JP6314399B2 - 渦電流式減速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トラックやバスなどの車両に補助ブレーキとして搭載される渦電流式減速装置に関し、特に、制動力を発生させるために永久磁石を用いた渦電流式減速装置に関する。
一般に、永久磁石(以下、単に「磁石」ともいう)を用いた渦電流式減速装置(以下、単に「減速装置」ともいう)は、プロペラシャフトなどの回転軸に固定した制動部材を有し、制動時に、磁石からの磁界の作用で、磁石と対向する制動部材の表面に渦電流を発生させる。これにより、回転軸と一体で回転する制動部材に回転方向と逆向きの制動力が生じ、回転軸の回転が減速させられる。減速装置は、制動力をもたらす渦電流が発生させられる制動部材、及び磁石を保持して制動部材と対をなす磁石保持部材の形状に応じてドラム型とディスク型に大別され、制動と非制動とを切り替える構造も様々ある。
近年、装置の小型化への要請に対応するため、磁石を保持する磁石保持部材を回転軸に回転可能に支持し、制動時にその磁石保持部材を摩擦ブレーキによって静止させる減速装置が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。これらの減速装置は、以下に示すように、非制動時に磁石保持部材と制動部材が同期して一体的に回転することから、同期回転方式の減速装置と称される。
図1は、従来の同期回転方式の減速装置の構成例を示す縦断面図である。同図に示す減速装置はディスク型であり、制動部材としての制動ディスク101と、磁石保持部材としてその制動ディスク101の主面に対向し永久磁石105を保持する磁石保持ディスク104とを備える。
図1では、制動ディスク101は、プロペラシャフトなどの回転軸111と一体で回転するように構成される。具体的には、回転軸111と同軸上に連結軸112がボルトなどによって固定され、フランジ付きのスリーブ113がその連結軸112にスプラインで噛み合いながら挿入されてナット114で固定されている。制動ディスク101は、回転軸111と一体化されたスリーブ113のフランジにボルトなどで固定され、これにより回転軸111と一体で回転するようになる。
制動ディスク101には、例えばその外周に放熱フィン102が設けられる。この放熱フィン102は、制動ディスク101と一体成形され、制動ディスク101そのものを冷却する役割を担う。制動ディスク101の材質は導電性材料であって、その中で鉄などの強磁性材料や、フェライト系ステンレス鋼などの弱磁性材料のほか、アルミニウム合金や銅合金のような非磁性材料でも良い。
磁石保持ディスク104は、回転軸111に対し回転可能に構成される。磁石保持ディスク104は、連結軸112と同心状の環状部材103と一体成形されたり、個別に成形されてボルトなどで環状部材103に固定されたりしたものである。環状部材103は回転軸111と一体化されたスリーブ113に軸受115a、115bを介して支持され、これにより磁石保持ディスク104は回転軸111に対し自由に回転が可能になる。軸受115a、115bには潤滑グリスが充填され、この潤滑グリスは、環状部材103の前後両端に装着されたリング状のシール部材116a、116bにより漏出を防止される。
磁石保持ディスク104には、制動ディスク101の主面と対向する面に、円周方向にわたり複数の永久磁石105が固着される。永久磁石105は、磁極(N極、S極)の向きが磁石保持ディスク104の軸方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なるように配置される。
磁石保持ディスク104には、永久磁石105の全体を覆うように、薄板からなる磁石カバー120が取り付けられる。この磁石カバー120は、鉄粉や粉塵から永久磁石105を保護する役割を担う。磁石カバー120の材質は、永久磁石105からの磁界に影響を及ぼさないように、非磁性材料である。
図1に示す減速装置は、制動時に磁石保持ディスク104を静止させる摩擦ブレーキとしてディスクブレーキを備える。このディスクブレーキは、磁石保持ディスク104の後方で環状部材103と一体のブレーキディスク106と、このブレーキディスク106を間に挟むブレーキパッド108a、108bを有するブレーキキャリパ107と、このブレーキキャリパ107を駆動させる電動式直動アクチュエータ109とから構成される。ブレーキディスク106は、ボルトなどで環状部材103に取り付けられ、環状部材103と一体化される。
ブレーキキャリパ107は、前後で一対のブレーキパッド108a、108bを有しており、ブレーキパッド108a、108bの間にブレーキディスク106を配置し所定の隙間を設けて挟んだ状態で、バネを搭載したボルトなどによりブラケット117に付勢支持される。このブラケット117は、車両のシャーシやクロスメンバーなどの非回転部に取り付けられる。また、ブラケット117は、ブレーキディスク106の後方で環状部材103を包囲し、環状部材103に軸受118を介して回転可能に支持される。この軸受118にも潤滑グリスが充填され、この潤滑グリスは、ブラケット117の前後両端に装着されたリング状のシール部材119a、119bにより漏出を防止される。
ブレーキキャリパ107には、アクチュエータ109がボルトなどで固定される。アクチュエータ109は、電動モータ110によって駆動し、電動モータ110の回転運動を直線運動に変換して後側のブレーキパッド108bをブレーキディスク106に向け直線移動させる。これにより、後側のブレーキパッド108bがブレーキディスク106を押圧し、これに伴う反力の作用で、前側のブレーキパッド108aがブレーキディスク106に向け移動し、その結果、ブレーキディスク106を前後のブレーキパッド108a、108bで強力に挟み込む。
図1に示す減速装置において、非制動時は、ディスクブレーキ(摩擦ブレーキ)を作動させない状態にある。このとき、制動ディスク101が強磁性材や弱磁性材の場合は、回転軸111と一体で制動ディスク101が回転するのに伴い、環状部材103と一体の磁石保持ディスク104が、永久磁石105と制動ディスク101との磁気吸引作用により、制動ディスク101と同期して一体的に回転する。このため、制動ディスク101と永久磁石105との間に相対的な回転速度差が生じないことから、制動力は発生しない。
制動ディスク101が非磁性材の場合は、磁石105と制動ディスク101との間に磁気吸引力は働かないが、磁石105が及ぼす磁界中を制動ディスク101が回転移動するのに伴って、制動ディスク101には渦電流が発生する。渦電流が発生すると、制動ディスク101には磁界の作用によって制動力が発生するため、磁石105を保持する磁石保持ディスク104はその反力を受け、制動ディスク101と同じ方向に回転する。すなわち、制動ディスク101と磁石105との間の相対回転速度差によって生じる制動力と、磁石105が回転することによって生じる軸受部の損失や磁石保持ディスク104の回転による空気抵抗の抗力とが釣り合うように、磁石105は制動ディスク101と同じ方向へ僅かな相対回転速度差を生じながら回転する。つまり、制動ディスク101が非磁性材の場合は、磁石105が制動ディスク101に完全同期回転するわけではなく、僅かな回転速度差をもって連れまわりをしているが、実質的には同期して回転しており、非制動状態が保たれている。
一方、制動時は、ディスクブレーキ(摩擦ブレーキ)を作動させ、ブレーキディスク106がブレーキパッド108a、108bによって挟み込まれ、これにより環状部材103と一体の磁石保持ディスク104の回転が停止し、磁石保持ディスク104が静止する。制動ディスク101が回転している際に磁石保持ディスク104のみが静止すると、制動ディスク101と永久磁石105との間に相対的な回転速度差が生じるため、永久磁石105からの磁界の作用で、制動ディスク101の主面に渦電流が発生し、制動ディスク101を介して回転軸111に制動力を発生させることができる。なお、制動時の状態は、制動ディスクの材質が磁性材であっても非磁性材であっても、磁界の作用による原理は同じであり、材料の導電率や透磁率の差によって制動効率に差が生じるため、磁気回路設計時に制動ディスクの材質を適宜選定することができる。
上記した同期回転方式の減速装置はディスク型であるが、ドラム型であっても成り立つ。
特開平4−331456号公報 実開平5−80178号公報 特開2011−97696号公報 特開2011−139574号公報 特開2011−182574号公報
上記した従来の同期回転方式の減速装置では、制動部材と磁石保持部材の磁石に挟まれた空隙部は常時強い磁束が出ている状態なので、両者の隙間に、鉄粉などの強磁性体の異物が侵入して付着し、次々と堆積して成長する事態が起こり得る。このような事態が起こった場合、制動時に制動部材や磁石カバー(磁石カバーが無ければ磁石)が異物と擦れ合い、損傷したり、制動部材と磁石との相対的な回転が妨げられたりする。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、制動部材と永久磁石との隙間に異物が付着するのを防止することができる同期回転方式の渦電流式減速装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、永久磁石を用いた同期回転方式の減速装置において、制動部材と永久磁石との隙間への異物の付着を防止するには、磁石保持部材を回転軸に回転可能に支持し、この磁石保持部材の保持する永久磁石の領域を包囲するように制動部材を構成するとともに、この制動部材を回転軸に固定し、その上で、制動時に磁石保持部材に摩擦部材を押し付けて磁石保持部材を静止させる摩擦ブレーキを採用するのが有効であることを知見し、本発明を完成させた。
本発明の渦電流式減速装置は、
車両の回転軸に回転可能に支持され、複数の永久磁石を円周方向にわたり保持した磁石保持部材と、
前記永久磁石の領域を包囲するように一対の円板部及びこれらの円板部同士の外周部を連結する円筒部からなり、前記回転軸に固定された制動部材と、
制動時に前記磁石保持部材に摩擦部材を押し付けて前記磁石保持部材を静止させる摩擦ブレーキと、を備える。
上記の減速装置において、
前記永久磁石は、前記一対の円板部それぞれの内面に対向し、磁極の向きが軸方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なって配置されている構成にすることができる。
上記の減速装置において、
前記永久磁石は、前記円筒部の内周面に対向し、磁極の向きが径方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なって配置されている構成にすることもできる。
上記の減速装置において、
前記永久磁石は、前記円筒部の内周面及び前記一対の円板部それぞれの内面に対向し、磁極の向きが円周方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なって配置されており、
前記磁石保持部材は、円周方向に隣接する前記永久磁石同士の間に強磁性材を有する構成にすることも可能である。
上記の減速装置において、
前記磁石保持部材は、前記制動部材の外部に表出した円筒状のブレーキドラムを有し、
前記摩擦ブレーキは、
前記摩擦部材として前記ブレーキドラムを間に挟む一対のブレーキパッドと、
車両の非回転部に固定され、前記ブレーキパッドを有するブレーキキャリパと、
このブレーキキャリパを駆動させ、前記一対のブレーキパッドを前記ブレーキドラムに向けて移動させるアクチュエータと、から構成されることが好ましい。
上記の減速装置において、
前記磁石保持部材は、前記制動部材の外部に表出した円板状のブレーキディスクを有し、
前記摩擦ブレーキは、
前記摩擦部材として前記ブレーキディスクを間に挟む一対のブレーキパッドと、
車両の非回転部に固定され、前記ブレーキパッドを有するブレーキキャリパと、
このブレーキキャリパを駆動させ、前記一対のブレーキパッドを前記ブレーキディスクに向けて移動させるアクチュエータと、から構成されてもよい。
上記の減速装置において、
前記磁石保持部材は、前記制動部材の外部に表出した円筒状のブレーキドラムを有し、
前記摩擦ブレーキは、
前記摩擦部材として前記ブレーキドラムの内周面に対向するブレーキシューと、
車両の非回転部に固定され、前記ブレーキシューを前記ブレーキドラムの内周面に向けて移動させるアクチュエータと、から構成されてもよい。
本発明の渦電流式減速装置によれば、磁石保持部材によって保持される永久磁石の領域が制動部材によって包囲されているため、制動部材と磁石との隙間が外部から隔離され、その隙間に外部から異物が侵入するのを防止でき、ひいては、その隙間への異物の付着を防止することが可能となる。
図1は、従来の同期回転方式の減速装置の構成例を示す縦断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図であり、一部を断面で表した側面図を示す。 図3は、本発明の第1実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図であり、図2のA−A断面図を示す。 図4は、本発明の第2実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図である。 図5は、本発明の第3実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図であり、一部を断面で表した側面図を示す。 図6は、本発明の第3実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図であり、図5のB−B断面の展開図を示す。 図7は、本発明の第4実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図である。 図8は、本発明の第5実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図である。
以下に、本発明の渦電流式減速装置の実施形態について詳述する。
<第1実施形態>
図2及び図3は、本発明の第1実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図である。それらのうちで、図2は一部を断面で表した側面図を示し、図3は図2のA−A断面図を示している。図2及び図3に示す第1実施形態の減速装置はディスク型に相当するものであり、永久磁石5を保持する磁石保持部材4と、この磁石保持部材4の少なくとも磁石5の領域を包囲する制動部材1とを備える。
第1実施形態では、磁石保持部材4はディスク状であり、回転軸11に対し回転可能に構成される。具体的には、管状の連結軸12が回転軸11と同軸上にボルトなどによって固定され、磁石保持部材4は、その連結軸12に圧入されたスリーブ13に軸受14aを介して支持されている。また、磁石保持部材4は、軸受14aによって支持される内周側の部分から後方に向けて環状部4cが突出している。この環状部4cは、連結軸12に圧入されたスリーブ13と同心状であり、スリーブ13に軸受14bを介して支持されている。これにより、磁石保持部材4は、スリーブ13と一体化された回転軸11に対し自由に回転が可能になる。
この磁石保持部材4には、回転軸11と直交する両面それぞれから表出して、円周方向にわたり複数の永久磁石5が固着されている。永久磁石5は、磁極(N極、S極)の向きが回転軸11に沿った方向、すなわち磁石保持部材4の軸方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なるように配置される(図3参照)。
図2及び図3では、磁石保持部材4には、軸方向に貫通する窓が円周方向にわたり等角度間隔に設けられており、磁石5は、それらの各窓に挿嵌され、接着剤や金具を用いて固着された態様を示している。もっとも、磁石保持部材4の両面それぞれに個々に磁石5を固着しても構わない。
磁石保持部材4の材質は、軸方向に貫通する窓に磁石5を挿嵌する構成の場合には、少なくとも磁石5周辺の窓枠部はアルミニウムやオーステナイト系ステンレスなどの非磁性材料であることが望ましいが、軸受14aによって支持される内周側の部分は非磁性材料でも炭素鋼などの強磁性材料であっても良い。一方、磁石保持部材4に窓が無く、両面それぞれに個々に磁石5を固着する構成の場合には、磁石5を固着する部分は炭素鋼、フェライト系ステンレス、鋳鉄などの強磁性材料として、効率よく磁気回路を構成することが望ましいが、軸受14aによって支持される内周側の部分は、強磁性材料であっても、アルミニウムなどの非磁性材料であっても良い。
制動部材1は、磁石保持部材4の少なくとも磁石5の領域を包囲しつつ、回転軸11と一体で回転するように構成される。具体的には、制動部材1は、磁石保持部材4の両面それぞれと対向するように前後に一対からなるドーナツ形の円板部1a、1bと、円板部1a、1b同士の外周部を連結する円筒部1cとから構成される。円筒部1cは、磁石保持部材4の外周面と対向する。一対の円板部1a、1bのうちで、一方の円板部1a(前側の円板部)は、回転軸11と一体化されたスリーブ13に固定されている。他方の円板部1b(後側の円板部)は、磁石保持部材4の環状部4cに軸受15を介して支持されている。これにより制動部材1は、一対の円板部1a、1b及び円筒部1cが一体で、且つ回転軸11と一体で回転するようになる。図2では、前側の円板部1aと円筒部1cが一体成形され、これが後側の円板部1bとボルトなどによって一体化された態様を示している。
制動部材1、特に円板部1a、1bの材質は、導電性材料であって、その中でも炭素鋼や鋳鉄などの強磁性材料や、フェライト系ステンレス鋼などの弱磁性材料、又はアルミニウム合金や銅合金などの非磁性材料である。前記材料を制動部材1の母材として採用した場合、さらに制動効率を向上させるため、円板部1a、1bにおいて、磁石5と対向する内面の表層部は、銅や銅合金などの良導電性材料であるのがより好ましい。
制動部材1には、その外周に円筒部1cと一体成形された放熱フィン2が設けられる。この放熱フィン2は、制動時に制動部材1に発生する熱を放出し、制動部材1そのものを冷却する役割を担う。放熱フィンは、制動部材1の円板部1a、1bの外面に設けてもよい。
第1実施形態の減速装置は、制動時に磁石保持部材4を静止させる摩擦ブレーキを備える。図2に示す第1実施形態の減速装置の場合、摩擦ブレーキの構成要素として、制動部材1の外部に表出した円筒状のブレーキドラム6を備える。このブレーキドラム6は、磁石保持部材4から突出した環状部4cにボルトなどで取り付けられ、磁石保持部材4と一体化されている。第1実施形態の摩擦ブレーキは、ブレーキドラム6を間に挟む摩擦部材としてのブレーキパッド8a、8bと、これらのブレーキパッド8a、8bを有するブレーキキャリパ7と、このブレーキキャリパ7を駆動させるアクチュエータである電動式直動アクチュエータ9とから構成される。
ブレーキキャリパ7は、上下で一対のブレーキパッド8a、8bを有しており、ブレーキパッド8a、8bの間にブレーキドラム6を配置し所定の隙間を設けて挟んだ状態で、バネを搭載したボルトなどにより、図示しないブラケットに付勢支持される。このブラケットは、車両の非回転部に取り付けられて固定される。
ブレーキキャリパ7には、アクチュエータ9がボルトなどで固定される。アクチュエータ9は、電動モータ10によって駆動し、電動モータ10の回転運動を直線運動に変換して上側のブレーキパッド8bをブレーキドラム6の外周面に向け直線移動させる。これにより、上側のブレーキパッド8bがブレーキドラム6の外周面を押圧し、これに伴う反力の作用で、下側のブレーキパッド8aがブレーキドラム6の内周面に向け移動し、その結果、ブレーキドラム6の内外周面を上下のブレーキパッド8a、8bで強力に挟み込む。
このような構成の第1実施形態の減速装置では、非制動時は、摩擦ブレーキを作動させない状態にある。このとき、回転軸11と一体で制動部材1が回転する。これに伴い、磁石保持部材4が、一対の円板部1a、1bと永久磁石5との磁気吸引作用(制動部材1が磁性材料の場合)又は磁界の作用(制動部材1が非磁性材料の場合)により、制動部材1と同期して一体的に回転する。このため、円板部1a、1b(制動部材1)と、磁石保持部材4における永久磁石5との間に相対的な回転速度差が生じないことから、制動力は発生しない。
一方、制動時は、摩擦ブレーキを作動させ、ブレーキドラム6が摩擦部材であるブレーキパッド8a、8bによって挟み込まれる。これにより、ブレーキドラム6と一体の磁石保持部材4の回転が停止し、磁石保持部材4が静止する。制動部材1が回転している際に磁石保持部材4のみが静止すると、円板部1a、1b(制動部材1)と、磁石保持部材4における永久磁石5との間に相対的な回転速度差が生じるため、円板部1a、1bそれぞれの内面に渦電流が発生する。すると、制動部材1の円板部1a、1bそれぞれの内面に生じた渦電流と永久磁石5からの磁束密度との相互作用により、回転する円板部1a、1b(制動部材1)に回転方向と逆向きの制動力が発生する。これにより、制動部材1を介して回転軸11の回転を減速させることができる。
第1実施形態の減速装置によれば、磁石保持部材4の少なくとも磁石5の領域が制動部材1によって包囲されているため、制動部材1の円板部1a、1bと磁石5との隙間が外部から隔離され、その隙間に外部から異物が侵入するのを防止でき、ひいては、その隙間への異物の付着を防止することが可能となる。これにより、異物付着に起因した制動部材1や磁石5の損傷を防止することができ、制動部材1と磁石5との円滑な相対回転を確保することができる。
さらに、第1実施形態では、渦電流が制動部材1の円板部1a、1bの内面それぞれに発生するため、制動力が2面からもたらされ、制動効率を著しく向上させることもできる。その上、前記図1に示す従来の減速装置における磁石カバー120が不要であるため、制動部材1の円板部1a、1bと永久磁石5の間隔を狭めれば、制動効率を一層向上させることも可能である。
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図である。同図は、一部を断面で表した側面図を示している。同図に示す第2実施形態の減速装置は、前記図2に示す第1実施形態の減速装置の構成を基本とするものであるが、前記第1実施形態とは以下の点で相違する。
第2実施形態の減速装置はドラム型に相当するものであり、制動部材1の円筒部1cが、前記第1実施形態の場合よりも軸方向に長くなっている。磁石保持部材4は、その外周に制動部材1の円筒部1cと同心状で対向する磁石保持リング4aを有し、この磁石保持リング4aの外周面に、円周方向にわたり複数の永久磁石5が固着されている。永久磁石5は、制動部材1の円筒部1cの内周面に対向し、磁極(N極、S極)の向きが磁石保持部材4の径方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なるように配置される。
磁石保持リング4aの材質は、磁石保持部材4と同様に、強磁性材料や弱磁性材料であり、磁石5の周囲が非磁性材料である。第2実施形態の場合、制動部材1の円筒部1cにおいて、磁石5と対向する内周面の表層部は、銅や銅合金などの良導電性材料で構成されるのがより好ましい。
このような構成の第2実施形態の減速装置では、非制動時は、回転軸11と一体で制動部材1が回転する。これに伴い、磁石保持部材4が、円筒部1cと磁石保持部材4(磁石保持リング4a)で保持する永久磁石5との磁気吸引作用(制動部材1が磁性材料の場合)又は磁界の作用(制動部材1が非磁性材料の場合)により、制動部材1と同期して一体的に回転する。このため、円筒部1c(制動部材1)と、磁石保持リング4aにおける永久磁石5との間に相対的な回転速度差が生じないことから、制動力は発生しない。
一方、制動時は、摩擦ブレーキを作動させることにより磁石保持部材4のみが静止する。これに伴い、円筒部1c(制動部材1)と、磁石保持部材4における永久磁石5との間に相対的な回転速度差が生じるため、円筒部1cの内周面に渦電流が発生する。すると、制動部材1の円筒部1cの内周面に生じた渦電流と永久磁石5からの磁束密度との相互作用により、回転する円筒部1c(制動部材1)に回転方向と逆向きの制動力が発生する。これにより、制動部材1を介して回転軸11の回転を減速させることができる。
従って、第2実施形態の減速装置でも、前記第1実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、第2実施形態では、制動部材1を構成する円板部1a、1b及び円筒部1cのうちで回転中心から離れた円筒部1cの内周面に渦電流が発生するため、大きい制動トルクがもたらされ、制動効率を著しく向上させることもできる。その上、前記図1に示す従来の減速装置における磁石カバー120が不要であるため、制動部材1の円筒部1cと永久磁石5の間隔を狭めれば、制動効率を一層向上させることも可能である。
<第3実施形態>
図5及び図6は、本発明の第3実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図である。それらのうちで、図5は一部を断面で表した側面図を示し、図6は図5のB−B断面の展開図を示している。図5及び図6に示す第3実施形態の減速装置は、前記図2、図4に示す第1、2実施形態の減速装置の構成を変形したものである。
第3実施形態の減速装置では、前記第2実施形態と同様に、制動部材1の円筒部1cが、第1実施形態の場合よりも軸方向に長くなっている。磁石保持部材4は、前記第2実施形態の場合よりも直径が遥かに小さい磁石保持リング4aを有し、この磁石保持リング4aの外周面に、円周方向にわたり複数の永久磁石5が固着されている。永久磁石5は、制動部材1における一対の円板部1a、1bそれぞれの内面、及び円筒部1cの内周面に対向し、磁極(N極、S極)の向きが磁石保持部材4の円周方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なるように配置される(図6参照)。
また、第3実施形態では、図6に示すように、円周方向に隣接する永久磁石5同士の間に強磁性材4bが配置され、この強磁性材4bも磁石保持リング4aに保持されている。図6には、永久磁石5と一対の円板部1a、1bそれぞれとの間の磁束の流れを点線矢印で示している。
このような構成の第3実施形態の減速装置では、非制動時は、回転軸11と一体で制動部材1が回転する。これに伴い、磁石保持部材4が、円板部1a、1b及び円筒部1cと、磁石保持部材4(磁石保持リング4a)で保持する永久磁石5との磁気吸引作用(制動部材1が磁性材料の場合)又は磁界の作用(制動部材1が非磁性材料の場合)により、制動部材1と同期して一体的に回転する。このため、制動部材1と、磁石保持リング4aにおける永久磁石5との間に相対的な回転速度差が生じないことから、制動力は発生しない。
一方、制動時は、摩擦ブレーキを作動させることにより磁石保持部材4のみが静止する。これに伴い、円板部1a、1b及び円筒部1c(制動部材1)と、磁石保持部材4における永久磁石5との間に相対的な回転速度差が生じるため、円板部1a、1bそれぞれの内面及び円筒部1cの内周面に渦電流が発生する。すると、制動部材1の円板部1a、1bそれぞれの内面及び円筒部1cの内周面に生じた渦電流と永久磁石5からの磁束密度との相互作用により、回転する制動部材1に回転方向と逆向きの制動力が発生する。これにより、制動部材1を介して回転軸11の回転を減速させることができる。
従って、第3実施形態の減速装置でも、前記第1実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、第3実施形態では、渦電流が制動部材1の円板部1a、1bの各内面及び円筒部1cの内周面に発生するため、制動力が3面からもたらされ、制動効率をさらに著しく向上させることもできる。その上、前記図1に示す従来の減速装置における磁石カバー120が不要であるため、制動部材1の円板部1a、1b及び円筒部1cと永久磁石5の間隔を狭めれば、制動効率を一層向上させることも可能である。
<第4実施形態>
図7は、本発明の第4実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図である。同図は一部を断面で表した側面図を示している。同図に示す第4実施形態の減速装置は、前記図2に示す第1実施形態の減速装置の構成のうちで、摩擦ブレーキの構成を変形したものである。
第4実施形態の減速装置における摩擦ブレーキは、いわゆるディスクブレーキである。図7に示すように、第4実施形態の減速装置は、摩擦ブレーキの構成要素として、制動部材1の外部に表出したドーナツ形円板状のブレーキディスク16を備える。このブレーキディスク16は、磁石保持部材4から突出した環状部4cにボルトなどで固定され、磁石保持部材4と一体化されている。第4実施形態の摩擦ブレーキは、ブレーキディスク16を間に挟む摩擦部材としてのブレーキパッド18a、18bと、これらのブレーキパッド18a、18bを有するブレーキキャリパ17と、このブレーキキャリパ17を駆動させるアクチュエータである電動式直動アクチュエータ19とから構成される。
ブレーキキャリパ17は、前後で一対のブレーキパッド18a、18bを有しており、ブレーキパッド18a、18bの間にブレーキディスク16を配置し所定の隙間を設けて挟んだ状態で、バネを搭載したボルトなどにより、図示しないブラケットに付勢支持される。このブラケットは、車両の非回転部に取り付けられて固定される。
ブレーキキャリパ17には、アクチュエータ19がボルトなどで固定される。アクチュエータ19は、電動モータ20によって駆動し、電動モータ20の回転運動を直線運動に変換して後側のブレーキパッド18bをブレーキディスク16に向け直線移動させる。これにより、後側のブレーキパッド18bがブレーキディスク16を押圧し、これに伴う反力の作用で、前側のブレーキパッド18aがブレーキディスク16に向け移動し、その結果、ブレーキディスク16を前後のブレーキパッド18a、18bで強力に挟み込む。制動時には、このようなブレーキキャリパ17の駆動により、磁石保持部材4を静止させることができる。
このような構成の摩擦ブレーキは、前記第1実施形態の減速装置のみならず、前記第2、第3実施形態の減速装置に適用することも可能である。
<第5実施形態>
図8は、本発明の第5実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図である。同図は一部を断面で表した側面図を示している。同図に示す第5実施形態の減速装置は、前記第4実施形態と同様に、前記図2に示す第1実施形態の減速装置の構成のうちで、摩擦ブレーキの構成を変形したものである。
第5実施形態の減速装置における摩擦ブレーキは、いわゆるドラムブレーキである。図8に示すように、第5実施形態の減速装置は、摩擦ブレーキの構成要素として、制動部材1の外部に表出した円筒状のブレーキドラム26を備える。このブレーキドラム26は、磁石保持部材4から突出した環状部4cにボルトなどで固定され、磁石保持部材4と一体化されている。第5実施形態の摩擦ブレーキは、ブレーキドラム26の内周面に対向する摩擦部材としての複数のブレーキシュー28と、これらのブレーキシュー28をブレーキドラム26の内周面に向けて移動させるアクチュエータであるシリンダ29とから構成される。
シリンダ29は、ブレーキドラム26の内側に収容され、車両の非回転部に取り付けられて固定される。シリンダ29は、油圧又は空気圧によって駆動し、各ブレーキシュー28をブレーキドラム26に向け移動させる。これにより、各ブレーキシュー28がブレーキドラム26の内周面に押し付けられる。制動時には、このようなシリンダ29の駆動により、磁石保持部材4を静止させることができる。
なお、このような構成の摩擦ブレーキは、前記第1実施形態の減速装置のみならず、前記第2、第3実施形態の減速装置に適用することも可能である。
その他本発明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の渦電流式減速装置は、あらゆる車両の補助ブレーキとして有用である。
1:制動部材、 1a、1b:円板部、 1c:円筒部、 2:放熱フィン、
4:磁石保持部材、 4a:磁石保持リング、 4b:強磁性材、
4c:環状部、 5:永久磁石、
6:ブレーキドラム、 7:ブレーキキャリパ、
8a、8b:ブレーキパッド、 9:電動式直動アクチュエータ、
10:電動モータ、
11:回転軸、 12:連結軸、 13:スリーブ、
14a、14b:軸受、 15:軸受、
16:ブレーキディスク、 17:ブレーキキャリパ、
18a、18b:ブレーキパッド、 19:電動式直動アクチュエータ、
20:電動モータ、
26:ブレーキドラム、 28:ブレーキシュー、 29:シリンダ

Claims (7)

  1. 車両の回転軸に回転可能に支持され、複数の永久磁石を円周方向にわたり保持した磁石保持部材と、
    一対の円板部及びこれらの円板部同士の外周部を連結する円筒部からなり、前記一対の円板部のうち、一方の円板部が前記磁石保持部材に回転可能に支持され、他方の円板部が前記回転軸に固定され、前記回転軸とともに前記永久磁石の領域を包囲する制動部材と、
    制動時に前記磁石保持部材に摩擦部材を押し付けて前記磁石保持部材を静止させる摩擦ブレーキと、を備えた、渦電流式減速装置。
  2. 請求項1に記載の渦電流式減速装置であって、
    前記永久磁石は、前記一対の円板部それぞれの内面に対向し、磁極の向きが軸方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なって配置されている、渦電流式減速装置。
  3. 請求項1に記載の渦電流式減速装置であって、
    前記永久磁石は、前記円筒部の内周面に対向し、磁極の向きが径方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なって配置されている、渦電流式減速装置。
  4. 請求項1に記載の渦電流式減速装置であって、
    前記永久磁石は、前記円筒部の内周面及び前記一対の円板部それぞれの内面に対向し、磁極の向きが円周方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なって配置されており、
    前記磁石保持部材は、円周方向に隣接する前記永久磁石同士の間に強磁性材を有する、渦電流式減速装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の渦電流式減速装置であって、
    前記磁石保持部材は、前記制動部材の外部に表出した円筒状のブレーキドラムを有し、
    前記摩擦ブレーキは、
    前記摩擦部材として前記ブレーキドラムを間に挟む一対のブレーキパッドと、
    車両の非回転部に固定され、前記ブレーキパッドを有するブレーキキャリパと、
    このブレーキキャリパを駆動させ、前記一対のブレーキパッドを前記ブレーキドラムに向けて移動させるアクチュエータと、から構成される、渦電流式減速装置。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の渦電流式減速装置であって、
    前記磁石保持部材は、前記制動部材の外部に表出した円板状のブレーキディスクを有し、
    前記摩擦ブレーキは、
    前記摩擦部材として前記ブレーキディスクを間に挟む一対のブレーキパッドと、
    車両の非回転部に固定され、前記ブレーキパッドを有するブレーキキャリパと、
    このブレーキキャリパを駆動させ、前記一対のブレーキパッドを前記ブレーキディスクに向けて移動させるアクチュエータと、から構成される、渦電流式減速装置。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の渦電流式減速装置であって、
    前記磁石保持部材は、前記制動部材の外部に表出した円筒状のブレーキドラムを有し、
    前記摩擦ブレーキは、
    前記摩擦部材として前記ブレーキドラムの内周面に対向する複数のブレーキシューと、
    車両の非回転部に固定され、前記ブレーキシューを前記ブレーキドラムの内周面に向けて移動させるアクチュエータと、から構成される、渦電流式減速装置。
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