JP6314482B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッドを記録ヘッドに用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
例えば、サイングラフィックス市場において使用される非浸透メディアへの印刷が可能な装置が開発されてきている。このような装置では、メディア(媒体)を加熱、乾燥するため、印刷領域内の温度が上がり、ヘッドとの温度差が生じることによって、ヘッドのノズル面に結露が生じて、インクの塊り(結露インク)が生じる。このような結露インク(結露液体)がノズル周辺に接触することで、吐出障害につながってしまうおそれがある。
従来、メンテナンスを行うとき、ワイパの移動方向の上流にワイピング用のダミーノズルを設け、ダミーノズル周囲は親水処理層を形成し、ダミーノズルからインクを溢れさせてワイピングするものが知られている(特許文献1)。
また、結露を発生させた状態でノズル面の払拭を行うようにしたメンテナンス方法が知られている(特許文献2)。
特開2007−218748号公報 特開2011−143726号公報
ところで、結露インクをワイパ部材で払拭清掃するとき、結露インク量が少ないと、ノズル面の濡れ性が不十分となってノズル面が傷つき、ノズル面の撥水性が損なわれることになる。
そこで、ノズル面にインクを溢れさせて濡れ性を高めた状態で払拭を行うようにしているが、結露インクによる濡れ性が十分な場合でもインクを溢れさせるために、無駄なインク消費が行われるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ノズル面に負担をかけることなく、無駄な液体消費を低減して、ノズル面に生じた結露液体を除去できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る画像形成装置は、
液滴を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドのノズル面を清掃する清掃手段と、を備え、
前記ノズル面に生じる結露量を検出又は予測する結露量判断手段と、
前記清掃手段で前記ノズル面を清掃するときに、前記ノズルから液滴が吐出しない程度にメニスカスをノズル面に押し出して、前記ノズルから液体を溢れさせる制御をする溢れ制御手段と、を有し、
前記溢れ制御手段は、
前記結露量判断手段によって判断された結露量が多いときには、前記結露量が少ないときよりも、相対的に、前記溢れさせる溢れ量を少なくする制御をし、
前記溢れ量は、前記メニスカスの押し出しを行うノズル数で制御する
構成とした。
本発明によれば、ノズル面に負担をかけることなく、無駄な液体消費を低減して、ノズル面に生じた結露液体を除去できる。
本発明に係る画像形成装置の一例を説明する側面説明図である。 同装置の要部平面説明図である。 同装置の記録ヘッドを構成する液体吐出ヘッドの一例を示す液室長手方向の断面説明図である。 同じく滴吐出動作の説明に供する断面説明図である。 同装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 同制御部の印刷制御部及びヘッドドライバの一例を示すブロック説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供するノズル面の説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供するノズル面の説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供するノズル面の説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供するフロー図である。 本発明の第5実施形態における結露検知手段の説明図である。 本発明の第6実施形態における溢れ制御で使用する波形を説明する説明図である。 本発明の第7実施形態における溢れ制御で使用する波形を生成する元となる共通駆動波形を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同画像形成装置の側面説明図、図2は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型インクジェット記録装置であり、メディアとして印刷媒体2をロール状に巻き回したロール体1を使用する。なお、カット紙を使用する構成でもよい。
印刷媒体2の搬送方向に沿って複数に分割した加熱手段である加熱ヒータ3A、3B、3Cを配置している。ここでは、加熱ヒータ3Aは印字前部分、加熱ヒータ3Bは印字領域部分、加熱ヒータ3Cは印字後部分に配置されている。なお、加熱手段は複数に分割しないで配置することもできるが、複数に分割することで加熱制御を細やかに行うことができる。
印字後部分の加熱ヒータ3Aに対向して乾燥ファンヒータ4を配置して、温風を当てることで、印刷物を確実に乾燥させることができるようにしている。
そして、印字領域部分には、液滴を吐出する液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド6を搭載したキャリッジ5が図2で主走査方向に往復移動可能に配置されている。ここでは、2つの記録ヘッド6、6を搭載している。
そして、図2に示すように、印字領域(印刷媒体2の搬送領域)外で、主走査方向の一端部側には、液体吐出ヘッドである記録ヘッド6の状態を維持回復する維持回復機構7が配置されている。
この維持回復機構7は、各記録ヘッド6のノズル面をキャッピングするキャップ72と、画像形成に寄与しない液滴を受ける空吐出受け73と、ノズル面を払拭清掃する清掃手段としてのワイパ部材74などを備えている。なお、ワイパ部材74の移動方向(ワイピング方向、払拭方向)は矢印方向(記録ヘッド6のノズル配列方向に沿う方向)とする。
次に、記録ヘッド6を構成している液体吐出ヘッドの一例について図3及び図4を参照して説明する。図3及び図4は同ヘッドの液室長手方向(ノズル配列方向と直交する方向)に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、流路板101と、振動板部材102と、ノズル板103とを接合している。これにより、液滴を吐出するノズル104が貫通孔105を介して通じる個別液室106、個別液室106に液体を供給する流体抵抗部107、液体導入部108がそれぞれ形成される。そして、フレーム部材117に形成した共通液室110から振動板部材102に形成されたフィルタ部109を介してインクが液体導入部108に導入され、液体導入部108から流体抵抗部107を介して個別液室106にインクが供給される。なお、「個別液室」は、加圧室、加圧液室、圧力室、個別流路、圧力発生室などと称されるものを含む意味である。
流路板101は、SUSなどの金属板を積層して、貫通孔105、個別液室106、流体抵抗部107、液体導入部108などの開口部や溝部をそれぞれ形成している。振動板部材102は各液室106、流体抵抗部107、液体導入部108などの壁面を形成する壁面部材であるとともに、フィルタ部109を形成する部材である。なお、流路板101は、SUSなどの金属板に限らず、シリコン基板を異方性エッチングして形成することもできる。
そして、振動板部材102の液室106と反対側の面に個別液室106のインクを加圧してノズル104から液滴を吐出させるエネルギーを発生するアクチュエータ手段(圧力発生手段)としての柱状の積層型の圧電部材112が接合されている。この圧電部材112の一端部はベース部材113に接合され、また、圧電部材112には駆動波形を伝達するFPC115が接続されている。これらによって、圧電アクチュエータ111を構成している。
なお、この例では、圧電部材112は積層方向に伸縮させるd33モードで使用しているが、積層方向と直交する方向に伸縮させるd31モードでもよい。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば、図3に示すように、圧電部材112に印加する電圧を基準電位Veから下げることによって圧電部材112が収縮し、振動板部材102が変形して個別液室106の容積が膨張する。これにより、個別液室106内にインクが流入する。
その後、図4に示すように、圧電部材112に印加する電圧を上げて圧電部材112を積層方向に伸長させ、振動板部材102をノズル104方向に変形させて個別液室106の容積を収縮させる。これにより、個別液室106内のインクが加圧され、ノズル104から液滴301が吐出される。
そして、圧電部材112に印加する電圧を基準電位Veに戻すことによって振動板部材102が初期位置に復元し、液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室110から液室106内にインクが充填される。そこで、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図5を参照して説明する。図5は同制御部のブロック説明図である。
この制御部500は、この装置全体の制御を司るCPU501と、CPU501が実行するプログラムを含む各種プログラムなどの固定データを格納するROM502と、画像データ等を一時格納するRAM503とを備えている。この制御部500は、本発明に係る結露量判断手段及び溢れ制御手段を兼ねており、ROM502に格納保持したプログラムによって結露量の予測(あるいは検出)、溢れ制御を行う。
また、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ504と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC505とを備えている。
また、記録ヘッド6を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動信号発生手段を含む印刷制御部508と、キャリッジ5側に設けた記録ヘッド6を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)509とを備えている。また、キャリッジ5を移動走査する主走査モータ554、印刷媒体2を搬送する図示しない搬送手段を駆動する副走査モータ555、維持回復機構7のキャップ72やワイパ部材74の移動、吸引ポンプの駆動などを行なう維持回復モータ556を駆動するためのモータ駆動部510を備えている。
また、この制御部500には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル514が接続されている。
この制御部500は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F506を持っていて、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、画像読み取り装置、撮像装置などのホスト600側から、ケーブル或いはネットワークを介してI/F506で受信する。
そして、制御部500のCPU501は、I/F506に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC505にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、この画像データを印刷制御部508からヘッドドライバ509に転送する。なお、画像を出力するためドットパターンデータの生成はホスト600側のプリンタドライバ601で行なうことも、制御部500で行なうこともできる。
印刷制御部508は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ509に出力する。また、ROM502に格納されている駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動信号生成部を含む。そして、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ509に対して出力する。
ヘッドドライバ509は、シリアルに入力される記録ヘッド6の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部508から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択して記録ヘッド6の圧力発生手段としての圧電部材112に対して与える。これにより、記録ヘッド6を駆動する。このとき、駆動波形を構成するパルスの一部又は全部或いはパルスを形成する波形用要素の全部又は一部を選択することによって、例えば、大滴、中滴、小滴など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
I/O部513は、装置に装着されている各種のセンサ群515からの情報を取得し、プリンタの制御に必要な情報を抽出し、印刷制御部508やモータ駆動部510、印刷媒体2の送り制御に使用する。センサ群515は、印刷媒体の位置を検出するための光学センサや、機内の温度を監視するためのサーミスタなどがある。I/O部513は様々のセンサ情報を処理することができる。
次に、ヘッド駆動制御手段を構成している印刷制御部508及びヘッドドライバ509の一例について図6のブロック説明図を参照して説明する。
印刷制御部508は、駆動波形生成部701と、データ転送部702とを備えている。駆動波形生成部701は、画像形成時に1印刷周期(1駆動周期)内に複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形(共通駆動波形)Vcomを生成して出力する。データ転送部702は、印刷画像に応じた2ビットの画像データ(階調信号0、1)と、クロック信号、ラッチ信号(LAT)、選択信号である滴制御信号M0〜M3を出力する。
なお、滴制御信号は、ヘッドドライバ509の後述するスイッチ手段であるアナログスイッチ715の開閉を滴毎に指示する2ビットの信号である。そして、滴制御信号は、共通駆動波形Vcomの印刷周期に合わせて選択すべきパルス又は波形要素でHレベル(ON)に状態遷移し、非選択時にはLレベル(OFF)に状態遷移する。
ヘッドドライバ509は、データ転送部702からの転送クロック(シフトクロック)及びシリアル画像データ(階調データ:2ビット/1チャンネル(1ノズル)を入力するシフトレジスタ711を備えている。また、ヘッドドライバ509は、シフトレジスタ711の各レジスト値をラッチ信号によってラッチするためのラッチ回路712と、階調データと滴制御信号M0〜M3をデコードして結果を出力するデコーダ713とを備えている。また、ヘッドドライバ509は、デコーダ713のロジックレベル電圧信号をアナログスイッチ715が動作可能なレベルへとレベル変換するレベルシフタ714と、レベルシフタ714を介して与えられるデコーダ713の出力でオン/オフ(開閉)されるアナログスイッチ715を備えている。
このアナログスイッチ715は、各圧電部材112の選択電極(個別電極)に接続され、駆動波形生成部701からの共通駆動波形Vcomが入力されている。したがって、シリアル転送された画像データ(階調データ)と滴制御信号M0〜M3をデコーダ713でデコードした結果に応じてアナログスイッチ715がオンにする。これにより、共通駆動波形Vcomを構成する所要の駆動パルス(あるいは波形要素)が通過して(選択されて)圧電部材112に与えられる。
なお、駆動パルスとは共通駆動波形を構成する要素としてのパルスを示す用語として、吐出パルスとは圧力発生手段に印加されることで液滴を吐出させる駆動パルスを示す用語として使用する。また、吐出駆動波形は、吐出パルスで構成される一連の波形を意味する用語して使用する。さらに、非吐出パルス(微駆動パルス)とは圧力発生手段に印加されるが滴を吐出させない(ノズル内のインクを流動させる)パルスを示す用語として使用する。また、以下で説明するパルスは一例であって、これに限るものではない。
次に、本発明の第1実施形態について図7を参照して説明する。図7は同実施形態の説明に供するノズル面の説明図である。
まず、図7(a)に示すように、ノズル面103aに結露が発生することで結露インク401が生じる。なお、結露インク401は、分かり易くするため同じ大きさで表記しているが、実際の大きさは一定ではなく、付着する箇所もランダムである。
ここで、ノズル104の近辺で結露インク401が生じると、ノズル104から吐出される液滴が結露インク401に吸収されてしまって不吐出状態になったり、結露インク401によってノズル104内のメニスカスが壊されたりする。
そこで、図7(b)に示すように、ノズル面103aにインク300が溢れた状態(網掛けをした領域)にする。これは、ノズル104から液滴が吐出しない程度にメニスカスを盛り上げることで、結露インク401とメニスカスが結合し、ノズル面103a全体にインク300が広がる。この状態にすることで、すべてのノズル104を溢れさせたインク300でカバーすることができる。
なお、ノズル104からメニスカスを押し出して(盛り上げて)ノズル面103aに溢れさせる動作を「溢れ動作」といい、溢れ動作を行う制御を「溢れ制御」という。この制御は前述したように制御部500によって行われる。
その後、図7(c)及び(d)に示すよう、ワイパ部材74をワイピング方向(ノズル配列方向に相対的に移動させて、ノズル面103aを払拭(ワイピング)する。
このとき、ノズル104及びノズル面103aは完全にインク300で濡れた状態であるため、ノズル面103aの濡れ不足によるワイピング時の損傷を防止することができる。
ここで、図7(b)でインクを溢れさせるとき、結露量の大小によってノズル面103aに溢れさせるインク300の量を制御するようにしている。具体的には、結露量が多いことが検出(あるいは予測)されたときには、溢れさせるインク量(溢れ量、溢れインク量)を少なくする。逆に結露量が少ないことが検出(あるいは予測)されたときには、溢れインク量を多くする。
これにより、結露インクを除去するために毎回同じ量のインク量を溢れさせてメンテナンスをする構成に比べて、溢れさせるために無駄になるインク量を低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図8を参照して説明する。図8は同実施形態の説明に供するノズル面の説明図である。
本実施形態では、溢れ動作を複数回に分けて行って所定の溢れインク量にすることでノズル面103aを濡らしている。
つまり、図8(a)に示すように結露インク401が生じている状態から、図8(b)に示すように、第1段階の溢れ動作を行ってノズル面103aのノズル列の近傍までインクを溢れさせる。
次いで、図8(c)に示すように、第2段階の溢れ動作を行ってノズル面103aの全体までインクを溢れさせる。
その後、前記第1実施形態と同様にしてワイパ部材74による払拭を行ってノズル面103aを清掃する。
このように、複数回に分けることで溢れインク量を徐々に拡大していき、所定の溢れインク量へ到達させる。
複数回に分けて溢れ動作を実施して、溢れ量をメニスカスの押し出し回数で制御することにより、インクの誤吐出が防止される。つまり、所定量のインク溢れ量を1回のメニスカスの盛り上がりによって形成しようとすると、できる限り大きなメニスカス振動を発生させる必要がある。
しかしながら、メニスカスを大きく揺らすことによって、誤って吐出されるおそれが生じる。この溢れ動作を維持回復機構7の空吐出受け73の上などで実施していれば、さほど問題はないが、ノズルメンテナンス時間を短縮するために、維持回復機構7のところまで移動する前に溢れ動作をする場合は、誤吐出によって印刷物を汚してしまうことになる。
そこで、誤吐出を生じるおそれないメニスカスの盛り上がり(溢れ動作)を複数回に分けて実施することで、誤吐出を防止しながら所定量の溢れインク量を溢れさせた状態を形成することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態の説明に供するノズル面の説明図である。
本実施形態では、ノズル配列方向に、ワイピング開始側からワイピング終了側に向かって複数ノズル毎(ノズル数は一定である必要はない)に溢れ動作を行ってノズル面103aを濡らすようにしている。
つまり、図9(a)に示すように結露インク401が生じている状態から、図9(b)に示すように、ワイパ部材74のワイピング方向前方の領域A内のノズルについて1回目の溢れ動作を行って、ノズル列近傍をインク300で濡らす。そして、図9(c)に示すように、同様に領域A内のノズルについて2回目の溢れ動作を行って、領域A内のほぼ全面をインク300で濡らす。
この場合、溢れ動作を行うノズルの数は、結露インク量に応じて変更することができる。溢れ動作を行うノズル数を減らせば減らすほど無駄に使用するインク量を低減することができる。
その後、図9(d)に示すように、ワイパ部材74をワイピング方向に移動させてノズル面103aを払拭清掃する。このとき、ワイパ部材74の前方には溢れたインク300が存在する状態になるので、該当箇所をワイピングするときには常にノズル104は濡れた状態になる。また、溢れインク300でカバーされていない結露インク401aなども当然除去することができる。
このように、ワイパ部材74の近傍だけにインクを溢れさせた状態にした後ワイピングを行うことで、前記実施形態よりも一層無駄なインク消費を低減することができる。
次に、本発明の第4実施形態について図10のフロー図を参照して説明する。
本実施形態では、所望の画像形成に使用するインク消費量(液体消費量)に基づいて結露量を予測している。
つまり、液体消費量と結露は密接に関係している。結露はヘッドと加熱された印刷媒体との温度差から発生する。ここで、液体消費量が多いほど印刷媒体に着弾した後の液滴からの蒸発量が増加し、印刷領域間(ヘッドと印刷媒体間)の湿度が上昇する、つまり、結露が多くなることが予想される。したがって、液体消費量が多くなるほど結露量も多くなる。また、画像形成に使用する液体消費量は画像データから容易に算出することができるので結露量の予測も容易に行うことができる。
図10を参照して、印刷命令を受けたときには、当該印刷命令で印刷を指示された画像を形成するために必要なインク消費量(液体消費量)を決定する。一方、予め限界結露量を設定する。この限界結露量は、結露による印刷不具合(吐出不具合)が発生してしまう直前の値である。この限界結露量は、印刷モード、印刷環境によって変動可能なものとする。
その後、印刷を開始し、結露量に相当する液体消費量が限界結露量に相当する所定量に到達したか否かを判別する。
そして、限界結露量に到達したときには、前記第1ないし第3実施形態で説明したようなノズルメンテナンス(ノズル面清掃)を行った後、印刷を再開する。なお、ノズルメンテナンスを行ったときには結露量はリセットする。
一方、限界結露量に到達しない間は、そのまま印刷を継続する。
その後、印刷が完了したときには、前記第1ないし第3実施形態で説明したようなノズルメンテナンス(ノズル面清掃)を行う。これは、ノズルメンテナンスを一度も実行していない場合、吐出障害に繋がらなくても結露インクがノズル面に全く無いという状態ではないので、ノズルメンテナンスを実行するようにしている。
これによって、次の印刷命令が実行される場合でも、フレッシュなノズル面の状態で吐出することができる。
次に、本発明の第5実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態における結露検知手段の説明図である。
本実施形態では、ノズル面103aの結露状態を検知する光検知手段としての光モジュール8を備えて、物理的に結露量を検出する。光モジュール8は、発光部81からノズル面103aに向けて光を照射し、ノズル面103aからの反射光を受光部82で受光する。結露インクが発生している場合、入射光に対して反射光が散乱し、受光部82の受光量が低下することで、結露量を決定することができる。
そして、結露量が予め定めた閾値を超えたときに前記第1ないし第3実施形態で説明したようなメンテナンスを行うようにしている。
ここで、光モジュール8は、維持回復機構7内に設けておくことが好ましい。印刷中には不使用ノズルの乾燥、増粘を防止するために空吐出動作が実施される。このとき、キャリッジ5が維持回復機構7側に移動するため、このタイミングで結露量を検知することで、印刷時間の短縮にも繋がる。
また、前記第4実施形態と組み合わせて実施することもできる。液体消費量に応じて任意のタイミングで本実施形態の検知を実行することで、より確実に結露量を把握することができるため、更なる信頼性向上に繋がる。
次に、本発明の第6実施形態について図12を参照して説明する。図12は同実施形態における溢れ制御で使用する波形を説明する説明図である。
溢れ制御を行うときには、例えば図12に示すようなメニスカス押し出し波形を使用してメニスカスをノズル面103aに押し出す制御を行う。
このメニスカス押し出し波形は、個別液室106を膨張させてメニスカスを引き込む波形要素aと、引き込んだメニスカスを保持する波形要素bと、個別液室106を収縮させてメニスカスを押し出す波形要素cで構成される。
波形要素aは、立下り時間Tfで基準電位Veから立下がることによって個別液室106を膨張させる。波形要素bは、パルス幅Pwの間電位を保持する。波形要素cは、立ち上がり時間Trで基準電位Veまで立ち上がることによって個別液室106を収縮させる。
これらの波形要素a、b、c、立下り時間Tf、パルス幅Pw、立ち上がり時間Trは、液滴を吐出させず、メニスカスがノズル面103aに溢れだす程度の振動を生じさせるように設定している。
次に、本発明の第7実施形態について図13を参照して説明する。図13は同実施形態における溢れ制御で使用する波形を生成する元となる共通駆動波形を説明する説明図である。
この共通駆動波形Vcomは、微駆動パルスP1と、吐出パルスP2ないしP5が時系列で生成されて出力されるものである。そして、例えば、大滴を吐出するときには、微駆動パルスP1、吐出パルスP2ないしP5のすべてを使用し、吐出パルスP2ないしP5で吐出された液滴を飛翔中にマージさせて大滴を形成する。同様に、中滴を吐出するときには、吐出パルスP2、P4を使用し、小滴を吐出するときには吐出パルスP3を使用する。
そこで、溢れ制御を行うときには、微駆動パルスP1を予め定めた倍率で振幅を大きくすることで、メニスカスがノズル面103aに溢れだす程度に振動させるようにする。
これにより、特別な波形を用意しないでも溢れ制御を行うことができ、構成が簡単になる。
なお、本願において、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。また、「画像形成装置」は媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
1 ロール体
2 印刷媒体
3A〜3C 加熱ヒータ
5 キャリッジ
6 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
7 維持回復機構
8 光モジュール(結露検知手段)
74 ワイパ部材(清掃部材)
500 制御部

Claims (9)

  1. 液滴を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面を清掃する清掃手段と、を備え、
    前記ノズル面に生じる結露量を検出又は予測する結露量判断手段と、
    前記清掃手段で前記ノズル面を清掃するときに、前記ノズルから液滴が吐出しない程度にメニスカスをノズル面に押し出して、前記ノズルから液体を溢れさせる制御をする溢れ制御手段と、を有し、
    前記溢れ制御手段は、
    前記結露量判断手段によって判断された結露量が多いときには、前記結露量が少ないときよりも、相対的に、前記溢れさせる溢れ量を少なくする制御をし、
    前記溢れ量は、前記メニスカスの押し出しを行うノズル数で制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記結露量判断手段は、液体消費量から前記結露量を予測する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記結露量判断手段は、前記ノズル面に対して光を照射したときの反射光の受光量から前記結露量を検出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 液滴を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面を清掃する清掃手段と、を備え、
    前記ノズル面に生じる結露量を検出又は予測する結露量判断手段と、
    前記清掃手段で前記ノズル面を清掃するときに、前記ノズルから液体を溢れさせる制御をする溢れ制御手段と、を有し、
    前記溢れ制御手段は、前記結露量判断手段によって判断された結露量が多いときには、前記結露量が少ないときよりも、相対的に、前記溢れさせる溢れ量を少なくする制御をし、
    前記結露量判断手段は、液体消費量から前記結露量を予測する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記溢れ制御手段は、
    前記ノズルから液滴が吐出しない程度にメニスカスをノズル面に押し出して前記液体を溢れさせ、
    前記溢れ量は、前記メニスカスの押し出し回数で制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記溢れ制御手段は、
    前記ノズルから液滴が吐出しない程度にメニスカスをノズル面に押し出して前記液体を溢れさせ、
    前記溢れ量は、前記メニスカスの押し出しを行うノズル数で制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記溢れ制御手段は、前記ノズルから液滴が吐出しない程度にメニスカスをノズル面に押し出す駆動信号を前記液体吐出ヘッドの液滴を吐出させる圧力を発生させる圧力発生手段に与える
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 液滴を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面を清掃する清掃手段と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記ノズル面に生じる結露量を検出又は予測し、
    前記清掃手段で前記ノズル面を清掃するときに、前記ノズルから液滴が吐出しない程度にメニスカスをノズル面に押し出して、前記ノズルから液体を溢れさせる制御を行い、
    前記溢れさせる制御では、前記結露量が多いときには、前記結露量が少ないときよりも、相対的に、前記溢れさせる溢れ量を少なくする制御をし、
    前記溢れ量は、前記メニスカスの押し出しを行うノズル数で制御する
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  9. 液滴を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面を清掃する清掃手段と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    液体消費量から前記ノズル面に生じる結露量を予測し、
    前記清掃手段で前記ノズル面を清掃するときに、前記ノズルから液体を溢れさせる制御を行い、
    前記溢れさせる制御では、前記結露量が多いときには、前記結露量が少ないときよりも、相対的に、前記溢れさせる溢れ量を少なくする制御をする
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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