JP6319389B2 - エンジンの上部構造及びそれを有するエンジン - Google Patents

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Description

本開示の技術は、燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸気通路に導入する蒸発燃料処理装置を備えたエンジンの上部構造及びその上部構造を有するエンジンに関する。
従来から、自動車等の車両に搭載されたエンジンは、大気汚染防止などの観点から、燃料タンク内において発生した蒸発燃料を、キャニスタによって捕集し、この捕集された蒸発燃料を、パージ通路を介してエンジンの吸気通路に導入することにより、燃焼室で燃焼させる蒸発燃料処理装置を備える。この蒸発燃料処理装置では、パージ通路の途中にパージ制御弁が設けられており、パージ制御弁によって吸気通路への蒸発燃料の供給量を制御するようになっている。
パージ制御弁の取付け方については以前より種々の提案がされている。例えば、特許文献1には、インタクーラの上面の導風ダクトの一側に一体的に設けたバルブ取付部に対しバージ制御弁をボルトによって取り付けることが開示されている。さらに、特許文献2には、シリンダヘッドの左側壁とヘッドカバーの左側壁との間に跨って取付ステーを取り付けて、その取付ステーにバージ制御弁を固定支持させることが開示されている。
また、車両用のエンジンは、一般的に、エンジン本体のシリンダヘッドの上部を覆うシリンダヘッドカバーの内部に、ブローバイガスに含まれるオイルを分離するオイルセパレータ部を備える。このオイルセパレータ部としては、複数のバッフルプレートを備えたラビリンス方式のものが好適に採用される。この種のオイルセパレータ部では、バッフルプレートに対し、ブローバイガス中のオイルを慣性力で衝突させることにより、オイルを付着させて回収するようになっている。
特開2005−090429号公報 特開2010−281254号公報
近年、エンジンルーム内に収容される機器類や装置は、エンジンの高出力や高性能、排ガス規制などに対応するべく大型化しており更に増設される傾向にある。そのため、エンジンルーム内のスペース的な余裕が少なくなってきており、エンジンルーム内に搭載されるエンジン以外の機器類や装置のレイアウトによっては、特許文献1及び2のようなパージ制御弁の取付け位置に空間を確保できなくなる。
そのような場合には、パージ制御弁を別の位置に取り付ける必要がある。パージ制御弁は、蒸発燃料が吸気通路からキャニスタ側に向けて逆流するのを防止するために、パージ通路において吸気通路との接続位置よりも高い位置に配置することが要件となる。この要件を満たし得るパージ制御弁の取付け位置としては、エンジン本体のシリンダヘッドの上部を覆うシリンダヘッドカバーの上面が考えられる。
しかし、シリンダヘッドカバーの上面に単純にパージ制御弁を取り付けると、その分だけエンジン本体の高さが増すため、エンジン本体とボンネット(エンジンフード)との間の隙間が狭くなり、対人衝突を起こしたときの安全性(対人保護性能)が損なわれてしまう。さりとて、エンジン本体とボンネットとの間の隙間を確保すべく、シリンダヘッドカバーのパージ制御弁を取り付ける部分を下方に凹ませて凹部を形成しそこにパージ制御弁を取り付けるようにすると、オイルセパレータ部のオイル分離機能が損なわれる懸念がある。
具体的には、凹部を形成した箇所がシリンダヘッドカバーのうちオイルセパレータ部に対応する部分、とりわけブローバイガス中のオイルを分離するオイル分離空間の上流側の部分に対応する箇所である場合には、当該内部通路が凹部を形成した箇所で狭まるため、ブローバイガスの流通抵抗が高くなり、その下流側において、内部通路でのブローバイガスの流速が低下してバッフルプレートへのブローバイガスの衝突強さ、つまりは同ガス中のオイルに働く慣性力が弱くなる結果、オイルセパレータ部でのオイル分離機能に支障を来し兼ねない。
本開示の技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジン本体とボンネットとの間の隙間を確保し、且つオイルセパレータ部の機能低下を抑制しながら、シリンダヘッドカバーの上面にパージ制御弁を取り付けることにある。
上記の目的を達成するために、本開示の技術では、シリンダヘッドカバーの上面にパージ制御弁を嵌め入れるための凹部を形成し、その凹部の形成箇所をオイルセパレータ部との位置関係で工夫するようにした。
具体的には、本開示の技術は、シリンダヘッドの上部を覆うシリンダヘッドカバーと、そのシリンダヘッドカバーの内部に設けられてブローバイガスに含まれるオイルを分離するオイルセパレータ部とを備え、オイルセパレータ部がブローバイガスの流通する内部通路に複数のバッフルプレートにより形成されたラビリンス構造を有するエンジンの上部構造を対象とする。
このエンジンの上部構造は、当該エンジンの吸気通路に蒸発燃料を供給するパージ通路と、そのパージ通路に設けられたパージ制御弁とをさらに備える。また、シリンダヘッドカバーの上面のうちオイルセパレータ部の内部通路においてラビリンス構造によりオイルが分離されるオイル分離空間の下流側の部分に対応する箇所には、下方に向けて凹んだ凹部が形成されている。そして、パージ制御弁は、その凹部に嵌め入れられてシリンダヘッドカバーに取り付けられており、パージ通路の吸気通路との接続位置よりも上方に配置されている。
この構成によると、シリンダヘッドカバーの上面のうちオイルセパレータ部のオイル分離空間の下流側の部分に対応する箇所に、パージ制御弁を取り付けるのに用いる凹部を設けるようにしたので、オイルセパレータ部の内部通路において、オイル分離空間でのブローバイガスの流速が低下するのを抑え、バッフルプレートへのブローバイガスの衝突強さ、つまりは同ガス中のオイルに働く慣性力を比較的高く維持できる。それにより、オイルセパレータ部でのオイル分離機能が低下するのを抑制できる。
さらに、シリンダヘッドカバーの上面に形成した凹部にパージ制御弁を嵌め入れて取り付けるようにしたので、凹部に嵌め入れた深さの分だけパージ制御弁の取り付け位置が低くなり、エンジン本体とボンネットとの間の隙間を確保することができる。また、パージ制御弁をパージ通路の吸気通路との接続位置よりも上方に配置するようにしたので、蒸発燃料が吸気通路からキャニスタ側に向けて逆流するのを防止することができる。
上記エンジンの上部構造において、複数のバッフルプレートは、シリンダヘッドカバーの内面から下方に延びる上側バッフルプレートを含んでいてもよい。この場合、パージ制御弁が嵌め入れられる凹部は、その上側バッフルプレートに対応する位置に形成されていることが好ましい。
この構成によると、バッフルプレートとしてシリンダヘッドカバーの内面に下方に向けて延びる上側バッフルプレートを設けるようにした。この上側バッフルプレートは、シリンダヘッドカバーの剛性を高める補強部としても作用する。ここで、パージ制御弁が駆動すると、それに伴う振動でパージ制御弁がシリンダヘッドカバーに繰り返し衝突することになり、当該繰り返しの衝突によってシリンダヘッドカバーから太鼓を叩いたような放射音が発せられることがある。
このことに関し、上記の構成によると、シリンダヘッドカバーのうち上側バッフルプレートによって剛性が高められた部分に凹部を設けてそこにパージ制御弁を取り付けるようにしたので、パージ制御弁が駆動したときの振動に起因してシリンダヘッドカバーから発せられる放射音を緩和することができる。それにより、エンジン運転時の騒音を好適に低減することができる。
また、上記エンジンの上部構造において、パージ制御弁が嵌め入れられる凹部の外周縁は、エンジンの上方から見たときに、当該パージ制御弁の輪郭に沿った形状とされていることが好ましい。
この構成によると、パージ制御弁をエンジン本体に組み付ける際に、パージ制御弁を凹部に輪郭を合わせて嵌め込むだけで位置決めすることができる。したがって、エンジン本体のシリンダヘッドカバーの上面に対するパージ制御弁の取付け作業を容易に行うことができる。
また、本開示の技術は、上述した上部構造を有するエンジン本体を備えたエンジンをも対象とする。このエンジンでは、エンジン本体が、車幅方向における一側から見たときに、下部が上部よりも車両前方にせり出すように傾斜させて車両に搭載されている。そして、オイルセパレータ部、パージ制御弁及びそれが嵌め入れられる凹部は、エンジン本体の上部の車両後側に配置されている。
この構成によると、エンジン本体をその上部で車両後側の部分が当該エンジン本体を直立姿勢とした場合に比べて下方に位置するスラント姿勢(傾斜姿勢)とし、そのエンジン本体の上部で車両後側の部分にパージ制御弁を設けるようにしたので、エンジン本体とボンネットとの間の隙間をよりいっそう確保することができる。
上記エンジンの上部構造及びそれを有するエンジンによれば、エンジン本体とボンネットとの間の隙間を確保し、且つオイルセパレータ部の機能低下を抑制しながら、シリンダヘッドカバーの上面にパージ制御弁を取り付けることができる。
実施形態に係るエンジンを右側方から見た側面図である。 実施形態に係るエンジンを上方から見た上面図である。 実施形態に係るエンジンの要部を前方左側から見た斜視図である。 実施形態に係るエンジンの要部を後方右側から見た斜視図である。 実施形態に係るエンジンの要部を後方から見た後面図である。 図5のVI−VI線におけるエンジンの要部の断面図である。 図2のVII−VII線におけるエンジンの要部の断面斜視図である。 図2のVIII−VIII線におけるエンジンの要部の断面斜視図である。 実施形態に係るエンジンが有するオイルセパレータ部の要部の斜視図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、説明の便宜上、車両の前後方向における前側を「前」、後側を「後」と称し、車両の前方に向いて左右方向における左側を「左」、右側を「右」と称し、車高方向における上側を「上」、下側を「下」と称する。
図1に、実施形態に係るエンジン1を右側方から見た側面図を示す。図2に、このエンジン1を上方から見た上面図を示す。また、図3に、このエンジン1の要部を前方左側から見た斜視図を示す。なお、図中において、矢印Frは車両前方を、矢印Reは車両後方をそれぞれ示し、矢印Rは車両右側を、矢印Lは車両左側をそれぞれ示している。
本実施形態のエンジン1は、火花点火式内燃機関であって、直列に配置された複数(例えば4つ)の気筒を有する多気筒式のエンジン本体3と、エンジン本体3に燃料を供給する燃料供給システム(全体としては不図示)と、エンジン本体3内のブローバイガスを吸気通路25に還流するブローバイガス還元装置(後述するオイルセパレータ部51のみ図示)とを備える。
エンジン本体3は、図1に示すように、出力軸であるクランクシャフト5が車幅方向に延びるように自動車のエンジンルーム101に横置きで搭載されており、車幅方向における一側から見たときに、下部が上部よりも前方にせり出してその分だけ上部が下部よりも後方に位置するように傾斜させた後傾状にスラント姿勢(傾斜姿勢)で配置されている。クランクシャフト5は、図示しないが、変速機等の動力伝達機構を介して駆動輪に連結されている。エンジン本体3は、その出力をクランクシャフト5から駆動輪に伝達することによって自動車を推進させる。
エンジン本体3は、複数の気筒が配列されたシリンダブロック7と、シリンダブロック7の上面部にガスケットを介して組み付けられたシリンダヘッド9と、シリンダブロック7の下部に設けられたオイルパン11とを備える。オイルパン11の内部には潤滑オイルが貯留されている。シリンダブロック7の内部には、クランクシャフト5と、図示しないが、各気筒でシリンダヘッド9との間に燃焼室を区画するピストンと、それらクランクシャフト5とピストンとを連結するコネクティングロッドとが設けられている。
シリンダヘッド9の内部には、吸排気カムシャフト及びそれらにより開閉動作を行う吸排気弁などの動弁機構が設けられている。シリンダヘッド9には、その上部を覆う合成樹脂製のシリンダヘッドカバー13が、当該シリンダヘッド9に対し、その上面周縁部に複数箇所をボルト等で留めることにより組み付けられている。エンジン本体3では、各気筒の燃焼室で吸気と燃料との混合気を爆発燃焼させることにより、ピストンを気筒内で往復動させ、その直線運動をコネクティングロッドを介してクランクシャフト5の回転運動に変換し、エンジン1の回転出力(トルク)として出力する。
エンジン本体3の前側には、吸気マニホールド15が取り付けられている。この吸気マニホールド15は、シリンダヘッド9において各気筒に通じる吸気ポートが開口した面部に固定される複数のマニホールド分岐管17と、これらマニホールド分岐管17を束ねるように下方且つ前方に膨出したサージタンク部19と、サージタンク部19から上側側方に延びる上流管21とを備える。上流管21には、スロットルバルブを内部に備えるスロットルボディ23が組み付けられる。
さらに、スロットルボディ23の上流側には、図示しないが、吸気を流通させる吸気ダクトと、吸気を浄化するエアクリーナとが設けられている。これらエアクリーナ、吸気ダクト、スロットルボディ23、及び吸気マニホールド15は、エンジン1の吸気通路25を構成している。
エンジン本体3の後側には、図示しない排気マニホールドが取り付けられている。この排気マニホールドは、シリンダヘッド9において各気筒に通じる排気ポートが開口した面部に固定される。排気マニホールドの下流側には、排気に含まれる大気汚染物質を浄化する排気浄化装置やサイレンサなどが設けられている。
燃料供給システムは、燃料(例えばガソリン)を各気筒の燃焼室に直接噴射する直噴式(筒内噴射式)の燃料供給装置と、蒸発燃料(エバポ)を吸気通路に導入する蒸発燃料処理装置27とを備える。燃料供給装置は、揮発性の燃料を貯留する燃料タンクや、燃料タンク内の燃料を加圧して送り出す燃料ポンプ、燃料ポンプにより送り出された燃料が流通する燃料供給通路29、燃料供給通路29に送られた燃料を所定のタイミングで噴射するインジェクタなどによって構成されている。
蒸発燃料処理装置27は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタ31と、キャニスタ31と吸気通路25の上流管21とを連結するパージ通路33とを備える。キャニスタ31は、蒸発燃料を一時的に吸着して貯蔵し、その後に放出する機能を有する活性炭などの吸着剤を内部に有する。このキャニスタ31には、蒸発燃料を放出して吸気通路25側に送り出す際に、蒸発燃料を搬送するパージガスとして機能する空気をキャニスタ31に導入する外気導入管35が設けられている。
パージ通路33は、蒸発燃料を上流管21に供給する管路であって、シリンダヘッドカバー13上を経由するように配管されている。このパージ通路33の途中には、液化した蒸発燃料を捕捉するキャッチタンク37と、吸気通路25(上流管21)に供給される蒸発燃料の供給量を制御するパージ制御弁39とが設けられている。
キャッチタンク37は、パージ通路33においてキャニスタ31とパージ制御弁39との間に配置されている。パージ制御弁39は、例えば、デューティ制御によって蒸発燃料の流量を制御するソレノイド式バルブからなる。これらキャッチタンク37及びパージ制御弁39は、シリンダヘッドカバー13の上面に取り付けられており、パージ通路33及び後述するオイルセパレータ部51と共にエンジン1の上部構造を構成している。
図4に、エンジン1のシリンダヘッド9(シリンダヘッドカバー13)を後方右側から見た斜視図である。また、図5に、エンジン1のシリンダヘッド9(シリンダヘッドカバー13)を後方から見た後面図である。シリンダヘッドカバー13は、図3〜図5に示すように、前側(吸気側)で吸気カムシャフトの上方に対応する位置に配置された気筒列方向に延びる前側カバー部41と、後側(排気側)で排気カムシャフトの上方に対応する位置に配置された気筒列方向に延びる後側カバー部43と、これら前側カバー部41と後側カバー部43とを連結する気筒列方向に延びる中間カバー部45とを備える。
前側カバー部41及び後側カバー部43は上方に膨出しており、中間カバー部45はシリンダヘッド9側に窪んでいる。後側カバー部43は、エンジン本体3のスラント配置によって前側カバー部41に比べて低い位置に配置されている。前側カバー部41には、シリンダヘッド9へオイルを注入可能な開口を備えたオイル注入部47と、オイルレベルゲージを装着可能なゲージ装着部(不図示)とが設けられている。中間カバー部45には、各気筒の燃料室に対応して気筒列方向に配列した複数の点火ユニット49がボルト等により固定されて装着されている。
そして、後側カバー部43の後端寄りの部分には、キャッチタンク37及びパージ制御弁39が左右に並べて装着されている。こうして、パージ制御弁39は、点火ユニット49からなるべく距離をあけて配置されている。それにより、パージ制御弁39が点火ユニット49から発せられる電磁ノイズの影響を受け難くし、電磁ノイズの影響によりパージ制御弁39が誤動作を起こすことを防止している。
図6に、図5のVI−VI線におけるエンジン1のオイルセパレータ部51を構成するシリンダヘッドカバー13部分の断面図を示す。図7に、図2のVII−VII線におけるエンジン1のオイルセパレータ部51の断面斜視図を示す。図8に、図2のVIII−VIII線におけるエンジン1のオイルセパレータ部51の断面斜視図を示す。また、図9に、オイルセパレータ部51の要部の斜視図を示す。なお、図7〜図9に示す矢印は、オイルセパレータ部51の内部通路53におけるブローバイガスの流れを示している。
シリンダヘッドカバー13の内部、具体的には後側カバー部43に対応する部分には、図6〜図9に示すように、ブローバイガス還元装置の一部であって、ブローバイガスに含まれるオイルを分離するオイルセパレータ部51が設けられている。オイルセパレータ部51は、車幅方向に延びて概ねU字形に折り返したような形状に設けられた、ブローバイガスが流通する内部通路53を有している。
内部通路53は、シリンダヘッドカバー13の後側カバー部43上面を構成する天井壁部55と、天井壁部55の前端部から下方に延びる前側壁部57と、天井壁部55の後端部から下方に延びる後側壁部59と、これら前側壁部57及び後側壁部59の左右両側の部分同士を連結する左側壁部61及び右側壁部63と、前側壁部57と後側壁部59との間で内部通路53を仕切る仕切り壁部65と、これら各壁部55〜65の下端に振動溶着などにより接合されてオイルセパレータ部51の底面をなす底壁部67とにより区画されて構成されている。
仕切り壁部65の右端部分は、右側壁部63寄りの位置で前側壁部57と一体に接続されている。仕切り壁部65の左端部分は、左側壁部61との間に間隔を空けて内部通路53の折り返し部を形成している。底壁部67のうち仕切り壁部65よりも前側でその右端部分の近傍には、ブローバイガスが導入されるガス導入口部69が形成されている。ガス導入口部69には、気筒(燃料室)からエンジン本体3のクランク室に漏れ出して滞留したブローバイガスが排気側の動弁機構を収容する動弁室を経て導入される。
また、天井壁部55のうち仕切り壁部65よりも後側で内部通路53の奥側端部に相当する部分には、ブローバイガスを送り出すガス排出口部71が形成されている。このガス排出口部71には、図示しないが、PCV(Positive Crankcase Ventilation)弁と呼ばれる逆止弁と、そのPCV弁と吸気マニホールド15のサージタンク部19とを繋ぐガス還流通路とが設けられている。オイルセパレータ部51は、PCV弁の開閉動作に応じてガス排出口部71からブローバイガスを吸気通路25に向けて供給するようになっている。
内部通路53のうち仕切り壁部65よりも前側の部分はガス通路空間73を構成し、仕切り壁部65よりも後側の部分はオイル分離空間75を構成している。これらガス通路空間73とオイル分離空間75とは、仕切り壁部65と左側壁部61との間の隙間を介して連通している。ガス通路空間73は、ブローバイガスが相対的に速い流速でスムーズに流れるようにオイル分離空間に比べて前後幅が狭く形成されている。他方、オイル分離空間75には、2つの補助仕切り壁部77が内部通路53の長さ方向において間隔をあけて底壁部67から上方に延びるように設けられている。
そして、オイル分離空間75は、2つの補助仕切り壁部77によって3つのオイル分離室79,81,83に仕切られている。これら3つのオイル分離室79,81,83のうち少なくとも下流側の2つのオイル分離室81,83には、車幅方向に板面を向ける複数のバッフルプレート85,87が設けられており、それら複数のバッフルプレート85,87によって迷路状の流路、いわゆるラビリンス構造が形成されている。複数のバッフルプレート85,87は、シリンダヘッドカバー13の内面を構成する天井壁部55から下方に延びる上側バッフルプレート85と、底壁部67から上方に延びる下側バッフルプレート87とである。
これら複数のバッフルプレート85,87のうち上側バッフルプレート85は、少なくとも各補助仕切り壁部77に対応する箇所にも設けられており、対応する補助仕切り壁部77と協働してオイル分離空間75を仕切っている。各補助仕切り壁部77は、その上側バッフルプレート85と直角をなす横仕切り部分89を有し、そこにブローバイガスの流速を高める絞り連通路91が前後方向において上下斜め方向に延びるように形成されている。この絞り連通路91は、いわゆるインパクタとして機能する。
上記構成のオイルセパレータ部51では、ガス導入口部69から内部通路53に導入されたブローバイガスが、ガス通路空間73を流れた後に左側壁部61に沿ってオイル分離空間75に折り返し、上流側のオイル分離室79に流れる。上流側のオイル分離室79では、上側バッフルプレート85及び上流側の補助仕切り壁部77にブローバイガスが衝突し、その際にブローバイガス中のオイルに働く慣性力によって当該オイルが上側バッフルプレート85及び補助仕切り壁部77に付着し、ブローバイガスから分離される。
さらに、上流側のオイル分離室79のブローバイガスは、上流側の補助仕切り壁部77の絞り連通路91を通過して中間のオイル分離室81へ流入する。この絞り連通路91では、流路面積が狭められているので、ブローバイガスの流速が増し、同ガス中のオイルの液化が促進される。中間のオイル分離室79では、上側バッフルプレート85、下側バッフルプレート87及び補助仕切り壁部77にブローバイガスが衝突し、その際にブローバイガス中のオイルに働く慣性力によって当該オイルがバッフルプレート85,87及び補助仕切り壁部77に付着し、ブローバイガスから分離される。
そして、中間のオイル分離室81のブローバイガスは、下流側の補助仕切り壁部77の絞り連通路91を通過して下流側のオイル分離室83へ流入する。この絞り連通路91では、流路面積が狭められているので、ブローバイガスの流速が増し、同ガス中のオイルの液化が促進される。下流側のオイル分離室83では、上側バッフルプレート85、下側バッフルプレート87及び補助仕切り壁部77にブローバイガスが衝突し、その際にブローバイガス中のオイルに働く慣性力によって当該オイルがバッフルプレート85,87及び補助仕切り壁部77に付着し、ブローバイガスから分離される。
このように、3つのオイル分離室79,81,83でブローバイガスから分離されたオイルは、底壁部67上をガス導入口部69に誘導されて、そのガス導入口部69から動弁室を経てクランク室へ戻され、オイルパン11に回収される。
キャッチタンク37は、シリンダヘッドカバー13の上面のうち上流側の補助仕切り壁部77に対応する箇所に設けられている。パージ制御弁39は、シリンダヘッドカバー13の上面のうち下流側の補助仕切り壁部77に対応する箇所に設けられている。詳細には、シリンダヘッドカバー13の上面のうち下流側の補助仕切り壁部77に対応する箇所、つまりオイル分離空間75の下流側の部分に対応する箇所には、下方に向けて凹んだパージ制御弁設置用の凹部93が形成されている。パージ制御弁39は、その凹部93に嵌め入れられて、パージ通路33の吸気通路25との接続位置よりも上方に配置されている。
パージ制御弁設置用の凹部93は、下流側の補助仕切り壁部77に加えそれと協働してオイル分離空間75を仕切る上側バッフルプレート85に対応する箇所から下流側のオイル分離室83に対応する箇所にかけて形成されている。このように、本実施形態のエンジン1では、シリンダヘッドカバー13のうち上側バッフルプレート85が補強部として作用することで剛性が高められた部分にパージ制御弁39を設けることにより、パージ制御弁39の駆動に伴う振動に起因した繰り返しの衝突によってシリンダヘッドカバー13から発せられる太鼓を叩いたような放射音を緩和し、エンジン運転時の騒音を低減している。
また、パージ制御弁設置用の凹部93の外周縁は、エンジン本体3の上方から見たときに、前記パージ制御弁39の輪郭に沿った形状とされている。そのことで、パージ制御弁39をエンジン本体3に組み付ける際に、パージ制御弁39の輪郭を当該凹部93に合わせて嵌め込むだけで位置決め可能とされており、パージ制御弁39の取付け作業を容易に行うことができるようになっている。パージ制御弁39は、キャッチタンク37と共に、共通の取付ステー95を介してシリンダヘッドカバー13にボルト等で留められることにより取り付けられている。
この実施形態に係るエンジン1によると、シリンダヘッドカバー13の上面のうちオイルセパレータ部51の内部通路53の下流側の部分に対応する箇所にパージ制御弁39を取り付けるのに用いる凹部93を設けるようにしたので、オイルセパレータ部51の内部通路53において、オイル分離空間75の上流側の部分でのブローバイガスの流速が低下するのを抑え、バッフルプレート85,87へのブローバイガスの衝突強さ、つまりは同ガス中のオイルに働く慣性力を比較的高い状態に維持できる。それにより、オイルセパレータ部51でのオイル分離機能が低下するのを抑制できる。
さらに、エンジン本体3をその上部で後側の部分が当該エンジン本体3を直立姿勢とした場合に比べて下方に位置するスラント姿勢とし、且つそのエンジン本体3の上部で後側の部分においてシリンダヘッドカバー13の上面に形成した凹部93にパージ制御弁39を嵌め入れて取り付けるようにしたので、エンジン本体3を傾斜させた分とパージ制御弁39を凹部93に嵌め入れた深さの分だけパージ制御弁39の取り付け位置が低くなり、エンジン本体3とボンネット103との間の隙間を確保することができる。それによって、自動車における対人衝突時の安全性(対人保護性能)を確保することができる。
また、パージ制御弁39をパージ通路33の吸気通路22の上流管21との接続位置よりも上方に配置するようにしたので、蒸発燃料が吸気通路22からキャニスタ31側に向けて逆流するのを防止することができる。
以上のように、ここに開示する技術の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、ここに開示する技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須でない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることを以て、直ちにそれらの必須でない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、オイルセパレータ部51の内部通路53が概ねU字形に折り返したような形状に設けられているとしたが、これに限らない。例えば、当該内部通路53は、車幅方向に延びる一直線状の通路であって、一端側にガス導入口部69が、他端側にガス排出口部71がそれぞれ設けられ、それらガス導入口部69とガス排出口部71との間にオイル分離空間75が設けられた構成であってもよい。
また、上記実施形態では、オイルセパレータ部51においてオイル分離空間75が2つの仕切り壁部77によって3つのオイル分離室79,81,83に仕切られているとしたが、これに限らない。例えば、オイル分離空間75は、1つの仕切り壁部77によって2つのオイル分離室に仕切られていてもよいし、3つ以上の仕切り壁部77によって4つ以上のオイル分離室に仕切られていてもよい。また、当該オイル分離空間は、仕切り壁部77によって仕切られず、上側バッフルプレート85及び下側バッフルプレート87によるラビリンス構造を有しているだけであっても構わない。
また、上記実施形態では、パージ制御弁設置用の凹部93が下流側の補助仕切り壁部77及びそれと協働してオイル分離空間75を仕切る上側バッフルプレート85に対応する箇所から下流側のオイル分離室83に対応する箇所にかけて形成されているとしたが、これに限らない。例えば、当該凹部93は、シリンダヘッドカバー13の上面のうち上側バッフルプレート85に対応する箇所を含む、中間のオイル分離室81と下流側のオイル分離室83に跨がる箇所に形成されていてもよい。要は、当該凹部93は、シリンダヘッドカバー13の上面のうちオイルセパレータ部51の内部通路53においてオイル分離空間75の下流側の部分に対応する箇所に、オイルセパレータ部51でのオイル分離機能を著しく低下させないように形成されていればよい。
また、上記実施形態では、本開示の技術に係るエンジンの上部構造及びそれを有するエンジンについて火花点火式の直噴エンジン1を例に挙げて説明したが、これに限らない。本開示の技術は、圧縮着火式のエンジンやそれに点火プラグによる点火アシストを付けたエンジン、吸気ポート内に燃料を噴射するポート内噴射エンジンにも適用可能であり、シリンダヘッドカバー13の内部に設けられたオイルセパレータ部51を含むブローバイガス還元装置と蒸発燃料処理装置27とを併せ持ったエンジンであれば種類を問わず適用することができる。
以上説明したように、本開示の技術は、燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸気通路に導入する蒸発燃料処理装置を備えたエンジンの上部構造及びその上部構造を有するエンジンについて有用である。
1 エンジン
3 エンジン本体
5 クランクシャフト
7 シリンダブロック
9 シリンダヘッド
11 オイルパン
13 シリンダヘッドカバー
15 吸気マニホールド
17 マニホールド分岐管
19 サージタンク部
21 上流管
23 スロットルボディ
25 吸気通路
27 蒸発燃料処理装置
29 燃料供給通路
31 キャニスタ
33 パージ通路
35 外気導入管
37 キャッチタンク
39 パージ制御弁
41 前側カバー部
43 後側カバー部
45 中間カバー部
47 オイル注入部
49 点火ユニット
51 オイルセパレータ部
53 内部通路
55 天井壁部
57 前側壁部
59 後側壁部
61 左側壁部
63 右側壁部
65 仕切り壁部
67 底壁部
69 ガス導入口部
71 ガス排出口部
73 ガス通路空間
75 オイル分離空間
77 補助仕切り壁部
79 オイル分離室
81 オイル分離室
83 オイル分離室
85 上側バッフルプレート
87 下側バッフルプレート
89 横仕切り部分
91 絞り連通路
93 凹部
95 取付ステー
101 エンジンルーム
103 ボンネット

Claims (4)

  1. シリンダヘッドの上部を覆うシリンダヘッドカバーと、該シリンダヘッドカバーの内部に設けられてブローバイガスに含まれるオイルを分離するオイルセパレータ部とを備え、該オイルセパレータ部がブローバイガスの流通する内部通路に複数のバッフルプレートにより形成されたラビリンス構造を有するエンジンの上部構造であって、
    当該エンジンの吸気通路に蒸発燃料を供給するパージ通路と、該パージ通路に設けられたパージ制御弁とをさらに備え、
    前記シリンダヘッドカバーの上面のうち前記オイルセパレータ部の内部通路において前記ラビリンス構造によりオイルが分離されるオイル分離空間の下流側の部分に対応する箇所には、下方に向けて凹んだ凹部が形成され、
    前記パージ制御弁は、前記凹部に嵌め入れられて前記シリンダヘッドカバーに取り付けられており、前記パージ通路の前記吸気通路との接続位置よりも上方に配置されている
    ことを特徴とするエンジンの上部構造。
  2. 請求項1に記載されたエンジンの上部構造において、
    前記複数のバッフルプレートは、前記シリンダヘッドカバーの内面から下方に延びる上側バッフルプレートを含み、
    前記凹部は、前記上側バッフルプレートに対応する位置に形成されている
    ことを特徴とするエンジンの上部構造。
  3. 請求項1又は2に記載されたエンジンの上部構造において、
    前記凹部の外周縁は、当該エンジンの上方から見たときに、前記パージ制御弁の輪郭に沿った形状とされている
    ことを特徴とするエンジンの上部構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された上部構造を有するエンジン本体を備えたエンジンであって、
    前記エンジン本体は、車幅方向における一側から見たときに、下部が上部よりも車両前方にせり出すように傾斜させて車両に搭載され、
    前記オイルセパレータ部、前記パージ制御弁及び前記凹部は、前記エンジン本体の上部の車両後側に配置されている
    ことを特徴とするエンジン。
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