JP5042087B2 - 液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法 - Google Patents

液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5042087B2
JP5042087B2 JP2008069284A JP2008069284A JP5042087B2 JP 5042087 B2 JP5042087 B2 JP 5042087B2 JP 2008069284 A JP2008069284 A JP 2008069284A JP 2008069284 A JP2008069284 A JP 2008069284A JP 5042087 B2 JP5042087 B2 JP 5042087B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
droplet discharge
discharge head
nozzle
ink
nozzle surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008069284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009220059A (ja
Inventor
浩志 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2008069284A priority Critical patent/JP5042087B2/ja
Priority to US12/397,963 priority patent/US8172358B2/en
Publication of JP2009220059A publication Critical patent/JP2009220059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5042087B2 publication Critical patent/JP5042087B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/07Ink jet characterised by jet control
    • B41J2/125Sensors, e.g. deflection sensors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16579Detection means therefor, e.g. for nozzle clogging

Description

本発明は液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法に係り、特に、ノズル面が払拭清掃される液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法に関する。
液滴吐出ヘッド(以下、ヘッドと呼称)のノズルからインクなどの液滴を吐出して記録媒体に画像やパターンを形成する液滴吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)は、従来から知られている。このような液滴吐出装置には、ヘッドのインク吐出状態を良好に保つためメンテナンスユニットが設けられている。メンテナンスユニットには、ノズル面に付着した異物等を払拭して除去するゴム板状のワイパブレードや、ノズル内の気泡を吸引除去するために、キャップを介して接続された吸引ポンプ等が備えられている。
ワイパブレード等の清掃部材でノズル面を払拭清掃する場合には、通常、図7(A)に示すように、ヘッド80のノズル80aの吐出口が配列されたノズル面の外側にインクを滲み出させ、固化したインク、ほこり、紙粉などの付着物をインクに浸漬させて溶解またはノズル面から遊離させた上で、清掃部材で払拭する。滲み出しインクは、ノズル面と清掃部材の潤滑剤の役割もあり、ワイパブレードによる払拭の際、ヘッド80の表面に傷がつくことを防止する。
なお、このようなメンテナンス機能を有する装置として、インク塗布ヘッドにインク供給パイプを介して接続されるインクタンク内に一定の圧力を加え、インク塗布ヘッドの先端に設けられるノズル面の外側にインクを滲み出させ該インクの表面張力によりインクが滴下しない範囲内でノズル面からインクを突出させ、ノズル面の外側に形成されたインク面を除去するインクジェット塗布装置(特許文献1参照。)が知られている。
特開2006−88067号公報
しかしながら、表面張力によりインクが滴下しない範囲であっても、ノズル80aから滲み出たインクは、図7(B)に示すように、隣接するノズル80aより滲み出たインクに接触すると、インク同士が凝集し滲み出たインクが移動してしまう。前述したように、固化したインク、ほこり、紙粉などの付着物は、インクに漬かることにより溶解またはノズル面から遊離するが、ノズルの周辺から滲み出たインクが動いてしまうと、吐出に影響するノズル80a近傍の付着物をインクに浸漬することができない、という問題が生じる。そのため、付着物を十分に除去できないことがある。また、インク同士が凝集すると自重によりインクが滴下する場合もある。この場合には、十分に清掃できないだけでなく、装置内部が汚染されてしまう。
また、インクの表面張力は、経時劣化や周辺温度により変化する。従って、上記特許文献1に記載の技術のようにインクが滴下しない条件でノズル80aからインクを滲み出させたとしても、インクの経時変化や周辺環境によって表面張力が変化した場合には、インクが滴下して装置内を汚染したり、滲み出しインクの量が少なすぎると、ヘッド80の表面を傷つけたりする場合がある。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、液体の経時変化や周辺環境による変化に拘わらず、ノズルから滲み出た液体が隣接するノズルから滲み出た液体と接触して凝集することなくノズル面に広く液体を滲み出させることができ、清掃性が向上する液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の液滴吐出ヘッドの制御装置は、複数のノズルを備え液体が供給される液滴吐出ヘッド内部の圧力を変化させる圧力変化手段と、前記圧力変化手段による前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧に応じて前記液滴吐出ヘッドの少なくとも1つのノズルからノズル面上に滲み出た液体の境界の位置を検出する検出手段と、前記圧力変化手段による前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧開始後、前記検出手段の検出結果に基づいて、隣接するノズルからノズル面上に滲み出た各々の液体の前記境界が接触する直前で前記収容部の内部に対する加圧が停止されるように前記圧力変化手段を制御する制御手段と、を有する。
また、本発明の液滴吐出ヘッドの制御方法は、複数のノズルを備え液体が供給される液滴吐出ヘッド内部の圧力を変化させる圧力変化手段を制御して、前記液滴吐出ヘッド内部を加圧し、前記圧力変化手段により前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧を開始した後に、検出手段により該加圧に応じて前記液滴吐出ヘッドの少なくとも1つのノズルからノズル面上に滲み出た液体の境界の位置を検出し、前記検出手段の検出結果に基づいて、隣接するノズルからノズル面上に滲み出た各々の液体の前記境界が接触する直前で前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧が停止されるように前記圧力変化手段を制御する。
このように、本発明の液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法は、複数のノズルを備えた液滴吐出ヘッド内部に対する加圧を開始した後、該加圧に応じて液滴吐出ヘッドの少なくとも1つのノズルからノズル面上に滲み出た液体の境界の位置を検出し、該検出結果に基づいて、隣接するノズルからノズル面上に滲み出た各々の液体の前記境界が接触する直前で液滴吐出ヘッド内部に対する加圧が停止されるように制御するため、ノズルから滲み出た液体が隣接するノズルから滲み出た液体と接触して凝集することなくノズル面に広く液体を滲み出させることができ、清掃性が向上する。
また、徐々に広がる液体の境界の位置を検出手段で検出して加圧を停止させるため、液体の経時変化や周辺環境による変化に拘わらず、良好なタイミングで加圧を停止でき、ノズルから滲み出た液体が隣接するノズルから滲み出た液体と接触して凝集することなくノズル面に広く液体を滲み出させることができ、清掃性が向上する。
なお、ノズル面上に滲み出た液体の境界の位置は、滲み出た液体とノズル面との接触部分の外周位置とすることができる。
なお、前記制御手段は、更に、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記圧力変化手段により前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧開始後所定時間経過するまでの前記境界の位置の変化量が所定値以下である場合には、前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧を停止する制御、および報知手段でエラーを報知する制御の少なくとも一方の制御を行なうこともできる。
また、前記検出手段を、前記液滴吐出ヘッドのノズル面を撮像する撮像手段と、該撮像手段により撮像された撮像画像から前記境界の位置を判定する判定手段とで構成してもよい。
また、前記検出手段を、前記ノズル面と対向する位置に設置した電極と、該電極と前記ノズル面との間の静電容量を前記境界の位置を示す物理量として検出する静電容量検出手段とで構成してもよい。
前記検出手段を、前記ノズル面の隣接するノズル間の中間位置よりいずれか一方のノズル側に離間させて配置された一対の電極と、該一対の電極間の電気抵抗を前記境界の位置を示す物理量として検出する電気抵抗検出手段とで構成してもよい。
また、前記検出手段を、レーザ光をノズル面の隣接するノズル間の中間位置よりいずれか一方のノズルに近い位置に向けて照射する照射手段と、該照射されたレーザ光の反射光を受光し、該受光した反射光の強度を前記境界の位置を示す物理量として検出する反射光強度検出手段とで構成してもよい。
また、前記検出手段は、少なくとも1つのノズルからノズル面上に滲み出た液体の境界位置を複数箇所検出するように構成してもよい。
以上説明したように本発明は、液体の経時変化や周辺環境による変化に拘わらず、ノズルから滲み出た液体が隣接するノズルから滲み出た液体と接触して凝集することなくノズル面に広く液体を滲み出させることができ、清掃性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態に係る液滴吐出装置10(液滴吐出ヘッドの制御装置の一例)の構成図の一例である。
図1に示すように、液滴吐出装置10は、制御装置12、液滴吐出ヘッド(以下、単にヘッド)14、サブタンク16、ポンプ18、払拭部材20、支持部材22、および撮像装置24を備えている。本実施の形態では、液滴吐出装置10を、記録媒体等にインクを吐出する装置として説明するが、本発明において吐出する液体はインクに限定されない。
制御装置12は、CPU、RAM、ROM、及び入出力ポート等を備えたコンピュータで構成されており、CPU、RAM、ROM、及び入出力ポートは、システムバス等を介して相互に接続されている。ROMには各種制御プログラムや、各種制御を行なうために必要なデータ等(例えば、後述するタイマ計測時間T1、T2、閾値TH1、TH2等を示すデータ等)が記憶されており、CPUはROMに記憶されているプログラムを実行する。記憶されているプログラムには、後述するメンテナンスモード時のサブタンク16への加圧制御のための処理ルーチンのプログラムも含まれる。制御装置12の入出力ポートには、ヘッド14や払拭部材20、ポンプ18、撮像装置24が接続されている。制御装置12は、入出力ポートを介して、上記ポンプ18や払拭部材20に備えられたモータ等に制御信号を出力し、ポンプ18の回転制御や払拭部材20の移動制御を行う。また、制御装置12は、入出力ポートを介して、撮像装置24から撮影されて得られた撮像画像の画像データを取込む。
ヘッド14はインクを吐出する複数のノズル14bを有しており、ヘッド14のノズル面14aにノズル14bの吐出口が配列されている(図2(A)も参照)。
ヘッド14は、更に、複数のノズル14bに対応して設けられ対応のノズル14bに連通する複数の圧力室と、該複数の圧力室に連通する共通流路とを備えている。ここでは、圧力室および共通流路の図示は省略する。共通流路はインクが充填されるサブタンク16と供給パイプ30を介して連通しており、サブタンク16から供給されるインクは共通流路を介して各圧力室に分配供給される。また、各圧力室には不図示のアクチュエータが設けられ、画像データに基づいて該アクチュエータを駆動することにより圧力室の容積を変動させノズル14bの吐出口からインク滴が吐出されるように構成されている。
サブタンク16には不図示のメインタンクからインクが供給される。また、サブタンク16には、正逆転可能なポンプ18が接続されており、ポンプ18によりサブタンク16の内圧を制御することでヘッド14の内圧(共通流路及び各圧力室の圧力)を調整することができる。また、サブタンク16には大気開放弁32が設けられ、この大気開放弁32を開放することでサブタンク16内を大気開放可能な構成となっている。
払拭部材20は、例えば、ゴムブレードや吸収体等からなり、図1の矢印A方向に移動可能に支持部材22に支持されている。払拭部材20は、液滴吐出装置10のメンテナンスモード時に、矢印A方向に摺動することでノズル面14aを払拭し、ノズル14bから滲み出したインクとともに浮遊・溶解した付着物等を除去する。
撮像装置24は、ノズル14bからノズル面14a上に滲み出たインクの境界位置を検出するための装置であって、図2(B)に示すように、ノズル面14aを撮像可能な位置に設置されている。なお、本実施の形態では、インクの境界位置は、滲み出たインクとノズル面14aとの接触部分の外周位置、または、ノズル面14a上に広がったインクの輪郭部分とすることができる。撮像装置24を構成する撮像素子はCCDやCMOS等により構成され、必要に応じて光源やレンズ等を配置する。撮像装置24で撮像されて得られた画像データは、制御装置12に入力される。制御装置12は、入力された画像データに基づいてノズル14bから滲み出たインクの広がり状態をモニタし、ポンプ18の加圧制御を行なう。
なお、本実施の形態では、ヘッド14に設けられた複数のノズル14bのうち1つのノズル14bから滲み出たインクの境界位置が把握できる程度の領域が撮像可能なように、撮像装置24を固定設置している。本実施の形態では、全ノズル14bを代表して1つのノズル14bについて上記領域を撮像することで、検出時間の短縮、コストダウンを図っている。ヘッド14の各ノズル14bの流路抵抗は、ほぼ同一であって、ノズル面14aには一様に撥液処理が施されているため、各ノズル14b間の滲みだし広がり量のバラツキが小さくなるためである。
次に、本実施の形態におけるメンテナンスモード時の液滴吐出装置10の動作について説明する。図3は、メンテナンスモード時に制御装置12により行なわれる処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。なお、メンテナンスモード中は、各ノズル14bに設けられたアクチュエータは駆動しないものとする。
メンテナンスモードが開始されると、制御装置12は、ステップ100で、ヘッド14を所定のメンテナンス位置に移動させ、その後、ステップ102で、ポンプ18を制御してサブタンク16への加圧を開始し、ヘッド14内を加圧してノズル14bからノズル面14a上にインクを滲み出させる。なお、各ノズル14bからのインクの滲み出しを開始させる圧力は、ノズル14bの径や濡れ性によりばらつくが、インク滴が吐出されない程度の十分大きな圧力をパルス的に印加することで、このバラツキは解消できる。
次に、制御装置12は、ステップ104で、タイマTを0にリセットし、ステップ106で計時を開始する。制御装置12は、ステップ108で、タイマTが予め設定された時間T1を超えるまで待機する。ステップ108で、タイマTが時間T1を越えた場合には、ステップ110で、制御装置12は、ノズル面14aを撮影するよう撮像装置24を制御し、撮像装置24で撮像されて得られた画像データを取込む。取込んだ画像データは不図示の記憶手段(上述のRAM等)に格納する。なお、ROMには、インクがノズル14bから滲み出す前に撮像されて得られた画像データが予め記憶されている。
制御装置12は、ステップ112で、インク滲み出し前の画像データをROMから読出し、該読みだしたインク滲み出し前の画像データと、今回新たに撮像して取込まれた画像データとの差分をとる等の画像処理を行う。そして、ステップ114で、該画像処理により、滲みだしたインクの境界位置を抽出し、抽出した境界位置から、滲みだしたインクの広がり半径を算出する。ここでは、撮影対象のノズル14bの吐出口の中心位置から境界位置までの距離をインクの広がり半径として算出する。
次に、制御装置12は、ステップ116で、算出した広がり半径を閾値TH1と比較し、算出した広がり半径が閾値TH1より大きくなければ、ステップ118で不図示の表示手段にエラーの旨を表示(或いは音声によるエラー音を出力)して、加圧を停止する。所定時間T1だけ加圧してインクの広がり半径が閾値TH1以下ということは、ノズル14bの流路にインクが充填されていない、或いはポンプ18が故障している等の不具合が発生していることが想定される。従って、ステップ116で、インクの広がり半径をプレチェックすることで、こうした不具合を早期に発見してユーザに告知することができ、ユーザの利便性が向上する。そのため、閾値TH1はノズル14bの吐出口の半径よりわずかに大きい値が望ましい。
ステップ116のプレチェックでOKの場合(算出した広がり半径が閾値TH1より大きい場合)は、ステップ120で、制御装置12は、継続してポンプ18による加圧を続ける。このとき、各ノズル14bにはサブタンク16からインクが供給され続けるため、ノズル面14aでは、各ノズル14bを中心に滲み出たインクが表面張力により滴下しないまま広がり続ける。
制御装置12は、時間T2ごとにノズル面14aの撮像を行わせ、撮像装置24から画像データを取込み、上記プレチェックと同様にインクの広がり半径を算出する。
具体的には、制御装置12は、ステップ120で、タイマTを0にリセットし、ステップ122で計時を開始する。制御装置12は、ステップ124で、タイマTが予め定められた時間T2を超えるまで待機する。ステップ124で、タイマTが時間T2を越えた場合には、ステップ126で、制御装置12は、ノズル面14aを撮影するよう撮像装置24を制御し、撮像装置24で撮像されて得られた画像データを取込む。そして、ステップ128、130では、上記ステップ112、114と同様に、画像処理を行なうと共に、インクの広がり半径を算出する。
ステップ132では、制御装置12は、算出した広がり半径を閾値TH2と比較し、算出した広がり半径が閾値TH2より小さければ、ステップ120に戻り、引き続き加圧を続け、時間T2が経過したら再び撮像を行なって、広がり半径が所定値TH2を越えるまで上記処理を繰り返す。
ステップ132で、算出したインクの広がり半径が、閾値TH2より大きいと判断した場合は、制御装置12は、ステップ134で、サブタンク16に対する加圧が停止されるようにポンプ18を制御し、ヘッド14内部を略大気圧にする。これにより、インクの広がりは停止し、その形状が維持される。
ここで、閾値TH2は、隣接するノズル14b間の最短距離の1/2より若干小さい値に設定しておく。ただし、該閾値TH2は、最短距離の1/4以上となるようにし、小さすぎる値とならないように設定しておくことが好ましい。これにより、ノズル14bから滲み出たインクの境界が隣接する他のノズル14bから滲み出たインクの境界と僅かな距離だけ離間した状態で加圧が停止される。すなわち、ノズル14bから滲み出たインクが隣接するノズル14bから滲み出たインクと接触する直前で加圧を停止できる。従って、隣接するノズル14bから滲み出たインクが接触して凝集することなく、ボタ落ち等を防止でき、かつノズル面14aにインクを十分大きく広げることができる。
なお、ヘッド14内部を大気圧にするにはポンプ18を逆回転したり、あるいはサブタンク16に大気開放弁を設けて大気開放する方法があるが、本実施の形態では図1に示すように大気開放弁32を設け、制御装置12が該大気開放弁32を開放して大気開放するように制御している。大気開放弁32を用いて大気開放することにより、ポンプ18を逆回転する場合に比べて直ちにヘッド14の内部を大気圧にすることができるため、滲み出しインクの広がり制御性が向上する。また、ポンプ18により負圧にせずに大気開放できるため、ノズル面14aに付着した異物が遊離・溶解した滲み出しインクがノズル14b内に逆流することが防止される。
次に制御装置12は、ステップ136で、払拭部材20を移動させ、ノズル面14aを払拭清掃する。これにより、ノズル面14aの付着物が遊離・溶解した滲み出しインクが除去される。ステップ138では、制御装置12は、ヘッド14をホームポジションに移動して、メンテナンスモードを終了する。
なお、上記実施の形態では、算出した広がり半径が閾値TH2より大きくなるまで加圧を継続する例について説明したが、別途、タイムアウトの時間を設け、この時間までに閾値TH2以上にならない場合には、アラームを出す等の処理を行なうようにプログラムしておいてもよい。これにより、何らかの不具合により閾値TH2以上にならない状態が継続した場合に、繰り返しのループから抜け出すことができる。
また、上記実施の形態では、撮像装置24を固定設置し、ヘッド14に設けられた複数のノズル14bのうち1つのノズル14bから滲み出たインクの境界位置が把握できる程度の領域を撮像して加圧制御する例について説明したが、撮像装置24を移動させる移動手段を設けて、複数ノズル14bから滲み出たインクの境界位置を検出可能とする構成としてもよい。例えば、1つのヘッド14で複数のノズル14bから異なるインクを吐出する場合や、異なるノズル径がある場合などの、各ノズル14bでインクの滲み出し状態が異なるであろうと予測される構成の場合でも、1つの撮像装置24で対応可能となる。これにより、撮像対象のノズル14bの各々に対応して撮像手段を複数設ける場合に比べてコストダウンが図れる。
以上説明したように、本実施の形態では、撮像装置24により撮像されて得られた画像データからノズル面14aに対するインクの境界位置を検出し、該境界位置からインクの広がり半径を算出し、該広がり半径が閾値TH2を越えたところでポンプ18の加圧を停止するようにしたため、隣接するノズル14bから滲み出たインク同士が接触して凝集することを防止でき、かつノズル面14aに対するインクの広がりを十分大きくすることができる。これにより、インクのボタ落ちもなく、ノズル14bの吐出口近傍の付着物をインクに浸漬させて、溶解或いはノズル面14aから遊離させた上で払拭部材20で払拭することができると共に、払拭の際にノズル面14aを傷つけることを防止できる。また、インクの境界位置を検出する手段を設け、この検出結果に応じて加圧を調整するようにしたため、経時劣化や周辺温度によりインクの表面張力などが変化したとしても、検出手段でインクの広がり状態を検出でき、経時劣化や周辺温度等の影響を受けずに加圧を好適なタイミングで停止できる。
なお、本実施の形態では、滲み出したインクの広がり半径を算出したが、滲み出したインクの広がり面積などを算出して、制御してもよい。また、隣接するノズル14b間の中間位置を含む所定領域を撮像可能な位置に撮像装置24を設置し、隣接するノズル14bの各々から滲み出たインクの各境界位置の離間距離が所定距離となったところで加圧が停止されるように制御してもよい。
また、ノズル14b間の距離が十分広い場合には、ノズル14bから滲み出たインクが隣接するノズル14bから滲み出たインクと接触して凝集するより先に、滲み出たインクの自重によるボタ落ちが発生する場合がある。従って、そのようなヘッドの場合には、閾値TH2は、上記の値より更に小さい値を設定しておくことが好ましい。これによりインクのボタ落ちによる汚染を防止できる。なお、ボタ落ちする広がり半径を予め実験等により検証しておき、これに基づいて好ましい閾値TH2を設定しておくようにする。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、ノズル面14aを撮像する撮像装置24を設けインクの境界位置を検出する例について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の構成によりインクの境界位置を検出するようにしてもよい。本実施の形態では、静電容量をインクの境界位置を示す物理量として検出する場合を例に挙げて説明する。
図4は、ノズル面14aの静電容量を測定する測定部分の構成例を示す図である。なお、測定部分以外の液滴吐出装置10の構成(制御装置12やサブタンク16、ポンプ18、払拭部材20など)は、第1の実施の形態と同様であるため、図示及び説明を省略する。
図4に示すように、ヘッド14のノズル面14aに平行に第1の電極として電極42を設けると共に、この電極42と第2の電極としての役割を担うプレートで形成されたノズル面14a(またはプレートに埋め込んだ第2の電極)との間の静電容量を検知する静電容量検出回路40を設ける。静電容量検出回路40は制御装置12に接続され、静電容量の検知結果は制御装置12に入力される。電極42とノズル面14a(プレート)間のインクの有無により、静電容量が変化する。本実施の形態では、静電容量をノズル14bから滲み出たインクの境界位置を示す物理量として用いる。
電極42は、ノズル面14aから所定距離離れた位置であって、隣接するノズル14b間の中間部に対応する位置に配置する。ノズル14bから滲み出たインクが広がり、隣接するノズル14b間の中間付近までインクが広がると電極42とノズル面14a間の静電容量が変化する。制御装置12は、上記実施の形態と同様に、静電容量検出回路40から入力された検知結果と予め定められた閾値と比較して、静電容量が閾値に到達した時点で、ポンプ18の加圧を停止する。閾値は、ノズル14bから滲み出たインクが隣接するノズル14bから滲み出たインクと接触する直前の静電容量を予め実験等により求め、該静電容量より若干小さな値を閾値としてROM等に記憶し設定しておく。
なお、電極42をノズル面14a近くに設置することで検出精度の向上が期待できるが、電極42にインクが付着し電極42が汚染されてしまう懸念があるため、インクが付着しない範囲までノズル面14aから電極42を離して設置することが好ましい。
以上説明したように電極42を配置して静電容量を検出して加圧制御することによって、隣接するノズル14bから滲み出たインク同士が接触しないため、第1の実施の形態と同様の効果を奏すると共に、インクの境界位置を検出する手段が安価に構成できるメリットもある。
なお、1つのノズル14bに対して両側の隣接ノズル14bとの中間位置付近の各々に対応して、上記のように電極42を設けて、各々静電容量を検出しても良い。また、特定の複数のノズル14bから滲み出たインクの境界位置を検出できるように、電極42を複数設けても良い。これにより、インクの境界位置の検出精度が上がる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、2つの電極間の抵抗値を検出する回路によりインクの境界位置を検出する場合を例に挙げて説明する。
図5は、ノズル面14aに2つの電極を設けて抵抗値を測定する測定部分の構成例を示す図である。なお、測定部分以外の液滴吐出装置10の構成(制御装置12やサブタンク16、ポンプ18、払拭部材20など)は、第1の実施の形態と同様であるため、図示及び説明を省略する。
ノズル14bの近傍に第1の電極52を配置し、該ノズル14bと隣接するノズル14bとの中間位置より若干第1の電極52に近い位置に第2の電極54を配置する。第1の電極52及び第2の電極54の両電極には、電気抵抗を検出する抵抗値検出回路50を接続する。インクの有無(広がり状態)により電気抵抗値が変化するため、これをインクの境界位置を示す物理量として抵抗値検出回路50で検出する。
制御装置12の制御によりポンプ18が加圧を開始すると、ノズル14bから滲み出たインクは、まず第1の電極52に接触する。さらに加圧を続けると、滲み出しインクは広がり続ける。そして、滲み出しインクが隣接するノズル14b間の中間地点近くに到達すると、滲み出たインクは、第2の電極54に接触する。これにより、両電極間の抵抗値が急激に下がる。すなわち、抵抗値によってインクの境界位置が第2の電極54の設置領域に到達したことが検出される。抵抗値検出回路50で検出された抵抗値は制御装置12に入力され、該抵抗値が予め定められた閾値未満となったところでポンプ18による加圧を停止する。閾値は、インクの境界位置が上記中間地点に到達する直前の抵抗値を予め実験等により求め、この値よりも若干大きな値に設定しておく。
以上説明したように第1の電極52及び第2の電極54を配置して抵抗値を検出して加圧制御することによって、隣接するノズル14bの滲み出たインク同士が接触しないため、第1の実施の形態と同様の効果を奏すると共に、各電極はヘッド14のノズル面14aに組み込むことができ、さらなるコストダウンの効果がある。
なお、1つのノズル14bに対して両側の隣接ノズル14bとの中間位置付近の各々に、上記のように第2の電極54を設けて、各々抵抗値を検出しても良い。また、特定の複数のノズル14bから滲み出たインクの境界位置を検出できるように、一対の電極(第1の電極52及び第2の電極54)を複数箇所に設けても良い。これにより、インクの境界位置の検出精度が上がる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、レーザ光を照射してその反射光の強度を測定することによりインクの境界位置を検出する場合を例に挙げて説明する。
図6は、ノズル面14aにレーザ光を照射してその反射光を測定する測定部分の構成例を示す図である。なお、測定部分以外の液滴吐出装置10の構成(制御装置12やサブタンク16、ポンプ18、払拭部材20など)は、第1の実施の形態と同様であるため、図示及び説明を省略する。
レーザ照射部60をヘッド14の近傍に設置する。また、ヘッド14のノズル面14aに対向する位置であって、対象のノズル14bとそのノズル14bの両側に配置される隣接ノズル14bとの中間位置より対象のノズル14bに若干近い位置にそれぞれミラー62、ビームスプリッタ64を配置する。ビームスプリッタ64は、上記配置位置のうちレーザ照射部60に近い位置に配置されており、レーザ照射部60とビームスプリッタ64との間には、ビームスプリッタ66を配置する。レーザ照射部60から出射されたレーザ光は、ビームスプリッタ66に入射して反射又は透過し、このうち透過したレーザ光がビームスプリッタ64に入射する。該ビームスプリッタ64に入射したレーザ光は複数に分割されて反射又は透過し、反射したレーザ光は、ノズル面14aに向かって照射される。また、ここで透過したレーザ光はミラー62に入射して反射し、ノズル面14aに向かって照射される。
ミラー62からノズル面14aに照射されたレーザ光の反射光は、再びミラー62に入射して反射し、ビームスプリッタ64に入射する。ビームスプリッタ64に入射した反射光はビームスプリッタ64で反射又は透過し、このうち反射した光はビームスプリッタ66に入射する。
また、ビームスプリッタ64からノズル面14aに照射されたレーザ光の反射光は、再びビームスプリッタ64に入射して反射又は透過し、このうち透過した光はビームスプリッタ66に入射する。
ビームスプリッタ66に反射光が入射すると、反射又は透過し、該反射した光は検出部68に入射する。なお、ミラー62、ビームスプリッタ64からの反射光の各々は、その光路長の差から所定の時間ずれたタイミングでビームスプリッタ66に入射されるため、検出部68にも所定の時間ずれたタイミングで入射される。検出部68は、ビームスプリッタ66から受けた反射光の各々を受光し、その強度を検出する。
制御装置12の制御によりポンプ18が加圧を開始すると、ノズル14bから滲み出たインクが広がり続ける。インクの境界位置が隣接するノズル14b間の中間位置に近づくにつれ、検出部68で検出される強度値が変化する。検出部68で検出された反射光の強度値は制御装置12に入力され、該強度値が予め定められた閾値を越えたところでポンプ18による加圧を停止する。閾値は、インクの境界位置が中間位置に到達する直前の強度値を予め実験等により求め、この値よりも若干小さな値に設定しておく。
以上説明したようにレーザ光を照射するレーザ照射部60、及び反射光を検出する検出部66を配置し、ノズル面14aに照射したレーザ光の反射光の強度値を検出して加圧制御することによって、隣接するノズル14bの滲み出たインク同士が接触する直前に加圧停止できるため、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、本実施の形態では1つのノズル14bから滲み出たインクの境界位置を複数箇所(両側2箇所)検出する例について説明したが、1箇所だけ検出して制御するようにすることもできる。また、本実施の形態では、ノズル面14aの異なる複数の位置に照射するレーザ光を1つのレーザ照射部60から出射する例について説明したが、レーザ照射部を複数設けて、それぞれから異なる複数の位置に向けて照射するように構成してもよい。
また、上記第1〜第4の実施の形態では、メンテナンスモードにおいてサブタンク16内部を加圧することでヘッド14内部を加圧する例について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ヘッド14内部を直接加圧するためのポンプを設け、該ポンプによりヘッド14内部を直接加圧するような構成としてもよい。
第1の実施の形態に係る液滴吐出装置の構成図の一例である。 (A)は、ノズル面に配置されたノズルからインクが滲み出る様子を示す図であり、(B)は、撮像装置でノズル面からインクが滲み出た領域を撮像する様子を示す図である。 メンテナンスモード時に制御装置により行なわれる処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る、ノズル面の静電容量を測定する測定部分の構成例を示す図である。 第3の実施の形態に係る、ノズル面に2つの電極を設けて抵抗値を測定する測定部分の構成例を示す図である。 第4の実施の形態に係る、ノズル面にレーザ光を照射してその反射光を測定する測定部分の構成例を示す図である。 (A)は、各ノズルからインクを滲み出した状態を示す図であり、(B)は、隣接するノズルから滲み出したインクが接触して凝集した様子を示す図である。
符号の説明
10 液滴吐出装置
12 制御装置
14 ヘッド
14a ノズル面
14b ノズル
16 サブタンク
18 ポンプ
20 払拭部材
24 撮像装置
30 供給パイプ
40 静電容量検出回路
42 電極
50 抵抗値検出回路
52 第1の電極
54 第2の電極
60 レーザ照射部
62 ミラー
64、66 ビームスプリッタ
68 検出部

Claims (8)

  1. 複数のノズルを備え液体が供給される液滴吐出ヘッド内部の圧力を変化させる圧力変化手段と、
    前記圧力変化手段による前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧に応じて前記液滴吐出ヘッドの少なくとも1つのノズルからノズル面上に滲み出た液体の境界の位置を検出する検出手段と、
    前記圧力変化手段による前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧開始後、前記検出手段の検出結果に基づいて、隣接するノズルからノズル面上に滲み出た各々の液体の前記境界が接触する直前で前記収容部の内部に対する加圧が停止されるように前記圧力変化手段を制御する制御手段と、
    を有する液滴吐出ヘッドの制御装置。
  2. 前記制御手段は、更に、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記圧力変化手段により前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧開始後所定時間経過するまでの前記境界の位置の変化量が所定値以下である場合には、前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧を停止する制御、および報知手段でエラーを報知する制御の少なくとも一方の制御を行なう
    請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの制御装置。
  3. 前記検出手段を、前記液滴吐出ヘッドのノズル面を撮像する撮像手段と、該撮像手段により撮像された撮像画像から前記境界の位置を判定する判定手段とで構成した
    請求項1または2に記載の液滴吐出ヘッドの制御装置。
  4. 前記検出手段を、前記ノズル面と対向する位置に設置した電極と、該電極と前記ノズル面との間の静電容量を前記境界の位置を示す物理量として検出する静電容量検出手段とで構成した
    請求項1または2に記載の液滴吐出ヘッドの制御装置。
  5. 前記検出手段を、前記ノズル面の隣接するノズル間の中間位置よりいずれか一方のノズル側に離間させて配置された一対の電極と、該一対の電極間の電気抵抗を前記境界の位置を示す物理量として検出する電気抵抗検出手段とで構成した
    請求項1または2に記載の液滴吐出ヘッドの制御装置。
  6. 前記検出手段を、レーザ光をノズル面の隣接するノズル間の中間位置よりいずれか一方のノズルに近い位置に向けて照射する照射手段と、該照射されたレーザ光の反射光を受光し、該受光した反射光の強度を前記境界の位置を示す物理量として検出する反射光強度検出手段とで構成した
    請求項1または2に記載の液滴吐出ヘッドの制御装置。
  7. 前記検出手段は、少なくとも1つのノズルからノズル面上に滲み出た液体の境界位置を複数箇所検出する
    請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の液滴吐出ヘッドの制御装置。
  8. 複数のノズルを備え液体が供給される液滴吐出ヘッド内部の圧力を変化させる圧力変化手段を制御して、前記液滴吐出ヘッド内部を加圧し、
    前記圧力変化手段により前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧を開始した後に、検出手段により該加圧に応じて前記液滴吐出ヘッドの少なくとも1つのノズルからノズル面上に滲み出た液体の境界の位置を検出し、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、隣接するノズルからノズル面上に滲み出た各々の液体の前記境界が接触する直前で前記液滴吐出ヘッド内部に対する加圧が停止されるように前記圧力変化手段を制御する
    液滴吐出ヘッドの制御方法。
JP2008069284A 2008-03-18 2008-03-18 液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法 Expired - Fee Related JP5042087B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008069284A JP5042087B2 (ja) 2008-03-18 2008-03-18 液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法
US12/397,963 US8172358B2 (en) 2008-03-18 2009-03-04 Droplet ejection head control device and control method, and program storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008069284A JP5042087B2 (ja) 2008-03-18 2008-03-18 液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009220059A JP2009220059A (ja) 2009-10-01
JP5042087B2 true JP5042087B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=41088441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008069284A Expired - Fee Related JP5042087B2 (ja) 2008-03-18 2008-03-18 液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8172358B2 (ja)
JP (1) JP5042087B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5401363B2 (ja) * 2010-03-02 2014-01-29 富士フイルム株式会社 ヘッド洗浄装置、ヘッド洗浄方法及び画像記録装置
JP5806341B2 (ja) * 2013-03-22 2015-11-10 キヤノンファインテック株式会社 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP6314482B2 (ja) * 2014-01-10 2018-04-25 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
WO2016018357A1 (en) * 2014-07-31 2016-02-04 Hewlett-Packard Development Company, L. P. Servicing a printhead of a printer
US9493002B2 (en) 2015-04-10 2016-11-15 Funai Electric Co., Ltd. Printhead condition detection system
JP7003602B2 (ja) * 2016-11-29 2022-01-20 株式会社リコー 液体吐出装置、及び液体吐出方法
US10081079B2 (en) * 2016-12-08 2018-09-25 General Electric Company Method and system for confined laser cutting
DE102017205273A1 (de) * 2017-03-29 2018-10-04 Heidelberger Druckmaschinen Ag Vorrichtung für den Inkjet-Druck
US10730301B2 (en) 2018-04-12 2020-08-04 Canon Production Printing Holding B.V. Method of capping a nozzle face of an ink jet print head
DE102019211274A1 (de) * 2018-08-30 2020-03-05 Heidelberger Druckmaschinen Ag Druckdüsenkompensation unter Berücksichtigung benachbarte Flächendeckungen
US20210245496A1 (en) * 2019-01-31 2021-08-12 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluidic device with nozzle layer having conductive trace for damage detection
US11126079B1 (en) 2020-04-09 2021-09-21 Canon Kabushiki Kaisha Nano-fabrication system with cleaning system for cleaning a faceplate of a dispenser and method of cleaning the faceplate
JP7404984B2 (ja) 2020-04-10 2023-12-26 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置及びノズル面の異常検出方法
US11896971B2 (en) * 2021-03-18 2024-02-13 Punai Electric Co., Ltd. Fluid detection circuit for fluid ejection head

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3690380B2 (ja) * 2002-08-02 2005-08-31 セイコーエプソン株式会社 材料の配置方法、電子装置の製造方法、電気光学装置の製造方法
JP4003755B2 (ja) * 2004-03-30 2007-11-07 富士フイルム株式会社 画像形成装置並びにノズル回復方法
JP2006088067A (ja) 2004-09-24 2006-04-06 Toshiba Corp インクジェット塗布装置、及びインクジェット塗布方法
JP2006264068A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Fuji Photo Film Co Ltd 液体吐出装置及びインクジェット記録装置並びに液体除去方法
JP4874605B2 (ja) * 2005-09-12 2012-02-15 株式会社リコー インク供給容器と記録装置及びインク供給方法
JP4895723B2 (ja) * 2006-08-23 2012-03-14 富士フイルム株式会社 液体吐出装置および液体吐出面の清掃方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009220059A (ja) 2009-10-01
US20090237435A1 (en) 2009-09-24
US8172358B2 (en) 2012-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5042087B2 (ja) 液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法
JP5200878B2 (ja) 画像形成装置
US7703877B2 (en) Liquid ejection apparatus and control method for applying meniscus vibration according to the viscosity states of nozzles
US7416294B2 (en) Image forming apparatus and liquid control method
JP2007229928A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
US9440468B2 (en) Method of measuring a wetting property of a nozzle plate
US20120062638A1 (en) Image recording device and image recording method
JP4858401B2 (ja) 画像記録装置
JP2010162791A (ja) 画像形成装置
US11090941B2 (en) Method and cleaning unit for cleaning a print head
US8851623B2 (en) Liquid ejection device and maintenance method thereof
US8926057B2 (en) Liquid ejection apparatus
JP2009268995A (ja) インクジェットヘッド管理方法およびそれを用いたインクジェット装置
JP5401363B2 (ja) ヘッド洗浄装置、ヘッド洗浄方法及び画像記録装置
JP3929049B2 (ja) 液体吐出予測方法および画像形成装置
JP6085221B2 (ja) インクジェットプリンター
JP2006035812A (ja) インクジェットプリンタ
JP2008188838A (ja) インクジェット記録装置および吐出回復制御方法
JP2009078544A (ja) 液体吐出装置およびその制御方法
JP2007276374A (ja) インクジェット印刷装置の洗浄方法
CN112020437B (zh) 打印头维护
JP7472710B2 (ja) メンテナンス装置及びインクジェット記録装置
JP7229063B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP2014240129A (ja) 液体吐出装置
JP7472709B2 (ja) メンテナンス装置及びインクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees