JP6318658B2 - 生成装置及び生成方法 - Google Patents

生成装置及び生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6318658B2
JP6318658B2 JP2014017330A JP2014017330A JP6318658B2 JP 6318658 B2 JP6318658 B2 JP 6318658B2 JP 2014017330 A JP2014017330 A JP 2014017330A JP 2014017330 A JP2014017330 A JP 2014017330A JP 6318658 B2 JP6318658 B2 JP 6318658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
correction value
unit
calculated
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014017330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015144382A (ja
Inventor
廣信 本郷
廣信 本郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014017330A priority Critical patent/JP6318658B2/ja
Publication of JP2015144382A publication Critical patent/JP2015144382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6318658B2 publication Critical patent/JP6318658B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

本発明は、出力周波数についての制御信号の生成装置及び生成方法に関する。
通信システムにおいてシステム同期を実現するために、例えば、基地局は、制御信号に応じた周波数を持つ基地局基準信号を出力する出力装置(つまり、基準発振器)を有している。当該出力装置は、通信ネットワーク回線から取得する時間情報(つまり、タイムスタンプ)に基づいて「計測期間」を設定し、当該計測期間内における基地局基準信号の出力数と基準値とのズレを検出する。そして、出力装置は、検出したズレに対応する周波数差分に基づいて、上記の制御信号を調整する。これにより、基地局基準信号の周波数を目標周波数に近づけることができる。なお、上記の時間情報は、例えば、NTP(Network Time Protocol)、PTP(Precision Time Protocol)、及びGPS(Global Positioning System)等によって取得することができる。
特開2001−308833号公報
ところで、通信システムのシステム同期の安定性を確保するためには、基地局基準信号の周波数に対してppm又はppbのオーダーの精度が望まれる。
しかしながら、上記の時間情報には、例えば10msオーダーの誤差が含まれているため、上記の所望の精度が実現されるためには、上記の計測期間を数日間に設定することが望まれ、調整時間(つまり、制御時間)が長期化する。さらに、一回の調整(制御)で基地局基準信号が目標周波数に近づくとは限らないので、計測期間と制御信号の調整(制御)とを複数回繰り返す可能性があり、制御時間がさらに長期化する可能性がある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、装置内基準信号の周波数の制御時間を短縮できる、生成装置及び生成方法を提供することを目的とする。
開示の態様では、制御信号に応じた周波数を持つ信号を出力する出力装置において用いられる前記制御信号の生成装置は、設定部と、第1の算出部と、第2の算出部と、生成部とを有する。前記設定部は、各期間が同じ第1の時間長を有する複数の期間を設定する。前記第1の算出部は、前記各期間における前記信号の出力数と基準値とのズレ量に基づいて、各期間についての前記出力する信号の周波数と目標周波数との差分周波数を算出する。前記第2の算出部は、前記各期間が終了する毎に、前記出力する信号の周波数に対する第1の補正値を算出する。前記生成部は、前記算出した第1の補正値と、制御基準値とに基づいて、前記制御信号を生成する。前記各期間は、開始タイミングが互いに前記第1の時間長より小さい所定時間ずれている。前記第2の算出部は、前記複数の期間のうちの最初の期間を除く第1の期間について算出した差分周波数に基づいて、前記第1の期間についての第2の補正値を算出し、前記算出した第2の補正値と、前記複数の期間のうち前記第1の期間内に終了タイミングを有する期間である各第2の期間についての前記第1の補正値とに基づいて、前記第1の期間についての前記第1の補正値を算出する。
開示の態様によれば、装置内基準信号の周波数の制御時間を短縮できる。
図1は、実施例1の生成装置を含む出力装置の一例を示すブロック図である。 図2は、実施例1の計測タイミング信号出力部の一例を示す図である。 図3は、実施例1の差分周波数算出部の一例を示す図である。 図4は、実施例1の計数部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施例1の補正値算出部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施例1の補正値算出部の処理動作の一例の説明に供する図である。 図7は、実施例2の生成装置を含む出力装置の一例を示すブロック図である。 図8は、実施例2の制御信号生成部の一例を示す図である。 図9は、制御発振器のエージング特性の説明に供する図である。 図10は、実施例2の周波数補正の説明に供する図である。 図11は、出力装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する生成装置及び生成方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する生成装置及び生成方法が限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
[生成装置の構成]
図1は、実施例1の生成装置を含む出力装置の一例を示すブロック図である。図1に示す出力装置10は、制御信号に応じた周波数を持つ信号を出力する。また、図1において、出力装置10は、計測タイミング信号出力部11と、計数部12と、計測期間設定部13と、差分周波数算出部14と、補正値算出部15と、記憶部16と、制御信号生成部17と、制御発振器18とを有する。なお、生成装置は、少なくとも、計測期間設定部13と、差分周波数算出部14と、補正値算出部15と、記憶部16と、制御信号生成部17とを含む。
計測タイミング信号出力部11は、時間情報を入力し、入力した時間情報を基づいて、「計測単位期間」が終了する毎に、「計測タイミング信号」を出力する。「計測単位期間」は、時間長TL1を有する。また、時間情報は、例えば、上記のNTP(Network Time Protocol)、PTP(Precision Time Protocol)、及びGPS(Global Positioning System)等によって取得される。
例えば、計測タイミング信号出力部11は、図2に示すように、基準タイミング生成部21と、計測単位期間カウンタ22とを有する。図2は、実施例1の計測タイミング信号出力部の一例を示す図である。
基準タイミング生成部21は、時間情報を入力し、入力した時間情報に基づいて、例えば、1PPSでパルス信号を計測単位期間カウンタ22へ出力する。そして、計測単位期間カウンタ22は、基準タイミング生成部21から受け取るパルス信号を用いて、計測単位期間を計測し、計測単位期間が終了する毎に、計測タイミング信号を出力する。
図1の説明に戻り、計数部12は、各計測単位期間において、制御発振器18から出力される信号の出力数を計数(カウント)する。すなわち、計数部12は、時間長TL1毎に、制御発振器18から出力される信号の出力数を計数(カウント)する。例えば、計数部12は、第1の計測単位期間の終了を示す計測タイミング信号を受け取ると、第1の計測単位期間における計数を終了させるとともに、第1の計測単位期間の次の第2の計数単位期間における計数を開始させる。
そして、計数部12は、各計測単位期間においてカウントされた出力数を計測期間設定部13へ出力する。
計測期間設定部13は、各期間が時間長TL2を有する複数の「計測期間」を設定する。計測期間設定部13によって設定される複数の計測期間は、各期間の開始タイミングが互いに時間T1ずれている。また、時間長TL2は、時間長TL1より長く、例えば、時間長TL1のM(Mは、2以上の自然数)倍である。すなわち、「計測期間」は、M個の「計測単位期間」を含んでいる。また、例えば、時間長TL1は、時間T1の長さと等しい。例えば、時間長TL1は、1日(24時間)であり、時間長TL2は、5日(120時間)である。
そして、計測期間設定部13は、設定した複数の計測期間に関する情報と、計数部12から受け取った各計測単位期間の出力数に関する情報とを、差分周波数算出部14へ出力する。
差分周波数算出部14は、各計測期間における出力数と「基準値」とのズレ量に基づいて、各計測期間についての出力信号の周波数と、「目標周波数」との「差分周波数」を算出する。「基準値」は、出力信号の周波数が目標周波数と一致している場合に、1つの計測期間で期待される出力数である。
例えば、差分周波数算出部14は、図3に示すように、出力数算出部31と、ズレ量算出部32と、差分算出処理部33とを有する。図3は、実施例1の差分周波数算出部の一例を示す図である。
出力数算出部31は、計測期間設定部13で設定した複数の計測期間に関する情報と、計数部12から受け取った各計測単位期間の出力数に関する情報とを受け取る。そして、出力数算出部31は、受け取った情報を用いて、各計測期間における出力数を算出する。具体的には、出力数算出部31は、各計測期間に含まれるM個の計測単位期間の出力数の総和を算出することにより、各計測期間における出力数を算出する。
ズレ量算出部32は、出力数算出部31で算出された各計測期間における出力数と、基準値とのズレ量(つまり、乖離値)を算出する。
差分算出処理部33は、ズレ量算出部32で算出された各計測期間についてのズレ量に基づいて、各計測期間についての差分周波数を算出する。
図1の説明に戻り、補正値算出部15は、計測期間設定部13で設定した複数の計測期間に関する情報と、差分周波数算出部14で算出された各計測期間についての差分周波数に関する情報とを受け取る。
そして、補正値算出部15は、各計測期間が終了する度に、後述する制御発振器18が出力する信号の周波数に対する「第1の補正値」を算出する。ここで、「第1の補正値」は、後述する制御信号生成部17での制御信号の生成において、実際に用いられる補正値である。従って、以下では、第1の補正値を「実行補正値」と呼ぶことがある。
具体的には、補正値算出部15は、複数の計測期間のうちの最初の計測期間(つまり、第1計測期間)に関しては、その第1計測期間について算出した差分周波数に対応する「第2の補正値」を、上記の第1の補正値とする。すなわち、第1計測期間では、第1の補正値と第2の補正値とは一致する。例えば、補正値算出部15は、差分周波数の複数の候補値と、各候補値に対応する第2の補正値との対応関係を記憶しており、この対応関係を用いて、第2の補正値を算出する。なお、差分周波数の値をそのまま第2の補正値としてもよい。
また、補正値算出部15は、複数の計測期間のうちの第1計測期間を除く第2計測期間に関しては、第2計測期間について算出した差分周波数に基づいて、第2計測期間についての第2の補正値を算出する。そして、補正値算出部15は、算出した第2計測期間についての第2の補正値と、第2計測期間内に終了タイミングを有する各第3計測期間についての第1の補正値とに基づいて、第2計測期間についての第1の補正値を算出する。
例えば、補正値算出部15は、算出した第2計測期間についての第2の補正値から、各第3計測期間についての第1の補正値と、第2計測期間と各第3計測期間とが重複しない各時間長(以下では、「重複時間長」と呼ぶことがある)の時間長TL2に対する割合とを乗算した値の総和を、差し引くことにより、第2計測期間についての第1の補正値を算出する。すなわち、複数の計測期間のうちの第1計測期間を除く第2計測期間では、第1の補正値と第2の補正値とは異なる。なお、以下では、第2の補正値を「仮算出補正値」と呼ぶことがある。
そして、補正値算出部15は、各計測期間について算出した第1の補正値を記憶部16に記憶させるとともに、制御信号生成部17へ出力する。すなわち、第1の補正値は、各計測期間が終了する度に、制御信号生成部17へ出力される。
制御信号生成部17は、補正値算出部15で算出された各計測期間についての第1の補正値と、「制御基準値」とに基づいて、制御信号を生成し、生成した制御信号を制御発振器18へ出力する。「制御基準値」は、例えば、前回生成した制御信号の値である。例えば、制御発振器18がVCO(Voltage Controlled Oscillator)である場合、制御信号生成部17は、次の第1の補正値を受け取るまでの間、つまり、次に計測期間の終了タイミングを迎えるまでの間、生成した制御信号に対応する所定の電圧値を、制御発振器18に印加する。
制御発振器18は、制御信号生成部17から受け取る制御信号に応じた周波数を持つ信号を出力する。制御発振器18は、例えば、VCOである。制御発振器18から出力された出力信号は、計数部12へフィードバックされる。
[生成装置の動作例]
以上の構成を有する生成装置の処理動作の一例について説明する。
<計数部の処理動作>
計数部12は、各計測単位期間において、制御発振器18から出力される信号の出力数を計数(カウント)する。すなわち、計数部12は、時間長TL1毎に、制御発振器18から出力される信号の出力数を計数(カウント)する。例えば、計数部12は、第1の計測単位期間の終了を示す計測タイミング信号を受け取ると、第1の計測単位期間における計数を終了させるとともに、第1の計測単位期間の次の第2の計数単位期間における計数を開始させる。なお、以下では、時間長TL1を、「1日(24時間)」とする。
図4は、実施例1の計数部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
計数部12は、計測単位期間の番号NをN=0に設定し、計測タイミング信号出力部11から計測タイミング信号を取得する(ステップS101,S102)。
そして、計数部12は、計測単位期間0において、制御発振器18から出力される信号の出力数のカウントを開始する(ステップS103)。
そして、計数部12は、次の計測タイミング信号を取得したか否かを判定する(ステップS104)。この判定は、次の計測タイミング信号を取得するまで繰り返される(ステップS104否定)。
計数部12は、次の計測タイミング信号を取得すると(ステップS104肯定)、計測単位期間0における出力数のカウントを終了し(ステップS105)、計測単位期間0においてカウントした出力数を、計測期間設定部13へ出力する(ステップS106)。
計数部12は、終了条件が満たされたか否かを判定する(ステップS107)。終了条件は、例えば、生成装置の電源がオフされることである。終了条件が満たされた場合(ステップS107肯定)、図4のフローは終了する。
計数部12は、終了条件が満たされていない場合(ステップS107否定)、Nの値を1つインクリメントする(ステップS108)。そして、処理は、ステップS103に戻り、計数部12は、計測単位期間1における出力数のカウントを開始する。
<計測期間設定部の処理動作>
計測期間設定部13は、各期間が時間長TL2を有する複数の「計測期間」を設定する。計測期間設定部13によって設定される複数の計測期間は、各期間の開始タイミングが互いに時間T1ずれている。なお、以下では、時間長TL2を、「5日(120時間)」とし、時間T1を、「1日(24時間)」とする。
そして、計測期間設定部13は、設定した複数の計測期間に関する情報と、計数部12から受け取った各計測単位期間の出力数に関する情報とを、差分周波数算出部14へ出力する。
<差分周波数算出部の処理動作>
差分周波数算出部14は、各計測期間における出力数と基準値とのズレ量に基づいて、各計測期間についての出力信号の周波数と、目標周波数との差分周波数を算出する。
<補正値算出部の処理動作>
補正値算出部15は、各計測期間が終了する度に、後述する制御発振器18が出力する信号の周波数に対する第1の補正値を算出する。
図5は、実施例1の補正値算出部の処理動作の一例を示すフローチャートである。また、図6は、実施例1の補正値算出部の処理動作の一例の説明に供する図である。
補正値算出部15は、計測期間の番号PをP=0に設定する(ステップS201)。
補正値算出部15は、計測期間P(ここでは、計測期間0)が終了したか否かを判定する(ステップS202)。この判定は、計測期間Pが終了するまで繰り返される(ステップS202否定)。
補正値算出部15は、計測期間0が終了すると(ステップS202肯定)、計測期間0についての第1の補正値を算出する(ステップS203)。上記の通り、補正値算出部15は、複数の計測期間のうちの最初の計測期間である計測期間0に関しては、その計測期間0について算出した差分周波数に対応する第2の補正値を、第1の補正値とする。図6を参照すると、計測期間0は、処理の開始から5日経った時点で終了している。そして、図6に示すように、計測期間0についての差分周波数(図6での測定周波数Δfmeas)に対応する第2の補正値が、そのまま第1の補正値(図6でのΔf5)とされている。なお、ここでは、差分周波数をそのまま第2の補正値としている。
そして、補正値算出部15は、ステップS203で算出した第1の補正値(つまり、実行補正値)を制御信号生成部17へ出力する(ステップS204)とともに、記憶部16に記憶させる。
そして、補正値算出部15は、Pの値を1つインクリメントする(ステップS205)。
補正値算出部15は、計測期間P(ここでは、計測期間1)が終了したか否かを判定する(ステップS206)。この判定は、計測期間Pが終了するまで繰り返される(ステップS206否定)。
補正値算出部15は、計測期間P(ここでは、計測期間1)が終了した場合(ステップS206肯定)、計測期間1について算出した差分周波数に基づいて、計測期間1についての第2の補正値を算出する(ステップS207)。図6を参照すると、計測期間1は、処理の開始から6日経った時点で終了している。そして、図6に示すように、計測期間1についての差分周波数(図6での測定周波数Δfmeas)が第2の補正値とされている。なお、ここでは、差分周波数をそのまま第2の補正値としている。
そして、補正値算出部15は、算出した計測期間1についての第2の補正値と、計測期間1内に終了タイミングを有する各計測期間(ここでは、計測期間0のみ)についての第1の補正値とに基づいて、計測期間1についての第1の補正値を算出する(ステップS208)。
具体的には、補正値算出部15は、算出した計測期間1についての第2の補正値から、計測期間0についての第1の補正値(つまり、Δf5)と、計測期間1の時間長のうち、計測期間1と計測期間0とが重複しない時間長(つまり、1日)の時間長TL2(つまり、5日)に対する割合(つまり、1/5)とを乗算した値の総和(つまり、Δf5/5)を、差し引くことにより、計測期間1についての第1の補正値を算出する。
そして、補正値算出部15は、ステップS208で算出した第1の補正値(つまり、実行補正値)を制御信号生成部17へ出力する(ステップS209)とともに、記憶部16に記憶させる。
そして、補正値算出部15は、終了条件が満たされたか否かを判定する(ステップS210)。終了条件は、例えば、生成装置の電源がオフされることである。終了条件が満たされた場合(ステップS210肯定)、図5のフローは終了する。終了条件が満たされていない場合(ステップS210否定)、処理は、ステップS205に戻る。
以上のように、ステップS205からステップS210の処理は、終了条件が満たされるまで繰り返される。すなわち、図6に示すように、計測期間2の終了時には、補正値算出部15は、計測期間0についての第1の補正値(つまり、Δf5)と、計測期間2と計測期間0との重複時間長(つまり、2日)の時間長TL2に対する割合(つまり、2/5)とを乗算した値を算出する。また、補正値算出部15は、計測期間1についての第1の補正値(つまり、Δf6)と、計測期間2と計測期間1との重複時間長(つまり、1日)の時間長TL2に対する割合(つまり、1/5)とを乗算した値を算出する。そして、補正値算出部15は、これらの値の総和(つまり、2×Δf5/5+Δf6/5)を算出する。そして、補正値算出部15は、算出した計測期間2についての第2の補正値から、算出した総和を差し引くことにより、計測期間2についての第1の補正値(図6では、Δf7)を算出する。
以下に、計測期間3−Pのそれぞれについての、第1の補正値の算出式を示す。
計測期間3 : 第1の補正値Δf8 = −Δfmeas−(3×Δf5/5+2×Δf6/5+Δf7/5)
計測期間4 : 第1の補正値Δf9 = −Δfmeas−(4×Δf5/5+3×Δf6/5+2×Δf7/5+Δf8/5)
計測期間5 : 第1の補正値Δf10 = −Δfmeas−(4×Δf6/5+3×Δf7/5+2×Δf8/5+Δf9/5)
計測期間P : 第1の補正値ΔfN = −Δfmeas−(4×Δf(N−4)/5+3×Δf(N−3)/5+2×Δf(N−2)/5+Δf(N−1)/5)
<制御信号生成部の処理動作>
制御信号生成部17は、補正値算出部15で算出された各計測期間についての第1の補正値と、制御基準値とに基づいて、制御信号を生成する。
ここで、制御信号生成部17は、第1の補正値(つまり、周波数補正値)を取得できると、制御発振器18への印加電圧の変更すべき電圧値(つまり、電圧調整量)を算出することができる。すなわち、次の式で電圧調整量を算出することができる。
ΔV=Δf/Kv
なお、ΔVは、電圧調整量を示し、Δfは、周波数補正値を示し、Kvは、変調感度を示す。
以上のように本実施例によれば、出力装置10に配設される生成装置において、計測期間設定部13は、各期間が時間長TL2を有し、且つ、各期間の開始タイミングが互いに時間T1ずれている、複数の計測期間を設定する。そして、補正値算出部15は、複数の計測期間のうちの第1計測期間を除く第2計測期間に関しては、第2計測期間について算出した差分周波数に基づいて、第2計測期間についての第2の補正値を算出する。そして、補正値算出部15は、算出した第2計測期間についての第2の補正値と、第2計測期間内に終了タイミングを有する各第3計測期間についての第1の補正値とに基づいて、第2計測期間についての第1の補正値を算出する。
この生成装置の構成により、複数の計測期間をオーバーラップさせ、各計測期間の終了時に以前に行った補正を考慮しつつ周波数補正を行うことができるので、周波数の制御時間(調整時間)を短縮することができる。
例えば、補正値算出部15は、算出した第2計測期間についての第2の補正値から、各第3計測期間についての第1の補正値と、第2計測期間と各第3計測期間とが重複しない各時間長の時間長TL2に対する割合とを乗算した値の総和を、差し引くことにより、第2計測期間についての第1の補正値を算出する。
[実施例2]
実施例2では、制御発振器18のエージング特性を考慮する。
図7は、実施例2の生成装置を含む出力装置の一例を示すブロック図である。図7に示す出力装置50は、制御信号に応じた周波数を持つ信号を出力する。また、図7において、出力装置50は、平均値算出部51と、制御信号生成部52とを有する。
平均値算出部51は、過去に算出された複数の第1の補正値の平均値を算出する。具体的には、平均値算出部51は、現時点から遡る一定の期間内に記憶部16に記憶された複数の第1の補正値を取得し、取得した複数の第1の補正値の平均値を算出する。
制御信号生成部52は、補正値算出部15で算出された一の計測期間について算出された第1の補正値と、制御基準値と、一の計測期間より開始タイミングが前である複数の計測期間の第1の補正値を用いて算出された平均値とに基づいて、制御信号を生成する。
例えば、制御信号生成部52は、図8に示すように、信号生成処理部61と、加算部62とを有する。図8は、実施例2の制御信号生成部の一例を示す図である。信号生成処理部61は、実施例1で説明した制御信号生成部17と同様の機能を有し、制御信号を生成する。そして、加算部62は、信号生成処理部61で生成された制御信号に上記の平均値を加算することにより、最終段の制御信号を生成し、これを制御発振器18へ出力する。
ここで、図9に示すように、制御発振器18のエージング特性に起因して、時間の経過に伴い周波数fがΔfdrift低下する。このΔfdriftは、平均値算出部51において算出する平均値に相当する。図9は、制御発振器のエージング特性の説明に供する図である。実施例1では、エージング特性を特に考慮していないので、図9に示すように一回の周波数補正の補正値Δfでは、目標周波数に到達しない。
これに対して、実施例2の周波数補正では、エージング特性を考慮している。すなわち、一回の周波数補正の補正値ΔfにΔfdrift分を含めていることと等価の処理が行われている。換言すれば、実施例2では、計測期間Pの第1の補正値が次の式で算出されていることと等価の処理が行われている。図10は、実施例2の周波数補正の説明に供する図である。
第1の補正値ΔfN = −Δfmeas−(4×Δf(N−4)/5+3×Δf(N−3)/5+2×Δf(N−2)/5+Δf(N−1)/5)+Δfdrift
なお、図10では、計測期間の終了時に、一度にΔfdriftのすべての分を補完しているが、Δfdrift分の補完方法はこれに限定されるものではない。例えば、計測期間の終了時にはΔfdrift/2の分を補完し、残りのΔfdrift/2の分は、次の計測期間の終了時までの間に分割して補完してもよい。例えば、N日目の終了時点で、次の式で示す第1の補正値分の周波数補正を行う。
第1の補正値ΔfN = −Δfmeas−(4×Δf(N−4)/5+3×Δf(N−3)/5+2×Δf(N−2)/5+Δf(N−1)/5)+Δfdrift/2
そして、(N+1)日目では、1時間おきに、次の式で示す補正値Δf分の周波数補正を行う。
補正値Δf = Δfdrift/2×1/24
以上のように本実施例によれば、出力装置50に配設される生成装置において、平均値算出部51は、過去に算出された複数の第1の補正値の平均値を算出する。そして、制御信号生成部52は、補正値算出部15で算出された一の計測期間について算出された第1の補正値と、制御基準値と、一の計測期間より開始タイミングが前である複数の計測期間の第1の補正値を用いて算出された平均値とに基づいて、制御信号を生成する。
この生成装置の構成により、周波数補正において、制御発振器18のエージング特性による周波数変動を補償することができる。
[他の実施例]
[1]実施例1では、差分周波数算出部14が計測期間の全体における出力数と基準値とのズレ量に基づいて、その計測期間についての差分周波数を算出しているが、算出方法はこれに限定されるものではない。例えば、差分周波数算出部14は、計測期間に含まれる各計測単位期間における出力数と「他の基準値」とのズレ量に基づいて、各計測単位期間における差分周波数を算出し、算出したM個の差分周波数の総和を算出する。この算出した総和を、計測期間についての差分周波数としてもよい。
[2]実施例1及び実施例2で図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。
実施例1及び実施例2の出力装置は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。
図11は、出力装置のハードウェア構成例を示す図である。図11に示すように、出力装置100は、プロセッサ101と、メモリ102と、VCO103とを有する。プロセッサ101の一例としては、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ102の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、実施例1及び実施例2の出力装置で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムを増幅装置が備えるプロセッサで実行することによって実現してもよい。
すなわち、計測タイミング信号出力部11と、計数部12と、計測期間設定部13と、差分周波数算出部14と、補正値算出部15と、制御信号生成部17,52と、平均値算出部51とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ102に記録され、各プログラムがプロセッサ101で実行されてもよい。なお、記憶部16は、メモリ102によって実現される。また、制御発振器18は、VCO103によって実現される。
10,50 出力装置
11 計測タイミング信号出力部
12 計数部
13 計測期間設定部
14 差分周波数算出部
15 補正値算出部
16 記憶部
17,52 制御信号生成部
18 制御発振器
21 基準タイミング生成部
22 計測単位期間カウンタ
31 出力数算出部
32 ズレ量算出部
33 差分算出処理部
51 平均値算出部
61 信号生成処理部
62 加算部

Claims (3)

  1. 制御信号に応じた周波数を持つ信号を出力する出力装置において用いられる前記制御信号の生成装置であって、
    各期間が同じ第1の時間長を有する複数の期間を設定する設定部と、
    前記各期間における前記信号の出力数と基準値とのズレ量に基づいて、各期間についての前記出力する信号の周波数と目標周波数との差分周波数を算出する第1の算出部と、
    前記各期間が終了する毎に、前記出力する信号の周波数に対する第1の補正値を算出する第2の算出部と、
    前記算出した第1の補正値と、制御基準値とに基づいて、前記制御信号を生成する生成部と、
    を具備し、
    前記各期間は、開始タイミングが互いに前記第1の時間長より小さい所定時間ずれ、
    前記第2の算出部は、前記複数の期間のうちの最初の期間を除く第1の期間について算出した差分周波数に基づいて、前記第1の期間についての第2の補正値を算出し、前記算出した第2の補正値と、前記複数の期間のうち前記第1の期間内に終了タイミングを有する期間である各第2の期間についての前記第1の補正値とに基づいて、前記第1の期間についての前記第1の補正値を算出する、
    生成装置。
  2. 前記第2の算出部は、前記算出した第2の補正値から、前記各第2の期間についての前記第1の補正値と、前記第1の期間と前記各第2の期間とが重複しない時間の長さである各第2の時間長の前記第1の時間長に対する割合とを乗算した値の総和を、差し引くことにより、前記第1の期間についての前記第1の補正値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の生成装置。
  3. 制御信号に応じた周波数を持つ信号を出力する出力装置において用いられる前記制御信号の生成方法であって、
    各期間が同じ第1の時間長を有する複数の期間を設定し、
    前記各期間における前記信号の出力数と基準値のズレに基づいて、前記出力する信号の周波数と目標周波数との差分周波数を算出し、
    前記各期間が終了する毎に、前記出力する信号の周波数に対する第1の補正値を算出し、
    前記第1の補正値と、制御基準値とに基づいて、前記制御信号を生成し、
    前記各期間は、開始タイミングが互いに前記第1の時間長より小さい所定時間ずれ、
    前記第1の補正値の算出では、前記複数の期間のうちの最初の期間を除く第1の期間について算出した差分周波数に基づいて、前記第1の期間についての第2の補正値を算出し、前記算出した第2の補正値と、前記複数の期間のうち前記第1の期間内に終了タイミングを有する期間である各第2の期間についての前記第1の補正値とに基づいて、前記第1の期間についての前記第1の補正値を算出する、
    生成方法。
JP2014017330A 2014-01-31 2014-01-31 生成装置及び生成方法 Expired - Fee Related JP6318658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014017330A JP6318658B2 (ja) 2014-01-31 2014-01-31 生成装置及び生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014017330A JP6318658B2 (ja) 2014-01-31 2014-01-31 生成装置及び生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015144382A JP2015144382A (ja) 2015-08-06
JP6318658B2 true JP6318658B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=53889168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014017330A Expired - Fee Related JP6318658B2 (ja) 2014-01-31 2014-01-31 生成装置及び生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6318658B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0856153A (ja) * 1994-08-12 1996-02-27 Nec Corp 周波数補正機能を有する発振回路
JP3085511B2 (ja) * 1994-11-24 2000-09-11 株式会社アドバンテスト 基準周波数発生装置
JP2000241524A (ja) * 1999-02-17 2000-09-08 Toyo Commun Equip Co Ltd デジタルプロセッシングpll
JP5566310B2 (ja) * 2011-01-27 2014-08-06 三菱電機株式会社 Gpsジッタ低減装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015144382A (ja) 2015-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10754370B2 (en) Fine-grained clock resolution using low and high frequency clock sources in a low-power system
CN109387776B (zh) 测量时钟抖动的方法、时钟抖动测量电路和半导体装置
JP2007208969A (ja) ローカルクロック補正方法および回路
US10594424B2 (en) Time synchronization slave apparatus capable of adjusting time synchronization period, and method of determining time synchronization period
CN104143976A (zh) 用于数字锁相环的自动环路带宽校准
CN103219993A (zh) 校准时间数字转换器增益的方法以及装置
KR20130095558A (ko) 반도체 장치의 데이터 출력 타이밍 제어 회로
US9130588B2 (en) Redundant delay digital-to-time converter
JP6481533B2 (ja) デジタル制御発振回路
US20190041456A1 (en) Method of measuring clock jitter, clock jitter measurement circuit, and semiconductor device including the same
US11169564B2 (en) Timing circuit and timing method
JP2017069669A (ja) 時刻同期装置、基地局装置、及び、時刻同期方法
JP6990313B2 (ja) 半導体集積回路
JP6605863B2 (ja) 電子装置、方法、プログラム、及び保護システム
US10983554B2 (en) Method and system for clock synchronization based on time based control
JP6318658B2 (ja) 生成装置及び生成方法
US9621040B2 (en) PWM signal generator and switching power supply device having same
US10826474B2 (en) Clock generation circuit and clock adjustment method thereof
JP5914718B2 (ja) 発振器を有する時間ベース、周波数分割回路及びクロックパルス抑制回路
TW201907666A (zh) 偵測系統、感測器與微電腦
JP2007194711A (ja) マイクロコンピュータ
KR101643497B1 (ko) 시간 저장기를 이용한 체배 지연 동기루프 회로 및 주파수 합성 방법
JP5584949B2 (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
US9094185B1 (en) Phase locked loop with the ability to accurately apply phase offset corrections while maintaining the loop filter characteristics
JP6102618B2 (ja) 周期ノイズ除去a/d変換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6318658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees