JP6316059B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に液体を吐出して記録を行う記録装置に関する。
記録装置において高速記録を達成するための方法として、記録ヘッドと記録媒体との相対的移動速度を向上させる方法がある。それに伴い、記録媒体表面に存在する記録媒体由来の微小なゴミ(主として紙粉)が、記録ヘッドと記録媒体との間の気流の乱れにより舞い上がり、記録ヘッド表面に付着して吐出口を塞いでしまうことがある。このように吐出口を紙粉が塞いでしまう場合、塞がれた吐出口は不吐出となってしまい、記録結果には記録媒体上に白い筋状の模様が残るため画像品位を著しく損ねてしまう。
そこで、我々は記録媒体と記録ヘッドとの間の空間に気流を多く流入させることにより、記録ヘッドへの紙粉の付着を減少させることが可能なことを見出した。記録媒体と記録ヘッドとの間への流入気流を増加させる手段としては特許文献1が挙げられる。
特開2011−240591号公報
特許文献1は、キャリッジの移動方向に沿って延在する記録ヘッドの側方領域に流入する気流をキャリッジの形状を変えることにより制御している。これは、記録ヘッドのフェイス面へ向かう気流を抑制して記録ヘッドへのインクミストの付着を低減することが可能となる技術である。
しかし、特許文献1の構成は、吐出口が設けられた記録素子基板の側方領域の気流を制御する機構であり、吐出口と記録媒体との間に流れ込む気流については直接制御しておらず、紙粉の巻き上げを制御するには不十分であった。また、記録ヘッドと記録媒体との間に流入する気流は、記録ヘッドの下だけでなく、記録ヘッドの周辺の構造によって左右されることがわかっている。しかし、特許文献1は吐出後列に着目しており、記録ヘッドの周辺の構造を考慮しておらず、気流を制御するには不十分であり、吐出口への紙粉の付着による画像品位が低下するという課題があった。
よって本発明は、高画質の記録を行うことができる記録装置を提供することを目的とする。
そのため本発明の記録装置は、液体を吐出する吐出口が第1の方向に複数配列された吐出口列が配された吐出口面を有し、記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載して前記第1の方向と交差する第2の方向に移動可能なキャリッジであって、前記第2の方向における前方の位置に前記吐出口面に対して前記吐出口からの液体吐出方向と逆方向に傾斜した傾斜面を有するキャリッジと、を備える記録装置において、前記傾斜面と前記吐出口面に略平行な面とが成す辺は、前記第1の方向において前記キャリッジが移動する際の前記記録ヘッドと前記記録媒体との間における流抵抗が相対的に低い低抵抗側に位置し前記第2の方向において前記吐出口列から第1の距離離れた第1の端部と、前記第1の方向において前記流抵抗が相対的に高い高抵抗側に位置し前記第2の方向において前記吐出口列から前記第1の距離よりも小さい第2の距離離れた第2の端部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、キャリッジと記録ヘッドの少なくとも一方の吐出口列が移動する範囲内でキャリッジの移動方向における前方の位置に面取り部を設ける。これによって、高画質の記録を行うことができる記録装置を実現することができる。
本実施形態を適用可能な記録装置の概略図を示している。 記録ヘッドを吐出口列を配する面側から見た概略図である。 ヘッドカートリッジと記録媒体と間の流入気流の流れを示した模式図である。 キャリッジに搭載されたヘッドカートリッジを示した概略図である。 シミュレーションによる流入気流量、流入気流角度を示したグラフである。 ヘッドカートリッジと記録媒体と間の流入気流の流れを示した模式図である。 シミュレーションによる流入気流量を示したグラフである。 ヘッドカートリッジの下における気流の流れを示した模式図である。 シミュレーションでの面取り角度と流入気流量の関係を示したグラフである。 一部に面取りを行ったキャリッジとヘッドカートリッジを示した図である。 キャリッジの移動方向前面からの面取り部の断面図である。 ヘッドカートリッジと記録媒体と間の気流の流れを示した模式図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。先ず、本発明の構造上の主要部となるキャリッジの面取り部とその面取り部の中心位置を拍車側にずらした構成について説明を行う。
図1は、本実施形態を適用可能な記録装置の概略図を示している。なお図1は、本体底面より適当な水平位置で本体外装をカットしてある。また図2は、図1の記録装置に搭載された記録ヘッド2とキャリッジ9と示した概略図であり、図2(a)は斜視図、図2(b)は上面図を示している。記録ヘッド2はキャリッジ9に搭載されており、吐出後列を形成する複数の吐出口と液体タンク(以下、インクタンクともいう)とが一体化されたヘッドカートリッジが2個搭載されている。第1のヘッドカートリッジ7には、イエロー、マゼンタ、シアンの3色のインクを吐出可能な吐出口と各インクを貯蔵するインクタンクとが備えられている。また第2のヘッドカートリッジ8には、黒色のインクを吐出可能な吐出口とインクを貯蔵するインクタンクとが備えられている。これら2つのヘッドカートリッジは、キャリッジ9に搭載され、記録装置100内のメインシャーシに沿って矢印X方向(吐出口が配列する方向と交差する方向)に往復移動可能であり、移動を行いながらインクを吐出する。また、記録装置100内には、記録媒体3の搬送方向(矢印Y方向)に対して上流側にピンチローラ5、下流側に拍車4と呼ばれる記録媒体3を搬送するための構造体が配置されており、画像形成時に記録媒体3を記録ヘッド2の吐出口と対向する位置に搬送する。
以下、ここではヘッドカートリッジ7をメインに説明するが、基本的な構造はヘッドカートリッジ8と同様である。2つのヘッドカートリッジが搭載されたキャリッジ9が移動する際、ヘッドカートリッジ7と記録媒体3と間の気流が乱れ、紙粉が舞い上がり、ヘッドカートリッジ7に紙粉が付着し、吐出口を塞ぐことがわかっている。そこで、キャリッジ9の移動する方向における前面の一部を面取りした面取り部12を設けることで、ヘッドカートリッジ7の吐出口列10の下に流入する気流を増加させて気流の乱れを抑制する。この面取り部12は、キャリッジの移動方向に向うにつれ、吐出口が液体を吐出する方向と逆方向に、吐出口が形成された面から離れる傾斜面を備えている。
キャリッジ9の移動方向における前面(前方)で吐出口列が移動する範囲内における壁の一部に、吐出口列10の中心位置から両側へ合わせて10mmの幅の面取りを行う。面取りを行った面取り部(斜面部)12と吐出口列10との距離は10.5mm、面取り面と吐出口が配される面の成す角度は45°とした。
図3(a)、(b)は、ヘッドカートリッジ7と記録媒体3と間の流入気流の流れを示した模式図である。上述の通り、記録媒体3の搬送方向(矢印Y方向)に対して、上流側にはピンチローラ5、下流側には拍車4がある。そして、ヘッドカートリッジ7が搭載されたキャリッジ9は、ヘッドカートリッジ7と記録媒体3との間に気流が流れる際に、上流側のピンチローラ5側の流抵抗が高くなる構成になっている。図3(a)に示す通り、面取り部12から流入した気流は、キャリッジ9の移動方向(矢印X方向)に対して広がりながらヘッドカートリッジ7の下へ流入する。その際、面取り部12から流入する気流15は、相対的に流抵抗の低い拍車4側へ流れ易いため、拍車4側に大きく広がりながら流入する。また、面取り部12におけるピンチローラ5側から流入した気流は、ピンチローラ5側が相対的に抵抗が高いため、ピンチローラ側へはあまり広がらずに、キャリッジ9の移動方向に沿って、ヘッドカートリッジ7の下へと流入する。結果として吐出口列10の下へ流入する気流は、部分的に拍車4側に偏ったものとなる。
図4は、本実施形態のキャリッジ90に搭載されたヘッドカートリッジ7、8を吐出口列を配する面から見た概略図であり、図4(a)は斜視図、図4(b)は上面図である。以下、ここではヘッドカートリッジ7をメインに説明するが、基本的な構造はヘッドカートリッジ8と同様である。
ヘッドカートリッジ7がキャリッジ90に搭載されて移動する際のヘッドカートリッジ7と記録媒体3との間に形成される空間は、吐出口列10と記録媒体3との間の空間である領域Aと、インクタンクと記録媒体3との間の空間である領域Bとに分けられる。図4(a)のようにヘッドカートリッジ7は、吐出口列10が形成されている部分(突出部)は、インクタンクが形成されている部分に対して突出した形状を備えている。そのため、記録を行うためにキャリッジ90が移動する際、領域Aでは、吐出口列10と記録媒体3との距離が近くなり比較的狭い空間が形成される。また、インクタンクが形成されている部分(突出部以外)は、吐出口列10が形成されている部分に対して窪んだ形状を備えている。そのため、記録を行うためにキャリッジ90が移動する際、領域Bでは、インクタンクと記録媒体3との距離が遠くなり比較的広い空間が形成される。
このような構成の場合、ヘッドカートリッジ7がキャリッジ90に搭載されて移動することで気流が流入する際の抵抗は、比較敵狭い空間の領域Aでは高い抵抗となり、比較的広い空間である領域Bの方が領域Aよりも抵抗が低くなっている。ここで、領域Aはピンチローラ5側であり、領域Bは拍車4側となっている。そのため、面取り部12からヘッドカートリッジと記録媒体3との間に流入した気流で、拍車4側の気流は、抵抗の低い領域B側(拍車側)に大きく広がりながら流入する。
そこで本実施形態では、図3(b)および図4(b)のようにキャリッジ90では面取り部12の位置を吐出口列10の中心位置13から抵抗の低い拍車側(低抵抗側)に吐出口列長さの半分ずらした構成とした。このように面取り部12の位置を拍車側にずらすことで、面取り部12の拍車側から流入した気流は拍車側へと広がりながら流入するが、面取り部12のピンチローラ側(高抵抗側)から吐出口列10の下に流入した気流は、比較的広がりの少ない一様な流れとなる。その結果、吐出口列10の下には吐出口列10に対して略垂直に流れる気流が流入することになる。このような吐出口列10に対して略垂直に流れる気流は、気流の乱れが少なく、キャリッジ移動時の紙粉などの微小なゴミの巻き上げを抑制することができる。
図5は、流体計算を利用したシミュレーションによる面取り部12の中心位置からのずれ量と流入気流量、流入気流方向角度平均を示したグラフである。図5(a)は、吐出口列下の流入気流量の角度平均を示しており、吐出口列に対して垂直方向の角度を0としている。図5(b)は、吐出口列下への流入気流量を示している。なお、図5(a)、(b)とも横軸は吐出後列の長さを1.0として、拍車側とピンチローラ側へのずれ量を示している。面取り部12の中心位置を拍車側へずらすことで、吐出口列下への流入気流量はあまり変化しない(図5(b)参照)。しかし、面取り部12の中心位置を拍車側へずらすことで、流入気流の方向は、吐出口列に対して垂直に近い方向を向くようになることがわかる(図5(a)参照)。このように、上述した気流の流れが正しいことをシミュレーションで確認することができた。
本実施形態の記録試験を行った結果を表1に示す。吐出口列10と面取り部12との中心位置を合わせたキャリッジ9では、吐出口への紙粉の付着が観察された。しかし、面取り部12の中心位置をずらしたキャリッジ90では、吐出口への紙粉の付着が観察されず、記録結果での画質の劣化を引き起こすことはなかった。このことは、上述した気流の流れやシミュレーションとも適合しており本発明の効果が示された。
Figure 0006316059
なお、本実施形態では面取り部をずらす方向の説明に、ピンチローラ側、拍車側という表現を用いて説明した。しかし、その本質はキャリッジの移動時における記録媒体とインクカートリッジとの間での流抵抗の違いであり、本発明は、その流抵抗の低い方へと面取り部の中心位置をずらして設けるものである。従って、記録装置の構成によっては、面取り部をずらす側が、上記説明と異なる(ピンチローラ側にずらす)ことも有り得る。
また、本実施形態はキャリッジの移動方向の前面の一部のみの面取りを行ったが、移動方向の後面の一部の面取りを行ってもよい。これにより、流入気流がヘッドカートリッジの後方に至った際も、気流が乱れることが無いことが確認されている。さらに双方向記録を行う際、移動方向の前面になる際も、ヘッドカートリッジの下の流入気流を増加させることができる。
また、本実施形態では面取り部12をキャリッジに設けたがこれに限定するものではなく、他の部分、例えばヘッドカートリッジに設けてもよい。
このように、キャリッジと記録ヘッドの少なくとも一方のキャリッジの移動方向における前面で、記録ヘッドの吐出口が形成された面へとつながる傾斜面を有した面取り部を設ける。これによって、高画質の記録を行うことができる記録装置を実現することができた。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
本実施形態では、キャリッジの移動方向の前面における一部を面取りし、面取り部12と吐出口列10との距離を5mmと、10mmとした。面取り部12の中心位置は、吐出口列の中心位置から拍車側に吐出口列幅の0.5倍ずらしており、面取りの幅は10mmとした。また、面取り面と吐出口が配される面の成す角度は45°とした。
図6(a)、(b)は、ヘッドカートリッジと記録媒体3と間の流入気流の流れを示した模式図である。図6(a)は、面取り部12と吐出口列10との距離が10mmの場合の気流の流れを示しており、図6(b)は、面取り部12と吐出口列10との距離が5mmの場合の気流の流れを示している。面取り部12から流入した気流は、移動方向に対して広がりながらヘッドカートリッジの下へ流入する。その際、距離が10mmの場合も5mmの場合も、拍車側から流入した気流は、相対的に抵抗の低い拍車側へと大きく広がりながら流れ、ピンチローラ側から流入した気流は、相対的に抵抗の高いピンチローラ側へはほとんど広がらずに移動方向に沿って流れる。
本実施形態では、面取り部12と吐出口列10との距離が5mm、10mmの例を示したが、面取り部12と(キャリッジ移動方向における前端部の)吐出口列10との距離は3mm以上であれば距離に関係なく効果があることをシミュレーションにより確認した。距離が3mm未満では、面取り部12と吐出口列10との距離が近すぎて、吐出口列10に対して部分的にしか面取り部12による効果が働かないと考えられる。
本実施形態の面取り部12と吐出口列10の距離を変化させたキャリッジに搭載されたヘッドカートリッジによる記録試験の結果を表2に示す。面取り部12と吐出口列10との距離を5mm、10mmとしたヘッドカートリッジは共に、従来例と比較して紙粉付着量は減少した。結果を比較すると、上述した気流の流れやシミュレーションの結果とも適合しており本実施形態の効果が確認された。
Figure 0006316059
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
本実施形態では、キャリッジの移動方向の前面の内、吐出口列の中心位置から両側へ合わせて吐出口列幅の0.5倍、1.5倍、3.0倍の長さの面取りを行った3種類のキャリッジを作製した。なお、面取り部12と吐出口列10の距離は10.5mm、面取り面と吐出口が配される面との成す角度は45°とした。本実施形態では、吐出口列の中心位置と面取り部12の中心位置とのずれは無く、単に面取り部の面取り長さの違いによる吐出口列下への流入気流量の違いに着目している。
図7(a)は、流体計算を利用したシミュレーションによる吐出口列下への流入気流量を示したグラフであり、図7(b)は、吐出口列下と吐出口列周辺部への流入気流量の和を示したグラフである。図7(a)からわかるように、面取り部12の面取り幅を広げると、吐出口列下への流入気流量は増加する。また、面取り幅が吐出口列幅と同様の長さの場合に、流入気流量は変曲点を示し、面取り幅が増加するにつれて、流入気流量は大幅に増加する。また図7(b)より、吐出口列下と同様に、吐出口列下と合わせた吐出口列周辺部の流入気流量の和も面取り幅を広げると増加することがわかる。そして、面取り幅が吐出口列幅の1.25倍以上、2.0倍以下では、流入気流量は増加せずにほぼ一定となるが、2.0倍を超えた長さにすると、流入気流量は急激に増加する。ここで、ヘッドカートリッジの下の流入気流量が多すぎると気流が乱れ、紙粉の付着やインクミストの付着が大幅に増加することがわかっており、気流の流入量が多すぎるのは好ましくない。
本実施形態の面取り幅を変化させたキャリッジに搭載したヘッドカートリッジによる記録試験結果を表3に示す。面取り部12の面取り幅を吐出口列幅の0.5倍とした例では、従来例と比較しても紙粉付着量が多く改善は見られなかったが、面取り幅を吐出口列幅の1.5倍とした例では、従来例と比較して紙粉付着量は減少した。また、吐出幅の3.0倍とした例においては。従来と比較して紙粉付着量が悪化した。結果を比較すると、上述したシミュレーションの結果と適合しており、本実施形態の効果が確認された。
Figure 0006316059
本実施形態では、吐出口列の中心位置と面取り部12の中心位置とのずれが無い状態でのシミュレーションを行ったが、吐出口列の中心位置と面取り部12の中心位置とのずれが有る場合でも出口列下への流入気流量については同様の結果を予測することができる。吐出口列の中心位置と面取り部12の中心位置とのずれが有る場合に本実施形態を適用することで、表3の結果よりもさらに改善された結果が得られると考えられる。
(第4の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第4の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
本実施形態では、キャリッジの移動方向の前面の内、吐出口列幅の1.5倍、2.0倍の長さの面取りを行った2種類のキャリッジを作製した。また、2.0倍の面取りを行ったキャリッジは、面取り部12の中心位置を吐出口列の中心位置と合わせて面取り部12が設けられている。また1.5倍の面取りを行ったキャリッジは、面取り部12の中心位置を吐出口列10の中心位置から拍車側に吐出口列幅の0.25倍ずらした構成となるよう面取り部12が設けられている。結果として、両者の面取り部12の拍車側の端部は、同じ位置になっている。これによって、拍車側の低い流抵抗の影響を受けるであろう側の位置を同じくして、異なる気流流入量による、気流全体の曲がりへの影響を確認する。なお、面取り部12と吐出口列10との距離は10.5mm、面取り面と吐出口が配される面の成す角度は45°とした。
図8(a)は、吐出口列幅の2.0倍の面取りを行ったキャリッジに搭載したヘッドカートリッジの下における気流の流れを示した模式図である。図8(b)は、吐出口列幅の1.5倍の面取りを行ったキャリッジに搭載したヘッドカートリッジの下における気流の流れを示した模式図である。面取り部12から流入した気流は、移動方向に対して広がりながらヘッド下へ流入する。その際、拍車側から流入した気流は、相対的に抵抗の低い拍車側へと大きく広がりながら、ヘッドカートリッジの下へと流入する。また、ピンチローラ側から流入した気流は、相対的に抵抗の高いピンチローラ側へはあまり広がらずに、移動方向に沿ってヘッドカートリッジの下へと流入する。
2.0倍の面取りを行ったキャリッジに搭載されたヘッドカートリッジでは、図8(a)に示す通り、全体として吐出口列の下への流入気流は多くなっている。そして、面取り部12の中心部から拍車側にかけての部分から流入した気流は、拍車側へ偏りながら吐出口列下へと流入する。そのため、全体の気流の流れでは、吐出口列の下への流入気流は、拍車側へ偏った方向の気流となる。
一方で、1.5倍の面取りを行ったキャリッジに搭載されたヘッドカートリッジでは、図8(b)に示す通り、吐出口列の下への流入気流は比較的少ない。そして、面取り部12の中心位置が拍車側へずれている。そのため、面取り部12の拍車側から流入した偏った気流は吐出口列の下へ流入しない。しかし、面取り部12の中心部からピンチローラ側にかけての部分から流入した気流は、ピンチローラ側に少しだけ広がりながら吐出口列下へと流入する。その結果、吐出口列の下には、吐出口列に対して略垂直方向に流れる気流が流入する。
本実施形態の記録試験を行った結果を、表4に示す。1.5倍の面取りを行ったキャリッジの搭載されたヘッドカートリッジよりも、2.0倍の面取りを行ったキャリッジに搭載されたヘッドカートリッジの方が紙粉付着数が多く画質の劣化が発生した。以上のことから、ヘッドカートリッジ下の流抵抗の違いによる気流の曲がりへの影響は、吐出口列幅の1.5倍の面取りを行うことで得られる比較的少ない流入量より、吐出口列幅の2.0倍の面取りで得られる比較的多い流入量の方が影響を受け易いことがわかった。
よって、吐出口列幅の1.5倍の面取りを行ったキャリッジと、吐出口列幅の2.0倍の長さの面取りを行った2種類のキャリッジとでは、吐出口列幅の1.5倍の面取りを行った方が適していることを確認した。
Figure 0006316059
(第5の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第5の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
本実施形態では、キャリッジの移動方向の前面の一部を面取りし、面取り面と吐出口列が配される面のなす角度を、30°としたものと60°とした2種類のキャリッジを作製した。なお、面取り幅は10mm、面取り部12と吐出口列10との距離は10.5mmとした。
図9は、流体計算を利用したシミュレーションによる面取り角度と吐出列下、周辺への流入気流量の関係を示したグラフである。図9(a)は、吐出口列下への流入気流量を示しており、図9(b)は、吐出口列下と合わせ吐出口列周辺部への流入気流量の和を示している。図9(a)のように、面取り角度を大きくすると吐出口列下への流入気流量は増加する。しかしながら、面取り角度を10°以上(90°未満)とすると、吐出口列の下への流入気流量はほぼ一定となる。また図9(b)のように、吐出口列の下の場合と同様に、面取り幅を広げると吐出口列下と合わせ吐出口列周辺部への流入気流量の和は増加する。
しかしながら図9(b)では、面取り角度30°をピークとして徐々に流入気流量は減少し、流入気流量は、面取り角度10°の際の流入気流量とほぼ同じ値で一定となる。ここで面取り角度10°から30°までの流入気流量の増加分の半分の増加を基準線としたところ、面取り角度15°以上、50°以下が半分以上の増加量の範囲に含まれることがわかり、より適した面取り角度であることを見出した。
本実施形態の面取り角度を変化させたキャリッジに搭載したヘッドカートリッジにおける記録試験を表5に示す。面取り角度を30°とした場合と60°とした場合共に、従来例と比較して紙粉付着量は減少した。また面取り角度を30°とした場合と60°とを比較すると、面取り角度30°の方が紙粉付着量の方が少なかった。この結果は、上述したシミュレーションの結果と適合しており、本実施形態の効果が確認された。
Figure 0006316059
本実施形態では、吐出口列の中心位置と面取り部12の中心位置とのずれが無い状態でのシミュレーションを行ったが、吐出口列の中心位置と面取り部12の中心位置とのずれが有る場合でも出口列下への流入気流量については同様の結果を予測することができる。吐出口列の中心位置と面取り部12の中心位置とのずれが有る場合に、本実施形態を適用することで、多くの気流流入量で、吐出口列に対して垂直に近い方向の気流が得られると考えられる。
(第6の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第6の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図10は、本実施形態のキャリッジの移動方向の前面の一部に面取りを行ったキャリッジ91とそれに搭載されたヘッドカートリッジを示した図であり、図10(a)は斜視図、図10(b)は上面図を示している。本実施形態のキャリッジは、移動方向の前面の内、吐出口列の中心位置から拍車側へ0.2345mmだけずらした位置を中心として、10mmの長さの面取りを行った。面取り面と吐出口が配される面の成す角度は20.6°とし、面取り部と吐出口列との距離は10.5mmとした。
図11は、キャリッジ91の移動方向前面からの面取り部断面図である。本実施形態では、面取りする面を拍車側とピンチローラ側で斜めに面取りを行った。具体的には、面取りした面とキャリッジ91の前面からなる辺を、吐出口の配列方向と平行でない構造とした。面取り部の傾斜面は、吐出口列を配する面との角度が5.7°であり、面取りした面とキャリッジ前面からなる辺の内、ピンチローラ側の端点と吐出口列を配する面との距離aを2mm、拍車側の端点と吐出口列を配する面との距離bを1mmとした。このような面取り部の傾斜面と、キャリッジにおける吐出口列を配する面と略平行な面とが成す辺の端部のうち、拍車側の端部の方が吐出口列から離れている。
図11に示すように、面取り部12が拍車側よりもピンチローラ側の方が開いた形状になるため、ヘッドカートリッジの下にはピンチローラ側から多くの気流が流入する。流入した気流は、相対的に抵抗の低い拍車側へと広がりながら流入するが、ピンチローラ側から流入した気流の方が相対的に多いため、結果として、吐出口列下へは吐出口列と略垂直方向に気流が流入することになる。
また、本実施形態では、キャリッジ91の面取り部12よりも拍車側の面取り部18(図10参照)も合わせて面取りを行っている。これは、ヘッドカートリッジの下への流入気流量の補完的な役割を果たしており、吐出口列の下の流入気流量のバランスにより、必要に応じて構成してもよい。
図12は、本実施形態におけるヘッドカートリッジ7と記録媒体3と間の流入気流の流れを示した模式図である。ピンチローラ側から流入した気流の方が拍車側から流入した気流よりも相対的に多いため、吐出口列下へは吐出口列と略垂直方向に気流が流入しているのが分かる。
本実施形態のキャリッジに搭載したヘッドカートリッジによる記録試験を行った結果を表6に示す。第1の実施形態の従来例と比較しても、本実施形態の方が紙粉付着数が少なくなっており、画質の劣化が発生しなかった。このことは、上述した気流の流れと適合しており、本実施形態の効果が示された。
Figure 0006316059
なお、第1の実施形態から第6の実施形態まで、キャリッジに面取り部を形成する構成を説明したが、これに限定するものではなく、吐出口列に対して同様の位置に設けるのであれば、キャリッジに限定するものではない。
また、本実施形態で面取り部12の面は平面である構成を説明したが、これに限定するものではなく、曲面によって形成されていてもよい。
4 拍車
5 ピンチローラ
7 ヘッドカートリッジ
8 ヘッドカートリッジ
9 キャリッジ
10 吐出口列
12 面取り部
18 面取り部

Claims (11)

  1. 液体を吐出する吐出口が第1の方向に複数配列された吐出口列が配された吐出口面を有し、記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを搭載して前記第1の方向と交差する第2の方向に移動可能なキャリッジであって、前記第2の方向における前方の位置に前記吐出口面に対して前記吐出口からの液体吐出方向と逆方向に傾斜した傾斜面を有するキャリッジと、を備える記録装置において、
    前記傾斜面と前記吐出口面に略平行な面とが成す辺は、前記第1の方向において前記キャリッジが移動する際の前記記録ヘッドと前記記録媒体との間における流抵抗が相対的に低い低抵抗側に位置し前記第2の方向において前記吐出口列から第1の距離離れた第1の端部と、前記第1の方向において前記流抵抗が相対的に高い高抵抗側に位置し前記第2の方向において前記吐出口列から前記第1の距離よりも小さい第2の距離離れた第2の端部と、を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1の方向における前記傾斜面の中心位置は、前記第1の方向における前記吐出口列の中心位置よりも、前記低抵抗側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録ヘッドにおける前記記録媒体と対向する面は、前記記録ヘッドの一部が突出した突出部を有し、
    前記記録ヘッドの前記突出部と前記記録媒体との間に形成される空間は、前記記録ヘッドの前記突出部以外の部分と前記記録媒体との間に形成される空間より狭くなることで、前記キャリッジが移動する際の前記流抵抗が相対的に高くなることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記第1の方向における前記傾斜面の中心位置は、前記第1の方向における前記吐出口列の中心位置よりも、前記第1の方向における前記吐出口列の長さ以下の距離で前記低抵抗側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記第1の距離または前記第2の距離は、3mm以上であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記第1の方向における前記傾斜面の長さは、前記第1の方向における前記吐出口列の長さ以上であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記第1の方向における前記傾斜面の長さは、前記第1の方向における前記吐出口列の長さの1.25倍以上、2.0倍以下であることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記傾斜面と前記吐出口面とが成す角度は、10°以上、90°未満であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記傾斜面と前記吐出口面とが成す角度は、15°以上、50°以下であることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記キャリッジは、前記第2の方向における後方の位置にも、前記傾斜面を有することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 前記第1方向における前記低抵抗側には、拍車が設けられ、
    前記第1方向における前記高抵抗側には、ピンチローラが設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の記録装置。
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