JP6312507B2 - 液体吐出装置および液体吐出ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、記録素子基板を支持する支持部材に液体収容部を設けた液体吐出ヘッドが搭載された液体吐出装置、および液体吐出装置に取り外し可能に搭載される液体吐出ヘッドに関する。
記録素子基板を支持する支持部材に複数の液体収容部を設けた液体吐出ヘッドが提案されている(特許文献1)。サーマル方式の記録素子基板を備えた液体吐出ヘッドが搭載された液体吐出装置について説明する。
記録素子基板は、記録素子基板の一方の面に形成された吐出口と、吐出口に連通する発泡室と、発泡室の壁に設けられた吐出エネルギ発生素子としての発熱抵抗体と、発泡室に連通する複数の液室と、を有する。複数の液室の各々は記録素子基板の他方の面に形成された開口を有する。
支持部材は当該他方の面を支持している。また、支持部材は、液体収容部から液室の開口まで延びる連通路を有する。記録素子基板および支持部材を備える液体吐出ヘッドは、吐出口を下方に向けた状態で液体吐出装置に搭載される。
液体は、液体収容部から連通路、液室をこの順に流れ、発泡室へ供給される。発熱抵抗体に駆動エネルギが加えられることで、発泡室内の液体に沸騰膜が生じる。沸騰膜による圧力を用いて吐出口から液体が吐出される。
ところで、記録素子基板は比較的高価な部材を含む。液体吐出ヘッドや液体吐出装置のコストを抑制するために、記録素子基板の小型化が求められている。
例えば、サーマル方式の記録素子基板は、発熱抵抗体や、当該発熱抵抗体と電気的に接続された電気配線を形成するための半導体基板を含む。半導体基板はシリコンウエハをいくつかに切断することで得られる。シリコンウエハは、シリコンといった半導体素材の種結晶を円柱状に成長させたインゴットを所定の厚さでスライスした円盤状の板であり、比較的高価な部材である。
記録素子基板を小型化することで半導体基板が小型化される。その結果、1つのシリコンウエハからより多くの半導体基板が得られる。言い換えれば、記録素子基板を小型化することで1つのシリコンウエハからより多くの記録素子基板が製造され、液体吐出ヘッドや液体吐出装置のコストが抑制される。
複数の液室を含む記録素子基板を小型化するには、隣り合う液室同士の間の間隔を狭めることが有効である。複数の連通路を有する液体吐出ヘッドでは、隣り合う液室同士の間の間隔の狭小化に伴い、隣り合う連通路同士の間の間隔も狭める必要がある。隣り合う連通路同士の間の間隔を狭めるには、隣り合う連通路同士の間の連通路壁を薄くすることが考えられる。
しかし、液体収容部を有する支持部材は記録素子基板よりも大きい。そのため、支持部材のコストを抑制するために、例えば樹脂材料といった、記録素子基板の素材よりも安価で強度の弱い素材を用いて支持部材を成形することが望ましい。樹脂材料からなる支持部材の場合、連通路壁を薄くすると、連通路壁の強度が不足して液体吐出ヘッドの製造時や使用時に連通路壁が破損する可能性がある。
このような理由から、特許文献2に開示の液体吐出ヘッドでは、連通路の横断面積(ある物を水平面に沿って切ったときの切り口の面積をいう。以下、同じ。)が液室の開口の面積や液体収容部の横断面積よりも小さくされている。連通路の横断面積が小さくなることで連通路壁の厚みが厚くなり、連通路壁の強度が確保される。
米国特許第7267431号明細書 特開2008−238518号公報
複数の液体収容部を有する液体吐出ヘッドでは、液体収容部を比較的自由な位置に設けることができるように、複数の連通路が異なる長さ(液体の流れ方向に関する寸法を言う。以下、同じ。)を有することが望ましい。複数の連通路が異なる長さを有することで、複数の液体収容部を鉛直方向に関して異なる位置に設けることができる。
しかしながら、特許文献1に開示の液体吐出ヘッドにおいて複数の連通路が異なる長さを有する場合、相対的に長い連通路に連通する吐出口から液体が良好に吐出されない虞がある。この理由について、図14を用いて説明する。図14は、長さの異なる複数の連通路を有する液体吐出ヘッドの断面図である。
液体吐出ヘッドの液体収容部1a,1b,1c、連通路2a,2b,2c、液室3a,3b,3cからなる空間内では気泡が成長する。この気泡は、液体中に残留している気体や、液体収容部1a,1b,1cに液体を注入する際に液体とともに流入する外気、液体の吐出時に吐出口から流入する外気、記録素子基板4と支持部材5との間の隙間から流入する外気、などが原因と考えられている。
気泡には浮力および表面張力が作用する。浮力は、気泡上部と気泡下部の水頭差により生じる、上向きの力である。表面張力は、気泡の上部に作用する下向きの力(以下、「上部表面張力」と称する)と、気泡の下部に作用する上向きの力(以下、「下部表面張力」と称する。)に分けられる。また、表面張力の大きさは、気泡の表面積に依存し、気泡の表面積が小さいほど表面張力が大きいことが知られている。
図14に示される液体吐出ヘッドでは、連通路2aの横断面積Waが液室3aの開口の面積よりも小さい。そのため、気泡6aが液室3a内で成長して気泡6aの横断面積が連通路2aの横断面積Waよりも大きくなった場合、気泡6aの上部だけが連通路2aに入る。
この段階では、気泡6aの上部の表面積は気泡6aの下部の表面積よりも小さいので、上部表面張力Tuaが下部表面張力Tlaよりも大きい。上部表面張力Tuaが下部表面張力Tlaと浮力Baとの合力と等しくなると、気泡6aは上昇しなくなり、気泡6aの下部は液室3aに留まる(図14(a)参照)。
連通路2bの横断面積Wbは液室3bの開口の面積よりも小さい。したがって、気泡6bが液室3b内で成長して気泡6bの横断面積が連通路2bの横断面積Wbよりも大きくなった場合、気泡6aと同様に、気泡6bの下部は液室3bに留まる。
図14(b)は、図14(a)に示される状態から気泡6a,6bがさらに成長したときの図である。図14(b)に示される状態では、連通路2bおよび液室3bに溜まった気泡6bの上部が液体収容部1bに達している。液体収容部1bの横断面積は連通路2bの横断面積Wbよりも大きいので、気泡6bの上部の表面積は図14(a)に示される状態よりも大きくなる。その結果、上部表面張力Tubが下部表面張力Tlbと浮力Bbとの合力よりも小さくなり、気泡6bは上昇して液室3bから抜ける。
連通路2aの長さLaは連通路2bの長さLbよりも長いので、気泡6aが気泡6bと同じ程度に成長しても気泡6aの上部は液体収容部1aに達していない。そのため、上部表面張力Tuaが下部表面張力Ylaと浮力Baとの合力よりも大きいままであり、気泡6aの下部は液室3aに留まり続ける。
成長した気泡6aは、液体収容部1aから液室3aへの液体の流れを阻害し、液室3a内のへ液体の供給不足を招く。その結果、液室3aに連通する吐出口から液体が良好に吐出されなくなる。
以上のような理由により、相対的に長い連通路2aに連通する吐出口から液体が良好に吐出されなくなる。
液室3a内の気泡6aを取り除くために、液室3a内の液体とともに気泡6aを吐出口から吸引する吸引機構を液体吐出装置に設けることが提案されている(例えば、特許文献2)。しかしながら、吸引機構を液体吐出装置に設けると、液体吐出装置のコストが増加してしまう。
そこで、本発明は上述したような課題を解決するものである。すなわち、本発明は、比較的自由な位置に複数の液体収容部を設けることができるとともに、コストおよび液体の吐出不良を抑制することができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため本発明は、記録素子基板と支持部材とを備えた液体吐出ヘッドが搭載された液体吐出装置に係る。記録素子基板は、一方の面に形成された吐出口並びに該吐出口に連通する第1および第2の液室を有する。支持部材は、記録素子基板の他方の面を支持する支持部材。第1および第2の液室の各々は他方の面に形成された開口を有する。支持部材は、第1および第2の液体収容部と、第1の液体収容部から第1の液室の開口まで延びる第1の連通路と、第2の液体収容部から第2の液室の開口まで延びる第2の連通路と、を有する。第1および第2の連通路は、それぞれ、第1および第2の液室の開口の面積よりも小さい横断面積を有する流路部分を含む。流路部分が、第1および第2の液体収容部それぞれに該液体収容部内の空間を絞るように連続している。この態様において、本発明は、第1の連通路の流路部分の長さが第2の連通路の流路部分の長さよりも長く、第1の液体収容部が第2の液体収容部よりも記録素子基板から離れており、第1の連通路の流路部分の横断面積が第2の連通路の流路部分の横断面積よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、第1の連通路の流路部分が第2の連通路の流路部分よりも長い、すなわち第1および第2の連通路の長さが異なっているので、第1および第2の液体収容部を比較的自由な位置に設けることができる。
また、第1の連通路の流路部分の横断面積が第2の連通路の流路部分の横断面積よりも大きいので、第1の連通路および第1の液室内の第1の気泡の上部表面張力は、第2の連通路および第2の液室内の第2の気泡の上部表面張力に比べて小さい。したがって、第1の気泡は、第1の液体収容部に達しなくても上昇することができ、液体の吐出不良が抑制される。
第2の連通路の流路部分は第1の連通路の流路部分よりも短いので、第2の連通路および第2の液室内の第2の気泡は第2の液体収容部に達しやすい。したがって、第2の気泡は第2の液室に溜まりにくく、液体の吐出不良が抑制される。
さらに、本発明によれば、吸引機構が不要なので、液体吐出装置のコストが抑えられる。
本実施形態に係る液体吐出ヘッドを下側から見たときの斜視図。 液体吐出ヘッドを搭載した液体吐出装置の斜視図。 本実施形態に係る液体吐出ヘッドを上側から見たときの斜視図。 記録素子基板の平面図。 記録素子基板のD−D断面図。 液体吐出ヘッドの分解斜視図。 液体吐出ヘッドのA−A断面図。 液体吐出ヘッドのB−B断面図。 液体吐出ヘッドのC−C断面図。 気泡に作用する力を説明するためのA−A断面図。 支持部材9の製造方法を説明するためのA−A断面図。 支持部材9の製造方法を説明するためのB−B断面図。 支持部材9の製造方法を説明するためのC−C断面図。 長さの異なる複数の連通路を有する液体吐出ヘッドの断面図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本実施形態に係る液体吐出ヘッドを下側から見たときの斜視図であり、図2は液体吐出ヘッドが搭載された液体吐出装置の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る液体吐出ヘッド7は、記録素子基板8と、記録素子基板8を支持する支持部材9と、支持部材9の側面に配されたコンタクト部10と、を備える。コンタクト部10と記録素子基板8とは電気配線部材(電気配線テープ)11を用いて電気的に接続されている。
液体吐出装置12(図2参照)は、液体吐出ヘッド7を取り外し可能に保持するキャリッジ(不図示)を備えている。液体吐出ヘッド7が液体吐出装置12に搭載されると、液体吐出装置12のコンタクトピン(不図示)とコンタクト部10とが接する。液体吐出装置12が発する駆動信号は、コンタクト部10および電気配線部材11を介して記録素子基板8へ伝えられる。
また、液体吐出ヘッド7は、支持部材9の上端に取り付けられた蓋部材13を備える。図3は、支持部材9から蓋部材13を取り外した状態の液体吐出ヘッド7を上側から見たときの斜視図である。
図3に示すように、支持部材9は、複数の液体貯留部33a、33b、33cを有する。
本実施形態では、複数の液体貯留部33a、33b、33cは、1つの収容空間が壁を用いて分割されることで形成されている。また、液体貯留部33a、33b、33cは液体を保持する液体吸収体15a,15b,15cを収容しており、シアン、マジェンタ、イエローのインクが、それぞれ、液体吸収体15a,15b,15cに内包されている。
もちろん、液体貯留部33a、33b、33cに収容される液体はインクに限られず、同種類の液体が液体貯留部33a、33b、33cに収容されていてもよい。また、液体貯留部33a、33b、33cは、液体吸収体15a,15b,15cを用いずに液体を収容していてもよい。
図4は記録素子基板8の平面図である。図4に示すように、本実施形態では、記録素子基板8は、記録素子基板8の一方の面(表面)に形成された3種類の吐出口16a,16b,16cを有し、3種類の吐出口16a,16b,16cが、それぞれ、シアン、マジェンタ、イエローのインクを吐出する。吐出口16aは複数形成されており、2つの吐出口列17aを形成している。吐出口16b,16cも、吐出口16aと同様に、それぞれ、2つの吐出口列17bおよび2つの吐出口列17cを形成している。
図5は、記録素子基板8を図4に示されるD−D面で切断したときの断面図である。なお、図5ではマジェンタのインクを吐出する吐出口16aの周辺のみが示されているが、シアンやイエローのインクを吐出する吐出口16b,16cの周辺も、吐出口16aの周辺と同じような構造になっている。
図5に示すように、記録素子基板8は液体を吐出するために利用されるエネルギを発生する吐出エネルギ発生素子としての発熱抵抗体18を備える。発熱抵抗体18は、吐出口16aに対向する位置に配されており、かつ、発熱抵抗体18を保護する保護膜19と絶縁膜20との間に挟まれている。
また、記録素子基板8は、流路21を介して吐出口16aに連通する液室22aを有する。液室22aは記録素子基板8の他方の面(裏面)に形成された開口である供給口を有する。供給口は、記録素子基板8の一方の面とその裏面の他方の面とを貫通している。
図6は、液体吐出ヘッド7の分解斜視図である。図7ないし9は、それぞれ、図1に示されるA−A面、B−B面、C−C面で液体吐出ヘッド7を切断したときの断面図である。図9は液体貯留部33bから液体収容部14bを介して液室22bまで流れる液体の経路を示しているが、液体貯留部33cから液体収容部14cを介して液室22cまで流れる液体の経路も図9に示される経路と同じであり、ここでは省略する。
図7ないし9に示すように、支持部材9は記録素子基板8の他方の面を支持している。具体的には、接着剤23を用いて記録素子基板8の他方の面が支持部材9の下面に接着されている。そして、液体を収容可能な液体収容部14aは液室22aよりも上方に位置し、そのさらに上方に液体貯留部33aが位置している。液体収容部14aと同様に、液体を収容可能な液体収容部14bは液室22bの上方に位置しており、液体を収容可能な液体収容部14cは液室22cの上方に位置している。
また、支持部材9は、液体収容部14aの横断面積よりも小さい横断面積を有する連通路24aを有する。連通路24aは液体収容部14aから液室22aの開口まで鉛直方向に沿って延び、液体収容部14aと液室22aとを連通している。したがって、液体収容部14a内の液体は、連通路24aおよび液室22aの順に流れて吐出口16a(図4,5参照)へ供給される。
つまり液体貯留部33aに保持されている液体は、液体収容部14a、連通路24aをこの順に介して液室22aに供給される。図7に示すように、液体収容部14aの内壁はテーパー形状となっており、第1の連通路24aとの接続部に向かって、断面積が徐々に小さくなる部分を有している。後述するように、このような形状により連通路24a内の泡が液体収容部14aに抜け易くなる。
同様に、支持部材9は、液体収容部14bと液室22bとを連通する連通路24b、および液体収容部14cと液室22cとを連通する連通路24cを有する。液体収容部14b内の液体は連通路24bおよび液室22bの順に流れて吐出口16b(図4参照)へ供給され、液体収容部14c内の液体は連通路24cおよび液室22cの順に流れて吐出口16c(図4参照)へ供給される。
なお、本書の説明において、液体収容部14a、液室22aおよび連通路24aを、それぞれ、第1の液体収容部、第1の液室および第1の連通路と称することがある。液体収容部14b,14c、液室22b,22cおよび連通路24b,24cを、それぞれ、第2の液体収容部、第2の液室および第2の連通路と称することがある。
本実施形態では、図6および9に示すように、支持部材9は、互いに接合された第1および第2の部材25,26を含む。液体収容部14aおよび連通路24a,24b,24cは第1の部材25のみで形成されており、液体収容部14b,15cは第1の部材25と第2の部材26とで形成されている。
連通路24a,24b,24cの横断面積は、それぞれ、液室22a,22b,22cの開口の面積よりも小さい。そのため、液室22a,22bの間の間隔や液室22a,22cの間の間隔を狭めても、連通路24aと連通路24bとの間の連通路壁の厚み、および連通路24aおよび25cとの間の連通路壁の厚みを十分に確保することができる。したがって、当該連通路壁の強度を損なうことなく記録素子基板8を小型化することができ、液体吐出ヘッド7および液体吐出装置12(図2参照)のコストを低減することが可能になる。
連通路24aの長さは、連通路24b,24cの長さよりも長い。そのため、液体収容部14a,14b,14cを比較的自由な位置に設けることができる。
例えば、連通路24aの長さLaと連通路24bの長さLbとを同じにすると、液体収容部14aの壁面Saを、図7に示す点線の位置としなければならない。この場合、壁面Saと、液体収容部14bの壁面Sbと、の間の間隔GがGminまで狭くなる。その結果、液体収容部14aと液体収容部14bとの間の収容部壁の強度が低下してしまう。金型に成形材料を充填して支持部材9を成形する場合には、金型内の、収容部壁となる空間への成形材料の充填が困難になる。
本実施形態では、連通路24aの長さが連通路24b,25cの長さよりも長いので、液体収容部14aを液体収容部14b,15cよりも記録素子基板8から離すことができる。その結果、壁面Saと壁面Sbとの間の間隔Gを広げることができ、前記収容部壁の強度を十分に確保することが可能になる。金型に成形材料を充填して支持部材9を成形する場合であっても、金型内の、収容部壁となる空間への成形材料の充填が容易になる。
また、液体の供給方向と直交方向に関して、連通路24aの横断面積は、連通路24b,24cの横断面積よりも大きい。そのため、連通路24a内の気泡は連通路24b,24c内の気泡よりも上方へ移動しやすい。この理由を、図10を用いて説明する。図10は、図1に示されるA−A面で液体吐出ヘッド7を切断したときの断面図であり、気泡に作用する力を説明するための図である。
連通路24bの横断面積Wbは液室22bの開口の面積よりも小さい。そのため、気泡27bが液室22b内で成長して気泡27bの横断面積が連通路24bの横断面積Wbよりも大きくなった気泡27bは、浮力Bbにより上昇して気泡27bの上部だけが連通路24aに入り、気泡27bの下部が液室22b内に残る。
この段階では、気泡27bの上部の表面積は気泡27bの下部の表面積よりも小さいので、上部表面張力Tubが下部表面張力Tlbよりも大きい。上部表面張力Tubが下部表面張力Tlbと浮力Bbとの合力と等しいと、気泡27bは上昇せず、気泡27bの下部は液室3aに留まる(図10(a)参照)。
気泡27bがさらに成長すると、図10(b)に示すように、気泡27bの上部は液体収容部14bへ達する。液体収容部14bの横断面積は連通路24bの横断面積Wbよりも大きいので、気泡27bの上部の表面積は図10(a)に示される状態よりも大きくなる。その結果、上部表面張力Tubが下部表面張力Tlbと浮力Bbとの合力よりも小さくなり、気泡27bは上昇して液室22bから抜ける。
図10(a)に示すように、液室22a内でも、気泡27bと同様に気泡27aが成長する。連通路24aの長さLaが連通路24bの長さLbよりも長いので、気泡27aが気泡6bと同じ程度に成長しても気泡27aの上部は液体収容部1aに達しない。
しかし、液体の供給方向と直交方向に関して、連通路24aの横断面積Waが連通路24bの横断面積Wbよりも大きいので、気泡27aの上部表面張力Tuaは気泡27bの上部表面張力Tubよりも小さい。したがって、上部表面張力Tuaは下部表面張力Tlaと浮力Baとの合力よりも小さくなりやすく、気泡27aの上部が液体収容部14aに達しなくても気泡27aは上昇する。その結果、液室22aから気泡27aが抜ける。
成長した気泡27a,27bが液室22a,22bに溜まらないので、液体は液体収容部14a,14bから液室22a,22bに十分に供給される。その結果、液室22a,22bに連通する吐出口16a,16b(図4,5参照)から液体を良好に吐出することができる。
連通路24cの長さおよび横断面積は連通路24bの長さおよび横断面積と同じであり、液室22c内に成長した気泡が留まりにくい。
なお、本実施形態では、図8や図9に示す連通路24aと連通路24bとの幅を等しくし、図7に示す連通路24aの幅を連通路24bの幅よりも大きくすることで、連通路24aの横断面積を連通路24bの横断面積よりも大きくしている。説明の便宜のため、図7や図10では横断面積Wa、Wbを一次元的に図示している。
なお、本実施形態に係る液体吐出ヘッド7は、相対的に短い第2の連通路として連通路24b,24cを有し相対的に長い第1の連通路として連通路24b,24cの間に配された連通路24aを有しているが、本発明はこの態様に限られない。例えば、第2の連通路は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、第1の連通路は2つの第2の連通路の間に位置していなくてもよい。
また、本実施形態では、液室22aは、水平方向に関して互いに対向する内側面同士の間の間隔が下方へ向かうにつれて狭くなるように形成されている。液室22b,22cも、液室22aと同様の形状を有する。液室22a,22b,22cをこのような形状にすることで、液室22a,22b,22c内の液体が吐出口16a,16b,16c(図4,5参照)へ供給されやすくなる。その結果、吐出口16a,16b,16cから液体を良好に吐出することができる。
水平方向に関して互いに対向する内側面同士の間の間隔が下方へ向かうにつれて狭くなるように液室22aが形成されている場合、連通路24aの横断面積Waは、液室22aに内接する仮想球の横断面積以上であることがより望ましい。なお、ここで、「液室22aに内接する仮想球」は、液室22aの2つの内側面および液室22aの開口を塞いだときに形成される仮想面に接する仮想球を意味する。また、「仮想球の横断面積」は、仮想球の中心を通る仮想面で切ったときの切り口の面積を意味する。
このようにすることで、上部表面張力Tuaは常に気泡27bの上部表面張力Tub以下になる。したがって、上部表面張力Tuaは下部表面張力Tlaと浮力Baとの合力よりも常に小さくなり、気泡27aは液室22内に留まることなく上昇する。その結果、吐出不良がより抑制される。
再び図7ないし9を参照する。液体吐出ヘッド7は、液体収容部14a,14b,14cに収容されたフィルタ28a,28b,28cを備えていてもよい。フィルタ28a,28b,28cを設けることで、フィルタ28a,28b,28cから記録素子基板8へのゴミの流入を防ぐことができる。
フィルタ28aについて具体的に説明すると、液体収容部14aの一部のみに液体吸収体15aが収容されており、液体吸収体15aと連通路24aとの間にフィルタ28aが配されている。液体吸収体15aに内包された液体はフィルタ28aを通って連通路24aへ流れるので、ごみは液体吸収体15aから連通路24aへ流れなくなる。
本実施形態に係る支持部材9は、金型を用いた第1および第2の部材25a,26bの成形および超音波溶着法を用いた第1および第2の部材25a,26bの接合により製造可能である。図11ないし13を用いて、支持部材9の製造方法を説明する。
図11ないし13は、第1の部材25を成形する方法の一例を示すための図である。なお、図11ないし13は、それぞれ、図1に示されるA−A面、B−B面、C−C面で第1の部材25を切断したときの断面図である。図13は液体収容部14bの周辺を示しているが、液体収容部14cの周辺も液体収容部14bと同じ構造を有する。
図11ないし13に示すように、第1の部材25は、コア駒29a,29b,29c、キャビ駒30,スライド駒31を含む金型を用いて成形される。金型に成形材料を充填することで、液体収容部14aおよび連通路24a,24b,24cが形作られ、液体収容部14b,15cの一部が形作られる。
具体的には、図11および12に示すように、金型に成形材料を充填した後にコア駒29aおよびキャビ駒30を図中の白抜き矢印の方向へ移動させることで液体収容部14aおよび連通路24a,24b,24cが形作られる。図11および13に示すように、金型に成形材料を充填した後にコア駒29bおよびスライド駒31を図中の白抜き矢印方向へ移動させることで液体収容部14bが形作られる。液体収容部14cは、液体収容部14bと同様に、コア駒29cおよびスライド駒31を用いて成形される。
再び図6および9を参照する。第2の部材26は、第1の部材25に接合されて第1の部材25とともに液体収容部14b,15cを形成する。ここで、第2の部材26を第1の部材25に接合する方法について説明する。
第2の部材26を第1の部材25に接合する方法として、接着剤接合法や超音波溶着法が挙げられる。
接着剤接合法は、第1および第2の部材25,26の少なくとも一方に接着剤を塗布し、当該接着剤を介して他方の部材を一方の部材に当てた状態で接着剤を固めることで第1および第2の部材25,26を互いに接合する方法である。接着剤接合法では、接合面が比較的狭くてもよいが、接着剤を用意したり接着剤を固めたりする必要があるので比較的コストがかかる。
超音波溶着法は、第1および第2の部材25,26を互いに擦り合せることで生じる摩擦熱を用いて第1および第2の部材25,26を互いに溶着させる方法である。超音波溶着法では、接着剤を準備したり接着剤を固めたりする必要がないので接着剤接合法に比べてコストが低いが、接合の際に第1および第2の部材25,26を互いに擦り合せなければならいので、より広い接合面が必要とされる。
本実施形態では、第2の部材26は第1の部材25とともに液体収容部14b,15cを形成する部材である。すなわち、第1の部材25と第2の部材26との間の接合部は液体収容部14b,15cの壁を形成する。
そして、液体収容部14b,14cの壁の厚みは記録素子基板8の大きさに影響を与えないので、液体収容部14b,15cの壁を比較的厚くてもよい。したがって、第1の部材25と第2の部材26との間の接合面32を比較的広くすることができ、第1の部材25と第2の部材26との接合に超音波溶着法を用いることができる。その結果、第2の部材26を第1の部材25に接合するのに必要なコストがより抑えられ、液体吐出ヘッド7のコストが抑えられる。
なお、図7,10に示される例では、連通路24aは、液体収容部14aから液室22aまでの全域にわたって液室22aの開口の面積よりも小さい横断面積Waを有するが、本発明はこの形態に限られない。
例えば、連通路24aが、液室22aの開口の面積よりも小さい横断面積を有する細流路部分と、連通路24aの他の部分が液室22aの開口の面積以上の横断面積を有する太流路部分と、からなっていてもよい。そして、連通路24b,24cも、連通路24aと同様の構造を有していてもよい。この場合には、連通路24aの細流路部分の長さを連通路24b,22cの細流路部分の長さよりも長く、連通路24aの細流路部分の横断面積を連通路24b,22cの細流路部分の横断面積よりも大きくしておけばよい。
ただし、連通路24a,24b,24cが太流路部分を含む場合、連通路壁が薄肉化されて連通路壁の強度が不足する虞がある。連通路壁の強度を確保するため、連通路24a,24b,24cの少なくとも1つが細流路部分のみからなっていることがより好ましい。連通路24a,24b,24cの全てが細流路部分のみからなっていることがさらに好ましい。
また、液体収容部14aの横断面積は、液体収容部14aの全体において連通路24aの横断面積よりも大きくなくてもよい。具体的には、液体収容部14aのうち、連通路24aに接続される部分(下部)の横断面積が連通路24aの横断面積よりも大きくなっていればよい。言い換えれば、連通路24aの前記流路部分は、液体収容部14aの内部空間を絞るように液体収容部14aに連続していればよい。連通路24b,24cも、連通路24aと同様の構造であってもよい。
7 液体吐出ヘッド
8 記録素子基板
9 支持部材
14a 第1の液体収容部
14b 第2の液体収容部
14c 第2の液体収容部
16 吐出口
22a 第1の液室
22b 第2の液室
22c 第2の液室
24a 第1の連通路
24b 第2の連通路
24c 第2の連通路
La 連通路の長さ
Lb 連通路の長さ
Wa 連通路の横幅
Wb 連通路の横幅

Claims (12)

  1. 一方の面に形成された吐出口並びに該吐出口に連通する第1および第2の液室を有する記録素子基板と、該記録素子基板の他方の面を支持する支持部材と、を備えた液体吐出ヘッドが、前記吐出口を下方に向けた状態で搭載された液体吐出装置であって、前記第1および第2の液室の各々が前記他方の面に形成された開口を有し、前記支持部材が、第1および第2の液体収容部と、前記第1の液体収容部から前記第1の液室の前記開口まで延びる第1の連通路と、前記第2の液体収容部から前記第2の液室の前記開口まで延びる第2の連通路と、を有し、前記第1および第2の連通路は、それぞれ、前記第1および第2の液室の前記開口の面積よりも小さい横断面積を有する流路部分を含、液体吐出装置において、
    前記第1の連通路の前記流路部分の長さが前記第2の連通路の前記流路部分の長さよりも長く、前記第1の液体収容部が前記第2の液体収容部よりも前記記録素子基板から離れており、
    前記第1の連通路の前記流路部分の横断面積が前記第2の連通路の前記流路部分の横断面積よりも大きく、
    前記第1の液室内の気泡は、当該気泡の一部が前記第1の液室内に残存した状態で前記第1の連通路の内部まで成長し、かつ、当該気泡が前記第1の液体収容部に達する前に、前記第1の液室から離脱し前記第1の液体収容部に移動し、
    前記第2の液室内の気泡は、当該気泡の一部が前記第2の液室内に残存した状態で前記第2の連通路を介して前記第2の液体収容部の内部まで成長した後に、前記第2の液室から離脱し前記第2の液体収容部に移動する、ことを特徴とする、液体吐出装置。
  2. 前記支持部材は、2つの前記第2の連通路を有し、
    前記第1の連通路は前記2つの第2の連通路の間に位置することを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1の液室は、水平方向に関して互いに対向する内側面同士の間の間隔が下方に向かって狭くなるように形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記第1の連通路の前記流路部分の横断面積が、前記第1の液室に内接する仮想球を該仮想球の中心を通る仮想面で切ったときの切り口の面積以上であることを特徴とする、請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記支持部材は、互いに接合された第1および第2の部材を含み、
    前記第1の液体収容部並びに前記第1および第2の連通路は前記第1の部材のみで形成されており、前記第2の液体収容部は前記第1の部材と前記第2の部材とで形成されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記第1および第2の連通路の少なくとも一方は、前記流路部分のみからなる、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の液体吐出装置の液体吐出ヘッドであって、該液体吐出装置に取り外し可能に搭載される液体吐出ヘッド。
  8. 一方の面に形成された液体を吐出するために利用されるエネルギを発生する素子と、前記一方の面とその裏面の他方の面とを貫通する、前記素子に液体を供給するための第1及び第2の供給口と、を備える記録素子基板と、
    液体を収容可能な第1及び第2の液体収容部と、前記第1の供給口と前記第1の液体収容部とを連通する第1の連通路と、前記第2の供給口と前記第2の液体収容部とを連通する第2の連通路と、を備え、前記記録素子基板の前記他方の面を支持する支持部材と、
    を備える液体吐出ヘッドであって、
    前記第1の連通路の長さは前記第2の連通路の長さよりも長く、
    液体の供給方向と直交方向に関して、前記第1の連通路の断面積は、前記第2の連通路の断面積より大きく、
    前記第1の供給口内の気泡は、当該気泡の一部が前記第1の供給口内に残存した状態で前記第1の連通路の内部まで成長し、かつ、当該気泡が前記第1の液体収容部に達する前に、前記第1の供給口から離脱し前記第1の液体収容部に移動し、
    前記第2の供給口内の気泡は、当該気泡の一部が前記第2の供給口内に残存した状態で前記第2の連通路を介して前記第2の液体収容部の内部まで成長した後に、前記第2の供給口から離脱し前記第2の液体収容部に移動する、ことを特徴とする、液体吐出ヘッド。
  9. 前記支持部材は、2つの前記第2の連通路を有し、前記第1の連通路は前記2つの第2の連通路の間に位置することを特徴とする、請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記第1の液体収容部と連通する第1の液体貯留部と、前記第2の液体収容部と連通する第2の液体貯留部と、を有することを特徴とする、請求項またはに記載の液体吐
    出ヘッド。
  11. 前記第1の液体収容部と前記第1の液体貯留部との間、及び前記第2の液体収容部と前記第2液体貯留部との間にはフィルタが配されていることを特徴とする、請求項10に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記第1の液体収容部は、前記第1の連通路との接続部に向かって断面積が狭くなる部分を備えることを特徴とする、請求項8ないし11のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
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