JP6318876B2 - 段差解消昇降装置 - Google Patents
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Description
また、前記段差解消昇降装置として、床等に固定された軸受(34,34,…)により軸支された、複数本の水平回転軸(31,31)に複数個の揺動レバー(32,32)を固定し、揺動レバー(32,32)の先端部の支持ローラ(35,35)により乗り板を支持し、ピストンロッドに接続される駆動棒(36)が水平回転軸(31,31)の軸方向に平面視で直交して水平回転軸(31,31)よりも下方に位置し、水圧で作動して水平方向に伸縮するピストンシリンダユニット(20)により駆動棒(36)を往復動させ、接続具(37,37)を介して回転軸(31,31)を回転させて揺動レバー(32,32)を揺動させることにより乗り板を昇降させるものがある(特許文献1の第2の実施の形態参照)。
これらのような段差解消昇降装置によれば、水圧で作動するピストンシリンダユニット(20)により駆動されるので、災害時等における停電の際にも確実に利用できること等の効果を奏する。
このような段差解消昇降装置によれば、車椅子が載るスライドテーブル(6)と手摺り(10)とを下死点まで降ろすことにより、段差解消昇降装置全体をピット内に収容するようにして、突起物などがフロア上に表出しないこと等の効果を奏する。
その上、上下方向に伸縮するピストンシリンダユニット(20)で乗り板(15)を直接上昇させるので、必要推力に最適なピストンシリンダを選択しようとしても、ピストンシリンダは規格化された内径サイズしか選択できないので、結果的に大きなサイズのピストンシリンダを選択することになり、製造コストが上昇するとともに、スペース効率も悪くなる。
その上さらに、ピストンシリンダユニット(20)で乗り板(15)を直接上昇させるので、水道水の水圧が低下した際に落下する場合があるともに、落下防止機構を別途設けると、その分の製造コストが上昇する。
その上、複数本の水平回転軸(31,31)と水平方向に伸縮するピストンシリンダユニット(20)の伸縮方向が平面視で直交し、ピストンシリンダユニット(20)及び駆動棒(36)の端部が、前記伸縮方向に向かって水平回転軸(31,31)の前後から突き出ているので、設置に必要な平面スペースが大きくなる。
さらに、特許文献2の構成では、車椅子が載るスライドテーブル(6)の下方に、ベースフレーム(2)、X型リンク(4)及びスクリュー式シリンダ(5)、並びにベーステーブル(3)等があるので、大きなピットが必要となるため、その分の設置コストが増大する。
その上、使用する場所に大きなピットを形成して、その中に段差解消昇降装置を設置する設置型であり、大きなピットを形成した場所にしか段差解消昇降装置を設置できないため、段差解消昇降装置を使用できる場所が固定されるとともに、使用する場所を変更する際の移設には大掛かりな工事が必要になる。
床面に設置される基体と、
前記被昇降体が載る平坦部が形成されるとともに、前記基体に設けたガイド部材に案内されて垂直方向に昇降可能な昇降部材と、
昇降機構及び前記昇降機構を駆動する駆動装置とを備え、
前記昇降機構が、カムローラー、及び、前記カムローラーが係合する、前上がり傾斜又は前下がり傾斜する傾斜カム面により構成され、
前記昇降機構の傾斜カム面が、前上がり傾斜又は前下がり傾斜する第1傾斜カム面、及び前記第1傾斜カム面と逆方向に傾斜する第2傾斜カム面であり、
前記基体の左右両側前後上方に、前記第1傾斜カム面が上面に形成された部分を含む第1カムプレートを設け、
前記昇降部材の前記平坦部の左右両側前後に、前記第2傾斜カム面が下面に形成された部分を含む第2カムプレートを設け、
前記昇降部材の左右両側上方に、前記第2カムプレートを収容する収容部を設け、
前記昇降機構のカムローラーが、前記第1傾斜カム面に係合する第1カムローラー及び前記第2傾斜カム面に係合する第2カムローラーであり、これらを左右両側前後に設け、
左側の前記第1カムローラー及び前記第2カムローラー並びに右側の前記第1カムローラー及び前記第2カムローラーの両方を支持する中間支持部材を設け、
前記駆動装置が、水道水の水圧により駆動する水圧シリンダー、及び前記水道水の水流方向を切り替える水流切替装置により構成され、
前記水圧シリンダーのピストンロッドを伸縮させることにより前記中間支持部材を略前後方向へ駆動し、前記中間支持部材に支持されている前記第1カムローラー及び前記第2カムローラーを略前後方向へ移動させることにより、前記第1カムローラーが前記第1傾斜カム面に沿って斜めに昇降し、前記第1カムローラーとともに斜めに昇降した前記第2カムローラーに沿う前記第2傾斜カム面の相対移動により前記昇降部材を昇降させ、
前記昇降部材の最下降位置で、前記第1カムプレート及び前記水圧シリンダーが前記収容部に収容されることを特徴とする。
その上、ピットの無い場所に設置できるので、使用できる場所が固定されないとともに、使用する場所を変更する際の移設が容易になる。
その上さらに、門型のスタンド等が不要であるので、違和感や圧迫感を与えることがない。
その上さらに、水道水の水圧により駆動する水圧シリンダーのピストンロッドを伸縮させることにより中間支持部材を略前後方向へ駆動し、中間支持部材に支持されている第1カムローラー及び第2カムローラーを略前後方向へ移動させることにより、第1カムローラーが第1傾斜カム面に沿って斜めに昇降し、第1カムローラーとともに斜めに昇降した第2カムローラーに沿う第2傾斜カム面の相対移動により昇降部材を昇降させるので、低い水道圧でも上昇可能な傾斜カム面の角度にすることにより、最適(最小)なシリンダーサイズを選択できるため、製造コストを低減できるとともにコンパクトな装置となる。
その上、駆動源が水道水であるので、省エネであるとともに、花壇等に排水することにより資源を再利用できる。
その上さらに、屋外使用で電動である場合に必要な、モーター等に対する感電及び漏電事故防止のための防水構造が不要になる。
その上さらに、第1カムローラーが係合する第1傾斜カム面、及び第2カムローラーが係合する第2傾斜カム面が逆方向に傾斜しており、水圧シリンダーのピストンロッドを伸縮させて第1カムローラー及び第2カムローラーを略前後方向へ移動させることにより昇降部材が昇降するので、前上がり傾斜又は前下がり傾斜する一段の、傾斜角度がθである傾斜カム面にカムローラーを係合させる構成と比較して、第1傾斜カム面及び第2傾斜カム面の傾斜面間の角度をθとした場合、略θ/2の方向へ押し力が作用することから、少ない押し力で上昇が可能になるため、同じ昇降ストロークであれば、水圧シリンダーの容量を小さくでき、同じ押し力であれば傾斜角度を大きく、すなわち昇降ストロークを大きくできる。
その上さらに、前記収容部内に昇降機構や駆動装置を収容したので、使用者が可動部分に触れて怪我をする心配がないとともに、突出部が小さく外部から昇降機構や駆動装置が視認されないシンプルで滑らかな外観となる。
その上、中間支持部材により左側前後のカムローラー及び右側前後のカムローラーの両方を支持し、中間支持部材を水圧シリンダーで駆動することにより昇降部材を昇降させるので、左右のカムローラーの動きが同期することから昇降部材が昇降の際に傾かないため、昇降部材の平坦部に載せた車椅子等の被昇降体をより安全に昇降させることができる。
このような構成によれば、昇降部材の最上昇位置では、第1カムローラーが第1カムプレートの第1傾斜カム面に繋がる水平面上に位置するとともに、第2カムローラーが第2カムプレートの第2傾斜カム面に繋がる水平面下に位置する。すなわち、カムローラーが傾斜面上にはなく水平面上にあるため、水圧シリンダーを駆動する水道水の水圧が不意に低下した場合であっても昇降部材が落下しない。よって、第1カムプレートの第1傾斜カム面及び第2カムプレートの第2傾斜カム面に繋がる水平面を形成する簡単な構造により、低コストで落下防止機構を構成できる。
(1)昇降機構を駆動する駆動装置が、車椅子等の被昇降体が載る昇降部材の平坦部の左右に位置するので、昇降部材の最下降位置において、前記平坦部の高さを床面近くの低い位置にすることができるため、車椅子等の被昇降体の出入りが容易になるとともに、ピットが不要になるため設置コストを低減できること、
(2)ピットの無い場所に設置できるので、使用できる場所が固定されないとともに、使用する場所を変更する際の移設が容易であること、
(3)門型のスタンド等が不要であるので、違和感や圧迫感を与えることがないこと、
(4)昇降機構を駆動する駆動装置が、水道水の水圧により駆動する水圧シリンダー及び水流切替装置により構成されるので、災害時等における停電の際にも確実に利用できること、
(5)水道水の水圧により駆動する水圧シリンダーのピストンロッドを伸縮させることにより中間支持部材を略前後方向へ駆動し、中間支持部材に支持されている第1カムローラー及び第2カムローラーを略前後方向へ移動させることにより、第1カムローラーが第1傾斜カム面に沿って斜めに昇降し、第1カムローラーとともに斜めに昇降した第2カムローラーに沿う第2傾斜カム面の相対移動により昇降部材を昇降させるので、低い水道圧でも上昇可能な傾斜カム面の角度にすることにより、最適(最小)なシリンダーサイズを選択できるため、製造コストを低減できるとともにコンパクトな装置となること、
(6)駆動源が水道水であるので、省エネであるとともに、花壇に排水することにより資源を再利用できること、
等の顕著な効果を奏する。
なお、本明細書においては、段差の高低間の低位置から高位置へ向かう方向(段差を乗り越える方向)を前、その反対方向を後とし、左右は前方へ向かっていうものとする。また、前方に向かって見た図を正面図とする。
ここで、昇降機構Cは、カムローラーC1、及び、カムローラーC1が係合する、前上がり傾斜又は前下がり傾斜する傾斜カム面C2により構成され、駆動装置Dは、水道水の水圧により駆動する水圧シリンダー5、及び水道水の水流方向を切り替える水流切替装置であるハンドバルブ6により構成される。
ハンドバルブ6を操作して水道水の水流方向を切り替え、左右の水圧シリンダー5,5のピストンロッド5B,5Bを伸縮させてカムローラーC1及び傾斜カム面C2を相対的に前後方向へ移動させることにより昇降部材3が昇降する。すなわち、昇降部材3は、図6及び図8(a)の最下降位置Lから図7及び図8(b)の最上昇位置Hまで上昇、又は図7及び図8(b)の最上昇位置Hから図6及び図8(a)の最下降位置まで下降する。
なお、図1及び図2において、昇降部材3の収容部3L及び3Rの左右に取り付けるカバー、並びに昇降部材3の後部に取り付ける傾斜ステップE等の記載を省略している。
図1及び図2に示すように、基体2の左右両側前後4箇所の上方には、略前上がり傾斜した溝が形成された第1カムプレート11,11,…が設けられており、第1カムプレート11は、前上がり傾斜する第1傾斜カム面11Aが上面に形成された部分を含んでいる。
また、昇降部材3の平坦部3Aの左右両側前後4箇所の上方には、略前下がり傾斜した溝が形成された第2カムプレート12,12,…が設けられており、第2カムプレート12は、前下がり傾斜する(第1傾斜カム面11Aと逆方向に傾斜する)第2傾斜カム面12Aが下面に形成された部分を含んでいる。
ここで、第2カムプレート12,12,…は、昇降部材3の左右両側上方に設けた収容部3L,3R内に収容される。
よって、中間支持部材4は左右連結部材4A,4Aにより左右の立起部4L,4Rが連結された一体のものであるので、中間支持部材4により支持された、左側前後のカムローラー10A,10A,…及びカムローラー10B,10B,…並びに右側前後のカムローラー10A,10A,…及びカムローラー10B,10B,…の動きは同期する。
ここで、図3、図6及び図8(a)に示す昇降部材3が下降した位置(最下降位置L)では、昇降部材3の左右の収容部3L,3R(図1及び図2も参照)内に、第2カムプレート12,12,…とともに、第1カムプレート11,11,…及び水圧シリンダー5が収容される。
すなわち、図4に示すように、昇降部材3が上昇した位置(最上昇位置H)における傾斜ステップEは、圧縮コイルばね14により付勢されて揺動支軸13まわりに上方へ揺動した状態が保持され、この状態から昇降部材3が下降すると、被操作体15が基体2上の操作体16により押し上げられるため、揺動支軸13まわりに傾斜ステップEが下方へ揺動し、図3及び図6に示す昇降部材3の最下降位置Lでは、傾斜ステップEの先端が床面Fに接地する。そして、昇降部材3が上昇すると、被操作体15から操作体16が離間するため、傾斜ステップEは、揺動支軸13まわりに上方へ揺動して図4及び図7に示す位置に復帰する。
ハンドバルブ6の切換方式は、例えば3ポジションクローズドセンターであり、ハンドバルブ6を操作して切換位置(a)から切換位置(b)に切り換えると、水道水が蛇口から配管を経由して水圧シリンダー5,5のシリンダーチューブ5A,5A内に供給され、ピストンロッド5B,5Bが図3から図4のように伸びるため、昇降部材3が上昇する。
また、ハンドバルブ6を操作して切換位置(a)から切換位置(c)に切り換えると、水道水が蛇口から配管を経由して水圧シリンダー5,5のシリンダーチューブ5A,5A内に供給され、ピストンロッド5B,5Bが図4から図3のように縮むため、昇降部材3が下降する。
これらの動作において水圧シリンダー5,5内へ供給された水道水の排水は、ホース等により花壇等へ供給される。
また、ピットの無い場所に設置できるので、使用できる場所が固定されないとともに、使用する場所を変更する際の移設が容易になる。
さらに、門型のスタンド等が不要であるので、違和感や圧迫感を与えることがない。
さらにまた、昇降機構Cを駆動する駆動装置Dが、水道水の水圧により駆動する水圧シリンダー5及びハンドバルブ6により構成されるので、災害時等における停電の際にも確実に利用できる。
また、水道水の水圧により駆動する水圧シリンダー5によりカムローラーC1及び傾斜カム面C2を相対的に前後方向へ移動させることにより昇降部材3を昇降させるので、低い水道圧でも上昇可能な傾斜カム面C2の角度にすることにより、最適(最小)なシリンダーサイズを選択できるため、製造コストを低減できるとともにコンパクトな装置となる。
さらに、駆動源が水道水であるので、省エネであるとともに、花壇等に排水することにより資源を再利用できる。
さらにまた、屋外使用で電動である場合に必要な、モーター等に対する感電及び漏電事故防止のための防水構造が不要になる。
さらに、第1カムローラー10A,10A,…が係合する第1傾斜カム面11A,11A,…、及び第2カムローラー10B,10B,…が係合する第2傾斜カム面12A,12A,…が逆方向に傾斜しており、水圧シリンダー5,5のピストンロッド5B,5Bを伸縮させて第1カムローラー10A,10A,…及び第2カムローラー10B,10B,…を略前後方向へ移動させることにより昇降部材3が昇降するので、前上がり傾斜又は前下がり傾斜する一段の、傾斜角度がθである傾斜カム面にカムローラーを係合させる構成と比較して、第1傾斜カム面11A及び第2傾斜カム面12Aの傾斜面間の角度をθとした場合(図3参照)、略θ/2の方向へ押し力が作用することから、少ない押し力で上昇が可能になるため、同じ昇降ストロークであれば、水圧シリンダーの容量を小さくでき、同じ押し力であれば傾斜角度を大きく、すなわち昇降ストロークを大きくできる。
また、収容部3L,3R内に昇降機構Cや駆動装置Dを収容したので、使用者が可動部分に触れて怪我をする心配がないとともに、突出部が小さく外部から昇降機構Cや駆動装置Dが視認されないシンプルで滑らかな外観となる。
さらに、中間支持部材4により左側前後のカムローラー10A,10A,…及びカムローラー10B,10B,…並びに右側前後のカムローラー10A,10A,…及びカムローラー10B,10B,…の動きが同期するので、昇降部材3が昇降の際に傾かないため、昇降部材3の平坦部3Aに載せた車椅子等の被昇降体Aをより安全に昇降させることができる。
2 基体
3 昇降部材
3A 平坦部
3L,3R 収容部
4 中間支持部材
4A 左右連結部
4L,4R 立起部
5 水圧シリンダー
5A シリンダーチューブ
5B ピストンロッド
5C 左右方向軸
6 ハンドバルブ(水流切替装置)
7 先端取付部
7A 通孔
8 前端取付部
8A 通孔
9 ピン
10A 第1カムローラー
10B 第2カムローラー
11 第1カムプレート
11A 第1傾斜カム面
11B 水平面
12 第2カムプレート
12A 第2傾斜カム面
12B 水平面
13 揺動支軸
14 圧縮コイルばね
15 被操作体
16 操作体
A 被昇降体
B 段差
C 昇降機構
C1 カムローラー
C2 傾斜カム面
D 駆動装置
E 傾斜ステップ
F 床面
G ガイド部材
G1 ガイド溝
G2 ガイドローラ
H 最上昇位置
L 最下降位置
Claims (2)
- 車椅子や台車等の被昇降体を昇降させて段差の高低間を前後方向へ移動可能にする段差解消昇降装置であって、
床面に設置される基体と、
前記被昇降体が載る平坦部が形成されるとともに、前記基体に設けたガイド部材に案内されて垂直方向に昇降可能な昇降部材と、
昇降機構及び前記昇降機構を駆動する駆動装置とを備え、
前記昇降機構が、カムローラー、及び、前記カムローラーが係合する、前上がり傾斜又は前下がり傾斜する傾斜カム面により構成され、
前記昇降機構の傾斜カム面が、前上がり傾斜又は前下がり傾斜する第1傾斜カム面、及び前記第1傾斜カム面と逆方向に傾斜する第2傾斜カム面であり、
前記基体の左右両側前後上方に、前記第1傾斜カム面が上面に形成された部分を含む第1カムプレートを設け、
前記昇降部材の前記平坦部の左右両側前後に、前記第2傾斜カム面が下面に形成された部分を含む第2カムプレートを設け、
前記昇降部材の左右両側上方に、前記第2カムプレートを収容する収容部を設け、
前記昇降機構のカムローラーが、前記第1傾斜カム面に係合する第1カムローラー及び前記第2傾斜カム面に係合する第2カムローラーであり、これらを左右両側前後に設け、
左側の前記第1カムローラー及び前記第2カムローラー並びに右側の前記第1カムローラー及び前記第2カムローラーの両方を支持する中間支持部材を設け、
前記駆動装置が、水道水の水圧により駆動する水圧シリンダー、及び前記水道水の水流方向を切り替える水流切替装置により構成され、
前記水圧シリンダーのピストンロッドを伸縮させることにより前記中間支持部材を略前後方向へ駆動し、前記中間支持部材に支持されている前記第1カムローラー及び前記第2カムローラーを略前後方向へ移動させることにより、前記第1カムローラーが前記第1傾斜カム面に沿って斜めに昇降し、前記第1カムローラーとともに斜めに昇降した前記第2カムローラーに沿う前記第2傾斜カム面の相対移動により前記昇降部材を昇降させ、
前記昇降部材の最下降位置で、前記第1カムプレート及び前記水圧シリンダーが前記収容部に収容されることを特徴とする段差解消昇降装置。 - 前記昇降部材の最上昇位置における、前記第1カムプレートの第1傾斜カム面及び前記第2カムプレートの第2傾斜カム面に繋がる水平面を、前記第1カムプレート及び前記第2カムプレートに形成してなる請求項1記載の段差解消昇降装置。
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