JP6201793B2 - 渦電流式減速装置 - Google Patents
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Description
・装置の軸方向寸法を縮小すること;
・制動部材と永久磁石との隙間に異物が付着するのを防止すること;
・制動力を向上させること。
車両の回転軸に固定され、複数の永久磁石を円周方向にわたり保持した磁石保持部材と、
前記磁石保持部材を包囲するように一対の円板部及びこれらの円板部同士の外周部を連結する円筒部からなり、前記回転軸に回転可能に支持された制動部材と、
制動時に前記制動部材に摩擦部材を押し付けて前記制動部材を静止させる摩擦ブレーキと、を備える。
前記永久磁石は、前記円筒部の内周面及び前記一対の円板部それぞれの内面に対向し、磁極の向きが円周方向であって、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なって配置されており、
前記磁石保持部材は、円周方向に隣接する前記永久磁石同士の間に、前記円筒部の内周面に向けて前記永久磁石よりも伸び出した磁性材を含む仕切り部材を備え、
前記仕切り部材の内周側の端部が前記永久磁石の内周側の端部よりも外周側に配置されている。
前記仕切り部材の形状は直方体であり、
前記永久磁石の形状は外周側の端部が厚く内周側の端部に至るに従って次第に薄くなる楔形である構成とすることができる。
前記永久磁石の形状は直方体であり、
前記仕切り部材の形状は外周側の端部が厚く内周側の端部に至るに従って次第に薄くなる楔形である構成とすることもできる。
前記仕切り部材は、前記一対の円板部それぞれの内面に向けて前記永久磁石よりも伸び出していることが好ましい。
前記永久磁石の形状は直方体であり、
前記仕切り部材は、円周方向に隣接する前記永久磁石それぞれに接触する磁性材の薄板部と、外周側の端部が厚く内周側の端部に至るに従って次第に薄くなる硬質樹脂の楔部と、からなる構成とすることもできる。
前記薄板部は、前記一対の円板部それぞれの内面に向けて前記永久磁石よりも伸び出していることが好ましい。
前記摩擦ブレーキは、
前記摩擦部材として前記一対の円板部を間に挟む一対のブレーキパッドを有し、車両の非回転部に固定されたブレーキキャリパと、
このブレーキキャリパを駆動させ、前記一対のブレーキパッドを前記円板部に向けて移動させるアクチュエータと、からなる構成とすることができる。
・装置の軸方向寸法を縮小できること;
・制動部材と永久磁石との隙間に異物が付着するのを防止できること;
・制動力を向上できること。
図2A〜図2Cは、本発明の第1実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図であり、図2Aは一部を断面で表した側面図を示し、図2Bは図2AのA−A断面図を示し、図2Cは図2AのB−B断面の展開図を示す。図2A〜図2Cに示す第1実施形態の減速装置はドラム型に相当するものであり、永久磁石5を保持する磁石保持部材4と、この磁石保持部材4の全体を包囲する制動部材1とを備える。
図3A及び図3Bは、本発明の第2実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図であり、図3Aは一部を断面で表した側面図を示し、図3Bは図3AのC−C断面の展開図を示す。図3A及び図3Bに示す第2実施形態の減速装置は、前記図2A〜図2Cに示す第1実施形態の減速装置の構成を基本とするものであるが、前記第1実施形態とは以下の点で相違する。
図4は、本発明の第3実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図であり、図2AのA−A断面に相当する断面図である。図4に示す第3実施形態の減速装置は、前記図2A〜図2Cに示す第1実施形態の減速装置、並びに図3A及び図3Bに示す第2実施形態の減速装置の構成の一部を変形したものである。
図5A及び図5Bは、本発明の第4実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図であり、図5Aは図2AのA−A断面に相当する断面図を示し、図5Bは図2AのB−B断面に相当する展開図を示す。図5A及び図5Bに示す第4実施形態の減速装置は、前記図2A〜図2Cに示す第1実施形態の減速装置の構成を基本とした前記図4に示す第3実施形態の減速装置の構成の一部を変形したものである。
図6は、本発明の第5実施形態である同期回転方式の減速装置の全体構成を示す模式図であり、図3AのC−C断面に相当する展開図である。図6に示す第5実施形態の減速装置は、前記図3A及び図3Bに示す第2実施形態の減速装置の構成を基本とした前記図4に示す第3実施形態の減速装置の構成の一部を変形したものである。
実施例1は、前記図2A〜図2Cに示す第1実施形態の減速装置の構成を前提とする。すなわち、仕切り部材の形状が直方体であって、制動部材の円筒部のみから制動力がもたらされる構成を前提とする。この構成を前提にし、永久磁石の外周端の位置を始点とする仕切り部材の内周側の径方向長さ(仕切り部材の径方向内周側長さ)を種々変更した条件で数値解析を実施して、各条件での制動力を導き出した。その際、永久磁石の径方向長さを40.5mmと一律にし、回転軸の回転数が1200rpmであるときの制動力を評価した。
実施例2は、前記図3A及び図3Bに示す第2実施形態の減速装置の構成を基本とした前記図4に示す第3実施形態の減速装置の構成を前提とする。すなわち、仕切り部材の形状が楔形であって、制動部材の円筒部のみならず一対の円板部からも制動力がもたらされる構成を前提とする。この構成を前提にし、上記の実施例1と同様に、仕切り部材の径方向内周側長さを種々変更した条件で数値解析を実施して、制動力を評価した。
実施例3は、前記図6に示す第5実施形態の減速装置の構成を前提とする。すなわち、仕切り部材が薄板部と楔部とからなり、制動部材の円筒部及び一対の円板部から制動力がもたらされる構成を前提とする。この構成を前提にし、上記の実施例1と同様に、仕切り部材の径方向内周側長さを種々変更した条件で数値解析を実施して、制動力を評価した。
4:磁石保持部材、 4a:磁石保持リング、
5:永久磁石、 5a:永久磁石の内周側の端部、
7:ブレーキキャリパ、 8a、8b:ブレーキパッド、
9:電動式直動アクチュエータ、 10:電動モータ、
11:回転軸、 12:連結軸、 13:スリーブ、
15a、15b:軸受、 17:ブラケット、 18:軸受、
20:仕切り部材、 20a:仕切り部材の内周側の端部、
20b:仕切り部材の外周側の先端面、 20c:仕切り部材の側部の先端面、
21:薄板部、
21b:薄板部の外周側の先端面、 21c:薄板部の側部の先端面、
22:楔部
Claims (7)
- 車両の回転軸に固定され、複数の永久磁石を円周方向にわたり保持した磁石保持部材と、
前記磁石保持部材を包囲するように一対の円板部及びこれらの円板部同士の外周部を連結する円筒部からなり、前記回転軸に回転可能に支持された制動部材と、
制動時に前記制動部材に摩擦部材を押し付けて前記制動部材を静止させる摩擦ブレーキと、を備え、
前記永久磁石は、前記円筒部の内周面及び前記一対の円板部それぞれの内面に対向し、磁極の向きが円周方向であって、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なって配置されており、
前記磁石保持部材は、円周方向に隣接する前記永久磁石同士の間に、前記円筒部の内周面に向けて前記永久磁石よりも伸び出した磁性材を含む仕切り部材を備え、
前記仕切り部材の内周側の端部が前記永久磁石の内周側の端部よりも外周側に配置されている、渦電流式減速装置。 - 請求項1に記載の渦電流式減速装置において、
前記仕切り部材の形状は直方体であり、
前記永久磁石の形状は外周側の端部が厚く内周側の端部に至るに従って次第に薄くなる楔形である、渦電流式減速装置。 - 請求項1に記載の渦電流式減速装置において、
前記永久磁石の形状は直方体であり、
前記仕切り部材の形状は外周側の端部が厚く内周側の端部に至るに従って次第に薄くなる楔形である、渦電流式減速装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の渦電流式減速装置において、
前記仕切り部材は、前記一対の円板部それぞれの内面に向けて前記永久磁石よりも伸び出している、渦電流式減速装置。 - 請求項1に記載の渦電流式減速装置において、
前記永久磁石の形状は直方体であり、
前記仕切り部材は、円周方向に隣接する前記永久磁石それぞれに接触する磁性材の薄板部と、外周側の端部が厚く内周側の端部に至るに従って次第に薄くなる硬質樹脂の楔部と、からなる、渦電流式減速装置。 - 請求項5に記載の渦電流式減速装置において、
前記薄板部は、前記一対の円板部それぞれの内面に向けて前記永久磁石よりも伸び出している、渦電流式減速装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の渦電流式減速装置において、
前記摩擦ブレーキは、
前記摩擦部材として前記一対の円板部を間に挟む一対のブレーキパッドを有し、車両の非回転部に固定されたブレーキキャリパと、
このブレーキキャリパを駆動させ、前記一対のブレーキパッドを前記円板部に向けて移動させるアクチュエータと、からなる、渦電流式減速装置。
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JP2014022620A JP6201793B2 (ja) | 2014-02-07 | 2014-02-07 | 渦電流式減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014022620A JP6201793B2 (ja) | 2014-02-07 | 2014-02-07 | 渦電流式減速装置 |
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Family Applications (1)
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JP2014022620A Active JP6201793B2 (ja) | 2014-02-07 | 2014-02-07 | 渦電流式減速装置 |
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- 2014-02-07 JP JP2014022620A patent/JP6201793B2/ja active Active
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