JP6311488B2 - 発振回路 - Google Patents

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Description

本発明は、発振回路に関する。
回路基板間やLSI(Large Scale Integrated circuit)間などでデータの送受信を行うインターフェイス回路において、データを複数のタイミングでサンプリングするために、多相クロックが用いられている。
例えば、高速信号伝送システムでは、受信信号の損失や等化処理の強度によって、最適なデータのサンプリングタイミングが変わる。理想的な受信信号のサンプリングタイミングは、受信信号が最大振幅となるデータの中心(アイの中心)のタイミングと、データが遷移するタイミングとなるが、等化処理後では、データの中心が最大振幅とならない場合がある。そのため、アイモニターと呼ばれる機能を用いて、データをサンプリングするクロックの位相を変化させて(多相クロックを生成して)、最適なサンプリングタイミングを調べる方法がある。
多相クロックを生成する手法としては、位相補間器(フェイズインタポレータ)を用いる方法がある。位相補間器は、精度のよいリファレンスクロックを用いることで、高精度の位相調整が可能となるが、精度のよいリファレンスクロックを生成するためのクロック源を用いるため、コストや回路規模が増大する。
一方、多相クロックを生成する別の手法としては、リング発振器や、リング発振器のジッタ特性を改善するための機能を追加した注入同期型(インジェクションロック)リング発振器を用いる方法がある。
特開2011−61325号公報 特開2013−106062号公報
しかしながら、リング発振器や注入同期型リング発振器は多相のクロックを生成できるものの、各相の間の位相が調整できない、という問題があった。
発明の一観点によれば、前段の出力端子が後段の入力端子に接続されるように3段以上接続され、最後段の出力端子が初段の入力端子に接続され、それぞれ位相の異なる発振信号を出力し、少なくとも1つの第1の遅延素子に、1段前の第2の遅延素子が出力する第1の発振信号と、2段以上前の少なくとも1つの第3の遅延素子が出力する第2の発振信号とを入力する複数の遅延素子と、第1のバイアス電圧と第2のバイアス電圧に基づいて、前記第2の遅延素子からの入力に対する第1の入力バイアス電流と、前記第3の遅延素子からの入力に対する第2の入力バイアス電流との比率を変えるバイアス電圧生成部と、
を有する発振回路が提供される。
開示の発振回路によれば、発振信号の位相が調整可能となる。
第1の実施の形態の発振回路の一例を示す図である。 第1の実施の形態の発振回路の変形例を示す図である。 図2に示した発振回路から出力される発振信号の位相シフトの一例の様子を示す図である。 リング発振器として機能する発振回路の一例を示す図である。 第2の実施の形態の発振回路の一例を示す図である。 遅延素子の一例を示す図である。 遅延素子に入力される2つの発振信号と、遅延素子から出力される発振信号の一例を示す図である。 遅延素子において、バイアス電圧がゲートに印加される2つのトランジスタのドレインの電圧の一例を示す図である。 遅延素子の1つ目の変形例を示す図である。 遅延素子の2つ目の変形例を示す図である。 遅延素子の3つ目の変形例を示す図である。 遅延素子の4つ目の変形例を示す図である。 第3の実施の形態の発振回路の一例を示す図である。 第3の実施の形態の発振回路の自己発振周波数と電圧Vdropとの関係のプロセスばらつき依存性についてのシミュレーション結果の一例を示す図である。 アイモニターの動作例を説明する図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の発振回路の一例を示す図である。
第1の実施の形態の発振回路1は、リング状に接続された複数の遅延素子D1,D2,D3,D4とバイアス電圧生成部2を有している。
遅延素子D1〜D4は、前段の出力端子が後段の入力端子に接続されるように3段以上(図1の例では4段)接続されており、最後段の出力端子が初段の入力端子に接続され、それぞれ位相の異なる発振信号を出力する。
なお、図1の例では遅延素子D1〜D4は差動入力及び差動出力を行う素子であり、それぞれ正側と負側(非反転と反転)の入力端子と出力端子を有している。最後段の遅延素子D4の正側の出力端子が初段の遅延素子D1の負側の入力端子に接続され、遅延素子D4の負側の出力端子が遅延素子D1の正側の入力端子に接続されることで、遅延素子D1〜D4の数が偶数でも発振動作が行われる。
遅延素子D1は発振信号φ0,φ4を出力し、遅延素子D2は発振信号φ1,φ5を出力し、遅延素子D3は発振信号φ2,φ6を出力し、遅延素子D4は発振信号φ3,φ7を出力する。
なお、各遅延素子D1〜D4から出力される2つの発振信号は、差動出力のため180度位相が異なる。
バイアス電圧生成部2は、遅延素子D1〜D4に供給するバイアス電圧を生成する。図1の例では、バイアス電圧生成部2は、遅延素子D1〜D4にそれぞれ2つの異なるバイアス電圧Vb1,Vb2を供給する。
バイアス電圧生成部2は、バイアス電圧Vb1,Vb2に基づいて、遅延素子D2での、遅延素子D1からの入力に対する入力バイアス電流と、遅延素子D4からの入力に対する入力バイアス電流との比率を変える。
図1には、遅延素子D2の回路の一例が示されている。他の遅延素子D1,D3,D4についても同様の回路である。
遅延素子D2は、トランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4,Tr5,Tr6、抵抗R1,R2を有する。
以下では、トランジスタTr1〜Tr6は、nチャネル型MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)として説明するが、pチャネル型MOSFETであってもよい。
トランジスタTr1のゲートには正側の入力端子P21が接続され、前段の遅延素子D1から出力される発振信号φ0が入力される。トランジスタTr2のゲートには負側の入力端子P22が接続され、遅延素子D1から出力される発振信号φ4が入力される。トランジスタTr1,Tr2のソースは、トランジスタTr3のドレインと接続されている。トランジスタTr3のソースは接地されており、ゲートには端子P2aが接続されており、バイアス電圧Vb1が印加される。また、トランジスタTr1のドレインは抵抗R1の一端に接続され、トランジスタTr2のドレインは抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R1,R2の他端には電源電圧VDDが印加される。
さらに、本実施の形態の遅延素子D2では、トランジスタTr1のドレインにトランジスタTr4のドレインが接続されており、トランジスタTr2のドレインにトランジスタTr5のドレインが接続されている。トランジスタTr4のゲートには、正側の入力端子P23が接続され、2段前の遅延素子D4から出力される発振信号φ7が入力され、トランジスタTr5のゲートには負側の入力端子P24が接続され、遅延素子D4から出力される発振信号φ3が入力される。トランジスタTr4,Tr5のソースは、トランジスタTr6のドレインと接続されている。トランジスタTr6のソースは接地されており、ゲートには端子P2bが接続されており、バイアス電圧Vb2が印加される。
なお、トランジスタTr2のドレインと抵抗R2の一端との間のノードn1には、正側の出力端子P25が接続されており、出力端子P25から遅延素子D2の発振信号φ1が出力される。トランジスタTr1のドレインと抵抗R1の一端との間のノードn2には、負側の出力端子P25が接続されており、出力端子P25から遅延素子D2の発振信号φ5が出力される。
このように、遅延素子D2は、1段前の遅延素子D1と、2段前の遅延素子D4から出力される発振信号φ0,φ3,φ4,φ7を入力し、バイアス電圧Vb1,Vb2を受ける。このバイアス電圧Vb1,Vb2に基づいて、遅延素子D2では、遅延素子D1と遅延素子D4からの入力に対する入力バイアス電流(以下単にバイアス電流という)Ib1,Ib2の比率が変わる事で遅延量が変わる。
遅延素子D4から出力される発振信号φ3,φ7は、遅延素子D1から出力される発振信号φ0,φ4より早く変化する(位相が早い)。バイアス電圧Vb2がバイアス電圧Vb1に比べて大きい場合、バイアス電流Ib2がバイアス電流I1よりも多く流れるため、早く変化する発振信号φ3,φ7の影響が強まり、遅延素子D4の全体の遅延量は小さくなる。
一方、バイアス電圧Vb2がバイアス電圧Vb1に比べて小さい場合、バイアス電流Ib1がバイアス電流I2よりも多く流れるため、遅く変化する発振信号φ0,φ4の影響が強まり、遅延素子D4の全体の遅延量は大きくなる。
このように、バイアス電流Ib1,Ib2の比率(双方の電流の大きさの関係)を調整することで、遅延量を変えることができるため、発振信号φ1,φ5の位相を調整することができる。
図1には、発振信号(クロック信号の例を示している)φ0〜φ7の一例の様子が示されている。遅延素子D1から出力される発振信号φ0の位相を0度としたときの、各発振信号φ1〜φ7の位相の例があわせて示されている。図1では、発振信号φ0,φ2,φ4,φ6の位相に対して、発振信号φ1,φ3,φ5,φ7の位相をシフトさせた例が点線で示されている。
このような位相シフトを実現するために、遅延素子D2,D4では、前段の遅延素子D1,D3からの入力に対する入力バイアスをバイアス電圧Vb1とし、2段前の遅延素子D4,D2からの入力に対する入力バイアスをバイアス電圧Vb2とする。そして、遅延素子D1,D3では、前段の遅延素子D4,D2からの入力に対する入力バイアスをバイアス電圧Vb2とし、2段前の遅延素子D3,D1からの入力に対する入力バイアスをバイアス電圧Vb1とする。このように、偶数段目と奇数段目の遅延素子で、各入力に対するバイアス電圧を逆にする(バイアス電流の大きさの関係も逆になる)ことで、偶数段目の遅延素子から出力される発振信号と奇数段目の遅延素子から出力される発振信号の位相の間隔を変えられる。
ところで、図1の例では、すべての遅延素子D1〜D4が、1段前の遅延素子と、2段前の遅延素子が出力する発振信号を入力して、異なる2つのバイアス電圧を受けているが、これに限定されない。例えば、1つの遅延素子が、異なる2つのバイアス電圧を受け、他の遅延素子については、同じバイアス電圧を受けるようにしてもよい。また、遅延素子が、1段前の遅延素子と、3段以上前の複数の遅延素子から出力される発振信号を入力し、各入力のバイアス電流の比率を異なる複数のバイアス電圧で変えて遅延量を調整するようにしてもよい。
図2は、第1の実施の形態の発振回路の変形例を示す図である。
図1に示した発振回路1と同じ要素については同じ符号が付されている。図2に示す発振回路1aは、図1に示した発振回路1と異なり、バイアス電圧生成部2aによって遅延素子D1には、異なる2つのバイアス電圧Vb1,Vb2が印加され、他の遅延素子D2〜D4には、同じバイアス電圧Vb3が印加されている。
図3は、図2に示した発振回路から出力される発振信号の位相シフトの一例の様子を示す図である。
遅延素子D1〜D4から出力される発振信号φ0〜φ7の一例の様子が示されている。図3に点線で示されているように、異なる2つのバイアス電圧Vb1,Vb2が印加される遅延素子D1から出力される発振信号φ0,φ4の位相が、他の遅延素子D2〜D4から出力される発振信号φ1〜φ3、φ5〜φ7に対してシフトしている。
このように、遅延素子D1に前段とそれより前の段の遅延素子D4,D3の発振信号を入力し、バイアス電圧Vb1,Vb2で、各入力に対するバイアス電流の比率を変えることで遅延量が変わり、遅延素子D1の発振信号φ0,φ4の位相を調整できる。
なお、すべての遅延素子D1〜D4に、2つの異なるバイアス電圧Vb1,Vb2を印加する代わりに同じバイアス電圧を印加すると、位相は固定され、リング発振器が実現できる。
図4は、リング発振器として機能する発振回路の一例を示す図である。
図1に示した発振回路1と同じ要素については同じ符号が付されている。図4に示す発振回路1bは、図1に示した発振回路1と異なり、バイアス電圧生成部2bが、同じバイアス電圧Vbを各遅延素子D1〜D4に印加する。すなわち、図1に示したトランジスタTr3,Tr6のゲートには、同じバイアス電圧Vbが印加される。
これにより、各遅延素子D1〜D4から出力される発振信号φ0〜φ7のそれぞれの位相の間隔は固定される。そのため、発振回路1bは、0度、45度、90度、135度、180度、225度、270度、315度の8種類の位相の発振信号φ0〜φ7を出力するリング発振器として機能する。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態の発振回路の一例を示す図である。
図1に示した発振回路1と同じ要素については同じ符号が付されている。図5に示されている発振回路1cは、インジェクションロックを行う発振回路であり、インジェクション信号を生成するインジェクション信号生成部3を有している。
インジェクション信号生成部3は、キャパシタC1,C2と交流信号源3aを有している。交流信号源3aのプラス側にはキャパシタC1の一方の端子が接続されており、マイナス側にはキャパシタC2の他方の端子が接続されている。また交流信号源3aは接地されている。キャパシタC1の他方の端子は、遅延素子D1,D3に接続されており、キャパシタC2の他方の端子は、遅延素子D2,D4に接続されている。インジェクション信号の周波数は、例えば、発振回路1cの自己発振周波数の2倍に設定される。
図5の例では、各遅延素子D1〜D4において、バイアス電圧Vb1,Vb2が印加される端子P1a,P1b,P2a,P2b,P3a,P3b,P4a,P4bが示されている。端子P1a,P2a,P3a,P4aは、1段前の遅延素子からの入力に対するバイアス電圧が印加される端子であり、端子P1b,P2b,P3b,P4bは、2段前の遅延素子からの入力に対するバイアス電圧が印加される端子である。
インジェクション信号は、後者の端子P1b,P2b,P3b,P4b側に入力することが望ましい。その理由を以下に示す。
図6は、遅延素子の一例を示す図である。
図6は、図1に示した遅延素子D2の一例を改めて図示したものである。ここで、端子P2aには前段の遅延素子D1からの入力に対するバイアス電圧Vb1が印加され、端子P2bには2段前の遅延素子D4からの入力に対するバイアス電圧Vb2が印加されている。
図7は、遅延素子に入力される2つの発振信号と、遅延素子から出力される発振信号の一例を示す図である。また、図8は、遅延素子において、バイアス電圧がゲートに印加される2つのトランジスタのドレインの電圧の一例を示す図である。横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示している。
図7では、遅延素子D2に入力される発振信号φ0,φ7と、遅延素子D2から出力される発振信号φ5の一例の様子が示されている。
図7に示されているように、遅延素子D1から出力される発振信号φ0は、遅延素子D4から出力される発振信号φ7よりも、45度、位相が遅れている。この位相差によって、時間t1〜t2、時間t3〜t4、時間t5〜t6の範囲では、発振信号φ0より発振信号φ7の方が、電圧が高くなっている。また、これらの範囲では、発振信号φ5の電圧が高くなっている。
そのため、図8に示されているように、遅延素子D2のトランジスタTr3のドレイン側の電圧Vc1の振幅A1よりも、トランジスタTr6のドレイン側の電圧Vc2の振幅A2の方が大きくなる。したがって、トランジスタTr3よりもトランジスタTr6側の方が、電流が多く流れ、インジェクション信号に対する感度がより高くなる。インジェクション信号に対する感度が高いほど、発振回路1cの発振周波数と、インジェクション信号の周波数との差が大きくても周波数同期しやすくなる。
したがって、インジェクション信号は、遅延素子D2において位相が進んでいる発振信号φ7,φ3が入力される側、すなわち、端子P2b側にインジェクション信号を入力することが望ましい。他の遅延素子D1,D3,D4についても同様である。
なお、インジェクション信号は、バイアス電圧Vb2が印加される端子P2bとは別に設けられる端子に入力するようにしてもよい。
以上のような、発振回路1cでは、第1の実施の形態の発振回路1と同様の効果が得られるとともに、インジェクション信号を用いてインジェクションロック動作を実現するため、ジッタや位相ノイズの発生を抑制できる。
(遅延素子の他の例)
遅延素子D1〜D4は、図6に示したものに限定されない。例えば、以下のような回路を採用してもよい。
図9は、遅延素子の1つ目の変形例を示す図である。
図6に示した遅延素子D2と同じ要素については同一符号が付されている。また、遅延素子D2のトランジスタTr4〜Tr6については図示を省略している。
図9に示されている遅延素子D2aは、トランジスタTr1,Tr2のドレイン間に、可変容量Crが接続されている。可変容量Crは、図示しない制御部から端子P27を介して印加される制御電圧Vconによって容量値が制御される。
このような遅延素子D2aを用いることで、遅延素子D2aでの遅延量を、バイアス電圧Vb1(と図示を省略しているバイアス電圧Vb2)と、可変容量Crを用いた2つの方法で制御できるようになる。そのため、位相調整できる範囲が広がる。
図10は、遅延素子の2つ目の変形例を示す図である。
図6に示した遅延素子D2と同じ要素については同一符号が付されている。また、遅延素子D2のトランジスタTr4〜Tr6については図示を省略している。
図10に示されている遅延素子D2bは、図6に示した遅延素子D2の抵抗R1,R2の代わりに、pチャネル型MOSFETであるトランジスタTr10,Tr11が用いられている。
トランジスタTr10のドレインは、トランジスタTr1のドレインに接続されているとともに、自身のゲートに接続されている。トランジスタTr11のドレインは、トランジスタTr2のドレインに接続されているとともに、自身のゲートに接続されている。すなわち、トランジスタTr10,Tr11がダイオード接続されている。トランジスタTr10,Tr11のソースには、電源電圧VDDが印加されている。
このような遅延素子D2aを用いることで、抵抗R1,R2を使用しなくて済むため、回路面積を削減できる。また、抵抗R1,R2を用いる場合よりも、トランジスタTr10,Tr11を用いた場合の方が、抵抗値のプロセスばらつきを抑えることができるため、より精度のよい位相調整が可能となる。
図11は、遅延素子の3つ目の変形例を示す図である。
図6に示した遅延素子D2と同じ要素については同一符号が付されている。また、遅延素子D2のトランジスタTr4〜Tr6については図示を省略している。
図11に示されている遅延素子D2cでは、図10に示した遅延素子D2bと同様に、図6に示した遅延素子D2の抵抗R1,R2の代わりに、pチャネル型MOSFETであるトランジスタTr12,Tr13が用いられている。
トランジスタTr12のドレインはトランジスタTr1のドレインに接続されており、トランジスタTr13のドレインはトランジスタTr2のドレインに接続されている。また、トランジスタTr12,Tr13のソースには、電源電圧VDDが印加されている。ただ、図10に示した遅延素子D2bと異なり、トランジスタTr12,Tr13のゲートは、別の回路5によって駆動される。
回路5は、トランジスタTr14,Tr15,Tr16,Tr17を有している。トランジスタTr14,Tr15,Tr16は、nチャネル型MOSFETであり、トランジスタTr17はpチャネル型MOSFETである。
トランジスタTr14のドレインには端子P28を介してバイアス電流が入力され、ソースは接地されている。トランジスタTr14のゲートは自身のドレイン、トランジスタTr15のゲート及び遅延素子D2cのトランジスタTr3のゲートに接続されている。すなわち、トランジスタTr14のゲート電圧がバイアス電圧としてトランジスタTr3のゲートに印加される。なお、遅延素子D2cには2つのバイアス電圧が印加されるため、回路5には、もう一方のバイアス電圧を供給する部分が設けられるが、図示を省略している。
トランジスタTr15のソースは接地されており、ドレインはトランジスタTr16のソースに接続されている。トランジスタTr16のドレインは、トランジスタTr17のドレイン及び自身のゲートに接続されている。トランジスタTr17のゲートは遅延素子D2cのトランジスタTr12,Tr13のゲートに接続されているとともに、自身のドレインに接続されている。トランジスタTr17のソースには電源電圧VDDが印加されている。
このような遅延素子D2cでは、トランジスタTr12,Tr13のゲートを別の回路5で駆動するため、出力端子P25,P26に接続される負荷が減る。そのため、図10に示したような遅延素子D2bのようにトランジスタTr10,Tr11をダイオード接続して用いる場合よりも、動作速度を速めることができる。
図12は、遅延素子の4つ目の変形例を示す図である。
図6に示した遅延素子D2と同じ要素については同一符号が付されている。
なお、図12に示されている遅延素子D2dでは、インジェクション信号とバイアス電圧が入力されるトランジスタ(nチャネル型MOSFET)が分かれている。すなわち遅延素子D2dは、バイアス電圧Vbaがゲートに印加されるトランジスタTr3a,Tr3bと、バイアス電圧Vbbがゲートに印加されるトランジスタTr6a,Tr6bを有している。さらに、遅延素子D2dは、バイアス電圧Vbcが端子P2cを介してゲートに印加されるトランジスタTr3cと、インジェクション信号CLKが端子P2dを介してゲートに入力されるトランジスタTr6cを有する。
トランジスタTr3a,Tr3cのドレインは、トランジスタTr1,Tr2のソースに接続されており、トランジスタTr3cのソースはトランジスタTr3bのドレインに接続されている。トランジスタTr3a,Tr3bのソースは接地されている。トランジスタTr6a,Tr6cのドレインは、トランジスタTr4,Tr5のソースに接続されており、トランジスタTr6cのソースはトランジスタTr6bのドレインに接続されている。トランジスタTr6a,Tr6bのソースは接地されている。
さらに、遅延素子D2dでは、図11に示した遅延素子D2cと同様に、図6に示した遅延素子D2の抵抗R1,R2の代わりに、pチャネル型MOSFETであるトランジスタTr20,Tr21が用いられている。
このような遅延素子D2dにおいて、トランジスタTr20,Tr21を駆動するためのゲート電圧と、バイアス電圧Vba,Vbbは、レプリカバイアス回路6にて生成される。
レプリカバイアス回路6は、トランジスタTr22〜Tr31と、オペアンプampを有する。
トランジスタTr22のドレインは自身のゲート及び、トランジスタTr23,Tr24及び遅延素子D2dのトランジスタTr3a,Tr3bのゲートに接続されている。またトランジスタTr22のドレインには、端子P29を介してバイアス電流Ibias1が入力される。トランジスタTr22〜Tr24のソースは接地されている。トランジスタTr23,Tr25のドレインはトランジスタTr30のソースに接続されている。トランジスタTr25のソースはトランジスタTr24のドレインに接続されている。トランジスタTr25のゲートに接続されている端子P30には、バイアス電圧bias1が印加される。
トランジスタTr26のドレインは自身のゲート及び、トランジスタTr27,Tr28及び遅延素子D2dのトランジスタTr6a,Tr6bのゲートに接続されている。またトランジスタTr26のドレインには、端子P31を介してバイアス電流Ibias2が入力される。トランジスタTr26〜Tr28のソースは接地されている。トランジスタTr27,Tr29のドレインはトランジスタTr30のソースに接続されている。トランジスタTr29のソースはトランジスタTr28のドレインに接続されている。トランジスタTr29のゲートに接続されている端子P32にはバイアス電圧bias2が印加される。
トランジスタTr30のドレインは、自身のゲート、トランジスタTr31のドレイン及びオペアンプの非反転入力端子に接続されている。トランジスタTr31のゲートは遅延素子D2dのトランジスタTr20,Tr21のゲート及び、オペアンプampの出力端子に接続されている。トランジスタTr31のソースには、電源電圧VDDが印加される。
オペアンプampの反転入力端子には電圧Vdropが印加される。電圧Vdropは、例えば、レプリカバイアス回路6内の図示しない電圧生成部で生成されたものが用いられる。
なお、バイアス電流Ibias1,Ibias2、バイアス電圧bias1,bias2及び、遅延素子D2dのバイアス電圧Vbcは、図示しないバイアス生成部から供給される。
遅延素子D2dは、前述のように、前段とそれより前の段の遅延素子の発振信号φ0,φ4,φ3,φ7を入力する。また、遅延素子D2dでは、バイアス電圧Vba,Vbbに基づき、各入力に対するバイアス電流の比率が変わることで遅延量が変わり、発振信号φ1,φ5の位相が調整される。
レプリカバイアス回路6の動作を以下に説明する。
説明を簡単にするため、ゲート幅(W)とゲート長(L)で決まるトランジスタサイズを以下のようにする。
トランジスタTr20,Tr21のサイズは、トランジスタTr31のサイズと等しい。トランジスタTr1,Tr2,Tr4,Tr5のサイズは、トランジスタTr30のサイズの0.5倍。トランジスタTr3c,Tr6cのサイズは、トランジスタTr25,29のサイズの2倍。トランジスタTr3a,Tr3b,Tr6a,Tr6bのサイズは、トランジスタTr23,Tr24,Tr27,Tr28のサイズの2倍、かつ、トランジスタTr22,Tr26のサイズの4倍。
バイアス電流Ibias1,Ibias2は、遅延素子D2dの各入力に対するバイアス電流とその比率を決める。上記のトランジスタサイズの関係を有するとき、バイアス電流Ibias1,Ibias2は、トランジスタTr3a,Tr3b,Tr6a,Tr6bに流れるバイアス電流の1/4になる。
上記のトランジスタサイズの例に基づくカレントミラーの機能により、トランジスタTr23,Tr25のドレインにはバイアス電流Ibias1の2倍、トランジスタTr27,Tr29のドレインにはバイアス電流Ibias2の2倍の電流が流れる。よって、トランジスタTr30のソースには、これらの電流を加算した電流が流れる。レプリカバイアス回路6では、トランジスタTr30のドレイン−ソース電流により、遅延素子D2dの出力コモンレベル(発振信号φ1,φ5のコモンレベル)を決める。
バイアス電流Ibias1,Ibias2の比率は、x:1−x(0<x<1)であるため、この比率を変えても、全体のバイアスレベルは変わらない。しかし、全体の電流量を変えると、オペアンプampは、自動的にトランジスタTr20,Tr21,Tr31のゲート電圧を調整し、トランジスタTr31のドレイン電圧を電圧Vdropと等しくなるようにする。トランジスタTr20,Tr21に流れる電流は、トランジスタTr31に流れる電流と同じであるため、トランジスタTr31のドレイン電圧と、遅延素子D2dの出力コモンレベルも同じである。
このようなレプリカバイアス回路6を用いることで、遅延素子D2dの2つのバイアス電流の総量を変えて、レプリカバイアス回路6の全体の電流量を変えても、出力コモンレベルを電圧Vdropに維持することができる。そのため、出力コモンレベルが変わることにより発振回路が動作しなくなる、という事態の発生を抑制できる。
また、トランジスタTr20,Tr21が飽和領域だけでなく線形領域でも動作できるようになるため、図10、図11に示した遅延素子D2b,D2cよりも、動作周波数を高速化できるとともに、小さいサイズのトランジスタTr20,Tr21を使用できる。また、このレプリカバイアス回路6の出力コモンレベルを維持する機能により、プロセスばらつきにも強くなる。
なお、バイアス電流を減らすため、上記のトランジスタサイズの比率を変更するようにしてもよい。例えば、トランジスタTr22,Tr26以外のトランジスタサイズを全体的に半分にするようにしてもよい。
以下、図12に示した遅延素子D2d及びレプリカバイアス回路6を用いた発振回路を第3の実施の形態の発振回路として説明する。
(第3の実施の形態)
図13は、第3の実施の形態の発振回路の一例を示す図である。
第3の実施の形態の発振回路1dは、図5に示した発振回路1cと同様に、インジェクションロックを行う発振回路であるが、遅延素子D1〜D4の代わりに、図12に示した遅延素子D2dと同様の回路である遅延素子D1d〜D4dが用いられる。さらに、発振回路1dは、レプリカバイアス回路6、バイアス生成部7、インジェクション信号生成部8を有している。
レプリカバイアス回路6は、図12に示したものと同じであるため、同一符号を付している。バイアス生成部7は、レプリカバイアス回路6に供給するバイアス電流Ibias1,Ibias2及びバイアス電圧bias1,bias2を生成する。また、遅延素子D1d〜D4dに供給するバイアス電圧(図12に示したバイアス電圧Vbc)を生成する。
インジェクション信号生成部8は、遅延素子D1d〜D4dに供給するインジェクション信号(図12に示したインジェクション信号CLK)を生成する。インジェクション信号は、例えば、2相のクロック信号である。
発振回路1dにおいて、例えば、遅延素子D2d,D4dでは、前段の遅延素子D1d,D3dからの入力に対する入力バイアスを、レプリカバイアス回路6で生成されるバイアス電圧Vbaとする。また、遅延素子D2d,D4dでは、2段前の遅延素子D4d,D2dからの入力に対する入力バイアスをレプリカバイアス回路6で生成されるバイアス電圧Vbbとする。そして、遅延素子D1d,D3dでは、前段の遅延素子D4d,D2dからの入力に対する入力バイアスをバイアス電圧Vbbとし、2段前の遅延素子D3d,D1dからの入力に対する入力バイアスをバイアス電圧Vbaとする。
このように、偶数段目と奇数段目の遅延素子で、各入力に対するバイアス電圧を逆にすることで、図1に示したように、偶数段目の遅延素子から出力される発振信号と奇数段目の遅延素子から出力される発振信号の位相の間隔を変えられる。
バイアス電圧Vbaは、例えば、遅延素子D1d〜D4dの、端子P1f,P2g,P3g,P4fに印加され、バイアス電圧Vbbは、遅延素子D1d〜D4dの、端子P1g,P2f,P3f,P4gに印加される。
また、レプリカバイアス回路6のオペアンプampの出力端子及びトランジスタTr31のゲートには、遅延素子D1d〜D4dの端子P1e,P2e,P3e,P4eが接続される。端子P2eは、図12に示した遅延素子D2dのトランジスタTr20,Tr21のゲートに接続される端子である。
また、インジェクション信号生成部8で生成されるインジェクション信号は、各遅延素子D1d〜D4dの2段前の遅延素子からの入力側に端子P1d,P2d,P3d,P4dを介して入力される。例えば、図12に示した遅延素子D2dでは、2段前の遅延素子D4dからの入力側に設けられたトランジスタTr6cのゲートに接続された端子P2dにインジェクション信号CLKが入力される。
また、バイアス生成部7で生成されるバイアス電圧Vbcは、各遅延素子D1d〜D4dの1段前の遅延素子からの入力側に端子P1c,P2c,P3c,P4cを介して入力される。例えば、図12に示した遅延素子D2dでは、1段前の遅延素子D1dからの入力側に設けられたトランジスタTr3cのゲートに接続された端子P2cにバイアス電圧Vbcが印加される。
このような発振回路1dによれば、第2の実施の形態の発振回路1cと同様の効果が得られるとともに、遅延素子D1d〜D4dを、図12に示したような回路構成として、レプリカバイアス回路6を設けたことにより前述のような効果も得られる。例えば、バイアス電流の総量を変えても出力コモンレベルを維持できるため、出力コモンレベルが変わることにより発振回路が動作しなくなる、という事態の発生を抑制できる、という効果などである。さらに、以下のような効果も得られる。
図14は、第3の実施の形態の発振回路の自己発振周波数と電圧Vdropとの関係のプロセスばらつき依存性についてのシミュレーション結果の一例を示す図である。
横軸は、オペアンプampに入力される電圧Vdrop(mV)、縦軸は、発振回路1dの自己発振周波数(GHz)を示している。図14には、プロセスばらつきにより生じる3つのコーナ条件(corner1,corner2,corner3)での、電圧Vdropと自己発振周波数との関係が示されている。
発振回路1dでは、電圧Vdrop(出力コモンレベル)を調整することによって、プロセスばらつきが生じても自己発振周波数を比較的広い範囲で調整できるため、保証できる発振周波数が、例えば、第1の実施の形態の発振回路1と比べて広くできる。
以上のような、第1乃至第3の実施の形態の発振回路1,1c,1dは、例えば、クロックデータリカバリー回路で、受信信号をサンプリングする際の、アイモニターに適用できる。
図15は、アイモニターの動作例を説明する図である。
受信信号Dのサンプリングタイミングは、データ(data1,data2)の遷移点を捕らえるタイミングtf1,tf2,tf3と、データをサンプリングするタイミングtd1,td2がある。等化処理後では、データの中心が最大振幅とならない場合がある。そのため、アイモニターと呼ばれる機能により、データをサンプリングするクロックの位相が調整され、最適なサンプリングタイミングが探索される。
発振回路1,1c,1dから出力される発振信号(例えば、クロック信号)φ0〜φ7bは複数のバイアス電圧に基づき位相を調整できるため、精度よく適切なサンプリングタイミングを設定することが可能となる。
以上、実施の形態に基づき、本発明の発振回路の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
例えば、上記の例では各遅延素子は差動入力及び差動出力を行うものであったが、1入力1出力を行うインバータ回路であってもよい。その場合、発振動作を実現するために、遅延素子は奇数段設けられることになる。
1 発振回路
2 バイアス電圧生成部
D1〜D4 遅延素子
n1,n2 ノード
Tr1〜Tr6 トランジスタ
R1,R2 抵抗
P2a,P2b 端子
P21〜P24 入力端子
P25,P26 出力端子

Claims (3)

  1. 前段の出力端子が後段の入力端子に接続されるように3段以上接続され、最後段の出力端子が初段の入力端子に接続され、それぞれ位相の異なる発振信号を出力し、少なくとも1つの第1の遅延素子に、1段前の第2の遅延素子が出力する第1の発振信号と、2段以上前の少なくとも1つの第3の遅延素子が出力する第2の発振信号とを入力する複数の遅延素子と、
    第1のバイアス電圧と第2のバイアス電圧に基づいて、前記第2の遅延素子からの入力に対する第1の入力バイアス電流と、前記第3の遅延素子からの入力に対する第2の入力バイアス電流との比率を変えるバイアス電圧生成部と、
    前記複数の遅延素子に供給するインジェクション信号を生成するインジェクション信号生成部と、
    前記第1の遅延素子に設けられ、前記第1のバイアス電圧または前記第2のバイアス電圧のうち前記第2の入力バイアス電流を決定するバイアス電圧がゲートに印加されるとともに、前記ゲートに前記インジェクション信号が供給される第1のトランジスタと、
    を有することを特徴とする発振回路。
  2. 前記第1の入力バイアス電流と前記第2の入力バイアス電流の変更時に、前記第1の遅延素子の出力コモンレベルを維持させるレプリカバイアス回路を有することを特徴とする請求項1に記載の発振回路。
  3. 前記第1の遅延素子は、電源と出力端子との間に接続された第2のトランジスタを有し、前記レプリカバイアス回路は、前記第1の入力バイアス電流と前記第2の入力バイアス電流に基づき、前記第2のトランジスタのゲート電圧を調整して、前記出力コモンレベルを維持させるオペアンプを有している、ことを特徴とする請求項に記載の発振回路。
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