JP6308108B2 - 歩行訓練システム - Google Patents

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Description

本発明は歩行訓練システムに関する。
近年、アクチュエータを用いてユーザの脚の動きを補助する歩行訓練システムが開発されている。例えば、特許文献1には、ユーザから検出された生体信号(つまり、ユーザの意思)に基づいてリハビリテーションを行う訓練システムが開示されている。
特開2014−124399号公報
アクチュエータを用いてユーザの脚の動きを補助する歩行補助装置では、アクチュエータを駆動するための電源が必要になる。例えば、外部からケーブルを用いて歩行補助装置に電力を供給した場合は、歩行訓練を行う際にケーブルが動作の妨げになるという問題がある。特許文献1に開示されている技術(特に特許文献1の図5参照)では、歩行補助装置にバッテリを搭載しているのでこのような問題を解決することができる。
しかしながら、バッテリを用いて歩行補助装置に電源を供給した場合は、歩行補助装置の重量が増加し、歩行訓練を行うユーザの負担が増加するという問題がある。また、バッテリを用いて電源を供給した場合は、アクチュエータの駆動時間がバッテリの容量によって制限され、このため歩行訓練の時間が制約されるという問題がある。
上記課題に鑑み本発明の目的は、歩行補助装置を軽量化すると共に歩行訓練時間の制約を緩和することが可能な歩行訓練システムを提供することである。
本発明にかかる歩行訓練システムは、ユーザの脚部に装着され、当該ユーザの歩行を補助する歩行補助装置と、前記ユーザが前記歩行補助装置を装着した状態で歩行訓練を行う歩行訓練ブースと、を備える。前記歩行補助装置は受電装置を備え、前記歩行訓練ブースは給電装置を備え、前記給電装置から前記受電装置に非接触で給電を行う。
本発明にかかる歩行訓練システムでは、歩行訓練ブースが備える給電装置から歩行補助装置が備える受電装置に非接触で給電を行うことができる。よって、歩行補助装置の電源にバッテリを用いた場合よりも、歩行補助装置の重量を軽量化することができる。また、給電装置から受電装置に継続的に電力を供給することができるので、歩行訓練時間の制約を緩和することができる。
本発明により、歩行補助装置を軽量化すると共に歩行訓練時間の制約を緩和することが可能な歩行訓練システムを提供することができる。
実施の形態1にかかる歩行訓練システムの一例を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる歩行訓練システムの一例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる歩行補助装置の一例を示す斜視図である。 ユーザが歩行補助装置を装着した状態を示す側面図である。 ユーザが歩行補助装置を装着した状態を示す背面図である。 実施の形態1にかかる歩行訓練システムの動作を説明するための側面図である。 給電量の時間変動を示すグラフである。 実施の形態1にかかる歩行訓練システムの動作を説明するための側面図である。 実施の形態1にかかる歩行訓練システムの動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2にかかる歩行訓練システムの一例を示すブロック図である。 ユーザが歩行補助装置を装着した状態を示す側面図である。 実施の形態2にかかる歩行訓練システムの動作を説明するための側面図である。 給電量の時間変動を示すグラフである。 実施の形態2にかかる歩行訓練システムの動作を説明するためのフローチャートである。 リハビリレベルと到達位置を説明するためのグラフである。 実施の形態2にかかる歩行訓練システムの動作を説明するための側面図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる歩行訓練システムの一例を示す斜視図である。図2は、実施の形態1にかかる歩行訓練システムの一例を示すブロック図である。本実施の形態にかかる歩行訓練システム1は、例えば、脳卒中片麻痺患者などのユーザの歩行訓練を行うための装置である。歩行訓練システム1は、歩行訓練ブース10と歩行補助装置20とを備えている。歩行訓練ブース10は、ユーザ5が歩行補助装置20を装着した状態で歩行訓練を行うブースである。歩行補助装置20は、ユーザ5の脚部に装着され、当該ユーザ5の歩行を補助する装置である。
図1、図2に示すように、歩行訓練ブース10は、制御部11、トレッドミル13、引張装置14_1〜14_3(図2では総称して引張装置14と記載している)、距離測定手段15(図1では不図示)、表示部16、及び給電装置17を備える。歩行訓練ブース10はフレーム51を用いて骨格が形成されている。
トレッドミル13は、モータなどを用いてリング状のベルトを回転させる。ユーザ5は、ベルト上に乗り当該ベルトの移動に応じて歩行を行い、その歩行訓練を行う。トレッドミル13は、配線などを介して制御部11に接続されている。トレッドミル13は、制御部11から出力される制御信号に応じて、ベルトの速度などを変化させる。
引張装置14_1は、前方の左右フレーム53に設けられ、ワイヤ56を上方かつ前方に引張する。引張装置14_2は、後方の左右フレーム54に設けられ、ワイヤ57を上方かつ後方に引張する。引張装置14_1、14_2は、脚免荷手段の一具体例であり、例えば、ワイヤ56、57を巻取り及び巻き戻す機構、当該機構を駆動するモータなどから構成されている。引張装置14_1、14_2による引張力の鉛直上方の成分が歩行補助装置20の免荷を行う。そして、引張装置14_1、14_2による引張力の水平成分により、脚部の振出しを補助する。これにより、歩行訓練時におけるユーザ5の歩行負荷を軽減できる。
引張装置14_3は、中間の左右フレーム55に設けられ、ワイヤ58を上方に引張する。ワイヤ58の一端は、例えば、ユーザ5の腰部付近に装着されたベルトに接続されている。引張装置14_3は、人免荷手段の一具体例であり、例えば、ワイヤ58を巻取り及び巻き戻す機構、当該機構を駆動するモータなどから構成されている。引張装置14_3は、ワイヤ58を介してユーザ5の腰部を上方に引張する。これにより、ユーザ5の自重による負荷を軽減できる。引張装置14_1〜14_3は、配線などを介して制御部11に接続されている。
距離測定手段15は、カメラ、超音波センサ、ミリ波センサの少なくとも一つを用いて構成することができ、トレッドミル13上のユーザ5の距離情報を検出する。距離測定手段15は、検出したユーザ5の距離情報を制御部11に出力する。
表示部16は、ユーザ5に対する訓練指示、訓練メニュー、訓練情報(歩行速度、生体情報等)などの情報を表示する。例えば、表示部16はタッチパネルを備えていてもよく、この場合、ユーザは表示部を介して各種の情報を入力できる。
給電装置17は、歩行補助装置20が備える受電装置22に電力27を伝送するための装置である。給電装置17は、受電装置22に電力を伝送することができる位置、つまり受電装置22の近傍に配置されている。
制御部11は、トレッドミル13、引張装置14_1〜14_3、表示部16、給電装置17、及び歩行補助装置20を制御する。制御部11は、例えば、演算処理、制御処理等を行うCPU(Central Processing Unit)、CPUによって実行される演算プログラム、制御プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)、各種のデータなどを記憶するRAM(Random Access Memory)、外部と信号の入出力を行うインターフェイス部(I/F)、などからなるマイクロコンピュータを中心にして、ハードウェア構成されている。
また、制御部11は、ユーザ5が歩行訓練を行う際の歩行パターンを生成する歩行パターン生成部12を備える。例えば、制御部11は、歩行パターン生成部12で生成された歩行パターンに基づいて、トレッドミル13の速度、引張装置14_1〜14_3の引張力、歩行補助装置20の動作(アクチュエータ21の動作)を制御する。このような制御により、ユーザ5は、歩行補助装置20を装着した状態で歩行訓練を行うことができる。
次に、歩行補助装置20の詳細な構成について説明する。図3に示すように、歩行補助装置20は、上腿フレーム71と、上腿フレーム71に膝関節部72を介して連結された下腿フレーム73と、下腿フレーム73に足首関節部74を介して連結された足平フレーム75と、膝関節部72を回転駆動するアクチュエータ21と、足首関節部74の可動範囲を調整する調整機構77と、を備える。また、歩行補助装置20は、アクチュエータ21に電力を供給するための受電装置22を備える。
なお、上記歩行補助装置20の構成は一例であり、これに限られない。例えば、歩行補助装置20は、足首関節部74を回転駆動するアクチュエータを更に備えていてもよい。
上腿フレーム71は、ユーザ5の脚部の上腿部に取り付けられ、下腿フレーム73はユーザ5の脚部の下腿部に取り付けられる。上腿フレーム71には、例えば、上腿部を固定するための上腿装具81が設けられている。上腿装具81は、例えば、マジックテープ(登録商標)などを用いて、上腿部に固定される。これにより、歩行補助装置20がユーザ5の脚部から左右方向あるいは上下方向にずれるのを防止できる。
上腿フレーム71には、引張装置14_1のワイヤ56を接続するための、左右方向に延在する横長のフレーム82が設けられている。下腿フレーム73には、引張装置14_2のワイヤ57を接続するための、左右方向に延在する横長のフレーム83が設けられている。
アクチュエータ21は、ユーザ5の歩行動作に応じて膝関節部72を回転駆動することでユーザ5の歩行を補助する。アクチュエータ21は、歩行訓練ブース10が備える制御部11から供給された制御信号(歩行パターン)28に応じて回転駆動する。例えば、制御信号28は制御部11から歩行補助装置20にワイヤレスで送信される。
受電装置22は、歩行訓練ブース10が備える給電装置17から供給された電力27を受電し、受電した電力を配線23を介してアクチュエータ21に供給する。
図4および図5はそれぞれ、ユーザ5が歩行補助装置20を装着した状態を示す側面図および背面図である。図4および図5に示すように、ユーザ5は歩行訓練を行う脚部に歩行補助装置20を装着した状態でトレッドミル13の上を歩行する。受電装置22はユーザ5の腰部に取り付けられており、受電装置22で受電した電力は配線23を介してアクチュエータ21に供給される。給電装置17は、受電装置22と対向する位置に配置されている。なお、図4、図5に示した給電装置17および受電装置22の配置は一例であり、給電装置17および受電装置22の配置はこれ以外であってもよい。電力伝送の効率を考慮し、給電装置17および受電装置22は互いに近接するように配置する。
本実施の形態にかかる歩行訓練システム1において、給電装置17および受電装置22は、非接触電力伝送技術を用いて電力を伝送している。非接触電力伝送技術には、例えば電磁誘導方式や電磁界共鳴方式等を用いたものがある。電磁誘導方式を用いる場合は、給電装置17および受電装置22のそれぞれにコイルを設けて、給電装置17および受電装置22を互いに対向するように配置する。そして、給電装置17のコイルに電流を流して磁束を発生させ、この磁束が受電装置22のコイルに起電力を発生させることで、給電装置17から受電装置22に電力を伝送することができる。
このように、本実施の形態にかかる歩行訓練システム1では、歩行訓練ブース10が備える給電装置17から歩行補助装置20が備える受電装置22に非接触で給電を行うことができる。よって、歩行補助装置20の電源にバッテリを用いた場合よりも、歩行補助装置20の重量を軽量化することができる。また、歩行補助装置20の電源にバッテリを用いた場合は、アクチュエータの駆動時間がバッテリの容量によって制限され、このため歩行訓練の時間が制約されるという問題があった。しかし、本実施の形態にかかる歩行訓練システム1では、給電装置17から受電装置22に継続的に電力を供給することができるので、歩行訓練時間の制約を緩和することができる。
以上で説明した本実施の形態にかかる歩行訓練システム1により、歩行補助装置20を軽量化すると共に歩行訓練時間の制約を緩和することが可能な歩行訓練システムを提供することができる。
非接触電力伝送技術を用いて電力を伝送する場合は、電力伝送の効率を考慮し、給電装置17と受電装置22とを互いに近接するように配置することが好ましい。この点を考慮して、本実施の形態にかかる歩行訓練システム1では、ユーザ5が歩行補助装置20を装着した状態で歩行訓練を行っている際に給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲内となるように、ユーザ5の歩行パターンを生成するようにしてもよい。
例えば、図6に示すように、ユーザ5_1(右図)の歩行パターンが、受電装置22の変位量(受電装置22の変位を軌跡25_1で示す)が大きくなるような歩行パターンの場合、給電装置17(歩行訓練ブース10に固定されている。図5参照。)に対する受電装置22の相対的な変位量が大きくなる。この場合は、給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲外となる場合があり、図7のグラフの破線(比較例)に示すように、受電装置22で受電する電力量(給電量)の変動が大きくなる。
このような問題を解決するために、本実施の形態にかかる歩行訓練システム1では、図6に示すユーザ5_2(左図)の歩行パターンのように、給電装置17に対する受電装置22の相対的な変位量が小さくなるように(軌跡25_2参照)、ユーザ5の歩行パターンを変更してもよい。このように歩行パターンを変更することで、給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲内となり、図7のグラフの実線(本発明)に示すように、受電装置22で受電する電力量(給電量)の変動を小さくすることができる。ここで、所定の範囲とは、給電装置17から受電装置22に電力を安定して伝送できる距離であり、任意に決定することができる。
例えば、図6の右図に示すように、ユーザ5_1の歩行パターンが上下動が大きい歩行パターンである場合は、引張装置14_1、14_2による引張力を調整してユーザの脚部の振出し量を調整する。また、引張装置14_3による引張力を調整してユーザの自重による負荷を軽減するようにしてもよい。
また、図8の右図に示すように、トレッドミル13の速度が速すぎる場合は、ユーザ5_3の歩行速度がトレッドミルの速度よりも遅くなり、給電装置17と受電装置22との距離d1が所定の範囲外となる。この場合は、受電装置22で受電する電力量(給電量)の変動が大きくなる。
このような場合は、トレッドミルの速度が遅くなるように、ユーザの歩行パターンを変更する。このように歩行パターンを変更することで、図8のユーザ5_4(左図)に示すように、給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲内となり、受電装置22で受電する電力量(給電量)の変動を小さくすることができる。なお、図8ではトレッドミル13の速度が速すぎる場合について説明したが、トレッドミル13の速度が遅すぎる場合は、トレッドミルの速度が速くなるように、ユーザの歩行パターンを変更する。つまり、トレッドミル13の速度を適切な速度にすることで、給電装置17と受電装置22との距離を所定の範囲内とすることができ、給電装置17から受電装置22に電力を安定して伝送することができる。
次に、図6、図8で説明した歩行訓練システムの動作について、図9に示すフローチャートを用いて具体的に説明する。まず、歩行訓練システム1を起動する(ステップS1)。次に、制御部11が備える歩行パターン生成部12は、ユーザ5が歩行訓練を行う際の歩行パターンを生成する(ステップS2)。例えば、歩行パターン生成部12は、トレッドミル13の速度、引張装置14_1〜14_3の引張力、歩行補助装置20の動作(アクチュエータ21の動作)等を決定する。その後、ユーザ5は、歩行パターン生成部12で生成された歩行パターンに従って歩行訓練を開始する(ステップS3)。
ユーザ5が歩行訓練を行っている間、歩行訓練システム1は給電装置17と受電装置22との距離を測定する(ステップS4)。例えば、給電装置17と受電装置22との距離は、受電装置22における受電状況(例えば、受電した電力量、変動幅など)に基づき推定してもよい。例えば、受電装置22で受電した電力量が大きい場合は、給電装置17と受電装置22との距離が近いと推定することができる。逆に、受電装置22で受電した電力量が小さい場合は、給電装置17と受電装置22との距離が遠いと推定することができる。受電装置22は、受電装置22で受電した電力量に関する情報29(図2参照)を制御部11に供給する。制御部11は、受電装置22から供給された電力量に関する情報29を用いて、給電装置17と受電装置22との距離を推定することができる。例えば、電力量に関する情報29は受電装置22から制御部11にワイヤレスで送信される。
また、給電装置17と受電装置22との距離は、上述した距離測定手段15を用いて測定してもよい。つまり、歩行訓練ブース10には距離測定手段15としてカメラ、超音波センサ、ミリ波センサの少なくとも一つが取り付けられており、カメラ、超音波センサ、ミリ波センサの少なくとも一つを用いることで、給電装置17と受電装置22との距離を測定することができる。例えば、距離測定手段15で測定された給電装置17と受電装置22との距離に関する情報は、制御部11に供給される。
次に、制御部11は、ステップS4で測定(推定)した給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲内であるか否かを判断する(ステップS5)。例えば、受電装置22で受電した電力量を用いて給電装置17と受電装置22との距離を推定した場合は、受電した電力量が所定の閾値以上であるか否か判断する。給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲内である場合(電力量を用いた場合は、受電した電力量が所定の閾値以上である場合)(ステップS5:Yes)、ステップS4以降の処理を繰り返す。一方、給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲内でない場合(電力量を用いた場合は、受電した電力量が所定の閾値よりも小さい場合)(ステップS5:No)、制御部11(歩行パターン生成部12)は、給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲内となるように、ユーザ5の歩行パターンを変更する(ステップS6)。具体的には、歩行パターン生成部12は、トレッドミル13の速度、引張装置14_1〜14_3の引張力、歩行補助装置20の動作(アクチュエータ21の動作)等を変更する。
例えば、図6に示したように、ユーザ5_1の歩行パターンが上下動が大きい歩行パターンである場合は、引張装置14_1、14_2による引張力を調整して脚部の振出し量を調整する。また、引張装置14_3による引張力を調整してユーザの自重による負荷を軽減するようにしてもよい。また、図8に示したように、トレッドミル13の速度が適切でない場合は、トレッドミル13の速度を適切な速度に調整する。
以降、ステップS4〜S6の動作を繰り返すことで、ユーザ5が歩行訓練を行っている間、給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲内となるようにすることができる。このように、給電装置17と受電装置22との距離が所定の範囲内となるように歩行パターンを変更することで、給電装置17から受電装置22に電力を安定して伝送することができる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2について説明する。
図10は、実施の形態2にかかる歩行訓練システム2を示すブロック図である。実施の形態2にかかる歩行訓練システム2は、実施の形態1で説明した歩行訓練システム1(図2参照)と比べて、制御部31の構成および給電ユニット35を備える点が異なる。これ以外は実施の形態1で説明した歩行訓練システム1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図10に示すように、歩行訓練ブース30は、給電装置36と移動手段37とを備える給電ユニット35を有する。給電装置36は、歩行補助装置20が備える受電装置22に電力27を伝送するための装置である。移動手段37は、給電装置36の位置を移動させるための手段である。
図11に示すように、本実施の形態にかかる歩行訓練システム2では、ユーザ5が歩行補助装置20を装着した状態で歩行訓練を行っている際に受電装置22と給電装置36との距離が所定の範囲内となるように、給電ユニット35を移動している。すなわち、実施の形態1にかかる歩行訓練システム1では、ユーザ5の歩行パターンを変更することで受電装置22と給電装置17との距離が所定の範囲内となるようにしていたが、実施の形態2にかかる歩行訓練システム2では、移動手段37を用いて給電ユニット35を移動させることで、受電装置22と給電装置36との距離が所定の範囲内となるようにしている。
このように、受電装置22と給電装置36との距離が所定の範囲内となるように給電ユニット35(給電装置36)を移動させることで、給電装置36から受電装置22に電力を安定して伝送することができる。このとき、受電装置22をユーザ5の足側に配置し、給電ユニット35をトレッドミル13の底部に配置することで、電力をより安定して伝送することができる。図11に示すように、給電ユニット35をトレッドミル13の底部に配置した場合、移動手段37は、車輪とモータとを用いて構成することができる。このとき、車輪がレール上を移動するように構成してもよい。
なお、図11では、受電装置22をユーザ5の足側に配置し、給電ユニット35をトレッドミル13の底部に配置した場合を示したが、受電装置22および給電ユニット35の配置はこれに限定されることはない。例えば、図4において、受電装置22の変位に応じて給電装置17が移動するように構成してもよい。つまり、ユーザ5が歩行訓練を行っている際の受電装置22の軌跡(図6参照)と対応するように、給電装置17を移動させるようにしてもよい。
また、本実施の形態にかかる歩行訓練システム2では、ユーザ5の歩行パターン(訓練内容)に応じて受電装置22の位置を推定し、この推定された受電装置22の位置に応じて給電ユニット35を移動させてもよい。
例えば、図10に示すように、制御部31は、歩行パターン生成部32と受電位置推定部33とを備える。歩行パターン生成部32は、ユーザ5が歩行訓練を行う際の歩行パターンを生成する。受電位置推定部33は、歩行パターン生成部32で生成された歩行パターンに基づいて受電装置22の位置を推定する。そして、給電ユニット35の移動手段37は、受電位置推定部33で推定された受電装置22の位置に応じて給電ユニット35を移動させる。
図12を用いて具体的に説明すると、受電位置推定部33は、歩行パターン生成部32で生成された歩行パターン(訓練内容)に基づいて、現在の歩行補助装置20_1(受電装置22_1)の位置から所定時間経過後の歩行補助装置20_2(受電装置22_2)の位置を推定する。この場合は、現在、遊脚状態である歩行補助装置20_1が立脚状態(歩行補助装置20_2)となる際の位置(つまり、ユーザの足の着地位置)を推定する。そして、給電ユニット35の移動手段37は、推定した歩行補助装置20_2の位置(つまり、ユーザの足の着地位置)に、予め給電ユニット35_2(給電装置36_2)を移動させる。その後、給電ユニット35_2は、歩行補助装置20_2の移動(トレッドミル13の移動)に応じて、つまり、歩行補助装置20_2と給電ユニット35_2とが対向している状態を維持しながら移動する。これにより、歩行補助装置20_2が立脚状態の間(トレッドミル13に接触している間)、給電装置36と受電装置22との距離を近づけることができ、給電装置36から受電装置22に電力を継続的に伝送することができる。
つまり、図13のグラフに示すように、ユーザの足がトレッドミル13に着地した後に給電装置36を移動させた場合(比較例)は、給電装置36を移動するタイミングが遅くなるために、給電量が増加するタイミングが遅くなる。よって、給電装置36から受電装置22への給電量は全体的に少なくなる。
一方、本実施の形態にかかる歩行訓練システム2では、歩行パターンに基づいて受電装置22の位置を推定し、この推定された受電装置22の位置に応じて給電ユニット35を移動させている。よって、図13のグラフ(実線)に示すように、給電量が増加するタイミングが遅れることなく、歩行補助装置20が立脚状態(トレッドミル13を移動している状態)の間、継続的に給電装置36から受電装置22に電力を伝送することができる。よって、比較例と比べて、給電装置36から受電装置22への給電量を多くすることができる。
次に、図12で説明した歩行訓練システムの動作について、図14に示すフローチャートを用いて具体的に説明する。まず、歩行訓練システム2を起動する(ステップS11)。次に、制御部31が備える歩行パターン生成部32は、ユーザ5が歩行訓練を行う際の歩行パターンを生成する(ステップS12)。例えば、歩行パターン生成部32は、トレッドミル13の速度、引張装置14_1〜14_3の引張力、歩行補助装置20の動作(アクチュエータ21の動作)等を決定する。その後、ユーザ5は、歩行パターン生成部32で生成された歩行パターンに従って歩行訓練を開始する(ステップS13)。
ユーザ5が歩行訓練を行っている間、受電位置推定部33は、歩行パターン生成部32で生成された歩行パターン(訓練内容)に基づいて受電装置22の位置を推定する(ステップS14)。その後、受電位置推定部33は、受電装置22の推定位置に基づいて給電ユニット35(給電装置36)を移動する際の目標位置を決定する(ステップS15)。その後、給電ユニット35の移動手段37は、給電ユニット35(給電装置36)を上記の目標位置に移動する(ステップS16)。
ユーザ5が歩行訓練を行っている間、ステップS14〜S16の処理を繰り返すことで、受電装置22と給電装置36との距離を近づけることができ、給電装置36から受電装置22への電力供給量を多くすることができる。
また、本実施の形態にかかる歩行訓練システム2では、受電位置推定部33において受電装置22の位置を推定する際に、ユーザ5の訓練度合いに応じて受電装置22の推定位置を補正するようにしてもよい。
図15は、リハビリレベルと到達位置を説明するためのグラフである。例えば、タイミングt1において、到達位置(この場合は、脚部の着地位置)が目標位置に到達すると、ユーザのリハビリレベルが上がる。しかし、ユーザのリハビリレベルが上がった直後は、ユーザの訓練時間が短いため、目標位置と到達位置(着地位置)との間に乖離がある(符号d2で示す)。
図16を用いて説明すると、受電位置推定部33は、ユーザ5の歩行パターンに基づいて、現在の歩行補助装置20_1の位置から所定時間経過後の歩行補助装置20_2の位置を推定する。しかし、ユーザ5のリハビリレベルが上がった直後は、ユーザ5の訓練時間が短いため、実際の着地位置は、目標位置(歩行補助装置20_2の位置)よりも手前である歩行補助装置20_3の位置となる。
よって、この場合は、受電位置推定部33において受電装置22の位置を推定する際に、本来の推定位置(歩行補助装置20_2の位置)からユーザ5の訓練度合いを考慮した推定位置(歩行補助装置20_3の位置)に受電装置22の推定位置を補正する。そして、給電ユニット35の移動手段37は、補正後の推定位置(歩行補助装置20_3の位置)に、予め給電ユニット35_3を移動させる。このように推定位置を補正することで、受電位置推定部33における推定精度を向上させることができる。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1、2 歩行訓練システム
5 ユーザ
10 歩行訓練ブース
11 制御部
12 歩行パターン生成部
13 トレッドミル
14、14_1〜14_3 引張装置
15 距離測定手段
16 表示部
17 給電装置
20 歩行補助装置
21 アクチュエータ
22 受電装置
23 配線
30 歩行訓練ブース
31 制御部
32 歩行パターン生成部
33 受電位置推定部
35 給電ユニット
36 給電装置
37 移動手段

Claims (9)

  1. ユーザの脚部に装着され、当該ユーザの歩行を補助する歩行補助装置と、
    前記ユーザが前記歩行補助装置を装着した状態で歩行訓練を行う歩行訓練ブースと、を備える歩行訓練システムであって、
    前記歩行補助装置は受電装置を備え、
    前記歩行訓練ブースは給電装置を備え、
    前記歩行訓練システムは、前記ユーザが歩行訓練を行う際の歩行パターンを生成する歩行パターン生成部を備え、
    前記給電装置は、前記受電装置に非接触で給電を行い、
    前記歩行パターン生成部は、前記ユーザが前記歩行補助装置を装着した状態で歩行訓練を行っている際に前記受電装置と前記給電装置との距離が所定の範囲内となるように、前記ユーザの歩行パターンを生成する
    歩行訓練システム。
  2. 前記歩行訓練ブースは、前記ユーザが歩行訓練を行う際に歩行するトレッドミルを備え、
    前記歩行パターン生成部は、前記受電装置と前記給電装置との距離が所定の範囲内となるように前記ユーザの歩行パターンを変更する際、前記トレッドミルの速度を変更する、
    請求項に記載の歩行訓練システム。
  3. 前記受電装置と前記給電装置との距離は、前記受電装置で受電した電力量に基づき推定される、請求項またはに記載の歩行訓練システム。
  4. 前記受電装置で受電した電力量が所定の閾値以上である場合、前記受電装置と前記給電装置との距離が所定の範囲内であると判断される、請求項に記載の歩行訓練システム。
  5. 前記歩行訓練システムは、前記受電装置と前記給電装置との距離を測定する距離測定手段を備え、
    前記距離測定手段は、カメラ、超音波センサ、ミリ波センサの少なくとも一つを用いて構成されている、
    請求項またはに記載の歩行訓練システム。
  6. ユーザの脚部に装着され、当該ユーザの歩行を補助する歩行補助装置と、
    前記ユーザが前記歩行補助装置を装着した状態で歩行訓練を行う歩行訓練ブースと、を備える歩行訓練システムであって、
    前記歩行補助装置は受電装置を備え、
    前記歩行訓練ブースは給電装置を備え、
    前記歩行訓練システムは、前記給電装置を移動させる移動手段を備え、
    前記給電装置は、前記受電装置に非接触で給電を行い、
    前記移動手段は、前記ユーザが前記歩行補助装置を装着した状態で歩行訓練を行っている際に前記受電装置と前記給電装置との距離が所定の範囲内となるように、前記給電装置を移動する
    歩行訓練システム。
  7. 前記歩行訓練システムは、前記ユーザが歩行訓練を行う際の歩行パターンを生成する歩行パターン生成部と、
    前記歩行パターンに基づいて前記受電装置の位置を推定する受電位置推定部と、を備え、
    前記移動手段は、前記受電位置推定部で推定された前記受電装置の推定位置に応じて前記給電装置を移動する、
    請求項に記載の歩行訓練システム。
  8. 前記受電位置推定部は、前記ユーザの訓練度合いに応じて前記受電装置の推定位置を補正する、請求項に記載の歩行訓練システム。
  9. 前記歩行訓練ブースは、前記ユーザが歩行訓練を行う際に歩行するトレッドミルを備え、
    前記受電装置は前記ユーザの足側に配置されており、
    前記給電装置および前記移動手段は前記トレッドミルの底部に配置されており、
    前記受電位置推定部は、前記ユーザの足の着地位置を推定し、
    前記移動手段は、前記推定された前記ユーザの足の着地位置に前記給電装置を移動する、
    請求項またはに記載の歩行訓練システム。
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