JP2016012825A - 発振回路 - Google Patents
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Abstract
Description
を有する発振回路が提供される。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の発振回路の一例を示す図である。
遅延素子D1〜D4は、前段の出力端子が後段の入力端子に接続されるように3段以上(図1の例では4段)接続されており、最後段の出力端子が初段の入力端子に接続され、それぞれ位相の異なる発振信号を出力する。
バイアス電圧生成部2は、遅延素子D1〜D4に供給するバイアス電圧を生成する。図1の例では、バイアス電圧生成部2は、遅延素子D1〜D4にそれぞれ2つの異なるバイアス電圧Vb1,Vb2を供給する。
遅延素子D2は、トランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4,Tr5,Tr6、抵抗R1,R2を有する。
図1に示した発振回路1と同じ要素については同じ符号が付されている。図2に示す発振回路1aは、図1に示した発振回路1と異なり、バイアス電圧生成部2aによって遅延素子D1には、異なる2つのバイアス電圧Vb1,Vb2が印加され、他の遅延素子D2〜D4には、同じバイアス電圧Vb3が印加されている。
遅延素子D1〜D4から出力される発振信号φ0〜φ7の一例の様子が示されている。図3に点線で示されているように、異なる2つのバイアス電圧Vb1,Vb2が印加される遅延素子D1から出力される発振信号φ0,φ4の位相が、他の遅延素子D2〜D4から出力される発振信号φ1〜φ3、φ5〜φ7に対してシフトしている。
図1に示した発振回路1と同じ要素については同じ符号が付されている。図4に示す発振回路1bは、図1に示した発振回路1と異なり、バイアス電圧生成部2bが、同じバイアス電圧Vbを各遅延素子D1〜D4に印加する。すなわち、図1に示したトランジスタTr3,Tr6のゲートには、同じバイアス電圧Vbが印加される。
図5は、第2の実施の形態の発振回路の一例を示す図である。
図1に示した発振回路1と同じ要素については同じ符号が付されている。図5に示されている発振回路1cは、インジェクションロックを行う発振回路であり、インジェクション信号を生成するインジェクション信号生成部3を有している。
図6は、遅延素子の一例を示す図である。
図7に示されているように、遅延素子D1から出力される発振信号φ0は、遅延素子D4から出力される発振信号φ7よりも、45度、位相が遅れている。この位相差によって、時間t1〜t2、時間t3〜t4、時間t5〜t6の範囲では、発振信号φ0より発振信号φ7の方が、電圧が高くなっている。また、これらの範囲では、発振信号φ5の電圧が高くなっている。
以上のような、発振回路1cでは、第1の実施の形態の発振回路1と同様の効果が得られるとともに、インジェクション信号を用いてインジェクションロック動作を実現するため、ジッタや位相ノイズの発生を抑制できる。
遅延素子D1〜D4は、図6に示したものに限定されない。例えば、以下のような回路を採用してもよい。
図6に示した遅延素子D2と同じ要素については同一符号が付されている。また、遅延素子D2のトランジスタTr4〜Tr6については図示を省略している。
図6に示した遅延素子D2と同じ要素については同一符号が付されている。また、遅延素子D2のトランジスタTr4〜Tr6については図示を省略している。
図6に示した遅延素子D2と同じ要素については同一符号が付されている。また、遅延素子D2のトランジスタTr4〜Tr6については図示を省略している。
図6に示した遅延素子D2と同じ要素については同一符号が付されている。
なお、図12に示されている遅延素子D2dでは、インジェクション信号とバイアス電圧が入力されるトランジスタ(nチャネル型MOSFET)が分かれている。すなわち遅延素子D2dは、バイアス電圧Vbaがゲートに印加されるトランジスタTr3a,Tr3bと、バイアス電圧Vbbがゲートに印加されるトランジスタTr6a,Tr6bを有している。さらに、遅延素子D2dは、バイアス電圧Vbcが端子P2cを介してゲートに印加されるトランジスタTr3cと、インジェクション信号CLKが端子P2dを介してゲートに入力されるトランジスタTr6cを有する。
トランジスタTr22のドレインは自身のゲート及び、トランジスタTr23,Tr24及び遅延素子D2dのトランジスタTr3a,Tr3bのゲートに接続されている。またトランジスタTr22のドレインには、端子P29を介してバイアス電流Ibias1が入力される。トランジスタTr22〜Tr24のソースは接地されている。トランジスタTr23,Tr25のドレインはトランジスタTr30のソースに接続されている。トランジスタTr25のソースはトランジスタTr24のドレインに接続されている。トランジスタTr25のゲートに接続されている端子P30には、バイアス電圧bias1が印加される。
説明を簡単にするため、ゲート幅(W)とゲート長(L)で決まるトランジスタサイズを以下のようにする。
(第3の実施の形態)
図13は、第3の実施の形態の発振回路の一例を示す図である。
横軸は、オペアンプampに入力される電圧Vdrop(mV)、縦軸は、発振回路1dの自己発振周波数(GHz)を示している。図14には、プロセスばらつきにより生じる3つのコーナ条件(corner1,corner2,corner3)での、電圧Vdropと自己発振周波数との関係が示されている。
受信信号Dのサンプリングタイミングは、データ(data1,data2)の遷移点を捕らえるタイミングtf1,tf2,tf3と、データをサンプリングするタイミングtd1,td2がある。等化処理後では、データの中心が最大振幅とならない場合がある。そのため、アイモニターと呼ばれる機能により、データをサンプリングするクロックの位相が調整され、最適なサンプリングタイミングが探索される。
例えば、上記の例では各遅延素子は差動入力及び差動出力を行うものであったが、1入力1出力を行うインバータ回路であってもよい。その場合、発振動作を実現するために、遅延素子は奇数段設けられることになる。
2 バイアス電圧生成部
D1〜D4 遅延素子
n1,n2 ノード
Tr1〜Tr6 トランジスタ
R1,R2 抵抗
P2a,P2b 端子
P21〜P24 入力端子
P25,P26 出力端子
Claims (4)
- 前段の出力端子が後段の入力端子に接続されるように3段以上接続され、最後段の出力端子が初段の入力端子に接続され、それぞれ位相の異なる発振信号を出力し、少なくとも1つの第1の遅延素子に、1段前の第2の遅延素子が出力する第1の発振信号と、2段以上前の少なくとも1つの第3の遅延素子が出力する第2の発振信号とを入力する複数の遅延素子と、
第1のバイアス電圧と第2のバイアス電圧に基づいて、前記第2の遅延素子からの入力に対する第1の入力バイアス電流と、前記第3の遅延素子からの入力に対する第2の入力バイアス電流との比率を変えるバイアス電圧生成部と、
を有することを特徴とする発振回路。 - 前記複数の遅延素子に供給するインジェクション信号を生成するインジェクション信号生成部を有し、
前記インジェクション信号は、前記第1の遅延素子において、前記第3の遅延素子からの入力側に供給されることを特徴とする請求項1に記載の発振回路。 - 前記第1の入力バイアス電流と前記第2の入力バイアス電流の変更時に、前記第1の遅延素子の出力コモンレベルを維持させるレプリカバイアス回路を有することを特徴とする請求項1または2に記載の発振回路。
- 前記第1の遅延素子は、電源と出力端子との間に接続されたトランジスタを有し、前記レプリカバイアス回路は、前記第1の入力バイアス電流と前記第2の入力バイアス電流に基づき、前記トランジスタのゲート電圧を調整して、前記出力コモンレベルを維持させるオペアンプを有している、ことを特徴とする請求項3に記載の発振回路。
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