそのカム溝12が軸部8を中心に不動の係合ピン14に沿って反時計回りに回動し、係合ピン14と軸部8との間の垂直距離が徐々に増加することで、図3(b)の如く、サービスプラグ2がプラグ受容体3に対して上向きに垂直に移動して、プラグ受容体3から上向きに離脱していく。
図3(a)のレバー7の倒れ状態から図3(b)のレバー7の回転中間位置までの間、すなわちプラグ受容体3からのサービスプラグ2の離脱過程において、雄型の接続強電端子4は一対の雌型の強電端子5に接続されたまま図3(a)の状態で維持され、プラグハウジング6のみが上向きに垂直に移動する。プラグハウジング6と一体に左右の枠壁28が上昇し、各枠壁28の下端の押圧部27の上面27aが雄型の接続強電端子4の各突部24の下端面24bに当接して、雄型の接続強電端子4を引き上げるための初期状態となる。
図3(b)において、雄型の接続信号端子30はプラグハウジング6と一体に上昇して、プラグ受容体3の一対の雌型の信号端子31から上方に離脱して、両信号端子30,31の接続が解除されている。
また、雄型の接続強電端子4に対するプラグハウジング6の下向き押圧用のリブ33,35や上壁19はプラグハウジング6と一体に上昇している。リブ33の下端面が接続強電端子4の第二の突部34の上面34aから上方に垂直な寸法Lで離間し、リブ35の下端面が雄型の接続強電端子4の連結板部26の上端26aから上方に垂直な寸法Lで離間している。図3(a)においてプラグハウジング6の上壁19を接続強電端子4の連結板部26の上端26aに直接当接させた場合は、図3(b)において上壁19が接続強電端子4の連結板部26の上端26aから上方に垂直な寸法Lで離間する。
図3(b)において、雄・雌の信号端子30,31が離脱したことで、不図示のリレーがオフされて、強電回路が遮断され、雄・雌の強電端子4,5の間への強電流の通電が停止される。
図3(b)の状態からレバー7をさらに引き上げて反時計回りに回動させることで、図1のレバー7のカム溝12と受容体ハウジング13の係合ピン14との作用で、プラグハウジング6が上昇し、各枠壁28がプラグハウジング6と一体に上昇して、雄型の接続強電端子4の各突部24を接続強電端子4と一体に上昇させる。
これにより、雄型の接続強電端子4が一対の雌型の強電端子5から上方に離脱する。レバー7は垂直に起立する状態まで回動し、カム溝12(図1)の終端12b側に係合ピン14が位置する。レバー7の回動過程において、既に雄・雌の信号端子30,31の離脱によって、雄・雌の強電端子4,5への強電流の通電が遮断されているので、雄型の接続強電端子4がプラグハウジング6の各枠壁28で引き上げられて雌型の各強電端子5から離脱した瞬間に、スパークが発生することが防止される。
また、レバー7の引き上げ方向の回動過程で、プラグハウジング6の枠壁28の押圧部27と雄型の接続強電端子4の突部24との間に寸法Lの隙間(遊び・ガタ)21を設けて、隙間21がなくなるまでの時間を稼ぐことで、雌型の各強電端子5からの雄型の接続強電端子4の離脱を遅らせて、雄・雌の信号端子30,31の離脱から雄・雌の強電端子4,5の離脱までの間の時間差(タイムラグ)を確保することができ、上記スパークの発生を確実に防ぐことができる。
これにより、例えば、図4〜図5の従来例におけるレバー73の回動中間位置における停止時間を確保するためのレバー誤操作防止機構を省略して、レバー7の構造とレバー操作の簡素化を図ることができる。
本例のレバー7の操作部9は、図3(b)の如く、上半側の外向き(右向き)の操作アーム52と、操作アーム52に連結された内向き(左向き)の係止アーム53とを有している。例えば、図3(a)の状態から操作アーム52を外向き(右側)に倒すことで、係止アーム53とプラグハウジング6との係合が解除されて、レバー7を引き上げ可能となる。
また、図3(a)の受容体ハウジング13に対するプラグハウジング6の嵌合状態から図3(b)のプラグハウジング6の中間離脱状態までの間で、雄型の接続強電端子4は何ら上向きに移動しないので、図4の従来例においてプラグハウジング72の離脱状態で雄型の接続強電端子(図示せず)が図3の隙間21の寸法Lだけ上向きに移動することに比べて、雄型の接続強電端子4の上下方向長さをほぼ隙間21の寸法Lだけ短くすることができる。
すなわち、雄型の接続強電端子4とプラグハウジング6との間の高さ方向の隙間(遊び・ガタ)21の寸法Lが、図4の従来例における接続強電端子とプラグハウジング72との間の上下方向の組付ガタよりも極めて大きく設定され(従来においては接続強電端子4の突起24やプラグハウジング6の押圧部27はない)、プラグハウジング6が隙間21の寸法Lだけ上向きに移動するまで、雄型の接続強電端子4が上向きに移動しないようにしている。この時、雄型の接続信号端子30は隙間21の寸法Lだけ上向きに移動している。
雄・雌の信号端子30,31の離脱時すなわち信号回路の遮断時に、雄型の接続強電端子4の電気接触部25は、雌型の各強電端子5の電気接触部47内の高さ方向に並列な複数の弾性接触片51(図6)の全てに接触している必要があるが、雄型の接続信号端子30は隙間21の寸法Lだけ上方向に移動しているので、雄型の接続強電端子4の上向きの移動量を小さく抑えることができる。
このように、信号回路の遮断までの雄型の接続強電端子4の上向きの移動量をゼロないしほぼゼロにできるので、図4の従来例に比べて雄型の接続強電端子4の高さ方向の長さをL寸法分ないしほぼL寸法分小さくすることができる。雄型の接続強電端子4を高さ方向に短縮して低背化したことで、接続強電端子4を収容するプラグハウジング6を高さ方向にコンパクト化(低背化)することもできる。
信号回路の遮断までの雄型の接続強電端子4の上向きの移動量がゼロではなく若干ある場合は、図3(b)において雄型の接続信号端子30が雌型の信号端子31に少し接触した状態となっており、その状態からレバー7の上向きの回動操作で雄型の接続強電端子4の上向きの移動が開始され、雄型の接続信号端子30が雌型の信号端子31から離脱し、次いで雄型の接続強電端子4が雌型の各強電端子5から離脱する。
この場合でも、図6に示す如く、雄型の接続強電端子4の電気接触部25の先端(下端)25aは雌型の強電端子5の最も下側の弾性接触片511よりも下方まで挿入されているので、雄型の接続強電端子4の上向きの移動が開始されても、全ての弾性接触片51との接触は確保され、その状態で雄型の接続信号端子30が雌型の信号端子31から離脱する。レバー7を上向きに完全に回動させて起立させる直前に、雄型の接続強電端子4が雌型の各強電端子5から完全に離脱する。
レバー7の起立状態からサービスプラグ2をプラグ受容体3に嵌合接続させる際には、レバー7を上記とは逆に時計回りに回動させて、レバー7のカム溝12(図1)の左端12b側に係合した係合ピン14を、レバー7の回動と共にカム溝12の右端12a側に移動させる(実際には、係合ピン14は不動であるので、カム溝12が移動する)ことで、レバー7側の軸部8と係合ピン14との間の垂直距離が漸次減少して、サービスプラグ2がプラグ受容体3に嵌合していく。
この過程で、例えば、プラグハウジング6(図3)の垂直な長いリブ33の下端面が雄型の接続強電端子4の第二の突部34の上端面を下向きに押圧し、あるいは、プラグハウジング6(図3)の垂直な短いリブ35の下端面が雄型の接続強電端子4の上端26aを下向きに押圧し、あるいは、プラグハウジング6の上壁19の下面が雄型の接続強電端子4の上端26aを下向きに押圧して、雄型の接続強電端子4の一対の電気接触部25を雌型の各強電端子5に挿入させてゆく(この状態を示す図は省略する)。
そして、図3(b)のレバー7の回動中間位置及びプラグハウジング6の中間嵌合位置で、例えば、雄型の接続強電端子4の一対の電気接触部25が一対の雌型の強電端子5の電気接触部47に完全ではないが概ね挿入され(図3(b)におけるよりも電気接触部25の先端25aの挿入深さは浅い)、各電気接触部25が雌型の各強電端子5の電気接触部47内の全ての弾性接触片51(図6)に接触する。その状態で雄型の接続信号端子30は雌型の信号端子31の上端に接近して非接触で位置する(この状態を示す図は省略する)。
その状態からレバー7をさらに下向きに回動させることで、図3(b)におけるように、接続強電端子4の各電気接触部25が雌型の各強電端子5の電気接触部47内に完全に挿入されつつ、雄型の接続信号端子30が雌型の信号端子31に挿入接続される。雄・雌の強電端子4,5の接続後に雄・雌の信号端子30,31が接続され、信号回路の通電によりリレーがオンして強電回路に通電がなされるので、雄・雌の強電端子4,5間にスパークを生じることがない。
プラグハウジング6の左右一対の枠壁28は、雄型の接続強電端子4の突部24に沿って下降し、図3(a)の如く、上側の突部24と枠壁28の下側の押圧部27との間に高さ方向の寸法Lの隙間21を存して位置し、プラグハウジング6が受容体ハウジング13に完全に嵌合する。
少なくともプラグハウジング6と雄型の接続強電端子4と雄型の接続信号端子40とでサービスプラグ2が構成され、少なくとも受容体ハウジング13と雌型の一対の強電端子5と雌型の一対の信号端子31とでプラグ受容体3が構成される。
なお、上記実施形態においては、接続強電端子4の突部24(図2)に上向きの傾斜面24aと下向きの水平面(被押圧面)24bとを形成したが、例えば、突部24に水平な上面(図示せず)と水平な下面24bとを形成し、プラグハウジング6の枠壁28の高さ方向中間部において左右一対の長辺部29を連結する第二の押圧部(図示せず)を設け、第二の押圧部の水平な下面で突部24の水平な上面を下向きに押圧して、雄型の接続強電端子4を雌型の強電端子5に挿入接続させることも可能である。
また、上記実施形態においては、接続強電端子4の突部24(図2)を上向きの傾斜面24aと下向きの水平面24bとで縦断面三角形状の二辺を有するものとして説明したが、これに代えて、突部24を接続強電端子4の連結板部26から一枚の傾斜状の突片(図示せず)として切り起こし形成することも可能である。この場合、突片の突出先端(下端)は面接触よりもむしろ線接触に近い形で枠壁28の押圧部27の上面に当接する。
また、上記実施形態においては、枠壁28の一部(下端部)に押圧部27を形成したが、例えば、図2において、プラグハウジング6の前壁16に対向して垂直な中間壁(図示せず)を一体に設け、前壁16と中間壁との間に雄型の接続強電端子4を上下方向スライド移動自在に配置し、中間壁の前面に水平なリブ状ないし鍔状の押圧部を突出形成し、図3(a)の状態で突部24の下側に寸法Lの隙間21を存して押圧部を配置し、図3(b)の状態で押圧部の水平な上面を接続強電端子4の突部24の下面に押接させて、接続強電端子4を雌型の強電端子5から上向きに引き抜いて離脱させることも可能である。
この場合、例えば、図2の突部24の上下の面24a,24bを水平に形成し、プラグハウジング6の垂直な中間壁(図示せず)にリブ状ないし鍔状の第二の押圧部(図示せず)を突設し、サービスプラグ2をプラグ受容体3に嵌合接続する際に、この第二の押圧部の水平な下面で突部24の上面を下向きに押圧して、接続強電端子4を雌型の強電端子5に挿入接続させることも可能である。図3の接続強電端子4の左右端の第二の突部34やプラグハウジング6のリブ33,35は不要となる。
また、上記実施形態においては、左右一対の枠壁28と突部24とを設けて、一対の雌型の強電端子5からの比較的幅広の接続強電端子4の離脱性を高めているが、接続強電端子4の横幅が狭い場合には、接続強電端子4の中央に一つの突部24と一つの枠壁28を配置することも可能である。
また、上記実施形態においては、プラグハウジング6に枠壁28を設け、雄型の接続強電端子4に突部24を設けたが、枠壁28に代えて接続強電端子4の連結板部26に被押圧部としての縦長の長孔(図示せず)を設け、突部24に代えてプラグハウジング6の垂直な前壁16又は不図示の中間壁等に押圧部としての矩形状ないし円柱状の突部(図示せず)を設け、長孔内に突部を上下方向スライド自在に係合させることも可能である。
この場合、図3(a)のサービスプラグ2の完全嵌合状態で、長孔(図示せず)の下端側に突部(図示せず)を配置し、突部と長孔の上端との間に寸法Lの隙間(遊び)21を設け、図3(b)のサービスプラグ2の離脱途中の状態で、長孔の上端側に突部を配置し、その状態からレバー7の上向きの回動操作で突部が長孔の上端を上向きに押して、長孔を有する接続強電端子4を雌型の強電端子5から離脱させる。また、その状態から接続強電端子4を雌型の強電端子5に挿入接続させる際に、突部で長孔の下端を下向きに押すようにすることも可能である。
また、上記実施形態においては、サービスプラグ2に雄型の接続強電端子4を配置し、プラグ受容体3に一対の雌型の強電端子5を配置したが、これとは逆に、サービスプラグ2に雌型の接続強電端子(図示せず)を配置し、プラグ受容体3に一対の雄型の強電端子(図示せず)を配置することも可能である。この場合、サービスプラグ2内の雌型の接続強電端子(図示せず)は、左右一対の雌型の電気接触部と、一対の電気接触部を連結する連結板部とで構成され、この連結板部に、例えば図3の例のような被押圧部としての突部24や第二の突部34が設けられる。
同様に、サービスプラグ2に雌型の接続信号端子(図示せず)を配置し、プラグ受容体3に一対の雄型の信号端子(図示せず)を配置することも可能である。この場合、雌型の接続信号端子(図示せず)は、左右一対の雌型の電気接触部と、一対の電気接触部を連結する連結板部とで構成される。また、接続強電端子4や一対の強電端子5、接続信号端子30や一対の信号端子31の配置は、サービスプラグ2やプラグ受容体3の左右方向に限らず前後方向とすることも可能である。
また、上記実施形態においては、レバー7を用いて、雄・雌の強電端子4,5の挿入に要する操作力を軽減させると共に、雄・雌の信号端子30,31の離脱後に雄・雌の強電端子4,5を離脱させる時間差や、雄・雌の強電端子4,5の接続後に雄・雌の信号端子30,31を接続させる時間差を稼いでいる。
これに関し、例えば図3(a)〜図3(b)の過程における突部24と枠壁28の押圧部27との間の隙間(遊び・ガタ)21に既存して、雄・雌の信号端子30,31の離脱後に雄・雌の強電端子4,5を離脱させる時間差や、雄・雌の強電端子4,5の接続後に雄・雌の信号端子30,31を接続させる時間差を稼ぐことができるので、操作力の軽減を除けば(雄・雌の強電端子4,5の挿入に要する操作力が小さな場合は)、レバー7を用いずに、サービスプラグ2をプラグ受容体3に操作者の手の力で直接嵌合接続させることも可能である。
その他、従来公知の知見に従い、本発明の回路断続装置を適宜改変することができる。かかる改変のよってもなお本発明の回路断続装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
本発明の回路断続装置は、一対の信号端子からの接続信号端子の離脱後に、時間差をもって接続強電端子を一対の強電端子から離脱させるようにした場合に、接続強電端子の離脱方向の長さを短縮するために利用することができる。
1 回路断続装置
2 サービスプラグ
3 プラグ受容体
4 接続強電端子
5 強電端子
6 プラグハウジング
21 隙間
24 突部(被押圧部)
27 連結辺部(押圧部)
28 枠壁
30 接続信号端子
31 信号端子
L 寸法(範囲)

Claims (3)

  1. プラグ受容体に対して嵌合・離脱させるサービスプラグを備え、該プラグ受容体が、強電回路に続く一対の強電端子と、該強電回路の断続を行わせるための信号回路に続く一対の信号端子とを有し、該サービスプラグが、該一対の強電端子を接続させる接続強電端子と、該一対の信号端子を接続させる接続信号端子とを有した回路断続装置であって、
    該接続強電端子の被押圧部を該サービスプラグの離脱方向に押圧する押圧部が該サービスプラグのプラグハウジングに設けられ、該サービスプラグと該プラグ受容体との嵌合時における該一対の強電端子と該接続強電端子との接続状態で、該押圧部と該被押圧部との間に該離脱方向の隙間が設けられ、該接続強電端子に対して、該プラグハウジングが該隙間の範囲で該接続信号端子と一体に該離脱方向に移動可能であることを特徴とする回路断続装置。
  2. 前記押圧部が、前記プラグハウジングに設けられた枠壁の一部であり、前記被押圧部が、前記接続強電端子に設けられた突部であることを特徴とする請求項1記載の回路断続装置。
  3. 前記プラグハウジングが前記離脱方向に移動し、前記押圧部が前記被押圧部に当接して、前記隙間がなくなった時点で、前記接続信号端子が前記一対の信号端子から離脱されていることを特徴とする請求項1又は2記載の回路断続装置。
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