JP6317010B1 - 全自動精米洗米炊飯機 - Google Patents

全自動精米洗米炊飯機 Download PDF

Info

Publication number
JP6317010B1
JP6317010B1 JP2017071603A JP2017071603A JP6317010B1 JP 6317010 B1 JP6317010 B1 JP 6317010B1 JP 2017071603 A JP2017071603 A JP 2017071603A JP 2017071603 A JP2017071603 A JP 2017071603A JP 6317010 B1 JP6317010 B1 JP 6317010B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
washing
white
cooling
immersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017071603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018171288A (ja
Inventor
雪 荒木
雪 荒木
Original Assignee
株式会社銀シャリ亭
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社銀シャリ亭 filed Critical 株式会社銀シャリ亭
Priority to JP2017071603A priority Critical patent/JP6317010B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6317010B1 publication Critical patent/JP6317010B1/ja
Publication of JP2018171288A publication Critical patent/JP2018171288A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Abstract

【課題】米割れを低減すると共に洗米時に白米から甘味が溶け出すことを低減することを可能とし、さらに、籾摺りから石抜、精米、洗米、炊飯までを全自動で行うことができる全自動精米洗米炊飯機を提供すること。【解決手段】籾を貯蔵する籾貯蔵手段と、籾貯蔵手段から籾を送給して籾擦りし、玄米と小石とを分別する石抜きを行い、玄米を精米する精米部Aと、精米した白米を冷却する冷却部Bと、白米を洗米する洗米部Cと、洗米した白米を浸漬する浸漬部Dと、浸漬した米を収納し炊飯する炊飯部Eと、各部を制御する制御部Fを備え、冷却部は、螺旋状の中空パイプ30と、中空パイプを外から冷却する熱交換機31と、白米を計量する計量部を有する。【選択図】図1

Description

この発明は、全自動精米洗米炊飯機に関するものである。
従来、籾摺り工程、石抜き工程、精米工程、洗米工程、炊飯工程を自動で行う炊飯装置は、家庭から外食産業などさまざまな場所において日常的に使用されている。
このような自動炊飯装置としては、玄米に混入する石、未熟米・雑穀等の塵埃、精米に伴って発生する砕け米の除去手段を組み入れて、精米したての白米を洗米、炊飯することができる自動精米・研米・炊飯装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、近年では、外食産業において、他の飲食店との差別化を図るためによりおいしいご飯を提供することが望まれている。さらにおいしいご飯を提供するには、飲食店等において必要な量の籾を籾擦りし、石抜き、精米をして、すぐに、洗米、炊飯する工程を1台の装置で実現する必要がある。
特開平5−293039号公報
しかしながら、上記特許文献1の自動精米・研米・炊飯装置の精米工程では、玄米を白米に精米する際に摩擦熱が生じ、白米は熱をもったまま排出口に排出されることとなる。この熱を帯びた白米を洗米すると白米から甘味が溶け出してしまい、炊飯した場合には、甘味が抜けたご飯となる問題があった。
さらに、籾擦り工程を行ったのち精米工程を連続して行った場合には、排出口から排出される白米がより熱を帯びたままとなり、このまま洗米した場合には急激に冷えて米割れを生じる可能性があった。このような白米を炊飯した場合には、米割れを多く含んでいるために非常に食感の悪い炊き上がりとなる可能性がある。
上述した課題を解決するために、本発明は、米割れを低減すると共に洗米時に白米から甘味が溶け出すことを低減することを可能とし、さらに、籾摺りから石抜、精米、洗米、炊飯までを全自動で行うことができる全自動精米洗米炊飯機を提供することを目的とする。
本発明は、籾摺りから石抜、精米、洗米、浸漬、炊飯を全自動で行う全自動精米洗米炊飯機であって、籾を貯蔵する籾貯蔵手段と、前記籾貯蔵手段から籾を送給して籾擦りする籾摺り手段と、玄米と小石とを分別する石抜きを行う石抜き手段と、玄米を精米する精米手段とよりなる精米部と、精米した白米を冷却する冷却部と、白米を洗米する洗米部と、洗米した白米を浸漬する浸漬部と、浸漬した米を収納し炊飯する炊飯部と、前記各部を制御する制御部と、を備え、前記冷却部は、螺旋状の中空パイプと、前記中空パイプを外から冷却する熱交換機と、白米を計量する計量部と、を有することを特徴とする全自動精米洗米炊飯機とした。
また、前記制御部は、前記籾貯蔵手段から籾が送給されると同時に、前記冷却部の熱交換機の稼働を始動制御し、前記精米部から前記冷却部に所定量の白米が供給されたことを条件として前記熱交換機の稼働を停止制御することを特徴とする。
また、前記制御部は、前記冷却部に設けた白米の温度を計測する温度センサからの信号に基づいて、白米の温度が適温であると判断した場合に前記熱交換機の稼働を停止制御することを特徴とする。
また、前記冷却部は、白米の水分量を計測するための白米水分センサを備えることを特徴とする。
また、前記浸漬部は、複数の浸漬槽を備えることを特徴とする。
また、前記浸漬部は、浸漬中の白米が所定の温度となるように冷蔵する冷蔵機能を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、籾摺りから石抜、精米、洗米、浸漬、炊飯を全自動で行う全自動精米洗米炊飯機であって、籾を貯蔵する籾貯蔵手段と、籾貯蔵手段から籾を送給して籾擦りする籾摺り手段と、玄米と小石とを分別する石抜きを行う石抜き手段と、玄米を精米する精米手段とよりなる精米部と、精米した白米を冷却する冷却部と、白米を洗米する洗米部と、洗米した白米を浸漬する浸漬部と、浸漬した米を収納し炊飯する炊飯部と、前記各部を制御する制御部と、を備え、冷却部は、螺旋状の中空パイプと、中空パイプを外から冷却する熱交換機と、白米を計量する計量部と、を有するので、精米部から排出された熱を帯びた白米を冷却することにより生じる割米を減らすことができる。また、冷却部により冷却された白米を洗米部に供給することにより、白米から甘味を逃すことなく洗米することができる効果がある。また、浸漬部では白米の状態(例えば、新米、古米等)に応じて、白米を所定時間浸漬させることができるので、炊飯部にて炊飯したご飯は、おいしく炊き上げることができる。本発明の全自動精米洗米炊飯機を飲食店に1台設置することにより、飲食店内において籾摺りから石抜、精米、洗米、炊飯を全自動で行うことができ、常においしいご飯を提供できる効果がある。
請求項2の発明によれば、制御部は籾貯蔵庫から籾が送給されると同時に冷却部の熱交換機の稼働を始動制御し、精米部から冷却部に所定量の白米が供給されたことを条件として熱交換機の稼働を停止制御するので、精米部から排出される熱を帯びた白米を冷却状態の中空パイプに流して効率よく適温に冷却できる効果がある。
請求項3の発明によれば、制御部は冷却部に設けた白米の温度を計測する温度センサからの信号に基づいて、白米の温度が適温であると判断した場合に熱交換機の稼働を停止制御するので、熱を帯びた白米を全て最適な温度に冷却できるとともに、必要以上に白米を冷却することがなく熱交換器の消費電力の低減を図る効果がある。
請求項4の発明によれば、冷却部は、白米の水分量を計測するための白米水分センサを備えるので、都度異なる白米の水分量を計測し、計測した白米の水分量に基づいて浸漬部における水の量を最適な量に調整することができる。その後、炊飯部において、最適な量の水で白米を炊飯することにより最高によい炊きあがりのご飯とすることができる。
請求項5の発明によれば、浸漬部は、複数の浸漬槽を備えるので、白米を浸漬することによるロス時間を減らすことができ、炊飯したてのご飯を途切れなく提供することができる。
請求項6の発明によれば、浸漬部は、浸漬中の白米が所定の温度となるように冷蔵する冷蔵機能を有するので、最高に良い浸漬米に仕上げて、その後、炊飯部によりさらによいご飯に炊き上げることができる。
本発明の全自動精米洗米炊飯機を示す正面図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の精米部を示す正面図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の冷却部を示す斜視図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機における図3のA−A断面図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の洗米部を示す正面図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の浸漬部及び炊飯部を示す正面図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の浸漬部を示す平面図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の炊飯部を示す平面図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の制御部を示すブロック図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の制御部の制御構成を示す模式図。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の制御部のメインの制御フローチャート。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の制御部の精米制御を示すフローチャート。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の制御部の冷却制御を示すフローチャート。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の制御部の洗米制御を示すフローチャート。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の制御部の浸漬制御を示すフローチャート。 本発明の全自動精米洗米炊飯機の制御部の炊飯制御を示すフローチャート。
この発明は、摺りから石抜、精米、洗米、浸漬、炊飯を全自動で行う全自動精米洗米炊飯機であって、籾を貯蔵する籾貯蔵手段と、籾貯蔵手段から籾を送給して籾擦りする籾摺り手段と、玄米と小石とを分別する石抜きを行う石抜き手段と、玄米を精米する精米手段とよりなる精米部と、精米した白米を冷却する冷却部と、白米を洗米する洗米部と、洗米した白米を浸漬する浸漬部と、浸漬した米を収納し炊飯する炊飯部と、前記各部を制御する制御部と、を備え、冷却部は、螺旋状の中空パイプと、前記中空パイプを外から冷却する熱交換機と、白米を計量する計量部と、を有する全自動精米洗米炊飯機を提供するものである。
また、全自動精米洗米炊飯機の制御部は、籾貯蔵庫から籾が送給されると同時に冷却部の熱交換機の稼働を始動制御し、精米部から冷却部に所定量の白米が供給されたことを条件として熱交換機の稼働を停止制御する。さらに、制御部は、冷却部に設けた白米の温度を計測する温度センサからの信号に基づいて、白米の温度が適温であると判断した場合に熱交換機の稼働を停止制御する。
また、冷却部は、白米の水分量を計測するための白米水分センサを備える。また、浸漬部は、複数の浸漬槽を備えるとともに、浸漬中の白米が所定の温度となるように冷蔵する冷蔵機能を有する。
本発明に係る全自動精米洗米炊飯機の実施形態(本実施形態)について、以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る全自動精米洗米炊飯機の正面図、図2は精米部を示す正面図、図3は冷却部を示す斜視図、図4は図3のA−A断面図、図5は洗米部を示す正面図、図6は浸漬部及び炊飯部を示す正面図、図7は浸漬部を示す平面図、図8は炊飯部を示す平面図である
図1に示すように、全自動精米洗米炊飯機Kは、籾を貯蔵する籾貯蔵手段である籾貯蔵庫A1と、籾貯蔵庫A1から籾を送給して籾擦りする籾摺り手段である籾摺機A2と、玄米と小石とを分別する石抜きを行う石抜き手段である石抜機A3と、玄米を精米する精米手段である精米機A4とよりなる精米部Aと、精米した白米を冷却しつつ計量する冷却部Bと、白米を洗米する洗米部Cと、洗米した白米を浸漬する浸漬部Dと、浸漬した米を収納し炊飯する炊飯部Eと、前記各部を制御する制御部Fとにより構成されている。
[1.精米部]
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る精米部Aは、籾貯蔵庫A1(籾貯蔵手段)、籾摺機A2(籾摺り手段)、石抜機A3(石抜き手段)、精米機A4(精米手段)により構成されている。
籾貯蔵庫A1は、籾を貯蔵する漏斗状のホッパ11を備えており、ホッパ11は上部開口部から籾等の穀物をホッパ11内に収容すると共に、下部に籾供給口11aを形成している。籾供給口11aには、籾供給シャッタ12を介して籾供給パイプ13を連通連結している。さらに、籾供給パイプ13は籾摺機A2に接続しており、後述する制御部Fからの制御信号に基づいて、籾供給シャッタ12を開閉制御することで、所定量の籾を籾摺機A2に送給する。
籾摺機A2は、籾貯蔵庫A1から送給される籾を脱ぷ室14で脱ぷし、籾がら選別ファン(図示しない)により玄米ともみ殻に選別する。選別された玄米は、籾摺機A2の下方に設置された石抜機A3に送られる。また、もみ殻は、籾摺機A2と全自動精米洗米炊飯機Kの下部に設置されたもみ殻収容ケース15との間を連通連結した図示しないもみ殻排出路を経由してもみ殻収容ケース15に排出される。
石抜機A3は、選別網17を揺動装置(図示しない)により上下左右に揺動することにより玄米に混じった小石等を分離選別する。小石等が分離選別された玄米は、石抜機A3の側方に設置された精米機A4に送られる。また、分離選別された小石は、石抜機A3と全自動精米洗米炊飯機Kの下部に設置された小石収容ケース18との間を連通連結した図示しない小石排出路を経由して小石収容ケース18に排出される。
精米機A4は、石抜機A3から送られた玄米を、精糠室20の精米ロール21により玄米から糠を分離して白米に精米する。ここで精米された白米は、排出口22から排出されて冷却部Bに送られる。また、玄米の精米過程で生じた糠は、精米機A4と全自動精米洗米炊飯機Kの下部に設置された糠受けケース23との間を連通連結した図示しない糠排出路を経由して糠受けケース23に排出される。また、精米機A4の排出口22から排出される白米は、精米の過程で生じた高温(例えば、38度)の熱を帯びた状態のまま冷却部Bに供給される。
[2.冷却部]
図3及び図4に示すように、冷却部Bは、内部を白米が流下する螺旋状の中空パイプ30と、中空パイプ30を冷却するための冷媒の熱交換を行う熱交換機31と、中空パイプ30内を流下した白米を貯留する箱状の計量ケース36とから構成されている。
上部から下部に螺旋状に設けられた中空パイプ30は、基端を精米機A4の排出口22に連通連結し、終端を計量ケース36の上面に連通連結している。中空パイプ30の周面には、中空の冷却パイプ32が螺旋状に巻回されている。冷却パイプ32の始端及び終端は熱交換機31に連結連通されている。このように、熱交換機31により所定温度に冷却された冷媒を、冷却パイプ32内を循環させることにより、中空パイプ30を外周面から冷却するようにしている。すなわち、熱交換機31は、冷媒を冷却するだけではなく、冷却パイプ32内で冷媒を循環させるポンプ機能も有している。なお、熱交換機31の稼働は、後述する制御部Fにより制御され、制御部Fからの制御信号に基づいて稼働および稼働停止を行う。
計量ケース36には、計量ケース36内に貯留された白米の量を計測する計量器33と、白米の温度を計測する温度センサ34と、白米の水分量を計測する白米水分量センサ35とが設置されている。
計量器33は、計量ケース36の外底部に設置されており、計量ケース36及び中空パイプ30内に貯留された白米の重量を含む中空パイプ30及び計量ケース36の全重量を計測する。すなわち、計測した中空パイプ30及び計量ケース36の全重量から中空パイプ30と計量ケース36との重量を減算することで、計量ケース36及び中空パイプ30内に貯留された白米の重量が算出される。
温度センサ34は、計量ケース36内の白米の温度を計測するためのものであり、ここで計測された白米の温度は、白米温度データとして制御部Fに送信される。詳細は後述するが、制御部Fは受信した白米温度データに基づいて、白米の温度が所定の温度になるまで熱交換機31を稼働して冷却パイプ32内において冷媒を循環させて、中空パイプ30内を流下する白米を冷却するように制御する。
白米水分量センサ35は、計量ケース36内に蓄積した白米の水分量を計測するためのものであり、ここで計測された白米の水分量は、白米水分量データとして制御部Fに送信される。これも詳細は後述するが、制御部Fは、白米水分量データに基づいて、後述の白米の浸漬、炊飯時に最適な加水量を算出する。なお、温度センサ34は、同ケース36に設けたが、それ以外に中空パイプ30内に設けるようにしてもよい。また、温度センサを計量ケース36や中空パイプ30等に複数設けるようにしてもよい。
計量ケース36の底部には、洗米部C上に下部を漏斗状に開口した白米の供給口37が設けられている。図中符号38は、計量ケース36の供給口37を開閉する自動シャッタであり、この自動シャッタ38を開放することで、計量ケース36内の白米が洗米部Cに供給される。
かかる構成とすることにより、精米機A4の排出口22から中空パイプ30内に排出された比較的高温(約38度)の白米は、上方から下方に螺旋状に設けられた中空パイプ30内を流下する過程で、中空パイプ30により熱を奪われて、所定温度(例えば、後述の洗米部Cで供給される水の温度である約10度)にまで冷却されることになる。その後、計量ケース36の自動シャッタ38を開いて、冷却した白米を洗米部Cに供給している。
このように、精米機A4による精米の過程で生じた比較的高温(例えば、38度)の熱を帯びた白米は、冷却部Bにより所定温度(例えば、10度)まで冷却されて洗米部Cに供給される。これにより、比較的高温(例えば、38度)の白米が急激に冷却されて米割れを生じることを防止することが出来るとともに、洗米の過程で熱を帯びた白米から甘味が溶け出してしまうことを防止することができる。このため、食感がよく十分に甘味を含んだご飯を炊飯することが可能となる。
なお、冷却機構として熱交換機31や冷却パイプ32により構成したが、ペルチェ素子を用いて、ペルチェ素子の吸熱側を中空パイプ30の外周に複数配設することで、中空パイプを冷却するようにしてもよい。このように、ペルチェ素子を用いることで、コンパクトな冷却機構を構成することができる。
[3.洗米部]
図5に示すように、洗米部Cは、上下開口した漏斗形状の洗米槽40と、この洗米槽40内をかき混ぜて、白米を洗米する洗米アーム部43を有している。
洗米槽40は、上部の供給口から白米を供給して、洗米したのち下部の洗米排出口41から洗米した白米を浸漬部Dへ排出する構成としており、洗米槽40の上部周壁には給水管44が連通連結される。給水管44は、中途に給水電磁バルブ44aを設けて水源(図示しない)に接続している。給水電磁バルブ44aと水源との間には、水温を約10度に冷却する冷水器46を設けている。また、洗米槽40の下部周壁には排水管45が連通連結されている。排水管45には中途に排水電磁バルブ45aが設けられている。洗米槽40の下部の洗米排出口41には、電磁開閉弁42を設けている。
洗米アーム部43は、複数の洗米翼43aをアーム軸43bに直交するように配設しており、アーム軸43bは駆動モータ43cからの駆動力により回転して、アーム軸43bに配設した複数の洗米翼43aが旋回するように構成している。
かかる構成とすることにより、給水管44より新しい水を洗米槽40内に供給して、洗米槽40内の洗米翼43aを旋回して、白米と水とをかき混ぜて洗米を行い、洗米水を排水管45より洗米槽40外部に排出する。この工程を繰り返し行うことで、自動洗米を行うことができる。さらに、給水管44より洗米槽40内に供給される水は、冷水器46により約10度に冷却されるので、白米を浸漬時に最適な温度、約10度で洗米することができる。その後、洗米槽40の洗米排出口41の電磁開閉弁42を開き、洗米した白米を浸漬部Dへ供給する。
[4.浸漬部]
図6及び図7に示すように、浸漬部Dでは、白米を水に浸漬する時間を短縮するために複数の浸漬槽50,50を設けており、さらに、浸漬槽50内の水と白米を一定の温度、例えば水温10度に維持する冷蔵機54を設けている。
浸漬槽50は、洗米槽40と同様に上下開口した漏斗形状に構成しており、上部の洗米槽40の洗米排出口41から浸漬部Dに投入された白米を、所定時間(例えば、約1時間)の浸漬が終了したのち、下部の浸漬排出口52から加水した白米を炊飯部Eへ供給する構成としている。浸漬槽50は、例えば2槽備えることにより、浸漬時間のロスを半減することができる。図中の符号53は、浸漬槽50の下部の浸漬排出口52に設けた浸漬電磁開閉弁である。
冷蔵機54は、浸漬槽50を外部から冷蔵するものであり、浸漬中の白米を所定の温度、例えば温度10度で冷蔵することができる。すなわち、冷蔵機54は、冷蔵用熱交換機54aと冷蔵パイプ54bにより構成しており、冷蔵パイプ54bを浸漬槽50の外周に巻回し、冷蔵用熱交換機54aから冷蔵パイプ54bに供給された冷媒(例えば、冷却水)により浸漬槽50を冷蔵する。
さらに、冷蔵機54には、浸漬槽50内の温度を計測する浸漬用温度センサ(図示しない)を設けることで、浸漬用温度センサの温度データを制御部Fに送信している。制御部Fは、温度データに基づいて、浸漬槽50内の温度が所定の温度(例えば約10℃)に達するまで冷蔵用熱交換機54aを連続稼働して、浸漬槽50を冷蔵するように制御する。
さらに、図7に示すように、浸漬部Dは、複数の浸漬槽50,50を搬送する搬送機構55を備えており、搬送機構55はラックピニオン機構で構成し、浸漬槽50の外周壁に駆動ピニオン55aを配設している。浸漬槽50の駆動ピニオン55aがラック状レール55b上を移動することにより、複数の浸漬槽50,50を炊飯部E上に出し入れすることが可能となる。図7中の符号56aは駆動ピニオン55aの対向位置の浸漬槽50周壁に設けた従動ピニオンであり、56bは従動ピニオン56aが回転するラック状レールである。
かかる構成とすることにより、浸漬槽50内の水と白米は一定の温度で、所定時間、浸漬することができ、さらに、複数の浸漬槽50,50にそれぞれ水と白米を浸漬しておくことで、例えば1時間浸漬した白米を2槽準備することで、浸漬待ちのロス時間を減らすことができる。
ここで冷蔵機54は、所定時間(約1時間)の浸漬終了が近づいた段階において、浸漬槽50内の温度を所定温度(例えば約10℃)より低い温度(例えば約2℃)に冷蔵するようにしている。この浸漬槽50内の低温の水で浸漬した白米を炊飯部Eに供給して炊き上げると、浸漬水の細菌の繁殖を防ぐことができるとともに、柔らかく粘りのあるご飯を炊飯部Eで炊き上げることができ、炊き上げたご飯が最高においしい状態となる。所定時間の浸漬が終了すると、浸漬槽50の浸漬排出口52の浸漬電磁開閉弁53を開き、加水した白米を炊飯部Eへ供給する。
[5.炊飯部]
炊飯部Eは、図6及び図8に示すように、上部が開口された炊飯器本体60と、同本体60の上部開口を開閉する蓋体61と、蓋体61を開閉自在とする蓋開閉機構62とを備えている。
炊飯器本体60は、浸漬後の加水した白米を内部に収容する内釜60aと、内釜を収納する内釜収容部60bとにより構成されている。内釜収容部60bには、内底部に電磁調理器(図示しない)を有しており、この電磁調理器により炊飯器本体60を加熱することで、内釜60aに収容した白米を炊飯することができる。なお、炊飯器本体60は、電磁調理器を有する構成としたが、既存のガスによるガス釜の構成であってもよい。ガス釜では、ガス調整機構や点火機構を制御部で制御することにより、同様の炊飯を行うことができる。
内釜収容部60bの上部周壁と蓋体61との間には、蓋体61を水平方向にスライド開閉自在とする蓋開閉機構62が連結されている。蓋開閉機構62は、蓋体61を昇降する蓋昇降機構(図示しない)と、さらに上昇した蓋体61をスライドする蓋スライド機構(図示しない)とを備えている。蓋体61は、外蓋61aと、外蓋61aに着脱自在に装着される内蓋(図示しない)とを備えており、内蓋の外周には、炊飯時に内釜の密閉性を確保するパッキン(図示しない)が装着されている。
ここで、炊飯器本体60の蓋体61を開蓋して、浸漬槽50の浸漬排出口52から浸漬した白米と水とを内釜60aの上方から供給して、蓋開閉機構62を作動して蓋体61を閉蓋する。その後、炊飯部Eでは、制御部Fからの炊飯信号に基づいて内釜60a内の白米を炊き上げる。
なお、炊飯器本体60には、炊飯時に生じる熱を電気に変換する熱電変換素子を内装するようにしてもよい。熱電変換素子はゼーベック効果を利用して炊飯時の熱を電気に変換して、その得られた電気を別途設けた電池に蓄電する。この電池に蓄電した電気をさらに、上記冷却部の冷却に利用するようにしてもよい。冷却部の冷却機構としては、ペルチェ素子を用いる。かかる構成とすることにより、効率的に熱エネルギーを回収して、冷却時のエネルギーに利用することができる。
[6.制御部および各制御フロー]
以下、制御部Fの構成及び機能について、図9及び図10を参照して説明する。
図9に示すように、制御部Fは、中央演算装置であるCPU70と、ROM71(Read Only Memory)と、RAM72(Random Access Memory)と、入出力制御部73、タッチパネル74、データバス75から構成されている。
制御部FのCPU70は、ROM71に予め記憶されている各種プログラムを実行することにより、後述の各種制御(メイン制御、精米制御、冷却制御、洗米制御、浸漬制御、炊飯制御)を実行することになる。ROM71は後述の各種制御を実行するためのプログラムが記憶されている。RAM72は、後述の各種制御を実行するための各種データを一時記憶するためのワークメモリである。
入出力制御部73は、上述した全自動精米洗米炊飯機Kにおける精米部A、冷却部B、洗米部C、浸漬部D及び炊飯部を制御するための各種入出力信号を制御する。
タッチパネル74は、表示入力デバイスとして機能するものであり、本実施形態における全自動精米洗米炊飯機Kの稼働状態を表示したり、後述の各種制御に必要なデータ(例えば、炊飯量等)を入力したりするものである。
ここで、図10を参照して、制御部Fにより制御される上述した全自動精米洗米炊飯機Kにおける精米部A、冷却部B、洗米部C、浸漬部D及び炊飯部に接続されている各種動作部及び各種計測部との接続を説明する。
精米部Aにおいては、制御部Fは、各種動作部である籾供給シャッタ12、脱ぷ室14の籾がら選別ファン、石抜機A3の選別網17、精米機A4の精米ロール21と接続されており、各種駆動部の動作制御を行うことで精米を制御する。
冷却部Bにおいては、制御部Fは、各種動作部である熱交換機31、自動シャッタ38、各種計測部である計量器33、温度センサ34、白米水分量センサ35と接続されており、各種計測部からのデータに基づいて各種駆動部の動作制御を行うことで精米した白米の冷却を制御する。
洗米部Cにおいては、制御部Fは、各種動作部である洗米アーム部43、給水電磁バルブ44a、排水電磁バルブ45a、電磁開閉弁42と接続されており、各種駆動部の動作制御を行うことで洗米を制御する。
浸漬部Dにおいては、制御部Fは、各種動作部である搬送機構55、冷蔵用熱交換機54a、浸漬電磁開閉弁53、各種計測部である浸漬用温度センサと接続されており、各種計測部からのデータに基づいて各種駆動部の動作制御を行うことで精米した白米の浸漬を制御する。
炊飯部Eにおいては、制御部Fは、各種動作部である炊飯器本体60、蓋開閉機構62と接続されており、各種駆動部の動作制御を行うことで精米した白米の炊飯を制御する。
以下、図11を参照して、本実施形態の全自動精米洗米炊飯機Kにおいて制御部Fが実行するメイン制御について詳説する。まず、全自動精米洗米炊飯機Kに電源を投入し、図1に示す制御部Fのタッチパネル74に炊飯量を入力する(ステップS1)。
続いて、精米部Aにおいて、貯留している籾を供給して、籾摺機A2にて籾摺りを行い、玄米を供給し、石抜機A3にて石抜きを行い、精米機A4にて玄米から糠を除いて白米を排出する精米制御を行う(ステップS2)。この白米制御については、詳細は後述する。
続いて、冷却部Bにおいて、精米後に熱を帯びた白米を冷却する冷却制御を行う(ステップS3)。この冷却制御についても詳細は後述する。
続いて、洗米部Cにおいて、白米と水とを洗米槽40に収容して洗米する洗米制御を行う(ステップS4)。この洗米制御についても詳細は後述する。
続いて、浸漬部Dにおいて、洗米済みの白米と水とを浸漬槽50に収容して所定時間に達するまで浸漬する浸漬制御を行う(ステップS5)。この浸漬制御についても詳細は後述する。
最後に、炊飯部Eにおいて、白米と水とを炊飯器本体60に収容して炊飯する炊飯制御を行う(ステップS6)。の炊飯制御についても詳細は後述する。
このメイン制御に係るプログラムは、制御部Fを構成するROM71に予め格納されており、制御部Fは必要に応じてROM71よりプログラムを読み出して実行するようにしている。
以下、図12を参照して、本実施形態の全自動精米洗米炊飯機Kにおいて制御部Fが実行する精米制御について詳説する。まず、制御部Fは、籾貯蔵庫A1の籾供給シャッタ12の開閉制御を行う(ステップS20)。この処理では、制御部Fは、籾貯蔵庫A1の籾供給シャッタ12の開閉時間を制御して、自動的に籾貯蔵庫A1から所定量の籾を籾摺機A2に供給する。例えば、炊飯量を10合とセットした場合には約1.2倍の籾の量、約12合を籾摺機に供給している。すなわち、籾からもみ殻や糠が除かれて白米となるため約2割多めにして籾を供給している。
続いて、制御部Fは、籾摺機A2の脱ぷ室14の籾殻選別ファン稼働制御を行う(ステップS21)。この処理では、制御部Fは、籾摺機A2の脱ぷ室14で所定量の籾を籾摺りして、玄米を石抜機A3へ供給するように制御する(籾摺り工程)。もみ殻は、籾がら選別ファンの風で吹き飛ばされてもみ殻収容ケース15に収容される。
続いて、制御部Fは、石抜機A3の選別網17の揺動制御を行う(ステップS22)。この処理では、制御部Fは、石抜機A3の選別網17を揺動制御して、玄米以外の不純物(例えば、小石)を取り除く(石抜工程)。すなわち、籾摺機A2から供給された玄米を選別網17上で揺動して、石抜きした玄米を精米機A4へ供給する。選別網17より落下した小石は、小石収容ケース18に収容される。
最後に、制御部Fは、精米機A4の精米ロール制御を行う(ステップS23)。この処理では、制御部Fは、精米機A4の精米ロール21を回転制御する(精米工程)。すなわち、石抜機A3から供給された玄米を精糠室20に収容して、内部の精米ロール21を回転して糠を除去し、排出口22より精米した白米を排出する。精米したての白米は、精米時の摩擦熱により熱を帯びており、この熱を帯びた白米を冷却部Bで積極的に冷却するようにしている。なお、糠は、精糠室20より排出されて糠受けケース23に収容される。
以下、図13を参照して、本実施形態の全自動精米洗米炊飯機Kにおいて制御部Fが実行する冷却制御について詳説する。まず、制御部Fは、白米を冷却するための熱交換機制御を行う(ステップS30)。この処理では、制御部Fは、冷却部Bへの白米の供給と同時に、白米の冷却を開始している。すなわち、制御部Fは、熱交換機31を稼働制御して冷却パイプ32を冷やすことにより中空パイプ30を外側から冷やし、中空パイプ30内部を通過し、同中空パイプ30内に蓄積する白米を冷却している。
続いて、制御部Fは、白米の軽量データを取得する(ステップS31)。中空パイプ30の終端は、計量ケース36内に配設しており、同パイプ30から流下した白米を計量ケース36内に収容し、同パイプ30と計量ケース36と白米の重量を計量ケース36下の計量器33で計量し、この計量データを制御部Fに送信する。制御部Fは、計量データを取得し、計量データが所定量の白米と一致した段階において熱交換器の稼働を停止するように制御する。さらに、計量ケース36内には、温度センサ34と白米水分量センサ35を設置しており、温度センサ34は、計量ケース36内の白米の温度を測定して温度データを制御部Fに送信する。
続いて、制御部Fは、白米の温度データを取得する(ステップS32)。この処理では、制御部Fは、温度データを取得すると、この温度データに基づいて、白米が所定の温度まで冷却されていなければ、熱交換機31を連続運転するように制御する。また、白米が所定の温度まで冷却されていれば、冷却部Bの熱交換機31の冷却制御を停止する。
続いて、制御部Fは、白米の水分量データを取得する(ステップS33)。この処理では、白米水分量センサ35は、計量ケース36内の白米の水分量を測定して水分量データを制御部Fに送信する。ステップS33において、制御部Fは、水分量データを取得すると、水分量データと計量データに基づいて、浸漬時、炊飯時に最適な水の量を設定する。
最後に、制御部Fは、自動シャッタ38の開閉制御を行う(ステップS34)。この処理では、所定量の白米の冷却が終了(冷却工程)したのち、制御部Fは、計量ケース36底の供給口37に設けた自動シャッタ38を開閉制御して、洗米部Cへ白米を供給する。
以下、図14を参照して、本実施形態の全自動精米洗米炊飯機Kにおいて制御部Fが実行する洗米制御について詳説する。まず、制御部Fは、給水電磁バルブ開閉制御を行う(ステップS40)。この処理では、制御部Fは、計量ケース36の供給口37より供給される所定量の白米を洗米部Cの洗米槽40に収容した後、給水管44の給水電磁バルブ44aを開閉制御して、洗米槽40内に所定量の水を供給する。
続いて、制御部Fは、洗米アーム制御を行う(ステップS41)。この処理では、制御部Fは、洗米槽40内の洗米アーム部43の洗米翼43aを回転制御し、白米と水を掻き混ぜている。
続いて、制御部Fは、排水電磁バルブ開閉制御を行う(ステップS42)。この処理では、制御部Fは、排水電磁バルブ45aを開き排水管45より洗米槽40内の研ぎ汁を排出する。さらに、制御部Fは、排水電磁バルブ45aを閉じて、ステップS40〜ステップS42の処理を所定回数繰り返すことで、洗米工程を終了する。また、ここで、洗米した白米の水を切るざる揚げ工程を所定時間行うようにしてもよい。
続いて、制御部Fは、給水電磁バルブ開閉制御を行う(ステップS43)。この処理では、洗米工程が終了したのち、制御部Fは、上記水分量データと上記計量データに基づいて、浸漬時、炊飯時に最適な量の水を給水管44の給水電磁バルブ44aを開き洗米槽40内に供給するように制御する。洗米槽40内には、洗米済みの白米と浸漬時、炊飯時に最適な量の水を貯留する。
最後に、制御部Fは、電磁開閉弁制御を行う(ステップS43)。この処理では、制御部Fは、洗米槽40底の洗米排出口41の電磁開閉弁42を開き、浸漬部Dへ洗米済みの白米と水とを供給するように制御する。なお、給水管44から洗米槽40に供給する水は、冷水器46により所定温度に冷却して供給するようにしてもよい。
以下、図15を参照して、本実施形態の全自動精米洗米炊飯機Kにおいて制御部Fが実行する浸漬制御について詳説する。浸漬部Dは、複数の浸漬槽50,50と各浸漬槽50を炊飯部E上に搬送する搬送機構55を備えている。
まず、制御部Fは、搬送機構制御を行う(ステップS50)。この処理では、制御部Fは、搬送機構55を駆動制御して浸漬槽50を炊飯部E上よりずらして横方向に移動すると共に、空の浸漬槽50を炊飯部E上に移動する。そして空の浸漬槽50に洗米済みの白米と水を収容する。
続いて、制御部Fは、冷蔵用熱交換機制御を行う(ステップS51)。この処理では、制御部Fは、洗米済みの白米と水を収容した浸漬槽50を冷蔵機54の冷蔵用熱交換機54aを冷蔵制御することにより、所定温度に冷蔵する。
続いて、制御部Fは、浸漬用温度データの取得を行う(ステップS52)。この処理では、浸漬槽50内設けた浸漬用温度センサが計測した温度データを制御部Fが取得して、制御部Fは、温度データに基づいて、例えば、冷蔵温度の約10度の場合、冷蔵用熱交換機54aの稼働を停止するように制御する。なお、制御部Fは、所定の浸漬時間、例えば約1時間の浸漬終了が近づいたら、浸漬槽50内の温度を所定温度(例えば約10℃)より低い温度(例えば約2℃)に冷却するようにしている。
続いて、制御部Fは、搬送機構制御を行う(ステップS53)。この処理では、制御部Fは、浸漬部Dにおいて所定の浸漬時間、例えば約1時間の浸漬が終了したら、搬送機構55を駆動制御して洗米済みの白米と水を収容した浸漬槽50を炊飯部E上に移動する。
最後に、制御部Fは、浸漬電磁開閉弁制御を行う(ステップS54)。この処理では、制御部Fは、浸漬槽50の浸漬排出口52の浸漬電磁開閉弁53を開制御して、炊飯部Eへ白米と水とを供給する(浸漬工程)。
以下、図16を参照して、本実施形態の全自動精米洗米炊飯機Kにおいて制御部Fが実行する炊飯制御について詳説する。炊飯部Eでは、蓋体61を開いた状態の炊飯器本体60内の内釜60aに浸漬槽50から供給される白米と水を収容する。
まず、制御部Fは、蓋開閉機構制御を行う(ステップS60)。この処理では、制御部Fは、蓋開閉機構62を制御して蓋体61を閉制御する。
ステップS61において、制御部Fは、所定の炊飯プログラムに基づいて、炊飯を実行する。炊飯が終了すると内釜60aに美味しいご飯が炊きあがることとなる(炊飯工程)。
最後に、制御部Fは、炊飯制御を行う(ステップS61)。この処理では、制御部Fは、内釜収容部60bの内底部に設置された電磁調理器(図示しない)により、所定時間炊飯器本体60を加熱することで、内釜60aに収容した白米を炊飯する。なお、本機はインターネット経由で接続した携帯端末の操作により、炊飯する時間や炊飯する量をセットして炊き上げる機能を備えるようにしてもよい。例えば、携帯端米に帰宅時間が1時間後とセットすると、本機の制御部が最適な炊飯プログラムを選択し、すなわち、浸漬時間を短く早炊きするように選択して、帰宅するまでに自動的に炊き上げる機能を備えるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
K 全自動精米洗米炊飯機

A 精米部
A1 籾貯蔵庫
11 ホッパ
11a 籾供給口
12 籾供給シャッタ
13 籾供給パイプ
A2 籾摺機
14 脱ぷ室
15 もみ殻収容ケース
A3 石抜機
17 選別網
18 小石収容ケース
A4 精米機
20 精糠室
21 精米ロール
22 排出口
23 糠受けケース

B 冷却部
30 中空パイプ
31 熱交換機
32 冷却パイプ
33 計量器
34 温度センサ
35 白米水分量センサ
36 計量ケース
37 供給口
38 自動シャッタ

C 洗米部
40 洗米槽
41 洗米排出口
42 電磁開閉弁
43 洗米アーム部
43a 洗米翼
43b アーム軸
43c 駆動モータ
44 給水管
44a 給水電磁バルブ
45 排水管
45a 排水電磁バルブ
46 冷水器

D 浸漬部
50 浸漬槽
51 浸漬供給口
52 浸漬排出口
53 浸漬電磁開閉弁
54 冷蔵機
54a 冷蔵用熱交換機
54b 冷蔵パイプ
55 搬送機構
55a 駆動ピニオン
55b ラック状レール
56a 従動ピニオン
56b ラック状レール

E 炊飯部
60 炊飯器本体
60a 内釜
60b 内釜収容部
61 蓋体
61a 外蓋
62 蓋開閉機構

F 制御部
70 CPU
71 ROM
72 RAM
73 入出力部
74 タッチパネル

Claims (6)

  1. 籾摺りから石抜、精米、洗米、浸漬、炊飯を全自動で行う全自動精米洗米炊飯機であって、
    籾を貯蔵する籾貯蔵手段と、前記籾貯蔵手段から籾を送給して籾擦りする籾摺り手段と、玄米と小石とを分別する石抜きを行う石抜き手段と、玄米を精米する精米手段とよりなる精米部と、精米した白米を冷却する冷却部と、白米を洗米する洗米部と、洗米した白米を浸漬する浸漬部と、浸漬した米を収納し炊飯する炊飯部と、前記各部を制御する制御部と、を備え、
    前記冷却部は、螺旋状の中空パイプと、前記中空パイプを外から冷却する熱交換機と、白米を計量する計量部と、を有することを特徴とする全自動精米洗米炊飯機。
  2. 前記制御部は、
    前記籾貯蔵手段から籾が送給されると同時に、前記冷却部の熱交換機の稼働を始動制御し、前記精米部から前記冷却部に所定量の白米が供給されたことを条件として前記熱交換機の稼働を停止制御することを特徴とする請求項1に記載の全自動精米洗米炊飯機。
  3. 前記制御部は、
    前記冷却部に設けた白米の温度を計測する温度センサからの信号に基づいて、白米の温度が適温であると判断した場合に前記熱交換機の稼働を停止制御することを特徴とする請求項2に記載の全自動精米洗米炊飯機。
  4. 前記冷却部は、
    白米の水分量を計測するための白米水分センサを備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の全自動精米洗米炊飯機。
  5. 前記浸漬部は、
    複数の浸漬槽を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の全自動精米洗米炊飯機。
  6. 前記浸漬部は、
    浸漬中の白米が所定の温度となるように冷蔵する冷蔵機能を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の全自動精米洗米炊飯機。
JP2017071603A 2017-03-31 2017-03-31 全自動精米洗米炊飯機 Active JP6317010B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017071603A JP6317010B1 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 全自動精米洗米炊飯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017071603A JP6317010B1 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 全自動精米洗米炊飯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6317010B1 true JP6317010B1 (ja) 2018-04-25
JP2018171288A JP2018171288A (ja) 2018-11-08

Family

ID=62069313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017071603A Active JP6317010B1 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 全自動精米洗米炊飯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6317010B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109124303A (zh) * 2018-10-16 2019-01-04 浙江亿田智能厨电股份有限公司 一种带全自动饭煲的集成灶
CN109452550A (zh) * 2018-12-25 2019-03-12 重庆市万盛区贵先米业有限责任公司 一种连续蒸煮、碾磨制作蒸谷米的设备
CN111657736A (zh) * 2019-03-06 2020-09-15 荣耀南 全自动智能米饭机

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108607A (ja) * 1982-12-09 1984-06-23 Shinko Electric Co Ltd 垂直移送振動フイ−ダ
JPH05207931A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Sharp Corp 全自動炊飯器
JPH05293039A (ja) * 1992-04-20 1993-11-09 Honsei:Kk 自動精米・研米・炊飯装置と自動研米装置
JP2922829B2 (ja) * 1995-10-16 1999-07-26 不二精機株式会社 精米機能を有する洗米炊飯装置
JP2001037629A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Sanyo Electric Co Ltd 全自動電気炊飯器
JP2008173578A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Yamamoto Co Ltd 自動精米装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108607A (ja) * 1982-12-09 1984-06-23 Shinko Electric Co Ltd 垂直移送振動フイ−ダ
JPH05207931A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Sharp Corp 全自動炊飯器
JPH05293039A (ja) * 1992-04-20 1993-11-09 Honsei:Kk 自動精米・研米・炊飯装置と自動研米装置
JP2922829B2 (ja) * 1995-10-16 1999-07-26 不二精機株式会社 精米機能を有する洗米炊飯装置
JP2001037629A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Sanyo Electric Co Ltd 全自動電気炊飯器
JP2008173578A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Yamamoto Co Ltd 自動精米装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109124303A (zh) * 2018-10-16 2019-01-04 浙江亿田智能厨电股份有限公司 一种带全自动饭煲的集成灶
CN109452550A (zh) * 2018-12-25 2019-03-12 重庆市万盛区贵先米业有限责任公司 一种连续蒸煮、碾磨制作蒸谷米的设备
CN109452550B (zh) * 2018-12-25 2023-11-24 山西雁门清高食业有限责任公司 一种连续蒸煮、碾磨制作蒸谷米的设备
CN111657736A (zh) * 2019-03-06 2020-09-15 荣耀南 全自动智能米饭机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018171288A (ja) 2018-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6317010B1 (ja) 全自動精米洗米炊飯機
JP2014180636A (ja) 家庭用精米機
KR102005776B1 (ko) 인라인 농산물 가공 시스템
CN108354436A (zh) 炒菜机器人
CN110123128A (zh) 一种全自动烹饪装置
US10736466B2 (en) Rice washer
CN105640377A (zh) 全自动石磨豆浆机
JP2020031710A (ja) 飲料製造装置
JP2006130326A (ja) 炊飯装置、炊飯方法、およびプログラム
US2109597A (en) Coffee roasting machine
JP3838425B2 (ja) 発芽胚芽米の製造装置
JP3852339B2 (ja) 洗米炊飯機
CN108835681B (zh) 一种炒板栗机
JP7390649B2 (ja) 炊飯器
JP2022049022A (ja) 炊飯器
JP4160077B2 (ja) プログラム
JPH11192439A (ja) 精米機
CN114081373A (zh) 料理机的制浆方法及料理机
KR200453886Y1 (ko) 도정미 자동판매기
JP3664640B2 (ja) 既洗米の製造方法
JP2001046891A (ja) 無洗米の製造方法及び家庭用撹拌式無洗米機
JP3345998B2 (ja) 穀類処理装置
CN220423062U (zh) 一种芝麻加工用可控翻炒速度装置
JP2657331B2 (ja) 米研ぎ不要の精白米の製造方法と、その装置
CN219132458U (zh) 一种槟榔生产切割机

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6317010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350