JP6316561B2 - 給液装置の運転装置、及び給液装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給液装置の運転装置、及び給液装置に関するものである。
従来、水などの液体を様々な場所へ供給するために給液装置が用いられている。給液装置は、液体を移送するためのポンプ、ポンプを駆動するためのモータ、及びポンプの運転を制御するための運転装置(コントローラ)などを備えている。
ポンプは一般的に、ケーシングとケーシング内に設けられた羽根車とを備えており、羽根車は回転軸に取り付けられ、回転軸をモータによって回転駆動することによって液体を供給するようになっている。給液装置には様々な種類のポンプが用いられるが、その一例として、自吸式ポンプが知られている。自吸式ポンプとは、ケーシング内部又は吸い込み配管内に気体が混入していることによってケーシング内部又は吸い込み配管が液体で満たされていない状態でも、ポンプ自身の運転によって気体を排出して揚排液を行うことができるポンプである。
ところで、羽根車の回転が停止している状態でケーシング内に満たされた液体の温度が凝固点(液体が水であれば0℃)まで低下すると、液体が凝固して膨張する。これによってケーシングが破損したり、ケーシングを設置するための土台が破損したりするおそれがある。
これに対して従来技術では、ケーシング内の液体の温度を測定するための温度センサを設け、温度センサの検出値があらかじめ設定された温度を下回った場合に、ケーシングに設置したヒータに通電を行うことによって液体の凍結を防止することが知られている。
また、他の従来技術では、ケーシング内の温度を測定するための温度センサを設け、温度センサの検出値が水の凍結危険温度以下である場合には、モータに備えられたステータに通電してモータの回転軸に固定されたロータをモータ部内のみで逆回転させることが知られている。この従来技術によれば、ロータとステータの間に配置されたキャンに渦電流が発生し、流路抵抗による渦電流損が生じてキャンが発熱することによって、液体の凍結を防止する又は液体凍結物を融解することができるとされている。
実用新案登録第2543292号公報 特開2005−299617号公報
しかしながら、従来技術は、ケーシング内の液体が凝固するおそれがある場合に、迅速に液体の温度を上昇させることについて考慮されていない。
すなわち、上記従来技術では、ヒータをケーシングに固定したり、ヒータに通電を行うための配線等を設けたりするので、給液装置の組み立てが複雑化するおそれがある。また、ヒータに通電を行うことによって液体を加熱するだけでは液体の温度を上昇させるのに比較的長い時間を要する場合がある。
一方、上記の他の従来技術は、モータ部内の回転軸に固定されたロータが正方向に回転した場合にのみモータ回転軸から羽根車に対する駆動力の伝達が行われるワンウェイクラッチを用いるものである。また、この従来技術は、水が凍結した場合又は凍結しそうな場合にステータに通電してロータをモータ部内のみで逆回転させるものであるが、ワンウェイクラッチを用いているので羽根車にはモータ回転軸の駆動力が伝達されない。つまり従来技術によれば、キャンやステータの発熱によって液体の加熱が行われるだけであるので、液体の温度を上昇させるのに比較的長い時間を要する場合がある。
そこで、本願発明は、ケーシング内の液体が凝固するおそれがある場合に、迅速に液体の温度を上昇させることを課題とする。
本願発明の給液装置の運転装置の一形態は、上記課題に鑑みなされたもので、羽根車、及び液体の吸い込み口及び吐き出し口が設けられたポンプと、前記羽根車を回転駆動する駆動部と、を有する給液装置の運転を制御するための運転装置であって、前記ポンプ内の液体の温度又は前記ポンプ内の液体の温度に相関する温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部によって検出された温度があらかじめ設定された第1しきい値より低くなったら、前記液体を前記吐き出し口から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に前記羽根車を回転させる制御部と、を備えることを特徴とする。
また、前記ポンプの運転モードと停止モードとを切り替えるための切り替えスイッチをさらに備え、前記制御部は、前記切り替えスイッチによって前記ポンプが停止モードになっている場合に、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったら、前記液体を前記吐き出し口から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に前記羽根車を回転させる、ことができる。
また、前記制御部は、前記切り替えスイッチによって前記ポンプが運転モードになっている場合に、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったら、前記液体を前記吐き出し口から吐き出す際の回転方向に前記羽根車を回転させる、ことができる。
また、前記制御部は、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったことに起因して前記羽根車を回転させた後に、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より高く設定された第2しきい値より高くなったら、前記羽根車の回転を停止させる、ことができる。
また、本願発明の給液装置の一形態は、羽根車、及び液体の吸い込み口及び吐き出し口が設けられたポンプと、前記吸い込み口に連結された吸い込み配管と、前記吐き出し口に連結された吐き出し配管と、前記羽根車を回転駆動可能な駆動部と、前記駆動部を制御することによって前記羽根車の回転を制御する制御部と、前記ポンプ内の液体の温度又は前記ポンプ内の液体の温度に相関する温度を検出する温度検出部と、を備え、前記制御部は、前記温度検出部によって検出された温度があらかじめ設定された第1しきい値より低くなったら、前記液体を前記吐き出し配管から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に前記羽根車を回転させる、ことを特徴とする。
また、前記ポンプの運転モードと停止モードとを切り替えるための切り替えスイッチをさらに備え、前記制御部は、前記切り替えスイッチによって前記ポンプが停止モードになっている場合に、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったら、前記液体を前記吐き出し口から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に前記羽根車を回転させる、ことができる。
また、前記制御部は、前記切り替えスイッチによって前記ポンプが運転モードになっている場合に、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったら、前記液体を前記吐き出し口から吐き出す際の回転方向に前記羽根車を回転させる、ことができる。
また、前記制御部は、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったことに起因して前記羽根車を回転させた後に、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より高く設定された第2しきい値より高くなったら、前記羽根車の回転を停止させる、ことができる。
また、前記駆動部に電力を供給するインバータをさらに設ける、ことができる。
また、前記駆動部は、前記羽根車を回転駆動させるための単相モータ又は3相モータであり、前記単相モータに供給される電源の相を入れ替え可能な、又は前記3相モータに供給される電源の相のうち2相を入れ替え可能な、切り替え回路をさらに備え、前記制御部は、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったら、前記切り替え回路を用いて前記電源の相を入れ替えることによって、前記液体を前記吐き出し配管から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に前記羽根車を回転させる、ことができる。
また、前記羽根車の回転が停止しているときは、前記ポンプ内に水が残留するようにすることができる。
また、前記ポンプの吸い込み口側に逆止弁を設ける、ことができる。
かかる本願発明によれば、ケーシング内の液体が凝固するおそれがある場合に、迅速に液体の温度を上昇させることができる。
図1は、本実施形態のポンプの運転装置、及び給水装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態の給水装置で使用される自吸式ポンプの構成を示す図である。 図3は、本実施形態の給水装置の使用例を示す図である。 図4は、本実施形態の給水装置の土台を裏面側から見た図である。 図5は、第1実施形態の凍結防止運転に関するフローチャートである。 図6は、第2実施形態の凍結防止運転に関するフローチャートである。 図7は、ポンプの運転装置、及び給水装置の変形例(単相)の構成を示すブロック図である。 図8は、ポンプの運転装置、及び給水装置の変形例(3相)の構成を示すブロック図である。 図9は、ポンプの運転装置の他の適用例について説明するための図である。
以下、本願発明の一実施形態に係るポンプの運転装置、及び給液装置を図面に基づいて説明する。以下では、給液装置の一例として給水装置を説明するが、これには限られない。また、以下では、ポンプの一例として自吸式ポンプ(渦流ポンプ(ウェスコポンプ))を説明するが、これには限られない。
図1は、本実施形態のポンプの運転装置、及び給水装置の構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態の給水装置で使用される自吸式ポンプの構成を示す図である。図3は、本実施形態の給水装置の使用例を示す図である。
図1に示すように、給水装置1000は、ウェスコポンプ200と、ウェスコポンプ200を駆動するためのモータ(駆動部)300と、モータ300の回転周波数及び回転方向などを制御してモータ300に電力を供給するためのインバータ400と、ウェスコポンプ200(給水装置1000)の運転を制御するための給水装置コントローラ(ポンプの運転装置)500を備える。インバータ400及び給水装置コントローラ500には、商用電源600から電源が供給される。
図2に示すように、ウェスコポンプ200は、水の吸い込み口212及び水の吐き出し口214が形成されたケーシング210を備える。ケーシング210内の吸い込み口212と吐き出し口214との間にはポンプ室220が形成されている。ウェスコポンプ200は、ポンプ室220に設置された羽根車222を備える。この羽根車222は、ポンプ室内まで挿入されたモータ300の回転軸に取り付けられている。また、ウェスコポンプ200は、羽根車222の吐き出し側の圧力を検出する圧力センサ208を有する。
ポンプ室220と吐き出し口214との間におけるケーシング210の上部には呼び水口216が形成されており、呼び水口216には呼び水栓218が設けられている。また、ケーシング210内の、吸い込み口212からポンプ室220に至るまでの吸い込み流路230にはフロート232が設けられており、フロート232はフロートスイッチ234と連結されている。
ウェスコポンプ200の自吸運転を行う際には、まず、呼び水栓218を開けて呼び水口216から呼び水を行う。これにより図2に示すようにケーシング210内は呼び水時水位243まで満水となる。この時、フロートスイッチ234はフロート232の自重で閉じているため、吸い込み口212まで水は流れ込まない。すなわち、フロート232は逆止弁と同様の機能を備えており、その意味でフロート232は「逆止弁」と言える。
この状態でウェスコポンプ200の運転を開始する。すると、羽根車222の回転によりケーシング210内の水が撹拌されると同時に吸い込み口212側に負圧が発生する。吸い込み口212から入ってくる吸い込み流路230の空気はフロート232を押し上げポンプ室220内へ吸い込まれる。吸い込まれた空気とケーシング210内の水の混合液がポンプ室220より吐き出される。
吐き出された混合液は、ケーシング210内の、羽根車222の吐き出し側に設けられたバッフル242にぶつかり、ケーシング210内の、ポンプ室220と吐き出し口214との間に設けられた気水分離室240へ流れる。気水分離室240で分離された空気は吐き出し口214側へ流れ、水は気水分離室240の下方の穴244より再びポンプ室220へ戻る。ポンプ室220内では常に戻ってくる水により吸い込み口212側に負圧を発生させている。
吸い込み流路230内の空気がなくなり、水が上がってくると、気水分離室240の役目は終わり、ポンプ室220の吐き出し側(気水分離室240を含む)は吐き出し圧で満たされる。そして、ケーシング210内に完全に空気が無くなり水で満たされると、圧力が上昇して給水が行われる。
本実施形態では、気水分離室240を形成するケーシング210の一部が気水分離室2
40の方向へ陥没しており、ケーシング210の陥没部分の温度センサ250(サーミスタ)が設けられている。温度センサ250は、ケーシング210内の水の温度を直接計測しているわけではないが、ケーシング210の陥没部分に設けられているため、ケーシング210内の水の温度に相関する温度を計測する。なお、ケーシング210内の水の温度を直接計測可能な温度センサ250を用いることもできる。
本実施形態の給水装置1000は、例えば、図3に示すように井戸用の給水装置として使用することができる。図3に示すように、ウェスコポンプ200及びモータ300等は、樹脂等で形成された土台290の上に設置されており、全体をカバー299で覆われている。土台290には、ウェスコポンプ200の吸い込み口212と連通する吸い込み部291と、ウェスコポンプ200の吐き出し口214と連通する吐き出し部293が設けられている。
吸い込み部291には、吸い込み配管260が接続されている。吸い込み配管260は、一方の端部が吸い込み部291に接続され、他方の端部が井戸などの貯水内に埋没するように設置されている。吸い込み配管260の他方の端部には、貯水内の異物を除去するためのストレーナ270が設けられる。また、吐き出し部293には吐き出し配管280が接続されている。吐き出し配管280は、一方の端部が吐き出し部293に接続され、他方の端部が需要者側配管(例えば水栓610)へ接続されるように設置されている。
ところで、上述の説明では、ケーシング210の陥没部分の温度センサ250を設ける例を示したが、これには限られない。図4は、本実施形態の給水装置の土台を裏面側から見た図である。
土台290には、上述の吐き出し部293の他に、吐き出し部292、及び吐き出し部294が形成されている。これは、給水装置1000の様々な設置態様に応じて、水の吐き出し位置を適宜選択可能にするためである。ウェスコポンプ200の吐き出し口214と吐き出し部292は連通している。また、ウェスコポンプ200の吐き出し口214と吐き出し部293,294は、連通管295を介して連通されている。連通管295は、土台290の裏面において、土台290の対角に延伸するように配置されている。例えば、連通管295に温度センサ250を設けることによって、ケーシング210内の水の温度に相関する温度を計測することができる。凍結防止を目的にするため、温度センサはウェスコポンプ200のみならず、ウェスコポンプ200吸い込み口212や吐き出し口214に接続される配管など、ウェスコポンプ200のモータ300の回転駆動による発熱が伝熱される範囲にも設けることができる。凍結した際にウェスコポンプ200や土台290に機械的な影響を及ぼすことが判断できる位置に設けることが好ましい。なお、吐き出し部292,293,294のうち使用する吐き出し部を開口させ、使用しない吐き出し部を閉口させることができるようになっている。
ウェスコポンプ200はその運転中に羽根車の回転が停止すると、フロート232が閉じることによってケーシング内、例えばポンプ室220内に水が残留する構造となっている。
図1の説明に戻って、インバータ400は、インバータ制御部410、及び運転指令部420を有する。
インバータ制御部410は、運転信号線580を介して給水装置コントローラ500から送られてくる運転状態信号(周波数値、圧力値、流量、温度、電圧値、電流値等、装置の運転状態を示す信号)に基づいて、電圧や周波数の制御や各種演算を行う。
また、運転指令部420は、インバータ制御部410によって演算された演算結果に基づいて、インバータ400からモータ300に電力を供給しモータ300を介してウェスコポンプ200を回転駆動する。
一方、給水装置コントローラ500は、表示器510、警報機520、外部出力端子530、温度検出部540、制御部550、記憶装置560、及び運転切り替えスイッチ570を有する。
温度検出部540は、温度センサ250によって計測された温度、すなわちケーシング210内の水の温度又はケーシング210内の水の温度に相関する温度を検出する。温度検出部540は、ウェスコポンプ200内又は吸い込み口212や吐き出し口214の近傍の接続配管内などの水が凝固点に接近しているか否か、又は凝固点になっているか否かを判定するために用いられる。
制御部550は、圧力センサ208によって検出された圧力信号を受信し、この信号に基づいて、あらかじめ記憶装置560に記憶された運転プログラムに従って演算処理を行い、演算処理の結果を、運転信号線580を介してインバータ400へ出力する。運転プログラムは、給水装置として運転するために必要なプログラムであり、給水装置の運転方法、例えば、吐き出し圧力一定制御や推定末端圧力一定制御などである。通常運転では負荷運転となり、吐き出し圧力一定制御、推定末端圧力一定制御により制御された回転速度で自吸式ポンプの運転が行われる。
制御部550による演算結果は、表示器510、警報機520、外部出力端子530などを用いて、外部へ通知することができる。なお、運転信号線580での通信は給水装置コントローラ500からインバータ400への出力だけではなく、給水装置コントローラ500がインバータ400の過電流などの異常も把握し得るように、インバータ400から給水装置コントローラ500への信号送信も可能な双方向通信となっている。
運転切り替えスイッチ570は、ウェスコポンプ200(給水装置1000)の運転モードと停止モードとを切り替えるための切り替えスイッチである。ここで、運転モードとは、給水装置1000を使用する場合に設定されるモードであり、運転モードになっている場合には例えば水栓610が開けられたら給水が行われる。一方、停止モードとは、給水装置1000を使用しない場合に設定されるモードであり、停止モードになっている場合には例えば水栓610が開けられても給水が行われない。
ここで、本実施形態の制御部550は、ウェスコポンプ200内の水の凍結防止のための制御を行う。以下、ウェスコポンプ200内の水の凍結防止について説明する。
(第1実施形態)
制御部550は、温度検出部540によって検出された温度があらかじめ設定された第1しきい値(例えば、5℃)より低くなったら、水を吐き出し口214から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に羽根車222を回転させる。具体的には、制御部550は、運転切り替えスイッチ570によって給水装置1000が運転モードに設定されているか、停止モードに設定されているか、に関わらず、温度検出部540によって検出された温度があらかじめ設定された第1しきい値より低くなったら、インバータ400及びモータ300を介して給水時の回転方向とは反対の回転方向に羽根車222を回転させる。
また、制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値より低くなったことに起因して羽根車222を逆回転させた後に、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値より高く設定された第2しきい値(例えば、10℃)より
高くなったら、羽根車222の回転を停止させる。
次に、第1実施形態の凍結防止運転の動作フローについて説明する。図5は、第1実施形態の凍結防止運転に関するフローチャートである。
まず、制御部550は、ウェスコポンプ200のモータ300が駆動中であるか否かを判定する(ステップS101)。具体的には、制御部550は、ウェスコポンプ200の羽根車222が給水のために回転駆動されているか否かを判定する。
制御部550は、ウェスコポンプ200のモータ300が駆動中であると判定した場合(ステップS101、Yes)、処理を終了する。すなわち、ウェスコポンプ200が駆動している場合には、ケーシング210内の水が凍結するおそれはないと見なして処理を終了する。
一方、制御部550は、ウェスコポンプ200のモータ300が駆動中ではないと判定した場合(ステップS101、No)、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値(例えば、5℃)より低いか否かを判定する(ステップS102)。
制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値(例えば、5℃)より低いと判定した場合(ステップS102,Yes)、羽根車222の回転方向を逆方向、すなわち水を吐き出し口214から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に設定する(ステップS103)。
続いて、制御部550は、凍結防止運転を開始する(ステップS104)。すなわち、制御部550は、ステップS103において羽根車の回転方向を逆方向に設定した状態で、羽根車222を回転駆動する。停止モードでも強制的に羽根車222の回転方向を逆方向にして回転駆動をすることができる。また、運転モードであっても見かけ上羽根車222の回転が停止している状態や間欠的に回転駆動する状態、例えばウェスコポンプ200が小水量停止動作後の駆動停止中の状態においても、この逆方向の回転駆動を強制的に行うことが好ましい。さらに、ウェスコポンプ200の吐き出し圧力の異常など故障を検出し、故障でポンプが一時停止中の場合にも駆動可能な場合は、強制的に運転を行うことが好ましい。
また、ステップS102において、制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値(例えば、5℃)以上であると判定した場合(ステップS102,No)、温度検出部540によって検出された温度が第2しきい値(例えば、10℃)より高いか否かを判定する(ステップS105)。
制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第2しきい値(例えば、10℃)以下であると判定したら(ステップS105,No)、処理を終了する。
一方、制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第2しきい値(例えば、10℃)より高いと判定したら(ステップS105,Yes)、凍結防止運転が行われていれば、凍結防止運転を終了する(ステップS106)。
ここで、温度検出部540によって検出された温度の第1しきい値は凝固点以上が望ましく、温度検出部540によって検出された温度の第2しきい値を、第1しきい値よりも高い温度に設定するとよい。逆回転して停止することを繰り返すようなハンチングを防止できるからである。
第1実施形態によれば、凍結防止運転が開始されると、羽根車222を負荷回転させることに伴うモータ300の発熱によってケーシング210内の水の温度が上昇するとともに、羽根車222の回転によってケーシング210内の水が撹拌されるので、迅速にケーシング210内の水の温度を上昇させることができる。
また、少ない消費電力で水の温度を上昇させることができる。その結果、ケーシング210が破損したり、ケーシング210を設置するための土台290が破損したりするのを、より効果的に抑制することができる。なお、逆回転させる羽根車222の回転周波数は任意である。
これに加えて、本実施形態では、凍結防止運転を行うことによってユーザの意図に反して水栓610から水が出るという弊害が生じるのを防止することができる。すなわち、凍結防止運転のために羽根車222を強制的に正回転させると、ユーザの意図に反して水栓610から水が出るおそれがある。これに対して本実施形態では、凍結防止運転の際に羽根車222を逆回転させているため、ユーザの意図に反して水栓610から水が出るという弊害が生じるのを防止することができる。さらには、ヒータを用いることがないため、ヒータを固定したり、ヒータに通電を行うための配線等を設けることがなく、給液装置の組み立てが複雑化することを避けることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態と比較して、運転切り替えスイッチ570のON/OFFに応じて凍結防止運転における羽根車222の回転方向を切り替える点が異なる。第1実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、第1実施形態と同様の部分については説明を省略する。
制御部550は、運転切り替えスイッチ570によってウェスコポンプ200が運転モード(ON)になっている場合に、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値より低くなったら、水を吐き出し口214から吐き出す際の回転方向(正方向)に羽根車222を回転させる。なお、正方向に羽根車222を回転させる凍結防止運転においては、ウェスコポンプ200が小水量停止動作後の駆動停止時においても強制的に凍結防止運転を行うことができる。
一方、制御部550は、運転切り替えスイッチ570によってウェスコポンプ200が停止モード(OFF)になっている場合に、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値より低くなったら、水を吐き出し口214から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向(逆方向)に羽根車222を回転させる。この場合においても、前述のように強制的に凍結防止運転を行うことができる。
また、制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値より低くなったことに起因して羽根車222を正方向又は逆方向に回転させた後に、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値より高く設定された第2しきい値より高くなったら、羽根車222の回転を停止させる。
次に、第2実施形態の凍結防止運転の動作フローについて説明する。図6は、第2実施形態の凍結防止運転に関するフローチャートである。
まず、制御部550は、ウェスコポンプ200のモータ300が駆動中であるか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、制御部550は、ウェスコポンプ200の羽根車222が給水のために回転駆動されているか否かを判定する。
制御部550は、ウェスコポンプ200のモータ300が駆動中であると判定した場合(ステップS201、Yes)、処理を終了する。すなわち、ウェスコポンプ200が駆動している場合には、ケーシング210内の水が凍結するおそれはないと見なして処理を終了する。
一方、制御部550は、ウェスコポンプ200のモータ300が駆動中ではないと判定した場合(ステップS201、No)、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値(例えば、5℃)より低いか否かを判定する(ステップS202)。
制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値(例えば、5℃)より低いと判定した場合(ステップS202,Yes)、運転切り替えスイッチ570がONになっているか否かを判定する(ステップS203)。
制御部550は、運転切り替えスイッチ570がONになっている場合(ステップS203,Yes)、羽根車222の回転方向を正方向、すなわち水を吐き出し口214から吐き出す際の回転方向に設定する(ステップS204)。一方、制御部550は、運転切り替えスイッチ570がOFFになっている場合(ステップS203,No)、羽根車222の回転方向を逆方向、すなわち水を吐き出し口214から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に設定する(ステップS205)。
ステップS204又はステップS205の後、制御部550は、凍結防止運転を開始する(ステップS206)。すなわち、制御部550は、ステップS204又はステップS205において設定された回転方向で羽根車222を回転駆動する。
また、ステップS202において、制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値(例えば、5℃)以上であると判定した場合(ステップS202,No)、温度検出部540によって検出された温度が第2しきい値(例えば、10℃)より高いか否かを判定する(ステップS207)。
制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第2しきい値(例えば、10℃)以下であると判定したら(ステップS207,No)、処理を終了する。
一方、制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第2しきい値(例えば、10℃)より高いと判定したら(ステップS207,Yes)、凍結防止運転が行われていれば、凍結防止運転を終了する(ステップS208)。
温度検出部540によって検出された温度のしきい値についても、第1実施形態と同様に設定するとよい。
第2実施形態によれば、凍結防止運転が開始されると、羽根車222を負荷回転させることに伴うモータ300の発熱によってケーシング210内の水の温度が上昇するとともに、羽根車222の回転によってケーシング210内の水が撹拌されるので、迅速にケーシング210内の水の温度を上昇させることができる。
また、少ない消費電力でケーシング210内の水の温度を上昇させることができる。その結果、ケーシング210が破損したり、ケーシング210を設置するための土台290が破損したりするのを、より効果的に抑制することができる。これに加えて、本実施形態では、凍結防止運転を行うことによってユーザの意図に反して水栓610から水が出るという弊害が生じるのを防止することができる。すなわち、運転切り替えスイッチ570がONになっている場合には、ユーザは給水装置1000を使用する意思があるので、給水
を行わない場合には水栓610を閉めていると想定されるからユーザーにとって不都合はない。そこで、第2実施形態では、運転切り替えスイッチ570がONになっている場合には、羽根車222を正回転させることによって凍結防止運転を行う。一方、運転切り替えスイッチ570がOFFになっている場合には、ユーザは給水装置1000を使用する意思がないので、水栓610が開いた状態になっている場合も想定される。この状況において、仮に凍結防止運転のために羽根車222を強制的に正回転させると、ユーザの意図に反して水栓610から水が出るおそれがある。これに対して本実施形態では、運転切り替えスイッチ570がOFFになっている場合には、凍結防止運転の際に羽根車222を逆回転させるため、ユーザの意図に反して水栓610から水が出るという弊害が生じるのを防止することができる。
なお、上述の説明は、井戸用などに用いられる自給式ポンプとしてウェスコポンプを例に挙げて説明したが、給水する運転を停止した際にポンプのケーシング内に水が残留する自給式ポンプであれば、これには限られない。自給式ポンプが遠心ポンプのようにボリュートを有するポンプの場合、羽根車を逆回転させても流体が逆流しない場合があるが、ポンプが他の容積式ポンプ(カスケードポンプ等)の場合、羽根車を逆回転することによって流体が逆流するおそれがある。ウェスコポンプ200のフロート232のように逆止弁と同等のものを設けることが望ましい。逆止弁を設けることによって凍結防止のためにポンプ2100の羽根車の逆回転を行っても、液体が逆流するのをより確実に防止することができる。
(変形例:単相モータ)
なお、上述の説明では、給水装置1000がインバータ400を有する場合を例に挙げて説明したが、これには限られない。図7は、ポンプの運転装置、及び給水装置の変形例(単相)の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、インバータ400を備えない場合、給水装置コントローラ500は、商用電源600からモータ300へ供給される第1の電源ライン610のON/OFFを切り替える切り替えスイッチ572と、商用電源600からモータ300へ供給される第2の電源ライン620のON/OFFを切り替える切り替えスイッチ574と、を備える。また、給水装置コントローラ500は、第1の電源ライン610における切り替えスイッチ572の上流側と、第2の電源ライン620における切り替えスイッチ574の下流側とを接続する第1の切り替えライン630のON/OFFを切り替える切り替えスイッチ576を備える。また、給水装置コントローラ500は、第1の電源ライン610における切り替えスイッチ572の下流側と、第2の電源ライン620における切り替えスイッチ574の上流側とを接続する第2の切り替えライン640のON/OFFを切り替える切り替えスイッチ578を備える。
また、給水装置コントローラ500は、切り替えスイッチ572,574,576,578のON/OFFを切り替えるための正転逆転切り替えスイッチ570を備える。正転逆転切り替えスイッチ570は、制御部550から出力された信号に基づいて、切り替えスイッチ572,574,576,578のON/OFFを切り替える。例えば、モータ300(羽根車222)を正方向に回転させる場合には、制御部550は、正転逆転切り替えスイッチ570によって、切り替えスイッチ572,574をONにし、切り替えスイッチ576,578をOFFにする。一方、モータ300(羽根車222)を逆方向に回転させる場合には、制御部550は、正転逆転切り替えスイッチ570によって、切り替えスイッチ576,578をONにし、切り替えスイッチ572,574をOFFにする。
制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値より低くな
ったら、正転逆転切り替えスイッチ570を用いてモータ300に供給される電源の相を入れ替えることによって、水を吐き出し配管280から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に羽根車222を回転させる。
(変形例:3相モータ)
また、モータ300は、3相モータであってもよい。図8は、ポンプの運転装置、及び給水装置の変形例(3相)の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、インバータ400を備えない場合、給水装置コントローラ500は、商用電源600からモータ300へ供給される3相のうちの1つの相である第1の電源ライン650のON/OFFを切り替える切り替えスイッチ572と、商用電源600からモータ300へ供給される3相のうちの他の1つの相である第2の電源ライン660のON/OFFを切り替える切り替えスイッチ574と、を備える。また、給水装置コントローラ500は、第1の電源ライン650における切り替えスイッチ572の上流側と、第2の電源ライン660における切り替えスイッチ574の下流側とを接続する第1の切り替えライン670のON/OFFを切り替える切り替えスイッチ576を備える。また、給水装置コントローラ500は、第1の電源ライン650における切り替えスイッチ572の下流側と、第2の電源ライン660における切り替えスイッチ574の上流側とを接続する第2の切り替えライン680のON/OFFを切り替える切り替えスイッチ578を備える。
また、給水装置コントローラ500は、切り替えスイッチ572,574,576,578のON/OFFを切り替えるための正転逆転切り替えスイッチ570を備える。正転逆転切り替えスイッチ570は、制御部550から出力された信号に基づいて、切り替えスイッチ572,574,576,578のON/OFFを切り替える。例えば、モータ300(羽根車222)を正方向に回転させる場合には、制御部550は、正転逆転切り替えスイッチ570によって、切り替えスイッチ572,574をONにし、切り替えスイッチ576,578をOFFにする。一方、モータ300(羽根車222)を逆方向に回転させる場合には、制御部550は、正転逆転切り替えスイッチ570によって、切り替えスイッチ576,578をONにし、切り替えスイッチ572,574をOFFにする。
制御部550は、温度検出部540によって検出された温度が第1しきい値より低くなったら、正転逆転切り替えスイッチ570を用いてモータ300に供給される電源の相を入れ替えることによって、水を吐き出し配管280から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に羽根車222を回転させる。
(他の適用例)
なお、上述の説明は、井戸用の給水装置を例に挙げて説明したが、これには限られない。ポンプは、様々な用途で使用される。例えば、熱交換器に冷温水を循環供給して空調を行うような設備では、一般的にポンプが多く使用されている。本願におけるポンプの運転装置は、例えば、ポンプによって液体を循環させる設備に適用することができる。
図9は、ポンプの運転装置の他の適用例について説明するための図である。図9に示すように、空調設備2000は、ポンプ2100、熱交換器2200、逆止弁2300、及びポンプ2100、熱交換器2200、逆止弁2300を循環連結する配管2400を備えている。なお、図9では図示を省略しているが、ポンプ2100は、液体の吸い込み口及び吐き出し口が形成されたケーシングと、ケーシング内に設けられた羽根車と、を有している。また、図9では図示を省略しているが、空調設備2000には、ポンプ2100を駆動するために、図1と同様のモータ、インバータ、及び給水装置コントローラのよう
なポンプ2100の運転を制御するコントローラも設けられる。
ポンプ2100から吐き出された液体は、配管2400を通って熱交換器2200において熱交換された後、逆止弁2300を介してポンプ2100に吸引される。逆止弁2300を設けていることによって、液体は一方向に循環し、逆流は防止される。このような空調設備2000における液体の循環経路では、通常の使用において、外部に流体が流出することは無く、常に所定の方向で循環する。なお、逆止弁2300は、上述のフロート232(フロートスイッチ234)に相当するものである。
空調設備2000においても、ポンプ2100が運転していない状態でポンプ2100のケーシング内に液体が残留していれば、液体の温度低下によって液体が凝固し、ケーシング等が破損するおそれがある。
そこで、ポンプ2100の運転を制御するコントローラは、上述と同様の凍結防止運転を行うことができる。すなわち、コントローラは、ポンプ2100のケーシング内の液体の温度又はケーシング内の液体の温度に相関する温度があらかじめ設定された第1しきい値より低くなったら、液体を吐き出し口から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に羽根車を回転させる。
なお、ポンプ2100が遠心ポンプのようにボリュートを有するポンプの場合、羽根車を逆回転させても流体が逆流しない場合があるが、ポンプ2100が容積式ポンプ(歯車ポンプ、カスケードポンプ等)の場合、羽根車を逆回転することによって流体が逆流するおそれがある。これに対して、空調設備2000のように逆止弁2300を設けていることによって、凍結防止のためにポンプ2100の羽根車の逆回転を行っても、液体が逆流するのをより確実に防止することができる。なお、凍結防止運転の詳細な内容は、上述の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
200 ウェスコポンプ
210 ケーシング
212 吸い込み口
214 吐き出し口
222 羽根車
232 フロート
234 フロートスイッチ
250 温度センサ
260 吸い込み配管
280 吐き出し配管
290 土台
295 連通管
300 モータ
400 インバータ
500 給水装置コントローラ
540 温度検出部
550 制御部
570 運転切り替えスイッチ
1000 給水装置

Claims (8)

  1. 羽根車、及び液体の吸い込み口及び吐き出し口が設けられたポンプと、
    前記吸い込み口に連結された吸い込み配管と、
    前記吐き出し口に連結された吐き出し配管と、
    前記羽根車を回転駆動可能な駆動部と、
    前記駆動部を制御することによって前記羽根車の回転を制御する制御部と、
    前記ポンプ内の液体の温度又は前記ポンプ内の液体の温度に相関する温度を検出する温度検出部と、
    前記ポンプの運転モードと停止モードとを切り替えるための切り替えスイッチと、を備え、
    前記制御部は、前記切り替えスイッチによって前記ポンプが停止モードになっている場合に、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったら、前記液体を前記吐き出し口から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に前記羽根車を回転させ、
    前記第1しきい値は、前記液体の凝固点以上である
    ことを特徴とする給液装置。
  2. 請求項1の給液装置において、
    前記制御部は、
    前記切り替えスイッチによって前記ポンプが運転モードになっている場合に、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったら、前記液体を前記吐き出し口から吐き出す際の回転方向に前記羽根車を回転させる、
    ことを特徴とする給液装置。
  3. 請求項1又は2のいずれか1項の給液装置において、
    前記制御部は、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったことに起因して前記羽根車を回転させた後に、前記温度検出部によって検出された温
    度が前記第1しきい値より高く設定された第2しきい値より高くなったら、前記羽根車の回転を停止させる、
    ことを特徴とする給液装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項の給液装置において、
    前記駆動部に電力を供給するインバータをさらに設けた、
    ことを特徴とする給液装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項の給液装置において、
    前記駆動部は、前記羽根車を回転駆動させるための単相モータ又は3相モータであり、
    前記単相モータに供給される電源の相を入れ替え可能な、又は前記3相モータに供給される電源の相のうち2相を入れ替え可能な、切り替え回路をさらに備え、
    前記制御部は、前記温度検出部によって検出された温度が前記第1しきい値より低くなったら、前記切り替え回路を用いて前記電源の相を入れ替えることによって、前記液体を前記吐き出し配管から吐き出す際の回転方向とは反対の回転方向に前記羽根車を回転させる、
    ことを特徴とする給液装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項の給液装置において、
    前記羽根車の回転が停止しているときは、前記ポンプ内に水が残留する、
    ことを特徴とする給液装置。
  7. 請求項3に従属する請求項6の給液装置において、
    前記第1しきい値は5℃であり、前記第2しきい値は10℃である、
    ことを特徴とする給液装置。
  8. 請求項1からのいずれか1項の給液装置において、
    前記ポンプの吸い込み口側に逆止弁を設けた、
    ことを特徴とする給液装置。
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