JP2013032126A - 拡幅車両における床面のせり上げ構造 - Google Patents

拡幅車両における床面のせり上げ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】拡幅部を拡幅した後の段差を無くすことのできる拡幅車両における床面のせり上げ構造を提供すること。
【解決手段】ボディ本体6内の格納位置に格納された拡幅部4の下方に、ポップアップフロア22を上下動可能に配置するとともに、拡幅部4を幅方向に拡幅した後、その跡地にポップアップフロア22を移動手段40の駆動により上動させてボディ本体6内の床面を略均一の高さに設定した。
【選択図】図2

Description

本発明は、拡幅車両における床面のせり上げ構造に関し、詳しくは、拡幅車両における拡幅部が拡幅された後の床面のせり上げ構造に関する。
例えば、地震などの災害に見舞われた地域では、救援隊員の寝泊りする施設が必要になることから、図4に示したような特装車両2が出動される場合がある。
このような特装車両2では、もともと車体内部に大空間が具備されているが、さらにスペースの拡大化を図るため、車体側面に拡開が可能な拡幅部4を有している。このような拡幅部4の拡幅・格納手段は様々提案されているが、図4に示したように、拡幅部4の側面下方に配置された2本の油圧シリンダ式のブーム10で行われるのが一般的である。
そして、通常拡幅部4は、図5(A)に示したように、ボディ本体6の床面6a上に重ねた状態で格納され、その側方に家具13などが並べられている。
一方、このような拡幅部4を側方に拡幅して内部空間を広げる場合には、一対のブーム10、10を突出させることにより、図5(B)に示したように拡幅部4を拡幅している。
ところで、このように拡幅部4を拡幅した後には、ボディ本体6内における拡幅部4の床板4aの元あった位置に、段差Dが生じてしまう。
この段差Dを解消するために従来は、その段差Dに相当する厚さの例えばスノコ11を用意し、そのスノコ11を段差Dの位置に嵌め込んだり、あるいは家具の配置換えなどを行なって目立たなくしていた。
しかしながら、このような作業は煩雑であるとともに使い勝手が悪いため、改善が求められていた。
本発明は、このような実情に鑑み、拡幅部を拡幅した後のボディ本体内の床面の段差を無くすことのできる拡幅車両における床面のせり上げ構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係る拡幅車両における床面のせり上げ構造は、
ボディ本体内の格納位置に格納された拡幅部の下方に、ポップアップフロアを上下動可能に配置するとともに、
前記拡幅部を幅方向に拡幅した後、その跡地に前記ポップアップフロアを移動手段の駆動により上動させて、前記ポップアップフロアの上面と前記ボディ本体内に配置された固定床の上面とを、略面一の高さに設定したことを特徴としている。
このような構成であれば、拡幅部が拡幅した後のボディ本体内の床面を略均一の高さにすることができる。
ここで、前記ポップアップフロアの上下方向への移動手段は、水平方向に配置されたシリンダ装置と、このシリンダ装置の軸に取り付けられた節部と、この節部の上部に取り付けられたベアリングとにより構成されていることが好ましい。
このような構成であれば、拡幅部の下方に余分なスペースがない車両であっても、移動手段を配置することができる。
本発明に係る拡幅車両における拡幅部床のせり上げ構造によれば、ボディ本体内の跡地に生じてしまった段差をポップアップフロアの上動により解消することができる。
図1は本発明の一実施例に係る拡幅車両における拡幅部のせり上げ構造を示した断面図で、拡幅部が格納状態にあるときの断面図である。 図2は図1に示した拡幅部を拡幅したときの断面図である。 図3(A)は、本発明の一実施例で採用された拡幅部の移動手段の一例を示した分解斜視図である。 図3(B)は、本発明の一実施例で採用された拡幅部の移動手段の作動を示す概略側面図である。 図4は従来の拡幅部を備えた拡幅車両の一例を示す斜視図である。 図5(A)、(B)は従来の拡幅車両における拡幅部を格納した場合と、拡幅した場合の概略断面図である。
以下、図面に示した実施例を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る拡幅車両における床面のせり上げ構造を示した概略図である。なお、以下の説明では、図5と同一要素は同一符号を付して説明する。
図1に示したように、拡幅車両のボディ本体6内には、固定床20が図示しないフレームなどにより支持されている。この固定床20は勿論のこと上下あるいは左右方向に移動することはない。
一方、固定床20の側方には、車体側方に向かって拡幅可能な拡幅部4が配置され、この拡幅部4の床板4aは、格納状態において固定床20の上面と面一となるように設定されている。
このような状態でボディ本体6内に格納された拡幅部4の下方には、後述する移動手段40を介して上下方向に移動可能なポップアップフロア22が配置されている。
図2に矢印で示したように、拡幅部4が側方に拡幅したときに、このポップアップフロア22は、拡幅部4の動きと連動して下方位置から上方位置に移動する。また、その逆に、拡幅部4が拡幅した状態から車体本体内に格納されたとき、ポップアップフロア22は、この拡幅部4の動きと連動して上方位置から下方位置に移動するものである。また、このポップアップフロア22の上面は、図2に示したように、拡幅部4の拡幅時に固定床20および拡幅部4の床板4aと面一となり、それ以上上動しないように設定されている。
このように、本実施例では、拡幅部4が車体側方に拡幅した後、ポップアップフロア22が下方位置から上動し、拡幅部4の元あった位置に配置される。これにより、拡幅部4の室内での跡地の空間が、ポップアップフロア22で覆われるとともに、ボディ本体6内では平坦な床面が構成される。
なお、このように、ポップアップフロア22を上下動させる移動手段40は、特に限定されるものではなく、様々な構造を採用することができる。しかしながら、格納状態における拡幅部4の下方に充分な設置スペースが無いことを考慮すると、特に、高さ方向にコンパクトであることが求められる。
図3(A)、(B)は、このようなコンパクトな構造の移動手段40の一例を示したものである。
この移動手段40では、ポップアップフロア補強パネル26に支持された枠体41に、リンクロッド42a、42b、42c、42dが、所定間隔離間して平行に差し渡されるとともに、1つのリンクロッド42bに公知の電動油圧シリンダ(ミニモーション)30が水平方向に設置されている。また、各リンクロッド42a、42b、42c、42dの節部の先端部には、ウレタン製のベアリング44a、44b、44c、44dが取り付けられている。これらのベアリングは、図3(B)に示したようにポップアップフロア22の下面に設けられたハット形レール38内に移動自在に収納されている。
このような機構を備えた移動手段40では、電動油圧シリンダ(ミニモーション)30が伸び縮みすることにより、シリンダボトム側に取付られた第1節部45、第2節部46、第3節部47が、図3(B)のように回動し、これによりポップアップフロア22が所定距離上方に移動したり、これと反対に下方に移動したりすることになる。
このように移動手段40の駆動により、ポップアップフロア22を上方位置あるいは下方位置のいずれか一方に選択的に移動させることができる。
本実施例では、拡幅部4が側方に拡幅したときに、これと同期してポップアップフロア22が上方位置となり、これと反対に拡幅部4がボディ本体内に格納したときに、これと同期してポップアップフロア22が下方位置となるように設定されている。また、上記のように形成された移動手段40は、高さ方向に大きな設置スペースが不要であるため、例えば、図4に示した拡幅部4の下方が狭いスペースであっても、この部位に設置することができる。
このように、本実施例によれば、拡幅部4を拡幅した後の跡地に、ポップアップフロア22を位置させているので、図5(B)に示したような段差Dが生じることはない。
したがって、ボディ本体6内を有効利用することができ、使い勝手が向上する。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、この実施例に何ら限定されない。例えば、上記実施例では、特に、キャンピングカーや支援車を例にして説明したが、他の特装車両にも有効に適用することができる。
4 拡幅部
4a 拡幅部の床板
6 ボディ本体
6a ボディ本体の床板
10 ブーム
20 固定床
22 ポップアップフロア
30 油圧シリンダ
34 小ロッド
36 ベアリング
40 移動手段
D 段差

Claims (2)

  1. ボディ本体内の格納位置に格納された拡幅部の下方に、ポップアップフロアを上下動可能に配置するとともに、
    前記拡幅部を幅方向に拡幅した後、その跡地に前記ポップアップフロアを移動手段の駆動により上動させて、前記ポップアップフロアの上面と前記ボディ本体内に配置された固定床の上面とを、略面一の高さに設定したことを特徴とする拡幅車両における拡幅部床のせり上げ構造。
  2. 前記ポップアップフロアの上下方向への移動手段は、水平方向に配置されたシリンダ装置と、このシリンダ装置の軸に取り付けられた節部と、この節部の上部に取り付けられたベアリングとにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の拡幅車両にける拡幅部床のせり上げ構造。
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