JP6317964B2 - パラジウムと白金の分離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パラジウムと白金の分離方法に関する。
白金族金属は、電子材料、磁気記録材料、自動車排ガス浄化用触媒、燃料電池電極触媒など幅広い分野で使用されており、今後の需要がさらに増加すると見込まれている極めて有用な資源であるが、資源的に希少で高価な金属であり、また、主要産出国が特定の国に偏っていることから、白金族金属を安定的に供給するためには、回収精製によるリサイクルが必須である。
白金族金属を回収する方法は、湿式法と乾式法に大別され、湿式法には、王水や塩酸に酸化剤を加えた溶液で白金族金属を抽出する方法や、硫酸等を用いて担体を溶かし、未溶解の白金族金属を分離する方法がある。しかし、これらの方法は時間がかかる割には、白金族金属の抽出率及び回収率が一般に低く、また、担体を溶かすのに多量の酸を使用するため、コストも高くなるという問題がある。
一方、乾式法としては、使用済みの白金族金属担持固体触媒を、炉内で銅源材料(酸化銅および/または金属銅)と共に溶融処理することによって、溶融銅中に白金族金属を移行させ、次いで、得られた白金族金属を含む溶融銅を酸化処理して、溶融酸化銅層と、白金族金属が濃縮された溶融銅層とに相分離することにより、白金族金属を濃縮させる方法が知られている(特許文献1)。この方法は、湿式法とは異なり、比較的短時間のうちに、高収率かつ低コストで白金族金属を回収することができるという利点がある。
白金族金属が濃縮された溶融銅層を炉から取り出した後は、これを冷却固化し、得られたインゴットから白金族金属が回収される。その回収の方法としては、例えば、このインゴットからパラジウムおよび白金を集合的に回収する場合には、1例として、まず、当該インゴットを硝酸で処理して、白金、パラジウム、銀、銅等を含有する硝酸溶液と、金を含有する抽出残渣とに分離し、この抽出残渣は、王水や塩酸に酸化剤を加えた溶液で金を抽出し、溶媒抽出法や沈殿分離法により回収される。次いで、前記硝酸溶液には塩酸、飽和食塩水等が添加され、銀は塩化銀として回収される。さらに、残った溶液にはシュウ酸が添加され、銅がシュウ酸銅として沈殿、除去されて、パラジウムおよび白金が回収される。
しかしながら、このようなパラジウムの回収方法では、銀および銅のいずれの沈殿物にも、パラジウムおよび白金が混入してしまうため、パラジウムおよび白金を高効率で回収するには、さらなるパラジウムおよび白金の回収工程が必要となり、そのため、処理が煩雑で、コストもかかるという問題がある。
そこで現在、パラジウムおよび白金を含有する溶液、例えば硝酸溶液からパラジウムおよび白金を簡便で効率良く回収できる方法を確立することが求められている。
例えば特許文献2には、白金およびパラジウムを含有する硝酸性溶液を、pH2〜5、かつ液温を80℃以上に調整し、過マンガン酸カリウムを添加することにより、これらの化合物を沈殿させる方法が開示されている。
しかし、特許文献2に記載の方法では、他の重金属が水酸化物沈殿を生成し、白金およびパラジウム分離率が低下し、また高コストとなる問題点があった。
特開平4−317423号公報 特開平11−229051号公報
したがって、本発明の別の目的は、パラジウムおよび白金を含有する溶液からパラジウムおよび白金を迅速に、簡便に、選択的に、かつ効率良く回収することのできる方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、パラジウムまたは白金を含有する溶液からパラジウムまたは白金を迅速に、簡便に、選択的に、かつ効率良く回収することのできる方法を提供することにある。
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、少なくともパラジウム、または、パラジウムおよび白金を含有する溶液を特定のキレート樹脂と接触させ、これら元素を吸着させた後、特定の薬剤を使用することによって、吸着されたパラジウムおよび白金のそれぞれを個別に該樹脂から選択的に分離できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下の通りである。
1.少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液を、イミノジ酢酸型キレート樹脂と接触させ、前記溶液中のパラジウムおよび白金を前記イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着させる吸着工程と、
前記パラジウムおよび白金を吸着したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、塩酸溶液と接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂から前記パラジウムを分離させるパラジウム分離工程と
を有することを特徴とするパラジウムと白金の分離方法。
2.さらに、前記パラジウムを分離したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、還元剤と接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂から前記白金を分離させる白金分離工程を有することを特徴とする前項1に記載のパラジウムと白金の分離方法。
3.前記パラジウム分離工程で使用される塩酸溶液が、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を含むことを特徴とする前項1または2に記載のパラジウムと白金の分離方法。
4.前記アルカリ金属塩が、塩化ナトリウムであることを特徴とする前項3に記載のパラジウムと白金の分離方法。
5.前記アルカリ土類金属塩が、塩化カルシウムであることを特徴とする前項3に記載のパラジウムと白金の分離方法。
6.前記還元剤が、ヒドラジン、塩酸、シュウ酸および水素化ホウ素ナトリウムからなる群から選択された少なくとも1種であることを特徴とする前項2に記載のパラジウムと白金の分離方法。
7.前記パラジウム分離工程で使用される塩酸溶液が塩化カルシウムを含み、かつ、前記白金分離工程で使用される還元剤がヒドラジン塩酸塩であることを特徴とする前項2に記載のパラジウムと白金の分離方法。
8.前記吸着工程と前記パラジウム分離工程との間に、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂と硝酸水溶液とを接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着した不純物を除去する工程をさらに有することを特徴とする前項1〜7のいずれか1項に記載のパラジウムと白金の分離方法。
9.少なくともパラジウムまたは白金を含有する溶液を、イミノジ酢酸型キレート樹脂と接触させ、前記溶液中のパラジウムまたは白金を前記イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着させる吸着工程と、
前記パラジウムまたは白金を吸着したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、塩酸溶液と接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂から前記パラジウムまたは白金を分離させるパラジウムまたは白金の分離工程と、
を有することを特徴とするパラジウムまたは白金の回収方法。
10.前記パラジウムまたは白金の分離工程で使用される塩酸溶液が、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を含むことを特徴とする前項9に記載のパラジウムまたは白金の回収方法。
11.前記アルカリ金属塩が、塩化ナトリウムであることを特徴とする前項10に記載のパラジウムまたは白金の回収方法。
12.前記アルカリ土類金属塩が、塩化カルシウムであることを特徴とする前項10に記載のパラジウムまたは白金の回収方法。
13.前記吸着工程と前記パラジウムまたは白金の分離工程との間に、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂と硝酸水溶液とを接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着した不純物を除去する工程をさらに有することを特徴とする前項9〜12のいずれか1項に記載のパラジウムまたは白金の回収方法。
本発明によれば、少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液をイミノジ酢酸型キレート樹脂と接触させ、これら元素を吸着させた後、塩酸溶液および還元剤を順次、該キレート樹脂と接触させ、パラジウムおよび白金をそれぞれ分離させることを特徴としているので、該キレート樹脂に吸着されたパラジウムおよび白金を迅速に、簡便に、選択的に、かつ効率良く回収することが可能となる。
図1は、実験1の結果を示す図である。 図2(a)及び(b)は、実験2の結果を示す図である。 図3は、実験3の結果を示す図である。 図4は、実験4の結果を示す図である。 図5は、実験5の結果を示す図である。 図6(a)及び(b)は、実験6の結果を示す図である。 図7は、実験7の結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、さらに詳細に説明する。なお下記では、少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液からこれら元素を回収する方法を例にとり説明するが、本発明は下記例に限定されるものではない。
(吸着工程)
本発明における吸着工程は、少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液を、イミノジ酢酸型キレート樹脂と接触させ、前記溶液中のパラジウムおよび白金を前記イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着させる工程である。
本発明で使用される少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液としては、例えば、少なくともパラジウムおよび白金を含有する硝酸水溶液が挙げられる。また該溶液において、パラジウムの濃度は、例えば1〜100,000mg/リットル、好ましくは10〜30,000mg/リットル、白金の濃度は、例えば1〜1000,000mg/リットル、好ましくは10〜30,000mg/リットルである。
またこのほかにも、該溶液は例えば銀、銅、亜鉛、ニッケル等の金属を含むことができ、その場合、例えば、銀の濃度は1〜500,000mg/リットル、銅の濃度は1〜50,000mg/リットル、亜鉛の濃度は1〜500,000mg/リットル、ニッケルの濃度は1〜500,000mg/リットル等が例示される。酸の濃度は例えば、0.01〜6.0M、好ましくは0.1〜2.0Mである。
本発明に使用されるイミノジ酢酸型キレート樹脂は、官能基であるイミノジ酢酸が、前記溶液中に含まれている貴金属を吸着する。イミノジ酢酸型キレート樹脂としては、例えば、ポリスチレン等の合成樹脂や、セルロース等の天然繊維を母材とし、そこに該官能基を結合したものが挙げられる。典型的なイミノジ酢酸型キレート樹脂は、下記構造を有する。
Figure 0006317964
上記式中、Zは水素またはNa等のカチオンを表す。
イミノジ酢酸型キレート樹脂の形状はとくに制限されず、例えば、粉末状、多孔質状、繊維状、顆粒状及びビーズ状等が挙げられる。中でも本発明の効果が高まるという観点から、イミノジ酢酸型キレート樹脂は、多孔質状であり、平均粒径が0.3mm〜1.2mmであり、見かけ密度が樹脂1リットルあたり700〜800gであるのが好ましい。このようなイミノジ酢酸型キレート樹脂は市販されているものを使用することができ、例えば、住化ケムテックス(株)製スミキレートMC−700、三菱化学(株)製ダイヤイオンCR10やムロマチテクノス(株)製Muromac(R)B−1等を挙げることができる。
少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液を、イミノジ酢酸型キレート樹脂と接触させる方法としては、例えば、バッチ式と連続式が挙げられる。
バッチ式としては、例えば、該溶液を収容する容器にイミノジ酢酸型キレート樹脂を加え、攪拌する方法が挙げられる。この形態において、イミノジ酢酸型キレート樹脂の添加量は、該溶液中、例えば0.1〜30質量%、好ましくは1〜10質量%である。攪拌時間は、例えば0.1時間〜24時間、好ましくは2時間〜10時間である。攪拌温度は、例えば5℃〜90℃、好ましくは10℃〜40℃である。
また、連続式としては、カラムにイミノジ酢酸型キレート樹脂を充填し、少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液をカラムに通液し、該溶液を該キレート樹脂と接触させる方法が挙げられる。該キレート樹脂充填体積量に対する通液倍数としては、0.01〜1,000v/vが好ましく、0.1〜10v/vが好ましい。通液速度としては、SV(空間速度)として、0.1〜10h−1が好ましく、0.5〜3h−1がさらに好ましい。カラム温度は、例えば、5℃〜90℃、好ましくは10℃〜40℃である。
前記のような吸着工程によって、少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液におけるパラジウムおよび白金を、イミノジ酢酸型キレート樹脂に選択的に吸着させることができる。
なお、少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液中に、銀又は銅等の不純物が含まれる場合、吸着工程完了後のイミノジ酢酸型キレート樹脂には、これらの元素が吸着されることがある。このような場合は、吸着工程完了後のイミノジ酢酸型キレート樹脂に、硝酸水溶液を接触させることにより、該不純物を該キレート樹脂から分離させることができる。
接触方法としては、バッチ式の場合はイミノジ酢酸型キレート樹脂を収容する容器に硝酸水溶液を加え、攪拌する方法が挙げられる。硝酸水溶液の添加量は、イミノジ酢酸型キレート樹脂の体積に対し、例えば、1〜100容量倍であることができる。攪拌時間は、例えば0.01時間〜5時間、好ましくは0.1時間〜1時間である。攪拌温度は、例えば5℃〜90℃、好ましくは10℃〜40℃である。
連続式の場合はイミノジ酢酸型キレート樹脂を充填したカラムに硝酸水溶液を通液する方法が挙げられる。該キレート樹脂充填体積量に対する硝酸水溶液の通液倍数としては、1〜100v/vが好ましく、3〜10v/vがより好ましい。通液速度としては、SV(空間速度)として、0.1〜10h−1が好ましく、0.5〜3h−1がより好ましい。カラム温度は、例えば5℃〜90℃、好ましくは10℃〜40℃である。
なお、バッチ式、連続式のいずれにおいても、硝酸水溶液の濃度は、0.01〜3Mが好ましく、0.1〜1.0Mがより好ましい。
(パラジウム分離工程)
本発明におけるパラジウム分離工程は、パラジウムおよび白金を吸着したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、塩酸溶液と接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂からパラジウムを分離させる工程である。
パラジウムおよび白金を吸着したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、塩酸溶液と接触させる方法としては、前記の吸着工程と同様にバッチ式と連続式が挙げられる。
バッチ式としては、例えば、吸着工程が終了したイミノジ酢酸型キレート樹脂を収容する容器に塩酸溶液を加え、攪拌する方法が挙げられる。この形態において、塩酸溶液の添加量は、該イミノジ酢酸型キレート樹脂の体積に対し、例えば、1〜100容量倍、好ましくは3〜10容量倍である。攪拌時間は、例えば、0.01時間〜10時間、好ましくは0.1時間〜5時間である。攪拌温度は、例えば、5℃〜90℃、好ましくは10℃〜40℃である。
また、連続式としては、吸着工程が終了したイミノジ酢酸型キレート樹脂を含むカラムに、塩酸溶液を通液する方法が挙げられる。該キレート樹脂充填体積量に対する通液倍数としては、1〜100v/vが好ましく、3〜10v/vがより好ましい。通液速度としては、SV(空間速度)として、0.1〜10h−1が好ましく、0.5〜3h−1がより好ましい。カラム温度は、例えば5℃〜90℃、好ましくは10℃〜40℃である。
なお、バッチ式、連続式のいずれにおいても、塩酸溶液の濃度は、0.01〜6Mが好ましく、0.1〜3Mがより好ましい。
前記のようなパラジウム分離工程によって、イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着されたパラジウムを選択的に分離させることができる。
なお、このパラジウム分離工程で使用される塩酸溶液は、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を含むことにより、パラジウムをより選択的にイミノジ酢酸型キレート樹脂から分離させることができる。すなわち、パラジウム分離工程での白金の分離をより低減させることができる。
アルカリ金属塩としては、例えば、塩化ナトリウム、塩化リチウム、塩化カリウム等が挙げられる。アルカリ土類金属塩としては、例えば、塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化バリウム等が挙げられる。中でも、パラジウムをより選択的にイミノジ酢酸型キレート樹脂から分離させることができ安価に入手できる、という観点から、アルカリ金属塩として塩化ナトリウム、アルカリ土類金属塩として塩化カルシウムを使用するのが好ましい。
塩酸溶液における、アルカリ金属塩の濃度としては、10〜300g/リットルが好ましく、100〜250g/リットルがさらに好ましい。アルカリ土類の濃度としては、10〜700g/リットルが好ましく、100〜500g/リットルがさらに好ましい。
(白金分離工程)
本発明における白金分離工程は、パラジウムを分離したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、還元剤と接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂から白金を分離させる工程である。
還元剤としては、好ましいものとして、例えば、ヒドラジン、塩酸、シュウ酸および水素化ホウ素ナトリウムからなる群から選択された少なくとも1種が挙げられる。中でもヒドラジン、とくにヒドラジン塩酸塩は、白金をイミノジ酢酸型キレート樹脂から分離させる効果に優れるとともに、水溶性が高い、白金を4価から2価へ選択的に還元できるという点でとくに好ましい。
パラジウムを分離したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、還元剤と接触させる方法としては、前記の吸着工程およびパラジウム分離工程と同様にバッチ式と連続式が挙げられる。
バッチ式としては、例えば、パラジウム分離工程が終了したイミノジ酢酸型キレート樹脂を収容する容器に還元剤を加え、攪拌する方法が挙げられる。この形態において、還元剤の添加量は、該イミノジ酢酸型キレート樹脂の体積に対し、例えば、1〜100容量倍、好ましくは3〜10容量倍である。攪拌時間は、例えば、0.01時間〜24時間、好ましくは0.1時間〜4時間である。攪拌温度は、例えば、5℃〜90℃、好ましくは30℃〜80℃である。
また、連続式としては、パラジウム分離工程が終了したイミノジ酢酸型キレート樹脂を含むカラムに、還元剤を通液する方法が挙げられる。該キレート樹脂充填体積量に対する通液倍数としては、1〜100v/vが好ましく、3〜10v/vがより好ましい。通液速度としては、SV(空間速度)として、0.1〜10h−1が好ましく、0.5〜3h−1がより好ましい。カラム温度は、例えば、5℃〜90℃、好ましくは30℃〜80℃である。
前記のような白金分離工程によって、イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着された白金を簡便かつ効率的に分離させることができる。
なお、本発明の回収方法が終了した後のイミノジ酢酸型キレート樹脂は、水と接触させることによって再生し、本発明の回収方法を繰り返し実施することが可能となる。
以下、本発明を実施例によりさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
実験1
下記の組成を有する硝酸液50mlを容器に投入し、そこにイミノジ酢酸型キレート樹脂を1.0g加え、常温で20時間攪拌した。攪拌終了後、該キレート樹脂に吸着された各元素の濃度をICP−AES[(株)リガク製CIROS−120 EOP型ICP原子発光分光分析装置]により測定し、硝酸液の各種酸濃度における吸着率を求めた。酸濃度の希釈は、純水および硝酸を用いて行い、金属濃度は一定となるようにした。なお吸着率は、下記式により算出される。
吸着率(%)={(吸着前硝酸液中金属量−吸着後硝酸液中金属量)/吸着前硝酸液中金属量}×100
なお、各実験で使用されたイミノジ酢酸型キレート樹脂は、住化ケムテックス(株)製 製品名スミキレートMC−700である。
実験1の硝酸液組成
Pt 0.009g/リットル
Ag 26g/リットル
Pd 0.59g/リットル
Cu 7.6g/リットル
Zn 0.23g/リットル
Ni 0.17g/リットル
結果を図1に示す。図1の結果から、イミノジ酢酸型キレート樹脂は、PdおよびPtを選択的に吸着することが分かる。
実験2
イミノジ酢酸型キレート樹脂を内径10mmのガラスカラムに10ml充填した。続いて、下記の組成を有する硝酸液を、SV(空間速度)=1.0または3.0h−1でダウンフローにてカラムに通液した。所定時間経過後、溶出した液中のPdおよびPt濃度を測定した。通液量と通液後のPdおよびPt濃度の関係を図2(a)に、通液量と該キレート樹脂に吸着したPdおよびPt量を図2(b)に示す。
図2(a)から、空間速度が遅い方が、両金属共に同量通液した際、溶出量が低いことがわかる。これは、該キレート樹脂におけるPdおよびPtの吸着速度が遅い為と考えられる。また図2(b)から、該キレート樹脂の1リットルあたりのPdの飽和吸着量g[g/L−R(レジン)]は、60g以上であることが分かった。
実験2の硝酸液組成
Pt 0.032g/リットル
Ag 8.1g/リットル
Pd 1.9g/リットル
Cu 25g/リットル
Zn 0.79g/リットル
Ni 0.61g/リットル
酸濃度 1.0M
実験3
下記の組成を有する硝酸液100mlを容器に投入し、そこにイミノジ酢酸型キレート樹脂を4.0g加え、常温で18時間攪拌した。攪拌終了後、該樹脂をろ過し、各1.0gずつ分取し、続いて、純水、0.1M硝酸、1M硝酸または3M硝酸の100mlを該容器中に入れ、該キレート樹脂とともに18時間攪拌、洗浄した後、これらの溶液に含まれる各元素の濃度をICP−AESにより測定した。
実験3の硝酸液組成
Pt 0.032g/リットル
Ag 8.1g/リットル
Pd 1.9g/リットル
Cu 25g/リットル
酸濃度 1.0M
結果を図3に示す。図3の結果から、0.1M硝酸のような希硝酸によりイミノジ酢酸型キレート樹脂を洗浄すると、AgやCuのような不純物を選択的に除去できることが分かる。
実験4
下記の各種塩酸溶液を準備した。
1. 1MHCl
2. 3MHCl
3. 6MHCl
4. CaClを10g/リットルの割合で含む1MHCl
5. CaClを30g/リットルの割合で含む1MHCl
6. CaClを50g/リットルの割合で含む1MHCl
7. CaClを100g/リットルの割合で含む1MHCl
8. CaClを300g/リットルの割合で含む1MHCl
9. CaClを500g/リットルの割合で含む1MHCl
PdおよびPtを含む硝酸液を容器に投入し、そこにイミノジ酢酸型キレート樹脂を加え、攪拌し、該キレート樹脂1gあたりPdを54.17mg、Ptを0.9mg吸着させた。この吸着後のキレート樹脂2.34gを採取し、前記各種塩酸溶液の10mlを加え攪拌、ろ過し、ろ液のPdおよびPt濃度をICP−AESにより測定し、剥離率を求めた。なお剥離率は、塩酸溶液接触前における該キレート樹脂に吸着された各元素に対し、塩酸溶液接触後に該キレート樹脂から分離された各元素の量の百分率である。
結果を図4に示す。図4の結果から、Pdの剥離率は、塩酸濃度が上昇に伴い増加し、また、塩酸溶液に塩化カルシウムを添加することにより、Ptの分離が抑制され、Pdがより選択的に分離されることが分かる。
実験5
下記の各種硝酸溶液を準備した。
1. 1MHNO
2. 3MHNO
3. 6MHNO
4. CaClを10g/リットルの割合で含む1MHNO
5. CaClを30g/リットルの割合で含む1MHNO
6. CaClを50g/リットルの割合で含む1MHNO
前記実験4と同様に、イミノジ酢酸型キレート樹脂1gあたりPdを54.17mg、Ptを0.9mg吸着させた。この吸着後のキレート樹脂2.34gを採取し、前記各硝酸溶液の10mlを加え攪拌、ろ過し、ろ液のPdおよびPt濃度をICP−AESにより測定し、剥離率を求めた。
結果を図5に示す。図5の結果から、実験4の塩酸溶液の代わりに硝酸溶液を用いた場合、PdおよびPtを選択的に分離できず、また剥離率が低いことが分かる。なお、実験5ではバッチ式を採用したが、カラムを用いる連続式であっても同様の結果が得られることが分かった。
実験6
イミノジ酢酸型キレート樹脂を内径10mmの円筒形のカラムに3ml充填した。続いて、下記の組成を有する硝酸液を15ml/時間(SV=5)の通液速度で合計100ml通液した。次に、0.1MHNOを100ml通液して不純物を分離し、さらに3MHClまたはCaClを100g/リットルの割合で含む1MHClを100ml通液し、Pdを分離した。このように本発明の回収方法を実施した後、該カラムに純水を100ml通液し、該キレート樹脂の再生を行った。
この一連の操作を3回繰り返し、各回数におけるPdおよびPtの吸着率および剥離率を調べた。
実験6の硝酸液組成
Pt 0.032g/リットル
Ag 8.1g/リットル
Pd 1.9g/リットル
Cu 25g/リットル
酸濃度 1.0M
結果を図6(a)及び(b)に示す。図6(a)及び(b)の結果から、各回数におけるPdおよびPtの吸着率および剥離率に大きな変化は見られず、純水でイミノジ酢酸型キレート樹脂を洗浄することにより、該キレート樹脂を繰り返し使用できることが分かった。
実験7
下記の組成を有する硝酸液500mlを容器に投入し、そこにイミノジ酢酸型キレート樹脂を20.0g加え、20℃で15時間攪拌した。攪拌終了後、該樹脂をろ過し、各5.0gずつ分取し、30%ヒドラジン二塩酸塩または6MHClを250ml加え、20℃または70℃で各種時間でもって攪拌し、攪拌後のPtの剥離率を調べた。
実験7の硝酸液組成
Pt 1.6g/リットル
Ag 52g/リットル
Pd 3.2g/リットル
Cu 44g/リットル
酸濃度 1.1M
結果を図7に示す。図7の結果から、ヒドラジン塩酸塩またはHCl水溶液のような還元剤によって、イミノジ酢酸型キレート樹脂からPtが高い効率で分離されることが分かった。なお、還元剤として加温したヒドラジン塩酸塩溶液を用いた場合に、その効果がさらに高まることが分かった。
実験8
イミノジ酢酸型キレート樹脂5mlを、内径10mmのガラスカラムに充填し、下記表1に示す硝酸液100ml(通液前硝酸液)を通液し、PdおよびPtを該キレート樹脂に吸着させた。続いて、0.1M硝酸液100mlを通液し、該キレート樹脂内のAgやCu等の重金属を樹脂より除去し、CaClを500g/リットルの割合で含む1MHCl水溶液100mlを通液し、Pdを剥離した。その後、70℃に加温した30%ヒドラジン二塩酸塩水溶液を100ml通液し、Ptを剥離した。その後、カラムに純水100mlを通液し、該キレート樹脂を再生した。再生後、再び下記表1に示す硝酸液を上記と同じ条件にて通液した。通液は、ダウンフローにて、SV(空間速度)5.0h−1で行った。それぞれ通液後の金属濃度を測定し、また通液後の樹脂中の金属量を算出した。各液通液後のその結果を表1に示し、各液通液後の樹脂中のPdおよびPtの量を表2に、1回目と2回目のPdおよびPtの吸着率を表3に、各剥離液によるPdおよびPtの剥離率を表4に示す。
Figure 0006317964
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表1〜4の結果より、CaClを500g/リットルの割合で含む1MHCl水溶液を用いた場合、該キレート樹脂からPdを選択的に剥離でき、その後、70℃に加温した30%ヒドラジン二塩酸塩水溶液を用いて、Ptを選択的に剥離できた。これらの結果より、Pt、Ag、Pdおよび重金属を含有する硝酸液から、Pt、Ag、Pdを相互分離できることが示唆された。また、ヒドラジン二塩酸塩水溶液にてPt剥離後においても、純水でイミノジ酢酸型キレート樹脂を洗浄することにより、該キレート樹脂を繰り返し使用できることが分かった。

Claims (11)

  1. 少なくともパラジウムおよび白金を含有する溶液を、イミノジ酢酸型キレート樹脂と接触させ、前記溶液中のパラジウムおよび白金を前記イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着させる吸着工程と、
    前記パラジウムおよび白金を吸着したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、塩酸溶液と接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂から前記パラジウムを分離させるパラジウム分離工程と
    を有することを特徴とするパラジウムと白金の分離方法。
  2. さらに、前記パラジウムを分離したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、ヒドラジン、ヒドラジン塩、シュウ酸および水素化ホウ素ナトリウムからなる群から選択された少なくとも1種である還元剤と接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂から前記白金を分離させる白金分離工程を有することを特徴とする請求項1に記載のパラジウムと白金の分離方法。
  3. 前記パラジウム分離工程で使用される塩酸溶液が、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のパラジウムと白金の分離方法。
  4. 前記アルカリ金属塩が、塩化ナトリウムであることを特徴とする請求項3に記載のパラジウムと白金の分離方法。
  5. 前記アルカリ土類金属塩が、塩化カルシウムであることを特徴とする請求項3に記載のパラジウムと白金の分離方法。
  6. 前記パラジウム分離工程で使用される塩酸溶液が塩化カルシウムを含み、かつ、前記白金分離工程で使用される還元剤がヒドラジン塩酸塩であることを特徴とする請求項2に記載のパラジウムと白金の分離方法。
  7. 前記吸着工程と前記パラジウム分離工程との間に、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂と硝酸水溶液とを接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着した不純物を除去する工程をさらに有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のパラジウムと白金の分離方法。
  8. 少なくともパラジウムまたは白金を含有する溶液を、イミノジ酢酸型キレート樹脂と接触させ、前記溶液中のパラジウムまたは白金を前記イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着させる吸着工程と、
    前記パラジウムまたは白金を吸着したイミノジ酢酸型キレート樹脂を、塩酸溶液と接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂から前記パラジウムまたは白金を分離させるパラジウムまたは白金分離工程と、
    を有し、
    前記パラジウムまたは白金の分離工程で使用される塩酸溶液が、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を含むことを特徴とするパラジウムまたは白金の回収方法。
  9. 前記アルカリ金属塩が、塩化ナトリウムであることを特徴とする請求項に記載のパラジウムまたは白金の回収方法。
  10. 前記アルカリ土類金属塩が、塩化カルシウムであることを特徴とする請求項に記載のパラジウムまたは白金の回収方法。
  11. 前記吸着工程と前記パラジウムまたは白金の分離工程との間に、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂と硝酸水溶液とを接触させ、前記イミノジ酢酸型キレート樹脂に吸着した不純物を除去する工程をさらに有することを特徴とする請求項10のいずれか1項に記載のパラジウムまたは白金の回収方法。
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